JP2006064368A - 多砲身小火器のロック装置 - Google Patents

多砲身小火器のロック装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小火器のロック装置における重発砲の防止策を更に改善する。
【解決手段】引き金8を操作すると掛け金7が回動して撃鉄ホルダ6が動作し、撃鉄2が解放される。発砲の際の反動により振子錘44が揺動する。振子錘44が揺動して垂直位置から前方または後方に傾くと、揺動片31を後方に動かし、揺動片の先端のノーズ部35が、掛け金7の後方に延びる突起18の下に入り込まないようにする。したがって、反動により振子錘44が傾いている間は、引き金8を操作しても、この動きが掛け金7に伝達せず、次の発砲がなされない。振子錘44が垂直位置に戻ると、ノーズ部35が突起18の下に入り込み、引き金8の操作を掛け金7に伝える。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文に係る多砲身小火器のロック装置に関する。
この種の銃のロック装置は、特許文献DE 101 18 046 A1により既に知られている。この文献に記載されたロック装置は、ロックプレートの上で摺動するように配設された2つの撃鉄を含むと共に、それぞれが撃鉄と対応付けられた掛け金と、引き金と、切換機構とからなる引き金装置を含む。切換機構は、最初の弾丸が発射された後でまだ解放されていない撃鉄の掛け金に自動的に引き金を連結して、引き金が第2の撃鉄を解放できるようにする。汎用性があると共に信頼性の高いロック装置を作製するため、切換機構は、小火器の長手方向に移動でき、回動可能な小架(rocker)が設けられた切換要素を含む。揺動片は、両方の撃鉄が起こされた位置において掛け金から離れ、第2の掛け金と係合しない状態にあるため、最初の弾丸が発射される前に2発目の弾丸を発射することを防ぐ。この既知のロック装置は、2重発射、すなわち、意図した最初の発砲後の意図しない第2の発砲に対して既に十分な予防措置を提供しているが、特に銃砲について、操作上の安全性を改善すると同時に高水準の信頼性を実現することが常に希求されている。
また、特許文献US 2,361,510 Aはニ連砲身小火器のロック装置を開示する。このロック装置は、旋回可能な2つの撃鉄と、撃鉄に対応付けられた2つの掛け金と、掛け金に連結された引き金と、を含む。引き金と2つの掛け金の連結は、引き金まで水平に移動できるレバーを介して実現される。このレバーは、その位置に応じて一方または他方の掛け金の下に嵌り込み、対応する撃鉄を解放する。このため、レバーは、引き金までの横移動が可能な切換要素のボア内に軸方向に移動可能に保持されたガイドピンの前端に配置される。このレバーは、切換要素とレバーの間に設けられた圧縮ばねによって2つの掛け金の方向に押圧される。案内部に対して後方に突出するガイドピンの後端には、反動慣性ブロックが固定されており、この反動慣性ブロックは、弾丸が発射された時に生じる反動でレバーを掛け金から切り離す。ただし、この場合、レバーが掛け金から解除されるのは、反動慣性ブロックが切換要素に対して後方に移動したときのみである。
また、特許文献US 4,403,436 Aに記載される引き金機構には切換機構が設けられ、最初に発砲される砲身を選択できるようになっている。引き金がコネクタに連結されており、コネクタは、慣性ブロックとしても機能すると共に、引き金によって第2の掛け金が駆動されて第2砲身から後続の弾丸を発砲するのは、第1砲身から弾丸が発射された後のみであることを保証する。また、最初に発砲するように選択された砲身が発砲しなかったとしても、2度目に引き金が引かれた時には第2の砲身から発砲される。
特許文献EP 0 592 103 A1は、2つの旋回式撃鉄と、撃鉄と対応付けられた掛け金と、引き金と、2つの砲身の発砲順序を選択する切換機構と、を持つニ連発散弾銃のロック装置を開示する。この切換機構は、手動で調整できるセレクタプレートを含み、このセレクタプレートと二又セレクタとが協働して掛け金を選択的に駆動する。二又セレクタは、連接式に引き金と結合された反動慣性ブロックに回転可能に装着される。
