JP2006069412A - 車両系作業機械の操向モード切換システム - Google Patents

車両系作業機械の操向モード切換システム Download PDF

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祐二 長嶋
Makoto Sugaya
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Abstract

【課題】本発明の目的は、操向モードを切り換える通常の操作により確実に前輪と後輪の同期のずれを解消することができ、安全で操作性と信頼性に優れた車両系作業機械の操向モード切換システムを提供することである。
【解決手段】操向モード切り換えシステムには、前輪1,1の中立を検出する前輪中立センサ36と、後輪2,2の中立を検出する後輪中立センサ37と、前輪1,1及び後輪2,2の現在の操向モードを表示するとともに、前輪1,1及び後輪2,2が中立にあるかどうかを表示する操向モード表示装置38と、コントローラ39と、操向モード切り換えスイッチ41とが備えられている。コントローラ39は操向モード許可演算部44と操向モード切換演算部45とを備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、前輪及び後輪を有する車両系作業機械の操向モード切換システムに係わり、特に前輪及び後輪の操向モードを2WSモードと4WSモード、クラブモードとに切り換え可能な車両系作業機械の操向モード切換システムに関する。
自走式クレーンやリフトトラックなどの車両系作業機械では、前輪及び後輪とこの前輪及び後輪のステアリングを切るための操向装置に対し、前輪及び後輪の操向モードを、前輪のみを操向する2WSモードと、前輪と後輪を同時に逆位相で操向する4WSモードと、前輪と後輪を同時に同位相で操向するクラブモードとに切り換える操向モード切換システムが設けられている。
このような車両系作業機械では、前後輪が車体に対して直進状態でないときに操向モードを切り換えると、満足な操向性能が得られない場合がある。例えば後輪が直進状態になっていない状態で4WSモードから2WSモードに切り換えてしまうと、後輪が非直進状態に固定された状態で前輪のみを操向することになる。逆に前輪が直進状態になっていない状態で2WSモードから4WSモードに切り換えると、前輪と後輪の角度が一致しないまま前後輪のステアリングが切られることになり、車体の操向方向がオペレータの意図したものと違ったり、車輪の異常摩耗の原因となる。
実用新案登録第2599815号公報には、センサが前輪又は後輪の直進状態を検出し、直進状態が検出された場合だけ、操向モードを切り換え可能とする技術が開示されている。
実用新案登録第2599815号
しかしながら、上記従来技術には次のような問題があった。
通常4WSモード或いはクラブモードでの動作中は前輪と後輪は同期して逆位相又は同位相に切れるが、タイヤと地面の摩擦の関係等により稀に前輪と後輪の同期がずれる場合がある。車体としては中立センサの検出範囲からずれただけなので走行は可能であるが、その回数が増えるに従ってずれが大きくなってゆき、走行の安全性低下、車輪の磨耗増大等の問題を生じる。このような場合には、一度2WSモードに切り換える場面があると、後輪が直進状態になったときに、2WSモードに切り換えることにより、前輪と後輪の同期のずれは解消する。しかし、4WSモードとクラブモードで繰り返し使用する場合はそのようなずれを解消することはできず、そのために、オペレータは意識的に、一度2WSモードに切り換えて、前輪と後輪の同期のずれを補正しなければならず、操作が煩わしかった。
実用新案登録第2599815号公報に記載の技術には、センサが前輪又は後輪の直進状態を検出したときに操向モードを切り換えるようにしているが、4WSモードとクラブモードを繰り返し使用する場合には、前輪と後輪の同期のずれが蓄積されたままになることは同様であり、この場合も上記したのと同様の問題を生じる。
本発明の目的は、操向モードを切り換える通常の操作により確実に前輪と後輪の同期のずれを解消することができ、安全で操作性と信頼性に優れた車両系作業機械の操向モード切換システムを提供することである。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、前輪及び後輪と、この前輪及び後輪の操向を行う油圧式操向装置とを備え、前記油圧式操向装置は前輪のみを操作する2WSモード、前輪と後輪を同時に逆位相で操作する4WSモード、前輪と後輪を同時に同位相で操作するクラブモードを含む複数の操向モードを有する車両系作業機械の操向モード切り換えシステムにおいて、前記油圧式操向装置の操向モードの切り換えを指示する操向モード切換指示手段と、前記前輪の直進状態を検出する第1検出手段と、前記後輪の直進状態を検出する第2検出手段と、操向モードの切り換え順序が予め定められており、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前記第1検出手段により前輪が直進状態にあることが検出されかつ前記操向モード切換指示手段の指示があると、前記予め定められた順序に従って前記油圧式操向装置の操向モードを切り換え、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、前記第2検出手段により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って前記油圧式操向装置の操向モードを切り換える操向モード切換制御手段とを備えるものとする。
このように第1検出手段と第2検出手段とモード切換制御手段とを設け、予め定められた順序に従って油圧式操向装置の操向モードを切り換えることにより、通常操作の操向モード切換パターンに必ず2WSへの切り換えが入るので、前輪と後輪の同期のずれが発生した場合でも、操向モードを切り換える通常の操作により確実に前輪と後輪の同期のずれが解消され、安全性の向上と優れた操作性と信頼性を確保できる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記操向モード切換制御手段は、前記操向モードの切り換え順序が予め定められており、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前記第1検出手段により前輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って他の操向モードへの切り換えを許可し、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、前記第2検出手段により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って他の操向モードへの切り換えを許可する第1処理手段と、前記第1処理手段により操向モードの切り換えが許可されかつ前記操向モード切換指示手段の指示があると、前記許可された他の操向モードが得られるよう前記油圧式操向装置の操向モードを切り換える第2処理手段とを有するものとする。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記操向モード切換制御手段は、4WSモード及びクラブモードの少なくとも一方の次に2WSモードが位置するように前記操向モードの切り換え順序を定めたものとする。
これにより、3回の操向モードの切り換え操作の中に必ず2WSモードが入るようになる。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記操向モード切換制御手段は、連続する3つの操向モードの中に常に2WSが含まれるよう前記操向モードの切り換え順序を定めたものとする。
これにより、3回の操向モードの切り換え操作の中に必ず2WSモードが入るようになる。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記操向モード切換指示手段は1つの操向モード切換スイッチを有し、前記操向モード切換制御手段は、前記操向モードの切り換え順序として、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる単位切り換え順序を予め定め、その単位切り換え順序を繰り返すものとする。
