JP2006065546A - 金銭処理装置、紙幣処理装置および硬貨処理装置 - Google Patents

金銭処理装置、紙幣処理装置および硬貨処理装置

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Abstract

【課題】 紙幣処理および硬貨処理の部分をそれぞれ小型化して小さなスペースに一緒に組み込むことができるようにした金銭処理装置を提供する。
【解決手段】 金銭処理装置1は、限られたスペースを有する筐体2の中に紙幣処理装置および硬貨処理装置が組み込まれている。紙幣処理装置は、特定の1つの金種の紙幣を収納できるリサイクル機能を持った金庫と、それ以外のすべての金種の紙幣を収納する金庫とで全金種の紙幣を扱えるようにし、硬貨処理装置は、奥行方向に複数並設された釣銭チューブを取り囲むように、硬貨投入口201から入金した硬貨を搬送するリフタ部、硬貨振分部および出金硬貨搬送部を配設し、リフタ部による搬送の途中に硬貨識別部を配置することで硬貨が最短距離で流れるように構成して、それぞれ小型化し、紙幣および硬貨を取り扱う本体装置の狭いスペースに一緒に組み込めるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は金銭処理装置、紙幣処理装置および硬貨処理装置に関し、特にセルフサービス方式のガソリンスタンドに設置されている給油ポンプに搭載して紙幣および硬貨を同時に取り扱うことができる小型化された金銭処理装置、紙幣処理装置および硬貨処理装置に関する。
たとえばガソリンスタンドなどでは、給油した量に応じて現金の入出金処理を行うが、特にセルフサービス方式のガソリンスタンドにおいては、ガソリンの給油から清算までを利用者自身が行うことになっている。そのため、利用者は、その給油を行う場所において給油から清算までのすべての操作をできることが望ましい。しかし、現金の入出金処理を行う部分に関しては、給油ポンプの大きさがある程度決まっているため、その中に、紙幣および硬貨を取り扱う装置を組み込むスペースに制約がある。
そこで、従来の給油ポンプでは、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理装置のみが搭載されており、小額の釣銭があるとき、または硬貨による清算を行う場合には、別の場所に併設された清算機もしくは店内で釣銭の清算を行うようにしている。
その清算機などには、釣銭処理を行うことができる硬貨処理装置が設けられていて、入金された硬貨の金種を判別し、判別された金種に応じて収納するとともに、収納された硬貨の中から該当する金種および枚数分の硬貨が釣銭として払い出しできるようになっている。
このような硬貨処理装置においては、入金された硬貨を釣銭として再利用するために硬貨収納庫は金種別の硬貨チューブを備えていて金種別に収納するようにしており、その金種別の収納に先立って入金された硬貨の振り分けを行う振分装置を搭載している。振分装置にて振り分けられた硬貨は、その下部に開口するように配置された硬貨チューブ内に落下して金種別に収納される。
釣銭が必要な場合は、収納庫の該当金種のチューブから硬貨が1枚ずつ必要枚数だけ払い出され、払い出された硬貨は硬貨出金搬送部にて硬貨取出口まで搬送され、釣銭として出金される。
このような硬貨処理装置は、流通している硬貨の全金種を取り扱うことができるもので、スーパーマーケットなどで用いられているキャッシュドロアと連動して動作する釣銭機と同様な機器構成(たとえば、特許文献1参照。)が採用されている。
一方、給油ポンプ内に搭載された紙幣処理装置においても、入金された紙幣を識別して紙幣収納庫へ収納し、釣銭が必要な場合には、紙幣収納庫から該当金種の釣銭紙幣を払い出す構成になっている。このような紙幣処理装置は、入金された紙幣を鑑別後、金種別に収納する複数の紙幣収納庫を有しており、その紙幣収納庫の少なくとも1つは、収納紙幣を払い出すことができる機構が設けられていて、入金されて紙幣収納庫に収納されている紙幣を釣銭として再利用できるようにしている。紙幣処理装置は、また、その払い出し機構の出口側に払い出された紙幣を鑑別する出金紙幣鑑別部を有していて、そこで払い出すには不適当と判断された紙幣(たとえば紙幣が複数枚重なって繰り出された場合、あるいは係員が釣銭不足のために補充した紙幣の中に他の金種の紙幣が混入していた場合など)をそのまま釣銭として出金することはできないので、そのような紙幣を収納しておく出金リジェクト庫も備えている。
このような紙幣処理装置は、流通している全金種の紙幣を取り扱うことができるもので、券売機などに搭載されている入出金機と同様な機器構成(たとえば、特許文献2参照。)が採用されている。
特開2001−351136号公報(図3) 特開2004−103040号公報(図1)
しかしながら、現金の入出金処理は、紙幣のみならず硬貨の釣銭の清算まで同じ給油ポンプの場所にて行うことが要望されているが、給油ポンプに搭載される従来の金銭処理装置は、スペースの関係で紙幣処理装置のみであって、硬貨処理装置を一緒に組み込むことができないため、清算をするのに場所を変えて行わなければならず、非常に煩わしいという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、紙幣処理および硬貨処理の部分をそれぞれ小型化して小さなスペースに一緒に組み込むことができるようにした金銭処理装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、紙幣処理装置と硬貨処理装置とを一体に備え、本体装置に接続されて所定の金銭処理を行う金銭処理装置において、前記紙幣処理装置は、前面下部に設けられた紙幣投入口から入金された紙幣を鑑別する入金紙幣鑑別部と、上部に配置されて特定の1つの金種を除くすべての金種の前記紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、前記第1の金庫の下部に隣接して配置され、前記特定の1つの金種の前記紙幣を収納したり収納されている前記紙幣を繰り出したりすることができるリサイクル機能を持った第2の金庫と、前記第2の金庫の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣を出金に必要な枚数に達するまで保留し、保留された前記紙幣を前面下部に設けられた紙幣出金口へ一括して出金する出金保留部とを備え、前記硬貨処理装置は、上下に延びるように設けられ、奥行方向に複数並設された釣銭チューブと、前記釣銭チューブの手前側に並ぶように上下に延設され、前面下部に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部と、前記リフタ部の搬送通路の中間に設けられ、搬送される硬貨を識別する硬貨識別部と、前記リフタ部の上端部近傍から前記釣銭チューブの上方を奥行方向に延び、前記リフタ部から前記硬貨を受け取って搬送し、対応する釣銭チューブに振り分ける硬貨振分部と、前記釣銭チューブの下方に奥行方向に延び、いずれかの釣銭チューブから出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えていることを特徴とする金銭処理装置が提供される。
