JP4349069B2 - 内燃機関の蒸発燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の蒸発燃料供給装置に関し、さらに詳しくは冷間時に内燃機関に燃料貯留装置内の蒸発燃料を供給する内燃機関の蒸発燃料供給装置に関するものである。
乗用車、トラックなどの車両に搭載されるガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関に用いられる燃料は、種々の有機化合物により構成されており、揮発性を有するものである。この燃料は、沸点の低い燃料である軽質燃料と沸点の高い燃料である重質燃料とが混合されたものである。通常、燃料貯留装置である燃料タンク内では、軽質燃料が自然に気化し、気化した軽質燃料が燃料タンク内の空気と混合される。これにより、この燃料タンク内には蒸発燃料が充満する。
通常、内燃機関に燃料を供給する際には、燃料タンク内の燃料ポンプにより加圧された燃料をインジェクタなどの燃料噴射弁から、内燃機関の吸気ポート内あるいは気筒内の少なくともいずれか一方に供給する。ここで、例えば内燃機関が運転している状態、つまりこの内燃機関が熱を有する状態である温間時では、燃料噴射弁から噴射された燃料は、この内燃機関の熱により加熱されるため、軽質燃料のみならず重質燃料も十分に気化し、内燃機関に供給された空気と多くの蒸発燃料が混合して混合気を形成する。この混合気により、安定した燃焼を行うことができる。一方、例えば内燃機関の始動時、つまりこの内燃機関が熱を有していない状態である冷間時では、燃料噴射弁から噴射された燃料のうち重質燃料は液体の状態のままで、内燃機関に供給される。従って、内燃機関に供給された空気と混合される蒸発燃料の量が少ないため、安定した燃焼ができず、始動性が悪化する虞がある。また、内燃機関に供給された燃料は、気化した燃料以外に液体の燃料を含むため完全燃料することが困難となり、排気ガス中にHCなどの有害物質が多く含まれる虞がある。そこで、従来においては、多くの蒸発燃料を内燃機関に供給する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に示すように、インジェクタから燃料(アルコール燃料)を多孔質体に向けて噴射するものがある。これは、インジェクタから燃料を噴射することで、燃料は霧化する。この霧化した燃料には、噴射作用により気化した燃料と、微細な粒状の液体燃料とが含まれる。この霧化した燃料のうち、微細な粒状の液体の軽質燃料および重質燃料は、多孔質体に付着する。この燃料は、多孔質体が有する熱により気化する。これにより、内燃機関に供給する蒸発燃料を増やすものである。
特開平6−323208号公報
しかしながら、上記従来例は、内燃機関の温間時には多孔質体が有する熱により、インジェクタから噴射された燃料のうち液体燃料、特に重質燃料が気化するものである。つまり、内燃機関に供給された燃料のうち重質燃料を気化するためには、多孔質体が熱を有することが必要である。従って、内燃機関の冷間時には、液体燃料が気化せず、液体の状態のまま、内燃機関の気筒内に供給されてしまう。これにより、内燃機関に供給された空気と混合される蒸発燃料の量が少なくなり、始動性が悪化する虞がある。また、内燃機関に供給された燃料は、液体の状態である燃料により、完全燃料することが困難となり、排気ガス中にHCなどの有害物質が多く含まれる虞がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冷間時における内燃機関の始動性を向上するとともに、燃焼によりHCなどが発生することを抑制することができる内燃機関の蒸発燃料供給装置を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明では、燃料を貯留する燃料貯留装置と、貯留される燃料のうち、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射弁に供給される燃料の一部を燃料貯留装置内に燃料を噴射する燃料噴射装置と、燃料貯留装置内の蒸発燃料を前記内燃機関へ供給する蒸発燃料供給通路と、燃料噴射装置による燃料の噴射を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
