JP2006060512A - 赤外線撮像装置 - Google Patents

赤外線撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006060512A
JP2006060512A JP2004240057A JP2004240057A JP2006060512A JP 2006060512 A JP2006060512 A JP 2006060512A JP 2004240057 A JP2004240057 A JP 2004240057A JP 2004240057 A JP2004240057 A JP 2004240057A JP 2006060512 A JP2006060512 A JP 2006060512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
infrared imaging
reference element
output
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004240057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4367289B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Fukuyama
康弘 福山
Makoto Iwashima
誠 岩島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004240057A priority Critical patent/JP4367289B2/ja
Publication of JP2006060512A publication Critical patent/JP2006060512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367289B2 publication Critical patent/JP4367289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】走査時のスイッチングノイズを低減して精度良く増幅器のオフセット補正し、高精度に所望の画像を撮像することのできる赤外線撮像装置を提供する。
【解決手段】赤外線撮像装置101においては、赤外線撮像素子1の各画素に配置される検出素子に対して、その検出素子と電気特性が同じ基準素子を、赤外線撮像素子1の内部(第1の基準素子アレイ10)および外部(第2の基準素子アレイ6)に配置し、赤外線撮像素子1を走査する第1走査手段と、第2の基準素子アレイ6を走査する第2走査手段とを同期して動作させる。その結果、各出力信号にスイッチングノイズが重畳したとしても、そのノイズの波形は同じものとなり、差動増幅器9おいて差分が検出されることにより、そのノイズはキャンセルされる。したがって、適切なオフセット補正値を検出し、オフセットを適切にキャンセルすることができ、オフセットを適切にキャンセルした高精度な撮像信号を得ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、熱型赤外線検出素子を用いて所望の画像を撮像する赤外線撮像装置に関し、特に、走査切り換え時に生じるスイッチングノイズを低減し鮮明な画像を得ることができる赤外線撮像装置に関する。
赤外線撮像装置等に用いられる赤外線センサの一例として、熱型赤外線センサが知られている。熱型赤外線センサは、赤外線の持つ熱効果により素子の温度が上昇し、これにより素子の電気的性質が変化することを利用したセンサであり、素子を極低温に冷却する必要がなく常温で使用できるため、使い易く、広く使用されている。熱型赤外線センサは、通常、赤外線により温度上昇される検出素子、リファレンス用の基準素子、オフセット調整回路等を有し、後段にさらに増幅器を配して検出出力を増幅する構成となっている場合が多い。
そのような熱型赤外線センサは、周囲温度などの影響を受け易く測定中に温度変化などの環境変化が起こった時にはオフセットや感度が変化するため、オフセットや感度むらを随時補正することが望ましい。
そこで、そのような熱型赤外線センサを用いた従来の赤外線撮像装置においては、例えば、基準素子の出力を1サイクルごとに測定することにより、動作時に温度変化などの環境変化が起こっても増幅器のオフセットを直ちに補正するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許3339291号公報
しかしながら、このような赤外線撮像装置において、サーモパイル(熱電対)等の高出力インピーダンスを持つ検出素子を用いる場合、走査時にその出力信号にスイッチングノイズが重畳する場合がある。そのような場合、検出素子の出力信号を精度良く取り出せなくなり、検出素子と同様の電気特性を有する基準素子の出力信号も正確に測定することが困難となる。そしてその結果、オフセット補正に誤差を生じてしまうという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、走査時に発生するスイッチングノイズを低減し高精度な基準素子の増幅出力信号が得ることで、赤外線撮像装置の動作時に温度変化が起こっても精度良く増幅器のオフセット補正することができ、これにより高精度に所望の画像を撮像することのできる赤外線撮像装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る赤外線撮像装置は、第1方向および第2方向に2次元に配列し、所定の電気特性と感度を有する検出素子と、前記検出素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない第1基準素子とからなる赤外線撮像素子と、
