JP2006064930A - レンズ鏡筒装置 - Google Patents

レンズ鏡筒装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006064930A
JP2006064930A JP2004246543A JP2004246543A JP2006064930A JP 2006064930 A JP2006064930 A JP 2006064930A JP 2004246543 A JP2004246543 A JP 2004246543A JP 2004246543 A JP2004246543 A JP 2004246543A JP 2006064930 A JP2006064930 A JP 2006064930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
peripheral surface
barrel
axial direction
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004246543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3935168B2 (ja
Inventor
Masaaki Ozaki
正昭 尾崎
Toshiyuki Tanaka
利之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004246543A priority Critical patent/JP3935168B2/ja
Priority to US11/208,037 priority patent/US20060056060A1/en
Priority to CNB2005100939449A priority patent/CN100360975C/zh
Publication of JP2006064930A publication Critical patent/JP2006064930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3935168B2 publication Critical patent/JP3935168B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0095Relay lenses or rod lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/023Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses permitting adjustment
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/026Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using retaining rings or springs

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract


【課題】 レンズ鏡筒に加えられる軸方向の衝撃力および軸方向に垂直な方向の衝撃力の両方に対して耐衝撃性を向上でき、レンズ鏡筒の破損を防止することが可能なレンズ鏡筒装置を提供する。
【解決手段】 このレンズ鏡筒装置は、撮像レンズ群11を保持する可動レンズ鏡筒10と、可動レンズ鏡筒10が軸方向に移動可能に挿入される固定レンズ鏡筒20とを有する。可動レンズ鏡筒10はテーパ状外周面31を含む後端部10Bを有し、固定レンズ鏡筒20は可動レンズ鏡筒10のテーパ状外周面31に係合するテーパ状内周面22を含む前端部20Aを有する。コイルばね30は可動レンズ鏡筒10を固定レンズ鏡筒20から軸方向前方に付勢する。コイルばね30と、テーパ状内周面22とテーパ状外周面31によるテーパ受け構造とによって、斜め方向の衝撃力を十分に吸収できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、レンズ鏡筒装置に関し、一例として、デジタルカメラやカメラ付携帯電話に組み込まれ、落下時の衝撃力吸収機能と撮像時の振動抑制機能を有するレンズ鏡筒装置に関する。
近年、コンパクトデジタルスチルカメラ等の小型カメラのレンズ鏡筒には、撮像時に筺体本体からレンズ鏡筒が繰り出される沈胴式レンズ鏡筒が多く用いられている。
このような筺体本体から突出したレンズ鏡筒に、落下等による強い衝撃力が加わるとレンズ鏡筒が破損する等の問題があった。
そこで、この問題を解決する従来技術が、例えば、特許文献1(特開平2001−116974号公報)に開示されている。
