JP4192866B2 - 硬貨収容カセット、並びに、これを備える硬貨処理装置および金銭処理装置 - Google Patents

硬貨収容カセット、並びに、これを備える硬貨処理装置および金銭処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、金銭処理に際して硬貨を収容する硬貨収容カセット、並びに、これを備える硬貨処理装置および金銭処理装置に関する。
例えばガソリンスタンドなどでは、給油した量に応じて現金の入出金処理を行うが、特にセルフサービス方式のガソリンスタンドにおいては、ガソリンの給油から清算までを利用者自身が行うことになっている。そのため、利用者は、その給油を行う場所において給油から清算までのすべての操作をできることが望ましい。しかし、現金の入出金処理を行う部分に関しては、給油ポンプの大きさがある程度決まっているため、その中に、紙幣および硬貨を取り扱う装置を組み込むスペースに制約がある。
そこで、従来の給油ポンプでは、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理装置のみが搭載されており、小額の釣銭があるとき、又は硬貨による清算を行う場合には、別の場所に併設された清算機もしくは店内で釣銭の清算を行うようにしている。
その清算機などには、釣銭処理を行うことができる硬貨処理装置が設けられていて、入金された硬貨の金種を判別し、判別された金種に応じて収納するとともに、収納された硬貨の中から該当する金種および枚数分の硬貨が釣銭として払い出しできるようになっている。
このような硬貨処理装置においては、入金された硬貨を釣銭として再利用するために硬貨収納庫は金種別の硬貨チューブを有する硬貨収容カセットを備え、金種別に収納するようにしており、その金種別の収納に先立って入金された硬貨の振り分けを行う振分装置を搭載している。振分装置にて振り分けられた硬貨は、その下部に開口するように配置された硬貨チューブ内に落下して金種別に収納される。そして、釣銭が必要な場合は、収納庫の該当金種のチューブから硬貨が1枚ずつ必要枚数だけ払い出され、払い出された硬貨は硬貨出金搬送部にて硬貨取出口まで搬送され、釣銭として出金される。この硬貨収容カセットは、集金や不足硬貨の補充の際には取り外される。
このような硬貨処理装置は、流通している硬貨の全金種を取り扱うことができるもので、例えばスーパーマーケットなどで用いられているキャッシュドロアと連動して動作する釣銭機と同様な機器構成(例えば、特許文献1参照。)が採用されている。
特開2001−351136号公報(図3)
ところで、現金の入出金処理は、紙幣のみならず硬貨の釣銭の清算まで同じ給油ポンプの場所にて行うことが要望されているが、給油ポンプに搭載される従来の金銭処理装置は、スペースの関係で紙幣処理装置のみであって、硬貨処理装置を一緒に組み込むことができないため、清算をするのに場所を変えて行わなければならず、煩わしい。このため、好ましくは、硬貨処理も小型化してこの金銭処理装置に組み込めるようにするのがよい。
そして特に、このようなガソリンのセルフサービス等に用いられる金銭処理装置は、自動販売機や両替機等の金銭処理装置よりも扱う金額が大きく、その集金や不足硬貨の補充などの回数も多くなり、硬貨収容カセットの着脱頻度が多くなる。このため、硬貨収容カセットを硬貨処理装置から容易かつ迅速に着脱できることが要請される。なお、このような硬貨収容カセットの硬貨処理装置からの着脱の容易性は、自動販売機や両替機その他の金銭処理装置にも望まれることである。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、硬貨処理装置への着脱を迅速に行うことができ、取り扱いが容易な硬貨収容カセット、並びに、これを備える硬貨処理装置および金銭処理装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、硬貨投入口から投入された硬貨を搬送する入金硬貨搬送部と、搬送された硬貨を識別する硬貨識別部と、識別された硬貨を金種ごとに振り分ける硬貨振分部と、振り分けられた硬貨を金種ごとに収容する硬貨収容部と、前記硬貨収容部から硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容部から出金された硬貨を硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えた硬貨処理装置に着脱可能に取り付けられ、前記硬貨収容部を構成する硬貨収容カセットにおいて、前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容するチューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、前記カセット本体を前記硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が前記硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、を備えたことを特徴とする硬貨収容カセットが提供される。
このような硬貨収容カセットでは、蓋体が、カセット本体に設けられたガイドに沿ってスライドして硬貨入口開口部を開閉し、硬貨入口開口部を全開させたときにカセット本体に係止される。また、カセット本体を硬貨処理装置に取り付ける動作と同時に、硬貨入口開口部が開放されるとともに、払出板が払出機構部に連結して動作制御可能となる。
また、本発明では、硬貨投入口から投入された硬貨を搬送する入金硬貨搬送部と、搬送された硬貨を識別する硬貨識別部と、識別された硬貨を金種ごとに振り分ける硬貨振分部と、振り分けられた硬貨を金種ごとに収容する硬貨収容カセットと、前記硬貨収容部から硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容部から出金された硬貨を硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えた硬貨処理装置において、当該硬貨処理装置における前記硬貨収容カセットの取付面近傍に係合部が設けられ、前記硬貨収容カセットは、前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容するチューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、前記カセット本体を当該硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、を備え、前記蓋体は、前記カセット本体の装着時に前記係合部に当接し、その装着方向とは逆方向に押されることにより、前記硬貨入口開口部の開放方向にスライドするように構成されたことを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
