JP2006061785A - 超音波動ユニットおよびこれを用いた霧化装置 - Google Patents

超音波動ユニットおよびこれを用いた霧化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧電セラミックスの端部に被振動板をせり出すように固着した超音波振動ユニットにおいて、小形の被振動板を省電力で安定かつ大きく振動させるようにする。
【解決手段】 超音波振動ユニット23は、平板状の圧電セラミックス25の一端辺29の側に被振動板27を部分的に重ねて固着してなる。超音波振動ユニット23は、圧電セラミックス25の長さ振動に基づいて被振動板27を超音波振動させる。圧電セラミックス25は、その一端辺29とこれに対向する対向辺31との間の中央に一端辺29と平行設定した仮想線Tに対し非対称の平面視形状を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は超音波振動ユニットおよびこれを用いた霧化装置に係り、例えば水や薬液などの液体を霧化する霧化装置に用いて好適する超音波振動ユニットおよびこれを用いた霧化装置の改良に関する。
従来、超音波振動ユニットを用い水や薬液などの液体を霧化する霧化装置としては、例えば図19に示す構成が知られている。
すなわち、本体ケースを兼ねた貯液部1の内側下部に例えば水3を溜め、貯液部1の頂部内側に設けた支持部材5に超音波振動ユニット7の片側を支持させて垂下させ、スポンジなどからなり貯液部1内の水3を上方へ供給する円錐柱状の供給部9を貯液部1の内底から超音波振動ユニット7まで延ばしてなる構成を有している。
特許第2698488号公報(特許文献1)はこの種のものである。
超音波振動ユニット7は、例えば図20A、Bに示すように、対向面に電極11a、11bを形成した方形の板状圧電セラミックス13の端に被振動板15を部分的に重ねて固着し、電極11a、11bには端子17a、17b(同図Bでは図示せず。)を接続するとともに、被振動板15には多数の小孔19を厚み方向に貫通形成した構成を有している。
なお、被振動板15の小孔19は微細なものであり、図20Aでは図示を省略するとともに、同図Bでは誇張して図示した。
そして、このような霧化装置では、超音波振動ユニット7において、端子17a、17bを介して電極11a、11bに所定の交流駆動電圧を印加して圧電セラミックス13に長さ(広がり)振動を発生させ、この振動に基づき被振動板15を振動させ、供給部9によって貯液部1下部から被振動板15まで給水された水3を多数の小孔19を介して霧化して外部へ送出するものである。なお、図19中の符号21は水3の出入れ口を塞ぐ止栓である。
特許第2698488号公報
しかしながら、上述した霧化装置において大きな霧化量を得るには、超音波振動ユニット7を大型化したり、超音波振動ユニット7に印加する駆動電力を大きくする必要があり、超音波振動ユニット7の大型化やこれを駆動する電源回路(図示せず。)の大電力化が必要となり、コストアップを招くうえ省電力化をはかり難く、改善が望まれていた。
なお、上述した霧化装置以外に用いる超音波振動ユニット7についても、同様の課題を含んでいる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、駆動電力を増大させることなく圧電セラミックスに固着した被振動板に安定かつ大きな振動を発生させることが可能で小形化に最適な超音波振動ユニット、およびこれを用いた省電力化が可能な霧化装置の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明に係る超音波振動ユニットは、平板状にして一端辺を直線状とした圧電セラミックスの当該一端辺側に直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着し、その圧電セラミックスの長さ振動に基づいてその被振動板を超音波振動させる構成であり、その圧電セラミックスが、その一端辺とこれに対向する対向辺との間の中央に一端辺と平行設定した仮想線に対し非対称の平面視形状を有している。
そして、本発明に係る超音波振動ユニットでは、上記圧電セラミックスについて、幅方向としたその一端辺に直交する方向を長さ方向としたとき、その幅方向寸法がその長さ方向に沿って一定であり、その幅方向寸法をA、長さ方向寸法をBとしたとき、AとBの関係を0.60≦B/A≦0.95に選定するとともに、その一端辺の寸法よりも対向辺の寸法を長く選定した平面視形状とすると良い。