この従来技術のレンズ鏡筒は、図4(A)に示すように、可動レンズ鏡筒101を覆う鏡筒保護部材103と、この鏡筒保護部材103と接触する面を有する緩衝部材104とを備えている。この緩衝部材104は、可動レンズ鏡筒101に対して光軸方向に移動可能になっている。また、上記鏡筒保護部材103,可動レンズ鏡筒101は、ガイド部101a,103aを有している。このガイド部101a,103aは、緩衝部材104を外径方向に移動させるためのものである。上記鏡筒保護部材103と可動レンズ鏡筒101との間には緩衝部材105が配置されている。
図4(B)に矢印で示すように、鏡筒保護部材103に光軸方向に外力が加わると、緩衝部材105は鏡筒保護部材103に押圧される。また、緩衝部材104は、ガイド部101a,103aにより軸方向両側から挟まれて外径方向に移動して固定鏡筒102の内周面に当接される。これにより、鏡筒保護部材103から可動レンズ鏡筒101に加わる衝撃力が緩和される。
また、特許文献2(特開2000−266978号公報)に開示されている一例では、弾性部を有する保持部材をレンズ鏡筒の円周方向に複数備え、この保持部材の弾性部が係合する保持枠を有する。上記弾性部材が上記保持枠と係合して上記レンズ鏡筒を上記保持枠に保持する構造としている。この構造により、上記レンズ鏡筒への衝撃と振動を緩和している。
しかしながら、落下衝撃時のレンズ鏡筒の姿勢という観点から見た場合、レンズ鏡筒には、加わる衝撃力は光軸方向に平行な成分の衝撃力と光軸方向に垂直な成分の衝撃力の合力となる。
これに対し、前述の特許文献1(特開平2001−116974号公報)に開示されたレンズ鏡筒では、光軸方向の前面からの衝撃力に対しては、耐衝撃性は発揮されるが、光軸方向に垂直な成分の衝撃力に対する耐衝撃性が弱いという問題がある。
また、特許文献2(特開平2000−266978号公報)で開示されたレンズ鏡筒の保持構造では、光軸方向に垂直な成分の衝撃力に対する耐衝撃性は発揮されるが、光軸方向に平行な成分の衝撃力に対する耐衝撃性が弱いという問題がある。
このため、上述の従来技術では、落下衝撃時のレンズ鏡筒の姿勢によっては、十分な耐衝撃性が得られずに、レンズ鏡筒が破損する場合があるという問題がある。
特開平2001−116974号公報 特開平2000−266978号公報
そこで、この発明の課題は、上記問題に鑑み、レンズ鏡筒に加えられる軸方向の衝撃力および軸方向に垂直な方向の衝撃力の両方に対して耐衝撃性を向上でき、レンズ鏡筒の破損を防止することが可能なレンズ鏡筒装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のレンズ鏡筒装置は、レンズを保持する第1の鏡筒と、
上記第1の鏡筒が軸方向に移動可能に挿入される第2の鏡筒と、
上記第1の鏡筒を上記第2の鏡筒から被写体に向けて軸方向前方に付勢する付勢部とを備え、
上記第1の鏡筒は、テーパ状外周面を有し、
上記第2の鏡筒は、上記第1の鏡筒の上記テーパ状外周面に係合するテーパ状内周面を有することを特徴としている。
この発明のレンズ鏡筒装置では、上記第1の鏡筒は上記付勢部によって軸方向前方に付勢されて、上記第1の鏡筒のテーパ状外周面が上記第2の鏡筒のテーパ状内周面に当接する。このときに、上記第1の鏡筒に衝撃力が加わると、軸方向に垂直な成分の衝撃力は、第1の鏡筒のテーパ状外周面が上記付勢部(例えばコイルばね)の付勢力に逆らって上記第2の鏡筒の前端部のテーパ状内周面に当接しながら斜めにスライドすることで緩和される。一方、軸方向成分の衝撃力は、上記第1の鏡筒が上記付勢部の付勢力に逆らって軸方向後方に移動することで緩和される。
そして、上記衝撃力が解除された後は、上記第1の鏡筒は上記付勢部の付勢力でもって軸方向前方に移動し、上記テーパ状外周面が第2の鏡筒のテーパ状内周面に当接する。これにより、第1の鏡筒は、撮影可能な元の位置に復帰する。
したがって、この発明によれば、レンズ鏡筒装置に加えられる軸方向の衝撃力および軸方向に垂直な方向の衝撃力の両方に対して耐衝撃性を向上でき、レンズ鏡筒装置の破損を防止することが可能なレンズ鏡筒装置を実現できる。
また、一実施形態のレンズ鏡筒装置は、上記第1の鏡筒の後端部に上記テーパ状外周面が形成され、上記第2の鏡筒の前端部に上記テーパ状内周面が形成されている。
この実施形態では、第2の鏡筒に対して第1の鏡筒が軸方向に移動するストロークの最大化を図れ、衝撃吸収時の第1の鏡筒の軸方向に変位可能な寸法を最大化できる。したがって、大きな衝撃力にも対応可能となる。
また、一実施形態のレンズ鏡筒装置は、上記第2の鏡筒の上記前端部に固定されていると共に上記第1の鏡筒と上記第2の鏡筒の間に配置される弾性部材を有する。
この実施形態では、上記衝撃力のうちの軸方向に垂直な成分の衝撃力が上記第1の鏡筒に加わって、第1の鏡筒が軸方向に垂直な方向に移動するときに、上記弾性部材が第1の鏡筒に押されて弾性圧縮される。これにより、軸方向に垂直な成分の衝撃力に対する耐衝撃性をより向上できる。
また、一実施形態のレンズ鏡筒装置は、上記第1、第2の鏡筒に対して軸方向と交差する方向にスライド自在になっており、上記第2の鏡筒内で上記第1の鏡筒が軸方向後方に嵌入した状態で上記第1の鏡筒の軸方向前方を覆う格納位置と、上記第1の鏡筒の軸方向前方を覆わずに、上記第1のレンズ鏡筒を上記付勢部の付勢力によって上記第2の鏡筒から軸方向前方に突き出させる撮影位置とを取ることが可能なレンズカバーを備えた。
