JP2006065265A - 一眼レフカメラのファインダー光学系 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被写体側から順に、被写体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる第1レンズ群G1と、正レンズからなる第2レンズ群G2と、負レンズの第3レンズ群G3とを備えた。
【選択図】 図1
Description
特に、いわゆる銀塩35mmフィルムの対角方向において半分程度の画面サイズを持つカメラに適したものである。
このような画面サイズの小さいカメラに従来の銀塩カメラの接眼レンズをそのまま使うと、観察像が小さくなる。
従って、この種のカメラにおいて一眼レフレックス方式を導入する場合、像の見えを大きくするためにファインダーの倍率を大きくする必要がある。
しかし、一般的には、接眼レンズの焦点距離を短くすると被観察面(被写体の実像)から接眼レンズまでの間隔(以下、この距離をバックフォーカスという)が短くなる。
バックフォーカスが短くなると、ペンタダハプリズムなどの像反転のための光学部材を配置するスペースが確保できなくなるという問題が生じる。
一般に、長いアイポイント距離を確保するためには、接眼レンズの口径を大きくするとともに、像反転光学部材の射出面における有効開口部を拡大する必要がある。像反転光学部材を大型化した結果、プリズムまたはミラーにおける展開光路長が増加する。
つまり、ハイアイポイント化のためには長いバックフォーカスが必要となる。
ルムの半分程度のカメラに適し、接眼レンズの焦点距離をfとしたときバックフォーカスが1.4f程度と長く、高ファインダー倍率でハイアイポイントな見えの良い接眼レンズを提供することを目的とする。
スレンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、負レンズの第3レンズとからなることを特徴とする。
0.6 < f1/f < 1.2
−2.0 < f1−2/f3 < −1.0
−0.45 < f3/f < −0.25
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点
距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
0.6 < f1/f < 1.2
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
−2.0 < f1−2/f3 < −1.0
ただし、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点
距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離である。
−0.45 < f3/f < −0.25
ただし、f3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
−3.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−1.01
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径、r2は第1の瞳側の近軸曲率半径である。
れる前記レンズの少なくとも一面は非球面を持つことを特徴とする。
0.6 < f1/f < 1.3
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レ
ンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
0.61 < f1−2/f < 1.4
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f1−2は第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
0.6 < f1/f < 1.3
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
ただし、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接
眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離である。
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
0.61 < f1−2/f < 1.4
ただし、f1-2は第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
−2.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.1
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径、r2は第1の瞳側の近軸曲率半径である。
以下の条件式を満足することを特徴とする。
2.5<fb/Y<4.0
ただし、fbは、被写体の像面から第1レンズの入射面までの空気換算長(mm)、Yは像形成部分における被写体の像面の対角長(mm)である。
以下の条件式を満足することを特徴とする。
20.0<Y<26.0
ただし、Yは像形成部分における被写体の像面の対角長(mm)である。
前記実像を前記接眼レンズを介して観察することを特徴とする。
本発明の第1の接眼レンズは、バックフォーカスを長くするために、被写体側から順に、被写体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第1レンズ、正レンズの第2レンズ、負レンズの第3レンズというパワー配置で構成されている。
複眼レンズを、被写体側から順に、正、正、負というパワー配置としたので、接眼レンズの主点を被写体上りにすることができる。
