JP2006061922A - オートパンチャー - Google Patents

オートパンチャー Download PDF

Info

Publication number
JP2006061922A
JP2006061922A JP2004244684A JP2004244684A JP2006061922A JP 2006061922 A JP2006061922 A JP 2006061922A JP 2004244684 A JP2004244684 A JP 2004244684A JP 2004244684 A JP2004244684 A JP 2004244684A JP 2006061922 A JP2006061922 A JP 2006061922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing plate
plate
punch
punching
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004244684A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamashita
幸二 山下
Miyuki Yamashita
幸 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirakawa Kogyosha Co Ltd
Original Assignee
Hirakawa Kogyosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirakawa Kogyosha Co Ltd filed Critical Hirakawa Kogyosha Co Ltd
Priority to JP2004244684A priority Critical patent/JP2006061922A/ja
Publication of JP2006061922A publication Critical patent/JP2006061922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】 オフセット印刷機にセットするためのパンチ穴を、カラー印刷に対応することの出来る精度の高さで且つ迅速に設けることができるだけでなく、刷版の角を切除して印刷時の取り扱い安全性を高めることの出来るオートパンチャーを提供する。
【解決手段】 印刷機にセットするためのパンチ穴又は切り込みを刷版に設けると共に、刷版の角を切除することのできるレジスタパンチャー。前記パンチャーは少なくともパンチ前の刷版を重ね積みし得る刷版積置き台、最上部の刷版のみを吸引し移動可能に上方に持ち上げる吸引装置、吸引した刷版を吸引装置ごと刷版パンチ部へ移動させる為の駆動装置、移動させられた刷版を非可動に固定すべく吸引し得る吸引孔を有する刷版固定台、該刷版固定台上で、トンボとして機能するように前記刷版に予め記された少なくとも3ヶ所の線分の位置を読み取る為の光学読み取り装置、読み取ったデータに基いて所定箇所にパンチする為の、前記光学読み取り装置と一体的に移動可能な一穴型パンチ装置、及び、刷版の角取専用パンチ装置とからなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、オフセット印刷用刷版に印刷機にセットする為のパンチ穴又は切り欠きをパンチするレジスタパンチャーに関し、特に、高精度で、高品質のカラー印刷に対しても十分に適用することが出来ると共に、刷版の取り扱い性を改善するための、刷版が有する角を容易に除去することのできる角取専用パンチャーをも備えた自動レジスタパンチャー(以下、オートパンチャーとする)、並びに、感光後の刷版にレジスターマーク等を記載することのできるプロッター機能をも更に有するオートパンチャーに関する。
印刷機の稼動率を改善する為に、印刷機に刷版を係止する為のパンチ穴やU字型等の切り欠きを刷版に設ける等、印刷の前準備時間を短縮することを目的として、従来レジスタパンチャーが使用されている。このレジスタパンチャーについては従来から多くの改善がなされており、最近においても、例えば「多色印刷用製版フィルムのパンチ装置」(特許文献1)や、「印刷版加工装置及びそのレジスターマーク位置検出方法」(特許文献2)の発明が開示されており、更に、露光現像されて積層された刷版の一枚一枚に、全自動で高精度のレジスタパンチを施すことの出来る装置も実用されるに至った(特許文献3)。
特開平9−254097号公報 特開2001−1507号公報 特開2004−25719号公報