この実施形態では、第1の鏡筒を第2の鏡筒内に収容して上記レンズカバーを格納位置とすることで、非撮影時に、レンズを保持する第1の鏡筒の前面をレンズカバーで保護できるので、耐衝撃性をさらに向上できる。
また、一実施形態のレンズ鏡筒装置では、上記第1の鏡筒が有する上記後端部は、上記テーパ状外周面の内側に埋め込まれたヨーク部を有し、上記第2の鏡筒が有する上記前端部は、上記テーパ状内周面の内側に埋め込まれた電磁コイル部を有する。
この実施形態のレンズ鏡筒装置によれば、上記第1の鏡筒が上記付勢部の付勢力でもって軸方向前方に移動し、第1の鏡筒の後端部のテーパ状外周面が第2の鏡筒の前端部のテーパ状内周面に当接する撮影位置において、撮影時には、上記電磁コイル部に通電することで、第1の鏡筒の後端部に埋め込まれたヨーク部と上記電磁コイルとの間に吸引力を働かせる。これにより、撮像時に振動による光軸ずれを防止できる。一方、非撮影時には、上記電磁コイル部を非通電とすることで、耐衝撃性を最大限に発揮させることができる。
この発明のレンズ鏡筒装置によれば、第1の鏡筒は付勢部によって軸方向前方に付勢されて、第1の鏡筒のテーパ状外周面が第2の鏡筒のテーパ状内周面に当接する。このときに、第1の鏡筒に衝撃力が加わると、軸方向に垂直な成分の衝撃力は、第1の鏡筒のテーパ状外周面が上記付勢部(例えばコイルばね)の付勢力に逆らって第2の鏡筒のテーパ状内周面に当接しながら斜めにスライドすることで緩和される。一方、軸方向成分の衝撃力は、第1の鏡筒が上記付勢部の付勢力に逆らって軸方向後方に移動することで緩和される。
したがって、この発明のレンズ鏡筒装置によれば、レンズ鏡筒装置に加えられる軸方向の衝撃力および軸方向に垂直な方向の衝撃力の両方に対して耐衝撃性を向上でき、レンズ鏡筒装置の破損を防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(A),(B)に、この発明の第1実施形態のレンズ鏡筒装置1を有するカメラモジュールの要部を光軸を含む面で切断した断面を示す。図1(A)は衝撃非印加時のレンズ鏡筒装置1の断面図であり、図1(B)は衝撃印加時のレンズ鏡筒装置1の断面図である。
図1(A)に示すように、この第1実施形態のレンズ鏡筒装置1は、撮像レンズ群11を保持する第1の鏡筒としての可動レンズ鏡筒10と、第2の鏡筒としての固定レンズ鏡筒20と、可動レンズ鏡筒10を被写体に向かう方向である軸方向前方に付勢するコイルばね30とを備える。
また、上記レンズ鏡筒装置1は、弾性部材50を有し、この弾性部材50は固定レンズ鏡筒20の前端部20Aの内周面21に固定されている。この弾性部材50は、可動レンズ鏡筒10の外周面と固定レンズ鏡筒20の内周面との間に配置され、可動レンズ鏡筒10の外周面に対向している。この弾性部材50は、リング状の1つの部材でもよく、周方向に複数個配置された部材であってもよい。また、弾性部材50は、一例として弾性を有する発泡ゴムや発泡ウレタン等の材質からなる。この弾性部材50は、固定レンズ鏡筒20と接する面が固定レンズ鏡筒20に固着保持されおり、可動レンズ鏡筒10と接する面には摺動性の良好な表面処理がなされている。
上記コイルばね30は、上記固定レンズ鏡筒20の底部20Bと上記可動レズ鏡筒10の後端部10Bとの間に配置されている。このコイルばね30は、一端が固定レンズ鏡筒20の底部20Bの内面に接して固定され、他端が上記後端部10Bの底面に接して固定されている。図1(A)に示すように、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bはテーパ状外周面31を有し、このテーパ状外周面31は、固定レンズ鏡筒20の前端部20Aが有するテーパ状内周面22に係合している。
上記固定レンズ鏡筒20の底部20Bは回路基板40上に搭載され、この回路基板40はCCD等の固体撮像素子41を搭載している。この固体撮像素子41は、上記底部20Bの開口に配置されている。上記レンズ鏡筒装置1と上記回路基板40が上記カメラモジュールの要部を構成している。
次に、図1(B)に、上記構成のレンズ鏡筒装置1の可動レンズ鏡筒10に軸方向の斜め前方から衝撃力が加わった場合の断面の様子を示す。上記衝撃力のうち、軸方向に平行な成分は、コイルばね30が軸方向に弾性変形することにより吸収される。
一方、上記衝撃力のうち、軸方向に垂直な成分は、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bのテーパ状外周面31が固定レンズ鏡筒20の前端部20Aのテーパ状内周面22に沿って斜めにスライドすることと、弾性部材50の弾性変形でもって上記衝撃力の垂直成分が吸収される。
