JP2006070751A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費の向上を図りつつ、加速要求時には加速応答性を向上することができる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンECU50は、スロットルアクチュエータ13及びWGバルブ35を相関させて制御する。このスロットルアクチュエータ13及びWGバルブ35は、相関させて作動することによるエンジン10の発生トルクの同一トルクライン上において、一方が加速応答性重視、他方が燃費重視となる特性を有する組み合わせである。そして、エンジンECU50は、要求トルクを満足させる目標スロットル開度及び目標W/G開度を、同一のトルクライン上で加速要求の度合いを示す要求トルク変化率に応じて加速応答性重視側又は燃費重視側にシフトさせて設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
従来、内燃機関に備えられる過給機として、排気タービンを迂回するバイパス通路にウエストゲートバルブを有するターボチャージャがある(例えば特許文献1参照)。ウエストゲートバルブは、排気タービンに供給する排気ガスの余剰分をバイパス通路から下流側に逃がす際に開度が大きくされる。つまり、ウエストゲートバルブの開閉作動により排気圧が調整されることにより、ターボチャージャの過給圧が調整される。
ところで、このようなウエストゲートバルブを有するターボチャージャでは、加速要求のない時にウエストゲートバルブの開度を大きくして排気圧を下げておけば、過給圧も低く抑えられ、結果的に燃費を向上させることが可能である。
しかしながら、一旦加速要求が生じると、その要求に基づいてウエストゲートバルブの開度を大から小に制御し、これにより排気圧の上昇、次いで過給圧の上昇というような時間遅れが生じる。そのため、加速要求のない時に単にウエストゲートバルブの開度を大きくするのでは、加速応答性が悪化するという問題があった。
また、燃費の向上と加速応答性の向上の両立は、上記したような構成のエンジンに限ったものではなく、その他の構成のエンジンについても同様に要求されている課題である。
特開平11−351010号公報
本発明は、燃費の向上を図りつつ、加速要求時には加速応答性を向上することができる内燃機関の制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、効果等を示しつつ説明する。
手段1.内燃機関には、吸入空気の充填効率を変更可能な第1及び第2アクチュエータが備えられ、第1及び第2アクチュエータは、相関させて作動することによる内燃機関の発生トルクの同一トルクライン上において、一方が加速応答性重視、他方が燃費重視となる特性を有するように組み合わされるものである。目標作動値設定手段は、要求トルク算出手段にて算出された要求トルクを満足させる第1及び第2アクチュエータの前記トルクライン上の目標作動値を、加速要求算出手段にて算出された加速要求の度合いに応じて加速応答性重視側又は燃費重視側にシフトさせて設定する。制御手段は、その目標作動値設定手段にて算出された各目標作動値に基づいて各アクチュエータを相関させて制御する。
すなわち、各アクチュエータの目標作動値は、加速要求の度合いが大きいと、同一のトルクライン上で要求トルクを満足させつつ加速応答性重視側にシフトされた値に設定され、加速要求の度合いが小さいと、同一のトルクライン上で要求トルクを満足させつつ燃費重視側にシフトされた値に設定される。従って、燃費向上及び加速要求時における加速応答性向上を図ることができる。
手段2.上記手段1において、目標作動値設定手段は、要求トルク及び加速要求の度合いから第2アクチュエータの目標作動値を設定し、該目標作動値から要求トルクを満足するような第1アクチュエータの目標作動値を設定する。
すなわち、第2アクチュエータの目標作動値を設定できれば、該目標作動値を用い要求トルクから第1アクチュエータの目標作動値を設定できるので、目標作動値の設定を容易とすることができる。
手段3.上記手段2において、目標作動値設定手段は、少なくとも要求トルクに基づいて第2アクチュエータのベース目標作動値を設定し、該ベース目標作動値に対して加速要求の度合いに応じた重み係数を加味することにより第2アクチュエータの目標作動値を設定する。
すなわち、第2アクチュエータの目標作動値は、ベース目標作動値に対して重み係数を加味して設定されるので、この重み係数を調整するだけで、ユーザの好み(加速応答性重視側又は燃費重視側)に容易に設定することができる。