一方、刷版取り扱い時にその角で怪我をしたり他の刷版を傷つけたりしないように、取り扱いの安全性と作業中の版変形や包装紙の破損を防止することのできる平版印刷版は従来から知られているが(特許文献4)、バリ取り等に手間がかかってコスト高となるためか、未だに市場で見かけないのが現状である。
実開平5−82573号公報
また、このように角を取ったオフセット原版が出回っていない原因としては、このように予め隅部の角を取っても、印刷機に刷版を係止する為の切り欠きを刷版に設けた際に生じる、新たな角に対処することができないという現実も考えられる。
そこで本発明者は、少なくとも印刷機にかける時の刷版の安全性を確保するためには、版の全域に移動可能であって、角部に容易に移動してバリを作ることなく該角を容易に切断することのできる隅取専用パンチ装置を備えたオートパンチャーが有用であること、及び、更に、パンチ装置にプロッター機能をも搭載させた場合には、画像形成後にレジスターマークを記載することができるので、組み版時のズレを容易に防止することができ、特にカラー印刷時の色ズレ防止が容易となることを見いだし、本発明に到達した。
従って本発明の第1の目的は、オフセット印刷機にセットするためのパンチ穴を、カラー印刷に対応することの出来る精度で迅速に設けることが出来ると共に、刷版が有する角を迅速且つ容易に除去する事のできるオートパンチャーを提供することにある。
本発明の第2の目的は、画像形成後の刷版に、新たにレジスターマーク等を記載することのできる、プロッター機能を更に付加したオートパンチャーを提供することにある。
本発明の上記の諸目的は、印刷機にセットするためのパンチ穴又は切り込みを刷版に設けるレジスタパンチャーにおいて、該パンチャーが少なくともパンチ前の刷版を重ね積みし得る刷版積置き台、最上部の刷版のみを吸引し移動可能に上方に持ち上げる吸引装置、吸引した刷版を吸引装置ごと刷版パンチ部へ移動させる為の駆動装置、移動させられた刷版を非可動に固定すべく吸引し得る吸引孔を有する刷版固定台、該刷版固定台上で、トンボとして機能するように前記刷版に予め記された少なくとも3ヶ所の線分の位置を読み取る為の光学読み取り装置、読み取ったデータに基いて所定箇所にパンチする為の、前記光学読み取り装置と一体的に移動可能な一穴型パンチ装置、並びに、R状に形成された角取専用の刃を備える他は前記一穴型パンチ装置と同様の機能を有し、前記光学読取り装置及び一穴型パンチ装置とは独立に、又は一体となって移動して機能する、刷版の角及び/又は前記一穴型パンチ装置によって設けられた切り込みによって生じた角を切除するための、角取専用パンチ装置を有することを特徴とするオートパンチャー、並びに、更にプロッター機能をも有することを特徴とするオートパンチャーによって達成された。
本発明のオートパンチャーは、人手を殆ど必要とせず、迅速且つカラー印刷に十分対応出来る程正確にレジスターパンチすることが出来るだけでなく、刷版の有する角部を迅速且つ容易に切除する事が出来るので、印刷作業時の安全性を高めると共に他の刷版を傷つける危険性も減らす事ができる。更に、パンチ装置にプロッター機能を付加すれば、画像形成後の刷版に新たなレジスターマーク等を記載することができるので、カラー印刷時の色ずれを従来以上に少なくすることができる。
以下本発明を図面によって詳述する。
図1は、本発明のオートパンチャーの平面概略図、図2はその側面図である。図3は本発明の装置を説明する為の、フレーム等を省略した平面図及び側面図である。図中の符号1はパンチ前の刷版8を積み置く刷版積置き台の台板であり、上記刷版は露光・現像済みで、少なくとも3ヶ所にトンボとして機能する線分が記されている。2はパンチする刷版を吸引固定し得ると共に、水平方向に微少回転し得る刷版固定台の台板、3は貯版部、4はレール5に沿って移動し得る読取りパンチャー可動部装置である。この読み取りパンチャー可動部装置は、レール5と直行するレール6、刷版吸引装置7、及び、読み取りパンチャー駆動部リニアガイド12を介して、一穴型パンチユニット14と一体に前記レール6に沿って移動する光学レジスターマーク読み取りユニット13とを有している。また、刷版固定台の台板2には、複数の空気コントロール弁11が設けられており、これによって、パンチされる刷版の大きさに合致した排気通路が決定される。
本装置の適宜の箇所(通常は刷版積置き台が左手になる、装置中央の手前。)には、図4に例示されるような操作部(コントロールパネル)15が設けられており、コンピュータによってNC制御される。電源ボタン102は、本装置を稼動させる為の、オン・オフスイッチであり、ボタン101は、後述する各種の設定値に従って作業を始めるボタンである。このボタン101には、動作の一時停止機能を持たせることが、作業時の緊急停止等の為に有効である。符号103はブザーであり、各種の設定値の入力音や機械のエラーを音で知らせる。符号104は、予めROM内に組み込まれたパンチ穴の数及びピッチを設定するボタンである。