前記赤外線撮像素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない第2基準素子と、
前記赤外線撮像素子を前記第1方向および前記第2方向に順次走査し、前記検出素子および前記第1基準素子の走査読み出しを行なう第1走査手段と、
前記走査手段の前記第1方向の走査読み出しに同期して前記第2基準素子の走査読み出しを行なう第2走査手段と、
前記第1走査手段の前記第1方向の走査読み出しの出力と前記第2走査手段による走査読み出しの出力との差を検出し、当該差を増幅して出力する差動増幅回路と、
前記差動増幅回路において検出される前記第1基準素子の出力と前記第2基準素子の出力との差に基づいて、前記差動増幅回路のオフセットを設定するオフセット設定手段と
を有することを特徴とする赤外線撮像装置。
このような構成の赤外線撮像装置においては、赤外線撮像素子の各画素に配置される検出素子に対して、その検出素子と電気特性が同じ基準素子を、赤外線撮像素子の内部(第1基準素子)および外部(第2基準素子)に配置し、赤外線撮像素子の各素子(検出素子および第1基準素子)を走査選択してその出力信号を順次出力する第1走査手段と、第2基準素子の各基準素子を走査選択してその出力信号を順次出力する第2走査手段とが同期して動作するようにしている。そして、差動増幅回路において、それら第1および第2の走査手段により同期して読み出しされた各出力信号の差を検出し、これに基づいて各画素の撮像信号を得るとともに、差動増幅回路のオフセットの補正値を検出している。したがって、各出力信号にスイッチングノイズが重畳したとしても、そのノイズの波形は同じものとなり、差動増幅器において差分が検出されることにより、そのノイズはキャンセルされる。したがって、適切なオフセット補正値を検出することができ、オフセットを適切にキャンセルすることができる。また、オフセットを適切にキャンセルすることにより、高精度な撮像信号を得ることができる。
好適には、前記第1走査手段は、前記赤外線撮像素子を前記第2方向に走査し、前記第1方向の列ごとに前記検出素子又は前記第1基準素子を走査読み出しする第2方向走査手段と、前記第2方向走査手段により走査読み出しされる前記第1方向の列ごとの前記検出素子又は前記第1の基準素子を前記第1方向に走査し、当該第1方向の列ごとに前記検出素子又は前記第1基準素子を走査読み出しする第1方向走査手段とを有し、前記第2走査手段は、前記第1方向走査手段の前記走査読み出しに同期して前記第2基準素子の走査読み出しを行なう。
また好適には、前記第1方向走査手段および前記第2走査手段は、前記第2方向走査手段での走査読み出しが切り替わるのと同時に、前記第1方向の走査読み出しとなる素子の信号を出力しない。
また、本発明に係る他の赤外線撮像素子は、第1方向および第2方向に2次元に配列し、所定の電気特性と感度を有する検出素子を有する赤外線撮像素子と、前記赤外線撮像素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない基準素子と、前記赤外線撮像素子を前記第1方向および前記第2方向に順次走査し、前記検出素子の走査読み出しを行なう第1走査手段と、前記走査手段の前記第1方向の走査読み出しに同期して前記基準素子の走査読み出しを行なう第2走査手段と、前記第1走査手段により読み出しされる前記検出素子の出力および前記第2走査手段により読み出しされる前記基準素子の出力の差を検出し、前記検出された差に基づく信号を撮像信号として出力する出力回路とを有する。
本発明によれば、走査時に発生するスイッチングノイズを低減し高精度な基準素子の増幅出力信号が得ることで、赤外線撮像装置の動作時に温度変化が起こっても精度良く増幅器のオフセット補正することができ、これにより高精度に所望の画像を撮像することのできる赤外線撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
まず最初に、本発明の赤外線撮像装置に関わる通常の構成の赤外線撮像装置について図1〜図3を参照して説明する。
図1は、その赤外線撮像装置100の構成を示す回路図である。
赤外線撮像装置100は、図1に示すように、赤外線撮像素子部1、カウンタ2、垂直方向デコーダ3、水平方向デコーダ4、水平方向スキャナ5、処理部6および差動増幅器9を有する。
赤外線撮像素子部1は、図示のごとく、n個×n個の検出素子が画素11〜nnの各々に対応して2次元に配列して構成される。また、この2次元に配列された各画素の検出素子に近接した位置に、基準の出力信号を出力する基準素子が設けられた1つの画素slが配置されている。
これら検出素子および基準素子の具体的な構造については、図5および図6を参照して後に詳細に説明するが、検出素子として例えば後述するようなサーモバイル(熱電対)を仮定すると、その等価回路は、図1に示すように抵抗と電圧源の直列回路として表すことができる。またその場合、基準素子の等価回路は、図1に示すように抵抗として表すことができる。
