JP2006063099A - 固形洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、腐食性が小さく、かつ洗浄力が大きな固形洗浄剤を提供することにある。
【解決手段】無機アルカリに有機酸を添加してpHを中性近辺に調節し、更に非イオン性界面活性剤を添加した固形洗浄剤を提供する。
【解決手段】無機アルカリに有機酸を添加してpHを中性近辺に調節し、更に非イオン性界面活性剤を添加した固形洗浄剤を提供する。
Description
本発明は固形洗浄剤に関するものである。
固形洗浄剤は、粉状、粒状、ペレット状、あるいはゲル状であり、カセット容器に充填し、食器等の水洗槽に倒置し、容器開口部を該水洗槽の洗浄水に浸すと、該容器内部の固形洗浄剤が開口部付近から逐次該洗浄水に溶解して行く。
〔従来の技術〕
従来の固形洗浄剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸塩、ケイ酸塩等のアルカリ剤を主体としたものが提供されている(例えば特許文献1〜5参照)。
従来の固形洗浄剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸塩、ケイ酸塩等のアルカリ剤を主体としたものが提供されている(例えば特許文献1〜5参照)。
しかし上記洗浄剤は強アルカリであって、ガラス、陶磁器等からなる食器等の被洗浄物が腐食され易く、また皮膚に対しても有害であり、更に洗浄廃液のアルカリによって環境汚染のおそれがある。
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、有機酸と、無機アルカリと、非イオン性界面活性剤とを含有し、水に溶解した場合にpH6〜8の範囲にあることを特徴とする固形洗浄剤を提供する。
該有機酸は粉末状ポリカルボン酸てあるかまたは粉末状有機酸であることが望ましい。更に該固形洗浄剤は実質的に水を含有していないことが望ましい。
該有機酸は粉末状ポリカルボン酸てあるかまたは粉末状有機酸であることが望ましい。更に該固形洗浄剤は実質的に水を含有していないことが望ましい。
〔作用〕
本発明にあっては、無機アルカリに対して有機酸を添加して中和し、水に溶かした場合のpHを6〜8に調節するために、被洗浄物に対する腐食性も殆どなく、また皮膚にも実質的に無害となる。
該有機酸としてポリカルボン酸を選択すれば、ポリカルボン酸自体に洗浄力があるので、本発明の固形洗浄剤の洗浄力が向上する。
該有機酸として粉末状ポリカルボン酸や粉末状有機酸を選択すると、本発明の洗浄剤を固形状に調製し易くなる。
該固形洗浄剤は実質的に水を含有していないようにすれば、本発明の洗浄剤の品質が長期間変性したり劣化したりしないようになる。
非イオン性界面活性剤は、泡立ち性が低いが本発明の洗浄剤の洗浄力特に油性汚染物に対する洗浄力を向上せしめ、更に水に対する分散溶解性を向上せしめる。
本発明にあっては、無機アルカリに対して有機酸を添加して中和し、水に溶かした場合のpHを6〜8に調節するために、被洗浄物に対する腐食性も殆どなく、また皮膚にも実質的に無害となる。
該有機酸としてポリカルボン酸を選択すれば、ポリカルボン酸自体に洗浄力があるので、本発明の固形洗浄剤の洗浄力が向上する。
該有機酸として粉末状ポリカルボン酸や粉末状有機酸を選択すると、本発明の洗浄剤を固形状に調製し易くなる。
該固形洗浄剤は実質的に水を含有していないようにすれば、本発明の洗浄剤の品質が長期間変性したり劣化したりしないようになる。
非イオン性界面活性剤は、泡立ち性が低いが本発明の洗浄剤の洗浄力特に油性汚染物に対する洗浄力を向上せしめ、更に水に対する分散溶解性を向上せしめる。
〔効果〕
本発明では泡立ち性が低く、水溶液のpHが中性付近であってガラスや陶磁器を材料とする食器等の被洗浄物を腐食せず、かつ皮膚にも無害であり、洗浄力に優れた固形洗浄剤が提供される。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明では泡立ち性が低く、水溶液のpHが中性付近であってガラスや陶磁器を材料とする食器等の被洗浄物を腐食せず、かつ皮膚にも無害であり、洗浄力に優れた固形洗浄剤が提供される。
本発明を以下に詳細に説明する。
〔有機酸〕
本発明に使用する有機酸として望ましいものはポリカルボン酸である。上記ポリカルボン酸として、カルボキシル基を有するビニル単量体の一種または二種以上の(共)重合体がある。上記(共)重合体には、カルボキシル基を有するビニル単量体と共重合可能な他のビニル単量体の一種またはまたは二種以上若干量が共重合されていてもよい。