これにより、1つのスイッチ操作で操向モードを切り換えることができるので、操作のし易いシステムが得られる。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記操向モード切換指示手段は第1及び第2の2つの操向モード切換スイッチを有し、前記操向モード切換制御手段は、前記操向モードの切り換え順序として、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる前記第1操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序と、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる前記第2操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序とを予め定め、前記第1操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序と前記第2操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序とで操向モードの切り換え順序を逆にしたものとする。
これにより、2回の操向モードの切り換え操作の中に必ず2WSモードが入るので、前輪と後輪の同期のずれを解消することができる。
(7)上記(1)において、好ましくは、2WSモード、4WSモード、クラブモードの3つの操向モードに対応する3つの表示領域を順番に並べた操向モード表示装置を更に備え、前記操向モード表示装置は、現在の操向モードに対応する表示領域を他の表示領域と区別して表示するとともに、操向モードが切り換え可能な状態にあるかどうかが分かるように表示し、前記3つの表示領域の並びの順序は前記操向モードの単位切り換え順序に対応している。
これにより、操向モード表示装置を見ながら操向モードを切り換えることができる。
本発明によれば、前輪と後輪の操向モードを4WSモード、2WSモード、クラブモードに切り換え可能な作業用車両において、操作性に優れかつ信頼性の高い操向モード切換システムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1〜図7により説明する。
図1は、本実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムを備えた操向装置を示す図であり、図2及び図3は本発明の操向モード切換システムが適用される車両系作業機械の一例としてリフトトラックの外観を示す図である。
図1〜図3において、車両系作業機械であるリフトトラック100は左右の前輪1,1及び後輪2,2を有し、前輪1,1及び後輪2,2はそれぞれ前車軸3,3及び後車軸4,4に回転自在に支持されている。前車軸3,3は前車軸体5の両端にステアリングピン6,6により回転可能(操向可能)に取り付けられ、後車軸4,4は後車軸体7の両端にステアリングピン8,8により回転可能(操向可能)に取り付けられている。
図2及び図3において、リフトトラック100は前輪1,1及び後輪2,2が取付けられる車輪取付用の構造体を構成する支持デッキ構造体102と、支持デッキ構造体102に支持された直立板104の後端に軸支された伸縮自在のリフト・アーム106を備えている。支持デッキ構造体102の一側方の上面で、かつリフトトラック100の車長方向の軸線L−Lの一方側に、操作・運転室108が支持されている。
軸線L−Lに対して操作・運転室108と反対側では、支持デッキ構造体102でハウジング110を支持しており、ハウジング110には、内燃機関114が車長方向に延在して収納されている。ハウジング120は操作・運転室108から、操作・運転室108に対して隙間116をあける距離に配置され、隙間116は少なくともリフト・アーム106と同じ幅を有するように配置される。リフト・アーム106は、車長方向の軸線L−Lと直角方向に配置された水平軸線を構成する水平ピン118を支点として軸支され、水平ピン118は上記リフト・アーム106が完全な下方位置において隙間116に部分的に収納されるような高さに配置されている。
図2において、伸縮自在なリフト・アーム106は完全に引込まれた位置で図示されており、点線の外形線で部分的に上昇位置が示され、かつ実線で完全な下方位置が示されている。
リフト・アーム106は、油圧ジャッキ120により水平ピン118回りに回動し、油圧ジャッキ120の下方部分122は支持デッキ構造体102の中央部分に軸支されている。リフト・アーム106が下方位置にあるときには、油圧ジャッキ120は前方が下がった状態に傾斜している。
伸縮自在なリフト・アーム106の内部で摺動自在な端部要素124はヘッド部126を支持しており、ヘッド部126にはジャッキ128により回動する作業具130がピン132により軸支されている。
図示の例では、上記作業具130はフォーク状の昇降台として構成されているが、昇降台に代えて、例えばバケットのような他のタイプの作業具と取替えてもよい。
図1に戻り、車両系作業機械の操向装置には、前輪1,1及び後輪2,2のステアリングを切るための主要部品としてフロントステアリングシリンダ14とリアステアリングシリンダ15とステアリングバルブ23が設けられ、また前輪1,1及び後輪2,2の操向モードを前輪のみを操向する2WSモードと、前輪と後輪を同時に逆位相で操向する4WSモードと、前輪と後輪を同時に同位相で操向するクラブモードとに切り換える操向モード切換手段として操向モード切換バルブ24が設けられている。
フロントステアリングシリンダ14とリアステアリングシリンダ15はそれぞれ前車軸体5及び後車軸体7に図示の如く取り付けられている。また、フロントステアリングシリンダ14,リアステアリングシリンダ15の内部はピストン16,17により2つのシリンダ室14a,14b及び15a,15bに分けられ、ピストン16,17よりシリンダ外部に左右のピストンロッド(作動ロッド)16a,16b及び17a,17bを突出させている。ピストンロッド16a,16bの先端はリンク部材18,18を介してステアリングピン6,6にリンク結合され、ピストンロッド17a,17bの先端はリンク部材19,19を介してステアリングピン8,8にリンク結合されている。
フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aに圧油が流入するとピストン16及びピストンロッド16a,16bは図示上方に移動し、ステアリングピン6,6を時計回り方向に回転させ、前輪1,1の向きを進行方向右向きに変える。フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bに圧油が流入するとピストン16及びピストンロッド16a,16bは図示下方に移動し、ステアリングピン6,6を反時計回り方向に回転させ、前輪1,1の向きを進行方向左向きに変える。リアステアリングシリンダ15側も同様である。
ステアリングバルブ23はポンプポート23a、タンクポート23bと2つのアクチュエータポート23c,23dを有し、ポンプポート23aはポンプライン25を介して油圧ポンプ21に接続され、タンクポート23bはタンクライン26を介してタンク22に接続され、アクチュエータポート23cはアクチュエータライン27を介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14a側のポート14cに接続され、アクチュエータポート23dは操向モード切換バルブ24の1つのポート24aに接続されている。