このような硬貨処理装置では、硬貨収容カセットを装着する際に、その蓋体が係合部に当接してその装着方向とは逆方向に押されてスライドし、硬貨入口開口部を開放させる。このため、別途蓋体を開ける操作をすることなく、硬貨収容カセットを装着する操作をするだけで自動的に蓋体が開いて硬貨処理装置にセットされる。また、カセット本体を硬貨処理装置に取り付ける動作と同時に、払出板が払出機構部に連結して動作制御可能となる。
さらに、本発明では、紙幣処理装置と硬貨処理装置とを一体に備え、本体装置に接続されて所定の金銭処理を行う金銭処理装置において、前記紙幣処理装置は、前面下部に設けられた紙幣投入口から入金された紙幣を鑑別する入金紙幣鑑別部と、上部に配置されて特定の1つの金種を除くすべての金種の前記紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、前記第1の金庫の下部に隣接して配置され、前記特定の1つの金種の前記紙幣を収納したり、収納されている前記紙幣を釣銭として繰り出すことができるリサイクル機能を持った第2の金庫と、前記第2の金庫の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣を出金に必要な枚数に達するまで保留し、保留された前記紙幣を前面下部に設けられた紙幣出金口へ一括して出金する出金保留部とを備え、前記硬貨処理装置は、上下に延びるように設けられ、奥行方向に複数並設されたチューブを内部に収容する硬貨収容カセットと、前記硬貨収容カセットの手前側に並ぶように上下に延設され、前面下部に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部と、前記リフタ部の搬送通路の中間に設けられ、搬送される硬貨を識別する硬貨識別部と、前記リフタ部の上端部近傍から前記硬貨収容カセットの上方を奥行方向に延び、前記リフタ部から前記硬貨を受け取って搬送し、対応するチューブに振り分ける硬貨振分部と、前記チューブから硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容カセットの下方に奥行方向に延び、いずれかのチューブから出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備え、前記硬貨処理装置における前記硬貨収容カセットの取付面近傍に係合部が設けられ、前記硬貨収容カセットは、前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容する前記チューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、前記カセット本体を当該硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、を備え、前記蓋体は、前記カセット本体の装着時に前記係合部に当接し、その装着方向とは逆方向に押されることにより、前記硬貨入口開口部の開放方向にスライドするように構成されたことを特徴とする金銭処理装置が提供される。
このような金銭処理装置では、紙幣処理装置については、特定の1つの金種を除くすべての金種の紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、特定の1つの金種の紙幣を収納したり出金したりすることができるリサイクル機能を持った第2の金庫との2つの金庫だけで全金種の紙幣を取り扱うことができる。このため、金庫の部分の設置スペースを縮小することができる。また、硬貨処理装置については、奥行方向に複数並設された釣銭チューブを取り囲むように、硬貨を搬送するリフタ部、硬貨振分部および出金硬貨搬送部が配設され、釣銭チューブの手前側の硬貨投入口に近い位置にリフタ部を配置し、リフタ部の途中に硬貨識別部を配置している。これにより、硬貨処理装置の内部を循環する硬貨の動線が最短化される。その結果、紙幣処理装置および硬貨処理装置のそれぞれが小型化でき、設置スペースの狭い場所でも、紙幣処理装置および硬貨処理装置を一緒に組み込むことができる。
そして特に、硬貨処理装置においては、上記と同様に、硬貨収容カセットを装着する際に、その蓋体が係合部に当接してその装着方向とは逆方向に押されてスライドし、硬貨入口開口部を開放させ、また、カセット本体を硬貨処理装置に取り付ける動作と同時に、払出板が払出機構部に連結して動作制御可能となる。
本発明の硬貨収容カセットによれば、蓋体のスライド動作により硬貨入口開口部の開放操作が極めて簡単となり、また、カセット本体の硬貨処理装置への取り付けと同時に、払出板が払出機構部に連結するため、取り扱いが極めて容易となる。
また、本発明の硬貨処理装置によれば、硬貨収容カセットの装着と同時に蓋体がスライドして硬貨入口開口部を開放し、また、払出板が払出機構部に連結して動作制御可能となる。このため、硬貨収容カセットのセッティングが極めて容易となる。
さらに、本発明の金銭処理装置によれば、紙幣処理装置について、全金種の紙幣を2つの金庫だけで扱えるようにし、また、硬貨処理装置については、硬貨が最短距離で流れるよう構成要素を配置したことで、それぞれ小型化が可能になり、紙幣および硬貨を取り扱う本体装置の狭いスペースに紙幣処理装置および硬貨処理装置を一緒に設置することができる。そして特に、硬貨処理装置の部分については上記と同様に、硬貨収容カセットの取り扱いが極めて容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、セルフサービス方式のガソリンスタンドに設置される給油ポンプに搭載するようにした金銭処理装置を例に図面を参照して詳細に説明する。図1は金銭処理装置の外観を示す説明図である。
この金銭処理装置1は、給油ポンプを制御する本体装置に接続されて、ガソリンを所定量単位で販売する際に現金の入出金処理を行う機能を有し、その本体装置には、正面の接客部分が接客側に露出される状態で組み込まれる。金銭処理装置1は、紙幣処理装置と硬貨処理装置とを収容した筐体2を有し、その正面の上部には、表扉3が開閉可能に設けられている。表扉3には、錠4が設けられていて、保守作業を行うとき以外は施錠しておくことができるようになっている。筐体2の正面の下部には、紙幣処理装置および硬貨処理装置の接客部分が露出状態で設けられている。筐体2の中には、正面から見て左側に紙幣処理装置、右側に硬貨処理装置が収容されているので、表扉3の下方の左側には、紙幣を入出金することができる紙幣投入口および紙幣出金口が配置されており、これら紙幣投入口および紙幣出金口は、使用時に利用者によって開閉されるカバー5によって覆われている。表扉3の下方の右側には、硬貨を入出金することができる硬貨投入口201および硬貨払出口が配置されており、その硬貨払出口は、使用時に利用者によって開閉されるカバー6によって覆われている。
次に、この金銭処理装置1に収容されている紙幣処理装置の構成について説明する。図2は紙幣処理装置の概要を示す内部側面図である。