赤外線撮像素子部1においては、垂直方向スキャナの役目をするN型MOSFETスイッチM11〜Mnnが、各検出素子(検出素子211(図5参照))のプラス端子(114)に接続されている。また同様に、水平方向スキャナ5には、N型MOSFETスイッチM1〜Mnが検出素子列ごとに接続されている。なお、全検出素子(211)のマイナス端子(115)には、基準電圧Vref1が入力される。
基準画素slに配置される基準素子(基準素子212(図6参照))においては、垂直方向スキャナの役目をするN型MOSFETスイッチMslyが基準素子(212)のプラス端子(114)に接続され、その先に水平方向スキャナ5のN型MOSFETスイッチMslxが接続されている。この基準素子(212)のマイナス端子(115)にも、基準電圧Vref1が入力される。
このような構成の赤外線撮像装置100の動作について図2を参照して説明する。
図2は、図1に示した垂直方向デコーダ3、水平方向デコーダ4および水平方向スキャナ5の各出力信号の波形を示すタイムチャートである。
まず、カウンタ2で、入力される基準クロックCLKに基づき、赤外線撮像素子部1の画素数分(検出素子n×n個+基準素子1個)のアドレスが生成され、垂直方向デコーダ3および水平方向デコーダ4に出力される。
垂直方向デコーダ3および水平方向デコーダ4では、カウンタ2より生成されたアドレスをデコードして、各行ごとの垂直方向選択信号Y1〜YnおよびYsl、および各列ごとの水平方向選択信号X1〜XnおよびXslを生成する。生成された垂直方向選択信号Y1〜YnおよびYslは、赤外線撮像素子部1および基準画素slに対する垂直方向スキャナのN型MOSFETスイッチM11〜MnnおよびMslyのゲート端子に各々印加される。また、生成された水平方向選択信号X1〜XnおよびXslは、水平方向スキャナ5のN型MOSFETスイッチM1〜MnおよびMslxのゲート端子に各々印加される。
なお、ここでは、図2に示すタイムチャートのように、垂直方向選択信号Y1〜YnおよびYsl、および水平方向選択信号X1〜XnおよびXslが各々H(ハイ)レベルになると、接続されている各N型MOSFETスイッチはオンする。
具体的に動作を説明すると、まず、垂直方向選択信号Y1がHレベルになると、N型MOSFETスイッチM11〜M1nがオンし、画素11〜1nの出力信号V1〜Vnが水平方向スキャナ5に送られる。同時に水平方向選択信号X1がHレベルになって、N型MOSFETスイッチM1がオンし、水平方向スキャナ5の出力信号Vdtとしては、画素11の出力信号が出力される。その後、順次水平方向選択信号X2〜XnがHレベルとなり、出力信号Vdtとしては、画素11の出力信号に続いて画素12〜1nの出力信号が順次出力される。
次に、垂直方向選択信号Y2がHレベルとなり、これに合わせて前述したのと同様に水平方向選択信号X1〜Xnが順次Hレベルとなり、出力信号Vdtとしては画素21〜2nの出力信号が順次選択される。
このような動作の繰り返しにより、出力信号Vdtとしては、画素11〜1n、画素21〜2n・・・画素n1〜nnの順に、各画素の出力信号が出力される。
最後に垂直方向選択信号Yslと水平方向選択信号Xslが同時にHレベルとなり、出力信号Vdtとしては、基準画素slの出力信号が選択される。
そして、再び画素11からの走査が繰り返される。
水平方向スキャナ5から出力される信号Vdtは、差動増幅器9において一定の基準電圧であるVref1との間の差が求められる。求められた差分値は、処理部8から入力されるオフセット補正値によりオフセットが補正されて増幅され、撮像結果の出力信号として処理部8のADコンバータ(ADC)8bに出力される。
処理部8では、差動増幅器9からADC8bに入力される信号から、赤外線画像化や差動増幅器9のオフセットを除去するために必要なオフセット補正値の算出を行なう。算出したオフセット補正値は、DAコンバータ(DAC)8aより差動増幅器9に出力され(Vref2)、差動増幅器9のオフセットの除去に供される。
このような構成の赤外線撮像装置において、垂直方向選択信号Y1〜YnおよびYslと水平方向選択信号X1〜XnおよびXslの立ち上がりと立ち下がり時の動作について、図3を参照して説明する。
図3は、水平方向選択信号X2の立下り時および水平方向選択信号X3の立ち上がり時の動作を説明するための図である。
図3に示すように、垂直方向選択信号Y2がHレベルで垂直方向2行目の画素が選択されており、また、水平方向選択信号X2が立ち上がっている状態だと仮定する。その状況において、図3に示すように水平方向選択信号X2が立ち下がり、それと同時に水平方向選択信号X3が立ち上がると、水平方向2列目のN型MOSFETスイッチM2がオフとなり、同時に3列目のN型MOSFETスイッチM3がオンになる。
この時、水平方向選択信号X3の立ち上がりのステップ状変化が、3列目のN型MOSFETスイッチM3のゲート−ドレイン間容量Cgd3およびゲート−ソース間容量Cgs3を介して、立ち上がり方向スイッチングノイズとして出力信号Vdtに重畳される。
これに加えて、水平方向選択信号X2の立ち下がりのステップ状変化が、2列目のN型MOSFETスイッチM2のゲート−ソース間容量Cgs2を介して、立ち下がり方向スイッチングノイズとしてVdt出力に重畳される。
