JP2006062860A - エレベータかご室の救出装置 - Google Patents

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忠 寺内
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Abstract

【課題】 構造が簡単で、安全性の向上と設置スペースを小さくできるエレベータかご室の救出装置を得る。
【解決手段】 エレベータの故障時に故障かご2内の乗客を隣の救出かご1で救出するものにおいて、救出かご及び故障かごのかご室側部に互いに対向するように設置され、救出時に互いに開かれる救出口扉9、19と、救出かご1の救出口扉9側のかご床3内に引き出し可能に格納された渡し板4と、救出かごのかご床側面に設けられ、常時は格納された渡し板の前面を開閉自在に塞ぐ蓋体5と、救出かごの救出口扉に設けられ、かご室内から操作されて救出かごの救出口扉を解錠・施錠するロック装置6と、ロック装置と蓋体との間に設けられ、救出かごの救出口扉の解錠・施錠動作と連動して蓋体を開閉動作させる連結機構11a、11b、12、5cとを備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は、エレベータの故障時にかご室内に閉じ込められた乗客を隣の救出かごで救出するエレベータかご室の救出装置に関するものである。
エレベータが故障した場合には、乗客を救出する必要がある。従来のエレベータでは、かご室側部に扉付き救出口を設け、救出口の扉を開いた後、扉裏側に取り付けてある渡し板を救出側のかごと故障かごに渡しかけて閉じ込められた乗客を救出している。しかし、従来のエレベータでは、かご室側部の救出口の扉裏側に設置してある渡し板を取外さなければならず、救出に多大の時間と労力を要するという問題がある。
かかる問題を解決するものとして、かご室側部の救出口の支柱に2段式のステップを設置することにより、乗客救出時の救出時間の短縮や、救出者の労力を軽減したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−101270号公報
しかし、上記従来の技術では、2段式のステップを設置するために、ヒンジや支持部材を使用することにより構造を複雑にし、更にヒンジや支持部材の摩耗も考えられる。また、2段目のステップの使用時は段差が生じ安全性に欠けている。また、かご室側部に渡し板やステップを設置すると、かご室側部に余分なスペースが必要となり、その分かご室寸法が大きくなるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、構造がより簡単で、安全性の向上と設置スペースを小さくできるエレベータかご室の救出装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータかご室の救出装置は、エレベータの故障時に故障かご内の乗客を隣の救出かごで救出するものにおいて、救出かご及び故障かごのかご室側部に互いに対向するように設置され、救出時に互いに開かれる救出口扉と、救出かごの救出口扉側のかご床内に引き出し可能に格納された渡し板と、救出かごのかご床側面に設けられ、常時は格納された渡し板の前面を開閉自在に塞ぐ蓋体と、救出かごの救出口扉に設けられ、かご室内から操作されて救出かごの救出口扉を解錠・施錠するロック装置と、ロック装置と蓋体との間に設けられ、救出かごの救出口扉の解錠・施錠動作と連動して蓋体を開閉動作させる連結機構とを備えたものである。
この発明は、救出かご及び故障かごのかご室側部に互いに対向するように設置され、救出時に互いに開かれる救出口扉と、救出かごの救出口扉側のかご床内に引き出し可能に格納された渡し板と、救出かごのかご床側面に設けられ、常時は格納された渡し板の前面を開閉自在に塞ぐ蓋体と、救出かごの救出口扉に設けられ、かご室内から操作されて救出かごの救出口扉を解錠・施錠するロック装置と、ロック装置と蓋体との間に設けられ、救出かごの救出口扉の解錠・施錠動作と連動して蓋体を開閉動作させる連結機構とを備えたので、構造がより簡単で、乗客救出時に渡し板の段差が生じないから、安全性の向上が図れる。またかご室からの出っ張りを無くすことにより設置スペースを小さくすることができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の救出装置の全体構成を示す平面図、図2はこの発明の実施の形態1における救出側のかご室内の構造を示す斜視図、図3は図2のD部の詳細構造を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1における救出側のかご室の救出口扉部分を外方から見た斜視図、図5は図4のF方向から見た図、図6は救出口扉のロック装置を解錠した状態を示す図5相当図、図7はこの発明の実施の形態1における救出側のかご室の救出口扉の要部を外方から見た斜視図である。
図1、図2において、1は救出かご、2は故障かごである。故障かご2は隣の救出かご1により救出される側のかごである。救出かご1は、故障かご2側と対向するかご室側部に救出口扉9が設置されており、9bは救出口扉9を開いた状態を示している。また故障かご2は、救出かご1側と対向するかご室側部に救出口扉19が設置されており、19bは救出口扉19を開いた状態を示している。救出かご1の救出口扉9側のかご床3の中には渡し板4が引き出し可能に格納されており、4aは救出かご1の渡し板4が引き出された状態を示している。また故障かご2の救出口扉19側のかご床には、救出かご1のかご床3から引き出された渡し板4の先端部を受けて支持する渡し板支持受け(図示せず)が設けられている。また、各救出口扉9、19にはそれぞれ回転軸9a、19aが設けられている。