紙幣処理装置100は、その前面下部に紙幣を1枚ずつ投入する紙幣投入口101を有し、この紙幣投入口101の奥に紙幣投入センサ102が配置されている。この紙幣投入センサ102は、投入された紙幣を取り込むための図示しない取り込みローラを駆動するモータ103および取り込まれた紙幣を搬送するための入金紙幣搬送部を駆動するモータ104に連動しており、紙幣の投入を検知した場合に、取り込みローラおよび入金紙幣搬送部を動作させるよう構成されている。紙幣投入センサ102の下流側には、入金紙幣鑑別部105が配置されている。この入金紙幣鑑別部105は、複数のセンサを備えていて、入金紙幣搬送部によって搬送される紙幣が通過する間に紙幣の真贋判定および金種の識別を行う。紙幣投入センサ102と入金紙幣鑑別部105とは、入金紙幣鑑別部105による紙幣の鑑別が始まると、紙幣の後端が紙幣投入センサ102を抜けるような位置関係になっていて、紙幣投入センサ102が紙幣を検知できなくなった時点で、モータ103は停止され、次の紙幣を取り込まないようにしている。ここで、搬送されてきた紙幣がこの入金紙幣鑑別部105によって正貨と判断されなかった場合、その紙幣は、モータ103,104を逆転動作させることにより、紙幣投入口101へ返却される。
入金紙幣搬送部は、モータ106によって駆動されて紙幣を垂直方向に搬送する垂直紙幣搬送部に連絡されている。この垂直紙幣搬送部の下部近傍には、紙幣の通過をゲートの動きによって検出する通過センサ107が配置されており、入金紙幣鑑別部105によって正貨と判断された紙幣の通過を検出する。
垂直紙幣搬送部は、その上端が混合紙幣収納庫108に接続され、中間部が千円紙幣収納庫109に接続され、下端近傍が出金リジェクト庫110および出金保留部111に接続されている。垂直紙幣搬送部の中間部には、搬送されてきた紙幣を混合紙幣収納庫108の方向へ向かわせるか千円紙幣収納庫109の方向へ向かわせるかを切り換えるゲート112を備え、混合紙幣収納庫108および千円紙幣収納庫109の入口には、紙幣の通過を検出する通過センサ113,114がそれぞれ配置されている。
混合紙幣収納庫108は、二千円、五千円および一万円の高額紙幣を混合して収納するためのもので、これらの紙幣は、釣銭として再利用されることはない。千円紙幣収納庫109は、最小額の千円紙幣を収納するためのもので、収納されている千円は、釣銭として払い出される紙幣に利用される。このため、千円紙幣収納庫109に隣接して、モータ、複数のローラなどから構成される紙幣繰出部115と、ゲート112と通過センサ114との間の搬送通路に配置された出金紙幣鑑別部116とを備えている。
混合紙幣収納庫108と千円紙幣収納庫109との間には、これらの紙幣収納動作および出金時における収納紙幣の紙幣繰出部115への付勢動作を行うようにした共通の駆動源としてのモータ117と、紙幣収納動作および付勢動作における可動部の上死点および下死点を検知するための位置検知センサ118,119とを備えている。
垂直紙幣搬送部の下端近傍に接続された出金搬送部には、千円紙幣収納庫109から繰り出されてきた紙幣の通過を検知する通過センサ120を備え、その下流側には、搬送されてきた紙幣を出金リジェクト庫110の方向へ向かわせるか出金保留部111の方向へ向かわせるかを切り換えるゲート121を備え、出金リジェクト庫110の入口には、紙幣の通過を検出する通過センサ122が配置されている。出金リジェクト庫110は、千円紙幣収納庫109から繰り出されてきた紙幣が出金紙幣鑑別部116による鑑別の結果、例えば複数枚重なった状態の紙幣であったり千円以外の金種の紙幣であるなど出金に不適切な紙幣であった場合に、そのような紙幣を収納しておくためのものである。出金保留部111は、千円紙幣収納庫109から1枚ずつ繰り出された紙幣を必要枚数になるまで一時的に保留しておくものであって、釣銭に必要な枚数の紙幣が溜まったら、それらの紙幣は、モータ106によって駆動される出金搬送部によって紙幣出金口123へまとめて束搬送される。この出金保留部111と紙幣出金口123との間には、出金紙幣の通過および利用者による出金紙幣の引き抜きを検知する通過センサ124と、紙幣出金口123に設けられてその開閉を行うシャッタ125とを備えている。出金保留部111では、保留された紙幣の束を出金搬送部の搬送ベルトへ押し付けることによって紙幣出金口123の方へ搬送するようにしている。そのため、出金保留部111は、搬送ベルトへの紙幣の押し付けを行う出金紙幣押圧部126を備えている。この出金紙幣押圧部126は、入金紙幣の取り込みに用いられるモータ103を駆動源とし、そのモータ103の逆転動作に連動するカム機構により保留されている紙幣に対して接離する方向に往復移動できるようになっている。その出金紙幣押圧部126の紙幣押圧状態および退避状態における位置は、接離方向に配置された位置センサ127,128によって感知されるように構成されている。
この紙幣処理装置100は、さらに、混合紙幣収納庫108の収納紙幣の有無を検知するセンサ129、千円紙幣収納庫109の収納紙幣の有無および満杯状態を検知するセンサ130,131、出金リジェクト庫110の収納紙幣の有無を検知するセンサ132、および出金保留部111の収納紙幣の有無を検知するセンサ133を備えている。
次に、硬貨処理装置の構成について説明する。図3は、硬貨処理装置の概要を示す内部側面図である。
硬貨処理装置200は、その前面下部に硬貨投入口201を有し、この硬貨投入口201の奥に、投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部202、リフタ部202の搬送通路の中間に設けられて硬貨の真贋を判定するとともに金種を識別する硬貨識別部203、識別された硬貨を搬送しつつ金種ごとに振り分ける硬貨振分部204、振り分けられた硬貨を金種ごとに収容する硬貨収容部205、硬貨収容部205から硬貨を出金制御する払出機構部206、および硬貨収容部205から出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口207に搬送する出金硬貨搬送部208を備えている。なお、本実施の形態では、上記リフタ部202および硬貨振分部204が、入金硬貨搬送部を構成する。
硬貨投入口201の近傍には、投入された硬貨を引き込んでリフタ部202に受け渡すローラ209が設けられている。このローラ209は、モータ210および図示しない動力伝達部によって駆動される。モータ210は、硬貨投入口201の近傍に設けられた検知センサ211が硬貨の投入を検知することにより駆動される。また、硬貨投入口201の近傍には、硬貨投入口201を閉じることが可能なシャッター212とこれを駆動するソレノイド213が設けられている。このシャッター212は、通常は開放されており、装置内部で故障や詰まり等の問題が発生した場合など予め定める条件に基づいて硬貨投入口201を閉じ、硬貨の投入を禁止する。
