JP2006067294A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 微小なドットの大小、または微小なドットの密度によって入力画像の濃度を表現する疑似中間調処理において、中間調の濃度域での細線または文字の輪郭部におけるドットの途切れを防止する。
【解決手段】 画像データからエッジを構成する画素であるとして決定された画素が、所定の条件に該当するか否かを判定し、所定の条件に該当すると判定された画素のハーフトーン処理後の階調値をN(Nは1以上の整数)レベル上の階調値に対応するドット配置パターンに置換する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、量子化されたデータをドット配列に展開する画像処理方法及び画像処理装置に関する。
プリント部である記録ヘッドをプリント媒体上で走査させながらプリント動作を実行するシリアル走査型の画像記録装置の代表的なものとしてインクジェット方式による画像記録装置があげられる。
このインクジェット記録装置において、従来から多値画像情報を2値画像情報に変換する代表的な擬似中間調処理方法として、ディザ法または誤差拡散法と呼ばれるものがある。
ディザ法は、微細なドットの大小に置き換えて中間調画像を表現するため、ある大きさのマトリクス中に規則的なパターンで並べられた閾値が埋め込まれているディザマトリクスを、元画像上で繰り返し使用することで、入力画素ごとに対応する閾値と比較し、入力画素が閾値よりも大きい場合にドットをONとすることでハーフトーン画像を生成する方法である。
このディザ法では、階調性を良くするためにはディザマトリクスサイズを大きくする必要があり、逆に高分解能を得るためにはディザマトリクスを小さくしなければならない。
一方、誤差拡散法は、微小なドットの密度を変えることにより中間調画像を表現するため、入力画素と閾値との比較による2値化を行った際に生ずる誤差を所定の割合で主走査方向・副走査方向の隣接画素に拡散し、誤差の低減、換言すれば濃度保存を行う方法である。誤差拡散法では、ドットをランダムに配置し、その密度によって階調を表現するため、モアレの発生を考慮する必要性がなく、前記階調性と高分解能を両立する手法である。
この誤差拡散法においては、2値化を行った際に生ずる誤差を所定の割合で周辺画素へ拡散するという処理を行うため、ディザ法に比べ処理に多くの時間が費やされる。さらに、近年、記録液滴の小液滴化、またそれに伴う記録解像度の高解像度化に伴い、装置内で処理すべきデータサイズが膨大な量となり、ホスト装置におけるデータ処理時間の増加、あるいはホスト装置から記録装置へ転送する時のデータ転送量の増加からシステム全体のスループットも低下するため処理により多くの時間を要してしまうという問題が生じている。
この問題に対し、例えば出力解像度600dpiの画像記録装置において、5値の擬似中間調処理が施された300dpiの多値画像から、階調値に応じて2×2のドット配列に展開することで、600dpiの2値画像を得る方法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
この方法によれば、ホスト装置からの入力解像度300dpiの画像に対して5値の擬似中間調処理を行い、多値レベル(0〜4)を得る。図1に示すように各多値レベルに対して2×2のドット配列により5段階の表現が可能であり、レベル1からレベル3においては複数のパターンが定義可能である。
上記擬似中間調処理によって得られた5値の多値レベルのそれぞれについて、出力要素を図1に示す複数のパターン(レベル0またはレベル4は固定パターン)からシーケンシャルあるいはランダムに選択して配置する。これにより、各多値レベルにおいて形成されるドットは位置が固定にならないため、擬似中間調処理後の「はき寄せ現象」等を低減させ、高階調かつ高品位な画像出力を得られるとともに、300dpiの解像度で中間調処理を行うため600dpiで処理するのに比較して、処理を高速化できる。そのため、出力装置の分解能を十分に発揮しつつ高品位な画像の出力を行っている。
特許第3423491号 特開2001−54956