また、この発明では、制御装置は、内燃機関が冷間時の場合に、燃料噴射装置により前記燃料を噴射することを特徴とする。
この発明によれば、燃料噴射装置により、燃料貯留装置内に燃料を噴射する。噴射されることで霧化した燃料のち沸点の低い燃料である軽質燃料は、噴射作用により気化する。従って、燃料貯留装置内には、自然に気化した燃料および上記燃料噴射装置により気化した燃料により構成される蒸発燃料が充満する。そして、蒸発燃料供給通路からこの燃料貯留装置内の蒸発燃料を内燃機関に供給する。一方、噴射されることで霧化した燃料のうち沸点の高い燃料である重質燃料および気化していない軽質燃料は、微細な粒状の液体燃料のまま、燃料貯留装置内に貯留された液体燃料と混合される。つまり、気化していない燃料、特に冷間時において気化できない沸点の高い燃料である重質燃料は、燃料貯留装置内に貯留された液体燃料と混合される。これにより、冷間時に多くの蒸発燃料を内燃機関に供給できると共に、冷間時に気化していない燃料が内燃機関に供給されることを抑制することができる。
また、この発明では、上記内燃機関の蒸発燃料供給装置において、燃料貯留装置は、蒸発促進体をさらに備え、燃料噴射装置により噴射された燃料は、蒸発促進体を介して、内燃機関へ供給されることを特徴とする。
この発明によれば、燃料噴射装置により噴射され霧化した燃料のうち、微細な粒状の液体燃料は、例えば多孔質体などの蒸発促進体において、燃料貯留装置内に貯留された液体燃料と混合する前に、気化が促進される。つまり、微細な粒状の液体燃料のうち、沸点の低い燃料である軽質燃料が、この蒸発促進体において、気化した燃料となる。従って、燃料貯留装置内には、自然に気化した燃料、燃料噴射装置により気化した燃料および蒸発促進体により気化した燃料により構成される蒸発燃料が充満する。これにより、燃料貯留装置内に充満する蒸発燃料の量がさらに多くなるので、冷間時にさらに多くの蒸発燃料を内燃機関に供給できる。
また、この発明では、上記内燃機関の蒸発燃料供給装置において、燃料貯留装置は、蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着体をさらに備え、蒸発燃料は、蒸発燃料吸着体を介して、内燃機関へ供給されることを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも燃料貯留装置内の燃料噴射装置により噴射され霧化した燃料のうち、気化した燃料は、例えば多孔質体などの蒸発燃料吸着体に一端吸着される。この蒸発燃料吸着体は、気化した燃料、つまり蒸発燃料を一定量吸着でき、内燃機関に蒸発燃料を供給する際には、蒸発燃料吸着体に吸着された蒸発燃料を蒸発燃料供給通路から供給する。従って、内燃機関に安定した量の蒸発燃料を供給することができる。
また、この発明では、上記内燃機関の蒸発燃料供給装置において、燃料貯留装置は、噴射された燃料を気体と液体に分離する気液分離装置をさらに備え、燃料噴射装置により噴射された燃料は、気液分離装置を介して、内燃機関へ供給されることを特徴とする。
この発明によれば、燃料噴射装置により噴射され霧化した燃料は、気液分離装置により、気体の燃料と液体の燃料とに分離される。つまり、気液分離装置は、この霧化した燃料
を噴射作用により気化した燃料と、気化していない微細な粒状の液体燃料とに分離する。従って、この気化していない微細な粒状の液体燃料が、例えば燃料貯留装置内の壁面を伝い、蒸発燃料供給通路内に進入することを抑制することができる。これにより、冷間時に気化していない燃料が内燃機関に供給されることを確実に抑制することができる。
また、この発明では、上記内燃機関の蒸発燃料供給装置において、燃料貯留装置内と蒸発燃料供給通路との間に、当該燃料貯留装置内の圧力よりも低い圧力となる気室をさらに備え、燃料噴射装置は、気室内に燃料を噴射することを特徴とする。