ステアリングバルブ23はハンドル40により作動する一種のサーボ切り換え弁であり、ハンドル40を右方向に回転させるとポンプポート23aをアクチュエータポート23cに接続しかつアクチュエータポート23dをタンクポート23bに接続すると共に、ポンプポート23aからアクチュエータポート23cにハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油が供給されるとそれらの接続を遮断し、ポンプポート23aをタンクポート23bに接続する図示の状態に復帰する。また、ハンドル40を左方向に回転させるとポンプポート23aをアクチュエータポート23dに接続しかつアクチュエータポート23cをタンクポート23bに接続すると共に、ポンプポート23aからアクチュエータポート23cにハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油が供給されるとそれらの接続を遮断し、ポンプポート23aをタンクポート23bに接続する図示の状態に復帰する。
操向モード切換バルブ24はステアリングバルブ23とフロントステアリングシリンダ14及びリアステアリングシリンダ15との間にあり、ステアリングバルブ23からの圧油の供給先を切り換えることで前輪1,1及び後輪2,2の操向モードを2WSモードと4WSモードとクラブモードに切り換えるものである。
つまり、操向モード切換バルブ24は4つのポート24a,24b,24c,24dを有し、ポート24aは上記の如くステアリングバルブ23のアクチュエータポート23dにアクチュエータライン28を介して接続され、ポート24bはフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14b側のポート14dにアクチュエータライン29を介して接続され、ポート24c,24dはアクチュエータライン30,31を介してリアステアリングシリンダ15のシリンダ室15a,15b側のそれぞれのポート15c,15dに接続されている。また、操向モード切換バルブ24は左右のソレノイド33a,33bにより第1位置A、第2位置B、第3位置Cのいずれかに切り換えられ、第1位置Aにあるときはポート24aをポート24bに接続しかつポート24c,24dを遮断し、第2位置Bに切り換えられるとポート24aをポート24dに接続しかつポート24cをポート24bに接続し、第3位置Cに切り換えられるとポート24aをポート24cに接続しかつポート24dをポート24bに接続する。
また、操向モード切換バルブ24の第1位置Aは2WSモードとする位置であり、第2位置Bは4WSモードとする位置であり、第3位置Cはクラブモードとする位置である。
操向モード切換バルブ24が第1位置Aにあるとき例えばハンドル40を右方向に回転させると、上記のようにステアリングバルブ23のアクチュエータポート23cに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン27、ポート14cを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aに供給され、前輪1,1の向きを進行方向右向きに変える。このとき、シリンダ室14bからの排出油はポート14d、アクチュエータライン29、操向モード切換バルブ24のポート24b,24a、アクチュエータライン28、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23d,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、前輪1,1の変更角度(操向角度)はステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
操向モード切換バルブ24が第1位置Aにあるときにハンドル40を左方向に回転させると、上記のようにステアリングバルブ23のアクチュエータポート23dに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン28、操向モード切換バルブ24のポート24a,24b、アクチュエータライン29、ポート14dを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bに供給され、前輪1,1の向きを進行方向左向きに変える。このとき、シリンダ室14aからの排出油はポート14c、アクチュエータライン27、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23c,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、前輪1,1の変更角度(操向角度)もステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
操向モード切換バルブ24が第2位置Bにあるときハンドル40を右方向に回転させると、上記のようにステアリングバルブ23のアクチュエータポート23cに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン27、ポート14cを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aに供給され、前輪1,1の向きを進行方向右向きに変える。また、フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bからの排出油はアクチュエータライン29、操向モード切換バルブ24のポート24b,24c、アクチュエータライン30、ポート15cを介してリアステアリングシリンダ15のシリンダ室15aに供給され、後輪2,2の向きを、前輪1,1の操向方向と逆向きの進行方向左向きに変える。このとき、シリンダ室15bからの排出油はポート15d、アクチュエータライン31、操向モード切換バルブ24のポート24d,24a、アクチュエータライン28、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23d,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aへの圧油の供給流量とシリンダ室14bからの排出流量は等しく、前輪1,1、後輪2,2とも、それらの変更角度(操向角度)はステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
操向モード切換バルブ24が第2位置Bにあるときハンドル40を左方向に回転させると、上記のようにアクチュエータポート23dに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン28、操向モード切換バルブ24のポート24a,24d、アクチュエータライン31、ポート15dを介してリアステアリングシリンダ15のシリンダ室15bに供給され、後輪2,2の向きを進行方向右向きに変える。また、リアステアリングシリンダ15のシリンダ室15aからの排出油はアクチュエータライン30、操向モード切換バルブ24のポート24c,24b、アクチュエータライン29、ポート14dを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bに供給され、前輪1,1の向きを後輪2,2の操向方向と逆向きの進行方向左向きに変える。このとき、シリンダ室14aからの排出油はポート14c、アクチュエータライン27、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23c,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、リアステアリングシリンダ15のシリンダ室15bへの圧油の供給流量とシリンダ室15aからの排出流量は等しく、前輪1,1、後輪2,2とも、それらの変更角度(操向角度)はステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