また、本発明に係る超音波振動ユニットでは、上記圧電セラミックスについて、その対向辺を円弧状に膨出させたり、その対向辺における幅方向の両端部を円弧状に切り欠い形状にしたり、その対向辺における幅方向の両端部を直線状に切り欠いた平面視形状にすることが可能である。
さらに、本発明に係る超音波振動ユニットでは、平板状にして平行な対向端を長辺と短辺とした台形状の圧電セラミックスの当該長辺側又は短辺側に、直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着し、その圧電セラミックスの長さ振動に基づいてその被振動板を超音波振動させる構成であり、その圧電セラミックスとして、それら長辺の寸法a1と短辺の寸法a2の和の1/2をA、それら長辺と短辺間の長さをBとしたとき、それらa1とa2の一方を固定値としたときそれらの関係を0.59≦(a1/a2又はa2/a1)≦1.47に選定するとともに、それらAとBの関係を0.60≦B/A≦0.95に選定した平面視形状とすることも可能である。
さらにまた、本発明に係る超音波振動ユニットは、上記振動板において、厚さ方向に貫通形成された多数の小孔であって、当該振動板の片面側に供給された液体を通過させて霧化する多数の小孔を設けて霧化用とすることができる。
そして、本発明に係る霧化装置は、霧化する液体を溜めた貯液部と、溜められたその液体を所望の方向へ供給する供給部と、その供給部の先端近傍に支持された超音波振動ユニットであってその供給部にて供給された液体を外部へ向けて霧化する超音波振動ユニットとを有している。
しかも、上記霧化装置の超音波振動ユニットは、平板状にして一端辺を直線状とした圧電セラミックスの当該一端辺側に直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着してなり、その圧電セラミックスは、その一端辺とこれに対向すると対向辺との間の中央に一端辺と平行設定した仮想線に対し非対称の平面視形状となっている。
そのような手段を備えた本発明に係る超音波振動ユニットは、平板状の圧電セラミックスの一端辺側に被振動板を部分的に重ねて固着し、その圧電セラミックスを、その一端辺と対向辺間の中央に設定した仮想線に対し非対称の平面視形状にしたから、被振動板を正確かつ安定して大きく振動させ、被振動板の開放自由端の変位も大きくすることが可能である。
そして、本発明に係る超音波振動ユニットは、上記圧電セラミックスについて、その幅方向寸法を一定にするとともに、その幅方向寸法Aと長さ方向寸法Bとの関係を0.60≦B/A≦0.95に選定するとともに、その一端辺の寸法よりも対向辺の寸法を長くした平面視形状とすれば、被振動板をより一層正確かつ安定して大きく振動させ、被振動板の開放自由端の変位も更に大きくできる。
また、本発明に係る超音波振動ユニットは、上記圧電セラミックスの対向辺を円弧状にしたり、その対向辺における幅方向の両端部を円弧状又は直線状に切り欠いた形状にする構成では、所望の形状に予め成形したり、又は従来の圧電セラミックスの片方の辺を切削などして加工すれば良いから、上述した効果に加えて製造や加工が簡単でコストを大きくアップさせない利点がある。
さらに、本発明に係る超音波振動ユニットは、台形状の圧電セラミックスの当該長辺側又は短辺側に被振動板を部分的に重ね、その圧電セラミックスとして、それら長辺と短辺の寸法a1とa2の和の1/2をA、それら長辺と短辺間の長さをBとしたとき、それらa1とa2の関係を0.59≦(a1/a2又はa2/a1)≦1.47に選定するとともに、それらAとBの関係を0.60≦B/A≦0.95に選定すると、台形状の圧電セラミックスを用いて上述した効果を簡単に得ることができる利点がある。
さらにまた、本発明に係る超音波振動ユニットは、上記振動板の片面側に供給された液体を通過させて霧化する多数の小孔を、その厚み方向に貫通形成して構成すれば、効率良い大きな霧化量が得られる。