この発明によれば、燃料噴射装置により噴射された燃料は、圧力の低い気室内で霧化する。気室内は、燃料貯留装置内の圧力よりも低いので、燃料の沸点が低くなる。従って、気室内では、沸点の低い燃料である軽質燃料はさらに気化しやすくなり、沸点の高い燃料である重質燃料の一部も気化することができ、燃料噴射装置から噴射された燃料の気化を促進することができる。これにより、燃料貯留装置内に充満する蒸発燃料の量がさらに多くなるので、冷間時にさらに多くの蒸発燃料を内燃機関に供給できる。
この発明によれば、燃料噴射装置により噴射され霧化した燃料のうち、微細な粒状の液体燃料は、流速増加装置、例えばベンチュリで流速が増加した空気により撹拌される。つまり、微細な粒状の液体燃料のうち、沸点の低い燃料である軽質燃料が、この流速が増加した空気により気化した燃料となる。これにより、燃料貯留装置内に充満する蒸発燃料の量がさらに多くなるので、冷間時にさらに多くの蒸発燃料を内燃機関に供給できる。
この発明にかかる内燃機関の蒸発燃料供給装置は、冷間時における内燃機関の始動性を向上するとともに、燃焼によりHCなどが発生することを抑制することができるという効果を奏する。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。また、ここでは、燃料としてガソリンを用いる場合について説明するが、本発明はこれに限定されず、アルコール、重油、軽油、灯油等の揮発性を有する燃料を用いてもよい。
図1は、実施例1にかかる蒸発燃料供給装置の構成例を示す図である。同図に示すように、実施例1にかかる蒸発燃料供給装置1−1は、少なくとも燃料貯留装置である燃料タンク2と、燃料噴射装置であるインジェクタ3と、蒸発燃料供給通路4と、気室5と、気化促進体および蒸発燃料吸着体である多孔質体6と、負圧導入装置である電気式負圧切替弁(以下、「VSV」と称する)7とにより構成されている。なお、8は、燃料タンク2内の液体燃料を内燃機関であるエンジンに加圧して供給する燃料ポンプである。また、9は、インジェクタ3の噴射制御、VSV7の開閉制御、燃料ポンプ8の駆動制御を行う制御装置である。
燃料タンク2は、燃料貯留装置であり、燃料供給口21から供給された燃料を貯留するものである。この燃料タンク2内には、上記気室5および燃料ポンプ8が配置されている。また、この燃料タンク2内は、空気導入孔22が設けられている。この空気導入孔22は、燃料タンク2内の圧力が低下した際に、この燃料タンク2の外部の空気を導入し、燃料タンク2内の圧力を一定に維持するものである。また、空気導入孔22は、燃料タンク2内の気体である空気がこの燃料タンク2の外部に流出できないようになっている。これは、燃料タンク2内の空気と混合した蒸発燃料Sがこの燃料タンク2の外部に漏れないようにするためである。燃料供給口21から供給された液体燃料Rには、沸点の低い燃料である軽質燃料と沸点の高い燃料である重質燃料とが混合されている。燃料タンク2内には、空気導入孔22から導入された空気が充填されており、この燃料タンク2内に貯留された液体燃料Rのうち沸点の低い燃料である軽質燃料が液体燃料Rの表面において自然に気化する。この気化した燃料である蒸発燃料Sは、同図に示すように、燃料タンク2内の空気と混合され、この燃料タンク2内に充満する。
インジェクタ3は、燃料噴射装置であり、燃料ポンプ8の燃料通路8aから液体燃料Rを供給され、制御装置9からの噴射信号により、同図に示すように、気室5の後述する下側空間部5b、つまり多孔質体6の下側に燃料を噴射する。インジェクタ3から燃料が噴射されるとその燃料は霧化する。この霧化した燃料には、軽質燃料と重質燃料が含まれ、軽質燃料の一部はインジェクタ3の噴射作用により気化した燃料である蒸発燃料Sとなり、気化していない軽質燃料および気室5内の温度と圧力では気化できない重質燃料は微細な粒状の液体燃料R´となる。つまり、燃料噴射装置であるインジェクタ3から燃料を噴射することで、燃料貯留装置である燃料タンク2、特に気室5内の下側空間部5bの空気に含まれる蒸発燃料Sの量を強制的に増やす。