操向モード切換バルブ24が第3位置Cにあるときハンドル40を右方向に回転させると、上記のようにステアリングバルブ23のアクチュエータポート23cに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン27、ポート14cを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aに供給され、前輪1,1の向きを進行方向右向きに変える。また、フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bからの排出油はアクチュエータライン29、操向モード切換バルブ24のポート24b,24d、アクチュエータライン31、ポート15dを介してリアステアリングシリンダ15のシリンダ室15bに供給され、後輪2,2の向きを前輪1,1の操向方向と同じ向きの進行方向右向きに変える。このとき、シリンダ室15aからの排出油はポート15c、アクチュエータライン30、操向モード切換バルブ24のポート24c,24a、アクチュエータライン28、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23d,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、フロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14aへの圧油の供給流量とシリンダ室14bからの排出流量は等しく、前輪1,1、後輪2,2とも、それらの変更角度(操向角度)はステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
操向モード切換バルブ24が第3位置Cにあるときハンドル40を左方向に回転させると、上記のようにアクチュエータポート23dに供給されたハンドル40の回転角度に応じた流量の圧油がアクチュエータライン28、操向モード切換バルブ24のポート24a,24c、アクチュエータライン30、ポート15cを介してリアステアリングシリンダ15のシリンダ室15aに供給され、後輪2,2の向きを進行方向左向きに変える。また、リアステアリングシリンダ15のシリンダ室15bからの排出油はアクチュエータライン31、操向モード切換バルブ24のポート24d,24b、アクチュエータライン29、ポート14dを介してフロントステアリングシリンダ14のシリンダ室14bに供給され、前輪1,1の向きを後輪2,2の操向方向と同じ向きの進行方向左向きに変える。このとき、シリンダ室14aからの排出油はポート14c、アクチュエータライン27、ステアリングバルブ23のアクチュエータポート23c,タンクポート23b、タンクライン26を介してタンク22に戻される。また、リアステアリングシリンダ15のシリンダ室15aへの圧油の供給流量とシリンダ室15bからの排出流量は等しく、前輪1,1の変更角度(操向角度)はステアリングバルブ23からの圧油の供給流量(ハンドル40の回転角度)に応じた角度となる。
車両系作業機械であるリフトトラック100の操向装置の制御を行う操向モード切換システムには、前輪1,1の中立を検出する前輪中立センサ36と、後輪2,2の中立を検出する後輪中立センサ37と、前輪1,1及び後輪2,2の現在の操向モードを表示するとともに、前輪1,1及び後輪2,2が中立にあるかどうか(操向モードが切り換え可能な状態にあるかどうか)を表示する操向モード表示装置38と、コントローラ39と、操向モード切換スイッチ41とが備えられている。
前輪及び後輪の中立センサ36,37はそれぞれステアリングシリンダ14,15のシリンダ外面に取り付けられた位置センサであり、ピストン16,17がステアリングシリンダ14,15の中央に位置するかどうかを検出することで、前輪1,1及び後輪2,2の中立を検出し、コントローラ39に信号を送出する。
図4は操向モード表示装置38と操向モード切換スイッチ41とを示す図である。
図1、図4において、操向モード表示装置38は、左から4WSモード、2WSモード、クラブモードの3つの操向モードを模擬した図形(シンボル)を表示する4WS、2WS、クラブの3つの表示領域38a、38b、38cを有している。また、操向モード表示装置38は、後述するように、現在の操向モードに対応する表示領域を他の表示領域と区別して表示するとともに、操向モードが切り換え可能な状態にあるかどうかが分かるように表示している。図4は2WSモード選択時であって操向モードの切り換え可能である状態を示している。
操向モード切換スイッチ41は、コントローラ39に接続された開閉式のスイッチであり、オペレータが操作手段であるボタン41aを押すと開閉部41bが閉じ、コントローラ39に操向モードの切り換えを指示する。
コントローラ39は、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前輪1,1が直進状態にあることが検出されかつ操向モード切換スイッチ41の指示があるときに、予め定められた順序に従って操向モードを切り換え、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、後輪2,2が直進状態にあることが検出されるときに、予め定められた順序に従って操向モードを切り換えるように制御する。
図5はコントローラ39の処理機能を示す機能ブロック図である。
図5において、コントローラ39は、操向モード許可演算部44と操向モード切換演算部45とを備えている。
操向モード許可演算部44は、前輪中立センサ36と後輪中立センサ37からの信号を入力し、前輪1,1及び後輪2,2がそれぞれ直進状態にあるかどうかを監視するとともに、操向モード切換演算部45の処理結果を入力し、操向モード切換バルブ24の現在の位置(現在の操向モード)を把握する。また、操向モード許可演算部44には操向モードの切り換え順序が予め定められている。この切り換え順序は、例えば、4WSモード及びクラブモードの少なくとも一方の次に2WSモードが位置する切り換え順序である。また、連続する3つの操向モードの中に常に2WSが含まれる切り換え順序であってもよい。操向モード許可演算部44は、そのような入力データと設定データに基づいて、現在の操向モードが2WSモードにあるときは、前輪中立センサ36により前輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可し、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、後輪中立センサ37により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可する。
操向モード切換演算部45は、操向モード許可演算部44の処理結果と操向モード切換スイッチ41からの信号を入力し、操向モード許可演算部44により操向モードの切り換えが許可されかつ操向モード切換スイッチ41の指示があると、許可された操向モードが得られるよう操向モード切換バルブ24のソレノイド33a、33bに切換信号を出力する。
また、操向モード許可演算部44は現在の操向モードの情報と操向モードの切り換えが許可されているかの情報を操向モード表示装置38に送り、操向モード表示装置38はそれらの情報に基づいて表示内容を切り換える。
図6は操向モード許可演算部44の機能の詳細を示す動作モードの遷移一覧である。図7は図6に示す動作モードに対応する操向モード表示装置38の表示内容の遷移を示す図である。
図6において、図示左側に「操向モード切換バルブ位置」と記載された行は操向モード切換バルブ24の切換位置(操向モード)を示し、図示左側に「前輪中立センサ」、「後輪中立センサ」と記載された各行は前輪及び後輪の中立センサ36,37の状態を示し、図示左側に「選択可能モード」と記載された行は操向モードの切り換えの許可状態と切り換え可能な操向モードを示している。
操向モード許可演算部44の動作モードには操向モード切換バルブ24の現在の切換位置(現在の操向モード)と、前輪及び後輪の中立センサ36、37の状態に応じて状態1から状態6の6つのモードがある。操向モードが切り換え可能かどうかは前輪及び後輪の中立センサ位置をみて判断する。また、次にどの操向モードに切り換えるかは操向モード切換バルブ24の現在位置(現在の操向モード)と予め定められた操向モードの切り換え順序に応じて決める。