符号105は、感材中心と横トンボ21(トンボとして機能する、刷版の移動方向に対して直交する横向きの線分)間の距離を設定するためのボタンであり、具体的には、縦トンボ20(トンボとして機能する、刷版の移動方向と同じ縦向きの線分)と横トンボ21間の距離に、横トンボ21の内側から5mm以上足した数値を設定することが好ましい。符号106は、縦トンボ20と刷版をオフセット印刷機にセットする場合のクワエ尻との間の距離を設定するためのボタンであり、具体的には、縦トンボ20とクワエ尻間の距離に、縦トンボ20の内側から5mm以上足した数値を設定することが好ましい。
符号107は、パンチ穴の中心と横トンボ21間の距離を設定するボタンである。尚、パンチ穴中心と感材端部との距離は8mmであることが標準であるが、特にこの数値を変更する場合には、±2mm以内にすることが好ましい。
符号108は、横トンボ21とクワエ尻間の距離を設定するボタン、109はチャンネル、110は各設定値を入力するためのテンキー、111〜113は各上、中、下の表示部であり、これによって、入力した設定値、コメント、エラーメッセージ等が表示される。尚、入力設定値は、前記104〜108の設定ボタンに対応している。勿論、コントロールパネル15中の各ボタンの位置は任意であり、どのボタンにどの機能を持たせるかも任意に設計することができる。
電源を入れると本装置が起動して、全ての駆動部、真空ポンプ、コンプレッサ、コンピュータ等の電源が入る。刷版積置き台の台板1にセットされたパンチ前の刷版8は大きさ等が予め測定された刷版であり、それらの各数値を入力してスタートボタンを押すと、前記駆動部が所定の位置に移動し、刷版吸引装置7を刷版8の前端部に降ろし、3箇以上の吸盤で刷版8を吸引して上部に持ち上げる。
この際、最上部の刷版8の分離を促すべく装置中央部近傍に設けられた刷版分離装置(図示せず)から圧縮空気を噴出させることが好ましい。
最上部の刷版8の最前部を吸引して上部に持ち上げた後、読み取りパンチャー可動部装置4がレール5に沿って移動し、刷版8の後端部(又は前端部)にパンチ代(シロ)が出るような位置迄刷版8を移動させた後、刷版の吸引を解除して刷版8を刷版固定台の台板2上にセットし、台板2と刷版8の間の空気を吸引除去して刷版を台板2上に固定する。上記パンチ代としては、通常25mm程度の間隔を取る。
この調整が終わると予め入力された数値に基いて読み取りパンチャー可動部装置4がレール5に沿って移動すると同時に、パンチユニット14と一体化されて移動するトンボ読み取り部である、光学レジスターマーク読み取りユニット13が、読み取りパンチャー駆動部リニアガイドを介し、レール6に沿ってトンボの線分近傍に迅速に移動し、線分読み取りセンサーを刷版8の表面に降ろし、その近傍をサーチしてトンボとして機能する線分を正確に読み取る。読み取るべきトンボは3本以上(通常は3本)であり、この中には、縦トンボ20と横トンボ21が両方とも含まれることが必要である。
尚、通常トンボとしては十字の印が用いられるが、本発明においては、縦トンボ20も横トンボ21も、それらの延長線はそれぞれ互いに直交するものの、何れも単なる短い線分である点に特徴がある。このようにすることによって、トンボの読み取りを、十字の場合と比べ、より迅速且つ正確に行うことが出来る。1つのトンボの読み取りが終わると、読み取りセンサー部が刷版上方に移動し、パンチユニット14と一体化された光学レジスターマーク読み取りユニット13が、迅速に次のトンボ近傍に移動して、そのトンボの位置を、同様にして正確に読み取る。
このようにして、予め設定された2箇の横トンボ21の位置と実際の測定結果から、2箇の横トンボ21のレール6に対する平行のずれを計算し、この計算に基づいて刷版固定台の台板2自身を、水平方向に自動的に微少回転させることによって、前記ずれを調整する。この微少回転は、台板2に記されたO点を中心点として通常±(0.3°〜0.4°)の範囲である。この中心点付近の概略裏面図及び断面図は図5に示されている。微調整された後に、読み取りパンチャー駆動部リニアガイド12を介して光学レジスターマーク読み取りユニット13が縦トンボ20を読みに行く。縦トンボ20が読み取られると、それによって、パンチされるべき位置がコンピュータで計算され特定される。これに伴ってパンチユニット14が移動し、パンチ代の特定された位置に、順次パンチ孔を穿孔する。
