JP6744596B2 - リソグラフィ装置の管理装置、該装置用のプログラム、露光システム、及びデバイス製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置の管理装置、該装置用のプログラム、露光システム、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板にパターンを形成するために使用されるリソグラフィ装置の管理技術、この管理技術用のプログラム、その管理技術を用いる露光技術、その露光技術を用いる露光システム、及びデバイス製造技術に関する。
例えば半導体デバイス等の電子デバイス(又はマイクロデバイス)を製造するためのリソグラフィ工程では、露光装置(投影露光装置)、コータ・デベロッパ、及びエッチング装置等のパターン形成用の装置(以下、リソグラフィ装置という)が使用されている。それらのリソグラフィ装置のうちの例えば露光装置においては、製造する電子デバイス毎に、及びレイヤ毎にそれぞれ多数のパラメータの設定及び調整を行う必要がある。例えば、光学的近接効果(optical proximity effect: OPE)による投影像の誤差を複数の露光装置間でマッチングさせるためには、例えば投影光学系の開口数NA、及び/又は照明光源のσ値(いわゆるコヒーレンスファクタ)等のパラメータの設定及び調整が行われる。
同様に、レチクルのパターンと照明光源とを同時に最適化するSMO(Source and Mask
Optimization)を実行する際にも、照明光源のσ値等のパラメータの調整が行われることがある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/102109号パンフレット
電子デバイスの製造工場には、複数の露光装置が設置されている。これらの露光装置についてそれぞれ個別に、製造する電子デバイス毎に、及びレイヤ毎にそれぞれ多数のパラメータの設定及び調整を行う場合には、パラメータの調整が完了するまでの全体の時間が長くなり、露光工程のスループットが低下する恐れがある。
同様に他のリソグラフィ装置においても、複数の装置が設置されているような場合には、これらの装置に効率的にパラメータを設定する必要がある。
本発明の第1の態様によれば、第1および第2のリソグラフィ装置を管理する管理装置であって、その第1のリソグラフィ装置がリソグラフィ工程で使用する第1の複数パラメータのうち、その第2のリソグラフィ装置で使用可能な共通パラメータの値をその第2のリソグラフィ装置に設定する設定部と、設定されたその共通パラメータの値を用いたその第2のリソグラフィ装置のリソグラフィ工程の結果からその共通パラメータの補正値を求める補正部とを備え、その設定部は、その第1の複数パラメータの値をその第1のリソグラフィ装置に設定する第1のパラメータ決定部と、その第1の複数パラメータのうち、その共通パラメータの値をその第2のリソグラフィ装置に設定する第2のパラメータ決定部とを備えるリソグラフィ装置の管理装置が提供される。
第2の態様によれば、複数のリソグラフィ装置の管理方法であって、第1及び第2のリソグラフィ装置がそれぞれリソグラフィ工程で使用する第1組及び第2組のパラメータのうち、共通に設定可能な共通パラメータを選択することと、その第1組のパラメータの値を決定することと、その第1組のパラメータの値をその第1のリソグラフィ装置に設定することと、その第1組のパラメータのうち、その共通パラメータの値をその第2のリソグラフィ装置に設定することと、を含むリソグラフィ装置の管理方法が提供される。
第3の態様によれば、基板にパターンを形成する露光方法において、本発明の態様のリソグラフィ装置の管理方法を用いて、その第1及び第2のリソグラフィ装置としての第1及び第2の露光装置にそれぞれその第1組及び第2組のパラメータの値を設定することと、その第1及び第2の露光装置を用いて基板にパターンを露光することとを含む露光方法が提供される。
第4の態様によれば、複数のリソグラフィ装置を管理する管理装置であって、その複数のリソグラフィ装置のうちの第1のリソグラフィ装置がリソグラフィ工程で使用する第1組のパラメータ及びその複数のリソグラフィ装置のうちのその第2のリソグラフィ装置がリソグラフィ工程で使用する第2組のパラメータから、その第1及び第2のリソグラフィ装置で共通に設定可能なパラメータを選択する選択部と、その第1組のパラメータのうちのその共通パラメータの値をその第2のリソグラフィ装置に設定する設定部と、を備えるリソグラフィ装置の管理装置が提供される。