リフタ部202は、垂直方向に配置された図示しない複数のプーリと搬送ベルト214とを有し、最上部に配置されたプーリがモータ215によって駆動されることにより、硬貨投入口201に投入された硬貨を上方へ搬送する。リフタ部202の搬送通路の中間には、上記硬貨識別部203およびリジェクトゲート216が配置されている。このリジェクトゲート216は、常時は硬貨を捕捉してリジェクト用のシュート218に引き渡す位置にあり、硬貨識別部203にて硬貨が正貨であると識別されると、ソレノイド217により駆動されて硬貨の搬送面となる位置に移動し、硬貨を上方へ搬送する。シュート218の下端部には、このシュート218を落下した硬貨を検知する検知センサ219が設けられており、検知センサ219の出力を用いてリジェクトされた硬貨の返却を確認できるようになっている。
硬貨振分部204は、金種ごとの複数の振分ゲート220が硬貨収容部205の上方に水平方向(奥行方向)に並設され、これらの振分ゲート220に対向して搬送ベルト221が配置されている。搬送ベルト221は、硬貨処理装置の前面側(図の左側)と奥側(図の右側)とに配置されたプーリに掛け渡されており、硬貨処理装置の前面側のプーリに直結された駆動プーリに、タイミングベルトなどを介してモータ222の動力が伝達されるように構成されている。搬送ベルト221は、リフタ部202により上方に搬送されてきた硬貨を受け取って奥側へ搬送し、各振分ゲート220は、対応する硬貨が搬送されてくるとこれを捕捉する。また、各振分ゲート220の近傍には、各振分ゲート220を通過して硬貨収容部205に収容される硬貨を検知するコイルセンサ223がそれぞれ設けられており、コイルセンサ223の出力を用いて各振分ゲート220を通過した硬貨の数をカウントできるようになっている。また、最前部の振分ゲート220の手前の搬送通路には、硬貨が搬送されてきたことを検知する検知センサ224が設けられている。この検知センサ224が硬貨を検知したことをトリガとして、その硬貨に対応する金種の振分ゲート220が開放されるようになっている。
硬貨収容部205は、上下に延びるように設けられた釣銭チューブ等を奥行方向に複数並設した2つの硬貨収容カセット225,226から構成されている。手前側の硬貨収容カセット225は、その手前から1円,10円,100円をそれぞれ収容する3つの釣銭チューブを有し、奥側の硬貨収容カセット226は、その手前から5円,50円,500円をそれぞれ収容する3つの釣銭チューブと、さらにその奥側(図の右側)に配置されたオーバフロー庫を有する。各釣銭チューブは、その上端で対応する金種の振分ゲート220につながっている。各釣銭チューブの上端部には、釣銭チューブが満杯になったことを検知する満杯検知センサ227が設けられている。そして、釣銭チューブが満杯になってオーバフローした硬貨は、オーバフロー庫に金種混合状態で収容される。硬貨収容カセット225の上下方向中央の手前側には、硬貨処理装置200にこの硬貨収容カセット225がセットされたことを検知する検知センサ228が設けられており、硬貨収容カセット226の上下方向中央の奥側には、硬貨処理装置200にこの硬貨収容カセット226がセットされたことを検知する検知センサ229が設けられている。なお、上記硬貨収容カセット225,226の詳細については後述する。
払出機構部206は、各釣銭チューブの下部に設けられた後述する払出板をモータ230の駆動力によって動作制御し、選択された金種の釣銭チューブに積層収納された最下位の硬貨を1枚ずつ払い出す。すなわち、この払出機構部206には、硬貨の払出動作時に出金したい金種を指定するソレノイド231が各釣銭チューブに対応して設けられている。硬貨収容カセット225の下部手前側には、払出板等の位置検知を行う検知センサ232が設けられている。ソレノイド231は、払出動作をするときに、出金すべき金種に対応したものだけが動作して釣銭チューブからの硬貨の払い出しを行い、硬貨収納動作時および払出動作時で出金すべきでない金種に対応したものは、動作しない。
出金硬貨搬送部208は、払出機構部206の下部に配置されて奥行方向に延び、各釣銭チューブから払い出された硬貨を硬貨払出口207まで搬送する搬送ベルト233、プーリおよびモータ234が配置されている。搬送ベルト233の下面には、各釣銭チューブに対応した位置にコイルセンサ235が設けられ、いずれの釣銭チューブから硬貨の払い出しが行われたかを検知できるようになっている。
次に、上述した硬貨収容カセットの構造について詳細に説明する。図4は硬貨収容カセット225の構成を表す正面図であり、図5はその平面図である。また、図6は硬貨収容カセット225の構成を表す右側面図であり、図7は硬貨収容カセット225の構成を表す背面図である。さらに、図8は図6のそのA部拡大図に相当する硬貨処理装置200の部分切欠断面図である。
図4に示すように、硬貨収容カセット225は、樹脂材を射出成形して構成され、直方体形状の外形を有するカセット本体241の内部に、1円,10円,100円をそれぞれ収容する円断面の釣銭チューブ242,243,244を隣接配置して構成されている。カセット本体241の上端に開口した硬貨入口開口部には、これを封止可能な蓋体245が設けられ、下端に開口した硬貨払出開口部には、これを開閉して内部に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板246が設けられている。また、カセット本体241の正面中央の内側面に沿って、硬貨入口開口部の外部(図の上方)に進退可能な固定片247と、この固定片247を外部側に付勢するコイルばね248が設けられている。この固定片247は、U字状の把手部249とその把手部249の中央から下方に延びる軸部250を有する。コイルばね248は、この軸部250に外挿され、一方でカセット本体241に固定され、他方で把手部249を上方に付勢している。
また、カセット本体241には、固定片247の把手部249を部分的に露出させる露出穴251と、その下方に所定間隔あけて配置された凹部252が形成されている。使用者は、例えばこの露出穴251に露出した把手部249に親指をかけ、残りの指を凹部252にかけて掴むことにより、固定片247をコイルばね248の付勢力に抗してカセット本体241の内部に押し下げることができる。
さらに、カセット本体241の正面上部は、蓋体245をこのカセット本体241にほぼ平行に収容可能な蓋体収容部253が設けられている。この蓋体収容部253は、カセット本体241の正面から蓋体245の厚みとほぼ同じ大きさの深さを有する。
図5にも示すように、蓋体245は、カセット本体241の硬貨入口開口部を封止可能な略長方形板状の本体254を有し、その本体の幅方向の両端縁が、カセット本体241の上端部の幅方向両端側の内壁にそれぞれ水平に延びる溝部255にガイドされてスライドできるように構成されている。この蓋体245の幅方向の中央には、その硬貨処理装置200への取付方向手前側に、上記固定片247の先端部を挿通可能な凹状の切欠部256(挿通部)が設けられている。固定片247の先端は、硬貨入口開口部が閉じているときに、この切欠部256に挿通されて蓋体245の脱落を防止する。蓋体245の硬貨処理装置200への取付方向奥側端部には、その幅方向の周端縁からやや突出したガイド軸257が設けられており、蓋体245をスライドさせて硬貨入口開口部を全開させたときには、このガイド軸257が溝部255の取付方向手前側の端部に係止され、蓋体245は、このガイド軸257を中心に回動することにより蓋体収容部253に収容される。この蓋体245の動作等については後述する。