手段4.上記手段3において、重み係数は、内燃機関の運転状態に相関のあるパラメータを用いて設定される。
すなわち、重み係数を内燃機関の運転状態に相関のあるパラメータを用いて設定できるので、重み係数を設定するための特別な手段を設ける必要がない。
なお、上記各手段1〜4において、要求トルクは、例えばアクセル開度や吸入空気量、内燃機関の機関回転数等を用いて算出可能であり、加速要求の度合いは、例えば要求トルク変化率やアクセル開度変化率、内燃機関の機関回転数等を用いて算出可能である。また、第1アクチュエータは、例えばスロットル開度を調整するスロットルアクチュエータ等であり、第2アクチュエータは、例えばターボチャージャと共に備えられ排気圧を調整するウエストゲートバルブ、少なくとも吸気バルブの開弁動作条件を変更する可変動弁機構、又は、タンブル流若しくはスワール流を筒内にて生成させる渦流生成機構等である。
以下、本発明を内燃機関である車載多気筒ガソリンエンジンの制御システムに具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すエンジン10において、吸気管11には、DCモータ等のスロットルアクチュエータ13によって開度調節されるスロットルバルブ14が設けられている。スロットルバルブ14は、その開度(スロットル開度)がスロットル開度センサ15にて検出される。スロットルバルブ14の下流側にはサージタンク16が設けられ、このサージタンク16には吸気管圧力を検出するための吸気管圧力センサ17が設けられている。また、サージタンク16には、エンジン10の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド18が接続されており、吸気マニホールド18において各気筒の吸気ポート近傍には燃料を噴射供給する電磁駆動式の燃料噴射弁19が取り付けられている。
エンジン10の吸気ポート及び排気ポートにはそれぞれ吸気バルブ21及び排気バルブ22が設けられており、吸気バルブ21の開動作により空気と燃料との混合気が燃焼室23内に導入され、排気バルブ22の開動作により燃焼後の排気ガスが排気管24に排出される。吸気バルブ21及び排気バルブ22にはそれぞれ可変動弁機構25,26が設けられている。可変動弁機構25,26は、各バルブ21,22における開弁時期等のバルブ開閉動作条件の連続的な可変が可能な構造を有し、そのバルブ開閉動作条件が適宜調整されるようになっている。
エンジン10のシリンダヘッドには、気筒毎に点火プラグ27が取り付けられている。各点火プラグ27は、点火コイル等よりなる点火装置(図示略)を通じて所望の点火時期に高電圧が印加され、これにより各点火プラグ27の対向電極間に火花放電が発生し、燃焼室23内に導入した混合気を燃焼させる。また、エンジン10のシリンダヘッドには、吸気側カム角センサ25aと排気側カム角センサ26aとが取り付けられている。吸気側カム角センサ25aは吸気バルブ21の開閉タイミング等を算出するために吸気側カム角を検出し、排気側カム角センサ26aは排気バルブ22の開閉タイミング等を算出するために排気側カム角を検出するものである。また、エンジン10のシリンダブロックには、エンジン回転数ne等を検出すべくエンジン10の回転に伴い所定クランク角毎に(例えば30°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角度センサ28が取り付けられている。
前記吸気管11と排気管24との間にはターボチャージャ30が配設されている。ターボチャージャ30は、吸気管11に設けられたコンプレッサインペラ31と、排気管24に設けられたタービンホイール32とを有し、それらが回転軸33にて連結されている。ターボチャージャ30では、排気管24を流れる排気ガスによってタービンホイール32が回転し、その回転力が回転軸33を介してコンプレッサインペラ31に伝達される。コンプレッサインペラ31は、吸気管11内を流れる吸入空気を圧縮して過給する。ターボチャージャ30にて過給された空気は、インタークーラ36によって冷却された後、その下流側に給送される。インタークーラ36によって吸入空気が冷却されることで、吸入空気の充填効率が高められる。
また、ターボチャージャ30には、タービンホイール32の上流側と下流側とに接続され該タービンホイール32を迂回するバイパス通路34が設けられている。バイパス通路34には、開度を調整可能な電動バルブよりなるウエストゲートバルブ(WGバルブ)35が設けられている。WGバルブ35は、開閉することによりバイパス通路34を通過する排気ガスの流量を調整し、タービンホイール32に供給する排気ガスの余剰分をバイパス通路34からタービンホイール32の下流側に逃がして排気圧を調整するものである。つまり、WGバルブ35の作動により排気圧が調整されることにより、ターボチャージャ30の過給圧が調整される。