第5の態様によれば、本発明の態様のリソグラフィ装置の管理装置が備えるその設定部の処理を、当該管理装置が備えるコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
第6の態様によれば、基板にパターンを形成する露光システムにおいて、本発明の態様のリソグラフィ装置の管理装置と、その第1及び第2のリソグラフィ装置としての第1及び第2の露光装置と、を備える露光システムが提供される。
第7の態様によれば、本発明の態様の露光方法又は露光システムを用いて、所定のパターンを基板に形成することと、その所定のパターンを介してその基板の表面を加工することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
実施形態の一例に係るリソグラフィシステムの外観を示す図である。 図1中の露光装置の機構部の概略構成を示す一部を断面で表した図である。 図1中のマスターサーバの制御演算系及び第1の露光装置の制御演算系を示すブロック図である。 パラメータ設定方法の一例を示すフローチャートである。 パラメータ設定時の表示装置の画面の一例を示す図である。 (A)は重ね合わせ誤差の計測結果の一例を示す図、(B)は重ね合わせ誤差補正後のショット配列の一例を示す図、(C)はフォーカス誤差の計測結果の一例を示す図である。 (A)は露光装置に設定する照明光源の一例を示す図、(B)は別の露光装置に設定する照明光源を示す図、(C)は補正後の照明光源を示す図、(D)はOPE特性の一例を示す図である。 電子デバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態の一例につき図1〜図7(D)を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るリソグラフィシステムDMSを示す。図1において、リソグラフィシステムDMSは、複数(図1では5台)の露光装置EXA,EXB,EXC,EXD,EXEと、これらの露光装置EXA〜EXEで使用される種々のレチクル(マスク)のパターンの配置、フーリエ変換パターン、及びパターンの膜構造の情報(3次元の構造情報)を含むパターン情報を各レチクルのID情報(識別情報)に対応させて記憶するマスクサーバMSEと、露光装置EXA〜EXEに種々のパラメータを設定するマスターサーバ6とを備えている。さらに、リソグラフィシステムDMSは、形成されたパターンの検査を行う重ね合わせ誤差計測装置MEA、形成されたパターンのフォーカス誤差(デフォーカス量)を計測するフォーカス誤差計測装置(不図示)、及び形成されたパターン
の線幅等を計測する走査型電子顕微鏡(SEM)(不図示)等の複数の検査装置と、露光装置EXA〜EXE、マスクサーバMSE、マスターサーバ6、及び検査装置間で情報の送受信を行うために使用される例えばLAN(Local Area Network)などの通信回線12と、マスクサーバMSEとマスターサーバ6との間でパターン情報等を送受信する専用のより高速の通信回線13とを備えている。
また、露光装置EXA,EXB,EXC,EXD,EXEは、それぞれマスターサーバ6から通信回線12を介して供給されるパラメータ情報の受信及び各種制御情報の送受信を行う通信ユニット10A,10B,10C,10D,10Eを備えている。露光装置EXA〜EXE、マスターサーバ6、及び通信回線12を露光システムとみなすことができる。また、マスターサーバ6及びマスクサーバMSEはそれぞれ通信回線12,13を介して情報の送受信を行う入出力ポート(以下、IOポートという)8A及び8Bを備え、重ね合わせ誤差計測装置MEAは、通信回線12を介して情報の送受信を行うIOポート11を備えている。
さらに、リソグラフィシステムDMSは、通信回線12よりも広い範囲で情報の送受信を行う例えばWAN(Wide Area Network)などの通信回線(不図示)と、この通信回線に接続されたコータ・デベロッパ(不図示)と、この通信回線を介して、露光装置EXA〜EXE、マスクサーバMSE、マスターサーバ6、重ね合わせ誤差計測装置MEA、及びコータ・デベロッパの間で工程管理情報等の送受信等を行うホストコンピュータ(不図示)とを備えている。一例として、リソグラフィシステムDMSは、半導体デバイス等を製造するための製造工場に設置され、複数の露光装置EXA〜EXEはその製造工場内の複数の製造ラインに沿って配置されている。