このような金銭処理装置によれば、紙幣処理装置については、特定の1つの金種を除くすべての金種の紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、特定の1つの金種の紙幣を収納したり出金したりすることができるリサイクル機能を持った第2の金庫との2つの金庫だけで全金種の紙幣を取り扱うことができるようにしたので、金庫の部分の設置スペースを縮小することができ、紙幣処理装置を小型化できた。また、硬貨処理装置については、奥行方向に複数並設された釣銭チューブを取り囲むように、硬貨を搬送するリフタ部、硬貨振分部および出金硬貨搬送部が配設され、釣銭チューブの手前側の硬貨投入口に近い位置にリフタ部を配置し、リフタ部の途中に硬貨識別部を配置している。これにより、硬貨処理装置の内部を循環する硬貨の動線が最短化され、硬貨処理装置をコンパクトに構成できた。このように、紙幣処理装置および硬貨処理装置のそれぞれが小型化できたことにより、設置スペースの狭い場所でも、紙幣処理装置および硬貨処理装置を一緒に組み込むことができる。
本発明の金銭処理装置は、紙幣処理装置については、全金種の紙幣を2つの金庫だけで扱えるようにしたことにより、また、硬貨処理装置については、硬貨が最短距離で流れるよう構成要素を配置したことで、それぞれ小型化が可能になり、紙幣および硬貨を取り扱う本体装置の狭いスペースに紙幣処理装置および硬貨処理装置を一緒に設置することができるというという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を、セルフサービス方式のガソリンスタンドに設置される給油ポンプに搭載するようにした金銭処理装置を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は金銭処理装置の外観を示す説明図である。
この金銭処理装置1は、給油ポンプを制御する本体装置に接続されて、ガソリンを所定量単位で販売する際に現金の入出金処理を行う機能を有するものであって、その本体装置には、正面の接客部分が接客側に露出される状態で組み込まれる。金銭処理装置1は、紙幣処理装置と硬貨処理装置とを収容した筐体2を有し、その正面の上部には、表扉3が開閉可能に設けられている。表扉3には、錠4が設けられていて、保守作業を行うとき以外は施錠しておくことができるようになっている。筐体2の正面の下部には、紙幣処理装置および硬貨処理装置の接客部分が露出状態で設けられている。筐体2の中には、正面から見て左側に紙幣処理装置、右側に硬貨処理装置が収容されているので、表扉3の下方の左側には、紙幣を入出金することができる紙幣投入口および紙幣出金口の接客部分が配置されており、これら紙幣投入口および紙幣出金口は、使用時に利用者によって開閉されるカバー5によって覆われている。表扉3の下方の右側には、硬貨を入出金することができる硬貨投入口201および硬貨払出口の接客部分が配置されており、その硬貨払出口は、使用時に利用者によって開閉されるカバー6によって覆われている。
次に、この金銭処理装置1に収容されている紙幣処理装置の構成について説明する。
図2は紙幣処理装置の概要を示す内部側面図である。
紙幣処理装置100は、その前面下部に紙幣を1枚ずつ投入する紙幣投入口101を有し、この紙幣投入口101の奥に紙幣投入センサ102が配置されている。この紙幣投入センサ102は、投入された紙幣を取り込むための図示しない取り込みローラを駆動するモータ103および取り込まれた紙幣を搬送するための入金紙幣搬送部を駆動するモータ104に連動していて、紙幣の投入を検知した場合に、取り込みローラおよび入金紙幣搬送部を動作させるよう構成されている。紙幣投入センサ102の下流側には、入金紙幣鑑別部105が配置されている。この入金紙幣鑑別部105は、複数のセンサを備えていて、入金紙幣搬送部によって搬送される紙幣が通過する間に紙幣の真贋判定および金種の識別を行う。紙幣投入センサ102と入金紙幣鑑別部105とは、入金紙幣鑑別部105による紙幣の鑑別が始まると、紙幣の後端が紙幣投入センサ102を抜けるような位置関係になっていて、紙幣投入センサ102が紙幣を検知できなくなった時点で、モータ103は停止され、次の紙幣を取り込まないようにしている。ここで、搬送されてきた紙幣がこの入金紙幣鑑別部105によって正貨と判断されなかった場合、その紙幣は、モータ103,104を逆転動作させることにより、紙幣投入口101へ返却される。
入金紙幣搬送部は、モータ106によって駆動されて紙幣を垂直方向に搬送する垂直紙幣搬送部に連絡されている。この垂直紙幣搬送部の下部近傍には、紙幣の通過をゲートの動きによって検出する通過センサ107が配置されており、入金紙幣鑑別部105によって正貨と判断された紙幣の通過を検出する。
垂直紙幣搬送部は、その上端が第1の金庫を構成する混合紙幣収納庫108に接続され、中間部が千円紙幣収納庫109に接続され、下端近傍が出金リジェクト庫110および出金保留部111に接続されている。ここで、千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110は、第2の金庫を構成している。垂直紙幣搬送部の中間部には、搬送されてきた紙幣を混合紙幣収納庫108の方向へ向かわせるか千円紙幣収納庫109の方向へ向かわせるかを切り換えるゲート112を備え、混合紙幣収納庫108および千円紙幣収納庫109の入口には、紙幣の通過を検出する通過センサ113,114がそれぞれ配置されている。
混合紙幣収納庫108は、二千円、五千円および一万円の高額紙幣を混合して一括で収納するためのもので、これらの紙幣は、釣銭として再利用されることはない。千円紙幣収納庫109は、入金された最小額の千円紙幣を収納するためのもので、収納されている千円は、釣銭として払い出される紙幣に利用される。この出金の払い出しのため、千円紙幣収納庫109に隣接して、モータ、複数のローラなどから構成される紙幣繰出部115と、ゲート112へ向かう途中の搬送通路に配置された出金紙幣鑑別部116とが備えられている。
混合紙幣収納庫108と千円紙幣収納庫109との間には、これらの紙幣収納動作を行う共通のプッシャ部の駆動源としてのモータ117、プッシャ部の紙幣収納動作における可動部の上死点および下死点を検知するための位置検知センサ118,119などが備えられている。
垂直紙幣搬送部の下端近傍に接続された出金搬送部には、千円紙幣収納庫109から繰り出されてきた紙幣の通過を検知する通過センサ120を備え、その下流側には、搬送されてきた紙幣を出金リジェクト庫110の方向へ向かわせるか出金保留部111の方向へ向かわせるかを切り換えるゲート121を備え、出金リジェクト庫110の入口には、紙幣の通過を検出する通過センサ122が配置されている。出金リジェクト庫110は、千円紙幣収納庫109から繰り出されてきた紙幣が出金紙幣鑑別部116による鑑別の結果、たとえば複数枚重なった状態の紙幣であったり千円以外の金種の紙幣であるなど出金に値しない不適切な紙幣であったりした場合に、そのような紙幣を別個収納しておくためのものである。出金保留部111は、千円紙幣収納庫109から1枚ずつ繰り出された紙幣を必要枚数になるまで一時的に保留しておくものであって、釣銭に必要な枚数の紙幣が溜まったら、それらの紙幣は、モータ106によって駆動される出金搬送部によって紙幣出金口123へまとめて束搬送される。この出金保留部111と紙幣出金口123との間には、出金紙幣の通過および利用者による出金紙幣の引き抜きを検知する通過センサ124と、紙幣出金口123に設けられてその開閉を行うシャッタ125とを備えている。出金保留部111では、保留された紙幣の束を出金搬送部の搬送ベルトへ押し付けることによって紙幣出金口123の方へ搬送するようにしている。そのため、出金保留部111は、搬送ベルトへの紙幣の押し付けを行う出金紙幣押圧部126を備えている。この出金紙幣押圧部126は、入金紙幣の取り込みに用いられるモータ103を駆動源とし、そのモータ103の逆転動作に連動するカム機構により保留されている紙幣に対して接離する方向に往復移動できるようになっている。その出金紙幣押圧部126の紙幣押圧状態および退避状態における位置は、接離方向に配置された位置センサ127,128によって感知されるように構成されている。
