JP2006065301A - タンデム型カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の幅寸法を従来よりも縮小すること。
【解決手段】タンデム型カラー画像形成装置100の装置本体2内には、作像ユニット4、6、8、10と、直線移動領域24aを含む搬送ベルト24を備えた搬送ベルト機構26と、給紙カセット28とが備えられている。搬送ベルト機構26は、搬送ベルト24の直線移動領域24aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置される。給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に搬送ベルト機構26に対し水平横方向に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどのタンデム型カラー画像形成装置に関する。
一般的に、タンデム型カラー画像形成装置は、相互に色の異なるトナーにより作像する複数の作像ユニットと、用紙が搬送される直線移動領域を含む搬送ベルトを備えた搬送ベルト機構と、用紙を収容する給紙カセットとを、装置本体内に備えている。作像ユニットは、搬送ベルトの直線移動領域に沿って相互に間隔をおいて配列され、搬送ベルト機構は、作像ユニットにより作像されたトナー像を搬送される用紙に転写する転写装置を、作像ユニットの各々に対応して備えている(特許文献1参照)。
しかしながら、このタンデム型カラー画像形成装置において、搬送ベルト機構は、搬送ベルトの直線移動領域がほぼ水平横方向に延在するよう横向きに配置されており、また給紙カセットは、搬送ベルト機構の下方に水平横向きに配置されているので、装置本体の幅寸法(画像形成装置を正面から見て左右方向寸法)が大きくなり、したがって、装置本体全体が幅方向に大きくなる、との問題を有している。
他方、搬送ベルト機構が、搬送ベルトの直線移動領域がほぼ鉛直方向に延在するよう縦向きに配置され、作像ユニットが、搬送ベルトの直線移動領域に沿って相互に間隔をおいて配列されたタンデム型カラー画像形成装置もすでに知られている(特許文献2参照)。しかしながら、このタンデム型カラー画像形成装置においても、給紙カセットは、装置本体の下端部に水平横向きに配置されているので、装置本体の幅寸法が大きくなる。特に、給紙カセットに大サイズの用紙が収容される場合、給紙カセットが大型化するので、装置本体全体が幅方向に大きくなる。上記した問題は、作像ユニットが、一次転写ベルト(中間転写ベルト)の直線移動領域に沿って相互に間隔をおいて配列される形態のタンデム型カラー画像形成装置においても、共通して存在するものである。
特開2003−107838号公報 特開2003−345101号公報
本発明の目的は、装置本体の幅寸法を従来よりも縮小することを可能にし、したがって、装置本体全体を従来よりも幅方向にコンパクトにすることを可能にする、新規なタンデム型カラー画像形成装置を提供することである。
本発明によれば、
相互に色の異なるトナーにより作像する複数の作像ユニットと、直線移動領域を含む無端状のベルトを備えたベルト機構と、用紙を収容する給紙カセットとが装置本体に備えられ、作像ユニットは、ベルトの直線移動領域に沿って相互に間隔をおいて配列されているタンデム型カラー画像形成装置において、
ベルト機構は、ベルトの直線移動領域がほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセットは、縦向きに配置されかつ、ベルト機構に対し、水平横方向又は下方に配置される、
ことを特徴とするタンデム型カラー画像形成装置、が提供される。
装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、ことが好ましい。
ベルトは、用紙が搬送される該直線移動領域を含む搬送ベルトからなり、ベルト機構は、搬送ベルトを備えた搬送ベルト機構からなり、給紙カセットは、搬送ベルト機構に対し水平横方向に配置される、ことが好ましい。
搬送ベルト機構における搬送ベルトは複数のローラに巻き掛けられ、搬送ベルトの該直線移動領域よりも上流側の位置であって、搬送ベルトの下端領域に配置された一つのローラには、搬送ベルトを介して帯電搬送ローラが押圧され、給紙カセットに収容された用紙が、帯電搬送ローラと搬送ベルトとのニップ部に向けて下方に給紙されるよう、給紙カセットの、搬送ベルト機構に対する配置が設定される、ことが好ましい。
給紙カセットと搬送ベルト機構との間には、給紙カセットから下方に給紙された用紙を反転して搬送ベルトの該直線移動領域に向かって上方に搬送する給紙反転搬送路が配設される、ことが好ましい。
装置本体内の上端部であって、搬送ベルト機構の上方には定着装置が配設され、搬送ベルト機構と定着装置との間には、搬送ベルト機構により搬送されかつトナー像が転写された用紙を定着装置に案内する用紙搬送路が配設され、用紙搬送路と、搬送ベルトの該直線移動領域とは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される、ことが好ましい。
ベルトは、用紙が搬送される該直線移動領域を含む搬送ベルトからなり、ベルト機構は、搬送ベルトを備えた搬送ベルト機構からなり、給紙カセットは、搬送ベルト機構に対し下方に配置される、ことが好ましい。
給紙カセットと搬送ベルト機構との間には、給紙カセットから上方に給紙された用紙を搬送ベルトの該直線移動領域に向かって上方に搬送する給紙搬送路が配設され、装置本体内の上端部であって、搬送ベルト機構の上方には定着装置が配設され、搬送ベルト機構と定着装置との間には、搬送ベルト機構により搬送されかつトナー像が転写された用紙を定着装置に案内する用紙搬送路が配設され、用紙搬送路と、搬送ベルトの該直線移動領域と、給紙搬送路とは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される、ことが好ましい。
装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、定着装置と排出ローラ対との間には、用紙排出路が配設され、用紙排出路は、定着装置から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向に排出ローラ対に向かって延在し、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、ことが好ましい。
ベルトは、作像ユニットにより作像されたトナー像が順次に重ね合わされて転写される該直線移動領域を含む一次転写ベルトからなり、ベルト機構は、一次転写ベルトを備えた一次転写ベルト機構からなり、給紙カセットは、一次転写ベルト機構に対し水平横方向に配置される、ことが好ましい。
装置本体内には、給紙カセットから給紙された用紙に、一次転写ベルトに転写されたトナー像を転写する二次転写装置が備えられ、二次転写装置は、一次転写ベルトの最上部に対向して配置され、給紙カセットと一次転写ベルト機構との間には、給紙カセットから上方に給紙された用紙を一次転写ベルトと二次転写装置との間に向ってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路が配設され、装置本体内の上端部であって、一次転写ベルト機構の最上部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路の下流方向の延長上には定着装置が配設されている、ことが好ましい。
装置本体内には、給紙カセットから給紙された用紙に、一次転写ベルトに転写されたトナー像を転写する二次転写装置が備えられ、二次転写装置は、一次転写ベルトの最下部に対向して配置され、給紙カセットと一次転写ベルト機構との間には、給紙カセットから下方に給紙された用紙を一次転写ベルトと二次転写装置との間に向ってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路が配設され、装置本体内の下端部であって、一次転写ベルト機構の最下部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路の下流方向の延長上には定着装置が配設されている、ことが好ましい。