図2は、図1中の露光装置EXAの機構部の概略構成を示し、図3は、露光装置EXAの制御演算系及び図1中のマスターサーバ6の制御演算系を示す。図2において、露光装置EXAは、一例としてスキャニングステッパー(スキャナー)よりなる走査露光型の投影露光装置である。露光装置EXAは、レチクル(マスク)のパターンの像をレジスト(感光材料)が塗布された半導体ウエハ(以下、単にウエハという)の表面に投影する投影光学系PLを備えている。以下、図2において、投影光学系PLの光軸AXと平行にZ軸を取り、これに直交する面(本実施形態ではほぼ水平面に平行な面)内でレチクルとウエハ(感光性の基板)とが相対走査される方向に沿ってY軸を、Z軸及びY軸に直交する方向に沿ってX軸を取って説明する。また、X軸、Y軸、及びZ軸に平行な軸の回りの回転方向をθx、θy、及びθz方向として説明する。
露光装置EXAは、露光用の照明光(露光光)ILを発生する露光用の光源(不図示)と、この光源からの照明光ILを用いてレチクルRAを照明する照明光学系ILSと、レチクルRAを保持して移動するレチクルステージRSTと、を備えている。さらに、露光装置EXAは、レチクルRAから射出された照明光ILでウエハWの表面(以下、ウエハ面ともいう)を露光する投影光学系PLと、ウエハWを保持して移動するウエハステージWSTと、装置全体の動作を制御する主制御部40及び露光動作の制御を行う露光制御部14を含む制御系(図3参照)とを備えている。主制御部40及び露光制御部14は、一例としてコンピュータのソフトウェア上の機能である。そして、後述するマスターサーバ6の運用の実施するプログラムによって制御される。
図2において、照明光ILとしては、一例としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)が用いられている。なお、露光用の照明光としては、KrFエキシマレーザ光(波長248nm)、又は固体レーザ(半導体レーザなど)の高調波なども使用できる。照明光学系ILSは、例えば米国特許出願公開第2003/0025890号明細書などに開示されるように、光源(不図示)から供給される照明光ILを用いて瞳面(以下、照明瞳
面という)に円形、輪帯状、又は複数極状等の可変の光強度分布(以下、照明光源という)を形成する空間光変調器(Spatial Light Modulator: SLM)等の光強度分布形成部と、この光強度分布形成部を駆動して照明光源の形状を制御する光学系制御部37(図3参照)と、その照明光源からの照明光ILでレチクルRAのパターン面(以下、レチクル面ともいう)のX方向に細長いスリット状の照明領域IARを照明するコンデンサ光学系と、及び照明領域IARの形状を規定する可変視野絞り等とを有する。光強度分布形成部として空間光変調器を用いることによって、照明光源の基本的な形状を円形、複数極(4極等)、輪帯、又は他の任意の形状の分布に容易に設定できる。これによって、露光対象のレチクルに応じて照明光源の形状を最適化するSMO(Source and Mask Optimization)を容易に適用できる。さらに、空間光変調器を用いることによって、照明光源のσ値(コヒーレンスファクタ)の調整、及び輪帯照明を行う場合の輪帯状(又は複数極状)の照明光源の輪帯比(外径と内径との比)の調整等も容易に行うことができる。
さらに、照明光学系ILS内には、照明光ILから分岐した光の光量を検出する光電センサよりなるインテグレータセンサ36(図3参照)が設けられ、このインテグレータセンサの計測値が露光制御部14に供給されている。露光制御部14ではその計測値を積算することで、投影光学系PLを通過する積算照射エネルギーをモニタできる。なお、積算照射エネルギーの代替情報として、露光継続時間等を使用することも可能である。
レチクルRAはレチクルステージRSTの上面に真空吸着等により保持され、レチクル面には、回路パターン等のデバイスパターンRPA及びアライメントマーク(不図示)が形成されている。レチクルステージRSTは、例えばリニアモータ等を含む図3のレチクルステージ駆動系31によって、XY平面内で微少駆動可能であると共に、走査方向(Y方向)に指定された走査速度で駆動可能である。異なるレイヤの露光を行う際には、レチクルステージRSTには別のデバイスパターンRPBが形成されたレチクルRBが設置される。