図3において、救出かご1の救出口扉9の裏面には、救出口扉9の正面から扉解錠キー10により操作されるロック装置6が設けられている。このロック装置6を扉解錠キー10により図3の矢印E方向に回転すると、ロック装置6が救出口扉9に隣接するかご室壁から外れて、救出口扉9はかご室内側に向けて開くことができる(図1参照)。また、ロック装置6には、渡し板4の蓋体5に設けられた一対のストッパー12と連結するためのワイヤーロープ等からなる一対の連結具11a、11bの上端部が固定されている。
図4、図5は救出かご1の救出口扉9が閉じている状態を示し、図6は救出口扉9のロック装置6を解錠した状態を示している。図4において、渡し板4は、常時はかご床3の中に格納されており、案内レール(図示せず)に案内されて使用時にはかご床3内から引き出され、図4の4aの状態となる。また、渡し板4が格納されているかご床3の前面には、蓋体5が開閉自在に設けられている。この蓋体5の下方両側端部は、回転軸5aにより回転可能に軸支されており、この回転軸5aにはねじりコイルばね5bが装着されている。そして、上記渡し板4の蓋体5は、ねじりコイルばね5bにより常時塞がれる方向に付勢されている。また蓋体5の上方には救出口扉9の裏面に装備されている一対のストッパー12にそれぞれ係合する一対のピン5cが取り付けられている。この一対のピン5cは、図4、図5に示すように、通常は各ストッパー12が係合して蓋体5が開かないようになっており、渡し板4が飛び出さないようにしている。ここで今、上記ロック装置6を扉解錠キー10により図3の矢印E方向に回転して解錠すると、図6に示すように、ワイヤーロープ等からなる一対の連結具11a、11bが引き上げられ、この連結具11a、11bの下端部がそれぞれ連結された一対のストッパー12が一端を支点として上方に引き上げられ、各ストッパー12と蓋体5のピン5cとの係合が解放され、蓋体5を開くことが可能となる。以上のように、上記ロック装置6と蓋体5との間に設けられた連結具11a、11b、ストッパー12、およびピン5cは、ロック装置6の操作による救出口扉の解錠・施錠動作と連動して蓋体5を開閉動作させる連結機構を構成するものである。
その後、渡し板4を引き出して使用する時は、蓋体5を開き、かご床3内に格納されている渡し板4を引き出し、渡し板4aの先端部を故障かご2のかご床の渡し板支持受け(図示せず)まで到達させて、故障かご2内に閉じ込められた乗客を渡し板4により救出かご1へ移して救出を行う。
救出後は、渡し板4を救出かご1のかご床3内に格納すると、蓋体5はねじりコイルばね5bにより渡し板4の出入り口を塞ぐことになる。そして、救出口扉9のロック装置6およびストッパー12が図6の状態で、救出口扉9を閉じた後、ロック装置6を施錠する方向(図3の反矢印E方向)に回すと、図7に示すように、ストッパー12はねじりコイルばね12aにより蓋体5のピン5cに係合する方向に付勢されており、ストッパー12がピン5cに係合して蓋体5が開くことが阻止される。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の救出装置の救出側のかご室の救出口扉部分の要部を示す側面図、図9は図8のG−G線に沿った断面図である。
この実施の形態2では、かご床3内に格納される渡し板4の両端部に複数のローラ13を取り付け、案内レール14上を渡し板4が軽快に走行できるような構成とし、渡し板4を救出者が軽い力で引き出せるようにしたものである。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3におけるエレベータかご室の救出装置の救出側のかご室の救出口扉部分の要部を示す側面図である。
この実施の形態3では、かご床3内に格納される渡し板4の奥行先端部側に圧縮コイルばね16を設け、この圧縮コイルばね16は、渡し板4の格納時には圧縮された状態で押し当てられている。渡し板4を取り出す時は、ロック装置6を解錠すると、ストッパー12が作動し、圧縮コイルばね16の反発力により渡し板4が蓋体5を押し開けて、かご床3の側面より少し飛び出してくる。これにより、飛び出してきた渡し板4を容易に引き出すことができる。また、渡し板4をかご床3内に格納する場合は、渡し板4を圧縮コイルばね16の付勢力に抗して押し込み、蓋体5を閉じて、ストッパー12をピン5cに係合させる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の救出装置の全体構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態1における救出側のかご室内の構造を示す斜視図である。 図2のD部の詳細構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における救出側のかご室の救出口扉部分を外方から見た斜視図である。 図4のF方向から見た図である。 救出口扉のロック装置を解錠した状態を示す図5相当図である。 この発明の実施の形態1における救出側のかご室の救出口扉の要部を外方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータかご室の救出装置の救出側のかご室の救出口扉部分の要部を示す側面図である。 図8のG−G線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータかご室の救出装置の救出側のかご室の救出口扉部分の要部を示す側面図である。
符号の説明
1 救出かご
2 故障かご
3 かご床
4 渡し板
5 蓋体
5a 回転軸
5b ねじりコイルばね
5c ピン
6 ロック装置
9、19 救出口扉
9a、19a 回転軸
10 扉解錠キー
11a、11b 連結具(ワイヤーロープ)
12 ストッパー
12a ねじりコイルばね
13 ローラ
14 案内レール
16 圧縮コイルばね

