JP2006060429A - デジタルカメラの塵埃除去機構 - Google Patents

デジタルカメラの塵埃除去機構 Download PDF

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Abstract

【目的】 CCDに付着した塵埃を確実に除去する。
【構成】 レンズマウント部14には、塵埃除去ユニット20のケーシング26がセットされる。ケーシング26には回転体28が回転可能に設けられており、この回転体28にはCCD22に向けてエアーを吹出す複数の吹出し口(34A等)、及び排気口36が設けられている。複数の吹出し口のエアー吹出し角度は異なっており、回転体28を回転させながらガスボンベ30を作動させることで、ローパスフィルタ24の受光面22Aと重なった領域に均一の圧力でエアーが吹付けられる。これによって、ローパスフィルタ24の受光面22Aと重なった領域に付着した塵埃を確実に除去できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、撮像素子に向けてエアーを吹付けて撮像素子に付着した塵埃を除去するデジタルカメラの塵埃除去機構に関する。
従来から、レンズユニットを交換する際等に撮像素子に付着する塵埃をエアーの吹付けによって除去するデジタルカメラが考案されている(例えば、特許文献1参照)。このデジタルカメラでは、カメラ本体に内蔵された圧縮エアーボンベによってエアーを撮像素子に吹付けて、撮像素子に付着していた塵埃を排気口からカメラ本体の外部へ排出させている。
ここで、エアーを撮像素子に向けて吹出す吹出し口は、撮像素子の横方向の全域へ広がっており、撮像素子の全域にエアーが吹付けられる。しかし、圧縮エアーボンベから吹出し口へエアーを送るエアーホースは吹出し口の中央部に接続されているので、吹出し口の両端部ではエアーの風力が中央部よりも弱くなる。従って、撮像素子の横方向の両端部では、吹付けられるエアーの圧力が弱くなり、付着した塵埃を確実に除去できない恐れがあった。
特開2003−333395号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、撮像素子に吹付けられるエアーの圧力のバラツキを抑制し、撮像素子に付着した塵埃を確実に除去することを目的とする。
請求項1に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、レンズユニットをカメラ本体に連結するレンズ連結部にセットされる支持部材と、前記支持部材に回転可能に支持された回転体と、前記回転体に設けられ、前記カメラ本体内に設けられた撮像素子に向けてエアーを吹出す第1吹出し口と、前記回転体に連結され、前記第1吹出し口へエアーを供給するエアー供給手段と、前記回転体又は前記カメラ本体に設けられ、前記回転体と前記撮像素子とで区切られた空間からエアーを排出する排気口と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、第1吹出し口、及びこの第1吹出し口にエアーを供給するエアー供給手段が回転体に連結されており、この回転体を回転可能に支持する支持部材が、レンズユニットをカメラ本体に連結するレンズ連結部にセットされる。
この状態で、エアー供給手段から第1吹出し口へエアーが供給されると、第1吹出し口からカメラ本体内に設けられた撮像素子へ向けてエアーが吹出され、撮像素子に付着した塵埃がエアーの圧力で吹飛ばされる。そして、塵埃と共にエアーが、回転体又はカメラ本体に設けられた排気口を通って回転体と撮像素子とで区切られた空間から排出される。
ここで、回転体は支持部材に回転可能に支持され、撮像素子に対して回転可能となっているので、様々な角度から撮像素子の様々な場所へエアーを吹付けることができる。従って、回転体を回転させながらエアーを撮像素子に吹付けることで、撮像素子に吹付けるエアーの圧力のバラツキを抑制することができ、撮像素子に付着した塵埃を確実に除去できる。
請求項2に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、レンズユニットをカメラ本体に連結するレンズ連結部と、前記レンズ連結部に回転可能に支持された回転体と、前記回転体に設けられ、前記レンズ連結部から前記カメラ本体内に設けられた撮像素子に向けてエアーを吹出す第1吹出し口と、前記回転体に連結され、前記第1吹出し口へエアーを供給するエアー供給手段と、前記回転体又は前記カメラ本体に設けられ、前記回転体と前記撮像素子とで区切られた空間からエアーを排出する排気口と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、レンズユニットがレンズ連結部によってカメラ本体に連結されており、このレンズ連結部に回転体が回転可能に支持されている。この回転体には、第1吹出し口が設けられており、エアー供給手段が連結される。