予め定められた切り換え順序は、図示の例では4WS→2WS→クラブ→4WS・・・であり、4WS→2WS→クラブを一単位とする単位切り換え順序が繰り返される順序である。4WS→2WS→クラブの単位切り換え順序の最後の操向モード(クラブ)の次は最初の操向モード(4WS)に戻る。また、この切り換え順序は4WSモード(4WSモード及びクラブモードの一方)の次に2WSモードが位置する切り換え順序であり、連続する3つの操向モードの中に必ず2WSが含まれる切り換え順序である。前輪中立センサ36又は後輪中立センサ37がONすると、操向モードが切り換え可能となり、操向モード表示装置38の表示内容が切り換わる。操向モード切り換え可能な状態で操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されると、操向モード切換演算部45の機能により、操向モードが切り換わり、操向モード表示装置38の表示も切り換わる。
図7において、操向モード表示装置38は、前述したように、2WSモード、4WSモード、クラブモードの3つの操向モードに対応する3つの表示領域38a〜38cを有し、これらは、4WSモードの表示領域38a、2WSモードの表示領域38b、クラブモードの表示領域38cの順に並べられている。この順番は上述した操向モード許可演算部44の単位切り換え順序4WS→2WS→クラブに対応している。また、操向モード表示装置38の表示内容は、図6の状態1から状態6に対応して、状態1から状態6に変化する。このとき、4WS、2WS、クラブの各表示領域は、3パターンで変化する。
1パターン目は例えば、状態3の図示左側の4WS表示領域38aのように、操向モードのシンボルのみの表示である。これは現在その操向モード(図示の例では、4WSモード)になく、かつ操向モードが切り換え可能な状態(他の操向モードへの切り換えが許可されている状態)にもないことを示している。2パターン目は例えば状態1の図示左側の4WS表示領域38aのように、操向モードのシンボルにそのシンボルを囲む五角形の枠が追加された表示である。これは現在その操向モード(図示の例では、4WSモード)にあることを示している。3パターン目は例えば状態4又は6の図示左側の4WS表示領域38aのように、シンボルが五角形の枠で囲まれ白黒が反転して操向モードのシンボルが白抜きとなる表示である。これは操向モードが切り換え可能な状態にあることを示している。
図6及び図7において、操向モード切換バルブ24が第2位置B(4WSモード)にあり、後輪中立センサ37がOFFのときは操向モード許可演算部44は状態1の動作モードにある。この場合は、操向モード表示装置38では、図示左側の表示領域38aの4WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが4WSモードであることが示される。また、図示中央の表示領域38bの2WSと図示右側の表示領域38cのクラブのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されても、操向モードは切り換わらない。
この状態から、後輪中立センサ37がONになると、操向モード許可演算部44は操向モードの変更を許可し、状態2の動作モードに遷移する。この状態で、操向モード表示装置38では、図示左側の表示領域38aの4WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが4WSモードであることが示される。また、図示中央の表示領域38bと図示右側の表示領域38cが白黒が反転して、2WSとクラブのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
この状態2で、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されると、操向モードが4WSモードから2WSモードに切り換わる。つまり操向モード切換バルブ24が第2位置Bから第1位置Aに切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は前輪中立センサ36の状態に応じて、状態3又は状態4に移行する。状態3は操向モードが2WSモードに切り換わり、前輪中立センサ36がOFFの場合であり、状態4は操向モードが2WSモードに切り換わり、前輪中立センサ36がONの場合である。
状態3の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが2WSモードであることが示される。また、操向モード許可演算部44は操向モードの変更を許可せず、図示左側の表示領域38aと図示右側の表示領域38cには4WSとクラブのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されても、操向モードは切り換わらない。この状態から前輪中立センサ36がONになると、操向モード許可演算部44は操向モードの変更を許可し、状態4の動作モードに遷移する。
状態4の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが2WSモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aと図示右側の表示領域38cでは白黒が反転して、4WSとクラブのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
この状態4で、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されると、操向モードが2WSモードからクラブモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第1位置Aから第3位置Cに切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は後輪中立センサ37の状態に応じて、状態5又は状態6に移行する。状態5は操向モードがクラブモードに切り換わり、後輪中立センサ37がOFFの場合であり、状態6は操向モードがクラブモードに切り換わり、後輪中立センサ37がONの場合である。
状態5の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示右側の表示領域38cのクラブのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードがクラブモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aの4WSと図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されても、操向モードは切り換わらない。この状態から後輪中立センサ37がONになると操向モード許可演算部44は操向モードの変更を許可し、状態6の動作モードに遷移する。
状態6の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示右側の表示領域38cのクラブのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードがクラブモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aと図示中央の表示領域38bでは白黒が反転して、4WSと2WSのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
この状態6で、操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押されると、操向モードがクラブモードから4WSモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第3位置Cから第2位置Bに切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は後輪中立センサ37の状態に応じて、状態1又は状態2に移行する。