エンジンECU50は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成されている。このエンジンECU50には、前記スロットル開度センサ15、吸気管圧力センサ17、吸気側及び排気側カム角センサ25a,26a及びクランク角度センサ28から各々検出信号が入力される他、アクセルペダルの踏み込み操作量(アクセル開度AP)を検出するためのアクセル開度センサ40等からも各々検出信号が入力される。そして、エンジンECU50は、随時入力される各種の検出信号に基づいてエンジン運転状態や運転者の要求を把握し、燃料噴射量や噴射時期、点火時期、バルブ開閉動作時期、スロットル開度、ウエストゲートバルブ開度(W/G開度)等を演算し、燃料噴射弁19や点火プラグ27、可変動弁機構25,26、スロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)、WGバルブ35等の各種制御を制御プログラムに従って実行する。
更に、エンジンECU50は、吸入空気の充填効率を変更させるスロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)とWGバルブ35とを相関させて制御している。すなわち、エンジンECU50は、運転者の要求トルクに基づいて目標スロットル開度及び目標W/G開度を相関させて設定している。
因みに、この設定において、要求トルク変化率(単位時間当たりの正側の要求トルク変化量)が大きくなると加速が要求されていることを意味しているので、この要求トルク変化率の変化に伴って加速応答性が良好となる側(加速応答性重視側)、すなわちW/G開度及びスロットル開度がともに中間値から閉じ側にシフトさせた開度に設定される。つまり、W/G開度を閉じ側とすることでタービンホイール32の上流側の排気圧を高めた状態、すなわち過給圧を高めた状態とする一方で、スロットル開度を閉じ側として吸入空気量を抑えることで、要求トルクを発生させるようにしている。そのため、要求トルクが増加して一旦スロットル開度が開けば、既に過給圧が高められていることから、要求トルク発生までの時間遅れが小さく、加速応答性が良好となる。
一方、要求トルク変化率が小さくなると加速が要求されていないことを意味しているので、この場合には要求トルク変化率の変化に伴って燃費が良好となる側(燃費重視側)、すなわちW/G開度及びスロットル開度がともに中間値から開き側にシフトさせた開度に設定される。つまり、W/G開度を開き側とすることでタービンホイール32の上流側の排気圧が低くなる状態、すなわち過給圧が低くなる状態とする一方で、スロットル開度を開き側として吸入空気量を増加させることで、要求トルクを発生させるようにしている。そのため、過給圧が低く抑えられていることから、燃費が向上することになる。
このようにスロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)及びWGバルブ35は、相関されて作動することによるエンジン10の発生トルクの同一トルクライン上において、一方が加速応答性重視、他方が燃費重視となる特性を有している(図6参照:但し両目標開度を実開度とし、要求トルクを発生トルクに読み替える)。そして、エンジンECU50は、加速要求の度合いが小から大となるに伴って、目標W/G開度及び目標スロットル開度を開から閉の方向に変更させている。
このようなエンジンECU50におけるスロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)及びWGバルブ35の制御は、図2に示す演算ロジック及び図3に示す処理フローに沿って具体的に実行されている。因みに、この処理フローは所定時間毎に実行される。
先ず、ステップS101において、アクセル開度APが読み込まれ、ステップS102において、エンジン回転数neを読み込む。
ステップS103では、図2に示す要求トルク算出部51において、読み込まれたアクセル開度APとエンジン回転数neとによって運転者の要求トルクを算出し、また要求トルク変化率を算出する。
ステップS104〜S106では、図2に示す目標W/G開度算出部52において、エンジン回転数ne、要求トルク及び要求トルク変化率を用いて目標W/G開度を算出する。