図6および図7に示すように、硬貨収容カセット225の背面側には、各釣銭チューブの背面側を構成するとともに、カセット本体241に着脱可能に取り付けられた釣銭カバー258が設けられている。特に図7に示すように、この釣銭カバー258には、カセット本体241の内部に設けられた図示しない溝部に固定される一対の把持部259を有するフック260が設けられている。このフック260を外側からつまんで両把持部259が近づくように押圧することにより、フック260のロックを解除することができ、釣銭カバー258をカセット本体241から分離して、各釣銭チューブに収容された硬貨を回収することができる。同図に示すように、この釣銭カバー258の背面側には、使用者の便宜を考慮して、各釣銭チューブに対応して1円,10円,100円を示す1,10,100の数字と、各釣銭チューブの充填量を表す10%おきに表す数字が刻印されている。この釣銭カバー258の下方には、カセット本体241の下方に進退可能に支持された一対のストッパ部材261が設けられている。
図8に示すように、払出板246は長方形板状の本体を有し、カセット本体241が硬貨処理装置200に取り付けられた図示の状態においてその本体のストッパ部材261に対向する位置に、連結用孔262が形成されている。この連結用孔262が払出機構部206の駆動ベース263に設けられた連結用突起264に嵌合することにより、払出板246が払出機構部206に連結される。
ストッパ部材261は段付ピン状の本体を有し、カセット本体241の下端部で下方に開口した保持部265に摺動可能に保持されている。ストッパ部材261は、その上端に一端がカセット本体241に固定されたコイルばね266(付勢手段)の他端が接続されており、このコイルばね266によって、連結用孔262側に付勢されている。また、ストッパ部材261の下部には、その軸線方向と直角な方向に延出する解除用突起267が設けられている。図示の状態では、解除用突起267が硬貨処理装置200に設けられたフレーム268に当接して押し上げられているが、カセット本体241が硬貨処理装置200から取り外されたときには、連結用突起264に代わって連結用孔262に嵌合する。このストッパ部材261の動作の詳細については後述する。
次に、硬貨収容カセット225の動作について説明する。図9、図10および図11は、硬貨収容カセット225を硬貨処理装置200に取り付けるときの動作を表す説明図である。図12はストッパ部材261の動作を表す説明図であり、(A)は図9のB部拡大図であり、(B)は図11のC部拡大図である。
図9に示すように、硬貨収容カセット225を硬貨処理装置200に取り付ける際には、作業者は、上述した固定片247の把手部249を下方に押し下げた状態で硬貨収容カセット225を傾け、その下端側から硬貨処理装置200の収容部271に挿入する。そして、その硬貨収容カセット225の下端側を支点としてこれを起立させる方向に動かし、その上端手前側を収容部271に押し込むように挿入していく。
そして、図10に示すように、硬貨収容カセット225の上端部が収容部271の入口開口部に差し掛かると、蓋体245の取付方向奥側端部が硬貨処理装置200の取付面272近傍に設けられたフック受け273(係合部)に当接する。そして、さらに硬貨収容カセット225を押し込むと、蓋体245は、このフック受け273によってその逆方向(図中矢印方向)に押され、溝部255に沿って硬貨入口開口部の開放方向にスライドし、取付方向手前側に押出される。
そして、図11に示すように、硬貨収容カセット225がほぼ直立状態になると、蓋体245のガイド軸257が溝部255の端部にて係止されるとともに、その軸回りに下方(図中矢印方向)へ回動し、蓋体245が蓋体収容部253に収容される。
一方、図12(A)に示すように、硬貨収容カセット225の取り付け完了前においては、ストッパ部材261は、コイルばね266の付勢力により連結用孔262に嵌合し、払出板246をロックして硬貨払出開口部を閉じた状態に保持している。
そして、図12(B)に示すように、硬貨収容カセット225が直立状態に近づくと、ストッパ部材261は、解除用突起267がフレーム268に当接してコイルばね266の付勢力に抗して押圧されることにより、連結用孔262から退避する。このとき、このストッパ部材261に代わって連結用突起264が連結用孔262に嵌合し、払出板246が払出機構部206に連結される。このとき、カセット本体241の下端に設けられた段部274が、収容部271のベース275の手前側端部で上方に突出した係止突起276に係止される。そして、作業者が固定片247の把手部249への押圧力を取り除くと、図11に示すように、固定片247の先端部がフック受け273の裏面(係止部)に係止される。そして、この係止突起276とフック受け273とによって硬貨収容カセット225の脱落が防止され、硬貨収容カセット225が収容部271に安定に固定され保持される。
図13は、このようにして硬貨収容カセット225が硬貨処理装置200に取り付けられたときの状態を表す正面図である。同図に示すように、蓋体245が蓋体収容部253に収容され、固定片247の先端がカセット本体241の上端に露出している。
次に、硬貨収容カセット226の構造について詳細に説明する。図14は硬貨収容カセット226の構成を表す正面図であり、図15はその平面図である。また、図16は硬貨収容カセット226の構成を表す右側面図であり、図17は硬貨収容カセット226の構成を表す背面図である。なお、この硬貨収容カセット226の構成は、上述した硬貨収容カセット225の構成と同様の部分が多いため、ほぼ同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、硬貨収容カセット226は、樹脂材を射出成形して構成され、直方体形状の外形を有するカセット本体281の内部に、5円,50円,500円をそれぞれ収容する円断面の釣銭チューブ282,283,284、およびオーバフロー庫285を隣接配置して構成されている。すなわち、この硬貨収容カセット226は、図4に示した硬貨収容カセット225の図の右側に、オーバフロー庫285を付加したような構成を有する。そして、カセット本体281の上端に開口した硬貨入口開口部には、これを封止可能な蓋体286が設けられ、下端に開口した硬貨払出開口部には、オーバフロー庫285の部分を除き、これを開閉して内部に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板246が設けられている。なお、オーバフロー庫285の下端は、払出板246とは異なる封止板287によって常時閉じられている。