蒸発燃料供給通路4は、燃料貯留装置である燃料タンク2内、つまり気室5内の蒸発燃料Sをエンジンに供給するものである。蒸発燃料供給通路4の一端は、気室5内の上側空間部5a、つまり多孔質体6の上側と連通している。蒸発燃料供給通路4の他端は、エンジンの吸気側、例えばエアフィルタより下流側の吸気通路、サージタンク、インテークマニホールドなどに連通している。
気室5は、その内部に多孔質体6が配置され、この多孔質体6により、上側空間部5aと下側空間部5bとに区分けされている。下側空間部5bには、下部、つまり気室5の図示しない底面に開口部5cが設けられており、燃料タンク2内の空気(蒸発燃料Sを含む)をこの気室5内に導入することができる。また、この開口部5cからインジェクタ3か
ら噴射され霧化した燃料のうち液体燃料R´が燃料タンク2内の液体燃料Rに戻るようになっている。なお、開口部5cが設けられた気室5の底面は、平面であるがこの底面に溜まった液体燃料R´がこの開口部5cに移動しやすいように、傾斜面としても良い。
多孔質体6は、蒸発促進体および蒸発燃料吸着体であり、例えば活性炭などの表面および内部に多数の孔を有するものである。インジェクタ3から噴射され霧化した燃料のうち液体燃料R´は、この多孔質体6の表面(同図では、下側表面)近傍の孔に粒状のまま一時貯留された後、近傍の粒状の液体燃料R´が集まり、同図に示すように、気室5の底面に滴下する。一時保持された際の液体燃料R´は、粒状の状態を維持するためその表面積が大きくなり、液体燃料R´のうち気化していない軽質燃料が気化し、蒸発燃料となることを促進できるため、多孔質体6は蒸発促進体としての機能を有する。従って、燃料貯留装置である燃料タンク2内、特に気室5内には、燃料タンク2内で自然に気化した燃料と、燃料噴射装置であるインジェクタ3の噴射作用により気化した燃料と、蒸発促進体である多孔質体6により気化した燃料とにより構成される蒸発燃料Sが充満する。これにより、燃料タンク2内、特に気室5内に充満する蒸発燃料Sの量が多くなる。
また、インジェクタ3から噴射され霧化した燃料のうち気化した燃料である蒸発燃料Sおよび開口部5cから気室5内に導入された燃料タンク2内の蒸発燃料Sは、多孔質体6内の多数の孔に入り込み、その状態を維持する。つまり、蒸発燃料Sは、多孔質体6に吸着されるため、この多孔質体6は蒸発燃料吸着体としての機能を有する。多孔質体6が蒸発燃料Sを吸着できる量は、この多孔質体6の体積に比例するものであるが、多孔質体6は一定量の蒸発燃料を吸着することができる。エンジンの吸気側に蒸発燃料Sを供給する際には、多孔質体6に吸着された蒸発燃料Sが後述する蒸発燃料供給通路4から導入された負圧で、気室5の上側空間部5aに移動した後、この蒸発燃料供給通路4を通り供給される。従って、エンジンに安定した量の蒸発燃料を供給することができる。
電気式負圧切替弁(VSV)7は、負圧導入装置であり、制御装置9からの開閉信号により、同図に示すように、このVSVの上流側の蒸発燃料供給通路4と下流側の蒸発燃料供給通路4の連通を制御する。VSV7を開弁することで、エンジンの吸気側において発生した負圧は、矢印Aに示すように、蒸発燃料供給通路4を介して気室5に導入される。従って、気室5内の圧力P1は、一時的に燃料タンク2内の圧力P2よりも低い圧力となる。気室5内の圧力P1が低くなると、この気室5内が燃料タンク2内の圧力P2と同圧である場合と比較して、インジェクタ3から噴射され霧化した燃料のうち液体燃料R´が気化しやすくなる。つまり、気室5内の圧力P1が低くなることで、液体燃料R´の沸点がさらに低くなるため、沸点の低い燃料である軽質燃料がさらに気化しやすくなり、沸点の高い重質燃料の一部も気化することができる。これにより、気室5内に充満する蒸発燃料Sの量が多くなる。