装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、定着装置と排出ローラ対との間には、用紙排出路が配設され、用紙排出路は、定着装置から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向に排出ローラ対に向かって延在し、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、ことが好ましい。
装置本体の上面には、排出ローラ対により排出された用紙を受け止める排紙トレイが配設されている、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図示のタンデム型カラー画像形成装置は、タンデム型カラーLEDプリンタである。なお、図1〜図13において、実質的に同一部分は同一符号で示されている。
図1を参照して、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に、「画像形成装置」と略称する)100は、ほぼ直方体形状を有する装置本体2を備えている。装置本体2内には、相互に色の異なるトナーにより作像する複数の作像ユニット、実施形態においては、ブラック用作像ユニット4、シアン用作像ユニット6、マゼンタ用作像ユニット8及びイエロー用作像ユニット10が、図1において上から下に向かってこの順に配列されている。これらの作像ユニット4、6、8及び10は、それぞれ、感光体ドラム12、帯電器14、露光手段の一部であるLEDヘッド16、現像装置18及びクリーニング装置20などの作像エレメントを備えている。作像ユニット4、6、8及び10の現像装置18には、それぞれ、対応する色のトナーを補給するためのトナーコンテナ22が装着されている。なお、図1においては、図示の簡略化のため、上記作像エレメントの符号は、ブラック用作像ユニット4においてのみ付してある。
装置本体2内には、更に、直線移動領域を含む無端状のベルトを備えたベルト機構、実施形態においては、用紙Pが搬送される直線移動領域24aを含む搬送ベルト24を備えた搬送ベルト機構26と、用紙Pを収容する給紙カセット28とが備えられている。作像ユニット4、6、8及び10は、搬送ベルト24の直線移動領域24aに沿って相互に間隔をおいて配列されている。搬送ベルト機構26は、作像ユニット4、6、8及び10により作像されたトナー像を、それぞれ搬送される用紙Pに転写する転写装置、実施形態においては転写ローラ30を、作像ユニット4、6、8及び10の各々の感光体ドラム12に対応して備えている。感光体ドラム12の各々と、対応する転写ローラ30との間に搬送ベルト24の直線移動領域24aが存在する。なお、この転写ローラの符号30も、図示の簡略化のため、ブラック用作像ユニット4の感光体ドラム12に対応した転写ローラについてのみ付してある。
搬送ベルト機構26は、搬送ベルト24の直線移動領域24aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置されている。無端ベルトである搬送ベルト24は、複数のローラ、実施形態においては、駆動ローラ32、従動ローラ34、36及び38に巻き掛けられている。図示しない電動モータにより、図1において時計方向に回転駆動させられる駆動ローラ32は、搬送ベルト機構26の最上部に配置され、従動ローラ34は、搬送ベルト機構26の最下部であって、駆動ローラ32のほぼ鉛直下方に配置されている。従動ローラ36は、搬送ベルト24の上端領域であって、駆動ローラ32に対し、図1において右斜め下方位置に配置されている。また、従動ローラ38は、搬送ベルト24の下端領域であって、従動ローラ34に対し、図1において右斜め上方位置に配置されている。従動ローラ34には、他の従動ローラ40が図1において左方から圧接されている。搬送ベルト24の直線移動領域24aは、駆動ローラ32と従動ローラ34との間に形成される。また、従動ローラ36と従動ローラ38との間には、他の直線移動領域24bが形成される。他の直線移動領域24bは、直線移動領域24aに対し、図1において水平右横方向に間隔をおいて実質的に平行に延在する。作像ユニット4、6、8及び10の各々は、直線移動領域24aの、図1において左側に配列されている。駆動ローラ32が図1において時計方向に回転駆動させられると、搬送ベルト24は、同方向に回転駆動させられる。従動ローラ34、36及び38も搬送ベルト24によって同方向に従動回転させられる。搬送ベルト24の直線移動領域24aは、図1において下から上に向って移動させられる。
搬送ベルト24の直線移動領域24aよりも上流側の位置であって、搬送ベルト24の下端領域に配置された一つのローラである従動ローラ38には、搬送ベルト24を介して帯電搬送ローラ41が押圧されている。帯電搬送ローラ41は、給紙カセット28から給紙された用紙Pを搬送ベルト24に静電的に吸着して搬送するため、図示しないバイアス印加手段によって負又は正のバイアスが印加され、搬送ベルト24を部分的に帯電させる機能を有している。帯電搬送ローラ41は、搬送ベルト24に従動させられる。比較的大径の従動ローラ34における外周面の下端領域に巻き掛けられた搬送ベルト24の下方には、円弧状のガイド板Gが隙間をおいて配設されている。ガイド板Gは、搬送ベルト24に静電的に吸着されて搬送される用紙Pの先端を、従動ローラ34と従動ローラ40とのニップ部にガイドするために配設されている。帯電搬送ローラ41の下流側の位置には、搬送ベルト24に吸着されて搬送される用紙Pの先端を検出するための用紙検知センサS1が配設されている。用紙検知センサS1により、給紙カセット28から給紙された用紙Pの先端が通過するタイミングを検出して、感光体ドラム12の各々に画像を出力するタイミングが演算される。用紙検知センサS1は、レジストローラ対に代わるタイミング設定機能を有している。
作像ユニット4、6、8及び10は、図1において、搬送ベルト24の直線移動領域24aの左側に、鉛直方向に間隔をおいて配列されている。給紙カセット28は、用紙Pが下方に送り出されるよう縦向きに配置されると共に、搬送ベルト機構26に対し水平横方向(図1において搬送ベルト機構26に対し水平横方向の右側)に間隔をおいて配置されている。
図1〜図5を参照して、給紙カセット28は、箱形のカセット本体42と、カセット本体42に回動可能に装着された箱形のカセット44とを備えている。カセット本体42は、装置本体2の正面から見て(図1及び図4において紙面を表から裏に見て;図2、図3及び図5において矢印A方向に見て)、上下方向に細長い矩形状をなし、装置本体2に対し、図示しないスライドレールを介して、正面2A(図2)から引き出し自在に支持されている。スライドレールとしては、例えば、ボールベアリング式スライドレール:アキュライド(登録商標)を利用することでよい。装置本体2の正面2Aには、カセット本体42に対応して、上下方向に細長い矩形状の開口3(図2)が設けられている。カセット本体42は、該正面から見て、前後方向に間隔をおいて相互に平行に対向する前壁42A及び後壁42Bと、上下方向に間隔をおいて相互に平行に対向する上壁42C及び下壁42Dと、前壁42A、後壁42B、上壁42C及び下壁42Dの一側面(図1において左側面)を覆う一側壁42Eとを備えている。カセット本体42の他側面(図1において右側面)は、矩形状に開口されている。下壁42Dと一側壁42Eとが交わる角部には、給紙用の開口43(図4)が形成されている。なお、図1において、上壁42C、下壁42D及び一側壁42Eは、図面の簡略化のため省略されている(図6〜図9においても同様な省略がなされている)。
カセット本体42内の下端部であって、該正面から見て左側には給紙ローラ46が配設されている。給紙ローラ46は、軸46Aの中央部に図示しないワンウェイクラッチを介して連結され、軸46Aの前端部及び後端部は、それぞれ、前壁42A及び後壁42Bに回転自在に支持されている。図示はされていないが、軸46Aの後端部は後壁42Bから後方に突出し、軸46Aの該突出部には被駆動カップリングが配設されている。給紙カセット28が装置本体2内に正面2Aから図示しない後面に向かって押し込まれて装着されると、被駆動カップリングが、装置本体2内に設けられた図示しない駆動カップリングに分離自在に連結され、装置本体2内に設けられた図示しない電動モータに駆動連結される。