しかし、上記のような擬似中間調処理によって得られる出力画像は、出力装置の分解能を十分に発揮したとしても、微小なドットの大小、または微小なドットの密度によって入力画像の濃度を表現しているため、中間調の濃度においては細線または文字の輪郭部においてドットの途切れが発生するという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、記録装置に出力する記録2値画像中の文字や線のエッジ部分において、ドットの途切れのない高品位な画像を生成することが出来る画像処理方法、画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明の画像処理方法は、入力された画像データに対して3値以上の疑似中間調処理を行うハーフトーン処理工程と、前記画像データからエッジを構成する画素を決定するエッジ画素決定工程と、前記エッジ画素決定工程で決定された画素が、所定の条件に該当するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程で所定の条件に該当すると判定された画素の前記ハーフトーン処理後の階調値をN(Nは1以上の整数)レベル上の階調値に対応するドット配置パターンに置換する置換工程とを有する。
また、本発明の画像処理装置は、入力された画像データに対して3値以上の疑似中間調処理を行うハーフトーン処理手段と、前記画像データからエッジを構成する画素を決定するエッジ画素決定手段と、前記エッジ画素決定手段で決定された画素が、所定の条件に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で所定の条件に該当すると判定された画素の前記ハーフトーン処理後の階調値をN(Nは1以上の整数)レベル上の階調値に対応するドット配置パターンに置換する置換手段とを有する。
以上説明したように、本発明によれば、中間調処理後の注目画素がエッジ部であると判定され、さらに位置条件または階調値条件を満たした画素において、中間調処理部で得られた階調値からNレベル上の階調値に相当するドット配列を選択する。そのため、出力画像のエッジ部を強調する効果が得られ、エッジ部において途切れの少ない高品位な出力画像を作成することが可能である。
また、入力画像情報等、種々の条件に応じて位置条件、階調値条件またはNレベルを適切な値に設定することにより、エッジの強調率を変化させることも可能となる。
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施例では、入力解像度300dpiで入力された入力画像データに対して、5値の擬似中間調処理(ハーフトーン処理)を行う。また、入力画像データにおいてエッジと検出された画素位置において、位置情報を条件として上記中間調処理で得られた階調値より1レベル上の階調値に対応したドット配列を選択し記録2値画像を作成する手段を説明する。本実施例での位置条件は、画素位置を(X、Y)とするとX%2=Y%2の条件が成り立つ画素位置であるとするが、本発明はこの条件に限定されない。また、上記の処理は、ホストコンピュータ内で実行しても、プリンタ側で実行してもよい。また、本発明の実施例では、以下の処理をソフトウエアによって実行するものとして説明する。即ち、以下の処理内容を記載したプログラムをCPUなどの演算装置が実行することによって動作するものである。しかしながら、本発明は以下の処理内容をASICなどのハードウエアによって実現するものであってもよい。
なお、上記条件における記号「%」は剰余を表している。つまり、X%2=Y%2とは、ある画素位置(X、Y)において、Xを2で割った余りと、Yを2で割った余りが等しいということを意味するものである。
図2は本実施例における画像データ変換処理の流れを説明するためのブロック図である。
ホスト装置のオペレーティングシステムで動作するプログラムとしてアプリケーションやプリンタドライバがあり、アプリケーション201は記録装置で記録する画像データを作成する処理を実行する。
本実施形態ではその後、色変換処理202、色分解処理203、γ補正204、ハーフトーニング205、エッジ検出206、およびドット配置パターン化処理207を有するものとする。ここで、各処理を簡単に説明すると、色変換処理202は色域(Gamut)のマッピングを行う。これにより、sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、記録装置によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的には300dpiの画素密度で構成されたR、G、B各8bitで表現された輝度信号を、各色が3次元のLUTを用いることにより、異なる内容のR、G、Bの8bitのデータに変換する。
色分解処理203は、上記色域のマッピングがなされたデータR、G、Bに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応した色分解データY、M、C、Kを求める処理を行う。ここでは前段処理と同様に、3次元LUTにて補間演算を併用して行うものとする。
γ補正204は、後段処理203によって求められた色分解データの各色のデータごとにその階調値変換を行う。具体的には、記録装置の各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用いることにより、上記色分解データが記録装置の階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。