先ず、ステップS104では、要求トルクとエンジン回転数neとを用い図4の関係からベースW/G開度を算出する。ベースW/G開度は、同一エンジン回転数neにおいて、要求トルクが所定値までは開度値を一定に保ち、要求トルクが所定値より大きくなると次第に小さな値となる。また、エンジン回転数が高くなるほど、ベースW/G開度は要求トルク全域に亘って大きな値となる。
ステップS105では、要求トルク変化率とエンジン回転数neとを用い図5の関係から重み係数を算出する。重み係数は、要求トルク変化率が低い領域ではエンジン回転数neにかかわらず「1」である。また、要求トルク変化率が中間の領域では、重み係数は要求トルク変化率が大きくなるに従って小さく、しかもエンジン回転数neが低いほど小さな値となる。また、要求トルク変化率が高い領域では重み係数は一定値で、しかもエンジン回転数neが低いほど小さい値となる。
ステップS106では、ベースW/G開度に重み係数を掛け、目標W/G開度を算出する。
ステップS107では、図2に示す目標スロットル開度算出部53において、要求トルクと目標W/G開度とを用い図6の関係から目標スロットル開度を算出する。なお、目標スロットル開度は、同一要求トルクライン上において、目標W/G開度が大きくなるほど大きな値となる。また、要求トルクが大きくなるほど、目標スロットル開度は目標W/G開度全域に亘って大きな値となる。
そして、ステップS108では、目標W/G開度に基づいてWGバルブ35を制御し、ステップS109では、目標スロットル開度に基づいてスロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)を制御する。
このようにエンジンECU50は、図6の関係から目標スロットル開度及び目標W/G開度を相関させて設定することで、要求トルクを満足させつつ、燃費の向上と加速要求時における加速応答性の向上の両立を図るようにしている。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
本実施の形態では、エンジンECU50は、スロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)及びWGバルブ35を相関させて制御している。このスロットルアクチュエータ13及びWGバルブ35は、相関させて作動することによるエンジン10の発生トルクの同一トルクライン上において、一方が加速応答性重視、他方が燃費重視となる特性を有する組み合わせである。そして、エンジンECU50は、要求トルクを満足させる目標スロットル開度及び目標W/G開度(目標作動値)を、同一のトルクライン上で加速要求の度合いを示す要求トルク変化率に応じて加速応答性重視側又は燃費重視側にシフトさせて設定している。すなわち、エンジンECU50は、要求トルク変化率が大きい(加速要求の度合いが大きい)と、目標スロットル開度及び目標W/G開度を同一のトルクライン上で要求トルクを満足させつつ加速応答性重視側にシフトされた値に設定し、要求トルク変化率が小さい(加速要求の度合いが小さい)と、目標スロットル開度及び目標W/G開度を同一のトルクライン上で要求トルクを満足させつつ燃費重視側にシフトされた値に設定する。従って、燃費向上及び加速要求時における加速応答性向上を図ることができる。
また本実施の形態では、エンジンECU50は、要求トルク、エンジン回転数ne及び要求トルク変化率から目標W/G開度を設定し、該目標W/G開度から要求トルクを満足するような目標スロットル開度を設定している。すなわち、目標W/G開度を設定できれば、該目標W/G開度を用い要求トルクから目標スロットル開度を設定できるので、目標W/G開度及び目標スロットル開度の設定を容易とすることができる。
また本実施の形態では、エンジンECU50は、要求トルク及びエンジン回転数neに基づいてベース目標W/G開度を設定し、該ベース目標W/G開度に対して要求トルク変化率に応じた重み係数を加味することにより目標W/G開度を設定している。すなわち、目標W/G開度は、ベース目標W/G開度に対して重み係数を加味して設定されるので、この重み係数を調整するだけで、ユーザの好み(加速応答性重視側又は燃費重視側)に容易に設定することができる。