Claims (3)

  1. エレベータの故障時に故障かご内の乗客を隣の救出かごで救出するエレベータかご室の救出装置において、
    救出かご及び故障かごのかご室側部に互いに対向するように設置され、救出時に互いに開かれる救出口扉と、
    前記救出かごの救出口扉側のかご床内に引き出し可能に格納された渡し板と、
    前記救出かごのかご床側面に設けられ、常時は前記格納された渡し板の前面を開閉自在に塞ぐ蓋体と、
    前記救出かごの救出口扉に設けられ、かご室内から操作されて救出かごの救出口扉を解錠・施錠するロック装置と、
    前記ロック装置と前記蓋体との間に設けられ、前記救出かごの救出口扉の解錠・施錠動作と連動して前記蓋体を開閉動作させる連結機構と、
    を備えたことを特徴とするエレベータかご室の救出装置。
  2. かご床内に引き出し可能に格納される渡し板は、その両端部にローラが取り付けられ、このローラが案内レール上を走行することにより引き出されることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご室の救出装置。
  3. かご床内に引き出し可能に格納される渡し板は、その奥行先端部側に圧縮コイルばねが設けられ、前記圧縮コイルばねは、渡し板の格納時には圧縮されており、ロック装置の解錠時には前記圧縮コイルばねの反発力により渡し板が蓋体を押し開けて飛び出すようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータかご室の救出装置。

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