この紙幣処理装置100は、さらに、混合紙幣収納庫108の収納紙幣の有無および満杯状態を検知するセンサ129,130、千円紙幣収納庫109の収納紙幣の有無および満杯状態を検知するセンサ131,132、出金リジェクト庫110の収納紙幣の有無を検知するセンサ133、および出金保留部111の収納紙幣の有無を検知するセンサ134を備えている。
次に、紙幣処理装置の構成について説明する。
図3は紙幣を収納する金庫の構成を示す断面図である。
紙幣処理装置100の金庫は、混合紙幣収納庫108の第1の金庫および千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110の第2の金庫の2つの金庫から構成されている。混合紙幣収納庫108は、内フレーム140と外フレーム141とによって高額紙幣を金種混合状態で収納する空間を構成し、収納紙幣回収時には、中に紙幣を収納した状態で紙幣処理装置100から取り外すことができるカセット金庫を構成している。内フレーム140は、図の下方が開放された箱型の形状を有し、紙幣処理装置100に装着したときにはそのフレームに固定される。内フレーム140は、その両側壁の下端部が互いに内側に延出された延出部142を有し、この延出部142から所定距離だけ図の上方に離間された位置には、その延出部142と平行のレール143が固定されていて、延出部142とレール143との間に搬送されてくる紙幣のガイドを形成している。外フレーム141は、内フレーム140の開口部を塞ぐとともに、搬送されてきた紙幣の押し込みおよび収納された紙幣を保持する機能を有している。そのため、この外フレーム141は、内フレーム140の両側壁に設けられたガイドピン144に沿って図の上下方向に進退可能に構成された側壁と、中央に配置されて、図の上下方向に移動するときに、開口部を介して内フレーム140に挿抜自在な紙幣押圧部145と、この紙幣押圧部145と側壁との間に配置されて、図の上方へ移動するときに、内フレーム140の延出部142およびレール143との干渉を避けるように形成された溝部とを有している。
千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110は、1つの金庫として一体になっていて、収納紙幣回収時には、中に千円紙幣およびリジェクト紙幣を収納した状態で紙幣処理装置100から取り外すことができるカセット金庫を構成している。このカセット金庫も、混合紙幣収納庫108と同様に、内フレーム146と外フレーム147との二重構造になっていて、内フレーム146が千円紙幣を収納する千円紙幣収納庫109を構成し、内フレーム146の底部と外フレーム147の底部との間の空間が出金リジェクト庫110を構成している。この千円紙幣収納庫109では、紙幣処理装置100に装着したときにそのフレームに固定されるのが外フレーム147であり、その外フレーム147に対して図の上下方向に進退可能に構成されているのが内フレーム146になっている。
内フレーム146は、図の上方が開放された箱型の形状を有し、その両側壁の上端部には互いに内側に延出された延出部148を有し、この延出部148から所定距離だけ図の下方に離間された位置に、その延出部148と平行のレール149が固定されていて、延出部148とレール149との間に搬送されてくる紙幣のガイドを形成している。外フレーム147は、その上部開口部を塞ぐように頂板150が固定されている。頂板150の中央部は、内フレーム146が図の上下方向へ移動するときに、開口部を介して内フレーム146に挿抜自在となるように図の下方へ突出した形状を有し、その両側には、内フレーム146が図の上方へ移動するときに、内フレーム146の延出部148およびレール149を受け入れる溝部が形成されている。
混合紙幣収納庫108の外フレーム141と千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110の外フレーム147との間には、プッシャ部の一部を構成する動作フレーム151が配置されている。この動作フレーム151の中央部は、混合紙幣収納庫108の外フレーム141の外形形状に倣った形状の駆動部152を有し、その両端は、千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110の外フレーム147の側壁に平行に垂下された懸吊板153が接続されている。その動作フレーム151の懸吊板153は、外フレーム147を貫通して内フレーム146に固定された連結部材154に固定されている。
動作フレーム151の駆動部152と外フレーム147の頂板150との間には、空間が形成されていて、その空間には、図示はしないが、収納されている紙幣を釣銭として出金する際に動作する紙幣繰出部115と、プッシャ部の駆動源であるモータ117とが配置されている。そのモータ117は、カム155を回転駆動するよう構成され、そのカム155のカム曲面には、動作フレーム151の駆動部152に固定されているカムフォロア156が当接されている。
さらに、外フレーム147の頂板150は、これを介して紙幣繰出部115のローラが収納されている紙幣と接触するようになっているため、部分的に開口された孔を有している。一方、千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110は、紙幣を収納した状態で紙幣処理装置100から取り外すことができるカセット金庫を構成しているので、頂板150には、出金時に紙幣繰出部115のローラが配置される孔を開閉することができるシャッタ157が設けられている。このシャッタ157は、頂板150の内側にて紙幣の搬送方向に進退可能に設けられており、このカセット金庫を紙幣処理装置100に装着したときには、頂板150の開口部を開放し、紙幣処理装置100から取り外したときには、頂板150の開口部を閉塞するように、カセット金庫の着脱に連動して開閉するようになっている。