カセット本体281の正面上部は、蓋体286をこのカセット本体281にほぼ平行に収容可能な蓋体収容部288が設けられている。この蓋体収容部288は、カセット本体281の正面から蓋体286の厚みとほぼ同じ大きさの深さを有する。
図15(A)に示すように、蓋体286は、カセット本体281の硬貨入口開口部を封止可能な略長方形板状の本体289を有し、その硬貨処理装置200への取付方向奥側端部には、その幅方向の周端縁からやや突出したガイド軸257が設けられている。
また、本体289には、固定片247の先端部を挿通可能な一対の挿通孔290(挿通部)と、オーバフロー庫285に連通する取出孔291が、それぞれ形成されている。
さらに、本体289の上面には、取出孔291を封止可能なL字板状のカバー292が配設されている。このカバー292は、その対辺にある端縁が、本体289の対向する周縁近傍に沿って設けられた一対の溝部293にそれぞれガイドされて、本体289の上面において取出孔291の開放位置と封止位置との間でスライドする。このカバー292と本体289との間には、カバー292を取出孔291の封止位置の方向へ付勢するねじりコイルばね294が介装されている。カバー292は、そのL字形状により、図15(B)に示す取出孔291の開放位置においても、固定片247に干渉しないように構成されている。このカバー292は、作業者が手で操作することにより、ねじりコイルばね294の付勢力に抗して取出孔291の開放位置に動作させることができるが、その手を放すと、ねじりコイルばね294の付勢力によって取出孔291の封止位置に戻るようになっている。このため、図示のように蓋体286が閉じられた状態では、各釣銭チューブに収容された硬貨の脱落が防止され、オーバフロー庫285に収容された金種混合の硬貨については、必要に応じてカバー292を開放し、これを取り出すことができる。
図16および図17に示すように、硬貨収容カセット226の背面側には、各釣銭チューブおよびオーバフロー庫285の背面側を構成するとともに、カセット本体281に着脱可能に取り付けられた釣銭カバー295が設けられている。そして、特に図17に示すフック260を外側からつまんで押圧することにより、フック260のロックを解除することができ、釣銭カバー295をカセット本体281から分離して、各釣銭チューブおよびオーバフロー庫285に収容された硬貨を回収することができる。同図に示すように、この釣銭カバー295の背面側には、使用者の便宜を考慮して、各釣銭チューブに対応して5円,50円,500円を示す5,50,500の数字と、各釣銭チューブの充填量を表す10%おきに表す数字が刻印されている。また、オーバフロー庫285を示す「OF」の文字が刻印されている。この釣銭カバー295の下方には、カセット本体281の下方に進退可能に支持された一対のストッパ部材261が設けられている。
図18は、このようにして硬貨収容カセット226が硬貨処理装置200に取り付けられたときの状態を表す正面図である。同図に示すように、蓋体286が蓋体収容部288に収容され、固定片247の先端がカセット本体281の上端に露出している。
なお、この硬貨収容カセット226における上記蓋体286の動作は、硬貨収容カセット225の蓋体245と同様であり、ストッパ部材261および払出板246の動作については上述したとおりであるので、ここでの説明は省略する。
図3に戻り、以上のように構成された硬貨処理装置において、硬貨投入口201にある金種の硬貨が投入されると、その硬貨は、ローラ209により引き込まれてリフタ部202に渡される。リフタ部202は、渡された硬貨を上方へ搬送する。その搬送途中で、硬貨は、硬貨識別部203にて識別され、偽貨ならそのままリジェクトゲート216に捕捉されてリジェクト用のシュート218を介して硬貨払出口207に返却され、正貨ならリジェクトゲート216が搬送通路を切り換え、硬貨振分部204まで搬送される。
一方、硬貨振分部204まで搬送された硬貨は、搬送通路の滑動面と搬送ベルト221とによって挟まれて起立状態で硬貨処理装置の奥側へ搬送される。硬貨が硬貨識別部203にて判別された金種に対応した振分ゲート220に到達する前に、その金種に対応した振分ゲート220が、スライド移動して搬送通路を遮断する。これにより、その硬貨は、その振分ゲート220から硬貨収容部205の対応する金種の釣銭チューブ内に落下し、釣銭チューブ内で硬貨の厚み方向に積み重ねられた状態で収納される。なお、硬貨収容部205において、対応する金種の釣銭チューブが満杯の場合は、振分ゲート220は動作せず、硬貨を硬貨処理装置の奥まで搬送し、オーバフロー庫に金種混合状態で収納する。
つり銭が必要な場合は、払出機構部206の必要金種に対応したソレノイド231が動作し、必要金種の硬貨を硬貨収容部205の対応する釣銭チューブから必要枚数払い出す。払い出された硬貨は、搬送ベルト233上に落下し、搬送ベルト233に載せて搬送され、硬貨払出口207より出金される。釣銭チューブから払い出された硬貨が搬送ベルト233上に落下したとき、搬送ベルト233の下面に金種別に設けられたコイルセンサ235がその硬貨を検出し、払出機構部206から搬送ベルト233に必要金種の硬貨が確実に払い出されたことを知ることができる。
以上に説明したように、本実施の形態の硬貨処理装置200によれば、硬貨収容カセット225,226の装着と同時に蓋体245,286がスライドして硬貨入口開口部を開放し、また、払出板246が払出機構部206に連結して動作制御可能となる。このため、硬貨収容カセット225,226のセッティングをワンタッチで行うことができ、取り扱いが極めて容易となる。
また、硬貨収容カセット225,226を硬貨処理装置200から取り外したときには、ストッパ部材261が自動的に払出板246の連結用孔262に嵌合して硬貨払出開口部を閉じた状態に保持する。このため、硬貨収容カセット225,226の持ち運びの際に各釣銭チューブから硬貨が脱落するのを防止することができる。また、この状態において、硬貨収容カセット226のオーバフロー庫285内の硬貨については、カバー292をスライドさせて逆さまにすることで、容易に回収することができる。
金銭処理装置の外観を示す説明図である。 紙幣処理装置の概要を示す内部側面図である。 硬貨処理装置の概要を示す内部側面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す正面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す平面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す右側面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す背面図である。 図6のA部拡大図に相当する硬貨処理装置の部分切欠断面図である。 硬貨収容カセットを硬貨処理装置に取り付けるときの動作を表す説明図である。 硬貨収容カセットを硬貨処理装置に取り付けるときの動作を表す説明図である。 硬貨収容カセットを硬貨処理装置に取り付けるときの動作を表す説明図である。 ストッパ部材の動作を表す説明図である。 硬貨収容カセットが硬貨処理装置に取り付けられたときの状態を表す正面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す正面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す平面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す右側面図である。 硬貨収容カセットの構成を表す背面図である。 硬貨収容カセットが硬貨処理装置に取り付けられたときの状態を表す正面図である。