一方、気室5内に負圧が導入されることで、気室5内の蒸発燃料S、すなわち多孔質体6に吸着された蒸発燃料Sおよび気室5の下側空間部5bに充満する蒸発燃料Sが、上側空間部5aに移動した後、蒸発燃料供給通路4を介して、矢印Bに示すように、エンジンの吸気側に供給される。従って、VSV7により、気室5内の圧力P1を燃料貯留装置である燃料タンク2内の圧力P2よりも低くすることができると共に、気室5内の蒸発燃料Sをエンジンに供給することができる。これにより、蒸発燃料供給装置1−1の部品点数の増加を抑制することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
燃料ポンプ8は、制御装置9からの駆動信号により、燃料タンク2内の液体燃料Rを加圧し、燃料通路8aを介して、インジェクタなどの燃料噴射弁に供給する。この燃料噴射弁に供給された液体燃料Rは、エンジンの吸気ポート内あるいは気筒内の少なくともいずれか一方に供給される。
制御装置9は、エンジンの各所に取り付けられたセンサから、例えばエンジン回転数Ne、吸気側負圧PA、冷却水水温THWなどの入力信号や、記憶部9cに記憶されている各種マップに基づいて、インジェクタ3に噴射信号、VSV7に開閉信号、燃料ポンプ8に駆動信号などの出力信号を出力するものである。具体的には、上記入力信号や出力信号の入出力を行うインターフェース部9aと、インジェクタ3の噴射タイミングや噴射量などを算出する処理部9bと、上記マップなどを記憶する記憶部9cとにより構成されている。なお、この制御装置9は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。また、処理部9bは、メモリおよびCPU(Central Processing Unit)により構成され、後述する燃料噴射方法に基づくプログラムをメモリにロードして実行することにより、燃料噴射方法を実現させるものであってもよい。また、エンジンを制御するECU(Engine Control Unit)にこの制御装置9を組み込んでもよい。さらに、記憶部9cは、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、ROM(Read Only Memory)のような読み出しのみが可能な揮発性のメモリあるいはRAM(Random Access Memory)のような読み書きが可能な揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
次に、蒸発燃料供給装置1−1の制御方法について説明する。図2は、実施例1にかかる蒸発燃料供給装置の制御フローを示す図である。図3は、噴射量と冷却水水温とのマップの構成例を示す図である。まず、図2に示すように、制御装置9の処理部9bは、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1よりも高いか否かを判断する(ステップST1)。ここでは、エンジンの始動が開始されているか否かを判断する。これは、エンジンの始動時は、エンジンが熱を有する場合が少なく、多くの蒸発燃料Sをこのエンジンに供給する必要がある冷間時であると判断できるからである。このエンジンの冷間時であると判断できるからである。この所定回転数Ne1は、例えば50回転程度のアイドリング回転数よりも低い回転数であればよい。なお、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1よりも低い場合には、上記ステップST1を繰り返す。
次に、処理部9bは、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1よりも高い場合には、エンジンの冷却水水温THWが所定水温THW1よりも高いか否かを判断する(ステップST2)。冷却水水温THWにより、エンジンが冷間時であるか否かを判断するものである。この所定水温THW1は、例えば50〜60℃程度であればよい。次に、処理部9bは、エンジンの冷却水水温THWが所定水温THW1よりも低い場合には、インジェクタ3の噴射をONとする(ステップST3)。