又、正レンズを二枚有する光学系とすることで、収差の発生を抑えやすくしている。
また、第1レンズを、被写体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成することにより、主点を被写体側に持っていきやすくなり、バックフォーカスの確保に有利になる。
0.6 < f1/f < 1.2 …(1)
−2.0 < f1−2/f3< −1.0 …(2)
−0.45 < f3/f < −0.25 …(3)
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点
距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
第1レンズは、適切なパワーを持たせるため、以下の条件式を満足させるのが良い。
0.6 < f1/f < 1.2 …(1)
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
一方、条件式(1)の上限値を超えてレンズの正パワーが弱くなると、第1レンズより前側(被写体側)での光線高が高くなるので、被観察面と接眼レンズの間の部材としてプリズム等を配置した場合、この部材で蹴られが生じやすくなる。そのため、アイポイント距離を長くすることが難しくなる。
また、条件式(1)の上限値を1.0としてもよく、更には上限値を0.9としてもよい。
そこで、第1レンズと第2レンズの合成焦点距離は、下記条件式を満足することが望ましい。
−2.0 < f1−2/f3 < −1.0 …(2)
ただし、f1−2は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離である。
また、条件式(2)の下限値を下回ると、像面湾曲が補正しにくくなる。
また、条件式(2)の上限値を−1.05としてもよく、更には上限値を−1.1としてもよい。
このとき、下記の条件式を満足するのが良い。
−0.45 < f3/f < −0.25 …(3)
ただしf3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
一方、条件式(3)の上限値を超えてレンズの負パワーが強くなると、本発明の構成では十分な収差補正が難しくなる。
また、条件式(3)の上限値を−0.26としてもよい。
これにより、ガラスレンズを使用した場合に比べ、大幅なコストダウンを図ることができる。
さらに、プラスチックで構成したレンズの少なくとも一面は、非球面を持たせることが望ましい。
より好ましくは、第2レンズの被写体側に非球面を持たせるのが効果的である。このように構成すると、歪曲収差を良好に補正することが出来る。
特に、第2レンズの被写体側の面は瞳側の面よりも強い正のパワーを持たせることが、バックフォーカスを長くする上で好ましい。この第2レンズの被写体側の面に持たせる非球面は、周辺へゆくほど正パワーが弱くなる形状とすることが、収差補正上好ましい。
この正メニスカスレンズの形状は、本発明の第6の接眼レンズでは、以下の条件式を満足させることが好ましい。
−3.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−1.01 …(4)
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径であり、r2は第1レンズの瞳側の近軸曲率半径である。
また、条件式(4)の上限値を越えると、長いバックフォーカスを得にくくなる。
または、条件式(4)の上限値を−1.03としてもよく、更には上限値を−1.5としてもよい。
また、レンズの径が大きくなりがちな第1レンズを固定することができるので、視度調整のための駆動機構を小さくすることができる。
また、第1レンズを固定するので、この第1レンズの周りの空間を利用でき、他の部材を配置するスペースになり得る。
このように構成した接眼レンズは、負レンズを二枚有するので、バックフォーカスをより確保しやすくなる。
また、各レンズのパワーを弱くすることが出来るため、諸収差を良好に補正することが出来る。
更に、少なくとも一面の非球面を持たせることによって、歪曲収差を良好に補正することができ、特に第3レンズに非球面を持たせることにより、コマ収差の補正に更に有利となる。
0.6 < f1/f < 1.3 …(5)
0.61 < f1−2/f < 1.4 …(6)
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0 …(7)
−0.5 < f4/f < −0.25 …(8)
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-2は第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
第1レンズは、適切なパワーを持たせるため、以下の条件式を満足させるのが良い。
0.6 < f1/f < 1.3 …(5)
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
一方、条件式(5)の上限値を超えてレンズの正パワーが弱くなると、第1レンズより前側(被写体側)での光線高が高くなるので、被観察面と接眼レンズの間にプリズム等の部材を配置した場合、その部材で蹴られが生じ、アイポイント距離を長くすることが難しくなる。
また、条件式(5)の上限値を1.25としてもよい。
特に、本発明の第7の接眼レンズで、第1レンズを両面が凸面のレンズとしても、第2レンズが負レンズなので、収差を抑えながらバックフォーカスを長くすることができる。
1.61<f1−2/f<1.4 …(6)
ただし、f1−2は第1レンズの焦点距離、fは全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
