JP2006060043A - 制御プログラム情報の選択方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光装置をラインを停止させず短時間で簡単に最適化する方法を提供する。
【解決手段】シミュレータに露光装置メーカシステムから露光装置のアライメント系のユニットソフトウエア及びパラメータを提供する(ステップS503)。また、露光装置及び測定機器からシミュレータに、EGA計測結果及びマーク信号波形データ等を提供する(ステップS505、S508)。シミュレータにおいて条件を変更してアライメントシミュレーションを行い(ステップS509)、シミュレーション結果を評価し(ステップS510)、最も評価値の高い条件を選択する(ステップS511)。選択した条件は、シミュレータ210から露光装置220にセットする(ステップS512)。条件の評価に露光装置を使用する必要がなく、製造ラインを停止する必要なく、効率よく短時間で露光装置の最適化を行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば半導体素子、液晶表示素子、CCD等の撮像素子、プラズマディスプレイ素子、薄膜磁気ヘッド等の電子デバイス(以下、単に電子デバイスと言う)を製造する際のリソグラフィー工程において用いる露光装置の、例えばアライメント系、ステージ系あるいは照明系等の処理・機能について、その処理条件を最適化する制御プログラム情報の選択方法に関する。
電子デバイスの製造に用いる露光装置は、光学系(光源、照明光学系、投影光学系等)、アライメント系(例えばFIA系、LSA系等)、ステージ系(ウエハステージ系、レチクルステージ系等)等のユニットより構成され、これらが協働して動作することにより、露光装置全体として所望の露光処理を行うようになっている。
また、各ユニットの処理・動作の制御、及び、露光装置全体の制御は、通常、コンピュータを備えた制御系により行われる。所定のアルゴリズムで動作する制御プログラム及び動作の細部を規定するパラメータが、各ユニットの制御系、露光装置全体の制御系、あるいは各制御系における処理内容、処理条件毎に設定され、これが各制御系のコンピュータで実行されることにより、各ユニットの各処理及び露光装置全体の処理が制御される。
このような構成の露光装置においては、例えば露光装置の制御を行うコンピュータ上の記憶装置等に、種々のバージョンのプログラムや、種々の処理内容・処理条件に対応したパラメータが互換性や組み合わせの妥当性等が管理された状態で記憶され、必要に応じて適宜選択され、組み合わされて使用される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−125587号公報
ところで、このような構成の露光装置、すなわち、装置の制御をパラメータを参照してソフトウエアにより行う装置において、処理精度の向上、エラーの低減、処理時間の短縮等を図るためには、各種ユニットプログラム(ユニットソフトウエア)やメインプログラム(メインソフトウエア)等の各種プログラムライブラリーのバージョンアップや設定パラメータの最適化を行う必要が生じる。
従来、露光装置、露光条件の最適化を行うための1つの方法として、露光装置の使用者である顧客から評価用のウエハを借用し、露光装置の製造者側の評価用装置にて評価を行う方法がとられている。しかしながら、この方法では、露光装置の使用者側においては評価用のウエハを作成する手間が必要であり、また、製造者側においても露光装置を占有しての多大な労力と時間が必要であった。
ソフトウエアの評価やパラメータの最適化を行うための他の方法として、お客様が運用中の露光装置を停止して、評価対象のバージョンのユニットソフトウエアやメインソフトウエアを評価用にインストールし、様々なパラメータを設定し、露光処理や計測処理などを繰り返す方法もしばしばとられている。しかしながら、この方法では、露光装置の使用者側において稼動している露光装置を停止させる、すなわち生産ラインを停止させる必要があり、電子デバイスの生産効率を低下させるという問題が生じる。また、使用者側で多大な労力や時間を費やす作業であり、改善が望まれている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、制御ソフトウエアの変更やパラメータの設定等を含む露光装置等の装置の最適化を、製造ラインを停止させることなく、短時間に少ない労力で行うことのできる制御プログラム情報の選択方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る制御プログラム情報の選択方法は、例えば基板上に所定パターンを転写するための露光装置(220)等の所望の装置の、例えば基板の位置情報を検出する位置検出機能等の所定機能のために用意された複数の制御プログラム情報から最適な制御プログラム情報を選択する方法であって、前記複数の制御プログラム情報と、前記装置を使用する際の例えば精度条件や時間的条件等の使用条件に関する情報とをシミュレータ(210)へ入力し(ステップS503)、前記使用条件の下で前記装置を使用した場合のシミュレーション結果を、前記複数の制御プログラム情報毎に求め(ステップS509)、前記求められた複数のシミュレーション結果を、例えば所定の評価関数を用いた所定評価基準に基づいて評価し(ステップS510)、前記評価の結果に基づいて、前記複数の制御プログラム情報から最適プログラム情報を決定する(ステップS511)ことを特徴とする。(図3及び図5参照)
好適には、前記複数の制御プログラム情報とは、互いにバージョンの異なる複数のライブラリー情報、互いにバージョンの異なるメインプログラム情報、又はパラメータ情報を含む。(請求項2)
また好適には、前記決定された前期最適プログラム情報に基づいて、前記装置に制御プログラムを自動的に設定する(ステップS512)。(図5参照)
また好適には、前記シミュレータへ、前記装置の使用者と前記装置の提供者との間の契約に基づく前記装置使用時の使用制限に関する情報を入力し、前記シミュレータによるシミュレーションを実行する。
このような方法によれば、例えば露光装置について、シミュレータにて、所望の処理の制御に関わる情報、すなわち、露光装置の例えばアライメント処理等の制御に関わるソフトウエアやパラメータ等の情報を用いて、アライメント等の所望の処理のシミュレーションを行い、その結果を評価し、最終的に露光装置に適用するか否かを決定している。従って、ソフトウエアやパラメータ等の露光装置の所望の処理の評価に露光装置を使用する必要がない。換言すれば、それらの情報の評価を行っている間も、露光装置はデバイスの製造を継続することができ、製造ラインを停止する必要はなく、ソフトウエアやパラメータを最終的に設定する時のみ、最適化のために使用されることになる。従って効率よく短時間で露光装置の最適化を行うことができる。
なお、本欄においては、各構成に対して、添付図面に示されている対応する構成の符号を記載したが、これはあくまでも理解を容易にするためのものであって、何ら本発明に係る手段が添付図面を参照して後述する実施の形態の態様に限定されることを示すものではない。
本発明によれば、制御ソフトウエアの変更やパラメータの設定等を含む露光装置等の装置の最適化を、製造ラインを停止させることなく、短時間に少ない労力で行うことのできる制御プログラム情報の選択方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態の露光装置システムについて、図1〜図11を参照して説明する。
本実施の形態においては、特に、露光装置のアライメント系を最適化する方法及びそれに必要な構成を具体的に記載し、本発明を説明する。
まず、その露光装置システムの全体構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の露光装置システム10の全体構成を示すブロック図である。
露光装置システム10は、露光装置メーカシステム100、顧客システム200及び通信ネットワーク300を有する。