そして、霧化する液体を貯液部に溜め、その液体を所望の方向へ供給する供給部を設け、その供給部の先端近傍に上述した超音波振動ユニットを支持し、その供給部にて供給された液体を上述した超音波振動ユニットで外部へ霧化する霧化装置を構成すれば、超音波振動ユニットを大型化したりこの駆動電力を増大することなく大きな霧化量を得ることが可能となり、装置の小形、コストダウンおよび省電力化を図り易い。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る超音波振動ユニットを説明する。図1〜図3は本発明に係る超音波振動ユニットを示す平面図、断面図および動作説明図である。
図1において、超音波振動ユニット23は、板状の圧電セラミックス25と、これに部分的に重ねてせり出すように固着された被振動板27とを有して構成されている。
圧電セラミックス25は、従来公知の超音波圧電材料、例えばチタン酸ジルコン酸鉛やこの鉛をモリブデンに代えた材料から薄板状に成形されるとともに厚み方向分極が施され、一端辺29を直線状にした概略矩形に近似した形状を有している。
圧電セラミックス25では、直線状の一端辺29に対向する反対側の対向辺31を半径Rの円弧状にして中央を外側へ膨出させ、一端辺29より対向辺31が長い寸法で形成されており、直線状の一端辺29の両側から円弧状の対向辺31側に向けた両側辺33、35が互いに等間隔で平行に形成されている。円弧状の対向辺31の詳細は後述する。
圧電セラミックス25の対向面(表裏面)には、図2に示すように、金などの導電材料からなる電極37a、37bが全面又は僅かに小さく形成され、リード線39a、39b(図1では図示せず。)が接続されている。
被振動板27は、例えばニッケル材料から圧電セラミックス25の一端辺29と同じ幅寸法で長方形に形成され、圧電セラミックス25に片持ち支持されて先端が開放自由端となっている。
被振動板27は、図2に示すように、圧電セラミックス25に電極37aを介して間接的に重ねられて固着されているが、直接的に重ねる構成も当然可能である。
被振動板27には、微細な小孔41がその厚み方向に複数(無数)貫通形成されており、これら小孔41は、圧電セラミックス25との当接面(図中下面)側の直径を対向面側の直径より大きくして先細りとなっている。図1では小孔41の図示を省略するとともに、図2では誇張して図示されている。
このような超音波振動ユニット23は、リード線39a、39bを介して例えば133KHzで20Vp−pの交流電圧を圧電セラミックス25に印加すると、動作説明図である図3に示すように、圧電セラミックス25が長さ方向(図3中の矢符)に振動するから、圧電セラミックス25に端部を支持された被振動板27には振動波が生じる。
なお、図3は、分かり易くすために、被振動板27の振動形態を誇張して概略的に示したものである。
そして、本発明者は、図4に示すように、図1の圧電セラミックス25とほぼ同形状で対向辺31を一端辺29と平行かつ直線状とした基準形状の圧電セラミックス25Aおよび上述した被振動板27とからなる基準形状の超音波振動ユニット23Aを構成し、これに対して図1の圧電セラミックス25における円弧状の対向辺31についてその円弧半径Rを変化させて対比し、図5および図6のような結果を得た。
ここで、基準形状の圧電セラミックス25Aは、一端辺29の幅寸法が17mm、一端辺29と対向辺31間の長さが13mm、厚さ1mmのものであり、図1の圧電セラミックス25は、その基準形状の圧電セラミックス25における対向辺31の最も膨出した部分(対向辺31の中央部)から一端辺29側へ寄った点を円弧半径Rとして、対向辺31を円弧状としたものである。
なお、いずれの構成においても、被振動板27は一例として幅17mm、長さ18.6mm、厚み0.06mmとなっている。
そして、この半径RをR8.5mmから少しずつR25mmまで変化させ、上述した図19のような霧化装置で基準形状の超音波振動ユニット23Aとの間で霧化量を比較すると、図5の一覧のようになった。
上述した図1において、対向辺31を示す実線が半径R8.5mmに、破線が半径R25mmに相当し、図5中の上段の半径R10〜R18が図1中の実線と破線の対向辺31間に描かれることになる。
図5における中段の(R0.5)〜(R1.5)は、基準形状の超音波振動ユニット23Aの対向辺31の幅17mmに対する円弧半径R(R8.5mm〜R25mm)の比率であり、この比率が満たされる限り、寸法が異なっても同様な結果が得られることを示している。
図5において、下段の◎印は基準形状を大きく超えた約1.4倍程度の霧化率、○印は基準形状を超えた霧化率、×印は基準形状以下の霧化率であったことを示している。ここで、霧化率とは、基準形状の所定時間当たりの霧化量を1.0としたときの霧化量の比率をいう。以下の図においても同様である。
