JP2006060086A - 半導体集積回路および半導体集積回路の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路および半導体集積回路の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 多様な機能を搭載する低消費電力型の半導体集積回路を提供すること。
【解決手段】 半導体集積回路の一例として、システムLSI1は、クリティカルパスを含まない第一回路ブロック41〜48と、前記クリティカルパスを含む第二回路ブロック51〜54と、第一回路ブロック41〜48に第一電源を供給する第一電源配線25と、第二回路ブロック51〜54に前記第一電源に比べて高電圧の第二電源を供給する第二電源配線26と備え、第二回路ブロック51〜54それぞれは、配線領域61〜64によって第二電源配線26と接続され、第二電源が供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路、特に、システムLSI(Large Scale Integration)の低消費電力化に関する。
従来、LSIを低消費電力化する設計手法としてデュアル 閾値電圧/電源電圧(デュアル Vt/Vdd)と呼ばれる技術がある。この技術は、次のように設計する。
クリティカル・パスを形成する半導体素子では、閾値電圧(Vt)を下げ、電源電圧(Vdd)を上げる。一方、クリティカル・パスを形成しない半導体素子では、閾値電圧(Vt)を上げ、電源電圧(Vdd)を下げる。
上記の設計技法により、LSIの動作時の消費電力、および、サブスレッショルドリーク電流やシステムLSIの待機時のサブスレッショルドリーク電流を共に削減している。例えば、特許文献1の請求項2に上記内容を実現する具体例が記載されている。また、非特許文献1に記載の技術を実際のLSIに適用して60〜65%の消費電力削減に効果があった記述されている。
特許第3498641号公報 David Kung,et al., "Pushing ASIC Performance in a Power Envelope",DAC 2003 ,Jue 2,2003
しかしながら、従来のLSIでは、複数のLSIに分割されていた機能が一つのシステムLSIに搭載されるようになると対応できないという問題がある。例えば、プロセス技術が 90nm〜65nm になるとシステムLSIの一つのチップに数億のトランジスタ(Tr)を集積することが可能となる。
例えば、従来は、音声処理機能、写真画像処理機能(例えばJPEG処理)、映像処理機能(例えばMPEG2処理)が別々なチップで実現されていたが、これらを一つのシステムLSIで実現できるようになってきている。
図21は、一つのチップにさまざまな機能を搭載したシステムLSIチップの一例を示す概念図である。図21において、例えば、各機能ブロックを次のように想定している。機能ブロックM1,M2,M3,M4は、SRAM,ROM,DRAMなどのメモリ・ブロックである。機能ブロックA、B、C、D、Eは、A/D,D/A,電源回路などのアナログ・ブロックである。機能ブロックL1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8は、音声処理機能、写真画像処理機能(例えばJPEG処理)、映像処理機能(例えばMPEG2処理)などのロジック信号処理ブロックである。
図22は、機能ブロックに関して、パス・ディレイとカウント数との関係の一例を示した図である。横軸にパス・ディレイ値を取り、縦軸にカウント数を取った図面を示す。図22(A)は、音声処理機能の機能ブロック、図22(B)は、写真画像処理機能(例えばJPEG処理)の機能ブロック、図22(C)は、映像処理機能(例えばMPEG2処理)それぞれの機能ブロックの例を示す。音声処理機能、写真画像処理機能(例えばJPEG処理)、映像処理機能(例えばMPEG2処理)のそれぞれの機能により必要とされる処理能力が違うので、横軸にパス・ディレイを取り、縦軸にカウント数を取ると、ピークとなるパス・ディレイ値も図22(A)、図22(B)、図22(C)に示すように異なる。
通常、機能ブロック毎のピークとなるパス・ディレイ値は、機能ブロックによって、音声処理機能<写真画像処理機能<映像処理機能、のような順序で値が大きくなる。
通常、単一のシステム・クロックでシステムLSIを動かそうとすると、システムLSIが動作しなければならない動作周波数が決まり、必要なパス・ディレイ値が決まってくる。
図22(A)、図22(B)、図22(C)では、ある単一のクロックで動作するのに必要なパス・ディレイ値を垂直線で示している。このある単一のクロックで動作するのに必要なパス・ディレイ値以上の値を持つパスはクリティカル・パスとなる。図22(A)、図22(B)、図22(C)から解るように、複数の機能ブロックのそれぞれにより、クリティカル・パスの多少は変わっている。
このようなピークとなるパス・ディレイ値が異なる複数の機能ブロックを有するシステムLSIの動作時の消費電力と、サブ・スレッショルドリーク電流やシステムLSIの待機時のサブ・スレッショルドリーク電流を低減しようとする場合の構成、方法等については、特許文献1および非特許文献1には開示されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、多様な機能を搭載する半導体集積回路の消費電力の低下を図ることを目的とする。
本発明の半導体集積回路は、クリティカル・パスを含まない第一回路ブロックと、前記クリティカル・パスを含む第二回路ブロックと、前記第一回路ブロックに第一電源を供給する第一電源配線と、前記第二回路ブロックに前記第一電源に比べて高電圧の第二電源を供給する第二電源配線と、を備える構成を採る。
この構成によれば、多様な機能を搭載する半導体集積回路の消費電力の低下を図ることができる。
また、前記第一回路ブロックは、クリティカル・パスとならない、第一半導体素子と第一論理回路との少なくともいずれか一方を備え、前記第二回路ブロックは、前記クリティカル・パスとなる、第二半導体素子と第二論理回路との少なくともいずれか一方とを備え、前記第一半導体素子と第一論理回路いずれかには前記第一電源配線が接続され、前記第二半導体素子と第二論理回路いずれかには前記第二電源配線が接続されている。
この構成によれば、半導体素子あるいは論理回路がクリティカル・パスとなるか、ならないかによって、供給する電源配線を選択することが可能となる。
前記半導体集積回路は、更に、前記クリティカル・パスを含む第三回路ブロックと、前記第三回路ブロックに前記第二電源に比べて高電圧の第三電源を供給する第三電源配線と、を備える。
この構成によれば、回路ブロックの処理能力によって、供給する電源の電圧値を適切に変更することが可能となる。