露光装置メーカシステム100は、露光装置及びその使用環境等を提供する例えば露光装置製造者等の露光装置提供者側のシステムである。露光装置メーカシステム100の好適な一構成例は、サーバーを中心としてデータベース、試験・チェック用の露光装置、計測装置等がいわゆるイントラネットと言われるような通信ネットワークで接続されたシステムである。
顧客システム200は、露光装置提供者側から提供される環境の中で、実際に露光装置を使用しデバイスの製造を行う例えばデバイスメーカ等の露光装置使用者側のシステムである。顧客システム200の好適な一構成例は、制御用あるいは管理用のホストコンピュータを中心として、製造ラインを構成する1台以上の露光装置、デバイス処理装置、検査・試験装置及び計測装置等が接続されたシステムである。これらの各装置も、通常、いわゆるイントラネットと言われるような通信ネットワークを介して接続される。
また、顧客システム200は、通常、露光装置の使用者すなわちデバイスメーカ毎に構成されるものである。従って、露光装置システム10は、通常、複数の顧客システム200が含まれる。なお、以下の説明においては、その内の1つの顧客システム200を例示して、単に顧客システム200として説明を行う。
通信ネットワーク300は、前述したように各々が1つのネットワークシステムである露光装置メーカシステム100及び複数の顧客システム200を接続する大規模な通信ネットワークであり、本実施の形態においてはインターネットである。
以下、露光装置システム10の主たる構成部である露光装置メーカシステム100及び顧客システム200の構成・機能・動作、及び、露光装置システム10による露光装置の最適化方法について順次説明する。
露光装置メーカシステム100の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、露光装置メーカシステム100の構成を示すブロック図である。
露光装置メーカシステム100は、ALGシミュレータ管理サーバー110を有する。
ALGシミュレータ管理サーバー110は、顧客システム200に対して、露光装置の処理シミュレーション環境を提供するサーバーである。
ALGシミュレータ管理サーバー110は、ライセンスデータベース(ライセンスDB)120及びソフトウエアデータベース(ソフトウエアDB)130を有する。
ライセンスDB120は、顧客に提供したシミュレーション環境のライセンスに関わる情報を蓄積したデータベースである。本実施の形態においては、特に露光装置のアライメント系を最適化するのに必要な構成を示しており、ライセンスDB120には、アライメントシミュレーションソフトウエアに関するライセンス情報が蓄積される。
ライセンスDB120は、ALGシミュレータライセンス情報リスト121及びALGシミュレータライセンス情報ファイル群122を有する。
ALGシミュレータライセンス情報リスト121は、顧客毎のアライメントシミュレーションソフトウエアのライセンス情報(使用制限情報)を記憶したものである。
ALGシミュレータライセンス情報ファイル群122は、ALGシミュレータライセンス情報リスト121に記憶されている顧客毎に個別の、シミュレーションソフトウエアのライセンス情報のファイルである。この顧客毎のライセンス情報ファイルを更新して、通信ネットワーク300を介して顧客システム200のALGシミュレータ210に記憶されているライセンス情報をリモートで書き換えることにより、顧客のライセンス形態を変更する。
ソフトウエアDB130は、顧客にシミュレーション環境を提供するための種々のソフトウエアを蓄積したデータベースである。本実施の形態においては、特に露光装置のアライメント系を最適化するのに必要な構成を示しており、ソフトウエアDB130には、アライメントシミュレーションソフトウエア及びこれに関する情報が蓄積される。
ソフトウエアDB130は、ALGユニットライブラリー132、ALG計算ライブラリー133及びALGソフトウエアバージョン管理リスト131を含む。
ALGユニットライブラリー132は、後述する顧客システム200に具備されている露光装置220のアライメント系の制御プログラム(ユニットソフトウエア)の種々のバージョンが記録されたライブラリーである。これらのバージョン(プログラム)は、ダイナミックリンクライブラリーのファイル形式で記憶されている。従って、これらのバージョンを使用する際は、シミュレータ本体(シミュレーションメインプログラム)の変更は不要で、ライブラリーファイルたる各バージョンの追加又は差し換えだけをすれば、その選択したバージョンを任意のバージョンを選択し適用できるようになっている。
ALG計算ライブラリー133は、同様に、露光装置220のアライメントユニットにおけるアライメント処理で使用する種々の計算式に対応した種々の計算プログラム、すなわち計算ソフトウエアの種々のバージョンが記録されている。これらのバージョンも、アライメントユニットのユニットソフトウエアのバージョンと同様に、ダイナミックリンクライブラリーのファイル形式で記憶されており、シミュレータ本体の変更を必要とせずに任意に選択して適用できるようになっている。
ALGソフトウエアバージョン管理リスト131は、ソフトウエアDB130を管理する情報、すなわち、ALGユニットライブラリー132に記憶されている各種バージョンファイルやALG計算ライブラリー133に記憶されている各種バージョンファイルのファイルリストが登録されている。
このような構成の下でALGシミュレータ管理サーバー110は、例えば顧客システム200からの要求に応じて、ALGユニットライブラリー132に記憶されているユニットソフトウエア及びALG計算ライブラリー133に記憶されている計算プログラムの種々のバージョンを、通信ネットワーク300を介して顧客システム200に配信し提供する。
また、ALGシミュレータ管理サーバー1210は、顧客システム200に提供した各ソフトウエア及び計算プログラムの使用・動作を、例えば顧客との契約内容に基づいて制限するために、各ソフトウエア及び計算プログラムに対する動作許可条件、使用条件をライセンス情報として生成し、これを通信ネットワーク300を介して顧客システム200に構築されているシミュレーション環境に対して設定する。
使用制限は、例えば、各ユニットソフトウエアのバージョン、使用できる機能、有効期間、起動回数、あるいは、ライセンス数等を設定することにより行う。
ライセンス情報に基づく実際のシミュレーション環境制御は、顧客システム200のALGシミュレータ210の、ハードウエアプロテクトキーのメモリ情報又はソフトウエアプロテクトキーのライセンス情報ファイルを操作することにより行う。
ハードウエアプロテクトキーは、シミュレーションが実行される顧客システム200の各パーソナルコンピュータ210か、又は、例えばネットワーク(通信ネットワーク300又は通信ネットワーク240)経由にて参照される特定のパーソナルコンピュータのUSBポートやパラレルポートなどに差しこまれる。キーのメモリは、専用のプログラムで特定のパスワードを入力しないと編集できないようになっており、これをALGシミュレータ管理サーバー110より編集することにより、そのALGシミュレータ210の使用条件、動作条件を所望の状態に設定する。顧客システム200のALGシミュレータ210は、起動時に、ハードウエアプロテクトキーのメモリの所定のアドレスを参照し、該当ビットの0(オフ)/1(オン)で、各機能の使用制限を判定する。
ソフトウエアプロテクトキーは、シミュレーションが実行される各パーソナルコンピュータ、又は、ネットワーク(通信ネットワーク300又は通信ネットワーク240)経由にて参照される特定のパーソナルコンピュータの所定のディレクトリに保存されるライセンスファイルである。このライセンスファイルは、暗号化されたコードで記述されているため、アクセス権のあるユーザーしか編集できないようになっており、これをALGシミュレータ管理サーバー110より編集することにより、ALGシミュレータ210の使用条件、動作条件を所望の状態に設定する。ALGシミュレータ210は、起動時に、所定のライセンスファイルの暗号化された情報を参照し、該当パラメータの0(オフ)/1(オン)を解読して各機能の使用制限を判定する。
次に、顧客システム200の構成について、図3を参照して説明する。