符号の説明
1 金銭処理装置
100 紙幣処理装置
101 紙幣投入口
105 入金紙幣鑑別部
108 混合紙幣収納庫
109 千円紙幣収納庫
110 出金リジェクト庫
111 出金保留部
112,121 ゲート
115 紙幣繰出部
116 出金紙幣鑑別部
123 紙幣出金口
126 出金紙幣押圧部
200 硬貨処理装置
201 硬貨投入口
202 リフタ部
203 硬貨識別部
204 硬貨振分部
205 硬貨収容部
206 払出機構部
207 硬貨払出口
208 出金硬貨搬送部
214,221,233 搬送ベルト
216 リジェクトゲート
218 シュート
220 振分ゲート
225,226 硬貨収容カセット
231 ソレノイド
241,281 カセット本体
242,243,244,282,283,284 釣銭チューブ
245,286 蓋体
246 払出板
247 固定片
249 把手部
250 軸部
251 露出穴
252 凹部
253,288 蓋体収容部
255 溝部
256 切欠部
257 ガイド軸
258,295 釣銭カバー
259 把持部
260 フック
261 ストッパ部材
262 連結用孔
263 駆動ベース
264 連結用突起
265 保持部
267 解除用突起
268 フレーム
271 収容部
273 フック受け
276 係止突起
285 オーバフロー庫
287 封止板
290 挿通孔
291 取出孔
292 カバー
293 溝部

Claims (17)

  1. 硬貨投入口から投入された硬貨を搬送する入金硬貨搬送部と、搬送された硬貨を識別する硬貨識別部と、識別された硬貨を金種ごとに振り分ける硬貨振分部と、振り分けられた硬貨を金種ごとに収容する硬貨収容部と、前記硬貨収容部から硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容部から出金された硬貨を硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えた硬貨処理装置に着脱可能に取り付けられ、前記硬貨収容部を構成する硬貨収容カセットにおいて、
    前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容するチューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、
    前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、
    前記カセット本体を前記硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、
    前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が前記硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、
    を備えたことを特徴とする硬貨収容カセット。
  2. 前記ガイドは、前記カセット本体の内壁に設けられた溝部からなり、
    前記蓋体は、その一端部に前記溝部に嵌合して摺動し、前記溝部の両端にて係止されるガイド軸を有すること、
    を特徴とする請求項1記載の硬貨収容カセット。
  3. 前記カセット本体の着脱方向手前側の壁面に、前記硬貨入口開口部を全開させた状態で、前記蓋体を前記カセット本体にほぼ平行に収容する蓋体収容部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の硬貨収容カセット。
  4. 前記蓋体収容部は、前記蓋体の厚みとほぼ同じ大きさの深さを有することを特徴とする請求項3記載の硬貨収容カセット。
  5. 前記蓋体は、前記カセット本体の前記硬貨処理装置への装着時に、前記硬貨処理装置の取付面近傍に設けられた係合部に当接して、その装着方向とは逆方向に押されることにより、前記硬貨入口開口部の開放方向にスライドするように構成されたことを特徴とする請求項2記載の硬貨収容カセット。
  6. 前記カセット本体に、前記硬貨入口開口部の外部に進退可能な固定片が設けられるとともに、前記蓋体に、前記固定片を挿通する挿通部が設けられ、
    前記固定片は、前記硬貨入口開口部が閉じているときに、前記蓋体の挿通部に挿通されて前記蓋体を固定し、前記硬貨入口開口部が全開しているときに、外部へ突出して前記硬貨処理装置の取付面近傍に設けられた係止部に係止されて、前記カセット本体を前記硬貨処理装置に固定することを特徴とする請求項5記載の硬貨収容カセット。
  7. 前記蓋体は、
    前記カセット本体の特定のチューブと連通する取出孔と、
    前記取出孔を封止可能な封止部材と、
    前記封止部材を前記取出孔の開放位置と封止位置との間でスライド可能にガイドするガイド部と、
    前記封止部材を前記取出孔の封止位置の方向へ付勢する付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の硬貨収容カセット。
  8. 前記封止部材は、板状のカバーからなり、
    前記ガイド部は、前記蓋体の周縁近傍に沿って設けられ、前記カバーの端縁をガイドする溝部からなり、
    前記付勢部材は、ねじりコイルばねからなること、
    を特徴とする請求項7記載の硬貨収容カセット。
  9. 前記払出板は、その厚み方向に貫通する連結用孔を備え、前記カセット本体が前記硬貨処理装置に取り付けられた際に、前記連結用孔が前記払出機構部の駆動ベースに設けられた連結用突起に嵌合することにより、前記払出機構部に連結されることを特徴とする請求項1記載の硬貨収容カセット。
  10. さらに、前記カセット本体に前記連結用孔に対向して設けられたストッパ部材と、前記ストッパ部材を前記連結用孔側に付勢する付勢手段とを備え、
    前記ストッパ部材は、前記カセット本体が前記硬貨処理装置から取り外されたときに、前記連結用突起に代わって前記連結用孔に嵌合し、前記払出板を前記硬貨払出開口部を閉じた状態に保持することを特徴とする請求項9記載の硬貨収容カセット。
  11. 前記ストッパ部材は、前記カセット本体が前記硬貨処理装置に取り付けられる状態で前記硬貨処理装置側に突出する解除用突起を有し、前記カセット本体が前記硬貨処理装置に取り付けられるときに、前記解除用突起が前記硬貨処理装置に設けられたフレームに当接して前記付勢手段の付勢力に抗して押圧されることにより、前記連結用孔から退避するように構成されたことを特徴とする請求項10記載の硬貨収容カセット。