エッジ検出処理206では、γ補正後のY、M、C、Kの各8bitデータに対して、処理画素のデータ値と前処理画素のデータ値の差分がある閾値以上の場合をエッジと判定する。
ハーフトーニング206は、300dpiの画素密度で構成された8ビットの色分解データY、M、C、Kそれぞれについて、同じく300dpiの画素密度で構成された3ビットのデータに変換する量子化を行う。本実施形態では、多値誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを、5階調の3ビットデータに変換する。この3ビットデータは、ドット配置パターン化処理におけるドット配列を示すためのインデックスとなるデータである。
ドット配置パターン化処理207では、300dpiの画素密度で構成された3ビットのデータに対し、ドットの記録/非記録が定められた2×2のドット配列を、エッジ部であると判定された画素で、さらに位置条件を満たした画素に割当て、600dpiの1ビット2値データに変換する。
さて、本実施形態における2値画像の作成手順を図3に示すフローチャートを参照して説明する。以下の処理は、不図示の演算装置がプログラムに基づいて実行するものである。
図3において、まずステップS301において入力画像データにおける処理対象の画素位置(以下、注目画素と記す)における入力値を取得する。ここで、入力画像データは例えば、1画素あたり8ビットで表されるような多値の画像データである。入力値とは、画素のビット値に相当するものである。本実施例では、入力画像データはL(L≧2)ビットデータとする。
次に、ステップS302において注目画素に対して疑似中間調処理を行う。これにより、注目画素の入力値は所定のレベルの階調値となる。本実施例では、上記疑似中間調処理は誤差拡散処理であるが、その他のハーフトーニング処理であってもよい。
ステップS303において注目画素が画像のエッジ部であるか否かを判定する。注目画素がエッジ部であるか否かを判定する方法については、本発明の本質ではないため、詳細な説明を省略するが、特定のパターンに対して注目画素を中心とする数画素の領域データをマッチングさせ、それによりエッジを構成する画素であるか否かを判定する方法などを用いればよい。
注目画素がエッジ部であればステップS304の処理に進む。ステップS304では、注目画素が位置条件を満たしているかを判定する。本実施例の位置条件の判定は、X%2=Y%2の条件が成り立つ画素位置か否かの判定である。つまり画像データにおける画素配列において、偶数行では偶数列が条件を満たしており、奇数行では奇数列が条件を満たすことになる。これを図示したものが図4である。図4の斜線部で示す画素位置が上記条件を満たしていることとなる。
ステップS303で注目画素値がエッジ部であると判定され、さらにステップS304で位置条件が満たされていた場合はステップS305の処理に移る。ステップS305では、ステップS302において取得された階調値から本実施例では1レベル上の階調値に対応したドット配列が選択される。
一方、ステップS303で注目画素がエッジではないと判定された場合、もしくはステップS304において位置条件を満たしていない場合はステップS306の処理に移る。ステップS306では、ステップS302において取得された階調値に対応したドット配列が選択される。
以上、本実施例におけるフローを説明したが、ステップS303とステップS304の順序はどちらが先でもよい。また、入力された画像データ全体に対して疑似中間調処理を行った後、各画素においてステップS303とステップS304の処理を行っても良い。
以上、説明したステップを具体的に説明する。
図5(a)は本実施例におけるステップS301において解像度300dpiで入力された中間調画像の一部を示している。図5(a)で塗りつぶされた部分は中間調の入力値が入っている部分であり、空白部分は入力値が0の部分である。図5(b)は、ステップS302の処理により図5(a)の中間調画像に5値の誤差拡散処理を行った結果の例を示す図である。
図5(b)の各画素中の値は、誤差拡散処理後の階調値(0〜4)を示しており、分かり易くするため、図5(a)の塗りつぶされた部分のみ記載している。
図6(a)の斜線部は、図5(a)の疑似中間調画像のエッジを検出し、エッジ部と判定された画素を示している。図6(b)の斜線部は、本実施例の位置条件であるX%2=Y%2の条件が成り立つ画素位置を示している。
また、図7は本実施例で作成される2値画像を示す図である。