以上のように、従来の紙幣処理装置では、紙幣収納庫を金種別に個々に備えていたのに対し、最小金種の紙幣収納庫が収納紙幣を釣銭として出金できるリサイクル機能を持った1つの金庫と、その他の金種は一括で混合して収納する1つの金庫との2つとし、また、従来では、紙幣収納庫が個々に備えていたプッシャ部を2つの金庫で共通に使用するように構成し、さらに、従来では、独立して備えていたリジェクト紙幣の収納庫を入金および出金用の紙幣収納庫と一体に構成したことで、紙幣処理装置100の高さ方向の寸法を大幅に低減することができる。しかも、千円紙幣収納庫109および出金リジェクト庫110は、一体の金庫になっているので、収納紙幣の回収時にリジェクト紙幣だけを別途に回収する必要がなく、紙幣処理装置100内に収納されている紙幣の有高の管理が容易になる。
次に、混合紙幣収納庫108および千円紙幣収納庫109のプッシャ部による紙幣収納動作について説明する。
図4は混合紙幣収納時におけるプッシャ部待機状態を示す説明図、図5は混合紙幣収納時におけるプッシャ部動作状態を示す説明図である。
紙幣処理装置100の入金動作において、入金紙幣鑑別部105による鑑別の結果、入金された紙幣が高額紙幣であるときには、その紙幣Pは、垂直紙幣搬送部によって搬送され、混合紙幣収納庫108に挿入される。このとき、図4に示したプッシャ部待機状態では、カム155は、下死点にあって動作フレーム151は、図の下方へ最も下がった状態にある。したがって、紙幣Pは、その搬送方向に直交する方向の両縁部が延出部142とレール143との間に形成された空間にガイドされ、中央部が外フレーム141の紙幣押圧部145に載った状態で混合紙幣収納庫108の中に挿入される。
混合紙幣収納庫108の入口に設置された通過センサ113が紙幣Pの通過を検知すると、モータ117が動作し、カム155を回転させる。カム155が回転すると、これに当接されているカムフォロア156が図の上方へ上昇していくようになる。これにより、カムフォロア156が固定されている動作フレーム151は、上昇し、その駆動部152がこれに当接されている外フレーム141の紙幣押圧部145を押し上げる。このとき、紙幣Pは、その両縁部がレール143を乗り越えていき、図5に示したように、内フレーム140の中に押し込まれる。カム155が上死点を越えてさらに回転し、1周すると、モータ117が停止して、混合紙幣収納庫108は、図4に示したプッシャ部待機状態に戻る。押し込まれた紙幣Pは、その両縁部がレール143に乗って動作フレーム151の動作方向に積層された状態で内フレーム140の中に収納される。
図6は千円紙幣収納時におけるプッシャ部待機状態を示す説明図、図7は千円紙幣収納時におけるプッシャ部動作状態を示す説明図である。
紙幣処理装置100の入金動作において、入金紙幣鑑別部105による鑑別の結果、入金された紙幣が千円紙幣であるときには、その紙幣Pは、垂直紙幣搬送部によって搬送され、ゲート112により搬送路が切り換えられて、千円紙幣収納庫109に挿入される。このとき、図6に示したプッシャ部待機状態では、カム155は、下死点にあって動作フレーム151は、図の下方へ最も下がった状態にある。したがって、紙幣Pは、その搬送方向に直交する方向の両縁部がレール149に載った状態で千円紙幣収納庫109の中に挿入される。
千円紙幣収納庫109の入口に設置された通過センサ114が紙幣Pの通過を検知すると、モータ117が動作し、カム155を回転させる。カム155が回転すると、これに当接されているカムフォロア156が図の上方へ上昇し、動作フレーム151が上昇される。これとともに懸吊板153が上昇し、内フレーム146を持ち上げる。このとき、紙幣Pは、その中央部が頂板150によって阻止されているので、両縁部がレール149を乗り越えて、図7に示したように内フレーム146の中に押し込まれ、積載収納されることになる。カム155が上死点を越えてさらに回転し、1周すると、モータ117が停止して、千円紙幣収納庫109は、図6に示したプッシャ部待機状態に戻る。押し込まれた紙幣Pは、レール149より下の内フレーム140の中に動作フレーム151の動作方向に積層された状態で収納される。
なお、この混合紙幣収納庫108および千円紙幣収納庫109は、1つの動作フレーム151によってそれぞれ紙幣Pを収納するようにしているが、この動作フレーム151による動作は、千円紙幣収納庫109に収納されている紙幣の出金動作時およびその出金動作に伴うリジェクト紙幣の収納動作時にも用いられる。
すなわち、千円紙幣収納庫109からの千円紙幣の出金時には、動作フレーム151の懸吊板153が内フレーム146を持ち上げて、中に収容されている紙幣Pを動作フレーム151の駆動部152と頂板150との間に配置された紙幣繰出部115に押し付けるようにする。紙幣繰出部115に押し付けられた紙幣Pは、紙幣繰出部115のローラによって1枚ずつ千円紙幣収納庫109から繰り出されることになる。また、千円紙幣収納庫109から繰り出された紙幣Pは、その出口に設けられた出金紙幣鑑別部116による鑑別の結果に応じて、出金保留部111か出金リジェクト庫110へ搬送されるが、出金リジェクト庫110へ収納する場合には、内フレーム146が動作フレーム151の懸吊板153によって持ち上げられているため、出金リジェクト庫110の庫内の高さが高くなっている。このため、出金リジェクト庫110へ搬送されてきた紙幣Pは、出金リジェクト庫110へスムーズに収納することができる。
図8は混合紙幣収納庫の長手方向の内部を示す断面図、図9は混合紙幣収納庫の紙幣脱落防止状態を示す図8のa−a矢視断面図である。
混合紙幣収納庫108は、紙幣が挿入される側と反対側に正面扉158が設けられている。この正面扉158は、内フレーム140に回動自在に取り付けられており、収容されている紙幣を回収するときに開閉できるようになっている。正面扉158には、錠159が設けられている。この錠159は、この混合紙幣収納庫108を紙幣処理装置100のフレームに装着したときに施錠することができるものであるが、混合紙幣収納庫108を紙幣処理装置100から取り外したときにも、中に収納されている紙幣Pが脱落しないように施錠することができるようになっている。したがって、錠159には、鍵の回動に連動して紙幣処理装置100のフレームに掛止される掛止片160と、内フレーム140が外フレーム141によって閉じられるように外フレーム141を固定する固定片161とを有している。
混合紙幣収納庫108は、紙幣処理装置100にセットされ、正面扉158を閉じた状態で施錠すると、錠159の掛止片160が紙幣処理装置100のフレームに掛止されて固定される。混合紙幣収納庫108を取り外すときには、開錠することによって錠159の掛止片160が紙幣処理装置100のフレームから開放されるとともに、固定片161が外フレーム141を上方へ押し上げて固定する。これにより、混合紙幣収納庫108は、内フレーム140が外フレーム141によって閉じられた状態に固定され、しかも、正面扉158も閉じた状態に保持されるため、金銭処理装置1から紙幣を回収する場所まで混合紙幣収納庫108を安全に搬送することができ、搬送中に中に収納されている紙幣Pが脱落してしまうこともない。
次に、硬貨処理装置の構成について説明する。
図10は硬貨処理装置の概要を示す内部側面図である。
硬貨処理装置200は、その前面下部に硬貨を1枚ずつ投入する硬貨投入口201を有し、この硬貨投入口201の奥に、投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部202、リフタ部202の搬送通路の中間に設けられて硬貨の真贋判定および金種の識別をする硬貨識別部203、識別された硬貨を金種ごとに振り分ける硬貨振分部204、振り分けられた硬貨を金種ごとに収納する硬貨収納部205、および硬貨収納部205から出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口206に搬送する出金硬貨搬送部207を備えている。