レチクルステージRSTの移動面内の位置情報(X方向、Y方向の位置、及びθz方向の回転角を含む)は、レーザ干渉計よりなるレチクル干渉計24によって、移動鏡22(又は鏡面加工されたステージ端面)を介して例えば0.5〜0.1nm程度の分解能で常時検出される。レチクル干渉計24の計測値は、図3の露光制御部14に送られる。露光制御部14は、その計測値に基づいてレチクルステージ駆動系31を制御することで、レチクルステージRSTの位置及び速度を制御する。
また、投影光学系PLは、例えば両側テレセントリックで所定の投影倍率β(例えば1/4倍などの縮小倍率)を有する。投影光学系PLの瞳面(以下、投影瞳面という。)PLP又はこの近傍に開口絞りASが設置されている。光学系制御部37(図3参照)が開口絞りASを駆動して投影光学系PLの開口数NAを制御する。投影瞳面PLPは照明光学系ILSの瞳面(照明瞳面)と光学的に共役であり、投影瞳面PLPは、レチクルRAのパターン面(投影光学系PLの物体面)に対して光学的なフーリエ変換面でもある。なお、投影光学系PLは中間像を形成するタイプでもよい。さらに、投影光学系PLは、屈折系でもよいが、反射屈折系であってもよい。照明光学系ILSからの照明光ILによってレチクルRAのパターン面の照明領域IARが照明されると、レチクルRAを通過した照明光ILにより、投影光学系PLを介して照明領域IAR内のデバイスパターンの像が、ウエハWの一つのショット領域の露光領域IA(照明領域IARと光学的に共役な領域)に形成される。ウエハWは、一例としてシリコン等の半導体よりなる直径が200〜450mm程度の円板状の基材にレジスト(感光材料)を数10〜200nm程度の厚さで塗布したものを含む。
また、露光装置EXAにおいて、液浸法を適用した露光を行うため、投影光学系PLを
構成する最も像面側(ウエハW側)の光学素子の下端部の周囲を取り囲むように、局所液浸装置の一部を構成して、露光領域IAを含む液浸領域で露光用の液体Lq(例えば純水)の供給及び回収を行うノズルユニット28が設けられている。ノズルユニット28は、液体Lqを供給するための配管(不図示)を介して、液体供給装置33及び液体回収装置34(図3参照)に接続されている。なお、液浸タイプの露光装置としない場合には、上記の局所液浸装置は設けなくともよい。
また、投影光学系PLには、内部の所定の複数のレンズの姿勢を制御してディストーション及び球面収差等の波面収差で表される結像特性を補正する結像特性補正装置30が設けられている。そのような結像特性補正装置は、例えば米国特許出願公開第2006/244940号明細書に開示されている。
さらに、露光装置EXAは、レチクルRAのアライメントマークの投影光学系PLによる像の位置を計測する空間像計測系(不図示)、及びウエハWのアライメントマークの位置を計測する例えば画像処理方式(FIA系)のセンサを含むアライメント系ALと、ウエハWの表面の複数箇所のZ位置を計測する斜入射方式の多点のオートフォーカスセンサ(以下、AFセンサという)35(図3参照)とを備えている。アライメント系AL等の計測情報は露光制御部14に供給される。さらに、露光装置EXAは、レチクルローダ系(不図示)及びウエハローダ系(不図示)を備えている。
また、ウエハステージWSTは、不図示の複数のエアパッド(不図示)を介して、ベース盤WBのXY面に平行な上面に非接触で支持されている。ウエハステージWSTは、例えば平面モータ、又は直交する2組のリニアモータを含むステージ駆動系32(図3参照)によってX方向及びY方向に駆動可能である。ウエハステージWSTは、X方向、Y方向に駆動されるステージ本体と、このステージ本体のθz方向の回転角を調整する機構と、このステージ本体に設けられてウエハWを真空吸着等で保持するウエハホルダWHと、ウエハWのZ位置、及びθx方向、θy方向のチルト角を制御するZステージ機構(不図示)とを備えている。
そして、ウエハステージWSTの位置情報を計測するためにレーザ干渉計よりなるウエハ干渉計26が配置されている。ウエハステージWSTの移動面内の位置情報(X方向、Y方向の位置、及びθz方向の回転角を含む)は、ウエハ干渉計26によって例えば0.5〜0.1nm程度の分解能で常時検出され、その計測値は露光制御部14に送られる。露光制御部14は、その計測値に基づいてステージ駆動系32を制御することで、ウエハステージWSTの位置及び速度を制御する。なお、ウエハ干渉計26の代わりに、回折格子と検出器とを組み合わせたエンコーダ方式の位置計測システムを使用してもよい。