図3は、顧客システム200の構成を示すブロック図である。
顧客システム200は、ALGシミュレータ210、複数の露光装置220、種々の測定機器230及び通信ネットワーク240を有する。
ALGシミュレータ210は、露光装置メーカシステム100より提供されたシミュレーション環境の下で、露光装置220へ適用対象のソフトウエアやパラメータを用いたシミュレーションを行い、それらのソフトウエアあるいはパラメータの評価を行う。
ALGシミュレータ210は、ALGユニットライブラリー211、ALG計算ライブラリー212及びライセンス情報ファイル213を有する。
ALGユニットライブラリー211は、露光装置メーカシステム100のALGシミュレータ管理サーバー110から提供された露光装置220のアライメント系の処理を制御するユニットソフトウエアの種々のバージョンを記録するライブラリーである。
ALG計算ライブラリー212は、露光装置メーカシステム100のALGシミュレータ管理サーバー110から提供された露光装置220のアライメント系の処理で使用する計算プログラムの種々のバージョンを記録するライブラリーである。
ライセンス情報ファイル213は、露光装置メーカシステム100から提供されるALGシミュレータ210に対して設定されたライセンス情報のファイルである。このライセンス情報は、ハードウエアプロテクトキーあるいはソフトウエアプロテクトキーの形態でALGシミュレータ210にセットされる。
また、ALGシミュレータ210には、顧客システム200内の露光装置220よりEGA計測結果ファイルとEGA計測時の波形ファイル群が、また、測定機器230より、重ね合わせ計測結果ファイルが、各々通信ネットワーク240を介して入力され、ALGシミュレータ210内の図示せぬ記憶装置に記憶される。
ALGシミュレータ210は、これら入力されたデータに基づいて、ALGユニットライブラリー211に記憶されているアライメントユニットソフトウエアの中の任意のバージョン、ALG計算ライブラリー212に記憶されている計算プログラムの中の例えばEGA計算ライブラリー等の任意の計算プログラム、及び、設定パラメータを順次変更し、EGA計測結果や重ね合わせ計測結果をシミュレートする。
なお、ALGシミュレータ210は、例えば通常のパーソナルコンピュータ等の計算機装置に、露光装置メーカシステム100より提供されるシミュレーションメインプログラムが搭載されて構成される。
露光装置220は、デバイス製造ラインのリソグラフィー工程において、レチクル上に形成された所望のパターンの像を感光材料が塗布された基板(ウエハ)上に投影し、ウエハ上にそのパターンを転写する装置である。露光装置システム10は、複数の露光装置220を具備し、複数のウエハに対して同時にパターンの転写が行えるようになっている。
露光装置220の具体的な構成については、後に詳細に説明するが、本実施の形態の露光装置220は、特に、ALGシミュレータ210でアライメントシミュレーションを行うのに必要な、アライメント処理の際の1組のEGA計測結果データ及びそのEGA計測時の波形データ群を記憶できる構成となっている。そして、必要に応じてこれらのデータを記憶し、通信ネットワーク300を介してALGシミュレータ210に送出し、ALGシミュレータ210におけるアライメントシミュレーションに供する。
測定機器230は、例えば、ウエハに形成されているパターン等の位置を測定する重ね合わせ計測装置等の測定装置である。測定機器230には、必要に応じて露光処理が終了したウエハが、計測対象物として投入される。測定機器230は、それらのウエハから、例えばアライメントマーク等の特定のパターンの位置を計測する。計測結果の重ね合わせ計測結果ファイル等のデータは、通信ネットワーク240を介してALGシミュレータ210に送られる。
なお、顧客システム200には、種々の計測装置が必要に応じて各々1〜数台設置される。
通信ネットワーク240は、顧客の工場、事業所あるいは会社に対して設けられたいわゆるイントラネットと言われる通信ネットワークである。通信ネットワーク240は、ALGシミュレータ210、複数の露光装置220及び複数の測定機器230を、相互にデータ転送可能に接続する。
ここで、顧客システム200の露光装置220の構成について、図4を参照して説明する。
露光装置220においては、図4に示すように、図示しない照明光学系から出射された露光光ELは、コンデンサレンズ401を介してレチクルRに形成されたパターン領域PAに均一な照度分布で照射される。
レチクルRはレチクルステージ402上に保持され、レチクルステージ402はベース403上の2次元平面内において移動及び微小回転ができるように支持される。装置全体の動作を制御する主制御系415が、ベース403上の駆動装置404を介してレチクルステージ402の動作を制御する。このレチクルRは、その周辺に形成された図示しないレチクルアライメントマークがミラー405、対物レンズ406、マーク検出系407からなるレチクルアライメント系で検出されることによって、投影レンズPLの光軸AXに関して位置決めされる。
レチクルRのパターン領域PAを透過した露光光ELは、例えば両側テレセントリックな投影レンズPLに入射され、ウエハW上の各ショット領域に投影される。投影レンズPLは、露光光ELの波長に関して最良に収差補正されており、その波長のもとでレチクルRとウエハWとは互いに共役になっている。また、照明光ELは、ケラー照明であり、投影レンズPLの瞳EP内の中心に光源像として結像される。
なお、投影レンズPLはレンズ等の光学素子を複数有する。その光学素子の硝材としては露光光ELの波長に応じて石英、蛍石等の光学材料が使用される。
ウエハWは、ウエハホルダー408を介してウエハステージ409上に載置される。ウエハホルダー408上には、ベースライン計測等で使用する基準マーク410が設けられている。ウエハステージ409は、投影レンズPLの光軸AXに垂直な面内でウエハWを2次元的に位置決めするXYステージ、投影レンズPLの光軸AXに平行な方向(Z方向)にウエハWを位置決めするZステージ、ウエハWを微小回転させるステージ、及び、Z軸に対する角度を変化させてXY平面に対するウエハWの傾きを調整するステージ等を有する。
ウエハステージ409の上面の一端にはL字型の移動ミラー411が取り付けられ、移動ミラー411の鏡面に対向した位置にレーザー干渉計412が配置される。図4では簡略化して図示しているが、移動鏡411はX軸に垂直な反射面を有する平面鏡及びY軸に垂直な反射面を有する平面鏡より構成される。
また、レーザー干渉計412は、X軸に沿って移動鏡411にレーザービームを照射する2個のX軸用のレーザー干渉計及びY軸に沿って移動鏡411にレーザービームを照射するY軸用のレーザー干渉計より構成され、X軸用の1個のレーザー干渉計及びY軸用の1個のレーザー干渉計により、ウエハステージ409のX座標及びY座標が計測される。また、X軸用の2個のレーザー干渉計の計測値の差により、ウエハステージ409のXY平面内における回転角が計測される。
レーザー干渉計412により計測されたX座標、Y座標及び回転角を示す位置計測信号PDSは、ステージコントローラ413に供給される。ステージコントローラ413は、主制御系415の制御の下、この位置計測信号PDSに応じて、駆動系414を介してウエハステージ409の位置を制御する。
また、位置計測情報PDSは主制御系415へ出力される。主制御系415は、供給された位置計測信号PDSをモニターしつつ、ウエハステージ409の位置を制御する制御信号をステージコントローラ413へ出力する。
さらに、レーザー干渉系412から出力された位置計測信号PDSは後述するレーザステップアライメント(LSA)演算ユニット425へ出力される。
また、露光装置220は、レーザー光源416、ビーム整形光学系417、ミラー418、レンズ系419、ミラー420、ビームスプリッタ421、対物レンズ422、ミラー423、受光素子424、LSA演算ユニット425及び投影レンズPLを構成部材とするTTL方式のアライメント光学系を有する。