硬貨投入口201の近傍には、投入された硬貨を引き込んでリフタ部202に受け渡すローラ208(搬送手段)が設けられている。このローラ208は、モータ209および図示しない動力伝達部(第2の駆動部)によって駆動される。モータ209は、硬貨投入口201の近傍に設けられた検知センサ210が硬貨の投入を検知することにより駆動される。また、硬貨投入口201の近傍には、硬貨投入口201を閉じることが可能なシャッタ211とこれを駆動するソレノイド212が設けられており、予め定める硬貨投入時の条件に基づいて硬貨投入口201を閉じ、硬貨の投入を禁止する。
リフタ部202は、垂直方向に配置された図示しない複数のプーリと搬送ベルト213とを有し、最上部に配置されたプーリがモータ214によって駆動されることにより、硬貨投入口201に投入された硬貨を上方へ搬送する。リフタ部202の搬送通路の中間には、上記硬貨識別部203およびリジェクトゲート215が配置されている。このリジェクトゲート215は、投入された硬貨が硬貨識別部203にて正貨として識別されたときにソレノイド216により駆動されて硬貨を上方へ通過させ、硬貨識別部203にて正貨として識別できなかったときは、その硬貨を捕捉してリジェクト用のシュート217に引き渡す。シュート217の下端部には、このシュート217を落下した硬貨を検知する検知センサ218が設けられており、検知センサ218の出力を用いてリジェクトされた硬貨の返却を確認できるようになっている。なお、このリフタ部202の構造の詳細については後述する。
硬貨振分部204は、金種ごとの複数の振分ゲート219が硬貨収納部205の上方に水平方向(奥行方向)に並設され、これらの振分ゲート219に対向して搬送ベルト220が配置されている。搬送ベルト220は、硬貨処理装置の前面側(図の左側)と奥側(図の右側)とに配置されたプーリに掛け渡されており、硬貨処理装置の前面側のプーリに直結された駆動プーリに、タイミングベルトなどを介してモータ221の動力が伝達されるように構成されている。搬送ベルト220は、リフタ部202により上方に搬送されてきた硬貨を受け取って奥側へ搬送するものであり、各振分ゲート219は、対応する金種の硬貨が搬送されてくるとこれを捕捉して落下させる。また、各振分ゲート219の近傍には、各振分ゲート219が捕捉して硬貨収納部205に収納される硬貨を検知するコイルセンサ222がそれぞれ設けられており、コイルセンサ222の出力を用いて各振分ゲート219を通過した硬貨の数をカウントできるようになっている。また、最前部の振分ゲート219の手前の搬送通路には、硬貨が搬送されてきたことを検知する検知センサ223が設けられている。この検知センサ223が硬貨を検知したことをトリガとして、その硬貨に対応する金種の振分ゲート219が動作するようになっている。
硬貨収納部205は、上下に延びるように設けられた釣銭チューブ等を奥行方向に複数並設した2つの釣銭カセット224,225から構成されている。手前側の釣銭カセット224は、その手前から1円,10円,100円をそれぞれ収納する3つの釣銭チューブを有し、奥側の釣銭カセット225は、その手前から5円,50円,500円をそれぞれ収納する3つの釣銭チューブと、さらに、その奥側(図の右側)に配置されたオーバフロー庫を有する。各釣銭チューブは、その上端で対応する振分ゲート219につながっている。各釣銭チューブの上端部には、釣銭チューブが満杯になったことを検知する満杯検知センサ226が設けられており、いずれかの金種の釣銭チューブが満杯になると、それ以降に入金された硬貨は、オーバフロー庫に金種混合で収納される。各釣銭チューブの下部には、積層収納された最下位の硬貨をモータ227の駆動力によって、1枚ずつ払い出す払出機構部が設けられている。この払出機構部には、硬貨の払出動作時に出金したい金種を指定するソレノイド228が各釣銭チューブに対応して設けられている。ソレノイド228は、払出動作をするときに、出金すべき金種に対応したものだけが動作して釣銭チューブからの硬貨の払い出しを行い、硬貨収納動作時および払出動作時で出金すべきでない金種に対応したものは、動作しない。
出金硬貨搬送部207は、払出機構部の下部に配置されて奥行方向に延び、各釣銭チューブから払い出された硬貨を硬貨払出口206まで搬送する搬送ベルト229、プーリおよびモータ230が配置されている。搬送ベルト229の下面には、各釣銭チューブに対応した位置にコイルセンサ231が設けられ、いずれの釣銭チューブから硬貨の払い出しが行われたかを検知できるようになっている。
次に、上述した硬貨処理装置のリフタ部近傍の構造について詳細に説明する。
図11は図10のA部に対応したリフタ部およびその近傍の構造を表す説明図、図12はリフタ部の搬送通路を表す説明図、図13は図11の左側からみたリフタ部の下部周辺の部分拡大図、図14は図11の右側からみたリフタ部の側面図である。
図11に示すように、硬貨処理装置の前面部近傍には、上述したローラ208およびリフタ部202等を配置したフレーム240が設けられている。
図12に示すように、フレーム240は、ステンレス板を所定の形状に打ち抜いて形成した搬送板240aに、ステンレス板を硬貨の搬送経路に沿った所定の形状に打ち抜いて成形した複数のガイド240bを積層して構成され、この搬送板240aとガイド240bとの段差により、上下に延びる凹状の断面を有する搬送通路241が形成されている。この搬送通路241は、下部前方(図の下端左側)に開放されて硬貨投入口201を形成する一方、上部後方(図の上端右側)に開放されて硬貨振分部204につながっている。この搬送通路241は、投入可能な硬貨の直径よりも大きな幅で硬貨投入口201の近傍から上方へ向かって延びる滑動面242と、その幅方向の両端に沿ってそれぞれ延びる側壁243を有する。この滑動面242および側壁243は、バフ処理および窒化処理が施されているため、投入された硬貨Mを滑らかにガイドすることができ、また、硬貨Mの搬送に際してその表面に傷が付くのが防止される。搬送通路241の中間位置のやや奥側(図の右側)には、識別用の複数のコイルセンサ203aを有する硬貨識別部203が配設されており、各コイルセンサ203aが滑動面242の所定の位置に対向している。また、搬送通路241の硬貨識別部203の上方のやや手前側(図の左側)には、シュート217につながるリジェクト孔244が形成されており、このリジェクト孔244を架橋するようにリジェクトゲート215が設けられている。搬送通路241は、下方から上方に向かってほぼ同じ幅で延びているが、その軸線が硬貨識別部203の位置で奥側に変位し、リジェクト孔244の位置およびその上方で手前側に戻るように変位している。