このエアー供給手段は、第1吹出し口へエアーを供給する。第1吹出し口へ供給されたエアーは、第1吹出し口からカメラ本体内に設けられた撮像素子へ向けて吹出される。これによって、撮像素子に付着した塵埃が、エアーの圧力で吹飛ばされ、エアーと共に回転体又はカメラ本体に設けられた排気口を通って回転体と撮像素子とで区切られた空間から排出される。
ここで、回転体はレンズ連結部に回転可能に支持され、撮像素子に対して回転可能となっているので、様々な角度から撮像素子の様々な場所へエアーを吹付けることができる。従って、回転体を回転させながらエアーを撮像素子に吹付けることで、撮像素子に吹付けるエアーの圧力のバラツキを抑制することができ、撮像素子に付着した塵埃を確実に除去できる。
請求項3に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、請求項1又は2に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構であって、前記第1吹出し口を前記撮像素子の周囲に複数設け、複数の前記第1吹出し口がエアーを吹出す角度を異ならせたことを特徴とする。
請求項3に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、撮像素子の周囲に設けられた複数の第1吹出し口のエアーを吹出す角度が異なっており、撮像素子の様々な場所へエアーが吹付けられる。これによって、回転体を回転させながらエアーを撮像素子に吹付けることで、第1吹出し口を1個だけ設けた場合、又は複数の第1吐出し口のエアー吹出し角度を同一とした場合よりも更に、撮像素子に吹付けられるエアーの圧力のバラツキが少なくなり、撮像素子に付着した塵埃をより確実に除去できる。
請求項4に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、請求項1又は3に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構であって、前記第1吹出し口を前記レンズユニット内に設けられたレンズへ向けた状態で、前記支持部材を前記レンズユニットにセット可能とし、前記排気口を前記回転体に設けたことを特徴とする。
請求項4に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、支持部材がレンズユニットにセット可能となっており、この状態で、第1吹出し口はレンズユニット内に設けられたレンズへ向けられる。また、排気口が回転体に設けられている。このため、エアー供給手段によってエアーが第1吹出し口に供給されると、第1吹出し口からレンズユニット内のレンズへエアが吹出され、レンズユニット内のレンズに付着した塵埃が排気口へ吹飛ばされる。そして、撮像素子に付着した塵埃を除去する場合と同様、回転体を回転させながらエアーの吹出しを行うことで、レンズユニット内のレンズに吹付けられるエアーの圧力のバラツキが抑制され、レンズに付着した塵埃を確実に除去できる。
請求項5に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、請求項1乃至3の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構であって、前記エアー供給手段によって前記第1吹出し口へ供給されるエアーを前記レンズユニット内に設けられたレンズへ吹出す第2吹出し口を前記回転体に設けたことを特徴とする。。
請求項5に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、第2吹出し口が回転体に設けられている。エアー供給手段によって第1吹出し口へ供給されるエアーは、この第2吹出し口からレンズユニット内に設けられたレンズへ向けて吹出され、レンズユニット内のレンズに付着した塵埃が排気口へ吹飛ばされる。そして、回転体を回転させながら第2吹出し口からのエアーの吹出しを行うことで、レンズユニット内のレンズへ吹付けられるエアーの圧力のバラツキが抑制され、レンズに付着した塵埃を確実に除去できる。
請求項6に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構であって、前記エアー供給手段は、プラスとマイナスのイオンをエアーと共に前記第1吹出し口へ供給することを特徴とする。
請求項6に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、エアー供給手段がプラスとマイナスのイオンをエアーと共に第1吹出し口へ供給する。これによって、撮像素子、レンズユニット内のレンズに発生している静電気が中和され、塵埃が撮像素子、レンズユニット内のレンズから浮遊し、エアーと共に排気口から排出される。従って、撮像素子、レンズに付着した塵埃を確実に除去できる。