以上の動作により、可動レンズ鏡筒10に加えられた上記衝撃力の軸方向に平行な成分および軸方向に垂直な成分が十分に吸収されて、可動レンズ鏡筒10が保護される。また、上記衝撃力が解除された後には、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bのテーパ状外周面31は、固定レンズ鏡筒20の前端部20Aのテーパ状内周面22にガイドされながら、コイルばね30の付勢力によって、初期の状態である図1(A)に示す元の位置に復帰できる。
(第2の実施の形態)
次に、図2(A),(B)に、この発明のレンズ鏡筒装置の第2実施形態を有するカメラモジュールを光軸を含む面で切断した断面を示す。このカメラモジュールは光学ズーム機能を有し、筐体70に内蔵される。この筐体70は例えばカメラ付携帯電話やデジタルスチルカメラ等の携帯情報機器の筐体である。
図2(A)に示すように、この第2実施形態のレンズ鏡筒装置は、前述の第1実施形態のレンズ鏡筒装置に加えて、ズームレンズ部77とレンズカバー71を備えた点が前述の第1実施形態と異なる。したがって、この第2実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
この第2実施形態のレンズ鏡筒装置2は、固定レンズ鏡筒20の前端部20Aが筐体70の内周面に取付けられている。また、可動レンズ鏡筒10は、筐体70の開口70Aの内側で軸方向にスライドするように配置される。
上記ズームレンズ部77は、固体撮像素子41の軸方向前方で固体撮像素子41に対向する倍率可変用レンズ群62とフォーカス用レンズ群64を有している。このレンズ群62と64はそれぞれレンズ枠63と65で保持されていて、レンズ枠63,65は軸方向に延びるリニアガイド軸60に沿って軸方向にスライド可能になっている。このリニアガイド軸60は、支持部材61の内側に配置され、支持部材61によって支持されている。また、上記レンズ群62および64は、図示しない駆動源によって、リニアガイド軸60に沿って光軸方向に移動可能になっている。
この実施形態のレンズ鏡筒装置は、図2(A)に示す格納状態では、可動レンズ鏡筒10は軸方向後方に嵌入した状態であり、固定レンズ鏡筒20に収容されており、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bは固定レンズ鏡筒20との間でコイルばね30を弾性変形させている。また、上記格納状態では、上記レンズカバー71は筐体70の開口70Aを覆っており、可動レンズ鏡筒10の前端部10Aはコイルばね30の付勢力でもってレンズカバー71の裏面を押圧している。
次に、上記レンズカバー71を、図2(A)に示す矢印の方向(軸方向と直交する方向)にスライドさせて撮影位置まで移動させると、図2(B)に示す撮影状態のように、レンズカバー71は筐体70の開口70Aを完全に開いて、可動レンズ鏡筒10の前端部10Aはコイルばね30によって開口70Aを通って軸方向前方に突き出す。この撮影状態では、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bのテーパ状外周面31は固定レンズ鏡筒20の前端部20Aのテーパ状内周面22に係合する。
この実施形態のレンズ鏡筒装置によれば、上記コイルばね30の付勢力を利用して、可動レンズ鏡筒20を軸方向前方に移動させるので、可動レンズ鏡筒10を撮像待機状態へ繰り出す際の省電力化を図れる。また、図2(A)に示す格納状態において、レンズカバー71が可動レンズ鏡筒10の前端部10Aを覆うので、格納状態での耐衝撃性を向上できる。
なお、この第2実施形態においても、前述の第1実施形態と同様に、図2(B)に示す撮影状態において、コイルばね30と、テーパ状内周面22とテーパ状外周面31によるテーパ受け構造と、弾性部材50とによって、斜め方向の衝撃力を十分に吸収できるのは勿論である。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明の第3実施形態のレンズ鏡筒装置3を有するカメラモジュールの要部を光軸を含む面で切断した断面を示す。この第3実施形態は、前述の第1実施形態の変形例であり、第1実施形態と異なる点を主に説明する。
この第3実施形態では、固定レンズ鏡筒20の前端部20Aに埋め込まれた電磁コイル部80と、可動レンズ鏡筒10の後端部10Bに埋め込まれたヨーク部材81を有する。この電磁コイル部80は、コの字状の磁性材料に巻き線コイルが巻かれたものである。
図3に示すように、前端部20Aのテーパ状内周面22と後端部10Bのテーパ状外周面31とが係合した状態において、上記電磁コイル部80とヨーク部材81は、テーパ状内周面22とテーパ状外周面31を挟んで所定のギャップを隔てて対向する。
上記電磁コイル部80は、図示しない通電制御回路により巻き線コイルに通電させる電流量をコントロールすることで、ヨーク部材81との間の磁気吸引力が制御される。これにより、可動レンズ鏡筒10のテーパ状外周面31と固定鏡筒20のテーパ状内周面22とが引き合う力を制御できる。