また本実施の形態では、重み係数は、エンジン10の運転状態に相関のあるパラメータである要求トルク変化率及びエンジン回転数neを用いて設定されている。すなわち、重み係数をエンジン10の運転状態に相関のあるパラメータを用いて設定できるので、重み係数を設定するための特別な手段を設ける必要がない。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記実施の形態では、重み係数を要求トルク変化率及びエンジン回転数neを用いて算出したが、これに限定されるものではなく、例えば図7に示すように要求トルク変化率のみから算出しても良く、また図8に示すようにエンジン回転数neのみから算出しても良い。また、これ以外のエンジン10の運転状態に相関のあるパラメータを用いても良い。因みに、この重み係数とベース目標W/G開度との算出の際、共にエンジン回転数をパラメータとして用いているが、いずれか一方のみにエンジン回転数を用いるようにしても良い。
上記実施の形態では、目標W/G開度を算出し、その目標W/G開度と要求トルクとを用いて目標スロットル開度を算出するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば逆であっても良い。すなわち、先に目標スロットル開度を算出し、その目標スロットル開度と要求トルクとを用いて目標W/G開度を算出しても良い。
上記実施の形態では、スロットルバルブ14(スロットルアクチュエータ13)とWGバルブ35との組み合わせに適用したが、これに限定されるものではない。例えば、スロットルアクチュエータ13と吸気側の可変動弁機構25との組み合わせに適用しても良い。この場合、吸気バルブ21のベース吸気バルブ開時期を図9の関係から算出し、これを上記実施の形態と同様に、図5のような重み係数を掛けて吸気バルブ開時期算出し、これを用いて図6の横軸を吸気バルブ開時期に変更させた図から目標スロットル開度を算出するようにしても良い。また、これら以外で充填効率を変更可能なアクチュエータ、例えばタンブル流若しくはスワール流を筒内にて生成させる渦流生成機構と組み合わせても良い。
本実施の形態におけるエンジン制御システムの概略構成図である。 目標スロットル開度及び目標W/G開度の演算ロジックを示す機能ブロック図である。 目標スロットル開度及び目標W/G開度の算出手順とその制御を示すフロー図である。 ベース目標W/G開度を算出するための図である。 重み係数を算出するための図である。 目標スロットル開度を算出するための図である。 別例における重み係数を算出するための図である。 別例における重み係数を算出するための図である。 別例における吸気バルブ開時期を算出するための図である。
符号の説明
10…エンジン(内燃機関)、13…スロットルアクチュエータ(第1アクチュエータ)、35…ウエストゲートバルブ(第2アクチュエータ)、50…エンジンECU(要求トルク算出手段、加速要求算出手段、目標作動値設定手段、制御手段)。

Claims (4)

  1. 吸入空気の充填効率を変更可能な第1及び第2アクチュエータを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記第1及び第2アクチュエータは、相関させて作動することによる内燃機関の発生トルクの同一トルクライン上において、一方が加速応答性重視、他方が燃費重視となる特性を有するように組み合わされるものであり、
    運転者の要求トルクを算出する要求トルク算出手段と、
    運転者の加速要求の度合いを算出する加速要求算出手段と、
    前記要求トルクを満足させる前記第1及び第2アクチュエータの前記トルクライン上の目標作動値を、前記加速要求の度合いに応じて加速応答性重視側又は燃費重視側にシフトさせて設定する目標作動値設定手段と、
    前記各目標作動値に基づいて前記各アクチュエータを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記目標作動値設定手段は、少なくとも前記要求トルク及び前記加速要求の度合いから前記第2アクチュエータの目標作動値を設定し、該目標作動値から前記要求トルクを満足するような前記第1アクチュエータの目標作動値を設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記目標作動値設定手段は、少なくとも前記要求トルクに基づいて前記第2アクチュエータのベース目標作動値を設定し、該ベース目標作動値に対して前記加速要求の度合いに応じた重み係数を加味することにより第2アクチュエータの目標作動値を設定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記重み係数は、内燃機関の運転状態に相関のあるパラメータを用いて設定されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
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