前記第一回路ブロックは、前記第一半導体素子と前記第一論理回路との少なくともいずれか一方を備え、前記第二回路ブロックにおいて、前記第二半導体素子と前記第二論理回路いずれかの閾値電圧値は、前記第一半導体素子と前記第一論理回路いずれかの閾値電圧値に比べて低く設定する。
この構成によれば、クリティカル・パスを含む複数の回路ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源を供給することができ、過剰な電力の供給を防げることができる。
本発明の半導体集積回路は、複数の回路ブロックが配置され、第一方向に複数配列されたベーシックセル列と、前記第一方向において、隣接する前記ベーシックセル列間に形成された配線配置領域と、前記配線配置領域において第二方向に延在し、前記回路ブロックに基準電源を供給する基準電源配線と、前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記基準電源に比べて高電圧の第一電源を供給する第一電源配線と、前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記第一電源に比べて高電圧の第二電源を供給する第二電源配線と、を備える構成を採る。
この構成によれば、セル列に近接して、複数の電源配線が延在されているため、セル列に含まれる素子それぞれに適切な電源を供給することでき、低消費電力化を図ることができる。
前記ベーシックセル列に配置される前記回路ブロックにはクリティカル・パスを含まない第一回路ブロックとクリティカル・パスを含む第二回路ブロックとを備え、前記第一回路ブロックには前記基準電源配線及び前記第一電源配線が接続され、前記第二回路ブロックには前記基準電源配線及び前記第二電源配線が接続される。
この構成によれば、回路ブロックそれぞれに適応する電圧値を有する電源を供給することができる。
前記半導体集積回路は、前記第一回路ブロックと前記第二回路ブロックとの間に、入力信号レベル又は出力信号レベルを整合するレベル・シフタを備える。
この構成によれば、レベル・シフタにより、電圧値のことなる電源が供給されることによる、入力信号レベルと出力信号レベルとのレベルを調整することが可能となる。
前記半導体集積回路は、前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記第二電源に比べて高電圧の第三電源を供給する第三電源配線を更に備える。
この構成によれば、回路ブロックの処理能力によって、供給する電源の電圧値を適切に変更することが可能となる。
本発明の半導体集積回路の製造方法は、第一電源を供給する第一電源配線及び前記第一電源よりも高電圧の第二電源を供給する第二電源配線を配置する工程と、複数の回路ブロックを配置する工程と、前記複数の回路ブロックと第一電源配線とを接続する工程と、前記複数の回路ブロックにおいてクリティカル・パスを含む回路ブロックを抽出する工程と、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第一電源配線との接続を、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第二電源配線との接続に代える工程と、を備える構成を採る。
この構成によれば、クリティカル・パスを含む回路ブロックへ供給する適切な電源配線を選択することにより、低消費電力化を図ることができる。
前記半導体集積回路の製造方法は、更に、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第二電源配線との接続に代える工程の後に、前記クリティカル・パスを抽出する工程を行うとともに、前記クリティカル・パスがなくなるまで、前記第二電源の電圧値を前回の電圧値より高くする工程を備える。
この構成によれば、クリティカル・パスを含む回路ブロックそれぞれに適切な電圧値の電源配線を選択することができ、過剰な電源の供給を抑制できる。
前記複数の回路ブロックを配置する工程は、第一閾値を有する複数の回路ブロックを配置する工程であり、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックを抽出する工程の後に、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックの第一閾値を、前記第一閾値よりも低い第二閾値に代える工程を、更に備える。
この構成によれば、回路ブロックの閾値を変更することにより、低消費電力化を図ることができる。
本発明によれば、多様な機能を搭載する半導体集積回路の消費電力の低下を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路における電源配線とベーシックセル列との配置の一例を示す図である。図1に示す半導体集積回路(一部分を図示)は、ベーシックセル列30に平行して、主電源線20から分岐する複数の電源配線24〜26が配置され、複数の電源配線24〜26それぞれがベーシックセル列30に含まれる複数の回路ブロックのうち、クリティカル・パスを含む回路ブロックとクリティカル・パスを含まない回路ブロックとに接続される様子を示した図である。クリティカル・パスは、ある単一のクロックで動作するのに必要なパス・ディレイ値以上の値を持つパスである。
図1において、主電源線20は、基準主電源線21、第一主電源線22、第二主電源線23とから構成される例を示す。基準主電源線21は、基準電源電圧値の基準電源(VSS、グランドVSS)を回路ブロックへ供給する。第一主電源線22は、基準電源に比べ高電圧(第一電源電圧値)の第一電源(VDDL)を回路ブロックへ供給する。第二主電源線は、前記第一主電源線に比べ高電圧(第二電源電圧値)の第二電源(VDDH)を回路ブロックへ供給する。VDDHは、複数の電源電圧値にすることが可能であるが、図1では、一つの値である場合について説明する。
主電源線20を構成する基準主電源線21、第一主電源線22、第二主電源線23それぞれは、前記配線配置領域において、主電源線20から分岐する基準電源配線24、第一電源配線25、第二電源配線26が第二方向(横方向)へ延在する。第一電源配線25、第二電源配線26は、配線領域によって、それぞれ第一主電源線22、第二主電源線23と接続する。
ベーシックセル列30は、主電源線20に対して第一方向(縦方向)に複数配列されるベーシックセルからなり、図1では、ベーシックセル31、32、33、34から構成される例を示す。ベーシックセル31〜34それぞれは、複数の回路ブロックが配置され、クリティカル・パスを含まない第一回路ブロック41〜48、クリティカル・パスを含む第二回路ブロック51〜54を有する。第一方向において隣接するベーシックセル列間には、配線配置領域(図示せず)が形成される。例えば、ベーシックセル31とベーシックセル32との間の領域であり、ベーシックセル31、32に平行する領域である。