ゲート−ドレイン間容量Cgd2を介したスイッチングノイズが重畳されないのは、2列目のN型MOSFETスイッチM2がオフしているので、ドレイン−ソース間がオープン(非導通)となったためである。
この結果、出力信号Vdtに重畳されるスイッチングノイズは、図3に示すように、立ち上がり方向スイッチングノイズとしては、容量Cgd3,Cgs3を介したものが、立ち下がり方向スイッチングノイズとしては、容量Cgs2を介したものが、それぞれ重畳される。
これら2個のMOSFETは何れも同一導電型(N型)で、トランジスタサイズは、N型MOSFETスイッチM2とM3は同等のものである。さらに、一般的にはMOSFETのゲート−ドレイン間容量とゲート−ソース間容量が等しいので、2個のMOSFETのゲート−ドレイン間容量,ゲート−ソース間容量の関係は、次式(1)のようになり、Cgd3分の立ち上がりノイズが出力信号Vdtに重畳される。
数1
Cgd3+Cgs3−Cgs2 = Cgd3 …(1)
但し、Cgs3=Cgs2、
立ち上がりを'+'、立下りを'−'、
とする。
その結果、差動増幅器9には、図3に示すように、立ち上がりノイズの重畳した信号Vdtと、レベル一定の基準信号であるVref1が入力されることとなり、差動増幅器9の出力信号Voutは、信号Vdtの立ち上がりスイッチングノイズを重畳した信号となる。
処理部8は、基準素子slが走査されてその出力信号Vslが差動増幅器9に入力された時の、差動増幅器9から処理部8に入力される信号Voutに基づいてオフセット補正値を算出している。そのため、この基準素子slからの出力信号Vslに基づいて差動増幅器に入力される信号Vdtにスイッチングノイズが重畳している場合には、処理部8に入力される信号Voutにもスイッチングノイズが重畳しており、正確な基準素子(基準画素sl)の増幅出力信号を得ることができず、正確なオフセット補正値を算出することができないこととなる。
図1に示したような通常の構成の赤外線撮像装置100には、このような不利益が発生する可能性がある。
そこで次に、このような問題を解決した本発明に係る赤外線撮像装置について、図4〜図7を参照して説明する。
図4は、その本発明に係る赤外線撮像装置の構成を示す回路図である。
図4に示すように、赤外線撮像装置101は、赤外線撮像素子部1、カウンタ2、垂直方向デコーダ3、水平方向デコーダ4、水平方向スキャナ5、第2の基準画素アレイ6、第2の基準素子アレイスキャナ7、処理部8および差動増幅器9を有する。
ここではまず、赤外線撮像装置101および第2の基準画素アレイ6において用いる検出素子および基準素子の構造について説明する。
図5は、その赤外線撮像装置101で用いる検出素子211の構造を示す図であり、(A)は1つの検出素子211の平面図であり、(B)は(A)のA−Aにおける断面図である。
検出素子211において、基板116は(100)面を表面とする基板であり、この表面上にSiNの薄膜層118が形成されている。薄膜層118上には、ポリシリコンなどにより形成されP型にドープされたP型サーモパイル110と、N型にドープされたN型サーモパイル111が交互かつ直列に接続されて配置されている。また、この薄膜層118には、サーモパイル列間のスペースに、異方性エッチングで基板116の一部を除去して熱分離を良くするためのエッチング孔119が形成されている。
P型サーモパイル110とN型サーモパイル111の接続にはAl電極が使用され、中心部が温接点113、周辺部が冷接点112となっている。温接点113を囲む領域は、エッチング孔119から異方性エッチングにより(111)面121を側面とする4角錐状に基板116の一部が除去され、熱分離構造に形成されている。また、層間絶縁膜120を介して温接点113の上部にAu黒膜等による赤外線吸収膜117が設けられている。
このような検出素子12において赤外線吸収膜117に赤外線が入射すると、その強度に応じて温接点113と冷接点112との間に温度差が生じ、結果的に、その温度差に応じた起電力がプラス端子114とマイナス端子115の間に発生する。これにより、照射される赤外線量に応じた信号が検出される。
図6は、図4に示した本実施形態に係る赤外線撮像装置101で用いる基準素子212の構造を示す図であり、(A)は1つの基準素子212の平面図であり、(B)は(A)のA−Aにおける断面図である。
基準素子212も、前述した検出素子211と同様に、P型サーモパイル110、N型サーモパイル111、冷接点112および温接点113を有し、これらが検出素子211と同様に配置され、接続されて構成されている。
しかし、基準素子212の薄膜層118には、検出素子211のサーモパイル列間のスペースに形成されていたようなエッチング孔119がなく、また、そのエッチング孔119により異方性エッチングされて基板116の一部に形成されていた4角錐状の除去空孔もない。これにより、基準素子212は、温接点113と基板116との熱分離が行なわれない構造となっている。この結果、基準素子212おいては、温接点113と冷接点112とに温度差が生じないことになり、赤外線が入射してもプラス端子114とマイナス端子115の間に起電力が発生しなくなる。
このように、基準素子212は、検出素子211と同様の電気特性を有するが、赤外線が入射してもその強度に応じた信号を出力しない素子として構成される。
