JP2006062300A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】 顔料インクの吸収性、定着性及び色再現性に優れるとともに、高光沢でかつ印字部と白紙部の光沢差の少ないインクジェット記録用紙を提供する。
【解決手段】 基材上に少なくとも一層のインク受理層を有し、最表層をキャストドラムに圧着して乾燥させて光沢調としたインクジェット記録用紙において、最表層に、顔料としてシリカを、バインダーとしてシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂を含有させている。シリカは、平均一次粒子径が50〜300nm、熱可塑性非水溶性樹脂は、アクリル、ウレタン、スチレン−ブタジエン、エチレン酢酸ビニルの内の1又は2以上の組み合わせから成り、ガラス転移温度(Tg)が5〜50℃のものを適用し、最表層の塗工量を1〜15g/m2 とするのが好適である。

Description

本発明はインクジェット記録用紙に関し、特に顔料インクを用いたインクジェット記録方式に好適に供することができるインクジェット記録用紙に関するものである。
インクジェット記録方式は、種々の作動原理によりインクの微小液滴を飛翔させてインクジェット記録用紙などに付着させ、画像・文字などの記録を行うものであり、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像−定着が不要などの長所があり、各種文字・図形及びカラー画像などの記録装置として種々の用途において急速に普及している。また、従来そのインクは水性染料インクが主流を占めてきたが、記録された画像の耐水性、耐光性が劣るという問題があるため、近年は顔料を分散した顔料インクの使用が拡大している。
また、近年は、デジタルカメラの急速な普及に伴ってインクジェット記録用紙の需要が大きく伸びており、その中で顔料インクに対応した光沢調のインクジェット記録用紙の提供が望まれている。しかし、従来の高光沢を有するキャスト塗工されたインクジェット記録用紙に対して顔料インクを使用した場合には、顔料が塗工層の表面に残留し、「擦過」によって顔料が剥がれ落ちるという問題があり、顔料インクの定着性及び色再現性に優れ、かつ印字部と白紙部の光沢差の少ない光沢調インクジェット記録用紙は実現されていなかった。
なお、顔料インクの定着性を有しかつ光沢に優れたインクジェット記録用紙として、支持体上に、インク受理層とキャストドラムにて圧着乾燥させた光沢発現層を設けてなり、そのインク受理層は炭酸カルシウムなどの顔料とガラス転移温度(Tg)が20℃以上の水性ポリウレタン樹脂から成る接着剤にて構成し、光沢発現層は、シリカなどの顔料とアクリル樹脂などのバインダーにて構成したものが知られている(特許文献1参照。)。
特開2001−260523号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のインクジェット記録用紙では、インク受理層を特徴的な構成としているが、最表層の光沢発現層は一般的な構成であるため、顔料インクの吸収性、定着性と光沢調の両者を十分に満たすことはできないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、顔料インクの吸収性、定着性及び色再現性に優れるとともに、高光沢でかつ印字部と白紙部の光沢差の少ないインクジェット記録用紙を提供することを課題とする。
本発明のインクジェット記録用紙は、基材上に少なくとも一層のインク受理層を有し、最表層をキャストドラムに圧着して乾燥させて光沢調としたインクジェット記録用紙において、最表層に、顔料としてシリカを、バインダーとしてシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂を含むものである。
このように最表層に、顔料としてシリカを、バインダーとしてシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂を用いることにより、顔料インクの吸収性、定着性及び色再現性に優れた特性が得られる。その具体的なメカニズムの詳細は不明であるが、顔料のシリカとシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂から成るバインダーが結着し易く、乾燥後に顔料インクを吸収するための空隙構造を保持した塗膜が構成されるものと考えられ、また水溶性樹脂を使用した場合には、顔料インクが着弾したときに樹脂が膨潤して空隙を埋めてしまうことがあるが、非水溶性の樹脂としたことで、耐水性があり、空隙構造を保持できるものと考えられる。また、最表層がシリカと樹脂バインダーを含み、キャストドラムに圧着して乾燥させて構成しているので、高光沢でかつ印字部と白紙部の光沢差の少ないインクジェット記録用紙を得ることができる。
また、シリカの平均一次粒子径が50〜300nmであると、顔料インクを吸収して定着するのに適した大きさの空隙構造が形成され易く、また高光沢でかつ印字部と白紙部の光沢差の少ない白紙光沢を得ることができる。
また、熱可塑性非水溶性樹脂は、アクリル、ウレタン、スチレン−ブタジエン、エチレン酢酸ビニルの内の1又は2以上の組み合わせから成るものが好適である。