また、ウエハステージWSTに投影瞳面PLPの光強度分布(光量分布)を計測できる特性計測装置20が組み込まれている。特性計測装置20は、一例として、ウエハWの表面と同じ高さの表面を有し、その表面にピンホール21Aaが形成された平板状のガラス基板21Aと、ピンホール21Aaを通過した照明光を集光する受光光学系21Bと、受光光学系21Bで集光された照明光を受光するCCD又はCMOS型の二次元の撮像素子21Cと、これらの部材を保持する筐体21Dとを有する。ピンホール21Aaを露光領域IA内に移動した状態で、受光光学系21Bによって、投影瞳面PLP(又は射出瞳)に対して撮像素子21Cの受光面は光学的に共役になる。撮像素子21Cの検出信号を演算部(不図示)で画像処理することによって、投影瞳面PLP(又は入射瞳若しくは射出瞳)における光強度分布(画像)を計測できる。さらに、例えばレチクルRAの代わりに所定の複数の回折格子パターンが形成されたテストレチクル(不図示)を配置したときに得られる画像を処理することで、投影光学系PLの所定の収差を計測することも可能である。計測された光強度分布又は収差の情報は露光制御部14に供給される。
また、露光装置EXAは、マスターサーバ6から供給される複数のパラメータの値、アライメント系AL及びAFセンサ35の計測値、並びに露光装置EXA用の露光データファイル等を記憶する記憶部38と、通信回線12に接続されたIOポート42と、マスターサーバ6及びホストコンピュータ等(不図示)との間のIOポート42を介した情報の入出力を制御する入出力制御部(以下、IO制御部という)41と、マスターサーバ6から通信回線12及びIOポート42を介して供給されるパラメータが入力されるパラメータ入力部43とを備えている。主制御部40には表示装置18E及び入力装置16Eが接続され、オペレータは主制御部40に各種コマンド等を入力できる。
IOポート10A及びパラメータ入力部43から通信ユニット10Aが構成されている。後述のようにマスターサーバ6からパラメータ入力部43に供給される複数のパラメータは、主制御部40及び露光制御部14を介して記憶部38に記憶される。また、パラメータ入力部43に入力されたパラメータに対応するパラメータがそれぞれ結像特性補正装置30及び光学系制御部37等に設定される。
露光装置EXAの照明光ILの波長(露光波長)、照明光学系ILS及び投影光学系PLを構成する光学部材の配置情報、投影光学系PLの解像度、特性計測装置20によって計測される投影光学系PLの残存する波面収差、重ね合わせ誤差計測装置MEAによって計測される露光装置EXAの重ね合わせ誤差、露光装置EXAで投影可能なパターンのほぼ最小線幅を示すCD(critical dimension)の計測値(例えば走査型電子顕微鏡(SEM)によって計測される線幅)、結像特性補正装置30によって補正可能な投影光学系PLの波面収差、レチクルステージRST及びウエハステージWSTの位置決め精度、アライメント系ALのアライメント精度等の情報、並びに設定が必要なパラメータの種類及び初期値等の情報を含む露光装置の構成及び特性に関する情報(以下、露光装置の構成情報という)は、記憶部38に記憶されるとともに、露光装置EXAのID情報に対応させてマスターサーバ6の第1記憶部51(図3参照)に記憶されている。なお、その露光装置の構成情報中の特性計測装置20及び重ね合わせ誤差計測装置MEA等によって計測される値は計測データということもできる。
図1の他の露光装置EXB〜EXEの構成も露光装置EXAと同様であり、露光装置EXB〜EXEの構成情報もそれぞれ露光装置EXA〜EXEのID情報に対応させてマスターサーバ6の第1記憶部51(図3参照)に記憶されている。なお、露光装置の構成情報は、必要に応じて通信回線12を介してマスターサーバ6に供給されてもよい。また、露光装置EXA〜EXEは互いに機種が異なっていてもよい。一例として、露光装置EXA,EXBが液浸型であり、露光装置EXCがドライ型であってもよい。さらに、露光装置EXDが一括露光型のステッパーであってもよい。また、露光光の波長も限定されるものではなく、例えば、ArFエキシマレーザ光やKrFエキシマレーザ光やi線を使う露光装置を組み合わせてもよい。また、極端紫外光を用いるEUV露光装置を組み合わせてもよい。