カセット44は、該正面から見て、前後方向に間隔をおいて相互に平行に対向する前壁44A及び後壁44Bと、図5において矢印A方向に直交する水平方向に間隔をおいて相互に平行に対向する一側壁44C及び他側壁44Dと、前壁44A、後壁44B、一側壁44C及び他側壁44Dの底面を覆う底壁44Eとを備えている。カセット44の、図5において上面)には、矩形状の開口が形成される。カセット44の、一側壁44Cと前壁44Aとが交わる角部及び一側壁44Cと後壁44Bとが交わる角部であって、図5において上端には、それぞれ用紙Pの分離爪53(図1、図4及び図5において片方のみが図示されている)が配設されている。カセット44は、軸48まわりに、カセット本体42に収容される使用位置(図1に示す位置)と、カセット本体42の外側に開かれる非使用位置(図5に示される位置。図4はその途中の位置である)との間を回動可能に支持されている。軸48は、カセット44の前壁44A及び後壁44Bの、一側壁44C及び底壁44Eと交わる角領域から、それぞれ前後に突出するよう配設されて、カセット本体42の前壁42A及び後壁42Bに形成された図示しない軸受部に回動自在に支持されている。
カセット44には、非使用位置に開かれた状態で用紙Pが積層される用紙支持板50と、用紙支持板50に積層された用紙Pを用紙支持板50に向けて押し付ける用紙倒れ防止板52が備えられている。用紙支持板50は、図1及び図4において、用紙支持板50の上端から、それぞれ前後に突出するよう配設された軸54を備え、軸54の各々は、カセット44の内側における上端角部(他側壁44Dと底壁44Eとが交わる角部の内側)において、カセット44の前壁44A及び後壁44Bに形成された図示しない軸受部に回動自在に支持されている。このようにして、用紙支持板50は、カセット44内において、軸54まわりを回動可能に支持される。用紙支持板50の下端部(図1及び図4)と、カセット44の対応する下端部(底壁44Eの下端部)との間には、用紙支持板50の下端部を給紙ローラ46に向けて押圧するように付勢する圧縮コイルばね56が配設されている。用紙倒れ防止板52は、カセット44の前壁44A及び後壁44Bと他側壁44Dとが交わる角領域の各々における、図5において上端に配設された軸受部45(図5)に、一端(図1及び図4において上端)が、軸58を介して回動可能に支持されている。軸58には、用紙倒れ防止板52を、軸58まわりに図1及び図4において反時計方向に付勢する図示しないねじりコイルばねが配設されている。用紙倒れ防止板52の他端中央部(図1及び図4において下端中央部)には、給紙ローラ46との干渉を防止するための切欠き52aが形成されている。
カセット44が非使用位置に開かれ(図5)かつ、用紙倒れ防止板52が開かれた状態(不図示)で、用紙支持板50に用紙Pが積層される。用紙支持板50に積層された用紙Pは、用紙倒れ防止板52を閉じることによって用紙支持板50に向かって押し付けられる。この状態で、カセット44は、非使用位置(図5)から使用位置(図1)まで軸48まわりに回動させられ、カセット本体42に収容される。なお、カセット44とカセット本体42との間には、それ自体は周知の構成を利用することでよい、解除自在のロック機構が配設されている。積層された用紙Pの下端部であって、図1において左端に位置する用紙Pが給紙ローラ46に押し付けられる。給紙カセット28は、装置本体2内に先に述べたスライドレールを介して押し込まれて所定の装着位置に解除自在にロックされる。なお、カセット本体42と装置本体2との間には、それ自体は周知の構成を利用することでよい、解除自在のロック機構が配設されている。給紙カセット28は、開口3(図2)から装置本体2内の装着位置まで押し込まれかつ、装着位置から装置本体2の正面2Aの手前側に引き出される。給紙カセット28が装置本体2に装着された状態で、給紙カセット28に収容された用紙Pが、帯電搬送ローラ41と搬送ベルト24とのニップ部に向けて下方に給紙されるよう、給紙カセット28の、搬送ベルト機構26に対する配置が設定される。図1に示されているように、給紙カセット28の給紙用の開口43は、該ニップ部の直上流側に位置付けられる。
再び図1を参照して説明する。装置本体2内の上端部であって、搬送ベルト機構26の上方には定着装置60が配設されている。搬送ベルト機構26と定着装置60との間には、搬送ベルト機構26により搬送されかつトナー像が転写された用紙Pを定着装置60に案内する用紙搬送路62が配設されている。用紙搬送路62と、搬送ベルト24の直線移動領域24aは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される。
装置本体2内の上端部であって、定着装置60の上方には、定着装置60により搬送されかつトナー像が定着された用紙Pを装置本体2から排出する排出ローラ対64が配設されている。定着装置60と排出ローラ対64との間には、定着装置60により搬送されかつトナー像が定着された用紙Pを排出ローラ対64に案内する用紙排出路66が配設されている。用紙排出路66は、定着装置60から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向(図1において右方)に排出ローラ対64に向かって延在する。
図1及び図2を参照して、装置本体2の上端部であって、排出ローラ対64の下流位置には、用紙排出口68が配設されている。用紙排出路66における、排出ローラ対64を越えた下流方向(図1において右方)に位置する、装置本体2の一側面2aには、排出ローラ対64によりほぼ水平横方向に排出されてから自重により下方に向かう用紙Pを受け止めてストックするポケット70が一側面2aに沿って上下方向に延在するよう配設されている。一側面2aはほぼ鉛直に延在するよう形成されている。ポケット70は、装置本体2の一側面2aからそれぞれ側外方に一定の長さだけ延び出す前壁70A、後壁70B及び底壁70Cと、前壁70A、後壁70B及び底壁70Cの先端を覆うよう配設された端壁70Dとを備えている。前壁70A及び後壁70Bは、該正面から見て、前後方向に間隔をおいて相互に平行にかつ鉛直に延在しかつ、それぞれ鉛直方向に細長い矩形状をなす。前壁70A及び後壁70Bの下端を閉塞する底壁70Cは、矩形平面形状をなしている。端壁70Dの前後方向中央部には、一定の前後方向幅をもって上端から下方に延びる切欠き71が形成されている。ポケット70と装置本体2の一側面2aとの間には、上端が上方に矩形状に開放された箱形の用紙受け部が形成される。ポケット70は、用紙Pのサイズに合せて、その受止位置を選択できるようにすることが好ましい。
このように構成された画像形成装置100において、給紙カセット28の給紙ローラ46が回転駆動されることにより、給紙カセット28に収容された用紙Pが分離爪53の分離機能により1枚だけ給紙される。この用紙Pの先端が帯電搬送ローラ41と搬送ベルト24とのニップ部に達してニップされると、給紙ローラ46の回転駆動が停止される。用紙Pは、帯電搬送ローラ41と搬送ベルト24との協働により搬送ベルト24に吸着された状態で直線移動領域24aに向って搬送される。給紙ローラ46は、先に述べたワンウェイクラッチの機能により、送り出される用紙Pに従動させられる(軸46A(図5)に対し空転させられる)。このようにして、搬送ベルト機構26に搬送された用紙Pは、搬送ベルト24の直線移動領域24aによって、作像ユニット10、8、6及び4における感光体ドラム12と転写ローラ30との間を通して搬送される。作像ユニット10、8、6及び4において、それぞれ帯電器14により一様に帯電された感光体ドラム12の表面がLEDヘッド16により露光されることによって静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置18により現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写ローラ30によって、搬送ベルト24の直線移動領域24aにより搬送されてきた用紙Pに、上流側の作像ユニット10によって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写される。用紙Pに転写されたカラートナー画像は定着装置60を通過する間に用紙Pに定着される。カラートナー画像が定着された用紙Pは、排出ローラ対64によりポケット70に排出されてストックされる。なお、転写されないで感光体ドラム12の表面に残留したトナーは、クリーニング装置20によって清掃される。