これは、インターフェース部9aから燃料噴射装置であるインジェクタ3に噴射信号を出力し、インジェクタ3から噴射される燃料の噴射量を制御する。ここで、噴射量は、図3に示すように、記憶部9cに記憶されている噴射量と冷却水水温THWとのマップにより決定される。このマップは、冷却水水温THWが高くなると、インジェクタ3から噴射される燃料の噴射量が少なくなるように設定されている。なお、上記マップは、冷却水水温THWに基づいて噴射量を設定するマップであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、制御装置9に入力される吸気側負圧PAに基づいて噴射量を設定するマップであってもよい。インジェクタ3から噴射され霧化した燃料のうち、気化した燃料である蒸発燃料Sと、霧化した燃料のうち液体燃料R´が蒸発促進体である多孔質体6の表面近傍に一時保持されることで、この液体燃料R´から気化した燃料である蒸発燃料Sは、蒸発燃料吸着体である多孔質体6に吸着される。なお、気室5の開口部5cから導入された燃料タンク2内の蒸発燃料Sも、多孔質体6に吸着される。
次に、処理部9bは、インジェクタ3の噴射をONとした後、VSV7をONとする(ステップST4)。これは、インターフェース部9aから負圧導入装置であるVSV7に開弁信号を出力し、VSV7の上流側の蒸発燃料供給通路4と下流側の蒸発燃料供給通路4とを連通させる。この連通により、エンジンの吸気側の負圧をこの蒸発延量供給通路4
を介して気室5内に導入する。気室5内に負圧が導入されることで、この気室5内の圧力P1が燃料タンク2内の圧力P2よりも低くなるため、燃料タンク2内の空気(燃料タンク2内の蒸発燃料Sを含む)が気室5内に導入される。次に、気室5内に導入された空気と共に、多孔質体6内に吸着された蒸発燃料Sが蒸発燃料供給通路4を介してエンジンの吸気側に供給される。なお、インジェクタ3から噴射され霧化した燃料のうち液体燃料R´は、多孔質体6の表面から気室5の底面に滴下する。そして、この気室5の底面に貯留した液体燃料R´は、開口部5cから燃料タンク2内の液体燃料Rに向けて滴下し、この燃料タンク2内の液体燃料Rに戻る。また、気室5内に空気が導入されることで、燃料タンク2内の圧力P2が低下するが、空気導入孔22より、この燃料タンク2の外部の空気である蒸発燃料Sと混合していない空気が導入され、燃料タンク2内の圧力は一定に維持される。
次に、処理部9bは、エンジンの冷却水水温THWが所定水温THW1よりも高い場合には、インジェクタ3の噴射をOFFとする(ステップST5)。これは、インターフェース部9aから燃料噴射装置であるインジェクタ3に噴射信号を出力している場合は、その出力を停止する。次に、処理部9bは、インジェクタ3の噴射をOFFとした後、VSV7をOFFとする(ステップST6)。これは、VSV7の上流側の蒸発燃料供給通路4と下流側の蒸発燃料供給通路4とが連通している場合は、インターフェース部9aから負圧導入装置であるVSV7に出力されている開弁信号を停止して、このVSV7を閉弁し、VSV7の上流側の蒸発燃料供給通路4と下流側の蒸発燃料供給通路4とを遮断する。これにより、エンジンが冷間時ではなく、温間時であると判断し、蒸発燃料供給装置4を介してエンジンの吸気側に蒸発燃料Sを供給することを行わないようにする。なお、上記ステップST4においてVSV7をONあるいはステップST6においてVSV7をOFFとした後、ステップST1〜ステップST6までを繰り返す。
以上のように、燃料噴射装置であるインジェクタ3により、燃料貯留装置である燃料タック2、特に気室5内に燃料を噴射し、霧化した燃料のち沸点の低い燃料である軽質燃料が噴射作用により気化し、燃料タンク2内、特に気室5内には、自然に気化した燃料および上記燃料噴射装置により気化した燃料により構成される蒸発燃料Sが充満する。この蒸発燃料Sを、蒸発燃料供給通路4からエンジンに供給する。一方、噴射されることで霧化した燃料のうち沸点の高い燃料である重質燃料および気化していない軽質燃料は、微細な粒状の液体燃料R´のまま、燃料貯留装置である燃料タンク2内に貯留された液体燃料Rと混合され、特に冷間時において気化できない沸点の高い燃料である重質燃料は、燃料タンク2内に貯留された液体燃料Rに戻る。これにより、冷間時に多くの蒸発燃料Sをエンジンに供給できると共に、冷間時に気化していない燃料がエンジンに供給されることを抑制することができ、冷間時におけるエンジンの始動性を向上するとともに、燃焼によりHCなどが発生することを抑制することができる。