図4に戻り、赤外線撮像装置101の赤外線撮像素子部1は、n×nの画素(画素11〜nn)に対応して、前述した検出素子211又は基準素子212が2次元に配列して構成される。画素11〜(n−1)nには検出素子211が配置されて検出画素部を構成しており、また、画素n1〜nn、すなわちn×nの画素の内の垂直方向最後のラインだけは、基準素子212がライン状に配置され、これが後述する第1の基準画素アレイ10を構成している。
また、赤外線撮像装置101においては、赤外線撮像素子部1に近接するように、ライン状に基準素子212を配列して、第2の基準画素アレイ6が構成されている。
前述した赤外線撮像装置100と同様に、検出素子211としてサーモパイル(熱電対)を仮定すると、その等価回路は、図4に示すように抵抗と電圧源の直列回路として表すことができる。またその場合、基準素子212の等価回路は、図4に示すように抵抗として表すことができる。
赤外線撮像素子部1においては、垂直方向スキャナの役目をするN型MOSFETスイッチM11〜Mnnが、検出素子211および基準素子212の各プラス端子114に接続されている。また同様に、水平方向スキャナ5には、N型MOSFETスイッチM1〜Mnが素子列ごとに接続されている。
なお、赤外線撮像素子部1の全検出素子211および基準素子212のマイナス端子115には、基準電圧Vref1が入力される。
また、第2の基準画素アレイ6においては、水平方向デコーダ4から出力される水平方向選択信号X1〜Xnが、第2の基準素子アレイスキャナ7のN型MOSFETスイッチB1〜Bnのゲート端子に各々印加される。その結果、第2の基準素子アレイスキャナ7の出力信号Vstは、水平方向スキャナ5の出力信号Vdtと水平方向に同期して出力される。
また、赤外線撮像素子部1の各画素(検出素子211と基準素子212を含む)と第2の基準素子アレイ6の画素(基準素子212を含む)との出力インピーダンスを同等にするため、第2の基準素子アレイ6にはN型MOSFETスイッチA1〜Anを配している。このN型MOSFETスイッチA1〜Anには、その各ゲート端子に常にHレベルの信号Vonを与えており、常にオン状態とされている。
次に、図4および図7を参照して、本発明に係る赤外線撮像装置101の動作について説明する。
図7は、赤外線撮像装置101の垂直方向デコーダ3、水平方向デコーダ4、水平方向スキャナ5および基準素子アレイスキャナ7の各出力信号の波形を示すタイムチャートである。
まず、カウンタ2で、入力される基準クロックCLKに基づき、赤外線撮像素子部1の画素数分(検出画素部(画素11〜(n−1)n)の検出素子211と第1の基準画素アレイ10(画素n1〜nn)の基準素子212の総数)のアドレスが生成され、垂直方向デコーダ3および水平方向デコーダ4に出力される。
垂直方向デコーダ3および水平方向デコーダ4では、カウンタ2より生成されたアドレスをデコードして、各行ごとの垂直方向選択信号Y1〜Yn、および各列ごとの水平方向選択信号X1〜Xnを生成する。生成された垂直方向選択信号Y1〜Ynは、赤外線撮像素子部1内の垂直方向スキャナのN型MOSFETスイッチM11〜Mnnのゲート端子に各々印加される。また、生成された水平方向選択信号X1〜Xnは、水平方向スキャナ5のN型MOSFETスイッチM1〜Mnのゲート端子、および、基準素子アレイスキャナ7のN型MOSFETスイッチB1〜Bnのゲート端子に各々印加される。
なお、ここでは、図7に示すタイムチャートのように、垂直方向選択信号Y1〜Ynおよび水平方向選択信号X1〜XnがH(ハイ)レベルになると、接続されているN型MOSFETスイッチがオンする。
具体的に動作を説明すると、前述した赤外線撮像装置100と同様に、まず、垂直方向選択信号Y1がHレベルになると、N型MOSFETスイッチM11〜M1nがオンし、画素11〜1nの出力信号V1〜Vnが水平方向スキャナ5に送られる。また、同時に水平方向選択信号X1がHレベルになって、N型MOSFETスイッチM1がオンし、水平方向スキャナ5の出力信号Vdtとしては、画素11からの信号が出力される。
その後、順次水平方向選択信号X2〜XnがHレベルとなることにより、出力信号Vdtとしては、画素12〜1nの信号が順次出力される。
次に、垂直方向選択信号Y2がHレベルとなり、これに合わせて水平方向選択信号X1〜Xnが順次Hレベルとなることにより、出力信号Vdtとしては、画素21〜2nの信号が順次出力される。そして、これら動作の繰り返しにより、信号Vdtとして、画素11〜1n、画素21〜2n・・・画素n1〜nnの順に、各画素の出力信号が走査選択される。
なお、この時の信号は、選択信号Y1〜Y(n−1)に対応する出力信号は検出素子211からの出力であり、最後の行の選択信号Ynに対応する出力信号は、第1の基準画素アレイ10の画素(画素n1〜画素nn)の出力信号である。
一方、第2の基準画素アレイ6の基準画素1〜nの出力Vs1〜Vsnは、常にオンしているN型MOSFETスイッチA1〜Anを介し、第2の基準素子アレイスキャナ7に送られる。
第2の基準素子アレイスキャナ7は、水平方向でコーダ4から入力される水平方向選択信号X1〜Xnにより、水平方向スキャナ5と常に同期して動作する。その結果、第2の基準素子アレイスキャナ7からは、第2の基準画素アレイ6の基準画素1〜nの出力信号が、赤外線撮像素子部1の水平方向走査と同期して出力される。