レーザー光源416は、例えばHe−Neレーザー等の光源であり、赤色光(例えば波長632.8nm)であってウエハW上に塗布されたフォトレジストに対して非感光性のレーザービームLBを出射する。このレーザービームLBは、シリンドリカルレンズ等を有するビーム整形光学系417を透過し、ミラー418、レンズ系419、ミラー420、ビームスプリッタ421を介して対物レンズ422に入射する。対物レンズ422を透過したレーザービームLBは、レチクルRの下方であってXY平面に対して斜め方向に設けられたミラー423で反射され、投影レンズPLの視野の周辺に光軸AXと平行に入射され、投影レンズPLの瞳EPの中心を通ってウエハWを垂直に照射する。
レーザービームLBは、ビーム整形光学系417の働きで対物レンズ422と投影レンズPLとの間の光路中の空間にスリット状のスポット光SP0となって集光している。
投影レンズPLは、このスポット光SP0をウエハW上にスポットSPとして再結像する。
ミラー423は、レチクルRのパターン領域PAの周辺よりも外側で、かつ投影レンズPLの視野内にあるように固定される。従って、ウエハW上に形成されるスリット状のスポット光SPは、パターン領域PAの投影像の外側に位置する。
このスポット光SPによってウエハW上のマークを検出するには、ウエハステージ409をXY平面内においてスポット光SPに対して水平移動させる。スポット光SPがマークを相対走査すると、マークからは正反射光、散乱光、回折光等が生じ、マークとスポット光SPの相対位置により光量が変化していく。こうした光情報は、レーザービームLBの送光路に沿って逆進し、投影レンズPL、ミラー423、対物レンズ422及びビームスプリッタ421を介して、受光素子424に達する。受光素子424の受光面は投影レンズPLの瞳EPとほぼ共役な瞳像面EP′に配置され、マークからの正反射光に対して不感領域を持ち、散乱光や回折光のみを受光する。
この散乱光や回折光からの各光電信号はレーザー干渉計412から出力される位置計測信号PDSとともに、LSA演算ユニット425に入力され、マーク位置の情報AP1が作られる。LSA演算ユニット425は、スポット光SPに対してウエハマークを走査した時の受光素子424からの光電信号波形を位置計測信号PDSに基づいてサンプリングして記憶し、その波形を解析することによってマークの中心がスポット光SPの中心と一致した時のウエハステージ409の座標位置として、マーク位置の情報AP1を出力する。
なお、図4に示した露光装置においては、TTL方式のアライメント系は、1組しか示していないが、紙面と直交する方向(Y軸方向)にもう1組が設けられ、同様のスポット光が投影像面内に形成される。これら2つのスポット光の長手方向の延長線は光軸AXに向かっている。
また、図4中のTTL方式のアライメント光学系の光路中に示した実線は、ウエハWとの結像関係を表し、破線は瞳EPとの共役関係を表す。
また、露光装置220は、オフ・アクシス方式のアライメント光学系(以下、アライメントセンサと称する)を投影光学系PLの側方に備える。このアラメントセンサは、基板表面のアライメントマーク付近を撮像した信号(n次元信号)を信号処理(画像処理を含む)して、マークの位置情報を検出するFIA(Field Image Alignment)方式のアライメントセンサである。
露光装置220においては、このアライメントセンサにより、サーチアライメント計測やファインアライメント計測を行う。
サーチアライメント計測は、ウエハ上に形成されている複数個のサーチアライメント用のマークを検出し、ウエハのウエハホルダーに対する回転量やXY面内での位置ずれを検出する処理である。本実施の形態においてサーチアライメント計測の信号処理方法としては、予め設定した基準パターン(テンプレート)を用いて、そのテンプレートに対応する所定のパターンを検出するテンプレートマッチング手法を用いる。
また、ファインアライメント計測は、ショット領域に対応して形成されているファインアライメント用のアライメントマークを検出し、最終的に各露光ショットの位置決めを行うための処理である。本実施の形態においてファインアライメントの画像処理方法としては、マークのエッジを抽出してその位置を検出する手法(エッジ計測手法)を用いる。
なお、サーチアライメント計測及びファインアライメント計測のいずれにおいても、その画像処理方法は本実施の形態の手法に限られるものではなく、各々、テンプレートマッチング手法でもエッジ計測手法でも、あるいはまたその他の画像処理方法であってもよい。
上記サーチアライメント計測時の観察倍率とファインアライメント計測時の観察倍率とは、互いに等しい観察倍率としてもよいし、あるいは、ファインアライメント時の倍率をサーチアライメント時の倍率よりも高倍に設定するようにしてもよい。
このアライメントセンサは、ウエハWを照明するための照射光を出射するハロゲンランプ426、ハロゲンランプ426から出射された照明光を光ファイバー428の一端に集光するコンデンサレンズ427、及び、照明光を導波する光ファイバー428を有する。
光ファイバー428から出射された照明光は、ウエハW上に塗布されたフォトレジストの感光波長(短波長)域と赤外波長域とをカットするフィルタ429を通過して、レンズ系430を介してハーフミラー431に達する。ハーフミラー431によって反射された照明光は、ミラー432によってX軸方向とほぼ平行に反射された後、対物レンズ433に入射し、さらに投影レンズPLの鏡筒下部の周辺に投影レンズPLの視野を遮光しないように固定されたプリズム(ミラー)434で反射されてウエハWを垂直に照射する。
なお、図示を省略しているが、光ファイバー428の出射端から対物レンズ433までの光路中には、適当な照明視野絞りが対物レンズ433に関してウエハWと共役な位置に設けられる。また、対物レンズ433はテレセントリック系に設定され、その開口絞り(瞳と同じ)の面433aには、光ファイバー428の出射端の像が形成され、ケーラー照明が行われる。対物レンズ433の光軸は、ウエハW上では垂直となるように定められ、マーク検出時に光軸の倒れによるマーク位置のずれが生じないようになっている。
ウエハWからの反射光は、プリズム434、対物レンズ433、ミラー432、ハーフミラー431を介して、レンズ系435によって指標板436上に結像される。
この指標板436は、対物レンズ433とレンズ系435とによってウエハWと共役に配置され、矩形の透明窓内にX軸方向とY軸方向のそれぞれに伸びた直線状の指標マークを有する。従って、ウエハWのマークの像は、指標板436に結像され、このウエハWのマークの像と指標マークとは、リレー系437,439及びミラー438を介してイメージセンサ440に結像する。
イメージセンサ440(光電変換手段、光電変換素子)は、その撮像面に入射する像を光電信号(画像信号、画像データ、データ、信号)に変換するものであり、例えば2次元CCDが用いられる。イメージセンサ440から出力された信号(n次元信号)は、FIA演算ユニット441に、レーザー干渉計412からの位置計測信号PDSとともに入力される。
なお、本実施の形態では、イメージセンサ440において2次元画像信号を得て、これをFIA演算ユニット441に入力し使用する。また、サーチアライメント処理の時に行うテンプレートマッチングの際には、2次元CCDで得た信号を非計測方向に積算(投影)して1次元投影信号として、計測方向への計測に使用する。
なお、イメージセンサ440で得る信号やその後段の信号処理の際に処理対象とする信号の形式は、本実施の形態の例に限られるものではない。テンプレートマッチングの際に、2次元画像処理を行うように構成して2次元信号を計測に用いるようにしてもよい。また、3次元画像信号を得て、3次元画像処理を行うように構成してもよい。さらに言えば、CCDの信号をn次元(nは、n≧1の整数)に展開して、例えば、n次元の余弦成分信号、n次元正弦信号、あるいはn次周波数信号等を生成し、そのn次元信号を用いて位置計測を行うものに対しても適用可能である。
本明細書の説明において画像、画像信号、画像情報、パターン信号等と称する時も同様に、2次元の画像のみならず、このようなn次元信号(n次元の画像信号や、上述のごとく画像信号から展開された信号等)をも含むものとする。
FIA演算ユニット441は、入力された画像信号からアライメントマークを検出し、そのアライメントマークの指標マークに対するマーク像のずれを求める。そして、位置計測信号PDSによって表されるウエハステージ409の停止位置から、ウエハWに形成されたマークの像が指標マークの中心に正確に位置した時のウエハステージ409のマーク中心検出位置に関する情報AP2を出力する。
FIA演算ユニット441は、サーチアライメント及びファインアライメントの各アライメント処理時に、各々、所定のアライメントマーク像の位置検出及びそのずれの検出を行う。本実施の形態においては、サーチアライメントの時にはテンプレートマッチング手法を利用し、また、ファインアライメントの時にはエッジ検出処理手法を利用して、マークの位置検出及びずれの検出を行う。
これら露光装置220の各構成部は、主制御系415の制御に基づいて協働して動作する。主制御系415は、そのように、露光装置220の各部を制御する。
また、主制御系415は、通信ネットワークを介して顧客システム200のALGシミュレータ210と通信を行う。そして、EGA計測結果データ及びEGA計測時の波形信号データを、ALGシミュレータ210に送信する。
以上、露光装置220の構成の説明である。
次に、このような構成の露光装置システム10を用いたシミュレーション及び露光装置の最適化の処理の流れについて図5〜図11を参照して説明する。
なお、前述したように本実施の形態では、露光装置220のアライメント系に対するシミュレーション及び最適化処理について説明する。
また、以下の説明においては、既に顧客側の計算機装置にシミュレーションソフトウエアのメインプログラムが搭載されており、シミュレータとしての顧客システム200が構築されているものとする。
まず、例えば、露光装置使用者側の要求により、あるいは、露光装置提供者側からのバージョンアップ情報等により、少なくとも顧客(露光装置使用者)が露光装置のユニットソフトウエアのバージョンアップや、露光装置のパラメータの再設定等を検討することとした場合、まず、露光装置使用者側は、顧客システム200から、露光装置メーカシステム100に対して、必要なユニットソフトウエア、パラメータ等の露光装置の最適化のための情報、換言すれば、露光装置の制御に関わる情報を要求する。また、露光装置使用者側は、顧客システム200から、顧客システム200のALGシミュレータ210を使用可能にするライセンス情報を要求する(ステップS501)。
この要求に基づいて、露光装置メーカシステム100は、ALGシミュレータライセンス情報リスト121に記憶されている顧客システム200毎のライセンス情報を参照し、必要に応じて顧客システム200に対する新たなライセンス情報を生成し、顧客システム200に対して提供するメインプログラム、ユニットプログラム及びパラメータファイルを決定する。
そして、露光装置メーカシステム100は顧客システム200に対して通信ネットワーク300を介して、そのライセンス情報を配信し、顧客システム200のALGシミュレータ210に設定する(ステップS502)。このライセンス情報の設定は、前述したように、顧客システム200のライセンス情報ファイル213としてのハードウエアプロテクトキー又はソフトウエアプロテクトキーにアクセスして行う。
また、露光装置メーカシステム100は、ソフトウエアDB130より少なくとも顧客システム200に使用を許可したユニットソフトウエアや計算プログラムを含むソフトウエア、あるいは必要に応じてパラメータファイル等の情報を読み出し、あるいは生成し、通信ネットワーク300を介して顧客システム200に転送する(ステップS503)。顧客システム200に転送された情報は、ALGシミュレータ210のALGユニットライブラリー211、ALG計算ライブラリー212あるいはALGシミュレータ210の計算機本体の記憶装置等に記憶される。
一方、顧客システム200においては、シミュレーションの処理対象とする情報を得るために、最適化対象の露光装置において実際にアライメント処理を含む露光処理を行う(ステップS504)。この露光処理のアライメント処理の際に、マークの波形信号を記憶しておく。なお、この露光処理は、実際にデバイス製造工程の中の一部としてのものであってもよいし、テストウエハに対するものであってもよい。
この露光処理によって得られたEGA計測結果ファイル及びマークの波形信号データは、通信ネットワーク240を介してALGシミュレータ210に入力される(ステップS505)。
また、露光処理を行いパターンが転写されたウエハは、重ね合わせ計測装置230に投入され(ステップS506)、パターンの重ね合わせずれ量が計測される(ステップS507)。計測されたパターンのずれ量は、重ね合わせ計測結果として通信ネットワーク240を介してALGシミュレータ210に入力される(ステップS508)。
ALGシミュレータ210は、これら露光装置メーカシステム100から入力されたソフトウエア、計算プログラム及びパラメータ、及び、顧客システム200内の露光装置220及び測定機器230から入力されたデータに基づいて、重ね合わせシミュレーションを行う(ステップS509)。
ALGシミュレータ210は、まず、シミュレーション条件の設定を行う。
シミュレーション条件は、例えば図6に示すようなALGシミュレータ210の設定画面600より行う。設定画面600は、特に、複数のユニットソフトウエアのバージョンについて順次シミュレーションを行う場合のシミュレーション条件設定画面である。設定画面600においては、シミュレーション(最適化)対象の項目を選択窓610から選択し、シミュレーション(最適化)対象のソフトウエアを選択窓620から選択する。
選択窓610の最適化項目には、図示の”ALG”(ウエハアライメント)”の他に、例えば、”RALG”(レチクルアライメント)、”LC”(レンズコントローラ)、”MAC”(マッチング調整コントローラ)、”STG”(ステージ)、”WLD”(ウエハローダ)及び”RLD”(レチクルローダ)等がある。
また、選択窓620の最適化対象には、図示の”Unit Soft”(ユニットソフトウエア)の他に、例えば、”Main Soft”(メインソフトウエア)及び”Param. File”(パラメータ設定ファイル)等がある。
選択窓630には、選択窓610で選択された項目の選択窓620で選択された対象について、全てのシミュレーション候補のソフトウエアバージョン名又はパラメータ設定ファイル名が表示される。
選択窓620の選択がメインソフトウエアかユニットソフトウエアの場合は、選択窓630にソフトウエアバージョン名が表示され、選択窓620の選択がパラメータ設定ファイルの場合は、選択窓630にパラメータ設定ファイル名が表示される。
メインソフトウエア又はユニットソフトウエアをシミュレーション対象として選択する場合は、選択窓630からシミュレーション対象のソフトウエアバージョン名を選択して設定画面600中央の右矢印ボタンを押す。これにより、そのソフトウエアバージョンはシミュレーション対象として登録され、選択窓640に表示される。
なお、シミュレーション候補のソフトウエアバージョンとしては、複数のソフトウエアバージョンを登録することができる。
また、選択窓630において、シミュレーション対象として選択済みのソフトウエアバージョン名は、霞掛けで表示される。
また、選択窓640のリスト中のソフトウエアバージョン名を選択して設定画面600中央の左矢印ボタンを押すと、そのソフトウエアバージョン名が選択窓640からなくなり、シミュレーション対象から除外される。
パラメータの設定は、例えば図7〜図10に示すようなパラメータ設定画面710〜740により行う。
図7に示すパラメータ設定画面710は、FIA系のアライメントセンサに対するマーク波形処理条件の設定画面の例である。この設定画面710の「FIA Mark Data」欄711からマーク形状の条件を、また、「FIA Parameter」欄712から信号処理条件を入力する。
図8に示すパラメータ設定画面720は、LSA系のアライメントセンサに対するマーク波形処理条件の設定画面の例である。この設定画面720の「LSA Mark Data」欄721からマーク形状の条件を、また、「LSA Parameter」欄722から信号処理条件を入力する。
図9に示すパラメータ設定画面730は、オプション拡張EGAのパラメータ設定画面である。この設定画面730の、「Multipoint g−EGA」欄731及び「Multipoint t−EGA」欄732において、ショット内多点EGAを、全ウエハしない(”No”)、全ウエハする(”ALL”)、あるいは、先頭ウエハのみ(”Head”)のいずれかに設定する。
また、「EGA Calc. Model g−EGA」欄733及び「EGA Calc. Model t−EGA」欄734において、EGA計算モデルを、計測データに基づき自動判別(”Auto”)、ショット内平均化モデル(”Ave.”)、10パラメータモデル(”10−Param.”)、6パラメータモデル(”6−Param.”)、あるいは、ウエハファクターは6パラメータモデルでショットファクターは10パラメータモデル(”6&10−Param.”)のいずれかに設定する。
ショット内多点計測時のアライメント補正ファクターについて、スキャン系の場合は、ウエハオフセットXY、ウエハローテーション、ウエハ直交度、ショットスケーリングXY、ショットローテーション、及び、ショット直交度の10パラメータとなる。
また、一括系の場合は、スキャン系の補正ファクターについて、ショットスケーリングのXとYが同じとなり(XとYの平均で補正)、ショット直交度補正がなしとなるため、8パラメータとなる。
また、「Shot Mag. Contorol」欄735、「Shot Rot.Control」欄736、及び、「Shot Orth. Control」欄737において、ショット倍率制御、ショット回転制御及びショット直交度制御の各々を、ショットファクター+ウエハファクター+プロセスプログラム設定値(”Shot”)、ウエハファクター+プロセスプログラム設定値(”Wafer”)、あるいは、プロセスプログラム設定値(”by PP Value”)のいずれかに設定する。
図10に示すパラメータ設定画面740は、ウエハ露光条件(重ね合わせ条件)のパラメータ設定画面の例である。この設定画面740の「Wafer Correction」欄741からウエハの補正ファクターに対する補正条件を、また、「Shot Correction」欄742からショットの補正ファクターに対する補正条件を各々設定する。
より具体的には、各欄741、742の入力窓743、744から、EGAパラメータにて算出されたウエハ及びショットの各補正ファクターに対して加算する補正量(ウエハ補正パラメータ及びショット補正パラメータ)を設定する。また、各欄741,742の入力窓745,746から、EGAの結果を選択する。すなわち、補正ファクター毎に、g−EGAかt−EGAかを選択する。また、各欄741、742の入力窓747,748において、EGAパラメータに基づく算出結果は使用せずに固定値を使用する場合の設定(補正ファクター毎に、”No Fix”か”Fix”か)を行う。
”Fix”の場合は、プロセスプログラム、及び、システムパラメータに各々設定された一定の補正値の和が適用される。
これらの設定画面から設定したパラメータは、パラメータファイルとして記録され、ALGシミュレータ210のシミュレーションに使用される。
前述したように、図6に示す設定画面からユニットソフトウエアバージョン及びその上位のメインソフトウエアバージョンを各々シミュレーション対象として選択し(複数選択可)、それらの組み合わせ分のシミュレーション条件を設定していた。
パラメータ設定ファイルも、同様の方法により選択することができる。
すなわち、パラメータを変更して複数のパラメータファイルを設定しておき、図6に示す選択窓620を”Param. File”に設定すると、作成済みのパラメータ設定ファイルが選択窓630にリスト表示される。
そこで、ここからシミュレーション対象のパラメータ設定ファイルを選択して(複数選択可)、設定画面600中央の右矢印ボタンを押すと、そのパラメータ設定ファイルはシミュレーション対象として登録され、選択窓640に表示される。
また、選択窓640からリスト中のシミュレーション対象のパラメータ設定ファイル名を選択して設定画面600中央の左矢印ボタンを押すと、そのパラメータファイル名が選択窓640からなくなり、シミュレーション対象から除外される。
このようにして最適化対象として選択されたメインソフトウエアバージョン、ユニットソフトウエアバージョン及びパラメータ設定ファイルについて、それらの組み合わせ分シミュレーションが行われる。
なお、パラメータファイルは、予め選択したユニット、ユニットソフトウエアバージョン、メインプログラムに対して1つ又は複数選択してもよいし、複数のパラメータファイルを選択した後に、各パラメータファイルに対応する形で図6に示すようにユニットソフトウエアのバージョンを選択するようにしてもよい。
シミュレーション条件を設定したら、ALGシミュレータ210は、設定されている条件の範囲で、アライメントユニットソフトウエアの各種バージョン、メインソフトウエアのEGA計算ライブラリー等の各種のライブラリーのバージョン、及び、設定パラメータを順次変更し、EGA計測結果や重ね合わせ計測結果をシミュレートする。
具体的には、まず、アライメントマークの各計測位置毎に、指定されたマーク検出パラメータとマーク波形信号データより、指定されたアライメントユニットライブラリバージョンのマーク検出ソフトウエアを使用して、マーク検出位置をシミュレートする。
次に、このシミュレート値と、露光装置220での実測値である波形ファイル内のマーク検出位置とのずれ量をEGA計測結果ファイル内の計測結果に加算することにより、EGAシミュレーション結果を算出する。
次に、この各マーク検出位置毎の波形検出シミュレーション結果と、指定されたEGAパラメータと、指定されたEGA計算ライブラリーバージョンのソフトウエアとを使用してEGAファクターを算出する。
次に、ウエハ露光条件パラメータに基づいて、ベースとなるEGA計測結果に対するEGA補正量の変化分を算出し、これを測定機器230から入力された基準となる重ね合わせ計測結果に反映させることにより、重ね合わせシミュレーション結果を算出する。
シミュレーションが終了したら、次に、シミュレーションにより得られたアライメント結果の評価を行う(ステップS510)。アライメント結果の評価は、任意に設定し選択される評価ファクターに対して、任意に設定し選択される評価関数を適用して評価値を算出することにより行う。
評価関数及び評価ファクターは、例えば図11に示すような設定画面750により設定する。
評価関数に用いる評価ファクターとしては、任意の項目を任意のウェイト(重み付け)で選択してよい。具体的には、例えば、アライメント精度、アライメント処理時間、アライメント処理エラー回数、及び、露光装置へそのバージョンを適用する際の価格等を用いるのが好適である。本実施の形態においては、設定画面750の評価ファクター設定部752のファクター選択窓753において、次の7項目の中から任意の項目を選択し設定するものとする。
1:アライメント精度として、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の二乗和の平均[μm]
2:アライメント精度として、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の絶対値の平均[μm]
3:アライメント精度として、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の平均(絶対値)+3σ[μm]
4:アライメント精度として、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の3σ[μm]
5:アライメント処理時間[msec]
6:アライメント処理エラー回数
7:各ソフトウエアバージョンの価格
なお、項目1〜項目4については、各計測位置での残留成分について、XY方向個別、X方向のみ、Y方向のみ、XY同時等を指定できる。
また、項目6については、エラーの種類を指定することができる。
また、評価ファクターを複数設定する場合には、ウェイト設定窓754から、評価ファクター毎に重要度を示す重み(ウェイト)付けを行う。