  12. 硬貨投入口から投入された硬貨を搬送する入金硬貨搬送部と、搬送された硬貨を識別する硬貨識別部と、識別された硬貨を金種ごとに振り分ける硬貨振分部と、振り分けられた硬貨を金種ごとに収容する硬貨収容カセットと、前記硬貨収容部から硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容部から出金された硬貨を硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備えた硬貨処理装置において、
    当該硬貨処理装置における前記硬貨収容カセットの取付面近傍に係合部が設けられ、
    前記硬貨収容カセットは、
    前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容するチューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、
    前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、
    前記カセット本体を当該硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、
    前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、
    を備え、
    前記蓋体は、前記カセット本体の装着時に前記係合部に当接し、その装着方向とは逆方向に押されることにより、前記硬貨入口開口部の開放方向にスライドするように構成されたことを特徴とする硬貨処理装置。
  13. 前記カセット本体を取り付ける取付面近傍に係止部が設けられ、
    前記カセット本体に、前記硬貨入口開口部の外部に進退可能な固定片が設けられるとともに、前記蓋体に、前記固定片を挿通する挿通部が設けられ、
    前記固定片は、前記硬貨入口開口部が閉じているときに、前記蓋体の挿通部に挿通されて前記蓋体を固定し、前記硬貨入口開口部が全開しているときに、外部へ突出して前記硬貨処理装置の取付面近傍に設けられた係止部に係止されて、前記カセット本体を前記硬貨処理装置に固定することを特徴とする請求項12記載の硬貨処理装置。
  14. 前記払出板を連結するための連結用突起を有し、前記払出機構部により駆動される駆動ベースを備え、
    前記払出板は、その厚み方向に貫通する連結用孔を備え、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられた際に、前記連結用孔が前記連結用突起に嵌合することにより、前記払出機構部に連結されることを特徴とする請求項12記載の硬貨処理装置。
  15. さらに、前記カセット本体に前記連結用孔に対向して設けられたストッパ部材と、前記ストッパ部材を前記連結用孔側に付勢する付勢手段とを備え、
    前記ストッパ部材は、前記カセット本体が当該硬貨処理装置から取り外されたときに、前記連結用突起に代わって前記連結用孔に嵌合し、前記払出板を前記硬貨払出開口部を閉じた状態に保持することを特徴とする請求項14記載の硬貨処理装置。
  16. 前記駆動ベースよりも上方に前記カセット本体側に露出するフレームを有し、
    前記ストッパ部材は、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられる状態で当該硬貨処理装置側に突出する解除用突起を有し、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられるときに、前記フレームに当接して前記付勢手段の付勢力に抗して押圧されることにより、前記連結用孔から退避するように構成されたことを特徴とする請求項15記載の硬貨処理装置。
  17. 紙幣処理装置と硬貨処理装置とを一体に備え、本体装置に接続されて所定の金銭処理を行う金銭処理装置において、
    前記紙幣処理装置は、前面下部に設けられた紙幣投入口から入金された紙幣を鑑別する入金紙幣鑑別部と、上部に配置されて特定の1つの金種を除くすべての金種の前記紙幣を一括して混合収納する第1の金庫と、前記第1の金庫の下部に隣接して配置され、前記特定の1つの金種の前記紙幣を収納したり、収納されている前記紙幣を釣銭として繰り出すことができるリサイクル機能を持った第2の金庫と、前記第2の金庫の下部に配置されて前記第2の金庫から繰り出された前記紙幣を出金に必要な枚数に達するまで保留し、保留された前記紙幣を前面下部に設けられた紙幣出金口へ一括して出金する出金保留部とを備え、
    前記硬貨処理装置は、上下に延びるように設けられ、奥行方向に複数並設されたチューブを内部に収容する硬貨収容カセットと、前記硬貨収容カセットの手前側に並ぶように上下に延設され、前面下部に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を上方に搬送するリフタ部と、前記リフタ部の搬送通路の中間に設けられ、搬送される硬貨を識別する硬貨識別部と、前記リフタ部の上端部近傍から前記硬貨収容カセットの上方を奥行方向に延び、前記リフタ部から前記硬貨を受け取って搬送し、対応するチューブに振り分ける硬貨振分部と、前記チューブから硬貨を出金制御する払出機構部と、前記硬貨収容カセットの下方に奥行方向に延び、いずれかのチューブから出金された硬貨を前面下部に設けられた硬貨払出口に搬送する出金硬貨搬送部とを備え、
    前記硬貨処理装置における前記硬貨収容カセットの取付面近傍に係合部が設けられ、
    前記硬貨収容カセットは、
    前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を、金種ごとに又は金種混合で収容する前記チューブを内部に複数隣接して配置したカセット本体と、
    前記カセット本体の硬貨入口開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体の前記硬貨入口開口部の幅方向両端側にそれぞれ設けられたガイドに沿ってスライド可能であり、前記硬貨入口開口部を全開させたときに前記カセット本体に係止される蓋体と、
    前記カセット本体を当該硬貨処理装置に着脱させる着脱機構と、
    前記カセット本体の硬貨払出開口部を封止可能な板状の本体を有し、前記カセット本体が当該硬貨処理装置に取り付けられると、前記払出機構部に連結して動作制御可能となり、前記硬貨払出開口部を開閉して前記カセット本体に収容された硬貨の払い出しを可能にする払出板と、
    を備え、
    前記蓋体は、前記カセット本体の装着時に前記係合部に当接し、その装着方向とは逆方向に押されることにより、前記硬貨入口開口部の開放方向にスライドするように構成されたことを特徴とする金銭処理装置。
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