第一回路ブロック41〜48は、クリティカル・パスとならない第一半導体素子または第一論理回路(例えば、AND、NAND等のいわゆる論理回路)が含まれる。一方、第二回路ブロック51〜54は、クリティカル・パスとなる第二半導体素子または第二論理回路が含まれる。また、第二回路ブロック51〜54は、さらに、前記第一半導体素子または前記第一論理回路も備える。第二半導体素子または第二論理回路の閾値電圧値は、第一半導体素子または第一論理回路の閾値電圧値に比べ低い。
また、配線部61a〜64aは、第二電源配線26からベーシックセル31〜34へ電源を供給する配線である。配線部61b〜64bは、第一電源配線25からベーシックセル31〜34へ電源を供給する配線である。配線部61a〜64a、61b〜64bによって、どの主電源線20から電源が供給されるかが決まる。
例えば、ベーシックセル31の場合、クリティカル・パスを含まない第一回路ブロック41、42は配線部61bによって第一電源配線25と接続され、クリティカル・パスを含む第二回路ブロック51は、配線部61aによって、第二電源配線26と接続される。また、グランド電源配線24は、すべての回路ブロックと接続される。他のベーシックセル32〜34についても同様である。このようにして、第一回路ブロック41、42は、第一電源配線25から第一電源(例えば、VDDL)が供給され、第二回路ブロック51は、第二電源配線から第二電源(例えばVDDH)が供給される。
次に、前記半導体集積回路を適用した例を説明する。図2は、本実施の形態に係る半導体集積回路を用いた大規模集積回路の構成の一例を示す図である。大規模集積回路の一例としてシステムLSI(Large Scale Integration)を想定して説明する。本実施の形態に係る半導体集積回路は、説明を簡単にするため、機能ブロックとして音声処理機能、写真画像処理機能(例えばJPEG処理)、映像処理機能(例えばMPEG2処理)などのロジック信号処理ブロック機能ブロックを搭載されているようなブロック図を用いて説明する。しかしながら、メモリ機能ブロックやアナログ機能ブロックを半導体集積回路チップ内に搭載する場合もほぼ同様な考え方が適応されることは言うまでもない。
図2に示すシステムLSI1は、複数の機能ブロック(機能ブロックA11、機能ブロックB12、機能ブロックC13、機能ブロックD14、機能ブロックE15)、および、電源電圧発生回路16とから構成される。電源電圧発生回路16は、複数の電源電圧値を有する複数の電源を有し、複数の機能ブロックへ電源を供給する。前記複数の電源は、複数の機能ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有し、それぞれ適した機能ブロックへ供給される。複数の機能ブロックそれぞれは、一つもしくは複数の回路ブロックを有する。
電源電圧発生回路16は、システムLSI1の外部から1つ以上の電源電圧値(図2では示していない)を供給されていることを前提とする。これらの供給された1つ以上の電源電圧値(図示していない)を基にして、システムLSI1に必要な複数の電源電圧値を有する電源を発生させている。図2では、電源電圧発生回路16は、電源として、基準電源(VSS、グランドVSSともいう)、基準電源と比べて高電圧の第一電源(VDDL)、第一電源と比べて高電圧の第二電源(図2では、5つの電源電圧値の第二電源(VDDHn、n=1〜5)、本実施の形態ではVDDHの電源電圧値の数n=5)として説明する。
電源電圧発生回路16は各機能ブロックへ次のように電源を供給する。
(1)機能ブロックA11は、電源VDDL、電源VDDH1およびVSSが供給される。電源VDDH1の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。
(2)機能ブロックB12は、電源VDDL、電源VDDH2およびVSSが供給される。電源VDDH2の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。
(3)機能ブロックC13は、電源VDDL、電源VDDH3およびVSSが供給される。電源VDDH3の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。
(4)機能ブロックD14は、電源VDDL、電源VDDH4およびVSSが供給される。電源VDDH4の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。
(5)機能ブロックE15は、電源VDDL、電源VDDH5およびVSSが供給される。電源VDDH5の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。
このように、一つのシステムLSI1内で、異なる電源電圧値の電源を各機能ブロックへ供給し、各機能ブロック内では、供給された電源を図1に示す電源配線を用いて、回路ブロックの処理能力に応じた電源を供給する。したがって、各機能ブロックによって処理能力が異なる場合でも、適切な電源電圧値を有する電源を供給することが可能となる。
次に、ベーシックセルの構成と電源配線との接続例を説明する。図3は、本実施の形態に係る半導体集積回路が有するベーシックセル内の構成と電源配線の配置の一例を示す図である。図3において、図1と同じ符号は、同じ名称、同様の機能を有するため説明を省略する。クリティカル・パスを含む組み合わせ回路72が、第二電源配線26に接続される様子を示す。
ベーシックセル35は、フリップ・フロップ(F/F)70、74、レベル・シフタ71、73、組み合わせ回路72を備える。レベル・シフタ71、73は、入力信号レベルまたは出力信号レベルを整合する。これらがクリティカル・パスになる回路を構成している。配線領域65は、第一電源配線25と、フリップ・フロップ70およびレベル・シフタ71の一部を繋ぐ配線である。配線領域67は、第一電源配線25と、フリップ・フロップ74およびレベル・シフタ73の一部を繋ぐ配線である。また、配線領域66は、第二電源配線26と、レベル・シフタ71、73の一部および組み合わせ回路72を繋ぐ配線である。
図4は、図3に示す構成において、クリティカル・パスを有する回路ブロックの一例を示す回路図である。図4は、図3に示した構成と対応しており、第一電源配線101、103、第二電源配線102、基準電源配線104、フリップ・フロップ105、109、レベル・シフタ106、108、組み合わせ回路107から構成される。点線で囲った領域110は、構成する半導体素子の閾値電圧がクリティカル・パスを形成しない回路ブロックを構成する半導体素子の閾値電圧より低い領域を示す。フリップ・フロップ105、109は、クリティカル・パスとならない半導体素子(第一半導体素子)である。また、信号の流れは矢印(→)で示している。