図5の501で示した画素に対して、ステップS302において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、この画素位置で得られる階調値は504に示すように2となる。そして、ステップS303の処理に移り、図6の601で示した画素は、エッジ検出部ではエッジと判定されているため、ステップS304に移る。さらに、ステップS304では図6の604で示した画素において、X%2=Y%2の位置条件を満たしているか否かが判定される。図6の604で示した画素は、上記位置条件を満たしていないため、ステップS306の処理に移り、図1の階調値2に相当する図7の701で示した2×2のドット配列が選択される。
また、図5の502で示した画素に対して、ステップS302において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、得られる階調値は505に示すように0となる。そして、ステップS303の処理に移り、図6の602で示した画素は、エッジ検出部ではエッジと判定されているため、ステップS304に移る。さらに、ステップS304では図6の605で示した画素は、X%2=Y%2の位置条件を満たしている。そのため、ステップS305の処理に移り、ステップS302で得られた階調値0から1レベル上の図1の階調値1に相当する図7の702で示した階調値1の2×2のドット配列が選択される。
一方、図5の503で示した画素に対して、ステップS302において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、得られる階調値は506に示すように1となる。そして、ステップS303の処理に移り、図6の603で示した画素は、エッジ検出部ではエッジと判定されていない。そのため、ステップS306の処理に移り、図1の階調値1に相当する図7の703で示した2×2のドット配列が選択される。
以上のように、本発明では、エッジ部であると判定された画素で、さらに位置条件を満たした画素において、中間調処理部で得られた階調値からNレベル上の階調値に相当するドット配列を選択する。
このように、エッジと判定され、さらに位置条件を満たした画素においてNレベル上のドット配列を選択するため、出力画像としてエッジ部が極端に目立つことが無い。また、図8に図5(b)の疑似中間調処理後の階調値のみでドット配列を選択した従来の処理結果を示す。図8と本発明の処理結果である図7を比較しても分かるように、本発明では、エッジ部において従来の技術に比較して、途切れの少ない高品位な出力画像を作成することが可能である。また、位置条件とNレベルを適切に設定することにより、エッジの強調率を変化させることも可能となる。
本実施例では、位置条件をX%2=Y%2の条件が成り立つ画素位置としたが、この条件はX%2=R%2(Rは乱数値)が成り立つ画素位置とすることも可能である。条件をX%2=R%2とすれば、出力画像の各ラインにおける画素において、エッジ部の強調される部分をランダムに作成することが出来る。
また、特にフローチャートにおいては記述をしていないが、エッジ部であると判定された画素で、さらに位置条件を満たした画素の階調値が階調レンジにおける最大値である場合は、Nレベル上の階調値とすることはせず、その階調値を利用する。
また、Nレベル上の階調値が階調レンジにおける最大値を超える場合は、最大の階調値に置換する。
本実施例では、入力解像度300dpiで入力された入力画像データに対して、5値の擬似中間調処理(ハーフトーン処理)を行う。そして、入力画像データにおいてエッジと検出された画素位置において、疑似中間調処理後に得られた階調値情報を条件として上記疑似中間調処理で得られた階調値より2レベル上の階調値に対応したドット配列を選択し記録2値画像を作成する手段を説明する。本実施例での階調値条件は、中間調処理後の階調値が0の条件が成り立つ画素位置とする。
本実施形態における記録2値画像作成段階を示すフローチャートを図9に示す。
本実施例で、実施例1と異なる部分は、ステップS904の部分であり、それ以外のステップは実施例1と同様であるため説明は省略する。
ステップS904はステップS903で注目画素がエッジ部であると判定された場合に行われる。ステップS904では、注目画素の階調値が階調値条件を満たしているかを判定する。本実施例での階調値条件は階調値が0という条件であるので、注目画素の階調値が0である場合にステップS905に移り、ステップS902において取得された階調値より2レベル上の階調値に対応したドット配列が選択される。
本実施例でも実施例1と同様に、ステップS903とステップS904の順序はどちらが先でもよい。また、入力された画像データ全体に対して疑似中間調処理を行った後、各画素においてステップS903とステップS904の処理を行っても良い。
以上、説明したステップを具体的に説明する。