本発明による画像形成装置100において、ベルト機構、実施形態において搬送ベルト機構26は、搬送ベルト24の直線移動領域24aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に搬送ベルト機構26に対し水平横方向に間隔をおいて配置されているので、装置本体2の幅寸法(図1において左右方向の寸法)を従来よりも縮小することを可能にし、装置本体2全体を従来よりも幅方向にコンパクトにすることを可能にする。したがって本発明による画像形成装置100によれば、水平横方向の設置スペースが厳しいオフィスなどにおいて、特に有利である。
本発明による画像形成装置100において、給紙カセット28に収容された用紙Pが、帯電搬送ローラ41と搬送ベルト24とのニップ部に向けて下方に給紙されるよう、給紙カセット28の、搬送ベルト機構26に対する配置が設定されているので、給紙カセット28から搬送ベルト機構26までの給紙搬送路を省略することができる。その結果、装置本体2全体を従来よりも幅方向にコンパクトにすることを可能にすることに加えて更に、装置本体2全体の縦方向(上下方向)の寸法をもコンパクトにすることを可能にする。
本発明による画像形成装置100において、用紙搬送路62と、搬送ベルト24の直線移動領域24aとは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される。このような構成は、装置本体2の幅方向のコンパクト化に寄与すると共に、搬送ベルト24の直線移動領域24aから定着装置60に至るまで、用紙Pの搬送路に曲がった箇所が無いので、ジャムの発生を低減させることができる。
本発明による画像形成装置100において、装置本体2内の上端部には排出ローラ対64が配設されている。定着装置60と排出ローラ対64との間には、用紙排出路66が配設されている。用紙排出路66は、定着装置60から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向に排出ローラ対64に向かって延在する。排出ローラ対64の下流方向、すなわち、用紙排出路66における、排出ローラ対64を越えた下流方向に位置する、装置本体2の一側面2aには、排出ローラ対64によりほぼ水平横方向に排出されてから自重により下方に向かう用紙Pを受け止めてストックするポケット70が一側面2aに沿って上下方向に延在するよう配設されている。このような構成は、装置本体2の幅方向のコンパクト化に寄与すると共に、装置本体2の用紙排出口68(図2)から排出された用紙Pの先端がポケット70内で揃えられる。また、図示の実施形態において、用紙Pは、画像形成面が上向きの状態でポケット70内に排出されるので、複数の用紙Pがポケット70内にストックされた状態で、画像形成動作の結果を確認することができる。
図6には、本発明による画像形成装置の他の実施形態が示されている。図6に示す画像形成装置200における搬送ベルト機構26において、搬送ベルト24の直線移動領域24aはほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、作像ユニット4、6、8及び10は、搬送ベルト24の直線移動領域24aに沿って相互に鉛直に間隔をおいて上から下に向かって上記順に配列されている。このような基本構成は、図1に示す画像形成装置100における構成と実質的に同じである。しかし、給紙カセット28から用紙Pが、ピックアップローラ80によって給紙されかつ、該用紙Pが、給紙反転搬送路202を通して搬送ベルト機構26に搬送される構成は、図1に示す画像形成装置100と相違する。
更に具体的に説明すると、給紙カセット28内の用紙Pは、給紙カセット28に備えられたピックアップローラ80によって給紙反転搬送路204に送り出される。それ自体は周知の構成を利用することでよいピックアップローラ80は、カセット本体42内であって、先の実施形態における給紙ローラ46と実質的に同じ位置に配設されている。もちろん、ピックアップローラ80と、図示しない軸との間には、先の実施形態におけるようなワンウェイクラッチは配設されていない。画像形成装置200の装置本体2内において、給紙カセット28と搬送ベルト機構26との間には、ピックアップローラ80によって給紙カセット28から下方に給紙された用紙Pを反転して搬送ベルト機構26に向かって上方に案内する給紙反転搬送路202が配設されている。給紙反転搬送路202には、上流から下流に向って、分離給紙ローラ対204、搬送ローラ対206及びレジストローラ対208が配設されている。なお、給紙カセット28のカセット44には、分離爪53(図5)は配設されていない。その他の構成は、図1に示す画像形成装置100と実質的に同じであるので説明は省略する。
図6に示す画像形成装置200によれば、給紙反転搬送路202の設置スペースだけ、装置本体2全体の縦方向寸法が画像形成装置100よりも高くなる。しかしながら、この点を除いては、全体として、画像形成装置100と実質的に同じ特徴ある構成を備えているので、従来装置に対しては、画像形成装置100と実質的に同じ効果を得ることができる。なお、図6に示す画像形成装置200において、給紙カセット28は、搬送ベルト機構26に対し、図6において、水平右横方向に間隔をおいて配置されているが、この実施形態に代えて、搬送ベルト機構26に対し、図6において、水平左横方向に間隔をおいて、作像ユニット4、6、8及び10を挟んだ位置に配置する、他の実施形態もある。
図7には、本発明による画像形成装置の更に他の実施形態が示されている。図7に示す画像形成装置300の装置本体2内には、作像ユニット4、6、8及び10が、画像形成装置100及び200におけると同様に、図7において上から下に向かってこの順に配列されている。装置本体2内には、更に、作像ユニット10、8、6及び4により作像されたトナー像が順次に重ね合わされて転写される直線移動領域302aを含む一次転写ベルト302を備えた一次転写ベルト機構304と、用紙Pを収容する給紙カセット28と、給紙カセット28により給紙された用紙Pに、一次転写ベルト302に転写されたトナー像を転写する二次転写装置である二次転写ローラ306とが配設されている。作像ユニット4、6、8及び10は、一次転写ベルト機構304における一次転写ベルト302の直線移動領域302aに沿って相互に鉛直に間隔をおいて、上から下に向かって上記順に配列されている。
一次転写ベルト機構304は、一次転写ベルト302の直線移動領域302aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置されている。一次転写ベルト302の他の直線移動領域302bは、直線移動領域302aに対し、図7において左側に間隔をおいて平行に延在するよう配置されている。一次転写ベルト302の最上部に位置する駆動ローラ32は、図7において反時計方向に回転駆動させられる。駆動ローラ32が回転駆動させられると、一次転写ベルト302の直線移動領域302aは下から上に移動させられる。作像ユニット4、6、8及び10は、直線移動領域302aの、図7において右側に配列されている。給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に一次転写ベルト機構304に対し水平横方向に間隔をおいて配置されている(図7において、一次転写ベルト機構304に対し、作像ユニット6、8及び10を挟んで右側に配置されている)。給紙カセット28において、ピックアップローラ80は、カセット本体42の上端部に配設され、用紙支持板50、用紙倒れ防止板52及び圧縮コイルばね56は、カセット44に対し、画像形成装置200に備えられた給紙カセット28におけるそれらに対し、上下を逆にしたレイアウトとなるよう配設されている(カセット44に対する支持構造は、基本的には同じである)。二次転写ローラ306は、一次転写ベルト302の最上部(駆動ローラ32に巻き掛けられた最上部)に対向して配置されている。