一方、条件式(6)の上限値を超えて、第1レンズと第2レンズの合成パワーが弱くなると、第1レンズより前方での光線高が高くなるので、被観察面と接眼レンズの間にプリズム等の部材を配置した場合、その部材で蹴られが生じ、アイポイント距離を長くすることが難しくなる。
また、条件式(6)の上限値を1.25としてもよい。
そこで、第1レンズから第3レンズの合成焦点距離は、下記条件式を満足することが望ましい。
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0 …(7)
ただし、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接
眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離である。
また、条件式(7)の下限値を超えると、像面湾曲が補正しにくくなる。
また、条件式(7)の上限値を−1.05としてもよく、更には上限値を−1.08としてもよい。
このとき、下記の条件式を満足するのが良い。
−0.5 < f4/f < −0.25 …(8)
ただしf4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。
一方、条件式(8)の上限値を超えてレンズの負パワーが強くなると、本発明の構成では十分な収差の補正が難しくなる。
また、条件式(8)の上限値を−0.35としてもよく、更には上限値を−0.4としてもよい。
この正レンズの形状は、以下の条件式を満足させることが好ましい。
−2.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.1 …(9)
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径、r2は第1の瞳側の曲率半径である。
第2レンズに負レンズを配置する構成の接眼レンズでは、第1レンズの形状を強いメニ
スカス形状にする必要が無くなり、収差補正上有利な形状とすることができる。
また、条件式(9)の上限値を越えると、長いバックフォーカスを得にくくなる。
また、条件式(9)の上限値を−0.5としてもよく、更には上限値を−0.8としてもよい。
きる。
また、レンズの径が大きくなりがちな第1レンズ、第2レンズを固定するので、視度調整のための駆動機構を小さくすることができる。
2.5 < fb/Y < 4.0 …(10)
ただし、fbはバックフォーカス、すなわち被写体の像面から第1レンズの入射面までの空気換算長(mm)であり、Yは像形成部分における被写体の像面の画面対角長(mm)である。
一方、ファインダー周囲には多彩な表示装置や測光装置等を組み込むことが必要となる場合が多く、なるべく長いバックフォーカスを確保できるのが望ましい。
しかし、条件式(10)の上限値を超えてバックフォーカスが長くなると、本発明の構成では十分な収差補正が難しくなる。
また、条件式(10)の上限値を3.9としてもよく、更には上限値を3.8としてもよい。
具体的には以下の条件式を満たすのが良い。
20.0 < Y < 26.0 …(11)
Yは像形成部分における被写体の像面の対角長(mm)である。
また、条件式(11)の上限値を超えて画面サイズが大きくなると、ファインダー全体の大きさも大きくなる。
また、条件式(11)の上限値を24.0としてもよく、更には上限値を23.0としてもよい。
そのため、観察される像が光学像であるので、画素を持つ電子表示素子による電子像よりも、観察し易く、且つ安価、省電力に構成できる。
この構成により、一次結像面の前(被写体側)にある第1反射面であるメインミラーにて光束をカメラボディの長手方向に反射させる。そして、その第1反射面を含め、4面の反射面によって撮影光学系の像を正立像とし、接眼レンズを通して観察できるようにしている。
また、カメラ全体の小型化にもつながり、一眼レフカメラでありながらコンパクトカメラ並みの大きさを実現することができる。
第1実施例
図1は、本発明の接眼レンズの第1実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図1中、3は一次結像面であり、6は接眼レンズにおける物体像の像面である。
また、図2は第1実施例における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は視度が+1.5m-1のとき、(b)は視度が−1m-1のとき、(c)は
視度が−3.5m-1のときの状態を示している。
なお、各収差図中、球面収差と像面湾曲における横軸は視度(m-1)であり、倍率色収差
における横軸は角度(分)である。これは、以下の各実施例の収差図においても共通である。また、図1、図3、図5における像面6は、図8に示すように、像面6上又はその近傍に、視野範囲を制限するための構成(例えば黒塗り、視野枠等)が施されている。図8中、Yは像面6上における観察可能な範囲の画面対角長である。一次結像面は、すりガラス面、微小プリズムアイレ等に投影する構成としてもよい。
x=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)2}1/2]
+ay4+by6+cy8+dy10+…
これらは、以下の各実施例の数値データにおいても共通である。
数値データ1
視度(m-1)=+1.5 〜 −1 〜 −3.5
焦点距離f1(mm)=47.01 〜 51.16 〜 57.18
瞳径(mm)=Φ8
画面対角長Y(mm)=21.8
バックフォーカスfb=1.58f
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 d線屈折率 アッベ数
1 ∞(被写体像面) 81.04
2 14.411 6.88 1.52542 55.78
3 47.997 D3
4 (非球面) 4.67 1.52542 55.78
5 844.301 D5
6 -56.145 1.80 1.58423 30.49
7 9.374 23.18
8 瞳