露光装置EXAによるウエハWの露光時に、基本的な動作として、レチクルRA及びウエハWのアライメントが行われた後、ウエハステージWSTのX方向、Y方向への移動(ステップ移動)によって、ウエハWの露光対象のショット領域が投影光学系PLの露光領域の手前に移動する。そして、露光制御部14の制御のもとで、レチクルRのパターンの一部の投影光学系PLによる像でウエハWの当該ショット領域を露光しつつ、レチクルステージRST及びウエハステージWSTを同期駆動して、投影光学系PLに対してレチクルR及びウエハWを例えば投影倍率を速度比としてY方向に走査することによって、当該ショット領域の全面にレチクルRのパターンの像が走査露光される。このようにステップ移動と走査露光とを繰り返すことによって、ステップ・アンド・スキャン方式でウエハWの複数のショット領域に対して順次レチクルRAのパターンの像が露光される。
このような露光に際しては、予めレチクルRAのパターン及び露光装置EXAの構成に応じて露光装置EXAに種々のパラメータの値を設定しておく必要がある。また、他の露光装置EXB〜EXEに対してもそれぞれレチクルのパターン及び露光装置の構成に応じて種々のパラメータの値を設定しておく必要がある。このようなパラメータの設定を露光装置毎に個別に行うものとすると、露光工程のスループットが低下する恐れがある。本実施形態では、それらのパラメータの値を効率的に設定するためにマスターサーバ6が設けられている。
マスターサーバ6は、一例として図3に示すように、複数のCPU(中央演算ユニット)又はMPU(マイクロプロセッシングユニット)と、半導体メモリと、ハードディスク装置等の大容量の記憶装置とを備えたコンピュータである。また、マスターサーバ6は、通信回線12,13との間で送受信を行うためのIOポート8Aと、DVD (digital versatile disk)又はフラッシュメモリ等の記録媒体53に記録されたデータ及びプログラムを読み取るとともに、記録媒体53にデータ等を書き込むことが可能な記録再生部52と、記憶装置の一部である第1記憶部51及び第2記憶部61と、記憶装置の一部であるパラメータ情報記憶部55と、各種情報を表示するための表示装置18と、オペレータが制御情報等を入力するための例えばタッチパネル方式の入力装置16と、以下で説明するコンピュータのソフトウェア上の種々の機能とを備えている。パラメータ情報記憶部55は、露光装置EXA〜EXEが指定されたレチクルを使用する場合のそれぞれの1組のパラメータの初期値及び補正後の値を記憶するパラメータ記憶部56A〜56Eと、例えば実測又は計算によって求められた露光装置EXA〜EXEの各組の所定のパラメータ(例えば複数の露光装置で共通に設定されるパラメータ)間の値のオフセット等を記憶するオフセット記憶部56Fとを有する。
マスターサーバ6のソフトウェア上の機能としては、マスターサーバ6の全体の動作を統括的に制御する主制御部50(例えばオペレーティングシステム)と、主制御部50がIOポート8Aを制御するためのIO制御部54と、パラメータ選択決定部58とがある。以下、例えば露光装置EXA,EXB,EXCがそれぞれi,j,k番目(i,j,kは例えば整数で、互いに同じ数でもよい)のレチクルを使用する場合に設定が必要となる1組のパラメータを(A−i)組、(B−j)組、(C−k)組のパラメータと称する。パラメータ選択決定部58は、それらのパラメータのうち、複数の露光装置で共通に設定する所定のパラメータの種類を選択するパラメータ選択部62と、ある露光装置(例えば露光装置EXA)に設定する(A−i)組のパラメータの値を決定する第1パラメータ決定部63と、オペレータの指示に応じてこの1組のパラメータの値の補正を行う第1の補正部65Aと、他の露光装置(例えば露光装置EXB,EXC)に設定する(B−j)組及び(C−k)組のパラメータの値を決定する第2パラメータ決定部64と、オペレータの指示に応じてこれらの1組のパラメータの値の補正を行う第2の補正部65Bと、決定されたパラメータの値を対応する露光装置の主制御部40に送信して、決定されたパラメータの値(以下、Pとする)を対応する露光装置に設定させる副制御部60とを有する。決定されたパラメータの値Pは、対応するパラメータ記憶部56A〜56Eにも記憶される。
副制御部60は、第1記憶部51に記憶されている各露光装置の構成情報から各露光装置に設定が必要なパラメータの種類及び初期値を読み出し、読み出したパラメータの初期値を対応するパラメータ記憶部56A〜56Eに記憶させる。また、副制御部60は、一例として、必要に応じて露光装置EXA〜EXEの各組の所定のパラメータ(例えば複数の露光装置で共通に設定されるパラメータ)の初期値間のオフセットをオフセット記憶部56Fに記憶させる。第2記憶部61は、副制御部60及びパラメータ選択決定部58がデータを一時的に記憶させるために使用される。これらのソフトウェア上の種々の機能は、それぞれ例えば主制御部50が記録媒体53に記録されたプログラムを読み取り、読み