給紙カセット28と一次転写ベルト機構304との間には、給紙カセット28から上方に給紙された用紙Pを一次転写ベルト機構304の最上部に向かってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路308が配設されている。給紙搬送路308には、分離給紙ローラ対310及びレジストローラ対312が、上流から下流に向ってこの順に配置されている。装置本体2内の上端部であって、一次転写ベルト機構304の最上部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路308の下流方向の延長上には、定着装置60が配設されている。定着装置60の上方には排出ローラ対64が配設され、定着装置60と排出ローラ対64との間には、定着装置60により搬送されかつトナー像が定着された用紙Pを反転して排出ローラ対64に案内する用紙反転排出路314が配設されている。装置本体2の上面には、排出ローラ対64によりほぼ水平横方向に排出された用紙Pを受け止める排紙トレイ316が配設されている。排紙トレイ316の下流方向(図7において右方)に位置する、装置本体2の一側面2aには、ポケット70が一側面2aに沿って上下方向に延在するよう配設されている。
このように構成された画像形成装置300において、作像ユニット10、8、6及び4において、それぞれ帯電器14により一様に帯電された感光体ドラム12の表面がLEDヘッド16により露光されることによって静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置18により現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ベルト機構304における一次転写ベルト302の直線移動領域302aの表面に、上流側の作像ユニット10によって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写される。一次転写ベルト302の直線移動領域302aの表面に転写されたトナー像は、一次転写ベルト302の最上部において、給紙カセット28から給紙搬送路308を通して送り出された用紙Pの表面に、二次転写ローラ306によって転写される。用紙Pに転写されたカラートナー画像は定着装置60を通過する間に用紙Pに定着される。カラートナー画像が定着された用紙Pは、排出ローラ対64により排紙トレイ316又はポケット70に排出される。排紙トレイ316には比較的小サイズの用紙Pが排出され、ポケット70には比較的大サイズの用紙Pが排出される。なお、転写されないで感光体ドラム12の表面に残留したトナーは、クリーニング装置20によって清掃される。また、転写されないで一次転写ベルト302の表面に残留したトナーは、図示しない他のクリーニング装置によって清掃される。
図7に示す画像形成装置300によれば、ベルト機構である一次転写ベルト機構304は、ベルトである一次転写ベルト302の直線移動領域302aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に一次転写ベルト機構304に対し水平横方向に間隔をおいて配置されているので、装置本体2の幅寸法(図7において左右方向の寸法)を従来よりも縮小することを可能にし、装置本体2全体を、従来におけるよりも、幅方向にコンパクトにすることを可能にする。したがって本発明による画像形成装置300によれば、水平横方向の設置スペースが厳しいオフィスなどにおいて、特に有利である。
図7に示す画像形成装置300において、装置本体2内には、給紙カセット28から給紙された用紙Pに、一次転写ベルト302に転写されたトナー像を転写する二次転写装置、実施形態においては二次転写ローラ306が備えられている。二次転写ローラ306は、一次転写ベルト302の最上部に対向して配置され、給紙カセット28と一次転写ベルト機構304との間には、給紙カセット28から上方に給紙された用紙Pを一次転写ベルト302と二次転写ローラ306との間に向ってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路308が配設されている。装置本体2内の上端部であって、一次転写ベルト機構304の最上部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路308の下流方向の延長上には定着装置60が配設されている。その結果、装置本体2全体を、従来におけるよりも、幅方向にコンパクトにすることを可能にすることに加えて更に、装置本体2全体の縦方向(上下方向)の寸法をもコンパクトにすることを可能にする。
図7に示す画像形成装置300において、給紙カセット28は、図7において、作像ユニット6、8及び10の右側に配置されているが、装置本体2内の左側に配置する他の実施形態もある。この場合、給紙カセット28と、作像ユニット4、6、8及び10と、一次転写ベルト機構304とが、図7の状態のまま、表裏方向に仮想鉛直軸まわりに反転させたレイアウトになる。そして、排出ローラ対64は、定着装置60の右方に配置され、排紙トレイ316は省略される構成となる。排出ローラ対64から排出された用紙Pは、直接ポケット70に排出される。
図8には、本発明による画像形成装置の更に他の実施形態が示されている。図8に示す画像形成装置400は、図7に示されている画像形成装置300の変形例である。図8に示す画像形成装置400において、一次転写ベルト機構304及び作像ユニット4〜10は、図7に示す画像形成装置300における一次転写ベルト機構304及び作像ユニット4〜10を、上下を逆にして配置したレイアウトとなっている。すなわち、一次転写ベルト機構304の駆動ローラ32は一次転写ベルト302の最下部に配置され、従動ローラ34は一次転写ベルト302の最上部に配置されている。作像ユニット4、6、8及び10は、一次転写ベルト機構304における一次転写ベルト302の直線移動領域302aに沿って相互に鉛直に間隔をおいて、下から上に向かって上記順に配列されている。
一次転写ベルト機構304は、一次転写ベルト302の直線移動領域302aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置されている。一次転写ベルト302の他の直線移動領域302bは、直線移動領域302aに対し、図8において左側に間隔をおいて平行に延在するよう配置されている。駆動ローラ32は、図8において時計方向に回転駆動させられる。駆動ローラ32が回転駆動させられると、一次転写ベルト302の直線移動領域302aは上から下に移動させられる。作像ユニット4、6、8及び10は、直線移動領域302aの、図8において右側に配列されている。給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に一次転写ベルト機構304に対し水平横方向に間隔をおいて配置されている(図8において、一次転写ベルト機構304に対し、作像ユニット4、6、8及び10を挟んで右側に配置されている)。給紙カセット28の構成及び配置の形態は、図6に示されている画像形成装置200におけると実質的に同じである。
二次転写ローラ306は、一次転写ベルト302の最下部(駆動ローラ32に巻き掛けられた最下部)に対向して配置されている。給紙カセット28と一次転写ベルト機構304との間には、給紙カセット28から下方に給紙された用紙Pを一次転写ベルト機構304の最下部に向かってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路308が配設されている。給紙搬送路308には、分離給紙ローラ対310及びレジストローラ対312が、上流から下流に向ってこの順に配置されている。装置本体2内の下端部であって、一次転写ベルト機構304の最下部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路308の下流方向の延長上には、定着装置60が配設されている。定着装置60の上方であって、装置本体2内の上端部には排出ローラ対64が配設され、定着装置60と排出ローラ対64との間には、定着装置60により搬送されかつトナー像が定着された用紙Pを反転して排出ローラ対64に案内する用紙反転排出路314が配設されている。用紙反転排出路314の中間部は、装置本体2の他側面2b(一側面2aに対し、図8において左水平横方向に存在する他側面2b)の内側に沿ってほぼ鉛直に延在する。用紙反転排出路314の中間部には、用紙搬送ローラ対314、316、318及び320が、相互に間隔をおいて配設されている。その他の構成は、図7に示す画像形成装置300と実質的に同じであるので説明は省略する。