したがって、例えば、上記カメラモジュールを内蔵するカメラにおいて、シャッターを切る撮像時には、上記電磁コイル部80の巻き線コイルに通電してコイルばね30の付勢力に加えて磁気吸引力を作用させることで、可動レンズ鏡筒10と固定レンズ鏡筒20との結合力を強固にでき、外部から加わる振動によって可動レンズ鏡筒10の光軸ブレが発生するのを抑制できる。
一方、非撮像待機時には、上記巻き線コイルを非通電状態にすることで、コイルばね30の付勢力だけで可動レンズ鏡筒10と固定レンズ鏡筒20との結合力を発生させて耐落下衝撃性を確保できる。
このように、電磁コイル部80を備えたことで、可動レンズ鏡筒10と固定レンズ鏡筒20との結合力を制御可能となるので、耐落下衝撃性を優先させたコイルばねのばね定数の選択肢を広げることも可能となる。
なお、この第3実施形態のレンズ鏡筒装置においても、前述の第1実施形態と同様に、コイルばね30と、テーパ状内周面22とテーパ状外周面31によるテーパ受け構造と、弾性部材50とによって、光軸方向の衝撃力および光軸方向に垂直な方向の衝撃力の両方に対して耐衝撃性を向上できる。したがって、斜め方向の衝撃力を十分に吸収でき、レンズ鏡筒の破損を防止できる。
図1(A)はこの発明のレンズ鏡筒装置の第1実施形態を有する衝撃非印加時のカメラモジュールの要部を示す断面図であり、図1(B)は衝撃印加時のカメラモジュールの要部を示す断面図である。 図2(A)はこの発明のレンズ鏡筒装置の第2実施形態を有するカメラモジュールの要部(格納状態)を示す断面図であり、図2(B)は上記カメラモジュールの要部(撮影状態)を示す断面図である。 この発明のレンズ鏡筒装置の第3実施形態を有するカメラモジュールの要部を示す断面図である。 図4(A)は従来のレンズ鏡筒装置の要部断面を示す図であり、図4(B)は上記従来のレンズ鏡筒装置に外力が加わったときの様子を示す図である。
符号の説明
1〜3 レンズ鏡筒装置
10 可動レンズ鏡筒
10A 前端部
10B 後端部
11 撮像レンズ群
20 固定レンズ鏡筒
20A 前端部
20B 底部
22 テーパ状内周面
30 コイルばね
31 テーパ状外周面
40 回路基板
41 固体撮像素子
50 弾性部材
60 リニアガイド軸
62 倍率可変用レンズ群
64 フォーカス用レンズ群
63、65 レンズ枠
70 筐体
71 レンズカバー
80 電磁コイル部
81 ヨーク部材

Claims (5)

  1. レンズを保持する第1の鏡筒と、
    上記第1の鏡筒が軸方向に移動可能に挿入される第2の鏡筒と、
    上記第1の鏡筒を上記第2の鏡筒から被写体に向けて軸方向前方に付勢する付勢部とを備え、
    上記第1の鏡筒は、テーパ状外周面を有し、
    上記第2の鏡筒は、上記第1の鏡筒の上記テーパ状外周面に係合するテーパ状内周面を有することを特徴とするレンズ鏡筒装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒装置において、
    上記第1の鏡筒の後端部に上記テーパ状外周面が形成され、上記第2の鏡筒の前端部に上記テーパ状内周面が形成されていることを特徴とするレンズ鏡筒装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒装置において、
    上記第2の鏡筒の上記前端部に固定されていると共に上記第1の鏡筒と上記第2の鏡筒の間に配置される弾性部材を有することを特徴とするレンズ鏡筒装置。
  4. 請求項1に記載のレンズ鏡筒装置において、
    上記第1、第2の鏡筒に対して軸方向と交差する方向にスライド自在になっており、上記第2の鏡筒内で上記第1の鏡筒が軸方向後方に嵌入した状態で上記第1の鏡筒の軸方向前方を覆う格納位置と、上記第1の鏡筒の軸方向前方を覆わずに、上記第1のレンズ鏡筒を上記付勢部の付勢力によって上記第2の鏡筒から軸方向前方に突き出させる撮影位置とを取ることが可能なレンズカバーを備えたことを特徴とするレンズ鏡筒装置。
  5. 請求項2に記載のレンズ鏡筒装置において、
    上記第1の鏡筒が有する上記後端部は、上記テーパ状外周面の内側に埋め込まれたヨーク部を有し、
    上記第2の鏡筒が有する上記前端部は、上記テーパ状内周面の内側に埋め込まれた電磁コイル部を有することを特徴とするレンズ鏡筒装置。
JP2004246543A 2004-08-26 2004-08-26 レンズ鏡筒装置 Expired - Fee Related JP3935168B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246543A JP3935168B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 レンズ鏡筒装置
US11/208,037 US20060056060A1 (en) 2004-08-26 2005-08-18 Lens-barrel device