また、アライメント評価関数も、任意の計算式を用いてよいが、本実施の形態においては、予め設定した次の3つの式(1)〜式(3)から、いずれか1つを計算式選択窓751において選択する。
Figure 2006060043
式(1)は、ウェイトWiの個々のアライメント評価ファクターfiの二乗和を評価値とするものである。また、式(2)は、ウェイトWiを乗じた後に二乗和をとった値を評価値とするものである。また、式(3)は、各アライメント評価ファクターが、アライメント処理時間、アライメント処理エラー回数、各ソフトウエアバージョンの価格等のように0未満の値(マイナス値)をとらない場合、二乗和をとらずに評価値とするようにしたものである。
なお、評価関数としては、これ以外の任意の計算式を設定してよい。
アライメントシミュレーション結果の評価ができたら、次に、得られた結果の中、すなわち、設定した種々のシミュレーション条件より最適な条件を選択する(ステップS511)。最適な条件は、アライメント評価関数の値が最小となる条件を選択すればよい。
なお、例えばユニットソフトウエアのバージョンアップ等で、唯一のシミュレーション条件についてその設定が適切か否かを検討する場合は、そのシミュレーション条件に対するシミュレーションの結果の評価値を所定の基準値と比較し、その比較結果に基づいて適切か否かの判断をすればよい。その基準の値としては、例えば条件変更前の元の条件の下での評価値を使用してもよいし、所定の固定値を用いてもよい。
そして、最適な条件が選択されたら、その条件、すなわち、ユニットソフトウエアのバージョン、メインソフトウエアのライブラリーバージョン、及び、パラメータ等を、ALGシミュレータ210から露光装置220に転送し、露光装置220に設定する(ステップS512)。
本実施の形態の露光装置システム10においては、このような構成及び処理を行うことにより、所望のソフトウエアやパラメータ等の露光装置220の制御に関わる情報の更新を容易に行うことができる。
例えば、アライメントユニット等のソフトウエアのバージョンを変更しようとする場合は、予め設定された最適化対象のアライメントユニットライブラリのバージョンを順次自動的に変更してシミュレーションを行い、予め設定された評価関数に基づいて評価値φを算出する。そしてその結果に基づいて、例えば評価値φが最小で(評価が最も高く)、評価値φが予め設定した所定の基準値以下(評価が予め設定した最低条件以上)のバージョンを最適条件として選定し、露光装置220に設定すればよい。
また、EGA計算ライブラリーバージョン等の最適化を行う場合も、設定パラメータを変更しない場合は、最適化対象のソフトウエアバージョンのみ順次自動的に変更していき、予め設定された条件の下で評価値φを算出し、これに基づいて最適なバージョンの選択すればよい。
また、パラメータを最適化したい場合は、予め設定された最適化対象のEGAパラメータやウエハ露光条件パラメータを順次自動的に変更していき、予め設定された評価関数に基づいて評価値φを算出する。そしてその結果に基づいて、例えば、評価値φが最小で(評価が最も高く)、評価値φが予め設定した所定の基準値以下(評価が予め設定した最低条件以上)のバージョンを最適条件として選択すればよい。
また、ソフトウエアライブラリのバージョンと、アライメントパラメータとの両方を同時に最適化したい場合は、予め変更対象のライブラリーバージョンと変更対象のアライメントパラメータ、あるいは、設定された最適化対象のEGAパラメータやウエハ露光条件パラメータを順次自動的に変更していき、予め設定された評価関数に基づいて評価値φを算出する。そしてその結果に基づいて、評価値φが最小で(評価が最も高く)、評価値φが予め設定した所定の基準値以下(評価が予め設定した最低条件以上)のバージョンを最適条件として選定する。すなわち、ソフトウエアライブラリーのバージョンとアライメントパラメータの両方を同時に最適化する場合も、いずれか一方のみを最適化する場合と同様に、条件を順次自動的に変更していき、予め設定された評価関数、評価ファクター及び重み等の条件の下で評価値φを算出し、これに基づいて最適な条件を選択すればよい。
このように、本実施の形態の露光装置システム10においては、顧客システム200の露光装置220や測定機器230などから、シミュレーションに使用するパラメータ設定ファイル、EGA計測結果ファイル、波形ファイル、及び、重ね合わせ計測結果ファイル等を通信ネットワーク240等を介して取得し、これをベースに、各バージョンのユニットソフトウエアやメインソフトウエア、及び、設定パラメータを変更した場合の計測結果を顧客がシミュレーションする。そして、その結果に基づいて、最適な条件を検出し、これを露光装置220に設定する。
従って、露光装置を停止させることなく、バージョンアップやパラメータ設定、変更時の性能の評価を行うことができる。その結果、必要最小限の時間とコストで、最適なソフトウエアバージョンとパラメータ設定の更新を行うことができる。
また、そのような性能評価及び露光装置220への制御情報の設定を、顧客システム200のALGシミュレータ210で行っており、露光装置220の更新に関する判断を顧客が独自に行うことができる。
一方で、シミュレータの提供者側(露光装置の製造者側)は、通信ネットワーク300を介してシミュレーションソフトウエアの使用を制限することができるので、効率よくライセンス管理を行うことができる。
また、通信ネットワーク300を介してリモートで顧客のライセンス内容を変更することができ、ライセンス内容の管理を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、本発明を適用したシステムの形態は、図1等を参照して前述した形態に限られるものではない。具体的には、前述した実施の形態においては、シミュレーションソフトウエアを顧客システム200の計算機装置に搭載し、顧客システム200内にシミュレータを構築するようにした。
しかし、例えば、ALGシミュレータ210を露光装置メーカシステム100内に配置するようにしてもよい。その場合、顧客は、まず、通信端末装置から通信ネットワーク300を介して露光装置メーカシステム100にアクセスし、更新対象のユニットソフトウエアや計算プログラムのバージョンの選択、パラメータの設定等を行う。そして、露光装置220で得られたEGA計測結果ファイルやマーク信号波形データ、及び、測定機器230で得られた重ね合わせ計測結果ファイル等を、通信ネットワーク300を介して露光装置メーカシステム100に転送する。
これを受け取った露光装置メーカシステム100は、露光装置メーカシステム100内のALGシミュレータ210でALGシミュレーションを行い、評価及び最適条件の選択を行う。この際、顧客システム200から露光装置メーカシステム100にアクセスをして、シミュレーション結果の確認や条件の再設定などを行ってよい。
最終的に更新するソフトウエアやパラメータが決定したら、その条件ファイルを露光装置メーカシステム100から通信ネットワーク300を介して顧客システム200に転送し、顧客システム200の露光装置220にセットする。
このようなシステムにおいても、前述した本実施の形態の露光装置システム10と全く同様の機能により、露光装置の最適化を行うことができる。
このようなシステムであれば、顧客システム200の計算機装置の性能がシミュレーションを行うのに十分でない場合でも本発明を適用することができる。また、露光装置メーカシステム100がユニットソフトウエア等のライブラリーの管理をより確実に行うことができる。
また、前述した実施の形態では、露光装置メーカシステム100はサーバーを中心としたシステムであり、顧客システム200はイントラネットベースのシステムであり、これらが通信ネットワーク300を介して接続されているものとした。しかしながら、各システムの構成は任意でよい。例えば、露光装置メーカシステム100や顧客システム200の各々が、インターネットを介して構築された広域のネットワークシステムであってもよい。また、ALGシミュレータ管理サーバー110やALGシミュレータ210の機能自体が、インターネットやイントラネットを介したネットワークシステムに介した分散処理システムやサーバー・クライアントシステム等で構築されるものであってもよい。