以後、前輪及び後輪の中立センサ36、37がONになる都度、又は操向モード切換スイッチ41のボタン41aが押される都度、状態が変化し、上記状態1から状態6の動作モードが繰り返される。
また、以上の状態1から状態6までの動作モードの遷移においては、4WSモードの状態2から2WSモードの状態3又は状態4への遷移があり、その次に2WSモードの状態4からクラブモードの状態5又は状態6への遷移があり、3回の操向モードの切り換え操作の中に必ず2WSモードが入る。4WSモードの状態2から2WSモードの状態3又は4への遷移に際しては、後輪中立センサ37がONで後輪2,2が直進状態にあるときに操向モードが切り換えられ、2WSモードの状態4からクラブモードの状態5又は状態6の遷移に際しては、前輪中立センサ36がONで前輪1,1が直進状態にあるときに操向モードが切り換えられる。これにより前輪1,1と後輪2,2に同期のずれが発生した場合でも確実にそのずれは解消される。
以上のように本実施の形態によれば、予め定められた順序に従って操向モードを切り換えるので、通常操作の操向モード切換パターンに必ず2WSへの切り換えが入ることとなるため、前輪1,1と後輪2,2の同期のずれが発生した場合でも、操向モードを切り換える通常の操作により確実に前輪1,1と後輪2,2の同期のずれを解消することができ、高い安全性を確保することができる。
また、操向モードを切り換える通常の操作により前輪1,1と後輪2,2の同期のずれが解消されるため、オペレータは前輪1,1及び後輪2,2の同期のずれを補正する操作を意識して行う必要が無く、優れた操作性と信頼性を確保することができる。
本発明の第2実施形態を図8〜図11により説明する。
図8は、本実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムを備えた操向装置を示す図であり、図9は操向モード表示装置38と操向モード切換スイッチを示す図である。図中、図1、図4に示した部分と同等の部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
図8及び図9において、本実施形態に係わる操向モード切換システムは、左方向切換スイッチ42と右方向切換スイッチ43とを有する操向モード切換スイッチ46を備えている。
左方向、右方向切換スイッチ42、43は、それぞれコントローラ39Aに接続された開閉式のスイッチであり、オペレータが操作手段であるボタン42a、43aを押すと、開閉部42b、43bがそれぞれ閉じ、コントローラ39が操向モードの切り換えを指示する。
コントローラ39Aは、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前輪1,1が直進状態にあることが検出されかつ操向モード切換スイッチ46の左方向、右方向切換スイッチ42、43の指示があるときに、予め定められた順序に従って操向モードを切り換え、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、後輪2,2が直進状態にあることが検出されるときに、予め定められた順序に従って操向モードを切り換えるように制御する。
図10はコントローラ39Aの処理機能を示す機能ブロック図である。
図10において、コントローラ39Aは操向モード許可演算部44Aと操向モード切換演算部45Aとを有している。
操向モード許可演算部44Aは、前輪中立センサ36と後輪中立センサ37から信号を入力し、前輪1,1及び後輪2,2がそれぞれ直進状態にあるかどうかを監視するとともに、操向モード切換演算部45Aの処理結果を入力し、操向モード切換バルブ24の現在の位置(現在の操向モード)を把握する。また、操向モード許可演算部44Aには左方向、右方向切換スイッチ42、43毎に、操向モードの切り換え順序が予め定められている。この切り換え順序は、4WSモード及びクラブモードの一方の次に2WSモードが位置する切り換え順序であり、左方向、右方向切換スイッチ42、43とで順序が逆であることが好ましい。操向モード許可演算部44Aは、そのような入力データと設定データに基づいて、現在の操向モードが2WSモードにあるときは、前輪中立センサ36により前輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可し、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、後輪中立センサ37により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可する。
操向モード切換演算部45Aは、操向モード許可演算部44Aの処理結果と操向モード切換スイッチ46の左方向、右方向切換スイッチ42、43からの信号を入力し、操向モード許可演算部44Aにより操向モードの切り換えが許可されかつ操向モード切換スイッチ46の左方向、右方向切換スイッチ42、43からの指示があると、許可された操向モードが得られるよう操向モード切換バルブ24のソレノイド33a、33bに切換信号を出力する。
また、操向モード許可演算部44Aは現在の操向モードの情報と操向モードの切り換えが許可されているかの情報を操向モード表示装置38に送り、操向モード表示装置38はそれらの情報に基づいて表示内容を切り換える。
図11は操向モード許可演算部44A及び操向モード切換演算部45Aの機能の詳細を示す動作モードの遷移一覧である。
図11において、「操向モード切換バルブ位置」と記載された行は操向モード切換バルブ24の切換位置(操向モード)を示し、「前輪中立センサ」、「後輪中立センサ」と記載された各行は前輪及び後輪の中立センサ36,37の状態を示し、「左方向切換スイッチ選択可能モード」と記載された行は左方向切換スイッチ42による操向モードの切換の許可状態と切り換え可能な操向モードを示し、「右方向切換スイッチ選択可能モード」と記載された行は右方向切換スイッチ43による操向モードの切換の許可状態と切り換え可能な操向モードを示している。
操向モード許可演算部44Aの動作モードには操向モード切換バルブ24の現在の切換位置(現在の操向モード)と前輪及び後輪の中立センサ36、37の状態に応じて状態1から状態6の6つの状態がある。操向モードが切り換え可能かどうかは前輪及び後輪の中立センサ位置をみて判断する。また、次にどの操向モードに切り換えるかは操向モード切換バルブ24の現在位置(現在の操向モード)と、予め定められた操向モードの切り換え順序と、を左方向切換スイッチ42と右方向切換スイッチ43のいずれが操作されたかに応じて決める。
予め定められた切り換え順序は、図示の例では、左方向切換スイッチ42に対しては、クラブ→2WS→4WSであり、右方向切換スイッチ43に対しては、この逆の4WS→2WS→クラブであり、それぞれ、切り換え方向は一方向である。最後の操向モードでは、同じスイッチが押された場合はそれ以上同じ方向には切り換わらない。前輪中立センサ36又は後輪中立センサ37がONすると、操向モードが切り換え可能となり、操向モード表示装置38の表示が切り換わる。操向モードが切り換え可能な状態で左方向、右方向切換スイッチ42、43のボタン42a、43aが押されると、上記の順序で操向モードが切り換わり、操向モード表示装置38の表示も切り換わる。
操向モード表示装置38の表示内容は、図7に示した場合と同様に、図11の状態1から状態6に対応して、状態1から状態6に変化する。また、4WS、2WS、クラブの各表示領域も同様に3パターンに変化する。
図11及び図7において、操向モード切換バルブ24が第2位置B(4WSモード)にあり、後輪中立センサ37がOFFのときは操向モード許可演算部44Aは状態1の動作モードにある。この場合は、操向モード表示装置38では、図示左側の表示領域38aの4WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが4WSモードであることが示される。また、図示中央の表示領域38bの2WSと図示右側の表示領域38cのクラブのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、左方向、右方向切換スイッチ42、43のボタン42a、43aが押されても、操向モードは切り換わらない。