図5および図6から分かるように、図1に係る超音波振動ユニット23では、直線状の一端辺29に対して対向辺31を円弧状に膨出させて寸法を長くすることにより霧化量が向上することが分かる。なお、図6において図5中の各半径R(各比率)の間は仮想的に示した(以下の同種の図でも同様)。
特に、直線状の一端辺29に対して対向辺31の円弧半径の比率をR0.5からR1.3程度の範囲に選定すれば、基準形状の超音波振動ユニット23Aより、1.2倍程度の霧化向上を達成できる。
このように、超音波振動ユニット23において、直線状の一端辺29に対して対向辺31を円弧状に膨出させて寸法を長くすることによって霧化量が向上する理由は解明しきれていないが、以下のように考えられるかもしれない。再現性は確実である。
すなわち、対向辺31を円弧状に膨出させることによって圧電セラミックス25が一端辺29と対向辺31の側で非対象となり、圧電セラミックス25の振動中に、対称の矩形状では圧電セラミックス25自身の両端面からの反射波が打ち消されるが、非対称にすることによって反射波、特に対向辺31側からの反射波を有効に利用して被振動板27へ集中させることが可能となり、損失が小さく電気機械変換効率が向上し、被振動板27を正確かつ安定して大きく振動させることが可能で、被振動板27の開放自由端の変位も大きくなるためと考えられる。
しかも、本発明の超音波振動ユニット23において、圧電セラミックス25の一端辺29と対向辺31間の長さの比率によって、さらに良好な霧化率が得られることが分かった。
すなわち、図1に示すように、一端辺29の幅寸法Aを例えば17mmに固定する一方、対向辺31の半径Rを8.5mmとして、対向辺31との間の長さBを11.5mmから16.0mmまで変化させた場合、図7および図8に示すようになった。なお、図7中の中段は一端辺29の幅寸法Aとこれと対向辺31間の長さBの比である。
図7および図8から分かるように、一端辺29の幅寸法Aに対してこれと対向辺31間の長さBの関係を0.60≦B/A≦0.95の範囲に選定すると、基準形状の超音波振動ユニット23Aと同等又はそれ以上の霧化量の得られることが分かる。
もっとも、上述した図20Aに示す従来の超音波振動ユニット7において、圧電セラミックス13の幅をAと長さをBを例えば1:1に選定すると、図8に示すように、その霧化量が基準の超音波振動ユニット23Aに比較してそれより小さくなり、基準の超音波振動ユニット23Aが従来の超音波振動ユニット7よりも霧化量が多いことが分かり、本発明の超音波振動ユニット23は更に良好な霧化量が得られることが分かる。
また、図7および図8は、圧電セラミックス25において一端辺29を17mm、対向辺31の半径Rを8.5mmとした構成例であったが、上述したように、一端辺29を17mmとし、対向辺31の半径Rを8.5mmから25mmに変化した場合もほぼ同様に大きな霧化量が得られる。
従って、本発明の超音波振動ユニット23において、圧電セラミックス25の対向辺31の円弧半径Rを8.5mm〜25mmの範囲に選定し、一端辺29の寸法Aとこれと対向辺31間の長さBの関係を0.60≦B/A≦0.95の範囲に選定し、一端辺29の幅寸法よりもこれと対向辺31間の長さを短くすることにより、被振動板27をより正確かつ安定した大きな振動を確保することが可能で、一層高い霧化率が得られる。
この現象も、一端辺29と対向辺31間の長さBを短くすることにより、やはり対向辺31側からの反射波をより有効に利用可能となり、被振動板27を正確かつ安定して振動させることが可能になるためと考えられる。
上述した実施の形態では、圧電セラミックス25において一端辺29に対して対向辺31を円弧状に膨出させ、一端辺29側に対して対向辺31側を非対称に形成したが、圧電セラミックス25を非対称形状にする手法はこれに限定されない。
図9は本発明に係る超音波振動ユニット23の他の実施の形態を示す平面図である。
図9に示す構成は、圧電セラミックス25の対向辺31の幅方向における両側角部を同じ円弧状に切り欠いて円弧状面取り部43を形成した構成である。
そして、この面取り部43の半径rをr1mmからr6mmまで変化させ、上述した基準形状の超音波振動ユニット23Aとの間で霧化量を比較すると、図10および図11のようになった。