水平方向デコーダ4が水平方向選択信号X1〜Xnを順次切り換えていく際、赤外線撮像素子部1の出力信号Vdtと第2の基準素子アレイ6の出力信号Vstには、図3を参照して前述したようにスイッチングノイズが重畳する。
このスイッチングノイズは、N型MOSFETの走査選択の動作と検出素子211および基準素子212の電気的特性により発生するものである。赤外線撮像装置101においては、前述したように、検出素子211と基準素子212は同様な電気特性を有し、さらにこれらの素子は同様なサイズのN型MOSFETに接続されているので、水平方向スキャナ5を介した赤外線撮像素子部1からの出力Vdtと第2の基準素子アレイスキャナ7を介した第2の基準素子アレイ6からの出力Vstとに重畳するスイッチングノイズ波形は同様な波形となる。
差動増幅器9には、これら赤外線撮像素子部1の出力信号Vdtと第2の基準素子アレイ6の出力信号Vstが入力され、これらの差分が検出され、オフセットがキャンセルされた後に増幅して出力される。したがって、本実施形態の赤外線撮像装置101においては、出力信号Vdtと出力信号Vstに重畳するスイッチングノイズの波形が同様であるため、これらのスイッチングノイズは差動増幅器9において相殺される。その結果、差動増幅器9からの出力信号Voutは、スイッチングノイズの影響を受けていない適切な信号となる。
差動増幅器9のオフセット測定は、処理部8において、赤外線撮像素子部1内にある第1の基準素子アレイ10と、第2の基準素子アレイ6が走査選択されている時に行なう。この時に得られる信号も、本実施形態の赤外線撮像装置101においては、前述したようにスイッチングノイズが相殺されたものとなる。そのため、処理部8は、高精度に基準素子212の出力信号を得ることができ、高精度にオフセット測定を行なうことができる。そしてその結果、適切にオフセットをキャンセルすることができる。
また、本実施形態の撮像装置101においては、図4に示すように、基準画素を第1の基準画素アレイ10として赤外線撮像素子部1内に水平方向にライン状に配列した。この結果、基準素子の出力信号のサンプリング回数を増やすことができ、これによっても精度良く差動増幅器9のオフセット測定を行なうことができる。
このように、本実施形態の赤外線撮像装置101においては、走査選択時に発生するスイッチングノイズを低減し、高精度の基準素子212の出力信号が得ることができる。また、基準素子212をライン状に配列したことでサンプリング回数を増やすことができる。そのため、赤外線撮像装置の動作時に温度変化などの環境変化が起こっても、精度良く差動増幅器9のオフセット測定ができ、精度良く差動増幅器9のオフセットを補正することができる。
また、毎フレームにおいて第1の基準素子アレイ10と第2の基準素子アレイ6の増幅出力が得られるため、赤外線撮像装置の動作時に温度変化などの環境変化が起こった時に、その変化に追従して精度良く差動増幅器9のオフセット補正をすることができる。
また、検出素子211の出力信号に含まれるスイッチングノイズが除去できるため、より鮮明な画像を得ることが可能である。
なお、垂直方向の走査選択が行なわれる時は、垂直方向走査信号と水平方向走査信号が同時に切り替わるため、赤外線撮像素子部1の出力Vdtには、垂直方向走査選択によるスイッチングノイズと水平方向走査選択によるスイッチングノイズが重畳する。しかし、第2の基準素子アレイ6の出力信号Vstには、水平方向走査選択によるスイッチングノイズのみ重畳している。そのため、差動増幅器9ではスイッチングノイズが完全に相殺されない。したがって、このような垂直方向の走査選択が行なわれた直後は、読み飛ばすようにして、素子の信号を画像に出力しないのが好適である。
このようにすれば、スイッチングノイズの含まれないより鮮明な画像を得ることができる。
なお、本実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
図1は、本発明に関係する通常の赤外線撮像装置の構成を示す回路図である。 図2は、図1に示した赤外線撮像装置の垂直方向デコーダ、水平方向デコーダおよび水平方向スキャナの各出力信号の波形を示すタイムチャートである。 図3は、図1に示した赤外線撮像装置において発生するスイッチングノイズを説明するための図である。 図4は、本発明の一実施形態の赤外線撮像装置の構成を示す回路図である。 図5は、図4に示した赤外線撮像装置で用いる検出素子の構造を示す図であり、(A)は検出素子の平面図であり、(B)は(A)のA−Aにおける断面図である。 図6は、図4に示した赤外線撮像装置で用いる基準素子の構造を示す図であり、(A)は基準素子の平面図であり、(B)は(A)のA−Aにおける断面図である。 図7は、図4に示した赤外線撮像装置の垂直方向デコーダ、水平方向デコーダ、水平方向スキャナおよび基準素子アレイスキャナの各出力信号の波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
100,101…赤外線撮像装置
1…赤外線撮像素子部
2…カウンタ
3…垂直方向デコーダ
4…水平方向デコーダ
5…水平方向スキャナ
6…第2の基準素子アレイ
7…第2の基準素子アレイスキャナ
8…処理部
8a…DAコンバータ(DAC)
8b…ADコンバータ(ADC)
9…差動増幅器