リジェクトゲート215は、その上端にリジェクト孔244を幅方向に架橋するように設けられた回動軸245を有し、その回動軸245の中央を除く両側から板状の腕部246が互いに平行に下方に延出している。この回動軸245の両端は、側壁243に設けられた支持孔に回動可能に支持され、回動軸245の中央部は、上方の滑動面242の部分から下方に延出する支持部247に回動可能に支持されている。各腕部246の下端部には、それぞれ側壁に設けられた凹部248に嵌合する突起249が設けられている。このリジェクトゲート215は、リジェクト孔244に嵌め込まれるように支持されており、ソレノイド216により駆動されて突起249が凹部248に嵌合した状態では、各腕部246の面が滑動面242の面と同一平面上に位置するようになっている。そして、硬貨識別部203にて硬貨Mが正貨として識別できなかった場合には、滑動面242から隆起しているリジェクトゲート215が硬貨Mの搬送を阻止するとともに、リジェクト孔244を介してシュート217に落下させる。
フレーム240の硬貨投入口201の近傍には、ローラ208を搬送通路241側に露出させるための挿通孔250が形成されている。
図13に示すように、硬貨処理装置の硬貨投入口201の近傍には、フレーム240に隣接してローラ208が設けられている。このローラ208は、フレーム240に隣接する軸受部材251にその軸の両端が支持され、上述したモータ209により回転駆動される。このローラ208は、その周面の一部をフレーム240の挿通孔250に露出させており、硬貨投入口201から投入された硬貨Mの部分に当接し、これを摩擦力によってリフタ部202側に搬送する。
図14に示すように、リフタ部202は、下方から順に8つのプーリ261〜268を有し、これらのプーリの周りに搬送ベルト213が配置されている。この搬送ベルト213は、その内周に断面V字状の突起269が連続して形成されたVベルト式のベルトとして構成され、滑動面242に対してほぼ平行に延びている。そして、最上部に配置されたプーリ268が上述したモータ214によって駆動されることにより、搬送ベルト213を図中矢印の方向に回転させる。
両端に位置する最下部のプーリ261および最上部のプーリ268は、フレーム240の滑動面242から所定間隔離間した位置に設けられており、それぞれ硬貨Mの導入部、導出部を構成している。そして、プーリ261に隣接したプーリ262と、プーリ268に隣接したプーリ267が、滑動面242に最も接近した位置に配置されており、硬貨Mがリフタ部202に受け入れられると、その硬貨Mを搬送ベルト213に密着させる。プーリ263,264および266は、プーリ262,267よりも滑動面242からやや離間した位置に配置されており、プーリ262とプーリ267との間で搬送される硬貨Mに付与される搬送ベルト213の張力(押し付け力)を調整する。また、リフタ部202の下部には、テンションばね270が設けられており、これにより下端部のプーリ261の図示しない保持部材に所定の押圧力を付与することにより、搬送ベルト213の長手方向(上下方向)の張力が調整されている。
また、中央のプーリ265の外周には、突起269と噛合する複数の嵌合溝が連続して周設されており、搬送ベルト213の滑りを防止して安定した搬送が実現できるようになっている。この中央のプーリ265には、搬送ベルト213から飛び出した位置にダイヤル265aが接続されており、リフタ部202に故障等があった場合には、このダイヤル265aを回すことにより、搬送ベルト213を手動で回すことができるようになっている。
図15はリフタ部を構成するプーリ周辺の構造およびその動作を表す説明図であり、(A)は硬貨を搬送していないときの状態を表し、(B)は硬貨を搬送しているときの状態を表している。なお、このプーリの構造は、上述したプーリ262〜267の構造を表すものであるが、ここでは、代表してプーリ262周辺の構造を説明する。
図15(A)に示すように、プーリ262は、所定長さの軸271の周りに回転可能に軸支されており、この軸271をフレーム240に固定された軸受部材272が支持している。
すなわち、軸271の一端側には、滑動面が表面処理された一対の軸受パッド273が固定されており、その間に筒状のプーリ262を外挿している。軸271の他端には係止用リング274が固定されており、この係止用リング274が軸受部材272の側壁に設けられた長円状の支持孔275の外側縁部に係止されることにより、プーリ262の脱落が防止されている。この支持孔275は、その幅が軸271の径とほぼ等しく、上下方向の長さがそれよりも長くなっている。
また、軸受部材272には、軸271を下方へ付勢する押えばね276と、この押えばね276を軸271との間に保持するためのホルダ277が設けられ、このホルダ277を貫通する横孔278に軸271が挿通されている。
図15(B)に示すように、硬貨Mの搬送中には、搬送ベルト213と滑動面242との間にその硬貨Mが介装されるため、プーリ262は押し上げられる。このとき、軸271が、押えばね276の力に抗して押し上げられるが、支持孔275が縦長であるため、軸271が支持孔275近傍を支点として図中矢印のように傾く。この状態でプーリ262が軸271の周りを回転し、搬送ベルト213をガイドする。
また、特に図12に示したように、硬貨Mは、上述した搬送通路241の形状により、リフタ部202による搬送過程において、硬貨処理装置の奥側および手前側に変位しながら搬送される。すなわち、搬送通路241の下端部にて搬送ベルト213に受け渡された硬貨Mは、硬貨識別部203の位置で奥側に変位し、硬貨識別部203の手前では、手前側の側壁243に倣って上昇され、硬貨識別部203の位置では、常に手前側の側壁243に沿った定位置でガイドされる。その結果、硬貨識別部203は、真贋判定や金種の識別の際に硬貨Mの位置精度を確保することができ、精度の良い識別処理を行うことができる。また、硬貨Mは、硬貨識別部203を通過すると、奥側の側壁243に沿ってガイドされて手前側に戻る。その結果、硬貨Mが硬貨振分部204に引き渡される際の奥行方向の距離をかせぐことができるため、検知センサ223等の配置スペースに余裕ができ、硬貨処理装置の奥行方向のコンパクト化を図ることができる。
図10に戻り、以上のように構成された硬貨処理装置において、硬貨投入口201にある金種の硬貨が投入されると、その硬貨は、ローラ208により引き込まれてリフタ部202に渡される。リフタ部202は、渡された硬貨を上方へ搬送する。その搬送途中で、硬貨は、硬貨識別部203にて識別され、正貨ならリジェクトゲート215が搬送通路から退避してそのまま硬貨振分部204まで搬送され、偽貨ならリジェクトゲート215に捕捉され、リジェクト用のシュート217を介して搬送ベルト229に落とされ、硬貨払出口206に返却される。
一方、硬貨振分部204まで搬送された硬貨は、搬送通路の滑動面と搬送ベルト220とによって挟まれて起立状態で硬貨処理装置の奥側へ搬送される。硬貨が硬貨識別部203にて判別された金種に対応した振分ゲート219に到達する前に、その金種に対応した振分ゲート219が、スライド移動して搬送通路を遮断する。これにより、その硬貨は、その振分ゲート219から硬貨収納部205の対応する金種の釣銭チューブ内に落下し、釣銭チューブ内で硬貨の厚み方向に積み重ねられた状態で収納される。なお、硬貨収納部205において、対応する金種の釣銭チューブが満杯の場合は、振分ゲート219は動作せず、硬貨を硬貨処理装置の奥まで搬送し、オーバフロー庫に金種混合状態で収納する。