パンチユニット14は、上下方向に可動で棒状又は筒状の刃と、刷版8を受け、該刃と協働して刷版8をパンチする開口を有し、パンチユニット全体としてレール6に沿って移動できるだけでなく、上下にも可動となっている。パンチユニット14が刷版上部を移動する場合には、刷版8を傷つけないように上方に移動している。パンチ位置の近傍に移動すると、パンチユニット14全体が下方に移動し、前記開口部を刷版8の前記パンチ代(シロ)下部に挿入し、最終的に微調整してパンチ位置を決定する。パンチ位置が決定されると、前記開口部で刷版を支えると共に、刃を上下させてパンチを完了する。この場合のパンチの形状は任意であるが、通常は、円形状、楕円形状又はU字形状である。
本発明においては、角を取るためのR状に形成された刃を有すること以外は、上記円形状、楕円形状又はU字形状の刃を有するパンチユニット14と全く同様の構造及び機能を有し、前記パンチユニットとは独立または一緒に稼動するものの、前記パンチユニットとは独立にパンチャーとして機能する、角取専用パンチユニットを有する。上記R状の刃としては図6に示したものを例示する事ができる。これらの刃は、中心Oの周りに、左側の刃の場合には180度以上回転できるようにし、右側の刃を使用する場合には45度以上回転自在として、どのような向きの角にも対応できるようにする。
上記の角取専用のパンチ装置の読取り機能や移動機能、及びサーチ機能は前記パンチユニット14と全く同じである。従って、その制御も、両者を切り替えることによって全く同様に行うことができるので、読取りユニットを共有し一体的に移動出来るようにしても良い。刷版の4隅及びパンチユニット14によって切り欠かれて生じる角部の位置は予めわかっているので、これらを特定するデータを予め入力しておけば、刷版が有しあるいは新たに生じた角を、バリを生じさせることなく容易に切除することができる。
本発明においては、前記パンチユニット14及び/又は角取り専用パンチユニットに、プロッター機能を更に追加することもできる。このプロッターはパンチユニットと一体に移動するが、プロッターに切り替えられているときは、パンチユニットの方は移動時の状態、即ち上方にあがった状態のまま休止しており、プロッターのペンが下降して、レジスターマーク等を設定された位置に記載し、記載後はペンが上昇し、移動可能な状態となる。従って、パンチユニットの上下昇降軸とプロッターの上下昇降軸はそれぞれ独立しているが、パンチの刃の位置とプロッターのペンの位置関係が決まっていれば、コンピュータの入力情報としては同じデータを使用することができる場合も多い。
角取専用パンチの精度はパンチユニット14に求められる精度のように高い必要はないので、パンチユニット14と同等の精度が求められるプロッターユニットは、このパンチユニット14の方と、読取り・移動・サーチ機構を共通するように設けることが好ましい。
一般に、ポスターのような大判の場合は別として、オフセット印刷の刷版を作成する場合、一枚の画像フィルムが一枚の刷版に対応するという事はなく、例えば図7に示すように、一枚の印刷原版は4つの区画に分割され、各区画にそれぞれ画像フィルムを並べてテープで貼り付け、焼き付けが行われる。この画像が4色刷りのカラー画像である場合には、16枚のポジフィルムが使用され、それぞれが上記の様に貼り付けられ焼き付けられる事になる。従来は、画像及び画像位置を示すレジスターマークが焼き付けられた、いわば画像として完成された刷版に、前記レジスターマークに基づいて正しい位置にパンチ穴をあけるということがなされて来たが、各フィルムにおける画像位置が必ず正確に一致するという事はないので、各画像に色ずれを生じさせないようにすることは著しく困難となる。
しかしながら、本発明によれば、焼付け前の生の原版に直接、X1、X2・・、Y1、Y2・・等のレジスターマークや、O、O・・等の焼き付けるべき透明フィルムの原点位置を描画し(図7参照)、このマークとフィルムのレジスターマークがぴったり重なるようにフィルムを固定して焼き付けることができるので、上記色ずれは殆ど生じない。また、焼付け用の(ポジ)フィルムに描かれているレジスターマークは、業界共通であり、必要なパターンや線分間の距離はコンピュータで管理されている。尚、図7中の8’はパンチユニット14によってパンチされた切り欠き16の角が、角取専用パンチユニットによって切除された後の印刷原版、15は、焼付けるべきフィルムの大きさに区分けされた原版の領域を表す。
本発明においては、プロッターの描画を、水色で焼付け光線を遮らず、また、現像時には消失するような水性インクを用いて行う事が好ましい。
全てのパンチ及びプロッターによる書き込みが終了すると、読み取りパンチャー可動部装置4が、パンチされた刷版の前部を吸引して持ち上げられる位置に移動すると同時に、刷版固定台の台板2と刷版の間の真空を解除すると共にこの間に空気を送りこむ。次いで、刷版吸引装置7から吸盤が下降し、刷版を吸引して刷版前端部を持ち上げ、読み取りパンチャー可動部装置4が更に貯版部3に移動する。所定の箇所迄移動して吸盤の吸引を解除すれば、パンチされた刷版が貯版部3に貯えられる。最初の刷版に設けられたパンチ孔が正確であることが確認できれば、以後連続して全ての刷版をパンチすれば良い。試験的に行われた、最初に刷版に設けられたパンチ穴が不正確であり、ズレが生じた場合には、予め入力した刷版に関する入力情報を修正して、正確にパンチが行われるようになったことを確認してから、連続操作に入る。