本発明に使用する有機酸として望ましいものはポリカルボン酸である。上記ポリカルボン酸として、カルボキシル基を有するビニル単量体の一種または二種以上の(共)重合体がある。上記(共)重合体には、カルボキシル基を有するビニル単量体と共重合可能な他のビニル単量体の一種またはまたは二種以上若干量が共重合されていてもよい。
上記カルボキシル基を有するビニル単量体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、アトロパ酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基を一個または二個以上有するα,β不飽和脂肪酸、あるいは無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等のα,β不飽和脂肪酸無水物が例示される。
上記カルボキシル基を有するビニル単量体とと共重合される他のビニル単量体としては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、isoプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ラウリルメタクリレート等の脂肪族または環式アクリレートおよび/またはメタクリレート、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、isoブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル系単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、弗化ビニリデン等のハロゲン含有単量体、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、グリシジルアリルエーテル等のエポキシ基含有単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ジアセトンアクリルアミド、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒドロキシプロピルメタクリレート等の水酸基含有単量体、その他ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール等の水溶性単量体等がある。
上記ビニル単量体は通常水溶液重合されるが、エマルジョン重合あるいはメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン等の水溶性有機溶剤、あるいは上記水溶性有機溶剤と水との混合溶剤中で重合されてもよい。そして重合後はスプレー乾燥、真空乾燥、加熱乾燥等によって乾燥粉末化される。更に上記ポリカルボン酸は、ビニル単量体は溶解するが、、その重合体は溶解しないような溶剤、例えばトルエン、n−ヘキサン等の中で重合して重合体を粉状に析出させることによって製造されてもよい。この場合は粉末化の工程は必要でなく、単に乾燥して溶剤を除去するだけでよい。
上記ポリカルボン酸の質量平均分子量は望ましくは500〜500000、更に望ましくは2000〜300000である。質量平均分子量が500未満では洗浄力が充分でなく、また500000を越えると粘度が高くなり、水に対する溶解性が低下する。
更に本発明に使用する有機酸として望ましいものは粉末状有機酸である。上記粉末状有機酸としては、例えばシュウ酸、クエン酸、マロン酸、マレイン酸、フタル酸、リンゴ酸等がある。
また上記有機酸は一部ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩型にしてもよい。
また上記有機酸は一部ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩型にしてもよい。
〔無機アルカリ〕
本発明に使用する無機アルカリとしては、例えばカセイソーダ、カセイカリ、炭酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソーダ、重炭酸カリ、ケイ酸ソーダ、ケイ酸カリ等がある。望ましい無機アルカリとしては洗浄力が大きいケイ酸ソーダがある。
本発明に使用する無機アルカリとしては、例えばカセイソーダ、カセイカリ、炭酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソーダ、重炭酸カリ、ケイ酸ソーダ、ケイ酸カリ等がある。望ましい無機アルカリとしては洗浄力が大きいケイ酸ソーダがある。