このように構成された画像形成装置400において、作像ユニット10、8、6及び4において、それぞれ帯電器14により一様に帯電された感光体ドラム12の表面がLEDヘッド16により露光されることによって静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置18により現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ベルト機構304における一次転写ベルト302の直線移動領域302aの表面に、上流側の作像ユニット10によって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写される。一次転写ベルト302の直線移動領域302aの表面に転写されたトナー像は、一次転写ベルト302の最下部において、給紙カセット28から給紙搬送路308を通して送り出された用紙Pの表面に、二次転写ローラ306によって転写される。用紙Pに転写されたカラートナー画像は定着装置60を通過する間に用紙Pに定着される。カラートナー画像が定着された用紙Pは、用紙搬送路314を通して排出ローラ対64まで搬送され、排出ローラ対64により排紙トレイ316又はポケット70に排出される。
図8に示す画像形成装置400によれば、ベルト機構である一次転写ベルト機構304は、ベルトである一次転写ベルト302の直線移動領域302aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセット28は、縦向きに配置されると共に一次転写ベルト機構304に対し水平横方向に間隔をおいて配置されているので、装置本体2の幅寸法(図8において左右方向の寸法)を従来よりも縮小することを可能にし、装置本体2全体を、従来におけるよりも、幅方向にコンパクトにすることを可能にする。したがって本発明による画像形成装置400によれば、水平横方向の設置スペースが厳しいオフィスなどにおいて、特に有利である。
図示はされていないが、図7及び図8に示す画像形成装置300及び400の頂部に、スキャナユニットを前後方向(図7及び図8において紙面に垂直な方向)に延在するよう配置することにより、幅寸法の少ない複写機を実現することも可能である。このスキャナユニットは、排紙トレイ316の上方に間隔をおいて位置付けられるので、排紙トレイ316を、図7及び図8に示す状態のまま利用可能である。したがって、この複写機は、胴内排紙式の複写機となる。
図9には、本発明による画像形成装置の更に他の実施形態が示されている。図9に示す画像形成装置500において、搬送ベルト機構26における搬送ベルト24の直線移動領域24aはほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、作像ユニット4、6、8及び10は、搬送ベルト24の直線移動領域24aに沿って相互に鉛直に間隔をおいて、上から下に上記順に配列されている。この基本構成は、図6に示す画像形成装置200と実質的に同じであるが、給紙カセット28が、縦向きに配置されると共に搬送ベルト機構26に対し下方に配置されている構成において、図6に示す画像形成装置200と大きく相違する。給紙カセット28の構成は、図7に示す画像形成装置300に備えられている給紙カセット28と実質的に同じである。搬送ベルト24において、直線移動領域24aは図9において右側に、他の直線移動領域24bは左側に配置され、作像ユニット4、6、8及び10は、搬送ベルト24の直線移動領域24aの右側に配置されている。搬送ベルト24の最上部に位置する駆動ローラ32は、反時計方向に回転駆動させられる。
給紙カセット28と搬送ベルト機構26との間には、給紙カセット28から上方に給紙された用紙Pを搬送ベルト24の直線移動領域24aに向かって上方に搬送する給紙搬送路79が配設されている。給紙搬送路79には、用紙検知センサS1が配設されている。用紙検知センサS1は、図1に示す画像形成装置100に備えられている用紙検知センサS1と同じ機能を有している。装置本体2内の上端部であって、搬送ベルト機構26の上方には、図1及び図6に示す画像形成装置100及び200におけると同様に、定着装置60が配設されている。搬送ベルト機構26と定着装置60との間には、図1及び図6に示す画像形成装置100及び200におけると同様に、搬送ベルト機構26により搬送されかつトナー像が転写された用紙Pを定着装置60に案内する用紙搬送路62が配設されている。用紙搬送路62と、搬送ベルト24の直線移動領域24aと、給紙搬送路79とは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される。このような構成は、装置本体2の幅方向におけるコンパクト化に大きく寄与すると共に、用紙Pの搬送路に曲がった箇所がほとんど無いので、ジャムの発生を低減させることができる。その他の構成は、図6に示す画像形成装置200と実質的に同じであるので、説明は省略する。
図9に示す画像形成装置500によれば、搬送ベルト機構26は、搬送ベルト24の直線移動領域24aがほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセット28が、縦向きに配置されると共に搬送ベルト機構26に対し下方に配置されているので、装置本体2の幅方向寸法は、図1、図6、図7及び図8に示す画像形成装置100、200、300及び400よりも更に縮小することを可能にし、装置本体2全体を、画像形成装置100、200、300及び400よりも更にコンパクトにすることを可能にする。したがって、画像形成装置500によれば、水平横方向の設置スペースが厳しいオフィスなどにおいて、更に有利である。
図10及び図11には、本発明による画像形成装置の更に他の実施形態が示されている。図10及び図11に示す画像形成装置600において、給紙カセット628が、図1に示す画像形成装置100における給紙カセット28と実質的に同じ形態で装置本体2内に縦向きに配置されている。給紙カセット628は、箱形のカセット644と、用紙倒れ防止板652とを備えているが、給紙カセット28におけるカセット本体42は備えていない。カセット644は、装置本体2内に固定された状態で配設され、給紙カセット28におけるカセット44とほぼ同じ箱形状をなしているが、前壁44Aは存在しない。これは、後述するとおりにして、装置本体2の正面2Aの開口602からカセット44内に用紙Pを補給するためである。カセット644内には、用紙支持板50と、圧縮コイルばね56が、給紙カセット28におけると実質的に同じ形態で配設されている。用紙倒れ防止板652は、カセット644を覆うよう装置本体2内に固定された状態で配設されている。給紙ローラ646は、給紙カセット28における給紙ローラ46と実質的に同じ構成を有しているが、その軸46A(図5参照)は、装置本体2に回転自在に支持されている。装置本体2の正面2Aには、装置本体2の手前から、給紙カセット628内に用紙を補給するための開口602が形成されている。開口602は縦長の矩形をなしている。装置本体2の正面2Aであって、開口602の下側には、装置本体2の幅方向に水平に延在する開口604が形成されている。開口604は横長の矩形をなしている。
用紙支持板50の下端部には、操作アーム606が固定されている。操作アーム606は、装置本体2の前後方向に水平に延びる水平部606aと、水平部606aの後端から直角に上方に延びる直立部606bと、水平部606aの前端に設けられたつまみ606cとを備えている。操作アーム606の水平部606aと直立部606bとは、金属板から一体に形成されている。操作アーム606の直立部606bは、用紙支持板50の下端部における、図10において右側の面に固定され、水平部606aは、装置本体2の開口604を貫通して装置本体2の手前に延び出している。操作アーム606のつまみ606cは、装置本体2の手前側に位置付けられている。カセット644の一側壁44Cには、操作アーム606の直立部606bが貫通する開口608が形成されている。開口608は、直立部606bの、図10において左右方向の移動を許容する横長の矩形をなしている。カセット644の一側壁44Cの、図10において左端と、用紙倒れ防止板652の、図10において下端部との間には、給紙用の開口643が形成されている。