請求項7に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構は、請求項1乃至6の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構であって、前記排気口からエアーを吸引する吸引手段を有することを特徴とする。
請求項7に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構では、吸引手段によって排気口からエアーが吸引されることで、回転体と撮像素子とで区切られた空間からのエアーの排気性能が高くなる。これによって、効果的に回転体と撮像素子とで区切られた空間から塵埃を除去することができる。
本発明は上記構成にしたので、撮像素子に吹付けられるエアーの圧力のバラツキを抑制でき、撮像素子に付着した塵埃を確実に除去できる。
以下に図面を参照しながら本実施形態について説明する。
図1、図2に示すように、デジタルカメラ10は、カメラ本体12の前面(正面)部にレンズマウント部14が備えられ、レンズマウント部14を介してレンズユニット16が着脱可能に装着される。即ち、レンズユニット16が交換可能となっている。
図3に示すように、デジタルカメラ10の背面外装部には、光学ファインダ60、表示パネル62、液晶モニタ64、十字ボタン66、メニュー/実行ボタン67、バックボタン68、ファンクションボタン63などが設けられている。
液晶モニタ64には、スルー画や記録済み画像の再生画像を表示させることができる。また、現在設定されているモードの情報、画像の圧縮率の情報、日時情報、コマ番号なども表示される。更に、ユーザーが各種の設定操作等を行う際のユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じて設定項目などのメニュー情報も表示される。
また、図中右上部にはシャッタボタン18が押下げ可能に設けられている。
図4に示すように、カメラ本体12の内部には、撮像素子であるCCD22がレンズ201の光軸L上に配設されている。CCD22の受光面22Aには多数のフォトダイオード(図示省略)が平面的に配列されており、この受光面22Aに光学像が結像され、電荷が蓄積される。そして、画像データが、記録メディア120(図5参照)に記録される。また、受光面22Aは、ローパスフィルタ24で保護されている。
また、図5は、デジタルカメラ10(カメラ本体12及びレンズユニット16)の内部構成を示すブロック図である。レンズユニット16は、絞り機構80とフォーカシングレンズなどの複数のレンズ201とを備えるとともに、絞り機構80を駆動する手段としてのアイリスモータ83及びその駆動回路(モータドライバ)84、フォーカシングレンズを駆動する手段としてのAFモータ86及びその駆動回路(モータドライバ)87、並びに制御用の中央処理装置(以下、レンズCPUという。)88、各種データが格納されているROM89等が内蔵されている。
不揮発性記憶手段であるROM89は書き換え不能なものであってもよいし、EEPROMのように書き換え可能なものでもよい。ROM89には当該レンズユニット16の型名、焦点距離、Fナンバー、その他のレンズ性能に関する各種情報(以下、「レンズ情報」という。)が格納されている。
レンズユニット16をカメラ本体12のレンズマウント部14に装着(図1と図2参照)すると、レンズマウント部14に設けられている電気接点部14Aとレンズユニット16の電気接点部16Aとを介してレンズユニット16とカメラ本体12が電気的に接続され、デジタルカメラ10内のCPU(以下、カメラCPUという。)90とレンズCPU88の間で信号の受渡しが可能となる。
カメラCPU90は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを統括制御する制御手段として機能するとともに、AE/AF演算など各種の演算を実施する演算手段として機能する。カメラCPU90に接続されているROM91には、カメラCPU90が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、RAM92はカメラCPU90の作業用領域として利用される。不揮発性記憶手段であるROM91は書き換え不能なものであってもよいし、EEPROMのように書き換え可能なものでもよい。
カメラCPU90は、カメラ本体12に設けられている電源スイッチ93、モード選択スイッチ94、及びレリーズ検出スイッチ95その他の操作部96からの指示信号に基づいてデジタルカメラ10内の各回路の動作を制御する。なお、操作部96は図3で説明した十字ボタン66、メニュー/実行ボタン67、バックボタン68、ファンクションボタン63等の各種の操作手段を含むブロックである。
電源スイッチ93は、デジタルカメラ10の主電源をON/OFFする操作手段である。カメラCPU90は電源スイッチ93の状態を監視し、その状態に応じて電源回路97を制御する。すなわち、電源スイッチ93の閉(ON)状態を検出すると、カメラCPU90は電源回路97に対して起動指令の信号を与え、電源回路97を起動させる。
電源回路97はDC/DCコンバータを含む。デジタルカメラ10に装填されている電池98から供給される電力は、電源回路97のDC/DCコンバータによって所要の電圧に変換された後、電源回路97よりデジタルカメラ10内の各回路ブロックに供給される。電源スイッチ93の開(OFF)状態を検出すると、カメラCPU90は電源回路97に対して停止指令の信号を与え、電源回路97からの電力供給を停止させる。なお、主電源のON/OFFについては、電源スイッチ93の操作に限らず、オートパワーON機能(設定された時刻にパワーONする機能)やオートパワーOFF機能(一定時間の無操作状態が継続した場合や設定された時刻に自動的にパワーOFFする機能)によって切り換わる態様もある。
また、カメラCPU90は、電気接点部14Aを介して伝達される電気信号に基づいてレンズユニット16の着脱を検出することができるとともに、装着されたレンズユニット16からレンズ情報を取得することができる。取得したレンズ情報はデジタルカメラ10のEEPROM(不揮発性記憶手段)99に記憶され、その情報内容は電源OFFの状態においても保持される。カメラCPU90はEEPROM99内に保持しているデータと、電源ON時に新たにレンズユニット16から取得したレンズ情報を比較することによって、レンズ交換が行われたか否かを判断する。
モード選択スイッチ94は、デジタルカメラ10の動作モードを設定する手段であり、このモード切換スイッチを操作することによって「撮影モード」(撮影を行うモード)や「再生モード」(記録画像を再生するモード)などの各モードに設定できる。レリーズ検出スイッチ95は、シャッターボタン18(図1参照)の内部に配設される検出スイッチであり、シャッターボタン18の半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチから構成される。
モード選択スイッチ94によって「撮影モード」が選択されると、デジタルカメラ10は撮影可能な状態になる。カメラCPU90がシャッターボタン18の半押し(S1=ON)を検出すると、AE及びAF処理を実施し、その後、シャッターボタン18の全押し(S2=ON)を検知すると、記録用の画像を取り込むためのCCD露光及び読み出し制御を開始する。
デジタルカメラ10に搭載されたAE機能はTTL方式のAEであり、デジタルカメラ10内部には、検出系としてのAEセンサ(受光素子)100と、撮影レンズの透過光を分岐してAEセンサ100まで導く検出光路を形成する光学系(不図示)とが設けられている。また、デジタルカメラ10のAF機能はTTL位相差式AFであり、デジタルカメラ10内部には位相差式AFの検出系であるAFモジュール101と、検出光路の形成に必要な光学系(不図示)とが配設されている。
シャッターボタン18が「半押し」されると(S1=ON)、カメラCPU90は、AFモジュール101からの検出信号に基づいてピント状態を判定し、フォーカシングレンズ82の移動制御信号を生成する。この移動制御信号はレンズCPU88に送られる。レンズCPU88はカメラCPU90からの信号に基づいてモータドライバ87を制御してAFモータ86を作動させ、フォーカシングレンズ82を合焦位置に移動させる。
また、カメラCPU90は、AEセンサ100からの検出信号に基づいてAE演算を行い、絞り値やシャッタースピードを算出する。カメラCPU90で生成された絞り制御信号はレンズCPU88に送られる。レンズCPU88はカメラCPU90からの信号に基づいてモータドライバ84を制御してアイリスモータ83を作動させ、絞り機構80を所要の開口にする。
シャッターボタン18が「全押し」されると(S2=ON)、カメラCPU90は、AE演算の結果に基づいてCCD22の電荷蓄積時間を制御する。
レンズユニット16を介してCCD22に結像された被写体の光学像は、CCD22によって光電変換される。
CCD22の各フォトダイオード(図示省略)に蓄積された信号電荷は、タイミングジェネレータ(TG)103から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(撮像信号)として順次読み出される。CCD22から出力された信号はアナログ処理部104に送られ、相関二重サンプリング(CDS)処理、色分離、ゲイン調整などの所要の処理が行われる。アナログ処理部104で生成された画像信号はA/D変換器106によってデジタル信号に変換された後、画像入力コントローラ108を介してメモリ110に格納される。なお、タイミングジェネレータ103は、カメラCPU90の指令に従ってCCD22、アナログ処理部104及びA/D変換器106に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
メモリ110に格納されたデータは、バス112を介して画像信号処理回路114に送られる。画像信号処理回路114は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含む画像処理手段であり、カメラCPU90からのコマンドにしたがって、画像信号を処理する。
画像信号処理回路114に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路114で生成された画像データは圧縮伸長回路116に送られ、JPEGその他の所定の形式に従って圧縮される。圧縮された画像データは、メディアコントローラ118を介して記録メディア120に記録される。
圧縮形式はJPEGに限定されず、MPEGその他の方式を採用してもよい。また、画像データを保存する手段は、メモリカードで代表される半導体メモリに限定されず、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体を用いることができる。また、リムーバブルメディアに限らず、デジタルカメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリなど)であってもよい。
モード選択スイッチ94によって「再生モード」が選択されると、記録メディア120から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、圧縮伸長回路116によって伸長処理され、VRAM122に送られる。VRAM122に格納されたデータは、
ビデオエンコーダ124によって表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニタ64に供給される。こうして記録メディア120に格納されている画像が液晶モニタ64に表示される。
ところで、デジタルカメラ10は、ユーザーによって必要に応じ、レンズユニット16が交換される。その際、カメラ本体12の開口部17(図1参照)から、外部の塵埃など異物が、カメラ本体12の内部に侵入する。あるいは、生産時に混入した塵埃などの異物や駆動部分から発生する摩擦粉などの異物もカメラ本体12の内部に存在する。このような異物がローパスフィルタ24に付着すると、撮影画像に写り込んでしまう。
このため、図1、図2に示すように、塵埃除去ユニット20をレンズマウント部14にセットしてローパスフィルタ24に付着した塵埃を除去する。
塵埃除去ユニット20は、レンズユニット16が取外されたレンズマウント部14にセットされる円筒形状のケーシング26を備える。図6に示すように、ケーシング26には、レンズマウント部14の外周面に嵌め込まれる円形状の開口26Aが形成されている。また、ケーシング26内には、円形状の板材である回転体28が光軸L回り(図2に示す矢印A方向)に回転可能に設けられている。
図6、図7に示すように、回転体28の中央部には円形状の孔28Aが形成されており、孔壁28Bから外周面28Bまで給気孔28C、排気孔28Dが直線状に並列して延出している。
また、塵埃除去ユニット20は、ガスボンベ30、ポンプ32を備える。ガスボンベ30、ポンプ32は、ケーシング35に収納されている。また、ガスボンベ30、ポンプ32にはそれぞれ給気管30A、排気管32Aが取付けられており、これらは並列して延出し、それぞれ吸気孔28C、排気孔28Dに挿入されている。
また、孔壁28Bには、6個の吹出し口34A、34B、34C、34D、34E、34Fが周方向に沿って約30度の間隔で形成されている。吹出し口34Aは、吸気孔28Cの一端部に設けられており、吹出し口34B、34C、34D、34E、34Fは、吸気孔28Cから分岐して周方向に沿って延出する支流28C´によって吸気孔28Cに接続されている。また、吹出し口34A、34B、34C、34D、34E、34Fが設けられた孔壁28Bの半周と対向する残りの半周には、周方向に沿って延出する排気口36が設けられている。この排気口36と排気孔28Dの一端部とは繋がっている。
また、図8に示すように、吹出し口34A、34B、34C、34D、34E、34Fは、CCD22は向けられており、吹出し口34A、34Dのエアーを吹出す角度(以下、エアー吹出し角度という)α1、吹出し口34B、34Eのエアー吹出し角度α2、吹出し口34C、34Fのエアー吹出し角度α3は、異なっている。図8(A)に示すように、吹出し口34A(34D)は、受光面22Aの周縁部に向けられており、図8(C)に示すように、吹出し口34C(34F)は、受光面22Aの中央部に向けられている。そして、図8(B)に示すように、吹出し口34B(34E)のエアー吹出し角度α2は、吹出し口34A、34Dのエアー吹出し角度α1と、吹出し口34C、34Fのエアー吹出し角度α3との中間値に設定されており、吹出し口34B、34Eは、吹出し口34A、34Dと吹出し口34C、34Fがエアーを吹付ける領域の間の領域にエアーを吹付ける。
そして、図2に示すように、回転体28を回転させながらガスボンベ30を作動させることによって、ローパスフィルタ24の受光面22Aと重なった領域の全域に均一の圧力でエアーが吹付けられ、ローパスフィルタ24の受光面22Aと重なった領域に付着した塵埃がエアーの圧力によって浮遊し、エアーと共に排気口36から排出される。
ここで、ポンプ32は、排気口36からエアーを吸引し、ケーシング35から排気する吸引ポンプであり、このポンプ32を、ガスボンベ30と共に作動させる。即ち、ガスボンベ30からの送風だけではなく、ポンプ32による吸引を行うことで、レンズマウント14部内で浮遊している塵埃をレンズマウント部14内から排出させる。これによって、エアーの圧力でローパスフィルタ24から吹飛ばされた塵埃が、ローパスフィルタ24に再び付着することを防止できる。
また、ケーシング34には、プラスとマイナスのイオンを発生するイオン発生器38が備えられており、ガスボンベのエアー吹出し部にプラスとマイナスのイオンを供給する。これによって、ローパスフィルタ24には、エアーと共にプラスとマイナスのイオンが吹付けられ、ローパスフィルタ24の静電気が瞬間的に中和されるので、ローパスフィルタ24に付着した塵埃が浮遊する。従って、ローパスフィルタ24に付着した塵埃の除去を、ガスボンベ32からエアーのみを噴射させる場合と比して、より確実に行うことができる。
また、図9、図10に示すように、塵埃除去ユニット20は、レンズユニット16にセット可能となっている。ケーシング26の開口26A(図6参照)が、レンズマウント部14Aと螺合するネジ部16Aに嵌め込まれて、吹出し口34A、34B、34C、34D、34E、34Fが、最もカメラ本体12寄りのレンズ201に向けられる。これによって、レンズユニット16をカメラ本体12から外した時に露出するレンズ201に付着した塵埃を除去することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図11、図12に示すように、デジタルカメラ50は、カメラ本体52の前面(正面)部にレンズマウント部54が備えられ、レンズマウント部54を介してレンズユニット16が着脱可能に装着される。
レンズマウント部54には、回転体56が回転可能に支持されており、この回転体56には、ガスボンベ30、ポンプ32、イオン発生器38(共に図7参照)を備えるケーシング35が着脱される。
図13に示すように、回転体56は、第1実施形態の回転体28と同様の構成であるが、回転体56の孔壁56Bには、給気孔56Cから分岐してレンズユニット16の最もカメラ本体52寄りのレンズ201に向けてエアーを吹出すエアー吹出し口58が、周方向に沿って約30度の間隔で6個設けられている。また、孔壁56Bには、排気口36から分岐してレンズ201の方を向いた排気口59が設けられている。
また、回転体56は、円形状の孔56Aを開閉するシャッタ70を備える。シャッタ70は、孔56Aのレンズユニット16側の開口部の上下に回動可能に支持された2枚のシャッタ板70A、70Bで構成されている。
レンズユニット16内のレンズ201に付着した塵埃の除去を行う際に、シャッタ70を開放してレンズ201にエアーを吹付ける。また、ローパスフィルタ24の塵埃の除去を行う際には、シャッタ70を閉じることで、ローパスフィルタ24から吹飛ばされた塵埃がレンズユニット16内へ入り、レンズ201に付着することを防止する。
また、レンズユニット16を交換する際にはシャッタ70を閉じることで、レンズユニット16を交換する際のレンズマウント部54からカメラ本体52内への塵埃の侵入を防止する。
ここで、回転体56は、レンズマウント部54によって光軸L回りに回転可能とされている。第1実施形態と同様、ガスボンベ30、ポンプ32、イオン発生器38(図7参照)を作動させると共に、回転体56を回転させることで、ローパスフィルタ24の受光面22Aと重なった領域の全域、及びレンズ201の全域に均一の圧力でエアーを吹付けることができ、受光面22Aの光軸L方向への投影領域に存在する塵埃を確実に除去できる。
なお、第1、第2実施形態では、排気口を回転体28、56に設けて回転体28、56から塵埃を排出させたが、排気口をカメラ本体12、52に設けてカメラ本体12、52側から塵埃を排出させても良い。
第1実施形態のデジタルカメラ、塵埃除去ユニットを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラ、塵埃除去ユニットを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの背面を示す正面図である。 第1実施形態のデジタルカメラの内部構成を示す図である。 第1実施形態のデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデジタルカメラの内部、及び塵埃除去ユニットを示す断面図である。 図6の7−7断面図である。 (A)は、図7の8(A)−8(A)断面図、(B)は、図7の8(B)−8(B)断面図、(C)は、図7の8(C)−8(C)断面図である。 第1実施形態のデジタルカメラのレンズユニット、及び塵埃除去ユニットを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラのレンズユニット、及び塵埃除去ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第3実施形態のデジタルカメラの内部構成を示す断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 カメラ本体
14 レンズマウント部(レンズ連結部)
16 レンズユニット
22 CCD(撮像素子)
26 ケーシング(支持部材)
28 回転体
30 ガスボンベ(エアー供給手段)
32 ポンプ(吸引手段)
34A エアー吹出し口(第1吹出し口)
34B エアー吹出し口(第1吹出し口)
34C エアー吹出し口(第1吹出し口)
34D エアー吹出し口(第1吹出し口)
34E エアー吹出し口(第1吹出し口)
34F エアー吹出し口(第1吹出し口)
36 排気口
38 イオン発生器(エアー供給手段)
50 デジタルカメラ
52 カメラ本体
54 レンズマウント部(レンズ連結部)
56 回転体
58 エアー吹出し口(第2吹出し口)
59 排気口
201 レンズ

Claims (7)

  1. レンズユニットをカメラ本体に連結するレンズ連結部にセットされる支持部材と、
    前記支持部材に回転可能に支持された回転体と、
    前記回転体に設けられ、前記カメラ本体内に設けられた撮像素子に向けてエアーを吹出す第1吹出し口と、
    前記回転体に連結され、前記第1吹出し口へエアーを供給するエアー供給手段と、
    前記回転体又は前記カメラ本体に設けられ、前記回転体と前記撮像素子とで区切られる空間からエアーを排出する排気口と、
    を有することを特徴とするデジタルカメラの塵埃除去機構。
  2. レンズユニットをカメラ本体に連結するレンズ連結部と、
    前記レンズ連結部に回転可能に支持された回転体と、
    前記回転体に設けられ、前記レンズ連結部から前記カメラ本体内に設けられた撮像素子に向けてエアーを吹出す第1吹出し口と、
    前記回転体に連結され、前記第1吹出し口へエアーを供給するエアー供給手段と、
    前記回転体又は前記カメラ本体に設けられ、前記回転体と前記撮像素子とで区切られる空間からエアーを排出する排気口と、
    を有することを特徴とするデジタルカメラの塵埃除去機構。
  3. 前記第1吹出し口を前記撮像素子の周囲に複数設け、複数の前記第1吹出し口がエアーを吹出す角度を異ならせたことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構。
  4. 前記第1吹出し口を前記レンズユニット内に設けられたレンズへ向けた状態で、前記支持部材を前記レンズユニットにセット可能とし、前記排気口を前記回転体に設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構。
  5. 前記エアー供給手段によって前記第1吹出し口へ供給されるエアーを前記レンズユニット内に設けられたレンズへ吹出す第2吹出し口を前記回転体に設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構。
  6. 前記エアー供給手段は、プラスとマイナスのイオンをエアーと共に前記第1吹出し口へ供給することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構。
  7. 前記排気口からエアーを吸引する吸引手段を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のデジタルカメラの塵埃除去機構。
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