また、熱可塑性非水溶性樹脂のガラス転移温度(Tg)を、5〜50℃として、キャストドラムへの圧着乾燥することにより、インク吸収性と定着性を確保しつつ光沢面の強度と質感低下を確保できる。即ち、Tgが5℃より低いと光沢度は高くなるがインク吸収性が悪く、表面にインクが溢れてしまい、インクの定着性が損なわれ、50℃を越えると塗膜強度は高くなるが、キャストドラムへの圧着乾燥時に表面に視認できるほどのクラックが発生して質感を損なうことになる。
また、最表層の塗工量を5〜15g/m2 とすることにより、所要の白紙光沢度を確保することができる。
また、JIS Z8741に規定する60°白紙光沢度が35%以上となるようにすると、デジタルカメラによる画像の印刷に好適である。
本発明によれば、最表層に、顔料としてシリカを、バインダーとしてシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂を含むことにより、顔料インクの吸収性、定着性及び色再現性に優れた特性が得られ、またシリカと熱可塑性非水溶性樹脂を含む最表層をキャストドラムに圧着して乾燥させて構成しているので高光沢で、かつ印字部と白紙部の光沢差の少ないインクジェット記録用紙を得ることができる。
以下、本発明のインクジェット記録用紙の実施形態について、詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録用紙は、基材上に少なくとも一層のインク受理層を有し、最表層をキャストドラムに圧着して乾燥させて光沢調としたものである。
基材としては、デジタルカメラの画像などの高精細度の画像を印字する場合は、パルプ原料としてLBKPのみを主原料とするものが好適であるが、必要に応じてNBKPを配合しても良い。また、その他に各種用途に応じて、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGPなどの機械パルプ、DIPなどの古紙パルプなどを配合することもできる。そして、これらのパルプ原料に対して公知の顔料を添加し、さらにバインダー、サイズ剤、定着剤、歩留り向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤などの各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機などの各種装置で抄造された原紙が用いられる。さらに、この原紙に澱粉、ポリビニールアルコールなどでのサイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙や、それらの上にコート層を設けたアート紙、コート紙、キャストコート紙などの塗工紙を用いることもできる。このような原紙や塗工紙に、そのままインク受理層を設けても良いし、平坦化をコントロールする目的で、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダーなどのカレンダー装置を使用しても良い。
インク受理層には、顔料として湿式シリカなどのシリカが好適に用いられる。具体例としては、株式会社 トクヤマ製の「ファインシールX45」などが好適に用いられる。なお、必要に応じて、その他の顔料として、炭酸カルシウムやクレイなどを添加することもできる。また、バインダーとしてポリビニールアルコールやカチオン化樹脂などが好適に用いられる。具体例としては、住友化学社製のカチオン化樹脂「SR1001」などが好適に用いられる。なお、その他に、例えばシラノール変性ポリビニールアルコール、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、シリル変性ポリビニルアルコールなど;無水マレイン酸、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体または共重合体などのアクリル系重合体ラテックス;或いはこれらの各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂系などの水性接着剤;ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂などの合成樹脂系接着剤を一種以上、単独であるいは混合して用いることもできる。
光沢発現層となる最表層には、顔料として、平均一次粒子径が50〜300nmのコロイダルシリカなどのシリカが用いられる。具体例としては、日産化学工業社製のコロイダルシリカ「スノーテックスZL」、「スノーテックスXL」、「MPー3040」、「MPー4540」などが好適に用いられる。また、この顔料に組み合わせるバインダーとして、ガラス転移温度(Tg)が5〜50℃のシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂、例えばシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体など、アクリル、ウレタン、スチレン−ブタジエン、エチレン酢酸ビニルの内の1又は2以上の組み合わせから成るものが好適に用いられる。なお、その他に、ポリエチレングリコール、カチオン性水溶性樹脂、ポリエチレン樹脂などを必要に応じて添加しても良い。