図10に示す画像形成装置600のその他の構成は、図1に示す画像形成装置100と実質的に同じであるので、説明は省略する。上記説明から明らかなように、画像形成装置600における給紙カセット628は、装置本体2内から引き出せないよう配設されている。給紙カセット628に用紙Pを補給する場合には、操作アーム606のつまみ606cを利用して、手動により、操作アーム606を開口604に沿って図10において右方に移動させる。操作アーム606と一体の用紙支持板50が圧縮コイルばね56のばね力に抗して軸54まわりに図10において反時計方向に回動させられる。その結果、カセット644内において、用紙倒れ防止板652と用紙支持板50との間に隙間が形成される(不図示)ので、装置本体2の正面2Aに形成された開口602から、用紙Pの束を、カセット644内の該隙間に挿入することができる。なお、図示はされていないが、用紙倒れ防止板652の、図10において手前側には、カセット644内に収容された用紙Pが手前側に移動しないような側壁を設けておくことが好ましい。
用紙Pをカセット644内に収容した後、操作アーム606のつまみ606cから手を離すと、用紙支持板50が、圧縮コイルばね56のばね力によって、軸54まわりに図10において時計方向に回動させられる。カセット644内に収容された用紙Pの束は、用紙倒れ防止板652に向かって付勢されるので、図10において左端に位置する用紙Pの下端が、給紙ローラ646に圧接され、給紙が可能となる。
図10及び図11に示す画像形成装置600によれば、給紙カセット628が、装置本体2内に固定された状態で配設されている構成を除き、図1に示す画像形成装置100と実質的に同じ構成を有しているので、画像形成装置100と実質的に同じ効果を得ることができる。
図12及び図13には、本発明による画像形成装置の更に他の実施形態が示されている。図12及び図13に示す画像形成装置700において、給紙カセット728が、図1に示す画像形成装置100における給紙カセット28と実質的に同じ形態で装置本体2内に縦向きに配置されている。給紙カセット728は、箱形のカセット744と、用紙倒れ防止板652とを備えているが、給紙カセット28におけるカセット本体42は備えていない。カセット744は、給紙カセット28におけるカセット44と実質的に同じ箱形状をなしており、装置本体2内に一対の軸748を介して回動自在に支持されている。一対の軸748は、カセット744に対し、給紙カセット28のカセット44におけると実質的に同じ位置に同じ形態で配設されている。カセット744は、実質的に装置本体2内に収容される使用位置(図12において実線で示される位置及び図13に示される位置)と、使用位置から一対の軸748まわりに図12において時計方向に回動させられた非使用位置(図12において2点鎖線で示される位置)との間を回動可能である。カセット744が使用位置に位置付けられた状態で、カセット744の底壁44Eの、図12において右端面は、装置本体2の一側面2aと実質的に同じ面に位置付けられる。装置本体2の一側面2aには、カセット744の上記回動を許容するための開口702が形成されている。なお、カセット744と装置本体2との間には、それ自体は周知の構成を利用することでよい、解除自在のロック機構が配設されている。
カセット744内には、用紙支持板50と、圧縮コイルばね56が、給紙カセット28におけると実質的に同じ形態で配設されている。用紙倒れ防止板652及び給紙ローラ646は、画像形成装置600におけるのと実質的に同じ構成を有しかつ、実質的に同じ形態で装置本体2に配設されている。カセット744の底壁44Eの、図12において右端面には、ポケット70が一体に配設されている。
図12及び図13に示す画像形成装置700のその他の構成は、図1に示す画像形成装置100と実質的に同じであるので、説明は省略する。上記説明から明らかなように、画像形成装置700における給紙カセット728は、装置本体2内から引き出せないよう配設されていることに代えて、回動可能に配設されている。給紙カセット728に用紙Pを補給する場合には、カセット744を一対の軸748まわりに使用位置から非使用位置まで回動させる。カセット744が非使用位置に位置付けられた状態で、用紙支持板50の上方が装置本体2の一側面2aの外側において開放されるので、用紙Pの束を用紙支持板50に上方から補給することが可能になる。カセット744の回動角度は、用紙Pを用紙支持板50に補給することができる最少の角度に設定することが好ましい。
用紙Pの束を用紙支持板50に上方から補給した後、カセット744を非使用位置から使用位置まで回動させる。その結果、カセット744に収容された用紙Pの給紙が可能になる。カセット744が使用位置に位置付けられた状態で、ポケット70は、実質的に装置本体2の一側面2aに沿って上下方向に延在するよう位置付けられ、排出ローラ対64から排出された用紙Pをストックすることができる。
図12及び図13に示す画像形成装置700によれば、給紙カセット728が、装置本体2に回動自在に配設されている構成及びポケット70がカセット744に一体に配設されている構成を除き、図1に示す画像形成装置100と実質的に同じ構成を有している。画像形成装置700においては、カセット744が非使用位置に位置付けられると、装置本体2の一側面2aから外方に突出するので、その分、幅方向にスペースを要することになるが、カセット744の回動角度を最少にすることによって、従来装置におけるよりも、小さな幅方向スペースにすることは可能である。カセット744が使用位置に位置付けられた状態においては、画像形成装置100、200、300、500及び600におけると実質的に同じように、装置本体2aの幅方向寸法を従来よりも縮小することを可能にする。
上記画像形成装置100、200、300、500、600及び700において、定着装置60は、装置本体2内の上端部に配置されるので、その熱を装置本体2の外部に逃がし易く、装置本体2内の温度上昇を低減できる。上記画像形成装置100、200、300、400及び500において、給紙カセット28は、装置本体2の手前側に引き出すことができるので、装置本体2の手前側で用紙Pの補給などの作業が可能となる。画像形成装置600においては、給紙カセット628は、装置本体2内に固定されているが、装置本体2の手前側から用紙Pを補給することができるので、装置本体2の幅方向両側における省スペースを可能にする。また、上記画像形成装置100、200、300、400及び500においては、装置本体2の幅方向寸法を最小限に抑えながら、小サイズの用紙の収容から大サイズの用紙の収容にそれぞれ対応したサイズ違いの給紙カセット28を、装置本体2に引き出し可能に収納することが可能であるので、実用上の価値が高い。
なお、一般的に、画像形成装置において、「給紙カセット」とは、箱形のカセットが、装置本体に対し、引き出し可能に装着されるものを意味する。しかしながら、本明細書において、「給紙カセット」とは、このような周知の形態のものに限らず、画像形成装置600の給紙カセット628のように、カセット644が装置本体2内に固定された状態で配設される形態のもの、あるいは、画像形成装置700の給紙カセット728のように、カセット744が装置本体2に回動自在に配設される形態のものをも含むものである。
本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の実施形態を示す構成概略図である。 図1に示す画像形成装置において、給紙カセットが装置本体の手前側に引き出された状態を示す斜視概略図である。 図1及び図2に示す給紙カセットにおいて、カセットがカセット本体外側に部分的に回動された状態を示す斜視概略図である。 図3に示す給紙カセットの断面図である。 図1及び図2に示す給紙カセットにおいて、カセットがカセット本体外側に完全に回動された状態を示す斜視概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の他の実施形態を示す構成概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の更に他の実施形態を示す構成概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の更に他の実施形態を示す構成概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の更に他の実施形態を示す構成概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の更に他の実施形態を示す構成概略図である。 図10に示す画像形成装置の斜視概略図であって、装置本体に設けられた用紙挿入開口から、装置本体内に配設された給紙カセットに挿入される用紙束と共に示す斜視概略図である。 本発明に従って構成されたタンデム型カラー画像形成装置の更に他の実施形態を示す構成概略図である。 図12に示す画像形成装置の斜視概略図である。