この状態から後輪中立センサ37がONになると、操向モード許可演算部44Aは操向モードの変更を許可し、状態2の動作モードに遷移する。この状態では、操向モード表示装置38では、図示左側の表示領域38aの4WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが4WSモードであることが示される。また、図示中央の表示領域38bと図示右側の表示領域38cの白黒が反転して、2WSとクラブのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
状態2で、左方向切換スイッチ42のボタン42aが押された場合は、4WSモードは左方向切換スイッチ42に対して予め定められた切り換え順序の最後のモードであるため、操向モードは切り換わらず、状態2のままとなる。一方、状態2で、右方向切換スイッチ43のボタン43aが押されると、右方向切換スイッチ43に対して予め定められた切り換え順序に従い、操向モードは4WSモードから2WSモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第2位置Bから第1位置Aに切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は前輪中立センサ36の状態に応じて、状態3又は状態4に移行する。状態3は操向モードが2WSモードに切り換わり、前輪中立センサ36がOFFの場合であり、状態4は操向モードが2WSモードに切り換わり、前輪中立センサ36がONの場合である。
状態3の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが2WSモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aと図示右側の表示領域38cには4WSとクラブのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、左方向、右方向切換スイッチ42、43のボタン42a、43aが押されても、操向モードは切り換わらない。
この状態から前輪中立センサ36がONになると、操向モード許可演算部44Aは操向モードの変更を許可し、状態4の動作モードに遷移する。この状態では、操向モード表示装置38では、図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードが2WSモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aと図示右側の表示領域38cでは白黒が反転して、4WSとクラブのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
状態4で、左方向切換スイッチ42のボタン42aが押されると、左方向切換スイッチ42に対して予め定められた切り換え順序に従い、操向モードが2WSモードから4WSモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第1位置A(2WSモード)から第2位置B(4WSモード)に切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は後輪中立センサ37の状態に応じて、状態1又は状態2に移行する。
また、状態4で右方向切換スイッチ43のボタン43aが押されると、右方向切換スイッチ43に対して予め定められた切り換え順序に従い、操向モードが2WSモードからクラブモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第1位置A(2WSモード)から第3位置C(クラブモード)に切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は後輪中立センサ36の状態に応じて状態5又は状態6に移行する。状態5は操向モードがクラブモードに切り換わり、後輪中立センサ37がOFFの場合であり、状態6は操向モードがクラブモードに切り換わり、後輪中立センサ37がONの場合である。
状態5の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示右側の表示領域38cのクラブのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードがクラブモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aの4WSと図示中央の表示領域38bの2WSのシンボルのみが表示され、操向モードが切り換え可能な状態にないことが示される。この状態では、左方向、右方向切換スイッチ42、43のボタン42a、43aが押されても、操向モードは切り換わらない。この状態から後輪中立センサ37がONになると操向モード許可演算部44Aは操向モードの変更を許可し、状態6の動作モードに遷移する。
状態6の動作モードでは、操向モード表示装置38では、図示右側の表示領域の38cのクラブのシンボルが枠付で表示され、現在の操向モードがクラブモードであることが示される。また、図示左側の表示領域38aと図示中央の表示領域38bでは白黒が反転して、4WSと2WSのシンボルが白抜き表示され、操向モードが切り換え可能な状態にあることが示される。
状態6で、右方向切換スイッチ43のボタン43aが押された場合は、クラブモードは右方向切換スイッチ43に対して予め定められた切り換え順序の最後のモードであるため、操向モードは切り換わらず、状態6のままとなる。一方、状態6で左方向切換スイッチ42のボタン42aが押されると、左方向切換スイッチ42に対して予め定められた切り換え順序に従い、操向モードがクラブモードから2WSモードに切り換わり、操向モード切換バルブ24が第3位置C(クラブモード)から第1位置A(2WSモード)に切り換わる。また、これと同時に動作モードと表示内容は前輪中立センサ36の状態に応じて、状態3又は状態4に移行する。
以後、前輪及び後輪の中立センサ36、37がONになる都度、又は左方向、右方向切換スイッチ42、43のボタン42a、43aが押される都度、状態が変化し、上記状態1から状態6の動作モードが繰り返される。
また、以上の状態1から状態6までの動作モードの遷移においては、4WSモードの状態2あるいはクラブモードの状態6から2WSモードの状態3又は状態4への遷移があり、その次に2WSモードの状態4から4WSモードの状態1又は状態2あるいはクラブモードの状態5又は状態6への遷移があり、2回の操向モードの切り換え操作の中に必ず2WSモードが入る。4WSモードの状態2あるいはクラブモードの状態6から2WSモードの状態3又は4への遷移に際しては、後輪中立センサ37がONで後輪2,2が直進状態にあるときに操向モードが切り換えられ、2WSモードの状態4から4WSモードの状態1又は状態2あるいはクラブモードの状態5又は状態6の遷移に際しては、前輪中立センサ36がONで前輪1,1が直進状態にあるときに操向モードが切り換えられる。これにより前輪1,1と後輪2,2に同期のずれが発生した場合でも確実にそのずれは解消される。
以上のように本実施の形態によっても、予め定められた順序に従って操向モードを切り換えるので、通常操作の操向モード切換パターンに必ず2WSへの切り換えが入ることとなるため、前輪1,1と後輪2,2の同期のずれが発生した場合でも、操向モードを切り換える通常の操作により確実に前輪1,1と後輪2,2の同期のずれを解消することができ、高い安全性を確保することができる。
また、操向モードを切り換える通常の操作により前輪1,1と後輪2,2の同期のずれが解消されるため、オペレータは前輪1,1及び後輪2,2の同期のずれを補正する操作を意識して行う必要が無く、優れた操作性と信頼性を確保することができる。