図1〜図4のような回路構成にすることにより、クリティカル・パスを形成する半導体素子では、閾値電圧(Vt)を下げ、電源電圧(Vdd)を上げ、一方、クリティカル・パスを形成しない半導体素子では、閾値電圧(Vt)閾値電圧を上げ、電源電圧(Vdd)を下げるように設計される。このようにして、デュアル vt/vddの技術思想が実現される。
このように、クリティカル・パスを形成しない第一回路ブロックは、第一電源配線に接続され、第一電源(VDDL)が供給される。一方、クリティカル・パスを形成する第二回路ブロックは、第二電源配線に接続され、第二電源(VDDHまたはVDDHn)が供給される。第二電源は、電源電圧発生回路で生成された異なる電源電圧値となる複数の電源から複数の回路ブロック(機能ブロック)それぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源VDDHn(本実施の形態では、n=1から5の中のひとつの値をとる)が複数の回路ブロックそれぞれに一電源以上供給される。しかも、その電源電圧値は前記クリティカル・パスを形成しない回路ブロックに供給される同一の電源の電源電圧値より高い電源電圧値を有することを特徴としている。したがって、本実施の形態に係る半導体集積回路は、クリティカル・パスを含む複数の回路ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源VDDHnを供給するため、低消費電力化を図ることができる。
本実施の形態では、電源電圧発生回路で生成された複数の電源から複数の回路ブロック(機能ブロック)それぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源が前記複数の機能ブロックそれぞれに一電源が供給されている場合について説明した。しかしながら、回路ブロックへの電源の供給は、図2に示したような電源電圧発生回路からの供給に限られることはなく、システムLSI1の外部から供給された複数の電源から複数の回路ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源が供給される場合であってもよい。また、複数の機能ブロックそれぞれに一電源以上の供給されている場合、例えば、一つの回路ブロックへ複数の電源から電源が供給されている場合であってもよい。ここでは、複数の電源が外部から供給される場合の説明は省略するが、基本的な内容は電源が電源電圧発生回路で生成される場合と同様である。
(実施の形態2)
実施の形態1では、電源電圧発生回路で生成された複数の電源から複数の回路ブロック(機能ブロック)それぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源が前記複数の機能ブロックそれぞれに一電源供給されている場合を説明した。実施の形態2では、電源電圧発生回路で生成された複数の電源から前記複数の機能ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源が複数の回路ブロックそれぞれに一電源以上(特に複数の電源)が供給されている場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路の要部における電源配線とベーシックセル列との配置の一例を示す図である。なお、図1と同じ符号は、同じ名称、同様の機能を有するため説明を省略する。図5に示す半導体集積回路は、ベーシックセル列30に平行して、主電源線20bから分岐する複数の電源配線24、25、26bが配置され、複数の電源配線24、25、26bそれぞれがベーシックセル列30に含まれる複数の回路ブロックのうち、クリティカル・パスを含む回路ブロックとクリティカル・パスを含まない回路ブロックとに接続される様子を示した図である。
図5において、主電源線20bは、基準主電源線21、第一主電源線22、複数の第二主電源線23b、23c、23dとから構成される例を示す。第二主電源線は、前記第一主電源線に比べ高電圧(第二電源電圧値)の複数の第二電源を回路ブロックへ供給する。図5では、VDDHは、第二主電源23b、23c、23dから複数の電源電圧値である第二電源が供給される場合を説明する。
第二電源配線26bは、第二方向(横方向)へ延在し、第二主電源線23b、23c、23dのいずれか一つと接続する。第二電源配線26bが、どの第二主電源線23b、23c、23dと接続するかによって、第二回路ブロックへ供給される電源電圧値が異なる。このようにして、第二回路ブロックの処理能力に応じた電源電圧値を有する第二電源を第二回路ブロックへ供給することができる。設計者は、クリティカル・パスを含む第二回路ブロックの処理能力に応じた電源電圧値を選択する。
次に、前記半導体集積回路を適用した例を説明する。図6は、本実施の形態に係る半導体集積回路を用いた大規模集積回路の構成の一例を示す図である。なお、図2と同じ符号は、同じ名称、同様の機能であるため説明を省略する。図6は、電源電圧発生回路16bで生成された複数の電源から複数の機能ブロックそれぞれの処理能力に適した電源電圧値を有する電源が前記複数の機能ブロックそれぞれに一電源以上が供給されている場合を示す。
電源電圧発生回路16bは、システムLSI1bの外部から1つ以上の電源電圧値(図6では示していない)を供給されていることを前提とする。これらの供給された1つ以上の電源電圧値(図示していない)を基にして、システムLSI1bに必要な複数の電源電圧値を有する電源を発生させている。図6では、電源電圧発生回路16bは、電源として、基準電源、基準電源と比べて高電圧の第一電源(VDDL)、第一電源と比べて高電圧の第二電源(図6では、7つの電源電圧値の第二電源(VDDHn,n=2〜5,11,12,13の7種類)を生成する場合を説明する。なお、生成する第二電源の電源電圧値の数は、7つに限られることはなく、システムLSIbに適応する電源の種類を生成することが可能であることはいうまでもない。
ここでは説明を簡単にするため機能ブロックA11bに3つの第二電源(電源VDDH11、電源VDDH12、電源VDDH13)が供給される場合を一例として説明する。
電源電圧発生回路16bは各機能ブロックへ次のように電源を供給する。機能ブロックA11bは、電源VDDL、電源VDDH11、電源VDDH12、電源VDDH13並びにVSSが供給される。電源VDDH11、電源VDDH12、電源VDDH13の電源電圧値は、電源VDDLの電源電圧値より高く設定されている。また、電源VDDH11、電源VDDH12、電源VDDH13それぞれの電源電圧値は、異なる。機能ブロックB12、機能ブロックC13、機能ブロックD14,機能ブロックE15については、図2と同様であるため説明を省略する。