なお、図10中段の(r0.60)〜(r0.35)は、基準形状の超音波振動ユニット23Aの圧電セラミックス25の一端辺29の幅17mmに対する円弧状面取り部43の半径r(r1mm〜r6mm)の比率であり、この比率が満たされる限り、寸法が異なっても同様な結果が得られることを示している。
図10および図11から分かるように、圧電セラミックス25の対向辺31の両側角部をある程度以上に円弧状に切り欠き、円弧状面取り部43を形成すれば、図1の超音波振動ユニット23と同様に、霧化量が向上することが分かる。再現性も確実である。
特に、円弧状面取り部43の半径rを3mm以上に選定すれば、その効果が確実である。
しかも、この形状の超音波振動ユニット23においても、圧電セラミックス25の一端辺29の幅寸法Aと対向辺31間の長さBの比率を0.60≦B/A≦0.95の範囲に選定すると、基準形状の超音波振動ユニット23Aと同等又はそれ以上の霧化量が得られる。
対向辺31における両端の円弧状面取り部43の半径rは互いに異ならせても同様に良好な結果が得られると考えられる。
図12は本発明に係る超音波振動ユニット23の更に別の実施の形態を示す平面図であり、圧電セラミックス25の対向辺31の両側角部を斜めかつ直線状に切り欠いて直線状面取り部45を形成した構成である。
そして、対向辺31の両端の直線状面取り部45の角部からの面取り長CをC1mmからC7mmまで変化させ、上述した基準形状の超音波振動ユニット23Aとの間で霧化量を比較すると、図13および図14のようになった。
なお、図13の中段の(C0.60)〜(C0.41)は、基準形状の超音波振動ユニット23Aの一端辺29の幅17mmに対する直線状面取り部45の面取り長C(C1mm〜C7mm)の比率であり、この比率が満たされる限り、寸法が異なっても同様な結果が得られることを示している。
図13および図14から分かるように、圧電セラミックス25の対向辺31の両側角部をある程度以上に直線的に切り欠き、直線状面取り部45を形成すれば、図1の超音波振動ユニット23と同様に、霧化量が向上することが分かる。再現性も確実である。
特に、面取り部45の面取り長Cを2mmから7mm、好ましくは4mmから6mm程度に選定すれば、その効果が確実である。
しかも、この形状の超音波振動ユニット23においても、圧電セラミックス25の一端辺29の幅寸法Aと対向辺31間の長さBの比率を0.60≦B/A≦0.95の範囲に選定すると、基準形状の超音波振動ユニット23と同等又はそれ以上の霧化量が得られる。
このように、本発明に係る超音波振動ユニット23において、圧電セラミックス25を対称にする形状は色々あるが、図1に示すように、圧電セラミックス25の一端辺29とこれに対向する対向辺31間の中央にその一端辺29と平行設定した仮想線Tに対し非対称である平面視形状(平面から見た形状)となっていれば、本発明の目的達成が可能である。
上述した実施の形態は、超音波振動ユニット23における圧電セラミックス25は、両側辺33、35が平行で間隔が長さ方向で等しい形状であったが、本発明の超音波振動ユニット23では、図15に示すように、両側辺33、35間を「ハ」字状にした台形形状の圧電セラミックス25を用いることが可能である。
すなわち、圧電セラミックス25の一端辺29とこれと平行な対向辺31を有し一端辺29と対向辺31の一方を短辺とし他方を長辺とするとともに、一端辺29と同じ幅寸法の被振動板27を部分的に重ねるように固着した構成である。
なお、図15においては、便宜上、圧電セラミックス25と被振動板27とを重ねずに図示した(後述する図17も同様である。)。
このような構成において、圧電セラミックス25の一端辺29の幅寸法a1を例えば17mmに固定し、対向辺31の幅寸法a2を図15Aのように一端辺29に対して長辺状態(a2=25mm)から同図Bのように短辺状態(a2=10mm)まで変化させた場合、霧化量が図16のようになった。なお、長さBは12.2mmである。
図16中の横軸の括弧()内は一端辺29に対する対向辺31の寸法比率である(後述する図18も同様である。)。また、図16においては、圧電セラミックス25の幅と長さの比を1:1(17mm:17mm)に選定したものの、所定時間当たりの霧化量を基準(1.0)としている(後述する図18も同様)。
