JP2006062158A - 浸透印 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、捺印時における印字体の回転を抑制でき、しかも印面のひずみを生じさせることがなく、美しい印影を転写できる浸透印を提供すことを目的とする。
【解決手段】上記の目的を解決するために、この発明の浸透印1は、印字体2と、印字体2を支持する印台枠5を有し、この印台枠5は円筒状の側壁6と、側壁6内部に設けられた円筒の軸方向に平行な複数の突起部7を有するものであり、捺印時に突起部7の先端が印字体2および吸蔵体3の側面に押し当てられ、捺印時に印字体2が回転することを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクを内蔵する浸透印に関するものである。
インクを内蔵する浸透印は広く普及している。たとえば、特許文献1の1頁の従来の技術の欄には、浸透印の例が記載されている。このような、従来の浸透印について図5に基いて説明する。図5は従来の浸透印の印字体付近の詳細を示す断面図である。
印字体2および印字体にインクを供給する吸蔵体3は略円柱状に形成されている。この印字体2および吸蔵体3は印台4上に設けられ、略円筒状の印台枠5によって固定される。なお、印鑑によっては吸蔵体3を有せず、印字体2が印台4上に設けられている場合もある。
通常、印鑑には印面の上下(天地)を示すための目印が設けられている。多くの場合、印面の上方向を示すように目印が、対応する位置に設けられている。使用者は、この目印が真上を向くような向きに印鑑を持って押すことにより、正しい向きに捺印することができる。しかし、使用者は捺印時に無意識的に印鑑を回転させる傾向がある。たとえば右利きの場合、印鑑を時計回り方向に回転させるような力を加える。そこで浸透印の場合には、印字体2の回転を抑制する手段を設けないと、捺印時に印字体2が回転し、印鑑の外部に設けられた目印と印字体の本来の上方向が一致しなくなり、使用者は目印を頼りに正しい向きに印影を転写することができなくなる。
そこで、従来の浸透印では印台4の上面に多数の突起Xを設け、吸蔵体3(または印字体2)にくい込ませることによって印字体2の回転を抑制している。印台枠5の先端部に内周向きの折り返し部7を設け、この折り返し部と印台4の上面で印字体2および吸蔵体3を強くはさみつけて保持することによって、突起部Xを強く吸蔵体3にくい込ませ、印字体2の回転を抑制している。
なお、特許文献1には、「本発明」として印台枠と印台を一体に形成し(「台座」という)、この台座の内壁部に内周方向に沿った環状の突起部を設けることが記載されている。
特開2002−192822公報
従来の技術においては、印台4の上面に設けられた突起Xを吸蔵体3にくい込ませることによって、捺印時の印字体2の回転を抑制している。しかし、十分に回転を抑制するためには、印台枠5の先端の折り返し部7を印字体2の先端部に強く押し付けなければならない。印字体2の先端外周部は印台4の方向に強く圧縮力がかかる。このため、印字体2の先端部において、中心部が盛り上がるような変形を起こし、そのため印面が歪むことになる。したがって、美しい印影を転写することができない。
また特許文献1に「本発明」として記載されている技術においても、印字体の固定のために印台枠の先端の折り返し部を印字体の先端部に強く押し付けることに変わりがなく、やはり印面のひずみが生じる。また、環状の突起部は印字体の回転を抑制することができないので、やはり、従来の浸透印とおなじ回転抑制方法が使用されているとしか考えられない。
この発明は、捺印時における印字体の回転を抑制でき、しかも印面のひずみを生じさせることがなく、美しい印影を転写できる浸透印を提供すことを目的とする。
上記の目的を解決するために、この発明の浸透印は、印字体と、印字体を支持する印台枠を有し、この印台枠は円筒状の側壁と、側壁内部に設けられた円筒の軸方向に平行な複数の突起部を有するものである。この突起部は6本以上12本以下の本数を、印台枠の側壁の断面においてほぼ均等な間隔で設けることが好ましく、またその高さは、0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましい。
この発明の浸透印は、側壁内部に設けられた円筒の軸方向に平行な複数の突起部によって、捺印時における印字体の回転を抑制できるという効果を有する。突起部は印字体の側面に当接するので、印面を変形させるような力は加わらず、美しい印影を転写できるという効果を有する。
この発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の浸透印の印字体付近を示す断面図である。浸透印1は、先端面に印面を有する印字体2と、インクを吸蔵し印字体2に供給する吸蔵体3を有する。印字体2はゴム等を素材とし、略円柱状である。印面の設けられた先端部の直径は他の部分より小さくなっていて、肩部2aを形成している。従来の浸透印の印字体先端部の外周は平坦であったが、この発明の浸透印の実施形態においては、肩部2aは溝部とその溝から外部へ向かって上がる傾斜部を備えている。吸蔵体3も略円柱状であり、断面の直径は印字体2とほぼ同じである。印字体2および吸蔵体3は一体に接着されている。印台4も先端部は円筒状であり、この部分の断面の直径は印字体2および吸蔵体3よりやや大きい。印台4の先端に吸蔵体3が置かれ、印台4の先端部、吸蔵体3および印字体2の外周を取り巻くように、略円筒状の印台枠5が設けられている。