図6、図5、且つ図3、図4のような回路構成にすることにより、クリティカル・パスを形成する半導体素子では、閾値電圧(Vt)を下げ、電源電圧(Vdd)を上げ、一方、クリティカル・パスを形成しない半導体素子では、閾値電圧(Vt)閾値電圧を上げ、電源電圧(Vdd)を下げるというように設計される。このようにして、デュアル vt/vddの技術思想が実現される。
このように、本実施の形態に係る半導体集積回路は、実施の形態1で説明した機能に加え、一つの機能ブロックへ複数の電源電圧値の電源を供給する。このため、機能ブロックが有する、クリティカル・パスを含む複数の回路ブロックそれぞれの処理能力に適する電源をきめ細やかに供給することが可能となり、低消費電力化を図ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、サブスレッショルドリーク電流をさらに改善する方法を以下に説明する。デュアル vt/vddの技術思想を展開することにより、様々な機能ブロックを有する半導体集積回路の性能を維持したまま、動作時の消費電力とサブスレッショルドリーク電流や半導体集積回路の待機時のサブスレッショルドリーク電流を共に削減することが可能になる。デュアル vt/vddの技術思想については、実施の形態1で説明したため省略する。
次に待機時のサブスレッショルドリーク電流をさらに改善する方法を以下に説明する。ここでは、図4に示したクリティカル・パスを有する回路ブロックの回路図を一例として用いて説明する。
まず、二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係について検討する。図7〜図9は、図4に示した回路ブロックの配置(位置関係)を変更した回路図である。なお、図4と同じ符号のものは、位置関係並びに接続関係は異なるが、同じ名称、同様の機能を有するため説明を省略する。図4並びに図7〜図9に示すように、二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係には、四つの場合が考えられる。
次に、半導体素子の閾値電圧の値について検討する。一例として、図4に示す二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係について考える。図10〜図14は、図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域を示す図である。半導体素子の閾値電圧を低くする領域をどの領域にするかにより図10、図11、図12、図13、図14のように五つの場合が考えられる。点線111、112、113、114、115で囲んだ部分は、半導体素子の閾値電圧を低くする領域である。従って、二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係と半導体素子の閾値電圧を低くする領域をどの領域にするかにより全部で20の場合が考えられることになる。
前記位置関係と前記閾値電圧とは、タイミング条件を満足する限り全部で20ある構成の中のどれを取らなければならないという必然性はない。しかし、第二電源配線102に電源電圧(第二電源、VDDH)が供給されていない場合において、組み合わせ回路に電源電圧を印加しないことにより待機時のサブスレッショルドリーク電流をさらに改善しようとすると、前記条件にあう構成は限定される。第二電源配線102に電源電圧が供給されていない場合において、二つのフリップ・フロップ105、109に直前の状態を保持するのが好ましい。したがって、第二電源配線102に電源電圧が供給されていない時に二つのフリップ・フロップ105、109に電源電圧が印加されなくなってしまうような回路ブロックの位置関係、つまり、図7、図8、図9は除外される。
また、図10〜図14では第二電源(VDDH)が供給されている二つのフリップ・フロップ105、109の閾値電圧を低くすると、待機時にサブスレッショルドリーク電流をさらに改善するという目的に合わなくなってしまうので図12、図14も除外される。
従って、第二電源配線102に電源電圧が供給されていない時には、組み合わせ回路107に電源電圧を印加しないことにより待機時のサブスレッショルドリーク電流をさらに改善しようとすると、二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係と半導体素子の閾値電圧を低くする領域をどの領域にするかという構成は、図10、図11、図13に限定される。これらの中でも待機時のサブスレッショルドリーク電流の低減と第二電源配線102に電源電圧が供給されていない場合において、二つのフリップ・フロップ105、109に直前の状態を保持できる点から図10がもっとも好ましい。
いままで二つのフリップ・フロップ105、109と二つのレベル・シフタ106、108と組み合わせ回路107の位置関係について説明しやすいように組み合わせ回路107の後にレベル・シフタ108がある場合について説明してきたが、前記レベル・シフタ108は通常は必ずしも必要とされないので、なくてもよい。
図15は、図4の回路ブロックの構成においてサブスレッショルドリーク電流を改善する回路図の一例である。第二電源配線に電源電圧が供給されていない時には、組み合わせ回路に電源電圧を印加しないことにより待機時のサブスレッショルドリーク電流をさらに改善するための具体的な回路図を示す。
図15において、第一電源配線201、203、第二電源配線202、基準電源配線204は、図1の同じ名称のものと同様であるため説明を省略する。点線で囲んだ符号116の領域は、構成する半導体素子の閾値電圧がクリティカル・パスを形成しない回路ブロックを構成する半導体素子の閾値電圧より低い領域を示す。また、図15に示す回路図は、トランスファ・ゲート211、212、213、インバータ214、システムクロック220有する。なお、図4と同じ符号のものは、位置関係並びに接続関係は異なるが、同じ名称、同様の機能を有するため説明を省略する。
図15において第一のフリップ・フロップ105と第一のレベル・シフタ106の間に第一のトランスファ・ゲート211を有し、第二のフリップ・フロップ109と第二のレベル・シフタ108の間に第二のトランスファ・ゲート212を有し、第二のフリップ・フロップ109と第二のトランスファ・ゲート211との間と基準電圧配線204との間に第三のトランスファ・ゲート213を有し、第一のトランスファ・ゲート211と第二のトランスファ・ゲート212には第二電源(VDDH)の電位が印加され、第三のトランスファ・ゲート213には第二電源(VDDH)の電位を反転した電位が印加されることにより、第二電源配線に電源電圧が供給されていない時、つまり、第二電源配線の電源電圧の電位がグランド電位(VSS)に設定されているときには、組み合わせ回路107の電源電圧をグランド電位に設定することにより待機時のサブ・スレッショルドリーク電流を改善できる。