刷版積置き台の台板1には、刷版の移動方向に対する左右及び前部に、刷版の大きさに合わせて調整することの出来る位置決め具を設けたり、位置決めの基準となる2個の固定ピンを奥に設けることも出来る。前部の位置決め具は1箇でも良いが、2箇設けた方が作業が正確となる。このような位置決め作業を簡略にし又は省略する方法として、刷版積置き台の台板1を傾斜させておく方法がある。特に、左右いずれかの角に向けて傾斜させておけば、異常時を除き位置決め作業を全く行う必要がなくなる。
また、刷版積置き台の台板1から刷版8を刷版固定台の台板2に移動させるに際し、移動させる刷版の裏面後端部によって下の刷版が損傷を受けないように、移動させる刷版と下の刷版との間に柔らかい材質のスクリーン又は多数の布状ベルトを介在させ、移動する版と下部の版とを完全に分離させることが好ましい。このようなスクリーン又は布状ベルトは、最上部の刷版8が吸盤によって上方に分離した時に挿入され、その刷版が刷版固定台の台板2上に移動した時に再度収納されるように設計される。尚、刷版をスクリーン又は布状ベルトに載せ、これによりほぼ等速度で刷版を移動させるようにすることも出来る。これらのスクリーンや布状ベルトは、例えば、布状ベルト駆動軸9と布状ベルト駆動エッジ板(又は棒)10によって実現される。
本装置においては、例えば刷版積置き台の台板1に載置される刷版8の位置に多少のずれがあっても支障無くパンチ出来る許容範囲があるが、この許容範囲を越えたり、その他異常が生じた場合には、その異常を音声で知らせたり、異常箇所が表示されるようにしておくことが好ましい。
本発明のオートパンチャーは、人手を殆ど必要とせず、迅速且つカラー印刷に十分対応出来る程正確にレジスターパンチすることが出来るだけでなく、刷版の角を容易に全て切除することができるので、印刷時の作業安全性が著しく高まる。また、画像形成後の刷版にレジスターマーク等を書き込むプロッター機能を更に付加した場合には、画像位置が多少ずれていても、印刷ズレを起こすことなく印刷することがより容易となるので、特にカラー印刷の色ズレ防止に有効である。
本発明のオートパンチャーの平面概念図である。 図1のオートパンチャーの側面概略図である。 本発明のオートパンチャーを説明する為の、フレーム等を省略した平面図及び側面図である。 コントロールパネルの一例を示す図である。 刷版固定台の台板が回転する為の中心点O近傍の裏面図及び断面図である。 角取専用パンチャーに使用するR上の刃の具体例である。 一枚の印刷原版に4枚のフィルムを貼り付ける場合に、本発明のプロッターでレジスターマークを記載する概念図である。
符号の説明
1.刷版積置き台の台板
2.刷版固定台の台板
3.貯版部
4.読取り部・一穴型パンチャー・角取り専用パンチャー・プロッター用ペン等、一体的取付け部の可動部装置
5.レール
6.レール5に直交するレール
7.刷版吸引装置
8.パンチ前の刷版
8’.パンチ後の刷版
9.布状ベルト駆動軸
10.布状ベルト駆動エッジ板
11.空気コントロール弁
12.読取り部・パンチャー・プロッター等、一体移動形ユニット駆動部リニアガイド
13.光学レジスターマーク読み取りユニット、及びプロッター用ペン受
14.パンチ・ユニット及び角取り用パンチ装置
15.焼付けるべきフィルムの大きさに区分けされた領域
16.パンチユニット14によって設けられた切り欠き
101.スタートボタン
102.電源スイッチ
103.ブザー
104.設定ボタン
105.設定ボタン
106.設定ボタン
107.設定ボタン
108.設定ボタン
109.チャンネル
110.テンキー
111.上表示部
112.中表示部
113.下表示部

Claims (11)

  1. 印刷機にセットするためのパンチ穴又は切り込みを刷版に設けるレジスタパンチャーにおいて、該パンチャーが少なくともパンチ前の刷版を重ね積みし得る刷版積置き台、最上部の刷版のみを吸引し移動可能に上方に持ち上げる吸引装置、吸引した刷版を吸引装置ごと刷版パンチ部へ移動させる為の駆動装置、移動させられた刷版を非可動に固定すべく吸引し得る吸引孔を有する刷版固定台、該刷版固定台上で、トンボとして機能するように前記刷版に予め記された少なくとも3ヶ所の線分の位置を読み取る為の移動可能な光学読み取り装置、読み取ったデータに基いて所定箇所にパンチする為の、前記光学読み取り装置と一体的に移動可能な一穴型パンチ装置、並びに、R状に形成された角取専用の刃を備える他は前記一穴型パンチ装置と同様の機能を有し、前記光学読取り装置及び一穴型パンチ装置とは独立に、又は一体となって移動して機能する、刷版の角及び/又は前記一穴型パンチ装置によって設けられた切り込みによって生じた角を切除するための、角取専用パンチ装置を有することを特徴とするオートパンチャー。