独国特許出願公開第101 18 046号明細書 米国特許第2,361,510号明細書 米国特許第4,403,436号明細書 欧州特許第0 592 103号明細書
本発明は、前述した形式の銃のロック装置における好ましくない二重発砲の防止策を更に改善することを目的とする。
前述の目的は、請求項1の特徴を持つ銃のロック装置によって解決される。本発明の各種の優れた変形例および実施例は、従属請求項の内容で構成される。
本発明に係る小火器のロック装置には、射手が小火器を適切な状態で構えなかったために反動形成時に小火器の加速局面が著しく延びるような場合であっても、好ましくない二重発砲が確実に防止されるという顕著な利点がある。切換要素に設けられた振子錘が、小火器の加速局面と減速局面で切換要素に対して後方に揺動片を移動することで、揺動片のノーズ部と掛け金の間の距離を広げる。これにより、小火器の加速局面と減速局面において揺動片が掛け金の下に嵌り込めなくなるため、2発目の弾丸の意図しない発砲が効果的に防止される。
本発明に係るロック装置において、撃鉄と点火ピンは、小火器の長手方向に直線移動でき、その移動において可能な限り効果的に運動エネルギを利用できることに加え、簡潔な設計を実現できる。
本発明の他の詳細内容および利点については、下記において図面を参照しながら説明する好ましい実施形態の中で言及する。
図1〜図5は、多砲身散弾銃の異なる動作状態にある銃のロック装置を示す図である。図2〜図5によれば、ロック装置は、隣接して設けられた2つの撃鉄2,3を含む。これらの撃鉄2,3は、その下側に位置するロック構造部(Baskulenteil)1のロックプレートの上で移動可能に案内され、一方がもう一方の上に配置された2つの点火ピン4および5を駆動する機能を持つ。2つの点火ピン4および5は、図示しない上部のロック構造部内で軸方向に移動可能に案内されているが、図では模式的に示し、他の部分は省略している。
撃鉄2,3の各々は、それぞれに対応した点火ピンばねと、保持位置と解放位置の間で回動可能な撃鉄ホルダ6とによって動作がなされる。また、対応する掛け金7も各撃鉄ホルダ6と協働して各撃鉄2,3に作用する。引き金8によって掛け金7が回動すると、掛け金7は、各撃鉄ホルダ6を保持位置に固定するブロック位置から撃鉄ホルダ6を解放する解放位置まで旋回し、撃鉄2または3の前進が可能になる。保持位置において、撃鉄ホルダ6は撃鉄2または3を引張位置に保持する。一方、解放位置において、撃鉄ホルダ6は、点火ピンばねのばね力に作用している撃鉄2または3を解放するので、撃鉄2または3が各点火ピン4または5に衝突して弾丸が発射される。
引張位置までの2つの撃鉄2と3の移動は、それぞれ、ロック構造部1のロックプレートに移動可能に支持され、通常、図示しない引張棒と協働する撃発準備レバー9の動作によって実現する。この動作において、撃鉄2,3は、砲身を下げて銃が折られた時に、引張棒と撃発準備レバー9によって発火準備位置に移動する。図1〜図5には、撃鉄ホルダ6と、上側の点火ピン4の作動用に設けられた撃鉄2の掛け金7のみを示している。図2〜図5に示される撃鉄3にも、対応する撃鉄ホルダと掛け金が設けられる。
図1によれば、撃鉄ホルダ6は、第1横置きピン10を中心に回動でき、かつ、コイルスプリング11によって上側の位置である保持位置に押圧された状態で下部ロック構造部1のロックプレート上に配置される。撃鉄ホルダ6が上に移動した位置である保持位置において、撃鉄2は撃鉄ホルダ6の上部ロックエッジ12に突き当たり、このロックエッジ12によって発火準備位置に保持される。また、撃鉄ホルダ6は下部ロック突起13も有し、この下部ロック突起13は、第2横置きピン15を中心に回動できる掛け金7がブロック位置にあるときに、これの前部ロック突起14と係合する。掛け金7は、コイルスプリング16によってブロック位置向けて付勢される。掛け金7は、その後端に下方に突出する下方突出片17と後ろに突き出る突起18とを持つ。掛け金7の後端が持ち上げられると、前部ロック突起14が下がり、前部ロック突起14は撃鉄ホルダ6のロック突起13から切り離される。これにより撃鉄ホルダ6が解放され、撃鉄2は点火ピンばねの効果で前方に移動できる。受け片19は、第2横置きピン15を中心に回動できるが、引き金8が操作されない時には撃鉄2の対応する窪み20に嵌まっているため、引き金の操作によって掛け金7の後端が持ち上げられなければ、受け片19は下向きに旋回せず、撃鉄2が解放されることはない。このため、引き金8が操作されていない時には撃鉄2が固定され、引き金8が実際に駆動された時にのみ撃鉄2が解放されることが保証される。その結果、更なる落下時安全機構を実現できる。