この図16から分かるように、被振動板27を固着した一端辺29に対して対向辺31がそれより長辺となって短辺となっても、a1を固定値としa2を変化させたとき、それらの関係を0.59≦a2/a1≦1.47に選定すれば、良好な霧化量が得られることが分かる。
また、図17は、超音波振動ユニット23の圧電セラミックス25を、図15と同様に台形状にしたものであるが、対向辺31を被振動板27の幅寸法a2と同じに設定し、一端辺29の寸法a1を可変する実験例を示している。
このような構成において、圧電セラミックス25の対向辺31の幅寸法a2を例えば17mmに固定し、一端辺29の幅寸法a1を図17Aのように対向辺31に対して長辺状態(a1=25mm)から同図Bのように短辺状態(a1=10mm)まで変化させた場合、霧化量が図18のようになった。なお、長さBは12.2mmである。
この図18から分かるように、対向辺31に対して被振動板27を固着した一端辺29がそれより長辺となっても短辺となっても、a2を固定値としa1を変化させたとき、それらの関係を0.59≦a1/a2≦1.47に選定すれば、同様に良好な霧化量が得られることが分かる。
しかも、図15および図17の超音波振動ユニット23においても、圧電セラミックス25の一端辺29の幅寸法Aと対向辺31間の長さBの比率を0.60≦B/A≦0.95の範囲に選定すると、基準形状の超音波振動ユニット23Aと同等又はそれ以上の霧化量の得られる。
もっとも、図15および図17に示す構成では、圧電セラミックス25の一端辺29の寸法a1又は対向辺31の寸法a2が極端に短い又は長い台形形状は好ましくないから、圧電セラミックス25の寸法a1とa2の和の1/2をAとして選定すると良い。
以上、本発明に係る超音波振動ユニット23を水3や薬液などの液体を散布する霧化装置に使用する場合を例にして説明したが、本発明に係る超音波振動ユニット23は粉体などを飛散させる場合など、各種の装置や用途の振動源として用いることが可能である。
そして、超音波振動ユニット23用いた霧化装置としては、上述した図19に示すように、例えば合成樹脂から本体ケースを兼ねた貯液部1を箱形に形成し、この貯液部1の内側下部に霧化する液体として水3を溜め、貯液部1の頂部内側に支持部材5を設け、この支持部材5に上述した超音波振動ユニット23の圧電セラミックス25の対向辺側を片持ち支持して垂下させ、スポンジなどからに形成し貯液部1内の水3を上方へ供給する供給部9を、貯液部1の内底から上方へ延ばして超音波振動ユニット23の被振動板27に当接してなる構成を有している。
このような霧化装置は、超音波振動ユニット23において、電極37a、37bに所定の交流駆動電圧を印加して圧電セラミックス25に長さ振動を発生させ、この振動に基づき被振動板27を振動させ、供給部9によって貯液部1下部から被振動板15まで給水された水3を多数の小孔41を介して霧化して外部へ送出するものである。
なお、霧化装置において、貯液部1や供給部9の形状や、超音波振動ユニット23の支持位置、方向は任意であり、目的や用途に応じて任意に選定可能である。
本発明に係る超音波振動ユニットの実施の形態を示す平面図である。 図1に示す超音波振動ユニットの断面図(図1中のII−II間断面)である。 図1に示す超音波振動ユニットの動作説明図である。 図1の超音波振動ユニットに関し基準となる超音波振動ユニットを示す平面図である。 図1の超音波振動ユニットに関し、円弧を可変した場合の実験例を一覧にして示す図である。 図1の超音波振動ユニットに関し、円弧を可変した場合の霧化量を特性にして示す図である。 図1の超音波振動ユニットに関し、圧電セラミックスの寸法を可変した場合の実験例を一覧にして示す図である。 図1の超音波振動ユニットに関し、圧電セラミックスの寸法を可変した場合の霧化量を示す特性図である。 本発明に係る超音波振動ユニットの別の実施の形態を示す平面図である。 図9の超音波振動ユニットに関し、円弧状面取り寸法を可変した場合の実験例を一覧にして示す図である。 図9の超音波振動ユニットに関し、円弧面取り寸法を可変した場合の霧化量を示す特性図である。 本発明に係る超音波振動ユニットの別の実施の形態を示す平面図である。 図12の超音波振動ユニットに関し、直線状面取り寸法を可変した場合の実験例を一覧にして示す図である。 図12の超音波振動ユニットに関し、直線状面取り寸法を可変した場合の霧化量を示す特性図である。 本発明に係る超音波振動ユニットの更に別の実施の形態を示す平面図である。 図15の超音波振動ユニットに関し、短辺と長辺の寸法を可変した場合の霧化量を示す特性図である。 本発明に係る超音波振動ユニットの更に別の実施の形態を示す平面図である。 図17の超音波振動ユニットに関し、短辺と長辺の寸法を可変した場合の霧化量を示す特性図である。 本発明の参考となる霧化装置を示す概略断面図である。 霧化装置に用いる従来の超音波振動ユニットを示す平面図および断面図である。