また、この発明にかかる蒸発燃料吸着装置1−1は、燃料貯留装置である燃料タンク2内に蒸発燃料Sを吸着する多孔質体6が設けられた気室5を配置している。従って、気室5から蒸発燃料Sが漏れても、燃料タンク2内の空気と混合するため、従来の燃料タンク2とVSV7との間に蒸発燃料Sを貯留するチャコール・キャニスターが設けられている蒸発燃料供給装置と比較して、蒸発燃料供給装置の外部に蒸発燃料Sが漏れることを確実に抑制することができる。
図4は、実施例2にかかる蒸発燃料供給装置の構成例を示す図である。図4に示す蒸発燃料供給装置1−2が、図1に示す蒸発燃料供給装置1−1と異なる点は、多孔質体6の代わりに、気液分離装置10を設けた点である。なお、図4に示す蒸発燃料供給装置1−2の基本的構成は、図1に示す蒸発燃料供給装置1−1の基本的構成と同様であるため、
その説明は省略する。また、図4に示す蒸発燃料供給装置1−2の制御方法は、図2に示す蒸発燃料供給装置1−1の制御方法と同様であるのでその説明も省略する。
同図に示すように、気液分離装置10は、第1気液分離装置10aと第2気液分離装置10bとにより構成されている。第1気液分離装置10aは、気室5に配置されたインジェクタ3の上側に配置された板状の部材である。一方、第2気液分離装置10bは、気室5内に突出した蒸発燃料供給通路4の一方の端部である。燃料噴射装置であるインジェクタ3から噴射され霧化した燃料は、第1気液分離装置10aにより、気化した燃料である蒸発燃料Sと、気化していない燃料である液体燃料R´に分離される。つまり、気化した燃料である蒸発燃料Sは、第1気液分離装置10aにより、この第1気液分離装置10aが配置された気室5内に充満し、気化していない燃料である液体燃料R´は、その大部分が気液分離装置10の第1気液分離装置10aの表面(同図では、下面)に付着する。付着した後、近傍の粒状の液体燃料R´が集まり、同図に示すように、気室5の底面に滴下する。なお、液体燃料R´が滴下する第1気液分離装置10aの表面は、平面であるがこの表面に溜まった液体燃料R´が集まりやすいように、傾斜面としても良い。
ここで、第1気液分離装置10aに付着しなかった液体燃料R´は、気室5内の壁面に付着することとなる。このとき、図2に示すステップST4において、VSV7をONとすると、気室5内に導入された負圧により、この気室5内の壁面に付着した液体燃料R´が、この壁面に沿って移動する。気室5は、上記実施例1のように上側空間部5aと下側空間部5bとに区分けされていない。従って、液体燃料R´は、気室5内に負圧を導入する蒸発燃料供給通路4内に流入しようと壁面に沿って移動する。しかしながら、第2気液分離装置10bである蒸発燃料供給通路4の端部が気室5内に突出しているため、気室5内の壁面に沿って移動した液体燃料R´は蒸発燃料供給通路4内に流入することはない。この第2気液分離装置10bの近傍に集まった液体燃料R´は、同図に示すように、第1気液分離装置10aあるいは気室5の底面に滴下する。以上により、燃料噴射装置であるインジェクタ3により噴射され霧化した燃料は、第1気液分離装置10aにより、この霧化した燃料を噴射作用により気化した燃料である蒸発燃料Sと、気化していない微細な粒状の液体燃料R´とに分離する。そして、第2気液分離装置10bにより、この気化していない微細な粒状の液体燃料R´が蒸発燃料供給通路4内に進入することを抑制する。これにより、冷間時に気化していない燃料がエンジンに供給されることを確実に抑制することができる。