本実施例では、実施例1と同様に、図5(a)をステップS901において解像度300dpiで入力された中間調画像の一部とし、ステップS902で中間調画像に5値の誤差拡散処理を行った結果例を示す図とする。また、図10(a)の斜線部は、図6(a)と同様、図5(a)の中間調画像のエッジを検出しエッジ部と判定された画素を示している。また、図10(b)の斜線部は、本実施例の階調条件に該当する図5(b)の誤差拡散処理後の階調値0である部分を示している。また、分かり易くするため、図5(a)の塗りつぶされた部分における階調値0の部分のみを記載している。
図5の501で示した画素に対して、ステップS902において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、得られる階調値は504に示すように2となる。そして、ステップS903の処理に移る。この画素は、図10の1001に示すようにエッジ検出部でエッジを構成する画素と判定されているため、ステップS904に移る。
さらに、この画素は図10の1004に示すように、ステップS904の判定において、階調値が0であるという階調値条件を満たさないため、ステップS906の処理に移る。ステップS906において、図1の階調値2に相当する図11の1101で示した2×2のドット配列が選択される。
また、図5の502で示した画素に対して、ステップS902において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、得られる階調値は505に示すように0となる。そして、ステップS903の処理に移る。この画素は、図10の1002に示すようにエッジ検出部でエッジを構成する画素と判定されているため、ステップS904に移る。
さらに、この画素は、図10の1005に示すように、ステップS904の判定において、階調値が0であるという階調値条件を満たしている。そのため、ステップS905の処理に移り、ステップS902で得られた階調値0に対して2レベル上の階調値である階調値2に相当する図11の1102で示した2×2のドット配列が選択される。
一方、図5の503で示した画素に対して、ステップS902において疑似中間調処理である誤差拡散処理を行った結果、得られる階調値は506に示すように1となる。そして、ステップS903の処理に移る。この画素は、図10の1003に示すようにエッジ検出部ではエッジを構成する画素と判定されていない。そのため、ステップS906の処理に移り、図1の階調値1に相当する図11の1103で示した2×2のドット配列が選択される。
以上のように、本発明では、エッジ部であると判定された画素で、さらに階調値条件を満たした画素において、中間調処理部で得られた階調値からNレベル上の階調値に相当するドット配列を選択する。
従来の方法で処理を行った場合の画像データである図8と本実施例によって得られた画像データである図11を比較しても分かるように、エッジと判定され、さらに階調値条件を満たした画素においてNレベル上のドット配列を選択するため、エッジ部において途切れの少ない高品位な出力画像を作成することが可能である。
また、実施例1と同様に階調値条件とNレベルを適切に設定することにより、エッジの強調率を変化させることも可能となる。
本実施例では、階調値条件を階調値0が成り立つ画素位置としたが、この条件は階調値0に限ったものではない。例えば、エッジと判定された画素の階調値が0と1のいずれかに相当する場合には、当該画素をNレベル上のドット配列とすることも可能である。
以上、実施例1から実施例2について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な形態による実施が可能である。
例えば、疑似中間調処理は本実施例では誤差拡散処理としたがディザ処理も可能である。また、位置条件、階調値条件、Nレベルは本実施例のそれらの値に限定されるものではなく、エッジの強調率、または入力画像データ等、種々の条件に応じて適切な値を選択すればよい。
また、本実施例では、処理画素と前処理画素との差分値がある閾値以上ならば、エッジ部と判定する例を示しているが、パターンマッチングやフィルタリング処理等により注目画素をエッジと検出してもよく、エッジ検出手段が本実施例に限られるものではなく、エッジが検出可能であればどのような処理でも良い。また、入力画像データ(RGB)から検出してもよいし、中間調処理後の多階調値から検出することも可能である。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