釣銭が必要な場合は、払出機構部の必要金種に対応したソレノイド228が動作し、必要金種の硬貨を硬貨収納部205の対応する釣銭チューブから必要枚数払い出す。払い出された硬貨は、搬送ベルト229上に落下し、搬送ベルト229に載せて搬送され、硬貨払出口206より出金される。釣銭チューブから払い出された硬貨が搬送ベルト229上に落下したとき、搬送ベルト229の下面に金種別に設けられたコイルセンサ231がその硬貨を検出し、払出機構部から搬送ベルト229に必要金種の硬貨が確実に払い出されたことを知ることができる。
以上に説明したように、本実施の形態の硬貨処理装置においては、奥行方向に複数並設された釣銭チューブを取り囲むように、硬貨の搬送路となるリフタ部202、硬貨振分部204および出金硬貨搬送部207が配設され、スペース的に余裕のあるリフタ部202の中間に硬貨識別部203が設けられているため、装置全体をコンパクトに構成することができる。
なお、上記実施の形態では、硬貨投入口201に投入された硬貨を引き込んでリフタ部202に受け渡す搬送手段としてローラ208を示したが、搬送ベルトその他の搬送手段として構成することもできる。ただし、装置のコンパクト化の観点からは、ローラなどの小型の搬送手段を採用するのが好ましい。
以上、本発明の実施の形態として、セルフサービス方式のガソリンスタンドに設置の給油ポンプに搭載される金銭処理装置を例に説明したが、ここで、小型化できた紙幣処理装置および硬貨処理装置の構成を、小型化が要求される他の金銭処理装置にも同様に適用できる。
金銭処理装置の外観を示す説明図である。 紙幣処理装置の概要を示す内部側面図である。 紙幣を収納する金庫の構成を示す断面図である。 混合紙幣収納時におけるプッシャ部待機状態を示す説明図である。 混合紙幣収納時におけるプッシャ部動作状態を示す説明図である。 千円紙幣収納時におけるプッシャ部待機状態を示す説明図である。 千円紙幣収納時におけるプッシャ部動作状態を示す説明図である。 混合紙幣収納庫の長手方向の内部を示す断面図である。 混合紙幣収納庫の紙幣脱落防止状態を示す図8のa−a矢視断面図である。 硬貨処理装置の概要を示す内部側面図である。 図10のA部に対応したリフタ部およびその近傍の構造を表す説明図である。 リフタ部の搬送通路を表す説明図である。 図11の左側からみたリフタ部の下部周辺の部分拡大図である。 図11の右側からみたリフタ部の側面図である。 リフタ部を構成するプーリ周辺の構造およびその動作を表す説明図であり、(A)は硬貨を搬送していないときの状態を表し、(B)は硬貨を搬送しているときの状態を表している。
符号の説明
1 金銭処理装置
2 筐体
3 表扉
4 錠
5 カバー
6 カバー
100 紙幣処理装置
200 硬貨処理装置

Claims (27)

  1. 紙幣処理装置と硬貨処理装置とを一体に備え、本体装置に接続されて所定の金銭処理を行う金銭処理装置において、
    前記紙幣処理装置は、前面下部に設けられた紙幣投入口から入金された紙幣を鑑別する入金紙幣鑑別部と、上部に配置されて特定の1つの金種を除くすべての金種の前記紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、前記第1の金庫の下部に隣接して配置され、前記特定の1つの金種の前記紙幣を収納したり収納されている前記紙幣を繰り出したりすることができるリサイクル機能を持った第2の金庫と、前記第2の金庫の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣を出金に必要な枚数に達するまで保留し、保留された前記紙幣を前面下部に設けられた紙幣出金口へ一括して出金する出金保留部とを備え、
    前記硬貨処理装置は、上下に延びるように設けられ、奥行方向に複数並設された釣銭チューブと、前記釣銭チューブの手前側に並ぶように上下に延設され、前面下部に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部と、前記リフタ部の搬送通路の中間に設けられ、搬送される硬貨を識別する硬貨識別部と、前記リフタ部の上端部近傍から前記釣銭チューブの上方を奥行方向に延び、前記リフタ部から前記硬貨を受け取って搬送し、対応する釣銭チューブに振り分ける硬貨振分部と、前記釣銭チューブの下方に奥行方向に延び、いずれかの釣銭チューブから出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えていることを特徴とする金銭処理装置。
  2. 前記紙幣処理装置は、さらに、前記第2の金庫の中の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣のうち出金に適さない前記紙幣を収納する出金リジェクト庫を備えていることを特徴とする請求項1記載の金銭処理装置。
  3. 前記紙幣処理装置は、さらに、それぞれ開口部が対向するように配置された前記第1の金庫と前記第2の金庫との間に設けられて前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を前記第1の金庫または前記第2の金庫へ押し込む動作を前記第1の金庫および前記第2の金庫に対して同時に行うプッシャ部を備えていることを特徴とする請求項2記載の金銭処理装置。
  4. 前記第1の金庫は、下面に前記開口部を有し、前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を側壁の内側に設けたレールに乗せて積層状態で収納する第1の内フレームと、前記プッシャ部の動作方向に可動であって前記プッシャ部のプッシャ動作に連動して前記開口部を挿抜する紙幣押圧部が設けられた第1の外フレームとを有していることを特徴とする請求項3記載の金銭処理装置。
  5. 前記第1の金庫は、装着時に施錠できる錠を有し、前記錠の開錠動作に連動して前記紙幣押圧部を前記第1の内フレームの中に挿入された状態で固定することにより前記第1の外フレームを固定するように構成されていることを特徴とする請求項4記載の金銭処理装置。
  6. 前記第2の金庫は、上面に前記開口部を有し、前記プッシャ部のプッシャ動作に連動して前記プッシャ部の動作方向に可動であって前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を積層状態で収納する第2の内フレームと、前記プッシャ動作に連動して相対的に前記開口部を挿抜する形の形状の頂板が設けられた第2の外フレームとを有していることを特徴とする請求項4記載の金銭処理装置。
  7. 前記第2の金庫は、収納されている前記紙幣を出金のために繰り出す紙幣繰出部と接触させるために前記頂板に設けられた孔を着脱動作に連動して開閉するシャッタを有していることを特徴とする請求項6記載の金銭処理装置。
  8. 前記出金リジェクト庫は、前記第2の金庫の前記第2の内フレームの底部と前記第2の外フレームの底部との間の空間に設けられていることを特徴とする請求項6記載の金銭処理装置。
  9. 前記プッシャ部は、前記第1の金庫の前記第1の外フレームの前記紙幣押圧部に当接された駆動部と、前記駆動部の両側から前記第2の金庫の前記第2の外フレームと平行に垂下されていて前記第2の外フレームを介して前記第2の内フレームに連結された懸吊板と、前記駆動部および前記懸吊板を駆動変換手段を介して上下に進退移動させるモータとを有していることを特徴とする請求項6記載の金銭処理装置。