CNB2005100939449A CN100360975C (zh) 2004-08-26 2005-08-26 透镜镜筒装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246543A JP3935168B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 レンズ鏡筒装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006064930A true JP2006064930A (ja) 2006-03-09
JP3935168B2 JP3935168B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=36033623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246543A Expired - Fee Related JP3935168B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 レンズ鏡筒装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060056060A1 (ja)
JP (1) JP3935168B2 (ja)
CN (1) CN100360975C (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100958425B1 (ko) 2008-09-30 2010-05-18 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 촬영장치 및 촬영방법
JP2014035371A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nikon Corp レンズ鏡筒及びカメラ
JP2015075660A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
US9124790B2 (en) 2012-10-31 2015-09-01 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus and image pickup apparatus
JP2016071202A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 オリンパス株式会社 レンズフード装置
JP2016114858A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101191897B (zh) * 2006-11-29 2010-05-26 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 可移动透镜模组及包括该透镜模组的镜头模组
CN101196601B (zh) 2006-12-08 2010-07-21 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 镜头模组
EP2037238B1 (de) * 2007-09-13 2009-11-04 WaveLight AG Messgerät zur Vermessung eines Laserstrahls
KR101026179B1 (ko) * 2009-07-28 2011-04-05 삼성전기주식회사 카메라모듈
US9210311B2 (en) 2012-04-06 2015-12-08 Htc Corporation Camera module for portable device
JP7025908B2 (ja) * 2017-12-01 2022-02-25 株式会社ミツトヨ レンズ保持機構及び発光ユニット
CN112824947B (zh) * 2019-11-21 2023-06-20 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头模块
JP2022140135A (ja) * 2021-03-12 2022-09-26 株式会社リコー レンズユニット、ステレオカメラおよび移動体
CN114167571B (zh) * 2021-12-03 2023-04-28 福建师范大学 快速聚焦中继镜头及快速聚焦装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2043372U (zh) * 1988-12-20 1989-08-23 武汉市感光技术器材公司 便携式旋转摄影云台
JP2000266978A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Canon Inc レンズ鏡筒の保持構造及びそれを備える撮影レンズ
JP2001116974A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Olympus Optical Co Ltd レンズ鏡筒及びカメラ