第4面
曲率半径 14.882
K=0
A4=-3.88899×10-5 A6=-1.90488×10-7
A8=-1.83346×10-9
視度 +1.5 −1.0 −3.5
D3 1.07 1.52 2.13
D5 2.14 1.63 1.01
図3は、本発明の接眼レンズの第2実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図3中、3は一次結像面であり、6は接眼レンズにおける物体像の像面である
また、図4は第2実施例における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は視度が+1m-1のとき、(b)は視度が−1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
数値データ2
視度(m-1)=+1 〜 −1 〜 −3
焦点距離f1(mm)=46.25 〜 50.00 〜 55.25
瞳径(mm)=Φ8
画面対角長(mm)=22.5
バックフォーカスfb=1.44f
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 d線屈折率 アッベ数
1 ∞(被写体像面) 72.13
2 20.932 7.80 1.51633 64.14
3 1012.061 D3
4 (非球面) 5.22 1.52542 55.78
5 -782.022 D5
6 -68.933 1.80 1.58423 30.49
7 13.879 23.30
8 瞳
第4面
曲率半径 21.015
K=0
A4=-1.47489×10-5 A6=-3.77827×10-8
A8=-2.49840×10-10
視度 +1 −1 −3
D3 1.85 2.69 3.71
D5 3.66 2.81 1.79
図5は、本発明の接眼レンズの第3実施例の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図5中、3は一次結像面であり、6は接眼レンズにおける物体像の像面である。
また、図6は第3実施例における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は視度が+1m-1のとき、(b)は視度が−1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
数値データ3
視度(m-1)=+1 〜 −1 〜 −3
焦点距離f1(mm)=42.03 〜 45.50 〜 50.38
瞳径(mm)=Φ8
画面対角長(mm)=21.9
バックフォーカスfb=1.43f
面番号 曲率半径 面(又は空気)間隔 d線屈折率 アッベ数
1 ∞(被写体像面) 65.80
2 19.909 8.85 1.52542 55.78
3 -303.851 1.19
4 -61.823 2.80 1.58423 30.49
5 195.037 D5
6 (非球面) 5.55 1.52542 55.78
7 -519.338 D7
8 141.796 1.80 1.58423 30.49
9 11.216 23.18
10 瞳
第6面
曲率半径 16.231
K=0
A4=-2.8938×10-5 A6=-9.5378×10-8
A8=-3.1054×10-10
視度 +1 −1 −3
D5 0.80 1.70 2.79
D7 3.45 2.55 1.46
このような像反転のための光学部材として、本発明のファインダー光学系は、撮影光学系から射出される光束をカメラボディの長手方向に反射させる第1反射面と、前記第1反射面の反射面側に配置され、前記撮影光学系により形成される一次結像面付近に配された像形成部分と、前記一次結像面よりも瞳側に配置される複数の反射面及び接眼レンズとを備え、前記第1反射面と前記複数の反射面にてポロタイプの像反転光学系をなしている。図7に、上記ポロタイプの像反転光学系を有する一眼レフカメラのファインダー光学系を示す。
面であるミラーM1,M2,M3、接眼レンズ1とを備えたポロタイプの像反転光学系を有している。
第1反射面であるメインミラーMMの反射面側(ファインダー系光軸4に沿った瞳側の位置)に一次結像面3が配置され、一次結像面3の瞳側(ファインダー系光軸4に沿った瞳側の位置)に、反射面であるミラーM1,M2,M3が配置されている。
この構成により、一次結像面3の前(被写体側)にあるメインミラーMMを含め、4面の反射面によって撮影光学系の像を正立像としている。
ファインダーで視野を観察する際、撮影光学系を通った光束はクイックリターンミラーであるメインミラーMMで反射し、一次結像面3に像を結ぶ。この像はファインダー光学系にある3面の反射面M1,M2,M3によって像を反転し、接眼レンズ1を通して瞳に導かれる。
撮影時には、メインミラーMMが一次結像面3とは逆の方向に退避し、撮影光学系の像は、CCD等の撮像素子5に到達する。
また、カメラ全体の小型化にもつながり、一眼レフカメラでありながらコンパクトカメラ並みの大きさを実現することができる。
非観察面である撮影レンズの一次結像面から接眼レンズの第1レンズ群までの距離は十分に確保されている。
2 ファインダー光学系
3 一次結像面
4 ファインダー系光軸
5 撮像素子
6 物体像の像面
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
M1,M2,M3 ミラー
MM メインミラー
Y 物体像の像面上における観察可能な範囲の画面対角長
Claims (21)
- 被写体側から順に、被写体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第1レンズと、正レンズの第2レンズと、負レンズの第3レンズからなることを特徴とする接眼レンズ。
- 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
0.6 < f1/f < 1.2
−2.0 < f1−2/f3 < −1.0
−0.45 < f3/f < −0.25
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
0.6 < f1/f < 1.2
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1又は3に記載の接眼レンズ。
−2.0 < f1−2/f3 < −1.0
ただし、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点
距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4の何れか一項に記載の接眼レンズ。
−0.45 < f3/f < −0.25
ただし、f3は第3レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の接眼レンズ。
−3.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−1.01
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径、r2は第1レンズの瞳側の近軸曲率半径である。 - 被写体側から順に、正レンズの第1レンズと、負レンズの第2レンズと、正レンズの第3レンズと、負レンズの第4レンズからなることを特徴とする接眼レンズ。
- 前記接眼レンズに含まれるレンズの少なくとも二枚のレンズはプラスチックで構成され、プラスチックで構成される前記レンズの少なくとも一面は非球面を持つことを特徴とする請求項1又は7に記載の接眼レンズ。
- 前記第2レンズを光軸方向に移動させて視度調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
- 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の接眼レンズ。
0.6 < f1/f < 1.3
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レ
ンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の接眼レンズ。
0.61 < f1−2/f < 1.4
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f1−2は第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離、f1-3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の接眼レンズ。
0.6 < f1/f < 1.3
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7又は12に記載の接眼レンズ。
−2.0 < f1−3/f4 < −1.0
ただし、f1−3は第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7、請求項12、請求項13の何れか一項に記載の接眼レンズ。
−0.5 < f4/f < −0.25
ただし、f4は第4レンズの焦点距離、fは接眼レンズ全系の焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離である。 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項7、請求項12、請求項13、請求項14の何れか一項に記載の接眼レンズ。
0.61 < f1−2/f < 1.4
ただし、f1−2は第1レンズ及び第2レンズの合成焦点距離であり、接眼レンズの焦点距離が変更される構成の場合は視度が−1m-1の時の焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離である。 - 下記の条件式を満足することを特徴とする請求項7、10乃至15の何れか一項に記載の接眼レンズ。
−2.0<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.1
ただし、r1は第1レンズの被写体側の近軸曲率半径、r2は第1レンズの瞳側の近軸曲率半径である。 - 前記第3レンズを光軸方向に移動させて視度調整を行うことを特徴とする請求項7、10乃至16の何れか一項に記載の接眼レンズ。
- 被写体の像を形成する像形成部分と、前記像を観察するための前記請求項1乃至17の何れか一項に記載の接眼レンズとを備え、
以下の条件式を満足することを特徴とするファインダー光学系。
2.5<fb/Y<4.0
ただし、fbは、被写体の像面から第1レンズの入射面までの空気換算長、Yは像形成部分における被写体の像面の対角長である。 - 被写体の像を形成する像形成部分と、前記像を観察するための前記請求項1乃至17の何れか一項に記載の接眼レンズとを備え、
以下の条件式を満足することを特徴とするファインダー光学系。
20.0<Y<26.0
ただし、Yは像形成部分における被写体の像面の対角長(mm)である。 - 請求項1乃至17の何れか一項に記載の接眼レンズと、前記被写体の実像を形成する対物レンズとを備え、
前記実像を前記接眼レンズを介して観察することを特徴とするファインダー光学系。 - 撮影光学系から射出される光束をカメラボディの長手方向に反射させる第1反射面と、
前記第1反射面の反射面側に配置され、前記撮影光学系により形成される一次結像面付近に配された像形成部分と、
前記一次結像面よりも瞳側に配置される複数の反射面及び接眼レンズとを備え、
前記第1反射面と前記複数の反射面にてポロタイプの像反転光学系をなすことを特徴とする一眼レフカメラのファインダー光学系。
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