また本実施の形態において、第一のフリップ・フロップ105と第二のフリップ・フロップ109には第一電源(VDDL)が印加されているので、待機状態において第二電源(VDDH)が遮断されても直前の状態を保持することができる。したがって、待機状態から復帰して、第二電源配線202に電源電圧が印加されたときには、直ちに待機状態前の動作状態に戻ることが可能である。
また、図15において、複数の機能ブロックの中の或る機能ブロックを待機状態設定する場合には、前記或る機能ブロックに供給されるシステムクロック220を停止し、次に、前記或る機能ブロックに供給されている第二電源配線202の電圧を遮断してグランド電位に設定する。一方、前記複数の機能ブロックの中の或る機能ブロックを待機状態から復帰する場合には、前記或る機能ブロックに供給されている前記第二電源配線202の電源電圧を電源電位(第二電源の電圧値)に設定し、次に、前記或る機能ブロックに供給されるシステムクロック220再度印加する。以上のような手順で複数の機能ブロックの中の或る機能ブロックを待機状態にしたり、待機状態から復帰させることにより、デュアル vt/vddの技術思想に基づいた設計を行う。
このようにして、待機時に閾値電圧を低くしている組み合わせ回路に供給している電源を遮断することにより過大なサブスレッショルドリーク電流が流れることを防止する。しかも、待機時から復帰したときに、待機以前の状態は第一電源(VDDL)が印加されている第一のフリップ・フロップ105と第二のフリップ・フロップ109に保持されているので、すばやく動作状態に復帰することができる。
また、それぞれ機能ブロックごとに処理能力が異なる機能(回路ブロック)が搭載されている場合であっても、クリティカル・パス有する回路ブロックのパス・ディレイ値を動作周波数から導き出される必要なパス・ディレイ値まで改善するような電源電圧値(第二電源の電源電圧値)と半導体素子の閾値(閾値電圧値)に設計される。したがって、半導体集積回路の動作時の消費電力とサブスレッショルドリーク電流や半導体集積回路の待機時のサブスレッショルドリーク電流が低減される。
さらに、回路ブロックへ電源が供給されない待機時には、回路ブロックに供給される第二電源(VDDH)を遮断してその値をグランド電位(VSS)に設定することにより、半導体集積回路の待機時のサブスレッショルドリーク電流が一層低減される。これは、クリティカル・パスを有する複数の回路ブロックの第一のフリップ・フロップと第二のフリップ・フロップに以前の状態を保持したまま、閾値電圧が低いため、通常の閾値電圧を有する半導体素子よりサブスレッショルドリーク電流が多く流れる組み合わせ回路に電源供給することを中止することができるために可能となる。
(実施の形態4)
図16は、本発明に係る実施の形態1から3のいずれかの半導体集積回路を搭載した電子回路の一例を示す図である。図16に示す電子回路は、MPEGの動画処理機能を有するカメラ付携帯電話のシステム・ブロックの一例を示す。図16に示す電子回路はRF/IF(Radio Frequency/Intermediate Frequency)部301、アナログ・ベースバンドLSI302、マイク303、スピーカ304、電源IC(Integrated Circuit)305、デジタル・ベースバンドLSI306、アプリケーション・プロセサ307、MPEG4動画処理用のコンパニオンLSI(動画処理MPEG−4)308、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー・モジュール309、カラーTFT(Thin Film Transistor)310、フラッシュ・メモリやSRAM(Static Random Access Memory)などで構成されるメモリ311である。
近年はLSIの集積度が向上し、デジタル・ベースバンドLSI306、アプリケーション・プロセサ307、MPEG4動画処理用のコンパニオンLSI308を一チップ化する方向に向かっている。前記実施の形態1から3のいずれかに示した低消費電力型の半導体集積回路を搭載する電子機器としては、図16のようなMPEGの動画処理機能を有するカメラ付携帯電話に含まれるデジタル・ベースバンドLSI306、アプリケーション・プロセサ307、MPEG4動画処理用のコンパニオンLSI308を一チップ化したLSIのようなものが適している。
(実施の形態5)
実施の形態5では、本発明に係る半導体集積回路の製造方法について説明する。
図17は、一般的な半導体集積回路の製造方法の一例を示すフロー図である。図17は、一般的な製造方法の手順を示しており、半導体集積回路は、半導体集積回路に搭載する回路ブロックのフロアプランを作成し(S11)、作成したフロアプランに基づいて、デザインオートメーションによる回路・配線の自動配置を行う(S12)。自動配線した回路・配線に基づいて、マスクを設計し(S13)、設計されたマスクを用いて、半導体集積回路を製造する製造プロセスを実行する(S14)。
本発明の半導体集積回路を製造するにあたっては、回路・配線を自動配置する工程(S12)において、回路ブロック(あるいは機能ブロック)に応じた電源を供給できるように処理する必要がある。
図18〜図20は、半導体集積回路の回路・配線を自動配置する工程の手順の一例を示す図である。この工程は、コンピュータ支援設計システムが用いられ、コンピュータ支援設計システムのメモリ空間上で、半導体基板の回路配置領域に、回路ブロックの配置、電源配線の結線配置、信号線の配置等を実施する。以下、手順に従って説明する。なお、以下の説明において、図1あるいは図5と同じ名称(あるいは同じ符号)のものは、同様の機能を有することを前提とする。図18では、単純な手順の場合を説明し、図19、20において、より適切な電源電圧を回路ブロックへ供給する手順について説明する。
まず、電源配線(基準電源配線、第一電源配線、第二電源配線)を配置する(S21)。次に、回路ブロックを配置する(S22)。このとき、第一回路ブロックが配置されることになる。次に、複数の回路ブロックで共有する電源の電源電圧値を指定し(第一電源、VDDLを指定)(S23)、論理回路を合成する(S24)。ここでは、結線配置、信号線の配置が決まり、回路ブロックと第一電源配線とが配線部61b〜64bによって接続される。次に、S23で指定した電源を供給してタイミング検証を実施し(S25)、クリティカル・パスを有する回路ブロック(第二回路ブロック)を抽出する(S26)。クリティカル・パスを有する第二回路ブロックが存在する場合は(S27でYES)前記第二回路ブロックへ供給する電源電圧値(ここでは、第二電源、VDDHを指定)、並びに、電源配線と前記第二回路ブロックとの接続を変更し(S28)、終了する。電源配線と回路ブロックとの接続を変更(S28)を図1を用いて説明すると、第二回路ブロック51〜54は、配線部61a〜64aによって、第二電源配線26へ接続されることになる。