CN2411498Y (zh) * 1999-12-29 2000-12-20 郭华有 带可收镜头的照相机
JP2002221750A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP4497817B2 (ja) * 2003-01-28 2010-07-07 キヤノン株式会社 鏡筒機構およびカメラ
US6853500B2 (en) * 2003-02-13 2005-02-08 Pentax Corporation Retracting mechanism of a zoom lens barrel
JP2005284247A (ja) * 2004-02-23 2005-10-13 Fujinon Corp レンズ鏡胴、撮影装置、および光学装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100958425B1 (ko) 2008-09-30 2010-05-18 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 촬영장치 및 촬영방법
JP2014035371A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nikon Corp レンズ鏡筒及びカメラ
US9124790B2 (en) 2012-10-31 2015-09-01 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus and image pickup apparatus
JP2015075660A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
JP2016071202A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 オリンパス株式会社 レンズフード装置
JP2016114858A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN1740836A (zh) 2006-03-01
JP3935168B2 (ja) 2007-06-20
US20060056060A1 (en) 2006-03-16
CN100360975C (zh) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060056060A1 (en) Lens-barrel device
US20200249420A1 (en) Optical driving mechanism
KR102029532B1 (ko) 렌즈 구동 장치 및 이를 포함하는 카메라 모듈
US20160178924A1 (en) Camera module
KR101041473B1 (ko) 카메라 렌즈 어셈블리
EP2938063A2 (en) Camera module with mechanical image stabilization
KR102460756B1 (ko) 카메라 모듈
US20120251088A1 (en) Photographing module
CN108496105B (zh) 光学器件驱动设备、可互换透镜和成像设备
JP2008233385A (ja) ぶれ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器
CN112731723B (zh) 摄像装置用防振机构、光学系统、相机及电子设备
KR20130077573A (ko) 카메라 모듈
KR102351098B1 (ko) 카메라 및 렌즈 모듈
EP2341380A2 (en) Twin-actuator configuration for a camera module
JP2022097994A (ja) 撮像装置用防振機構、光学系、カメラ及び電子機器
CN112731724A (zh) 摄像装置用防振机构、光学系统、相机及电子设备
JP2009282375A (ja) レンズ駆動装置及びカメラモジュール並びに携帯端末
US8587866B2 (en) Optical apparatus
KR100980407B1 (ko) 렌즈 이송 장치 및 이를 포함하는 카메라 모듈
JP4655765B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2009186650A (ja) カメラモジュール及び携帯端末
KR101599544B1 (ko) 카메라 렌즈 어셈블리
JP2009025642A (ja) ブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器
JP4192020B2 (ja) レンズ駆動装置
KR20210004196A (ko) 카메라 모듈용 자동초점 구동장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees