JP2006060377A - 色分解テーブル作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分光的に合わせた色に対して、色空間の中に制御点を設け、制御点と制御ラインを用いて、その色コントロールできるような色分解テーブルを作成する。
【解決手段】 色分解テーブル作成方法であって、Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインを基本4色CMYKと特色を用いて、目標とする分光特性になるように色分解テーブルを作成する工程と、前記Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインの色分解テーブルに基づき、補間処理により、全色分解テーブルを作成する工程と、前記色分解テーブルを平滑化処理する工程と、前記色分解テーブルを画像形成メディアの使用量制限以内に補正する工程とを有することを特徴とする。
【選択図】 図6
【解決手段】 色分解テーブル作成方法であって、Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインを基本4色CMYKと特色を用いて、目標とする分光特性になるように色分解テーブルを作成する工程と、前記Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインの色分解テーブルに基づき、補間処理により、全色分解テーブルを作成する工程と、前記色分解テーブルを平滑化処理する工程と、前記色分解テーブルを画像形成メディアの使用量制限以内に補正する工程とを有することを特徴とする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、色分解テーブル作成方法に関するものである。
従来から色分解テーブル作成方法が知られている。(特許文献1)色分解テーブル作成方法として、例えば、WhiteからBlackへのグレイライン色分解テーブル1を作成し、Whiteから一次色、二次色への複数の色分解テーブル2を作成し、一次色、二次色からBlackへの複数の色分解テーブル3を作成し、Whiteから中間色への色分解テーブル4を作成し、中間色からBlackへの色分解テーブル5を作成し、前記色分解テーブル1,2,3,4,5に基づきその間のテーブルデータを求めるために補間処理し、前記補間処理により求められたテーブルをスムージング処理し、前記補間処理により求められたテーブルを画像生成メディアの使用量制限を厳守することにより色分解テーブルを作成する方法が提案されている。
上記補間処理方法では、立方体で構成される色空間を六つの四面体に領域を分割して、領域ごとに補間処理を施す。図27に、従来した処理フローの図を示す。
特開2002−033930号公報
上記色分解テーブル作成方法では、一次色の制御点はC,M,Y、二次色の制御点はR,G,Bである。R,G,B,C,M,Y-BkとW-R,G,B,C,M,Yは制御ラインである。制御ラインは色空間を六つの四面体に分割して、領域ごとに補間処理を施す。中間色を制御する場合は、例えばRとYの中間色のインクが使用されると、C,M,Y,R,G,B以外にRとYの間に制御点とこの制御点とW,またBkに繋ぐ中間色制御ラインを設けなければならない。このような中間色制御点を設けられる場合、中間色制御点を含む四面体の色分解テーブルを作成することができる。
今回、色分解テーブルを作成する際に、分光的に任意色を合わせたデータを色分解テーブルに反映する。そうすると、色空間に任意色の制御点と制御ラインが要求される。さらに、任意色の制御点を設けられる場合、前記色分解テーブル1,2,34,5の作り方によっては、任意色の制御点を含む四面体の色分解テーブルを作成することができないという欠点もある。
そこで、本出願にかかる目的は、任意色制御点と制御ラインを設け、任意色制御ラインの色分解テーブル作成、任意色制御ラインを含む四面体の色分解テーブル作成する方法を提案することにある。