5値の多値レベルに対応する出力要素を模式化した図である。 本発明に適用可能な画像データ変換処理の流れを説明するためのブロック図である。 実施例1における画像処理方法を示すフローチャートである。 実施例1における位置条件を満たす画素を模式化した図である。 実施例1における入力画像と中間調処理結果例を模式化した図である。 実施例1においてエッジ部を示す画素と位置条件を満たす画素を模式化した図である。 実施例1において作成される記録2値画像を模式化した図である。 図4(b)の中間調処理後の階調値から作成される従来の記録2値画像を模式化した図である。 実施例2における画像処理方法を示すフローチャートである。 実施例2においてエッジ部を示す画素と階調値条件を満たす画素を模式化した図である。 実施例2において作成される記録2値画像を模式化した図である。
符号の説明
205 エッジ検出部
206 ハーフトーニング処理部
207 ドット配置パターン化処理部

Claims (10)

  1. 入力された画像データに対して3値以上の疑似中間調処理を行うハーフトーン処理工程と、
    前記画像データからエッジを構成する画素を決定するエッジ画素決定工程と、
    前記エッジ画素決定工程で決定された画素が、所定の条件に該当するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で所定の条件に該当すると判定された画素の前記ハーフトーン処理後の階調値をN(Nは1以上の整数)レベル上の階調値に対応するドット配置パターンに置換する置換工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記判定工程で判定する所定の条件は、マトリクス状に配列された画素の位置に関する条件であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記判定工程は、画素の主走査方向の位置X(X≦1)と副走査方向の位置Y(Y≦1)をそれぞれ所定数M(Mは2以上の整数)で除算した余りが等しい画素(X、Y)を所定の位置条件に該当するとして判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記判定工程は、画素の主走査方向の位置X(X≦1)と乱数値R(R≦1)をそれぞれ所定数M(Mは2以上の整数)で除算した余りが等しい画素(X、Y)を所定の位置条件に該当するとして判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 前記判定工程で判定する所定の条件は、前記ハーフトーン処理工程で疑似中間調処理された後の階調値が所定の少なくとも1つの値に等しいか否かであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 入力された画像データに対して3値以上の疑似中間調処理を行うハーフトーン処理手段と、
    前記画像データからエッジを構成する画素を決定するエッジ画素決定手段と、
    前記エッジ画素決定手段で決定された画素が、所定の条件に該当するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で所定の条件に該当すると判定された画素の前記ハーフトーン処理後の階調値をN(Nは1以上の整数)レベル上の階調値に対応するドット配置パターンに置換する置換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記判定手段で判定する所定の条件は、マトリクス状に配列された画素の位置に関する条件であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記判定手段は、画素の主走査方向の位置X(X≦1)と副走査方向の位置Y(Y≦1)をそれぞれ所定数M(Mは2以上の整数)で除算した余りが等しい画素(X、Y)を所定の位置条件に該当するとして判定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記判定手段は、画素の主走査方向の位置X(X≦1)と乱数値R(R≦1)をそれぞれ所定数M(Mは2以上の整数)で除算した余りが等しい画素(X、Y)を所定の位置条件に該当するとして判定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記判定手段で判定する所定の条件は、前記ハーフトーン処理工程で疑似中間調処理された後の階調値が所定の少なくとも1つの値に等しいか否かであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101155667B1 (ko) * 2007-08-08 2012-06-13 삼성전자주식회사 화상처리장치 및 그 제어방법

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