〔非イオン性界面活性剤〕
本発明に使用する非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキロールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアマイド、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等がある。望ましい非イオン性界面活性剤としてはHLBが10以下、望ましくは8以下、更に望ましくは6以下のものである。低HLB非イオン性界面活性剤は起泡性が低く、取扱い易い。
上記非イオン性界面活性剤は、上記有機酸100質量部に対して通常20〜250質量部、望ましくは40〜220質量部程度添加される。また上記非イオン性界面活性剤は二種以上混合して添加されてもよい。
本発明に使用する非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキロールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアマイド、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等がある。望ましい非イオン性界面活性剤としてはHLBが10以下、望ましくは8以下、更に望ましくは6以下のものである。低HLB非イオン性界面活性剤は起泡性が低く、取扱い易い。
上記非イオン性界面活性剤は、上記有機酸100質量部に対して通常20〜250質量部、望ましくは40〜220質量部程度添加される。また上記非イオン性界面活性剤は二種以上混合して添加されてもよい。
〔増量剤〕
本発明の洗浄剤には、増量剤が添加されてもよい。増量剤としては通常無機粉末、望ましくは水に対する溶解度が10g/100g水(20℃)以上の水溶性無機粉末である。このような無機粉末としては、例えば硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム等の塩酸塩、燐酸カリウム、燐酸ナトリウム等の燐酸塩等、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウム等の酢酸塩らがある。
望ましい増量剤としては、硫酸ナトリウム(芒硝)がある。該増量剤は通常有機酸100質量部に対して40〜1500質量部程度添加される。
本発明の洗浄剤には、増量剤が添加されてもよい。増量剤としては通常無機粉末、望ましくは水に対する溶解度が10g/100g水(20℃)以上の水溶性無機粉末である。このような無機粉末としては、例えば硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム等の塩酸塩、燐酸カリウム、燐酸ナトリウム等の燐酸塩等、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウム等の酢酸塩らがある。
望ましい増量剤としては、硫酸ナトリウム(芒硝)がある。該増量剤は通常有機酸100質量部に対して40〜1500質量部程度添加される。
〔キレート剤〕
本発明にあっては、使用水の硬度を低下させるためにキレート剤を添加してもよい。該キレート剤としては、例えばジメチルグリオキシム、ジチゾン、オキシン、アセチルアセトン、グリシン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトロ三酢酸(NTA)等がある。
本発明にあっては、使用水の硬度を低下させるためにキレート剤を添加してもよい。該キレート剤としては、例えばジメチルグリオキシム、ジチゾン、オキシン、アセチルアセトン、グリシン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトロ三酢酸(NTA)等がある。
〔水溶性多糖類、その誘導体〕
更に本発明の洗浄剤には水溶性多糖類および/または水溶性多糖類誘導体が添加されてもよい。上記水溶性多糖類および水溶性多糖類誘導体としては、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、メトキシセルロース、エトキシセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース誘導体、可溶性デンプン、カチオン化デンプン等のデンプン類、デキストリン、デキストラン、シクロデキストリン、メチル変性シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル変性シクロデキストリン等のデキストリン類、カチオン化グアーガム、キサンタンガムカチオン化アラビアガム、カードラン等の水溶性ガム類、アルギン酸ソーダ等が例示される。