色分解テーブル作成方法であって、Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインを基本4色CMYKと特色を用いて、目標とする分光特性になるように色分解テーブルを作成する工程と、前記Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインの色分解テーブルに基づき、補間処理により、全色分解テーブルを作成する工程と、前記色分解テーブルを平滑化処理する工程と、前記色分解テーブルを画像形成メディアの使用量制限以内に補正する工程とを有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、分光的に合わせた色に対して、色空間の中に制御点を設け、制御点と制御ラインを用いて、その色コントロールできるような色分解テーブルを作成することができる。
(実施例1)
図1は、プリンタで画像出力するプロセスである。同図において101は、入力画像データRGBの再現特性とプリンタの色を合わせるためのカラーマッチング処理部、102は、カラーマッチング処理部101からのR'G'B'多値データをプリンタの色材色C'M'Y'K'へ変換するための色分解処理部、103は、インク分解処理部102からのC'M'Y'K'多値データをプリンタで表現できる階調数に変換するためのハーフトーン処理部である。105は、インク色分解処理部102にて補間処理を実行するためのテーブルを提供するためのインク色分解テーブル部であり、104は、インク色分解テーブル部105の色分解テーブルを作成するためのインク色分解テーブル作成部である。
図1は、プリンタで画像出力するプロセスである。同図において101は、入力画像データRGBの再現特性とプリンタの色を合わせるためのカラーマッチング処理部、102は、カラーマッチング処理部101からのR'G'B'多値データをプリンタの色材色C'M'Y'K'へ変換するための色分解処理部、103は、インク分解処理部102からのC'M'Y'K'多値データをプリンタで表現できる階調数に変換するためのハーフトーン処理部である。105は、インク色分解処理部102にて補間処理を実行するためのテーブルを提供するためのインク色分解テーブル部であり、104は、インク色分解テーブル部105の色分解テーブルを作成するためのインク色分解テーブル作成部である。
図2は、本実施例におけるシステム構成を示す図である。201は、入力画像データが保持されているコンピュータ、202は、コンピュータ201に保持されている画像データを表示するためのモニタ、203は、画像データを印刷するためのカラープリンタである。
以下、図2の本実施例のシステム構成におけるデータの流れと本実施例の画像処理フローが示されている図1の処理を合わせて説明する。図2におけるコンピュータ201に保持されている画像データは、プリンタ203で印刷するためケーブル、または、図示されていないネットワークなどを介して、プリンタ203に送られる。
プリンタ203では、図1のカラーマッチング処理部101にて、ユーザーが用いているモニタ202の色再現特性に合うようにカラーマッチング処理を行う。カラーマッチング処理されたR'G'B'データは、インク色分解処理部102にて、すでに作成されたインク分解テーブル部105のデータに基づき補間処理によりインク色分解される。インク色分解されたC'M'Y'K'多値データは、ハーフトーン処理部103にて、プリンタの再現できる階調数に変換され、プリンタ203にて印刷される。
ここで、インク色分解テーブル部105に格納されているデータは、インク色分解テーブル作成部104にて、前もって生成されるが、その生成方法に関して、図2以降を用いて説明する。
図3 はRGB3次元空間上の立方体である。
図4は、インク色分解テーブル部105を説明する図であり、同図に示されているように、入力データR'G'B'に対応して、RGB3次元空間上の立方体に格子状に分布された格子点に対応するデータをテーブルとして格納されている。インク色分解部102では、入力されたR'G'B'データが、インク色分解テーブル部105の格子上にない場合は、近傍の格子点データを用いて補間処理がなされる。補間方法としては、四面体補間や立方体補間など多々あるが、本出願の打込量補正方法は特定の補間方法に依存するものではないため、どのような補間方法を用いても良い。
図5は具体的な色分解テーブル作成方法を説明するための図である。図5に示された立方体の八つの頂点をそれぞれ、W,C,M,Y,R,G,B,Bkとし、W-C,M,Y,R,G,B-Bk、C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C及び、W-Bk結ぶラインを太い実線で示している。ここで、インク色分解処理部102の入力データのビット数を8とした場合、W,C,M,Y,R,G,B,Bk、各頂点の座標は、