なお、上記実施例2では、気室5内に第1気液分離装置10aおよび第2気液分離装置10bとにより構成される気液分離装置10のみを配置した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、気室5内の第1気液分離装置10aと第2気液分離装置10bとの間に、蒸発促進体および蒸発燃料吸着体である多孔質体6を設けてもよい。
以上のように、この発明にかかる内燃機関の蒸発燃料供給装置は、内燃機関の冷間時に、この内燃機関に蒸発燃料を供給する内燃機関の蒸発燃料供給装置に有用であり、特に、冷間時における内燃機関の始動性を向上するとともに、燃焼によりHCなどが発生することを抑制するのに適している。
実施例1にかかる蒸発燃料供給装置の構成例を示す図である。 実施例1にかかる蒸発燃料供給装置の制御フローを示す図である。 噴射量と冷却水水温とのマップの構成例を示す図である。 実施例2にかかる蒸発燃料供給装置の構成例を示す図である。 実施例3にかかる蒸発燃料供給装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1−1〜3 蒸発燃料供給装置
2 燃料タンク(燃料貯留装置)
3 インジェクタ(燃料噴射装置)
4,4´ 蒸発燃料供給通路
5,5´ 気室
6 多孔質体(蒸発促進体、蒸発燃料吸着体)
7 VSV(負圧導入装置)
8 燃料ポンプ
9 制御装置
10 気液分離装置
10a 第1気液分離装置
10b 第2気液分離装置
11 液体燃料供給通路(燃料噴射装置)
12 ベンチュリ(流速増加装置)
13 フロート
R,R´ 液体燃料
S 蒸発燃料

Claims (6)

  1. 燃料を貯留する燃料貯留装置と、
    前記貯留される燃料のうち、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射弁に供給される燃料の一部を前記燃料貯留装置内に噴射する燃料噴射装置と、
    前記燃料貯留装置内の蒸発燃料を前記内燃機関へ供給する蒸発燃料供給通路と、
    前記燃料噴射装置による前記燃料の噴射を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の蒸発燃料供給装置。
  2. 前記燃料貯留装置は、蒸発促進体をさらに備え、
    前記燃料噴射装置により噴射された燃料は、前記蒸発促進体を介して、前記内燃機関へ供給されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の蒸発燃料供給装置。
  3. 前記燃料貯留装置は、前記蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着体をさらに備え、
    前記蒸発燃料は、前記蒸発燃料吸着体を介して、前記内燃機関へ供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の蒸発燃料供給装置。
  4. 前記燃料貯留装置は、前記噴射された燃料を気体と液体に分離する気液分離装置をさらに備え、
    前記燃料噴射装置により噴射された燃料は、気液分離装置を介して、前記内燃機関へ供給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の内燃機関の蒸発燃料供給装置。
  5. 前記燃料貯留装置内と前記蒸発燃料供給通路との間に、当該燃料貯留装置内の圧力よりも低い圧力となる気室をさらに備え、
    前記燃料噴射装置は、気室内に燃料を噴射することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の内燃機関の蒸発燃料供給装置。
  6. 前記制御装置は、前記内燃機関が冷間時の場合に、前記燃料噴射装置により前記燃料を噴射することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の内燃機関の蒸発燃料供給装置。
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