また、本実施の形態においては、露光装置メーカシステム100と顧客システム200との間はインターネット300により接続され、また、顧客システム200の内部も通信ネットワーク240により接続されていた。しかしながら、ALGシミュレータ管理サーバー110、ALGシミュレータ210、露光装置220及び測定機器230等の各構成部はネットワークにより接続されておらず、スタンドアローンの形態で設置されていてもよい。そのような場合は、ユニットソフトウエア、計算プログラム、シミュレーションメインプログラム等は、例えばCDやDVD等の記録媒体を介して、露光装置メーカシステム100から顧客システム200に提供されるのが好適である。
また、露光装置メーカシステム100と顧客システム200がインターネット300により接続されている場合においても、ソフトウエア等は前述したような記録媒体を介して提供し、ライセンス情報のみをインターネット300を介して提供するようにしてもよい。
また、反対に、ソフトウエア等はインターネット300を介して転送し、ライセンス情報のみをCDやDVD等の記録媒体、カード形態の記憶媒体、あるいは紙面により提供するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、アライメント系として、FIA系及びLSA系を用いる場合について説明したが、これに限らずいかなる方式のマーク検出系を用いても構わない。すなわち、TTR(Through The Reticle)方式、TTL(Through The Lens)方式、またオフアクシス方式のいずれの方式であっても、さらには検出方式がFIA系等で採用される結像方式(画像処理方式)以外、例えば回折光又は散乱光を検出する方式等であっても構わない。
図1は、本発明の一実施の形態の露光装置システムの構成を示す図である。 図2は、図1に示した露光装置システムの露光装置メーカシステムの構成を示す図である。 図3は、図2に示した露光装置システムの顧客システムの構成を示す図である。 図4は、図3に示した顧客システムの露光装置の構成を示す図である。 図5は、図1に示した露光装置システムにおける露光装置の最適化方法の処理の流れを示す図である。 図6は、シミュレーションに用いるソフトウエアを設定する画面を示す図である。 図7は、FIA系アライメントセンサに対するパラメータ設定画面を示す図である。 図8は、LSA系アライメントセンサに対するパラメータ設定画面を示す図である。 図9は、オプション拡張EGAのパラメータ設定画面を示す図である。 図10は、ウエハ露光条件のパラメータ設定画面を示す図である。 図11は、アライメント評価関数の設定画面を示す図である。
符号の説明
10…露光装置システム
100…露光装置メーカシステム
110…ALGシミュレータ管理サーバー
120…シミュレータDB
121…ALGシミュレータライセンス情報リスト
122…ALGシミュレータライセンス情報ファイル群
130…ソフトウエアDB
131…ALGユニットライブラリー
132…ALG計算ライブラリー
133…ALGソフトウエアバージョン管理リスト
200…顧客システム
210…ALGシミュレータ
211…ALGユニットライブラリー
212…ALG計算ライブラリー
213…ライセンス情報ファイル
220…露光装置
401…コンデンサレンズ 402…レチクルステージ
403…ベース 404…駆動装置
405…ミラー 406…対物レンズ
407…マーク検出系 408…ウエハホルダー
409…ウエハステージ 410…基準マーク
411…移動ミラー 412…レーザー干渉計
413…ステージコントローラ 414…駆動系
415…主制御系 416…レーザー光源
417…ビーム整形光学系 418,420,423…ミラー
419…レンズ系 421…ビームスプリッタ
422…対物レンズ 424…受光素子
425…LSA演算ユニット 426…ハロゲンランプ
427…コンデンサレンズ 428…光ファイバー
429…フィルタ 430,435…レンズ系
431…ハーフミラー 432,438…ミラー
433…対物レンズ 434…プリズム(ミラー)
436…指票マーク 437,439…リレー系
440…イメージセンサ
441…FIA演算ユニット
230…測定機器
240…通信ネットワーク(イントラネット)
300…通信ネットワーク(インターネット)
600…シミュレーション条件設定画面
610〜640…選択窓
710,720,730,740,750…設定画面
711,712,721,722,731〜737,741〜748,
751〜754…設定欄

Claims (10)

  1. 装置の所定機能のために用意された複数の制御プログラム情報から最適な制御プログラム情報を選択する方法であって、
    前記複数の制御プログラム情報と、前記装置を使用する際の使用条件に関する情報とをシミュレータへ入力し、
    前記使用条件の下で前記装置を使用した場合のシミュレーション結果を、前記複数の制御プログラム情報毎に求め、
    前記求められた複数のシミュレーション結果を、所定評価基準に基づいて評価し、
    前記評価の結果に基づいて、前記複数の制御プログラム情報から最適プログラム情報を決定する
    ことを特徴とする最適な制御プログラム情報の選択方法。
  2. 前記複数の制御プログラム情報とは、互いにバージョンの異なる複数のライブラリー情報、互いにバージョンの異なるメインプログラム情報、又はパラメータ情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の選択方法。
  3. 前記装置は、基板上に所定パターンを転写するための露光装置である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の選択方法。
  4. 前記露光装置の所定機能とは、前記基板の位置情報を検出する位置検出機能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の選択方法。
  5. 前記使用条件とは、前記位置検出機能の精度条件又は時間的条件の少なくともいずれか一方を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の選択方法。
  6. 前記複数のシミュレーション結果を評価する前記所定評価基準は、前記複数のシミュレーション結果の各々を数値に換算する評価関数を含む
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の選択方法。
  7. 前記評価関数は、式(1)〜式(3)のいずれかである
    ことを特徴とする請求項6に記載の選択方法。
    Figure 2006060043
  8. 前記アライメントファクターは、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の二乗和の平均、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の絶対値の平均、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の平均+3σ、アライメント補正後の各計測位置での残留成分の3σ、アライメント処理時間、アライメント処理エラー回数、前記制御プログラムの価格情報のいずれかを含む
    ことを特項とする請求項7に記載の選択方法。
  9. 前記決定された前期最適プログラム情報に基づいて、前記装置に制御プログラムを自動的に設定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の選択方法。
  10. 前記シミュレータへ、前記装置の使用者と前記装置の提供者との間の契約に基づく前記装置使用時の使用制限に関する情報を入力し、前記シミュレータによるシミュレーションを実行する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の選択方法。
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