ついで、印台枠5について説明する。図2は印台枠5示す斜視図、図3は同縦断面図、図4は同底面図である。なお、図2においては後述する折り返し部7の図示は省略している。本例においては、透明な樹脂を射出成形して製造しているが、同様の形状に成形することができるものであればこれ以外の素材・製法でもよい。透明な樹脂を使用することによって、内部の検査がしやすくなるので品質管理が容易になるという利点が生じる。
円筒状の側壁6を有し、先端部においては内側に向いての折り返し部7が設けられている。そして、側壁6の内面には、円柱の軸方向に平行な突起部8が複数設けられている。この突起部8は三角形の断面を有する。図面においてこの突起部8は誇張して大きく表示されている。実際には本例においては高さ0.2mm、幅0.2mmとなっている。浸透印1を組み立てたとき、この突起部8の先端が印字体2および吸蔵体3の側面に押し当てられ、捺印時に印字体2が回転することを防止する。
この突起部8の高さおよび本数については、鋭意検討を行った。印台枠5を形成するときにどうしてもある程度の寸法状の公差が生じるので、突起8部の高さが0.1mmを下回ると、全ての突起部8の先端を印字体2および吸蔵体3の側面に接触させることが困難となる。一方、高さが0.3mmを超えると印字体2および吸蔵体3の側面へのくい込みが深くなりすぎて印字体2および吸蔵体3に損傷を与える惧れがある。したがって、突起部8の高さは0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましく、特に0.2mm程度とすることが、加工の容易さのためにも好ましい。本数についても、6本を下回ると回転が十分に抑制できない場合がありうる。一方、12本を越えるともう抑制力をさほど増加させず、かえって加工を複雑にする。したがって、6本以上12本以下の突起部8が、印台枠5の側壁の断面においてほぼ均等な間隔で設けられていることが好ましく、特に図4に示すように8本を等間隔に設けることが好ましい。
つぎに、この浸透印1の作用を説明する。組み立てられた状態において、印台枠5の下部の内面は印台の先端部の外面にはめ込まれて固定される。突起部8は印字体2および吸蔵体3の側部に軽く接触する程度で、印字体2および吸蔵体3は半固定状態で印台枠5に取り付けられている。一方、印台枠5の折り返し部7は印字体2の肩部2aに軽く接触している。この折り返し部7は印字体2が印台枠5から抜け落ちることを防止する作用するだけで十分であり、従来の浸透印のように印字体の外周を強く圧縮する必要はない。したがって、印字体2は中心部が盛り上がるような変形を受けず平坦な状態を維持する。
捺印するため印面を捺印面に押し付けると、印字体2に含有されているインクによって捺印面に印影が転写される。この発明の浸透印1の印面はフラットで歪みがないので、鮮明な印影が表される。このとき、浸透印1には回転使用する力が作用し、印字体2および吸蔵体3が印字枠5に対して回転するような力がかかる。しかし、突起部8による摩擦力が作用し、印字体2および吸蔵体3の回転は抑制される。したがって、捺印後も印面は天地の目印に対して正しい向きを維持する。
捺印時に印字体2および吸蔵体3は所定のストロークだけインクカートリッジ9の方向に押し下げられる。そして、印面が捺印面を離れたときに、印字体2および吸蔵体3は元の状態に戻るが、このときインクカートリッジ9から所定量のインクが吸い上げられ、次回以降の捺印のためのインクが印字体2および吸蔵体3に補充される。印台4の中心部には穴が貫通しており、この穴を通ってインクカートリッジ9から吸蔵体3にインクが供給されるようになっている。印字体2の肩部2aには、外側に向いて開いた形状の傾斜部が設けられているが、この傾斜部に導かれて印台枠5の折り返し部7の先端は肩部2aの溝部に戻り、印字体2は印台枠5の中心位置に戻る。
以上、印台枠5の折り返し部7は印字体2に強い圧縮力を作用しておらず、突起部8による回転抑制の摩擦力も捺印時のみに作用する。したがって、印字体2には捺印時以外には大きな外力は作用しない。このため、印字体2の変形・劣化を防止できる。また、常に適量のインクを含有できる。吸蔵体3も捺印時のみインクカートリッジ9と接触してインクを補充するので、適量のインクを含有することができる。
この発明を実施するための最良の形態として、印材が印字体と吸蔵体によって構成されている例に基いて説明した。しかし、印字体と吸蔵体が一体物である場合にも適用できることはいうまでもない。
この発明は、捺印時における印字体の回転によるズレを防止するとともに、印面を変形させず鮮明な印影を転写できる浸透印として適用することができる。歪みのない鮮明な印影を連続して捺印できるので、認印だけでなく実印などの公式な印鑑としても利用可能なものである。
浸透印の印字体付近を示す断面図である。 印台枠を示す斜視図である。 同縦断面図である。 同底面図である。 従来の浸透印の印字体付近を示す断面図である。
符号の説明
1.浸透印
2.印字体
2a.肩部
3.吸蔵体
4.印台
5.印台枠
6.側壁
7.折り返し部
8.突起部
9.インクカートリッジ

Claims (3)

  1. 印字体と、印字体を支持する印台枠を有し、この印台枠は円筒状の側壁と、側壁内部に設けられた円筒の軸方向に平行な複数の突起部を有する浸透印。
  2. 6本以上12本以下の突起部が、印台枠の側壁の断面においてほぼ均等な間隔で設けられている請求項1に記載の浸透印。
  3. 突起部の高さが0.1mm以上0.3mm以下である請求項1または請求項2に記載の浸透印。




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