  2. 前記一穴型パンチ装置又は角取専用パンチ装置が、切り替えによって更にプロッター機能をも発揮することができる装置である、請求項1に記載されたオートパンチャー。
  3. 前記光学読み取り装置が読み取った前記データに基いて、必要に応じて刷版の位置を微調整する為に、前記刷版固定台の台板自身が自動的に回転微調整される、請求項1又は2に記載されたオートパンチャー。
  4. 前記、最上部の刷版のみを移動可能に吸引する装置が、刷版の移動方向前端部を吸引するように吸引装置の駆動部が制御されると共に、パンチ済み刷版を貯版部に移送する如く前記吸引部が刷版前端部を再度吸引し、更に移動・吸引解除される如く制御された、請求項1〜3の何れかに記載されたオートパンチャー。
  5. 前記一穴型パンチ装置及び角取専用パンチ装置が、上下方向に可動で棒状又は筒状若しくはR状の刃と、刷版を受け、該刃と協動して刷版をパンチする為の、前記光学読み取り装置駆動時には刷版を傷つけないように上方に移動すると共に、パンチ時には下方に移動し、刷版を載せて固定される如く制御される開孔板を有するパンチ装置であり、前記刷版積置き台から刷版固定台への刷版の移動が、刷版の前後何れかの端部が前記刷版固定台に載らずにパンチ代部を形成するように成されると共に、前記パンチ装置の開孔板が該パンチ代部の下部に入って打ち抜きまたは角取が行われるように制御される、請求項1〜4の何れかに記載されたオートパンチャー。
  6. 前記光学読み取り装置が、移動時には刷版の上方に移動し、読み取り時に刷版表面に略接する如く下方に降りるように制御されると共に、読み取るべき線分の位置を予めコンピュータに入力することにより、上方に移動している光学読み取り装置を速やかに前記線分近傍に移動させ、次いで該装置を刷版表面に降ろして読み取り体勢とさせた後、読み取るべき線分をサーチしてその位置を読み取るように制御されてなる、請求項1〜5の何れかに記載されたオートパンチャー。
  7. 前記刷版積置き台から最上部の刷版を移動させるべく刷版の前端部を吸引し移動可能に持ち上げた際に、最上部の刷版とその下の刷版の分離を促す如く、その間に空気を吹き込む空気吹き込み装置が配されてなる、請求項1〜6の何れかに記載されたオートパンチャー。
  8. 前記刷版積置き台から最上部の刷版を移動させるべく刷版の前端部を吸引し移動可能に持ち上げた際に、刷版移動時における最上部の刷版とその下の刷版の直接接触を防止すると共に移動完了時には次の吸引が可能となるように収納される自動スクリーン又は布状ベルトを有する、請求項1〜7の何れかに記載されたオートパンチャー。
  9. 載置された刷版が常に所定の位置に収まるように、少なくとも前記刷版積置き台が傾斜している、請求項1〜8の何れかに記載されたオートパンチャー。
  10. 前記刷版積置き台から刷版固定台への刷版移送時における刷版の重送を防止する為の重送防止装置を有する、請求項1〜9の何れかに記載されたオートパンチャー。
  11. 制御範囲から外れて精度の高い穿孔が不可能となった場合に、エラーメッセージを表示すると共に装置が停止する如くコンピュータ制御されてなる、請求項1〜10の何れかに記載されたオートパンチャー。
JP2004244684A 2004-08-25 2004-08-25 オートパンチャー Pending JP2006061922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244684A JP2006061922A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 オートパンチャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244684A JP2006061922A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 オートパンチャー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006061922A true JP2006061922A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36108833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004244684A Pending JP2006061922A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 オートパンチャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006061922A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104923628A (zh) * 2015-06-25 2015-09-23 苏州璟瑜自动化科技有限公司 自动输送式多孔冲压装置