このような手順により、クリティカル・パスを有する回路ブロックの処理能力に応じた電源電圧を供給する電源配線を、前記回路ブロックへ接続させることが可能となる。特に、図18では、第一電源と第二電源との二つの電源を用いる場合について説明した。
次に、図19に示す手順について説明する。図18と同じステップ番号を付けた工程は同じ動作であり、クリティカル・パスを抽出した後の動作において、クリティカル・パスが存在しなくなるまで、第二電源の電源電圧値を多段階に変更する点が異なる。以下に、図18と異なる動作について説明する。
クリティカル・パスが存在する場合(S27でYES)、前記クリティカル・パスを有する第二回路ブロックへ供給する電源電圧値(第二電源)、並びに、電源配線と前記第二回路ブロックとの接続を変更する(S31)。その後、タイミング検証(S25)からの動作を、クリティカル・パスが存在しなくなるまで繰り返す。クリティカル・パスが存在するか否かを判断する場合には、マージン等についても考慮する。また、S31で変更する第二電源は、前回より高電圧の電源電圧値を選択する(VDDHn、nは、供給できる電源の数となる)。図5を用いてS31の動作の結果を具体的に説明すると、第二回路ブロック51〜54は、配線領域61a〜64aによって、第二電源配線26bに接続される。第二電源配線26bは、S31において選択された電源電圧値を供給する第二主電源配線23b、23c、23dのいずれかと接続される。このようにして、クリティカル・パスがなくなるまで、第二電源の電圧値を、前回の電圧値より高くする工程を繰り返すことによって、第二回路ブロックへ、複数の電源電圧値の第二電源が供給されることになる。
このようにして、半導体集積回路は、複数の電源電圧値を有する電源を各回路ブロックへ供給することが可能となり、クリティカル・パスを有する回路ブロックは、処理能力に応じて、それぞれ異なる電源電圧値を有する電源配線と接続される。特に、図19では、第二電源を多段階に変更する場合について説明した。
次に、図20に示す手順について説明する。図18と同じステップ番号を付けた工程は同じ動作であり、クリティカル・パスを抽出した後の動作において、閾値電圧を変更する点が異なる。以下に、図18と異なる動作について説明する。
クリティカル・パスが存在する場合(S27でYES)、クリティカル・パスを有する第二回路ブロックへS41〜S43の処理を実施する。まず、適用する閾値(閾値電圧)を選択し、選択した論理回路ライブラリを用いて前記第二回路ブロックを配置する(S41)。次に、適用する電源電圧(第二電源)を指定し(S42)、論理回路を再度合成する(S43)。S42で指定する電源電圧は、前回より高電圧の電源電圧値を選択する(VDDHn、nは、供給できる電源の数となる)。また、閾値電圧、並びに、電源電圧値の選択にあたっては、デュアル vt/vddの技術思想に基づいて実施する。
次に、再度合成した論理回路を用いてタイミング検証を実施し(S25)、クリティカル・パスの抽出(S26)へと進み、クリティカル・パスがなくなるまで、繰り返す。なお、S41〜S43の動作については、S27で抽出した回路ブロックへ限定して処理を実施する点を除いて、S22〜S24と同様である。第二回路ブロック51〜54と第二電源配線26bとの接続、第二電源配線26bと主電源配線23b、23c、23dとの接続並びに第二電源の供給については、図19の説明と同様である。
このようにして、半導体集積回路は、複数の電源電圧値を有する電源を各回路ブロックへ供給することが可能となり、クリティカル・パスを有する回路ブロックは、処理能力に応じた、それぞれ異なる電源電圧値を有する電源配線と接続される。特に、図20では、電源電圧値と閾値電圧とに基づいて、回路ブロックに最適な電源を選択することが可能となる場合について説明した。
このような設計手順により、多様な機能を搭載するシステムLSIなど、特定用途向けの半導体集積回路について、消費電力の低下を図ることができる。
また、クリティカル・パスを有する回路ブロックのパス・ディレイ値を動作周波数から導き出される必要なパス・ディレイ値まで改善するような電源電圧値(第二電源、VDDH)と閾値電圧値とに設計する工程を有することにより、半導体集積回路の動作時の消費電力とサブスレッショルドリーク電流や半導体集積回路の待機時のサブスレッショルドリーク電流が低減される。
本発明の好適な実施の形態は、多様な機能を一チップに搭載する大規模な半導体集積回路(システムLSI)の低消費電力化に有効である。
本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路における電源配線とベーシックセル列との配置の一例を示す図 上記実施の形態に係る半導体集積回路を用いた大規模集積回路の構成の一例を示す図 上記実施の形態に係る半導体集積回路が有するベーシックセルの構成と電源配線の配置の一例を示す図 図3に示す構成において、クリティカル・パスを有する回路ブロックの一例を示す回路図 本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路における電源配線とベーシックセル列との配置の一例を示す図 上記実施の形態に係る半導体集積回路を用いた大規模集積回路の構成の一例を示す図 図4に示した回路ブロックの配置(位置関係)を変更した一例を示す回路図 図4に示した回路ブロックの配置(位置関係)を変更した他の一例を回路図 図4に示した回路ブロックの配置(位置関係)を変更した更に他の一例を回路図 図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域の一例を示す図 図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域の他の一例を示す図 図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域の更に他の一例を示す図 図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域の更に他の一例を示す図 図4の回路ブロックにおいて半導体素子の閾値電圧を低くする領域の更に他の一例を示す図 図4の回路ブロックの構成においてサブスレッショルドリーク電流を改善する回路図 本発明に係る実施の形態1から3のいずれかの半導体集積回路を搭載した電子回路の一例を示す図 半導体集積回路の製造方法の一例を示すフロー図 半導体集積回路の回路・配線を自動配置する工程の手順の一例を示す図 半導体集積回路の回路・配線を自動配置する工程の手順の他の一例を示す図 半導体集積回路の回路・配線を自動配置する工程の手順の更に他の一例を示す図 一つのチップにさまざまな機能を搭載したシステムLSIチップの一例を示す概念図 機能ブロックに関して、パス・ディレイとカウント数との関係の一例を示した図