W=(255,255,255)であり、White、即ちプリントペーパーの色を示す、
C=(0,255,255)であり、Cyan原色を示す、
M=(255,0,255)であり、Magenta原色を示す、
Y=(255,255,0)であり、Yellow原色を示す、
R=(255,0,0)であり、Red原色を示す、
G=(0,255,0)であり、Green原色を示す、
B=(0,0,255)であり、Blue原色を示す、
Bk=(0,0,0)であり、Black、即ちプリンタの最暗点を示す。
W=(255,255,255)であり、White、即ちプリントペーパーの色を示す、
C=(0,255,255)であり、Cyan原色を示す、
M=(255,0,255)であり、Magenta原色を示す、
Y=(255,255,0)であり、Yellow原色を示す、
R=(255,0,0)であり、Red原色を示す、
G=(0,255,0)であり、Green原色を示す、
B=(0,0,255)であり、Blue原色を示す、
Bk=(0,0,0)であり、Black、即ちプリンタの最暗点を示す。
本実施例のインク色分解テーブル作成方法は、このW-C,M,Y,R,G,B-Bk、C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C及び、W-Bkを結ぶラインのインク分解テーブルを作成し、その後、内部の格子点に対応するインク色は、内部補間処理により、全てのテーブルデータを作成する。
図6は、インク色分解テーブル作成部104を説明するためのフローチャートである。同図において、ステップS6-0は、スタートステップであり、インク色分解テーブル105にダウンロードするためのテーブル作成を開始する。ステップS6-1は、W-Bk, C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C及び、W-C,M,Y,R,G,B-Bkの色分解テーブルの作成ステップである。このステップのテーブル作成において、図7を用いて説明する。
図7において、ステップS7-0は、W-Bkラインにおける墨(Kインク)入れポイントW0の設定ステップであり、図2における墨入れUI202を用いて、WhiteからBlackへのグレイラインにおける墨入れポイントをプリンタ203の特性を考慮して決定する。
ステップS7-1は、W-Bkラインにおける墨(Kインク)入れポイントW0の設定ポイントW0の設定ステップS7-0に基づき、W-Bkラインのインク色分解テーブルの作成するステップであり、WhiteからBlackへのグレイラインのインク色分解テーブルを作成する。
ステップS7-2は、W-C,M,Y,R,G,Bラインのインク色分解テーブルの作成ステップであり、White-Cyan,W-Magenta,W-Yellow,W-Red,W-Green,W-Blueラインのインク色分解テーブルの作成を行う。ステップS7-3は、C,M,Y,R,G,Bラインにおける墨(Kインク)入れポイントC0,M0,Y0,R0,G-0,B0の設定ステップであり、Cyan-Black,Magenta-Black,Yellow-Black,Red-Black,Green-Black,Blue-Blackラインにおける墨(Kインク)の入れ始めポイントの設定を図2における墨入れUI202を用いて行うためのステップである。
ステップS7-4は、C,M,Y,R,G,B-Bkラインのインク色分解テーブルの作成ステップであり、yan-Black,Magenta-Black,Yellow-Black,Red-Black,Green-Black,Blue-Blackラインの色分解テーブルの作成を行う。
このステップS7-4のテーブル作成において、色相ごとに最適なUCR量やBG量を設定したテーブルを作成することにより、プリンタの色再現範囲を最大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ抑制したテーブルを設定することができる。
ステップS6-2は、内補間処理を実行するステップであり、ステップS6-1からS6-2までのステップで作成されたラインの内部空間の各格子点に対応するインク色分解テーブルの作成を行うステップである。