前述したように、銃のロック装置は、撃鉄2について説明した一連の装置の構成要素に対応する撃鉄3用の構成要素も含む。撃鉄3の撃鉄ホルダと、それに対応する掛け金もそれぞれ横置きピン10および15を中心に回動できる。
図2に示した引き金8は、引き金軸21を中心に回動できる状態でロック構造部1に配置される。この引き金は、その後端に、引き金の動作を制限するピン23を保持するための貫通穴22を有する。引き金8は、その前面に、ガイドピン25によって案内される摺動部24を含み、これは長手方向に移動できる。摺動部24は、撃鉄2を動作させる掛け金7、または位置によっては撃鉄3を動作させる掛け金の下方突出片17と直接噛み合うように設計される。このため、図9a〜9bに係る摺動部24は、水平受け板26a,26b、および窪み56a,56bを含む。これにより、摺動部24を相応に調整することによって、引き金8が上側の砲身と下側の砲身のいずれのカートリッジを最初に点火するのかを選択できる。
図8aに示すように摺動部24が後方に位置する場合、撃鉄2を動作させる掛け金7の下方突出腕17は、引き金8が操作された時に、摺動部24の窪み56aに入り込む。これとは異なり、撃鉄3を動作させる掛け金の下方突出腕17は、摺動部24の水平受け板26bと接した状態になる。引き金8が最初に駆動された時には、撃鉄3を動作させる図示しない掛け金の後端が持ち上げられて撃鉄3が動作するように撃鉄ホルダを解放するのであって、撃鉄2を動作させる撃鉄ホルダ6を解放する機能を持つ図示した掛け金7の後端を持ち上げるのではない。掛け金が撃鉄ホルダを解放するため、撃鉄3は点火ピンばねの作用で下側の砲身に割り当てられた点火ピン5に衝突する。したがって、図8aに示された摺動部24の位置において、最初の弾丸は下側の砲身から発射される。
ただし、最初の弾丸を上側の砲身から発射する必要がある場合は、図8bに示した前方の位置に摺動部24を移動する。この場合、撃鉄2に作用する掛け金7の下方突出片17が摺動部24の水平受け板26aに接触し、もう一方の掛け金の該当する下方突出片が摺動部24の窪み56bに嵌入する。引き金8の最初の駆動時に、水平受け板26aの動作で掛け金7の後端が持ち上げられるため、撃鉄2を動作させる撃鉄ホルダ6が解放される。その結果、撃鉄2が解放されて上側の砲身から弾丸が発射される。
最初の弾丸が発射された後で一方の砲身から他方の砲身に自動的に切り換えるため、図6a,6b、図7a〜7cに抜き出して示した切換機構が、2つの撃鉄2および3の下に配設される。図6aと図6bに示すように、切換機構は二又切換要素27を含む。二又切換要素27は、下側のロック構造部1の該当する延長部の上でガイドされ、下部案内溝28に補助されながら長手方向に移動できる。二又切換要素27は2つの平行な足部29,30を持ち、その足の間には揺動片31が設けられる。この揺動片31は、切換要素27の長手方向、すなわち銃そのものの長手方向に移動できるだけでなく、横軸32を中心として揺動できる。横軸32は、切換要素27を貫通して横に延びる溝33にガイドされた状態で、揺動片31を切換要素27の長手方向に動かす。揺動片31は圧縮ばね34によって前方に付勢される。揺動片31の前端には、2つの掛け金7から後ろに突き出る突起18の下に嵌入するノーズ部35が設けられる。図1に示されるノーズ部35は摺動部24の後端と隣接するため、引き金8が操作された時に押し上げられる。