上記水溶性多糖類および水溶性多糖類誘導体の中ではシクロデキストリン、変性シクロデキストリンが望ましい。シクロデキストリンとしては、α,β,γいずれのタイプのものも使用される。
更に本発明の洗浄剤には水溶性多糖類および/または水溶性多糖類誘導体が添加されてもよい。上記水溶性多糖類および水溶性多糖類誘導体としては、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、メトキシセルロース、エトキシセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース誘導体、可溶性デンプン、カチオン化デンプン等のデンプン類、デキストリン、デキストラン、シクロデキストリン、メチル変性シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル変性シクロデキストリン等のデキストリン類、カチオン化グアーガム、キサンタンガムカチオン化アラビアガム、カードラン等の水溶性ガム類、アルギン酸ソーダ等が例示される。
上記水溶性多糖類および水溶性多糖類誘導体の中ではシクロデキストリン、変性シクロデキストリンが望ましい。シクロデキストリンとしては、α,β,γいずれのタイプのものも使用される。
上記水溶性多糖類あるいは水溶性多糖類誘導体は、本発明の洗浄剤の洗浄力を向上せしめ、更にシクロデキストリンは洗浄力を向上効果の他、脱臭効果も有する。
上記水溶性多糖類および/または水溶性多糖類誘導体は、通常上記有機酸100質量部に対してに対して4〜40質量部配合される。
〔充填剤〕
本発明の洗浄剤には充填剤が添加されてもよい。該充填剤としては、例えばベントナイト、ダイカライト、ゼオライト、パーライト、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、クレー、マイカ、カーボン繊維、ケイ酸カルシウム、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、ジルコニア粉等が例示される。該充填剤は通常本発明の有機酸100質量部に対して0.3〜20質量部配合される。上記充填剤の中で酸化チタンは光触媒作用を有し、洗浄効果、殺菌効果、脱臭効果を洗浄剤に付与する。
本発明の洗浄剤には充填剤が添加されてもよい。該充填剤としては、例えばベントナイト、ダイカライト、ゼオライト、パーライト、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、クレー、マイカ、カーボン繊維、ケイ酸カルシウム、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、ジルコニア粉等が例示される。該充填剤は通常本発明の有機酸100質量部に対して0.3〜20質量部配合される。上記充填剤の中で酸化チタンは光触媒作用を有し、洗浄効果、殺菌効果、脱臭効果を洗浄剤に付与する。
〔精油〕
本発明では油性汚染物に対して良好な洗浄性を付与するために、アネトール、アニス油、オレンジ油(リモネン)、カシア油、ケラニオール、サフロール、シトラール、シトロネラール、シネオール、ショウノウ、ヘノポジ油、ボルネオール、メントール、ラベンダー油、レモン油、苦扁桃油、ジャスミン花油、ローズ油、ベルガモット油等の精油が添加されてもよい。該精油は洗浄剤に芳香を付与する成分でもある。
本発明では油性汚染物に対して良好な洗浄性を付与するために、アネトール、アニス油、オレンジ油(リモネン)、カシア油、ケラニオール、サフロール、シトラール、シトロネラール、シネオール、ショウノウ、ヘノポジ油、ボルネオール、メントール、ラベンダー油、レモン油、苦扁桃油、ジャスミン花油、ローズ油、ベルガモット油等の精油が添加されてもよい。該精油は洗浄剤に芳香を付与する成分でもある。
〔その他の成分〕
本発明の洗浄剤には、上記成分以外に流動性を抑制するために、例えばシリカ微粉末、架橋型ポリアクリル酸あるいはその塩等のゲル化剤、洗浄力を増強するための三級アミン、四級アンモニウム塩、酵素、殺菌剤、防カビ剤、色料、香料、漂白剤等が添加されてもよい。
本発明の洗浄剤には、上記成分以外に流動性を抑制するために、例えばシリカ微粉末、架橋型ポリアクリル酸あるいはその塩等のゲル化剤、洗浄力を増強するための三級アミン、四級アンモニウム塩、酵素、殺菌剤、防カビ剤、色料、香料、漂白剤等が添加されてもよい。
〔洗浄剤の調製〕