基材上に最表層の光沢発現層を含めて各インク受理層を形成する方法としては、基材の表面に、各インク受理層の塗工量が5〜15g/m2 程度となるようにブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアコーター、コンマダイレクトコーター等の各種公知の塗工装置で塗工した後、乾燥するのが好適である。その後、表面を温水で湿潤させた後クロムメッキ加工したキャストドラムに圧着させて乾燥することで最表層に光沢を付与する。このようにして光沢付与層を形成することで、インクジェット記録用紙の60°白紙光沢度(JIS Z 8741)35%以上が確保される。
次に、本発明のいくつかの実施例と比較例を説明する。
(実施例1)
基材:
LBKP100重量部に対し、硫酸バンド/サイズ剤/タルクを30/10/10重 量部を配合、長網抄紙機にて抄造、紙面に澱粉を塗工した
塗料1(インク受理層):
シリカファインシールX45(湿式シリカ トクヤマ社製) 100部
PVA117(PVA水溶液 重合度1700 クラレ社製) 55部
SR1001(カチオン化樹脂:住友化学社製) 10部
を用い、ホモジナイザーにて湿式シリカを固形分が18%となるように分散後、各薬 品を順次添加混合し、混合液全体が17%となるように蒸留水で希釈した
塗料2(最表層、光沢発現層):
スノーテックスZL(コロイダルシリカ
平均一次粒子径80nm 日産化学工業社製) 100部
PEG(ポリエチレングリコール 分子量200 東邦化学工業社製) 10部
ポリフィックス700(カチオン性水溶性樹脂 昭和高分子社製) 5部
SN287(ポリエチレン樹脂 サンノプコ社製) 1部
シラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体(Tg=20℃) 12部
を用い、ラボスターラーにて各薬品を混合し、混合液全体が22%となるように蒸留 水で希釈した
以上の基材上に塗料1、塗料2の順に絶乾塗工量を10g/m2 づつワイヤーバーで塗工し、乾燥し、塗被紙を得た。その後、塗被紙の塗工面を90℃の温水で濡らし、表面をクロムメッキしたキャストドラムに圧着乾燥させ、インクジェット記録用紙を得た。
(実施例2)
塗料2で混合するシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体として、Tgが5℃のものを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例3)
塗料2で混合するシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体として、Tgが50℃のものを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例4)
塗料2で混合するコロイダルシリカとして、MP−3040(平均一次粒子径300nm 日産化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例5)
塗料2で混合するコロイダルシリカとして、スノーテックスXL(平均一次粒子径50nm 日産化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例6)
塗料2の絶乾塗工量を5g/m2 とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例7)
塗料2の絶乾塗工量を15g/m2 とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例8)
塗料2で混合するシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体として、Tgが0℃のものを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例9)
塗料2で混合するシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体として、Tgが60℃のものを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例10)
塗料2で混合するコロイダルシリカとして、スノーテックス(平均一次粒子径40nm 日産化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例11)
塗料2で混合するコロイダルシリカとして、MPー4540(平均一次粒子径440nm 日産化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例12)
塗料2の絶乾塗工量を4g/m2 とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例13)
塗料2の絶乾塗工量を17g/m2 とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(比較例1)
塗料2で混合するシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体に代えて、シラノール変性ポリビニルアルコールR1130(クラレ)水溶液を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