符号の説明
1 貯液部(本体ケース)
3 水(液体)
5 支持部材
7、23 超音波振動ユニット
9 供給部
11a、11b、37a、37b 電極
13、25 圧電セラミックス
15、27 被振動板
17a、17b 端子
19、41 小孔
21 止栓
23A 基準形状の超音波振動ユニット
25A 基準形状の圧電セラミックス
29 一端辺
31 対向辺
33、35 両側辺
39a、39b リード線
43 円弧状面取り部(r面取り部)
45 直線状面取り部(C面取り部)
T 仮想線

Claims (8)

  1. 平板状にして一端辺を直線状とした圧電セラミックスの当該一端辺側に直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着し、前記圧電セラミックスの長さ振動に基づいて前記被振動板を超音波振動させる超音波振動ユニットにおいて、
    前記圧電セラミックスは、前記一端辺とこれに対向する対向辺との間の中央に前記一端辺と平行設定した仮想線に対し非対称の平面視形状を有することを特徴とする超音波振動ユニット。
  2. 前記圧電セラミックスは、幅方向とした前記一端辺に直交する方向を長さ方向としたとき、前記幅方向寸法が前記長さ方向に沿って一定であり、前記幅方向寸法をA、長さ方向寸法をBとしたとき、AとBの関係が0.60≦B/A≦0.95に選定されるとともに、前記一端辺の寸法よりも前記対向辺の寸法が長く選定された平面視形状を有する請求項1記載の超音波振動ユニット。
  3. 前記圧電セラミックスは、前記対向辺を円弧状に膨出させた平面視形状を有する請求項1又は2記載の超音波振動ユニット。
  4. 前記圧電セラミックスは、前記対向辺における前記幅方向の両端部を円弧状に切り欠いた平面視形状を有する請求項1又は2記載の超音波振動ユニット。
  5. 前記圧電セラミックスは、前記対向辺における前記幅方向の両端部を直線状に切り欠いた平面視形状を有する請求項1又は2記載の超音波振動ユニット。
  6. 平板状にして平行な対向端を長辺と短辺とした台形状の圧電セラミックスの当該長辺側又は短辺側に、直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着し、前記圧電セラミックスの長さ振動に基づいて前記被振動板を超音波振動させる超音波振動ユニットにおいて、
    前記圧電セラミックスは、前記長辺の寸法a1と短辺の寸法a2の和の1/2をA、前記長辺と短辺間の長さをBとしたとき、前記寸法a1とa2の一方を固定値としたときそれらの関係が0.59≦(a1/a2又はa2/a1)≦1.47に選定されるとともに、前記AとBの関係が0.60≦B/A≦0.95に選定された平面視形状を有することを特徴とする超音波振動ユニット。
  7. 前記振動板は、厚さ方向に貫通形成された多数の小孔であって、当該振動板の片面側に供給された液体を通過させて霧化する多数の小孔を有する請求項1〜6のいずれか1項記載の霧化用の超音波振動ユニット。
  8. 霧化する液体を溜めた貯液部と、
    溜められた前記液体を所望の方向へ供給する供給部と、
    前記供給部の先端近傍に支持された超音波振動ユニットであって前記供給部にて供給された前記液体を外部へ向けて霧化する超音波振動ユニットと、
    を具備する霧化装置において、
    前記超音波振動ユニットは、平板状にして一端辺を直線状とした圧電セラミックスの当該一端辺側に直接又は間接的に被振動板を部分的に重ねてせり出すように固着し、前記圧電セラミックスの長さ振動に基づいて前記被振動板を超音波振動させて前記液体を霧化するものであり、
    前記圧電セラミックスは、前記一端辺とこれに対向する対向辺との間の中央に前記一端辺と平行設定した仮想線に対し非対称の平面視形状を有することを特徴とする霧化装置。
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