本発明の洗浄剤は、上記成分を単純に混合することによって調製される。本発明の洗浄剤は粉末状、粒状、あるいは粉末を成形したペレット状、あるいはペースト状非イオン性界面活性剤を使用した場合にはペースト状(この場合にはペーストの流動性を抑制するためにゲル化剤を添加してもよい)等の固形状で提供される。そして本発明の洗浄剤は実質的に水を含有しないことが望ましい。水は洗浄剤に流動性を与え、また成分を膨潤させたり変性させたりするおそれがある。
本発明の洗浄剤は水に溶解させた場合(例えば150ppm水溶液にした場合)pHが6〜8の範囲になる。
以下に本発明を更に具体的に説明するための実施例をあげる。
本発明の洗浄剤は、上記成分を単純に混合することによって調製される。本発明の洗浄剤は粉末状、粒状、あるいは粉末を成形したペレット状、あるいはペースト状非イオン性界面活性剤を使用した場合にはペースト状(この場合にはペーストの流動性を抑制するためにゲル化剤を添加してもよい)等の固形状で提供される。そして本発明の洗浄剤は実質的に水を含有しないことが望ましい。水は洗浄剤に流動性を与え、また成分を膨潤させたり変性させたりするおそれがある。
本発明の洗浄剤は水に溶解させた場合(例えば150ppm水溶液にした場合)pHが6〜8の範囲になる。
以下に本発明を更に具体的に説明するための実施例をあげる。
〔実施例〕
表1に示す成分を混合して粉末状の洗浄剤を調製した。
表1に示す成分を混合して粉末状の洗浄剤を調製した。
上記粉末状洗浄剤を下記試験方法により試験した結果を表1に示した。
〔試験方法〕
pH:0.05質量%水溶液
洗浄性:ガラスコップの一部に矩形状(縦約3cm×横約5cm)の印を付け、該矩形 部にマヨネーズを塗布後、洗剤(テストサンプル)を使用して自動洗浄機にて 洗浄する。洗浄後該矩形部内の汚れの落ち具合を目視観察した。
(試験条件:洗い;55℃×110秒+すすぎ;55℃×10秒)
(○:殆ど汚れがない。 △:僅かに汚れが残る。 ×:かなり汚れが残る。)
泡立ち:上記洗浄テスト条件でテスト終了後洗浄機内排水の泡立ち具合を目視観察した 。
(○:全く泡が無い。 △:僅かに泡が残る。 ×:かなり泡が残る。)
腐食性:上記洗浄テストを10回繰返し行ない、その後ガラスコップ表面の光沢を目視 観察した。またアルカリ洗剤を使用した場合との比較を行なった。
(○:光沢の低下無し。 △:光沢僅かに低下。 ×:光沢かなり低下。)
〔試験方法〕
pH:0.05質量%水溶液
洗浄性:ガラスコップの一部に矩形状(縦約3cm×横約5cm)の印を付け、該矩形 部にマヨネーズを塗布後、洗剤(テストサンプル)を使用して自動洗浄機にて 洗浄する。洗浄後該矩形部内の汚れの落ち具合を目視観察した。
(試験条件:洗い;55℃×110秒+すすぎ;55℃×10秒)
(○:殆ど汚れがない。 △:僅かに汚れが残る。 ×:かなり汚れが残る。)
泡立ち:上記洗浄テスト条件でテスト終了後洗浄機内排水の泡立ち具合を目視観察した 。
(○:全く泡が無い。 △:僅かに泡が残る。 ×:かなり泡が残る。)
腐食性:上記洗浄テストを10回繰返し行ない、その後ガラスコップ表面の光沢を目視 観察した。またアルカリ洗剤を使用した場合との比較を行なった。
(○:光沢の低下無し。 △:光沢僅かに低下。 ×:光沢かなり低下。)
表1をみれば、本発明の固形洗浄剤は、水溶液のpHが6〜8の範囲にあるから、ガラスや陶磁器製の食器を腐食せず、人の皮膚にも無害である。また洗浄力が大きくしかも泡立ちも少ない。
本発明の固形洗浄剤は、例えばカセット容器に充填し、倒置して開口部を洗浄水に浸し、容器内部の固形洗浄剤が逐次該洗浄水に分散溶解し、該洗浄水に被洗浄物を浸漬して洗浄する。該固形洗浄剤が溶解した水はpHが中性近辺にあり、被洗浄物を腐食しないし人の皮膚にも無害である。
Claims (4)
- 有機酸と、無機アルカリと、非イオン性界面活性剤とを含有し、水に溶解した場合にpH6〜8の範囲にあることを特徴とする固形洗浄剤。
- 該有機酸は粉末状ポリカルボン酸である請求項1に記載の固形洗浄剤。
- 該有機酸は粉末状有機酸である請求項1に記載の固形洗浄剤。
- 該固形洗浄剤は実質的に水を含有していない請求項1〜3に記載の固形洗浄剤。
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- 2004-08-24 JP JP2004243757A patent/JP2006063099A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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