ステップS6-3は、スムージング処理を実行するステップであり、ステップS6-4は、打込量補正処理を実行するステップである。
図8は、ステップS6-2内部補間処理の具体的な処理を説明するためのフローチャートである。図8において、ステップS8-0は、インク色の選択ステップであり、以降のステップにて各グリッドに対応するインク量を決定するため、Cyan,Magenta,Yellow,Blackのインク色を順次選択する。
ステップS8-1は、四面体を選択し、複数の三角形に分割するステップであり、図10に示された六つの四面体1002,1003,1004,1005,1006,1007を順次に選択し、複数の三角形に分割する。複数の三角形への分割方法としては、図11に示された例を用いて説明する。頂点R,Y,Bk,Wで構成される四面体から、表面の三角形と内部の三角形に分割することができる。頂点R,Y,Bk,Wで構成される四面体から、頂点R-Y-Bk,R-Y-W,Bk-W-R,Bk-W-Yで構成される三角形に分割する。
次に、四面体RYBkWの内部を三角形R-Y-W に平行な面で、グリット数に応じて、1101,1102,1103のような複数の内部三角形に分割する。次に、ステップS8-2は、対象三角形に対して2次元の補間処理の実行ステップである。
ステップS8-3は、補間処理結果のインク等高線と各グリットの距離の算出ステップであり、ステップS8-4は、対象グリットのインク量の決定ステップであり、補間処理結果のインク等高線と各グリット距離の算出ステップS8-3の結果計算された距離の最も小さいものを対象グリットのインク量として決定する。
S8-5は、未決グリットが存在するかどうかを判定するステップであり、未決定グリットが存在する場合は、ステップS8-3へ行き、次のグリットに対してS8-3,S8-4を行う。ステップS8-2にて対象となった三角形において、すべてのグリットのインク量が決定した場合は、ステップS8-6へ進む。
ステップS8-6は、未処理の三角形があるかどうかを判定するステップであり、ステップS8-1にて分割された複数の三角形に対して処理が終了したかどうかを判定し、未処理三角形が存在する場合は、ステップS8-2へ進み、ステップS8-2〜S8-5までの処理を繰り返す。
ステップ8-1にて選択された四面体の全ての三角形に対して処理が終了した場合は、ステップS8-3に進み、ステップS8-3〜S8-6を繰り返す。全ての四面体に対して処理が終了した場合は、ステップS8-8へ進む。
ステップS8-8は、未処理のインク色が、存在するかどうかを判定するステップであり、未処理のインク色が存在する場合は、ステップS8-9に進み、ステップS8-0〜S8-9を繰り返す。全てのインクに対して処理が終了した場合は、6-2に戻る。
図9は、対象三角形に対して2次元の補間処理の実行を詳細に説明するためのフローチャートである。図9において、ステップS9-1は、対象三角形の三辺におけるインク量の最大値のポイント検出ステップである。
ステップS9-2は、三辺の三つの最大値間の大小関係を導くステップである。
ステップS9-3は、三辺の最大値ポイント間の補間であり、三辺における三つの最大値間を直線で結び、その間を両端値から補間演算行う。
ステップS9-4は、対象三角形の三辺と三つの最大ポイントによる三つの直線、計六つの直線において、インク量の等レベルの点を結んでインク等高線の生成を行うステップである。
以上のステップに従って、色分解テーブルを作成することができる。
上記では、色空間のW,C,M,Y,R,G,B,Bk制御点と、W-C,M,Y,R,G,B-Bk、C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C制御ラインを利用し、内部補間により色分解テーブルの生成を実現できた。中間色のインクを追加されたとき、色空間に中間色の制御点と制御ラインを追加する。下記では、中間色の制御点と制御ラインを設け、それに対応できる内部補間法を実装した。
図12は、中間色の制御点と制御ラインを加えて、四面体をさらに小分割されたことである。
色空間に中間色制御点RYを設け、Bk-RY-W制御ラインをセッティングできる。そうすると、色空間は、四面体1202,1203,1204,1205,1206,1207,1208に分割される。四面体R-Y-W-Bkは、制御点と制御ラインで1203と1204に分割される。
図13は、インク色分解テーブル作成部104を説明するためのフローチャートである。同図において、ステップS13-0は、スタートステップであり、インク色分解テーブル105に段ロードするためのテーブル作成を開始する。
ステップS13-1は、W-Bk, C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C及び、W-C,M,Y,R,G,B-Bkの色分解テーブルの作成ステップである。実施例1、図6に示したS6-1と同じ方法である。
ステップS13-2は、中間色制御点と制御ラインの色分解テーブルの作成である。
ステップS13-3は、制御点と制御ラインを利用して、色空間の内部補間をするステップである。ステップS13-1からS13-3までのステップで作成された色空間の内部空間の各格子点に対応するインク色分解テーブルの作成を行うステップである。
ステップS13-4はスムージング処理を実行するステップであり、ステップS13-5は、打込量補正処理を実行するステップである。
図15は、ステップS13-3内部補間処理の具体的な処理を説明するためのフローチャートである。ステップS15-1は、色空間にある四面体は、中間色の制御点と制御ラインを含む四面体であるかどうかを判断するステップである。中間色の制御点と制御ラインを含む四面体であれば、ステップS15-2に進む。中間色の制御点と制御ラインを含む四面体でなければ、ステップS15-3に進む。
図16を用いてステップ15-2について説明する。ステップ16-1は、中間色の制御点と制御ラインを含む色空間を仮想色空間にセッティングするステップである。
図14を使って中間色の制御点と制御ラインを含む色空間を仮想色空間にセッティングする例を挙げる。同図に示している1401は中間色の制御点と制御ラインを設けた実色空間である。中間色の制御点は1401のRYである。Bk-RY-Wは中間色の制御ラインである。小分割された二つの四面体を1402と1403で示している。1404と1405は仮想色空間である。
1402を1404にセッティングするには、1402のBk-R,Bk-W,W-Rの値を1404のBk-R,Bk-W,W-Rに代入する。1402のR-RY,W-RY,Bk-RYの値を線形的に補間してから、1404のR-RY,W-RY,Bk-RYに代入する。1403を1405にセッティングするには、1403のBk-Y,Bk-W,W-Yの値を1405のBk-Y,Bk-W,W-Yに代入する。1403のRY-Y,W-Y,Bk-Yの値を線形的に補間してから、1405のRY-Y,W-Y,Bk-Yに代入する。
ステップS16-2は、仮想色空間にセッティングされた四面体について四面体内部補間を行うステップである。例えば、図14に示している仮想色空間1404にセッティングした四面体Bk-W-RY-Rについて四面体内部補間をする。
ステップ16-3は、仮想色空間の四面体を空間圧縮して実色空間に還元するステップである。
図17はステップS15-3、または、S16-2四面体内部補間処理の具体的な処理を説明するためのフローチャートである。
図17において、ステップS17-1は、インク色の選択ステップであり、以降のステップにて各グリッドに対応するインク量を決定するため、Cyan,Magenta,Yellow,Blackなどのインク色を順次選択する。
ステップS17-2は、選択された四面体を複数の三角形に分割するステップであり、複数の三角形への分割方法としては、図11に示された例を用いて説明する。頂点R,Y,Bk,Wで構成される四面体から、表面の三角形と内部の三角形に分割することができる。頂点R,Y,Bk,Wで構成される四面体から、頂点R-Y-Bk,R-Y-W,Bk-W-R,Bk-W-Yで構成される三角形に分割する。次に、四面体RYBkWの内部を三角形R-Y-W に平行な面で、グリット数に応じて、1101,1102,1103のような複数の内部三角形に分割する。
次に、ステップS17-3は、対象三角形に対して2次元の補間処理の実行ステップである。
ステップS17-4は、補間処理結果のインク等高線と各グリットの距離の算出ステップであり、ステップS17-5は、対象グリットのインク量の決定ステップであり、補間処理結果のインク等高線と各グリット距離の算出ステップS17-4の結果計算された距離の最も小さいものを対象グリットのインク量として決定する。