10…第1の基準素子アレイ
211…検出素子
212…基準素子
110…P型サーモパイル
111…N型サーモパイル
112…冷接点
113…温接点
114…プラス端子
115…マイナス端子
116…基板
117…赤外線吸収膜
118…薄膜層
119…エッチング孔
120…層間絶縁膜
121…(111 )面

Claims (4)

  1. 第1方向および第2方向に2次元に配列し、所定の電気特性と感度を有する検出素子と、前記検出素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない第1基準素子とからなる赤外線撮像素子と、
    前記赤外線撮像素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない第2基準素子と、
    前記赤外線撮像素子を前記第1方向および前記第2方向に順次走査し、前記検出素子および前記第1基準素子の走査読み出しを行なう第1走査手段と、
    前記走査手段の前記第1方向の走査読み出しに同期して前記第2基準素子の走査読み出しを行なう第2走査手段と、
    前記第1走査手段の前記第1方向の走査読み出しの出力と前記第2走査手段による走査読み出しの出力との差を検出し、当該差を増幅して出力する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路において検出される前記第1基準素子の出力と前記第2基準素子の出力との差に基づいて、前記差動増幅回路のオフセットを設定するオフセット設定手段と
    を有することを特徴とする赤外線撮像装置。
  2. 前記第1走査手段は、
    前記赤外線撮像素子を前記第2方向に走査し、前記第1方向の列ごとに前記検出素子又は前記第1基準素子を走査読み出しする第2方向走査手段と、
    前記第2方向走査手段により走査読み出しされる前記第1方向の列ごとの前記検出素子又は前記第1の基準素子を前記第1方向に走査し、当該第1方向の列ごとに前記検出素子又は前記第1基準素子を走査読み出しする第1方向走査手段とを有し、
    前記第2走査手段は、前記第1方向走査手段の前記走査読み出しに同期して前記第2基準素子の走査読み出しを行なうことを特徴とする請求項1に記載の赤外線撮像素子。
  3. 前記第1方向走査手段および前記第2走査手段は、前記第2方向走査手段での走査読み出しが切り替わるのと同時に、前記第1方向の走査読み出しとなる素子の信号を出力しないことを特徴とする請求項2に記載の赤外線撮像装置。
  4. 第1方向および第2方向に2次元に配列し、所定の電気特性と感度を有する検出素子を有する赤外線撮像素子と、
    前記赤外線撮像素子と近接して前記第1方向にライン状に配列し、前記検出素子と同様の電気特性を有するが感度を異ならせて赤外線が入射しても信号値が変化しない基準素子と、
    前記赤外線撮像素子を前記第1方向および前記第2方向に順次走査し、前記検出素子の走査読み出しを行なう第1走査手段と、
    前記走査手段の前記第1方向の走査読み出しに同期して前記基準素子の走査読み出しを行なう第2走査手段と、
    前記第1走査手段により読み出しされる前記検出素子の出力および前記第2走査手段により読み出しされる前記基準素子の出力の差を検出し、前記検出された差に基づく信号を撮像信号として出力する出力回路と
    を有することを特徴とする赤外線撮像装置。
JP2004240057A 2004-08-19 2004-08-19 赤外線撮像装置 Active JP4367289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004240057A JP4367289B2 (ja) 2004-08-19 2004-08-19 赤外線撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004240057A JP4367289B2 (ja) 2004-08-19 2004-08-19 赤外線撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006060512A true JP2006060512A (ja) 2006-03-02
JP4367289B2 JP4367289B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36107629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004240057A Active JP4367289B2 (ja) 2004-08-19 2004-08-19 赤外線撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4367289B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251481A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 赤外線検出装置、赤外線検出装置のオフセット補正方法
JP2009272673A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Canon Inc 撮像装置、放射線撮像システム、その制御方法及びプログラム