以上の実施例1〜13及び比較例1のインクジェット記録用紙に、プリンタ(PX−V600 セイコーエプソン社製)で、その純正インク(水性の顔料インク)を用いて印字後、60°白紙光沢度、印字部光沢度と白紙光沢度の光沢差、顔料インクの定着性、及び発色濃度について評価を行った。
白紙光沢度の評価は、JIS P 8142による紙及び板紙の60°鏡面光沢度試験方法に準じた。
印字部光沢度と白紙光沢度の光沢差の評価は、KCMY100%ベタ印刷部の印字部光沢度(JIS Z 8741による鏡面光沢度試験方法に準拠)と上記白紙光沢度との差の最大値で評価し、◎(光沢差最大値が5%未満)、○(光沢差最大値が15%未満)、△(光沢差最大値が15%以上20%未満)、×(光沢差最大値が20%以上)と評価した。
顔料インクの定着性の評価は、印刷後5秒後にティッシュにて印刷部を擦り、剥がれたインク量を目視し、◎(ティッシュにインクが全く付着しなかった)、○(ティッシュにインクが若干付着するが、画像に変化なし)、△(ティッシュにインクが若干付着するが、画像が品質が低下する程度で、画像が見えなくなるほどでない)、×(画像が見えなくなる程度にインクが剥がれる)と評価した。
発色濃度の評価は、マクベス反射濃度計により測定し、◎(ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの印字濃度の合計が4.80以上)、○(同印字濃度の合計が4.70以上、4.80未満)、△(同印字濃度の合計が4.60以上、4.70未満)、×(同印字濃度の合計が4.60未満)と評価した。
Figure 2006062300
上記実施例1〜13及び比較例1について、塗料2に適用した樹脂と、そのガラス転移温度(Tg)と、シリカの平均一次粒子径と、最表層の塗工量、及び上記評価結果を表1に示した。
表1において、塗料2に適用した樹脂がシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体(非水溶性樹脂)から成る実施例1〜13は白紙光沢度が30%以上で、発色濃度の評価が×となっていないのに対して、シラノール変性PVA(水溶性樹脂)から成る比較例1では白紙光沢度が12%と低く、顔料インク定着性も△とあまり良好でなく、発色濃度が×と不良で、しかも表面にクラックが発生し、全体的な評価は不良となった。
また、塗料2に適用した樹脂がシラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体のTgが5〜50℃、シリカの平均1次粒子径が50〜300nm、最表層の塗工量が5〜15g/m2 の範囲として、実施例1〜7では白紙光沢度が35%以上で、光沢度差、顔料インク定着性、及び発色濃度の何れについても良好な評価が得られた。
一方、シラノール変性スチレン−アクリル酸共重合体のTgが0℃と低い実施例8では、白紙光沢度が65%と非常に高くなる結果その分光沢度差が大きくなってしまうとともに顔料インク定着性が若干劣り、Tgが60℃と高い実施例9では顔料インクの定着性が若干劣るとともに、表面にクラックが発生する傾向が認められ、シリカの平均1次粒子径が40nmと小さい実施例10では発色濃度が若干劣り、440nmと大きい実施例11でも発色濃度が若干劣り、塗工量が4g/m2 と少ない実施例12では光沢度差及び発色濃度が若干劣り、塗工量が17g/m2 と多い実施例13では光沢度差が若干劣る評価となった。

Claims (6)

  1. 基材上に少なくとも一層のインク受理層を有し、最表層をキャストドラムに圧着して乾燥させて光沢調としたインクジェット記録用紙において、最表層に、顔料としてシリカを、バインダーとしてシラノール変性した熱可塑性非水溶性樹脂を含むことを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. シリカは、平均一次粒子径が50〜300nmであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用紙。
  3. 熱可塑性非水溶性樹脂は、アクリル、ウレタン、スチレン−ブタジエン、エチレン酢酸ビニルの内の1又は2以上の組み合わせから成ることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録用紙。
  4. 熱可塑性非水溶性樹脂のガラス転移温度(Tg)が、5〜50℃であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のインクジェット記録用紙。
  5. 最表層の塗工量が5〜15g/m2 であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のインクジェット記録用紙。
  6. JIS Z8741に規定する60°白紙光沢度が35%以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のインクジェット記録用紙。
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JP2010519380A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 顔料組成物

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