切換要素27の後面の貫通していない穴36にはばね37が配設され、ばね37の後端は図1に示すようにガイドピン38によってロック構造部1の背面壁39に保持される。ピン型の切換部41はその後端から上に突き出るくさび型の押圧要素42を持ち、切換要素27の上面の窪み40内に配置されているため、いずれの側にも所定の角度まで移動できる。切換部41は、横断ピン43によって落下しないように支持される。くさび型の押圧要素42は、詳細を後述するように、切換要素の位置を撃鉄2,3の位置に関連するように規定する。
切換要素27の足29には振子錘44が連結されており、前後に揺動できる。図6aの側面図に破線で示される振子錘44は、図6bの上面図に示すように、ガイドピン45によって足29の対応する開口46内で回転可能に案内される。この振子錘44は、軸方向についてはピン47によって固定される。内側に突出する調整カム48がガイドピン45と一体に形成され、揺動片31の側面窪み49に嵌入する。
図7aに示すように、窪み49の後端には傾斜接触面50が設けられており、振子錘44が図7aに示す垂直な開始位置にある時、調整カム48の傾斜接合面51が接触面50と全面で接する。この傾斜接触面50と傾斜接合面51は、圧縮ばね34によって前方に付勢された揺動片31によって振子錘44が所定の垂直な開始位置に押し付けられるように設計される。この位置において、揺動片31の後端面52は、切換要素27の内側接触面53から距離Lだけ離れて位置する。ただし、振子錘が前後に揺動すると、揺動片31は、圧縮ばね34の力に逆らって後方に押され、揺動片31の後端面52が切換要素27の内側接触面53と接触するまで後ろに移動する。図7bに示すように振子錘44が前方に揺れた場合、揺動片31は調整カム48の下部エッジ54によって後ろに動く。一方、図7cに示すように振子揺動片44が後方に揺れた場合も、揺動片31は調整カム48の上部エッジ55によって後ろに移動する。
次に、上述した砲安全装置の機能について説明する。
小火器が発火準備状態にあり、引き金8はまだ操作されていない場合、本発明に係る銃のロック装置の構成要素は図1に示した位置にある。撃鉄2と図示しない撃鉄3は、それぞれ対応する撃鉄ホルダ6によって各引張位置に保持される。また、移動可能に設けられた揺動片31を含む切換要素27も、撃鉄2,3の後面と接する切換部41のくさび型押圧要素42によって引張位置に保持される。圧縮ばね34が振子錘44を図示した垂直な開始位置に押圧しているため、揺動片31は切換要素27より前方の図示した前方の開始位置にある。この位置において、揺動片31の前面突出部35は、掛け金7の後方延長部18から所定距離Lだけ離れている。すなわち、揺動片31と掛け金7は直接相手と接触してはいない。
引き金8が最初に操作された時、まず、撃鉄2を動作させる掛け金7の後端または撃鉄3に作用する掛け金の後端が、摺動部24の該当する水平受け板26aまたは26bによって持ち上げられる。撃鉄2,3のいずれの掛け金の後端が持ち上げられるかは摺動部24の位置によって決まる。ここで、掛け金7の前端に位置するロック突起14が対応する撃鉄ホルダ6を解放する。図1に示す摺動部24の引張位置では、引き金8が最初に引かれた時に撃鉄3が解放されて、図2に示すように下部点火ピン5に作用する。点火ピンばねの作用で撃鉄3が前方に動くと、いずれの側にも旋回可能な切換要素27の切換部41が横に倒れ、切換要素27は、ばね37の作用でロック構造部1に対して前方に図5に示す位置まで移動でき、その位置で、揺動片31の前面ノーズ部35が掛け金7の後方延長部18の下に嵌る。引き金8がもう一度操作されると、掛け金7の後端が揺動片31によって持ち上げられ、撃鉄2に作用する撃鉄ホルダ6が解放される。ただし、摺動部24が前部位置にある時に引き金8が最初に操作された場合は、上部点火ピン4を駆動する撃鉄2が最初に解放される。その結果、切換部41が逆方向に倒れ、ばね37の作用で切換要素27が前方に移動できるようになる。
次に、多砲身小火器の2重発砲、すなわち、小火器の反動動作中における意図しない2発目の弾丸の発射を防止する切換機構に生じる動的プロセスについて、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2は、最大値まで加速度が増加する反動動作中の砲安全装置を示す図である。この状態において、ばね37によって前方に付勢された切換要素27は下部ロック構造部1と接触している。後方への加速中に、慣性力が振子錘44を前方可動域に動かし、揺動片31が切換要素27に対して後ろに移動する。振子錘44が図2に示す前方可動域の終端に達した時、揺動片31の前面ノーズ部35は、切換要素27が前部位置にある場合であっても2つの掛け金7の後端延長部19から距離L3だけ離れている。つまり、この状態では2発目の弾丸を発射できないことを意味する。
加速に続いて、小火器の減速が始まる。この減速によって、必ず、図3に示す切換要素27が、まず、ばね37の力に逆らってロック構造部1の背面壁39に押し付けられ、次いで振子錘44が図3に示す後方可動域の終端まで後方移動域を移動する。その結果、揺動片31もまた、ばね34の力に逆らって切換要素27に対して後方に移動し、最終的に切換要素27と接触する。この位置において、揺動片31の前面のノーズ部35は、2つの掛け金7の後方延長部18から距離L4だけ離れて位置する。つまり、この状態でも2発目の弾丸を発射できない。切換機構は、ばねの復元力が切換機構の初期力を超えるまで前述の状態を維持する。
減速局面が終了した後、切換機構は再び前端位置に移動する。この過程で引き金8が操作された場合、図4に示すように、揺動片31のノーズ部35は掛け金7の延長部18の下に嵌ることができず、矢印Kに示されるように掛け金の後部エッジに押し付けられる。この位置では、第2の撃鉄2を解放できない。揺動片31のノーズ部35は、引き金8が解除されるまで、掛け金7の延長部18の下に嵌ることができず、2発目の弾丸を発射できない。
ただし、減速局面が終了した時に引き金8が操作されていない場合、揺動片31のノーズ部35は、図5に示すように、掛け金7の延長部18の下に嵌入できる。ここで、揺動片31によって、2発目の弾丸を発射する掛け金7を駆動できるようになる。
発火準備が整った始動位置で最初の弾丸が発射される前の二重砲身のドロップ式小火器のロック装置を示す図である。 最初の弾丸が発射された後で加速度が最大まで増加する反動中の図1のロック装置を示す図である。 最初の弾丸が発射された後の減速局面にある図1のロック装置を示す図である。 最初の弾丸が発射された後の減速局面が終了した時点における図1のロック装置を示す図である。 2発目の弾丸を発射する位置における図1のロック装置を示す図である。 図1〜図5に示すロック装置の切換機構の側面図である。 図1〜図5に示すロック装置の切換機構の上面図である。 図6a,6bに示す切換機構の動作を説明する図である。 図6a,6bに示す切換機構の動作を説明する図である。 図6a,6bに示す切換機構の動作を説明する図である。 摺動部と引き金の詳細を示す図である。 摺動部と引き金の詳細を示す図である。 図8a,8bに示す摺動部の側面図である。 図8a,8bに示す摺動部の上面図である。
符号の説明
1 ロック構造部、2,3 撃鉄、4,5 点火ピン、6 撃鉄ホルダ、7 掛け金、8 引き金、12 上部ロックエッジ、13 下部ロック突起、17 下方突出片、18 突起、24 摺動部、27 二又切換要素、31 揺動片、35 ノーズ部、41 切換部、42 押圧要素、44 振子錘、46 開口、48 調整カム、49 側面窪み、50 傾斜接触面、51 傾斜接合面。

Claims (14)

  1. ロック構造部(1)に移動可能に設けられた少なくとも2つの撃鉄(2,3)と、
    撃鉄(2,3)のそれぞれに対して設けられ、発火準備位置で撃鉄(2,3)を保持する働きをする撃鉄ホルダ(6)と、
    引き金装置と、
    を備え、
    引き金装置は、
    点火ピン(5,6)のそれぞれに対応して設けられた掛け金(7)と、
    引き金(8)と、
    最初の弾丸が発射された後で、まだ解放されていない撃鉄の掛け金(7)に引き金(8)を自動的に連結する切換機構(27,31)と、
    を含み、
    切換機構(27,31)は、
    ロック構造部(1)で移動できる切換要素(27)を含み、
    切換機構(27,31)において、引き金(8)によって駆動できる揺動片(31)は、切換要素(27)の上に移動可能に設けられ、かつ、両方の撃鉄(2,3)の発火準備位置において掛け金(7)と離れた位置し、更に、揺動片は、最初の弾丸が発射されるまでは、2発目の弾丸が発射されないように第2の撃鉄に作用する掛け金と係合しない、多砲身小火器のロック装置であって、
    切換要素(27)に設けられた振子錘(44)が揺動片(31)に連結され、この連結において、切換要素(27)の加速または減速の作用で振子錘(44)が所定の開始位置から偏位すると、揺動片(31)と掛け金(7)の距離が増加するように構成されることを特徴とするロック装置。
  2. 請求項1に記載のロック装置であって、揺動片(31)は、切換要素(27)に対して移動可能であると共に横軸(32)を中心に回転可能に構成されて切換要素(27)に配置されることを特徴とするロック装置。
  3. 請求項2に記載のロック装置であって、揺動片(31)の横軸(32)は、切換要素(27)を貫通して延びる溝(33)内で移動可能にガイドされることを特徴とするロック装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロック装置であって、振子錘(44)は、圧縮ばね(34)によって前方に付勢される揺動片(31)によって、所定の開始位置に押し付けられることを特徴とするロック装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のロック装置であって、揺動片(31)は、掛け金(7)の後方延長部(18)の下に嵌るノーズ部(35)を含むことを特徴とするロック装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のロック装置であって、振子錘(44)は、切換要素(27)の対応する開口(46)内で、ガイドピン(45)によって回転可能にガイドされ、更に、ピン(47)によって軸方向に位置決めされることを特徴とするロック装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のロック装置であって、振子錘(44)は内側に突出する調整カム(48)を含み、調整カム(48)は揺動片(31)の側面窪み(49)と係合することを特徴とするロック装置。
  8. 請求項7に記載のロック装置であって、調整カム(48)は下部エッジ(54)と上部エッジ(55)とを含み、振子錘(44)が開始位置から移動する時に、下部エッジ(54)と上部エッジ(55)は、いずれも揺動片(31)を、圧縮ばね(34)の力に逆らって後方に運ぶことを特徴とするロック装置。
  9. 請求項7または8に記載のロック装置であって、揺動片(31)は、調整カム(48)の傾斜接合面(51)と接触する傾斜接触面(50)を含むことを特徴とするロック装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のロック装置であって、引き金(8)には、複数の掛け金(7)のうちの1つを選択的に駆動する摺動部(24)が設けられることを特徴とするロック装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のロック装置であって、切換要素(27)の前方への移動を、撃鉄(2,3)の変位に関連して制御する切換部(41)が切換要素(27)に設けられることを特徴とするロック装置。
  12. 請求項11に記載のロック装置であって、切換部(41)は、撃鉄(2,3)に接触するくさび型の押圧要素(42)を含むことを特徴とするロック装置。
  13. 請求項12に記載のロック装置であって、くさび型の押圧要素(42)は、中心位置から所定の角度でいずれの側にも旋回可能であることを特徴とするロック装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のロック装置であって、撃鉄(2,3)は、下部のロック構造部(1)の上で小火器の長手方向に移動できることを特徴とするロック装置。
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