符号の説明
2:装置本体
2a:装置本体の一側面
2b:装置本体の他側面
4、6、8、10:作像ユニット
24:搬送ベルト
24a:直線移動領域
24b:他の直線移動領域
26:搬送ベルト機構
28、628、728:給紙カセット
30:転写ローラ
32:駆動ローラ
34:従動ローラ
41:帯電搬送ローラ
46:給紙ローラ
60:給紙反転搬送路
62、314:用紙搬送路
64:排出ローラ対
66、314:用紙搬送路
68:定着装置
70:ポケット
79、202、308:給紙搬送路
100、200、300、400、500、600、700:タンデム型カラー画像形成装置
302:一次転写ベルト
302a:直線移動領域
302b:他の直線移動領域
304:一次転写ベルト機構
306:転写ローラ
316:排紙トレイ
P:用紙
S1:用紙検知センサ

Claims (14)

  1. 相互に色の異なるトナーにより作像する複数の作像ユニットと、直線移動領域を含む無端状のベルトを備えたベルト機構と、用紙を収容する給紙カセットとが装置本体に備えられ、作像ユニットは、ベルトの直線移動領域に沿って相互に間隔をおいて配列されているタンデム型カラー画像形成装置において、
    ベルト機構は、ベルトの直線移動領域がほぼ鉛直に延在するよう縦向きに配置され、給紙カセットは、縦向きに配置されかつ、ベルト機構に対し、水平横方向又は下方に配置される、
    ことを特徴とするタンデム型カラー画像形成装置。
  2. 装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、請求項1記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  3. ベルトは、用紙が搬送される該直線移動領域を含む搬送ベルトからなり、ベルト機構は、搬送ベルトを備えた搬送ベルト機構からなり、給紙カセットは、搬送ベルト機構に対し水平横方向に配置される、請求項1記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  4. 搬送ベルト機構における搬送ベルトは複数のローラに巻き掛けられ、搬送ベルトの該直線移動領域よりも上流側の位置であって、搬送ベルトの下端領域に配置された一つのローラには、搬送ベルトを介して帯電搬送ローラが押圧され、給紙カセットに収容された用紙が、帯電搬送ローラと搬送ベルトとのニップ部に向けて下方に給紙されるよう、給紙カセットの、搬送ベルト機構に対する配置が設定される、請求項3記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  5. 給紙カセットと搬送ベルト機構との間には、給紙カセットから下方に給紙された用紙を反転して搬送ベルトの該直線移動領域に向かって上方に搬送する給紙反転搬送路が配設される、請求項3記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  6. 装置本体内の上端部であって、搬送ベルト機構の上方には定着装置が配設され、搬送ベルト機構と定着装置との間には、搬送ベルト機構により搬送されかつトナー像が転写された用紙を定着装置に案内する用紙搬送路が配設され、用紙搬送路と、搬送ベルトの該直線移動領域とは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される、請求項3記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  7. ベルトは、用紙が搬送される該直線移動領域を含む搬送ベルトからなり、ベルト機構は、搬送ベルトを備えた搬送ベルト機構からなり、給紙カセットは、搬送ベルト機構に対し下方に配置される、請求項1記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  8. 給紙カセットと搬送ベルト機構との間には、給紙カセットから上方に給紙された用紙を搬送ベルトの該直線移動領域に向かって上方に搬送する給紙搬送路が配設され、装置本体内の上端部であって、搬送ベルト機構の上方には定着装置が配設され、搬送ベルト機構と定着装置との間には、搬送ベルト機構により搬送されかつトナー像が転写された用紙を定着装置に案内する用紙搬送路が配設され、用紙搬送路と、搬送ベルトの該直線移動領域と、給紙搬送路とは、ほぼ鉛直に一直線状に延在するよう配置される、請求項7記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  9. 装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、定着装置と排出ローラ対との間には、用紙排出路が配設され、用紙排出路は、定着装置から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向に排出ローラ対に向かって延在し、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、請求項6又は請求項8記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  10. ベルトは、作像ユニットにより作像されたトナー像が順次に重ね合わされて転写される該直線移動領域を含む一次転写ベルトからなり、ベルト機構は、一次転写ベルトを備えた一次転写ベルト機構からなり、給紙カセットは、一次転写ベルト機構に対し水平横方向に配置される、請求項1記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  11. 装置本体内には、給紙カセットから給紙された用紙に、一次転写ベルトに転写されたトナー像を転写する二次転写装置が備えられ、二次転写装置は、一次転写ベルトの最上部に対向して配置され、給紙カセットと一次転写ベルト機構との間には、給紙カセットから上方に給紙された用紙を一次転写ベルトと二次転写装置との間に向ってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路が配設され、装置本体内の上端部であって、一次転写ベルト機構の最上部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路の下流方向の延長上には定着装置が配設されている、請求項10記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  12. 装置本体内には、給紙カセットから給紙された用紙に、一次転写ベルトに転写されたトナー像を転写する二次転写装置が備えられ、二次転写装置は、一次転写ベルトの最下部に対向して配置され、給紙カセットと一次転写ベルト機構との間には、給紙カセットから下方に給紙された用紙を一次転写ベルトと二次転写装置との間に向ってほぼ水平横方向に案内する給紙搬送路が配設され、装置本体内の下端部であって、一次転写ベルト機構の最下部に対し、ほぼ水平横方向位置であって、給紙搬送路の下流方向の延長上には定着装置が配設されている、請求項10記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  13. 装置本体内の上端部には排出ローラ対が配設され、定着装置と排出ローラ対との間には、用紙排出路が配設され、用紙排出路は、定着装置から上方に延びてから湾曲してほぼ水平横方向に排出ローラ対に向かって延在し、排出ローラ対の下流方向に位置する、装置本体の一側面には、排出ローラ対により排出されてから自重により下方に向かう用紙を受け止めてストックするポケットが該一側面に沿って上下方向に延在するよう配設されている、請求項11又は請求項12記載のタンデム型カラー画像形成装置。
  14. 装置本体の上面には、排出ローラ対により排出された用紙を受け止める排紙トレイが配設されている、請求項13記載のタンデム型カラー画像形成装置。
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