S17-6は、未決グリットが存在するかどうかを判定するステップであり、未決定グリットが存在する場合は、ステップS17-3へ行き、次のグリットに対してS17-3,S17-4を行う。ステップS17-3にて対象となった三角形において、すべてのグリットのインク量が決定した場合は、ステップS17-7へ進む。
ステップS17-7は、未処理の三角形があるかどうかを判定するステップであり、ステップS17-2にて分割された複数の三角形に対して処理が終了したかどうかを判定し、未処理三角形が存在する場合は、ステップS17-3へ進み、ステップS17-3〜S17-6までの処理を繰り返す。ステップS17-2にて選択された四面体の全ての三角形に対して処理が終了した場合は、ステップS17-3に進み、ステップS17-3〜S17-6を繰り返す。全ての四面体に対して処理が終了した場合は、ステップS17-8へ進む。
ステップS17-8は、未処理のインク色が、存在するかどうかを判定するステップであり、未処理のインク色が存在する場合は、ステップS17-7に進み、ステップS17-1〜S17-8を繰り返す。全てのインクに対して処理が終了した場合は、S17-2に戻る。
図18は、肌色の制御点と制御ラインを加えて、中間色の制御点と制御ラインを含む四面体をさらに小分割されたことである。色空間に肌色制御点Bk-RYを設け、Bk-RYを設け、Bk-(Bk-RY)-W ,(Bk-RY)-Rと(Bk-RY)-Yは制御ラインをセッティングできる。そうすると、色空間は、四面体、1802,1803,1804,1805,1806,1807,1808,1809,18010に分割される。四面体R-Y-W-Bkは、肌色制御点と制御ラインで1803,1804,1805,1806に分割される。
図19は、インク色分解テーブル作成部104を説明するためのフローチャートである。同図において、ステップS19-0は、スタートステップであり、インク色分解テーブル105にロードするためのテーブル作成を開始する。ステップS19-1は、W-Bk, C-R,R-Y,Y-G,G-C,C-B,B-C及び、W-C,M,Y,R,G,B-Bkの色分解テーブルの作成ステップである。図6に示したS6-1と同じ方法である。
ステップS19-2は、中間色制御点と制御ラインの色分解テーブルの作成である。
ステップS19-3は、肌色制御点と制御ラインの色分解テーブルの作成である。
ステップS19-4は、肌色制御点と制御ラインを利用して、色空間の内部補間をするステップである。ステップS19-1からS19-4までのステップで作成された色空間の内部空間の各格子点に対応するインク色分解テーブルの作成を行うステップである。ステップS19-5はスムージング処理を実行するステップであり、ステップS19-6は、打込量補正処理を実行するステップである。
図20は、ステップS19-4内部補間処理の具体的処理を説明するためのフローチャートである。ステップS20-1は、色空間にある四面体は、肌色制御点と制御ラインを含む四面体であるかどうかを判断するステップである。肌色制御点と制御ラインを含む四面体であれば、ステップS20-2に進む。肌色制御点と制御ラインを含む四面体でなければ、ステップS20-3に進む。ステップS20-4は、色空間内の未処理の四面体がまだあるかどうかを判断するステップであり、あれば、ステップS20-1に戻る、なければ、肌色制御点と制御ラインを含む四面体の補間を完成になる。
そこで、図21を用いて、ステップS20-2肌色制御点と制御ラインを含む色空間の補間法について説明する。ステップS21-1は、色空間にある四面体は、肌色制御点と制御ラインを含む空間を仮想色空間にセッティングするステップである。
図22を使って肌色制御点と制御ラインを含む色空間を仮想色空間にセッティングする例を挙げる。同図に示している2201は肌色の制御点と制御ラインを設けた実色空間である。
中間色制御点は2201のRYである。肌色制御点は2201のBk-RYである。Bk-RY-Wは中間色の制御ラインである。中間色制御点と制御ラインは四面体Bk-R-Y-Wを二分割した。
そこで、肌色制御点と制御ラインは、二分割された四面体をさらに四つの四面体に分割した。その四つの四面体は1803,1804,1805,1806である。
ここで、図22では、2202と2202202と2203の例として挙げる。2202のBk-Rの値を2204のBk-Rに代入し、2202のBk-Wの値を2204のBk-Wに代入し、2202のBk-(Bk-RY)を線形補間して2204のBk-(Bk-RY)に代入し、2202のR-(Bk-RY)を線形補間して2204のR-(Bk-RY)に代入し、2202の(Bk-RY)-Wを2204の(Bk-RY)-Wに代入する。これで、実空間の小分割された四面体2202を仮想色空間2204にセッティングした。
ステップS21-2は、仮想色空間にセッティングされた四面体を四面体内部補間を行うステップである。例えば、図22に示している仮想色空間2204にセッティングした四面体R-(Bk-RY)-W-Bkについて中間色制御点と制御ラインを含む色空間の補間法で補間する。
ステップS21-3は、仮想色空間の四面体を空間圧縮して実色空間に還元するステップである。
以上のステップを踏んで、肌色制御点と制御ラインを設けた色空間全体の補間ができて、インク色分解テーブルを生成することができて、104インク色分解テーブル部作成部を実現できる。
(実施例2)
上記の実施例1で、肌色制御点をBkとRYの間に設けている。実施例2で、肌色制御点をWとRYの間に設けている。
上記の実施例1で、肌色制御点をBkとRYの間に設けている。実施例2で、肌色制御点をWとRYの間に設けている。
色分解テーブルを作成する方法は実施例と同様であるが、肌色制御点と制御ラインで小分割された四面体を異なるので、実施例2で、その異なる部分を説明する。
図23は、肌色の制御点と制御ラインを加えて、中間色の制御点と制御ラインを含む四面体をさらに小分割されたことである。色空間に肌色制御点W-RYを設け、Bk-(RY-W)-W, (RY-W)-Rと(RY-W)-Yは制御ラインをセッティングできる。色空間は、四面体、2302,2303,2304,2305,2306,2307,2308,2309,23010に分割される。四面体R-Y-W-Bkは、肌色制御点と制御ラインで2303,2304,2305,2306に分割される。
図24は色空間に制御点と制御ラインを示して、肌色制御点と制御ラインで小分割された四面体を仮想色空間にセッティングすることを示している。
図24を使って肌色制御点と制御ラインを含む色空間を仮想色空間にセッティングする例を挙げる。同図に示している2401は肌色の制御点と制御ラインを設けた実色空間である。
中間色制御点は2401のRYである。肌色制御点は2201のRY-Wである。Bk-RY-Wは中間色の制御ラインである。中間色制御点と制御ラインは四面体Bk-R-Y-Wを二分割した。そこで、肌色制御点と制御ラインは、二分割された四面体をさらに四つの四面体に分割した。その四つの四面体は, 2303,2304,2305,2306である。
ここで、図24では、2303と2304の例として挙げる。2402のBk-Rの値を2404のBk-Rに代入し、2402のBk-(RY-W)の値を線形補間して2404のBk-(Bk-RY)に代入し、2402のBk-(Bk-RY)を線形補間して2404のBk-(Bk-RY)に代入し、2402のR-(Bk-RY)を線形補間して2404のR-(Bk-RY)に代入し、2402の(Bk-RY)-Wを2404の(Bk-RY)-Wに代入する。これで、実空間の小分割された四面体2402を仮想色空間2404にセッティングした。
その後の補間法は実施例1と同様でため、詳細な説明は省略する。
(実施例3)
図25は、制御点が色空間の中に任意位置にある。図25は、制御点Nと制御ラインを加えて、四面体Bk-W-R-Yを小分割されたことである。色空間に制御点Nを設け、Bk-N-W制御ラインをセッティングできる。
図25は、制御点が色空間の中に任意位置にある。図25は、制御点Nと制御ラインを加えて、四面体Bk-W-R-Yを小分割されたことである。色空間に制御点Nを設け、Bk-N-W制御ラインをセッティングできる。
色空間は、四面体、2502,2503,2504,2505,2506,2507,2508,2509に分割される。四面体Bk-W-R-Yは、制御点Nと制御ラインで2503,2504に分割される。
図24は色空間に制御点と制御ラインを示して、肌色制御点と制御ラインで小分割された四面体を仮想色空間にセッティングすることを示している。
図26を使って制御点Nと制御ラインを含む色空間を仮想色空間にセッティングする例を挙げる。同図に示している2601は制御点Nと制御ラインを設けた実色空間である。
制御点Nは2601にあるN点である。制御点Nと制御ラインは四面体Bk-W-R-Yを二分割される。
そこで、図26では、2603と2604の例として挙げる。2602のR-Yの値を2604のR-Yに代入し、2602のRY-Wの値を2604のRY-W0に代入し、2602のW-Yを2604のW-Yに代入し、2602のN-Rを線形補間して2604のN-Rに代入し、2602のN-Wを2604のN-Wに代入する, 2602のN-Yを線形補間して2604のN-Yに代入する。これで、実空間の小分割された四面体2602を仮想色空間2604にセッティングした。
同様な手法で、図26では、2603のBk-Rの値を2605のBk-Rに代入し、2603のBk-Wの値を2605のBk-Wに代入し、2603のR-Wを2605のR-Wに代入し、2603のN-Rを線形補間して2605のN-Rに代入し、2603のN-Wを2605のN-Wに代入し、2603のN-Bkを線形補間して2605のN-Bkに代入する。これで、実空間の小分割された四面体2603を仮想色空間2605にセッティングした。
その後の補間法は実施例1と同様でため、詳細な説明は省略する。
Claims (3)
- 色分解テーブル作成方法であって、
Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインを基本4色CMYKと特色を用いて、目標とする分光特性になるように色分解テーブルを作成する工程と、
前記Bk-任意色-Wを結ぶ任意色ラインの色分解テーブルに基づき、補間処理により、全色分解テーブルを作成する工程と、
前記色分解テーブルを平滑化処理する工程と、
前記色分解テーブルを画像形成メディアの使用量制限以内に補正する工程とを有することを特徴とする色分解テーブル作成方法。 - 色分解テーブル作成方法であって、
入力色の3成分によって構成される3次元色空間において、基本の色材色で構成される画像形成装置に任意色の制御ラインを新たに設定し、新たに設けられた制御ラインから新たな四面体を構成し、
ホワイト点とブラック点を結ぶ第1ライン上における目標とするグレーラインの第1のテーブルを作成し、
前記ホワイト点と、前記色材色の1色によって表現される1次色の点、及び前記色材色の2色によって表現される2次色の点を結ぶ複数の第2ライン上における色分解データを作成する第2のテーブル作成を作成し、
前記1次色点及び前記2次色点とブラックを結ぶ複数の第3ライン上における色分解データを作成する第3のテーブル作成を作成し、
前記1次色と2次色を結ぶ複数の第4ライン上における色分解データを作成する第4のテーブルを作成し、
前記ホワイト点と、任意色制御点を結ぶ第5ライン上における目標とする任意色の分光特性となるように色分解データを作成する第5テーブルを作成し、
前記任意色制御点とブラックを結ぶ第6ライン上における目標とする任意色の分光特性となるように色分解データを作成する第6テーブルを作成し、
前記第1乃至第6ライン上における色分解データに基づく補間処理によって、前記3次元色空間内部のグリット点における色分解テーブルを作成することを特徴とする色分解テーブル作成方法。 - 前記第5乃至第6ライン上における色分解データに基づく補間処理によって、請求項2で記載した3次元色空間内部のグリット点における色分解テーブルを作成する補間方法は、
前記3次元色空間で第1乃至第4ラインにより分割された四面体は前記第5乃至第6ライン上によりさらに小分割される工程と、
前記小分割された四面体を補間する工程とを有することを特徴とする請求項2記載の色分解テーブル作成方法。
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US7193747B2 (en) * | 2001-10-04 | 2007-03-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Table creation method, table creation apparatus, storage medium, and program |
CN107661158A (zh) * | 2017-07-27 | 2018-02-06 | 芜湖微云机器人有限公司 | 一种通过多目摄像头进行数字化齿科比色的方法 |
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2004
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