CN105882117A (zh) * 2016-04-11 2016-08-24 贵阳职业技术学院 能防止凹印机生产线中分切辊卷入纸张的防卷结构
CN108788289A (zh) * 2018-09-01 2018-11-13 芜湖勤惠科技有限公司 一种移动式剪板机放料架
CN108956169A (zh) * 2018-07-20 2018-12-07 宁波安纳杰模塑科技有限公司 一种汽车缓冲器底座检测装置及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104923628A (zh) * 2015-06-25 2015-09-23 苏州璟瑜自动化科技有限公司 自动输送式多孔冲压装置
CN105882117A (zh) * 2016-04-11 2016-08-24 贵阳职业技术学院 能防止凹印机生产线中分切辊卷入纸张的防卷结构
CN108956169A (zh) * 2018-07-20 2018-12-07 宁波安纳杰模塑科技有限公司 一种汽车缓冲器底座检测装置及方法
CN108956169B (zh) * 2018-07-20 2024-03-29 宁波安纳杰模塑科技有限公司 一种汽车缓冲器底座检测装置及方法
CN108788289A (zh) * 2018-09-01 2018-11-13 芜湖勤惠科技有限公司 一种移动式剪板机放料架
CN108788289B (zh) * 2018-09-01 2024-04-19 芜湖勤惠科技有限公司 一种移动式剪板机放料架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4833985A (en) Apparatus for matching register marks and punching U-holes for press plate
JP2006061922A (ja) オートパンチャー
US5095330A (en) Apparatus and method for forming an intermediate original sheet for printing a book
JP3266304B2 (ja) 感光材料焼付装置
EP0501454A1 (en) Apparatus for printing a photosensitive material and positioning device
JP4307935B2 (ja) 画像記録装置
JP2007033629A (ja) 画像フィルム用見当あわせのためのレジスターマークと共に、印刷機にセットする為のパンチ穴又は切り欠きを有するオフセット印刷用生版およびその製造方法
JP2004025719A (ja) オートパンチャー
JP3571466B2 (ja) 原稿フィルムの位置決め方法及び原稿フィルムの位置決め装置
JP2002211527A (ja) カッテングプロッタ、それを用いたシートのカット方法及びそれに用いるシート
JP2000190288A (ja) 積み重ねたシ―ト状の素材を切断する装置
JPH0746226B2 (ja) 自動殖版機の運転制御方法及びその装置
JP5119648B2 (ja) スリッター
JP2014510412A (ja) シート積層体の製造方法及びシート積層体の製造装置
JPS6054492A (ja) プリント配線印刷機等における被印刷板の位置決め方法
JPS6230425B2 (ja)
JPH01183400A (ja) 精密穿孔装置
JP2679886B2 (ja) フィルム貼り込み装置
JP2800284B2 (ja) 自動殖版機
JP2020055078A (ja) 印刷媒体処理システムおよび印刷媒体の処理方法
JPH0739593Y2 (ja) 穿孔装置の位置決め機構
JP2023086455A (ja) 裁断機および裁断機における表示方法
JP6303533B2 (ja) 加工システム
JPS62242943A (ja) 原板フイルム貼込装置
JPH05249700A (ja) フォトマスク整合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100302