US7808537B2 (en) 2006-09-07 2010-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion apparatus with fully differential amplifier
EP3258682A1 (fr) * 2016-06-13 2017-12-20 Aeriel Chaine d'acquisition d'un signal analogique
WO2024090199A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線センサ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251481A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 赤外線検出装置、赤外線検出装置のオフセット補正方法
US7808537B2 (en) 2006-09-07 2010-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion apparatus with fully differential amplifier
JP2009272673A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Canon Inc 撮像装置、放射線撮像システム、その制御方法及びプログラム
EP3258682A1 (fr) * 2016-06-13 2017-12-20 Aeriel Chaine d'acquisition d'un signal analogique
WO2024090199A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4367289B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9912883B1 (en) Image sensor with calibrated column analog-to-digital converters
JP6385179B2 (ja) 放射線撮像装置及びその駆動方法
JP6164797B2 (ja) 信号受信部テスト回路、撮像装置、信号受信部テスト方法、撮像装置のテスト方法
US6583416B1 (en) Uncooled IR detector array having improved temperature stability and reduced fixed pattern noise
JP5127278B2 (ja) 熱型赤外線固体撮像素子及び赤外線カメラ
TWI265725B (en) Ramp waveform generation circuit, analog/digital conversion circuit, imaging device and control method of imaging device
TWI452520B (zh) 感測裝置及其驅動方法
US20130050138A1 (en) Sensing apparatus and sensing method
JP2019091969A (ja) 放射線撮像装置
JP2007074447A (ja) Cmosセンサ
JP2008271280A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置
JPH0767152B2 (ja) イメージセンサとその駆動方法
JP4854410B2 (ja) 半導体装置
JP2005311487A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法
JP4770563B2 (ja) 撮像装置
US20230123651A1 (en) Image sensing device
WO2017183260A1 (ja) 赤外線撮像素子及び赤外線カメラ
JP4367289B2 (ja) 赤外線撮像装置
TW558898B (en) Image sensor and light detecting element with an interlaced alternating pixel scheme, and a method therefor
WO2007046167A1 (ja) 赤外線センサ及びその駆動方法
JP2004530893A (ja) 複合マイクロボロメータアレイの読出し方法及び装置
US10212369B2 (en) Solid-state imaging apparatus and electronic device
JP4699925B2 (ja) 赤外線撮像装置
JP2008154957A (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP5017895B2 (ja) 赤外線検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4367289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140904

Year of fee payment: 5