符号の説明
1、1b システムLSI
11、11b 機能ブロックA
12 機能ブロックB
13 機能ブロックC
14 機能ブロックD
15 機能ブロックE
16、16b 電源電圧発生回路
20、20b 主電源線
21 基準主電源線
22 第一主電源線
23、23b、23c、23d 第二主電源線
24 基準電源配線
25、101、103、201、203 第一電源配線
26、26b、102、202 第二電源配線
30 ベーシックセル列
31〜34 ベーシックセル
41〜48 第一回路ブロック
51〜54 第二回路ブロック
61a〜67 配線領域
70、74、105、109 フリップ・フロップ
71、73、106、108 レベル・シフタ
72、107 組み合わせ回路

Claims (11)

  1. クリティカル・パスを含まない第一回路ブロックと、
    前記クリティカル・パスを含む第二回路ブロックと、
    前記第一回路ブロックに第一電源を供給する第一電源配線と、
    前記第二回路ブロックに前記第一電源に比べて高電圧の第二電源を供給する第二電源配線と
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記第一回路ブロックは、クリティカル・パスとならない、第一半導体素子と第一論理回路との少なくともいずれか一方を備え、前記第二回路ブロックは、前記クリティカル・パスとなる、第二半導体素子と第二論理回路との少なくともいずれか一方とを備え、
    前記第一半導体素子と第一論理回路いずれかには前記第一電源配線が接続され、
    前記第二半導体素子と第二論理回路いずれかには前記第二電源配線が接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記クリティカル・パスを含む第三回路ブロックと、
    前記第三回路ブロックに前記第二電源に比べて高電圧の第三電源を供給する第三電源配線と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第一回路ブロックは、前記第一半導体素子と前記第一論理回路との少なくともいずれか一方を備え、
    前記第二回路ブロックにおいて、前記第二半導体素子と前記第二論理回路いずれかの閾値電圧値は、前記第一半導体素子と前記第一論理回路いずれかの閾値電圧値に比べて低いことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 複数の回路ブロックが配置され、第一方向に複数配列されたベーシックセル列と、
    前記第一方向において、隣接する前記ベーシックセル列間に形成された配線配置領域と、
    前記配線配置領域において第二方向に延在し、前記回路ブロックに基準電源を供給する基準電源配線と、
    前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記基準電源に比べて高電圧の第一電源を供給する第一電源配線と、
    前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記第一電源に比べて高電圧の第二電源を供給する第二電源配線と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 前記ベーシックセル列に配置される前記回路ブロックにはクリティカル・パスを含まない第一回路ブロックとクリティカル・パスを含む第二回路ブロックとを備え、
    前記第一回路ブロックには前記基準電源配線及び前記第一電源配線が接続され、
    前記第二回路ブロックには前記基準電源配線及び前記第二電源配線が接続されることを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 前記第一回路ブロックと前記第二回路ブロックとの間に、入力信号レベル又は出力信号レベルを整合するレベル・シフタを備えることを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 前記配線配置領域において前記第二方向に延在し、前記回路ブロックに前記第二電源に比べて高電圧の第三電源を供給する第三電源配線を更に備えることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. 第一電源を供給する第一電源配線及び前記第一電源よりも高電圧の第二電源を供給する第二電源配線を配置する工程と、
    複数の回路ブロックを配置する工程と、
    前記複数の回路ブロックと第一電源配線とを接続する工程と、
    前記複数の回路ブロックにおいてクリティカル・パスを含む回路ブロックを抽出する工程と、
    前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第一電源配線との接続を、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第二電源配線との接続に代える工程と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路の製造方法。
  10. 前記クリティカル・パスを含む回路ブロックと第二電源配線との接続に代える工程の後に、前記クリティカル・パスを抽出する工程を行うとともに、前記クリティカル・パスがなくなるまで、前記第二電源の電圧値を前回の電圧値より高くする工程を、
    更に備えることを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路の製造方法。
  11. 前記複数の回路ブロックを配置する工程は、第一閾値を有する複数の回路ブロックを配置する工程であり、
    前記クリティカル・パスを含む回路ブロックを抽出する工程の後に、前記クリティカル・パスを含む回路ブロックの第一閾値を、前記第一閾値よりも低い第二閾値に代える工程を、
    更に備えることを特徴とする請求項9または請求項10記載の半導体集積回路の製造方法。
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