本発明の第1の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムを備えた操向装置を示す図である。 本発明の操向モード切換システムが適用される作業用建設機械の一例としてリフトトラックの外観を示す側面図である。 本発明の操向モード切換システムが適用される作業用建設機械の一例としてリフトトラックの外観を示す上面図である。 本発明の第1の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムの一部である操向モード表示装置と操向モード切換スイッチとを合わせて示す図である。 本発明の第1の実施形態による操向モード切換システムの一部であるコントローラの処理機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムの操向モード許可演算部44及び操向モード切換演算部45の機能の詳細を示す動作モードの遷移一覧である。 図6に示す動作モードに対応する操向モード表示装置38の表示内容遷移を示す図である。 本発明の第2の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムを備えた操向装置を示す図である。 本発明の第2の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムの一部である操向モード表示装置と左方向、右方向切換スイッチとを合わせて示す図である。 本発明の第2の実施形態による操向モード切換システムの一部であるコントローラの処理機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態による車両系作業機械の操向モード切換システムの操向モード許可演算部44A及び操向モード切換演算部45Aの機能の詳細を示す動作モードの遷移一覧である。
符号の説明
1,1 前輪
2,2 後輪
14 前輪ステアリングシリンダ
15 後輪ステアリングシリンダ
21 油圧ポンプ
23 ステアリングバルブ
24 操向モード切り換えバルブ
36 前輪中立センサ(第1検出手段)
37 後輪中立センサ(第2検出手段)
38 操向モード表示装置
39,39A コントローラ
40 ステアリング
41 操向モード切り換えスイッチ
42 左方向切換スイッチ
43 右方向切換スイッチ
44,44A 操向モード許可演算部(第1処理手段)
45,45A 操向モード切換演算部(第2処理手段)
46 操向モード切り換えスイッチ

Claims (7)

  1. 前輪及び後輪と、この前輪及び後輪の操向を行う油圧式操向装置とを備え、前記油圧式操向装置は前輪のみを操作する2WSモード、前輪と後輪を同時に逆位相で操作する4WSモード、前輪と後輪を同時に同位相で操作するクラブモードを含む複数の操向モードを有する車両系作業機械の操向モード切り換えシステムにおいて、
    前記油圧式操向装置の操向モードの切り換えを指示する操向モード切換指示手段と、
    前記前輪の直進状態を検出する第1検出手段と、
    前記後輪の直進状態を検出する第2検出手段と、
    操向モードの切り換え順序が予め定められており、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前記第1検出手段により前輪が直進状態にあることが検出されかつ前記操向モード切換指示手段の指示があると、前記予め定められた順序に従って前記油圧式操向装置の操向モードを切り換え、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、前記第2検出手段により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って前記油圧式操向装置の操向モードを切り換える操向モード切換制御手段とを備えることを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  2. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    前記操向モード切換制御手段は、
    前記操向モードの切り換え順序が予め定められており、現在の操向モードが2WSモードであるときは、前記第1検出手段により前輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可し、現在の操向モードが4WSモード及びクラブモードのいずれかであるときは、前記第2検出手段により後輪が直進状態にあることが検出されると、前記予め定められた順序に従って操向モードの切り換えを許可する第1処理手段と、
    前記第1処理手段により操向モードの切り換えが許可されかつ前記操向モード切換指示手段の指示があると、前記許可された操向モードが得られるよう前記油圧式操向装置の操向モードを切り換える第2処理手段とを有することを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  3. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    前記操向モード切換制御手段は、4WSモード及びクラブモードの少なくとも一方の次に2WSモードが位置するように前記操向モードの切り換え順序を定めたことを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  4. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    前記操向モード切換制御手段は、連続する3つの操向モードの中に常に2WSが含まれるよう前記操向モードの切り換え順序を定めたことを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  5. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    前記操向モード切換指示手段は1つの操向モード切換スイッチを有し、
    前記操向モード切換制御手段は、前記操向モードの切り換え順序として、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる単位切り換え順序を予め定め、その単位切り換え順序を繰り返すことを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  6. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    前記操向モード切換指示手段は第1及び第2の2つの操向モード切換スイッチを有し、
    前記操向モード切換制御手段は、前記操向モードの切り換え順序として、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる前記第1操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序と、4WSモード、2WSモード、クラブモードからなる前記第2操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序とを予め定め、前記第1操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序と前記第2操向モード切換スイッチ用の単位切り換え順序とで操向モードの切り換え順序を逆にしたことを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
  7. 請求項1記載の車両系作業機械の操向モード切換システムにおいて、
    2WSモード、4WSモード、クラブモードの3つの操向モードに対応する3つの表示領域を順番に並べた操向モード表示装置を更に備え、
    前記操向モード表示装置は、現在の操向モードに対応する表示領域を他の表示領域と区別して表示するとともに、操向モードが切り換え可能な状態にあるかどうかが分かるように表示し、
    前記3つの表示領域の並びの順序は前記操向モードの単位切り換え順序に対応していることを特徴とする車両系作業機械の操向モード切換システム。
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