  10. 前記リフタ部は、投入可能な硬貨の直径よりも大きな幅で前記硬貨投入口の近傍から上方へ向かって延びる滑動面を有し、前記硬貨の搬送をガイドする前記搬送通路と、前記搬送通路の滑動面に対してほぼ平行に延び、所定の駆動部により回転されることにより、前記硬貨を前記滑動面との間に挟むようにして上方に搬送する搬送ベルトとを有していることを特徴とする請求項1記載の金銭処理装置。
  11. 前記搬送通路は、その幅方向の両端に沿ってそれぞれ延びる側壁を有し、少なくとも前記硬貨識別部の位置で奥側に変位して、前記硬貨を手前側の側壁に沿ってガイドすることを特徴とする請求項10記載の金銭処理装置。
  12. 前記搬送通路は、少なくともその上端近傍で手前側に変位して、前記硬貨を奥側の側壁に沿ってガイドすることを特徴とする請求項11記載の金銭処理装置。
  13. さらに、前記硬貨投入口と前記搬送ベルトとの間に設けられ、所定の第2の駆動部により回転されることにより、前記硬貨投入口から投入された硬貨を搬送して前記搬送ベルトに受け渡す搬送手段を備えていることを特徴とする請求項12記載の金銭処理装置。
  14. 本体装置に接続されて所定の紙幣処理を行う紙幣処理装置において、
    前面下部に設けられた紙幣投入口から入金された紙幣を鑑別する入金紙幣鑑別部と、
    上部に配置されて特定の1つの金種を除くすべての金種の前記紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、
    前記第1の金庫の下部に隣接して配置され、前記特定の1つの金種の前記紙幣を収納したり収納されている前記紙幣を出金したりすることができるリサイクル機能を持った第2の金庫と、
    前記第2の金庫の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣を出金に必要な枚数に達するまで保留し、保留された前記紙幣を前面下部に設けられた紙幣出金口へ一括して出金する出金保留部と、
    を備えていることを特徴とする紙幣処理装置。
  15. さらに、前記第2の金庫の中の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣のうち出金に適さない前記紙幣を収納する出金リジェクト庫を備えていることを特徴とする請求項14記載の紙幣処理装置。
  16. さらに、それぞれ開口部が対向するように配置された前記第1の金庫と前記第2の金庫との間に設けられて前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を前記第1の金庫または前記第2の金庫へ押し込む動作を前記第1の金庫および前記第2の金庫に対して同時に行うプッシャ部を備えていることを特徴とする請求項14記載の紙幣処理装置。
  17. 前記第1の金庫は、下面に前記開口部を有し、前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を側壁の内側に設けたレールに乗せて積層状態で収納する第1の内フレームと、前記プッシャ部の動作方向に可動であって前記プッシャ部のプッシャ動作に連動して前記開口部を挿抜する紙幣押圧部が設けられた第1の外フレームとを有していることを特徴とする請求項16記載の紙幣処理装置。
  18. 前記第1の金庫は、装着時に施錠できる錠を有し、前記錠の開錠動作に連動して前記紙幣押圧部を前記第1の内フレームの中に挿入された状態で固定することにより前記第1の外フレームを固定するように構成されていることを特徴とする請求項17記載の紙幣処理装置。
  19. 前記第2の金庫は、上面に前記開口部を有し、前記プッシャ部のプッシャ動作に連動して前記プッシャ部の動作方向に可動であって前記入金紙幣鑑別部から搬送されてきた前記紙幣を積層状態で収納する第2の内フレームと、前記プッシャ動作に連動して相対的に前記開口部を挿抜する形の形状の頂板が設けられた第2の外フレームとを有していることを特徴とする請求項17記載の紙幣処理装置。
  20. 前記第2の金庫は、収納されている前記紙幣を出金のために繰り出す紙幣繰出部と接触させるために前記頂板に設けられた孔を着脱動作に連動して開閉するシャッタを有していることを特徴とする請求項19記載の紙幣処理装置。
  21. 前記第2の金庫の前記第2の内フレームの底部と前記第2の外フレームの底部との間の空間を出金リジェクト庫としたことを特徴とする請求項19記載の紙幣処理装置。
  22. 前記プッシャ部は、前記第1の金庫の前記第1の外フレームの前記紙幣押圧部に当接された駆動部と、前記駆動部の両側から垂下されていて前記第2の金庫の前記第2の外フレームを介して前記第2の内フレームに連結された懸吊板と、前記駆動部および前記懸吊板を駆動変換手段を介して上下に進退移動させるモータとを有していることを特徴とする請求項19記載の紙幣処理装置。
  23. 本体装置に接続されて所定の硬貨識別処理を行う硬貨処理装置において、
    上下に延びるように設けられ、奥行方向に複数並設された釣銭チューブと、
    前記釣銭チューブの手前側に並ぶように上下に延設され、前面下部に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部と、
    前記リフタ部の搬送通路の中間に設けられ、搬送される硬貨を識別する硬貨識別部と、
    前記リフタ部の上端部近傍から前記釣銭チューブの上方を奥行方向に延び、前記リフタ部から前記硬貨を受け取って搬送し、対応する釣銭チューブに振り分ける硬貨振分部と、
    前記釣銭チューブの下方に奥行方向に延び、いずれかの釣銭チューブから出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部と、
    を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  24. 前記リフタ部は、投入可能な硬貨の直径よりも大きな幅で前記硬貨投入口の近傍から上方へ向かって延びる滑動面を有し、前記硬貨の搬送をガイドする前記搬送通路と、前記搬送通路の滑動面に対してほぼ平行に延び、所定の駆動部により回転されることにより、前記硬貨を前記滑動面との間に挟むようにして上方に搬送する搬送ベルトとを有していることを特徴とする請求項23記載の硬貨処理装置。
  25. 前記搬送通路は、その幅方向の両端に沿ってそれぞれ延びる側壁を有し、少なくとも前記硬貨識別部の位置で奥側に変位して、前記硬貨を手前側の側壁に沿ってガイドすることを特徴とする請求項24記載の硬貨処理装置。
  26. 前記搬送通路は、少なくともその上端近傍で手前側に変位して、前記硬貨を奥側の側壁に沿ってガイドすることを特徴とする請求項25記載の硬貨処理装置。
  27. さらに、前記硬貨投入口と前記搬送ベルトとの間に設けられ、所定の第2の駆動部により回転されることにより、前記硬貨投入口から投入された硬貨を搬送して前記搬送ベルトに受け渡す搬送手段を備えていることを特徴とする請求項26記載の硬貨処理装置。
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