取ったプログラムを第1記憶部51に記憶させた後、必要な機能に対応するプログラムを実行させることによって実現される。
次に、例えば露光装置EXA〜EXCに設定される(A−i)組、(B−j)組、(C−k)組のパラメータの一例につき図5を参照して説明する。図5は、オペレータがマスターサーバ6を使用してパラメータの設定を行っている際に、表示装置18に表示される内容の一例を示す。図5において、各組のパラメータは、一例として、照明系等の設定に関する1群のパラメータPIU、投影光学系の収差を低減するための一群のパラメータPLC、重ね合わせ誤差を低減するための一群のパラメータPOV、及びフォーカス誤差(デフォーカス量)を低減するための一群のパラメータPFO(ウエハのショット毎、及び各ショット内のフォーカス位置のオフセット等)を含む。また、パラメータPIUは、OPE(optical proximity effect:)特性を複数の露光装置間でマッチングさせるためのパラメータPOP(例えば照明系のσ値(コヒーレンスファクタ)、輪帯照明時の輪帯比等)、及びレチクルのパターンと照明光源とを同時に最適化するSMO(Source and Mask
Optimization)を実行する際に使用するパラメータPSO(例えば照明光源の形状等)を有する。以下、パラメータPOPをサブセットaともいい、また、パラメータPSOをパラメータのサブセットbともいう。
また、パラメータPLCは、投影光学系の波面収差を規定するツェルニケ(ZERNIKE) 多項式の係数(以下、ツェルニケ係数という)Zan(n=1,2,…)を含むパラメータPLB、及び露光光の照射によって変動する投影光学系の収差(いわゆる熱収差)を規定するパラメータPTA(収差変動の時定数及び飽和時の収差変動量等)を有する。以下、パラメータPLBを、パラメータのサブセットcともいい、また、パラメータPTAをパラメータのサブセットdともいう。また、パラメータPOVは、ウエハのショット毎のデバイスパターンの重ね合わせ誤差を示すパラメータPSG(露光位置のオフセット、傾斜角、回転、投影像の倍率、ディストーション等)、及びレチクルの熱膨張による重ね合わせ誤差を示すパラメータPRE(レチクルの熱膨張率、透過率等)を有する。以下、パラメータPSGを、パラメータのサブセットeともいい、パラメータPREをパラメータのサブセットfともいう。なお、(A−i)組、(B−j)組、(C−k)組のパラメータは、それぞれパラメータPIU,PLC,POV,PFO(サブセットa〜f及びパラメータPFO)の少なくとも一部を含んでいるが、通常はそれらのパラメータとして最終的に設定される値は、特に等しい値に限定された場合を除いて、互いに異なっている。
以下、本実施形態のリソグラフィシステムDMSにおいて、例えば露光装置EXA〜EXCに対してマスターサーバ6を用いてパラメータを設定する方法の一例につき図4のフローチャートを参照して説明する。以下では、一例として最初に露光装置EXAの(A−i)組のパラメータを設定し、この設定されたパラメータの少なくとも一部を用いて他の露光装置EXB,EXCの(B−j)組、(C−k)組のパラメータを設定するものとして説明する。
まず、図4のステップ102において、複数の露光装置EXA〜EXEで共通に設定するパラメータを選択する。このため、まず副制御部60は、パラメータ情報記憶部55のパラメータ記憶部56A,56B,56Cに(A−i)組、(B−j)組、(C−k)組のパラメータの初期値を設定する。そして、マスターサーバ6のパラメータ選択部62は、副制御部60等を介して表示装置18に図5に示す表示を行わせる。なお、この段階では、図5中のブロックA1,A5等が選択されたことを示す情報(図5では斜線で表されている)は表示されていない。さらに、パラメータ選択部62は、オペレータに共通に設定するパラメータを選択するように表示(不図示)を行う。
これに応じてオペレータは、一例として、露光装置EXA,EXCでサブセットaの設
定を共通に行い、露光装置EXA,EXB,EXCでサブセットeの設定を共通に行い、露光装置EXA,EXBでパラメータPFOの設定を共通に行うように、タッチパネルを用いて共通に設定する部分のパラメータを示すブロックA1,B5,C1等を選択する。これによって、パラメータ選択部62では、選択されたパラメータの情報を第2記憶部61に記憶させる。なお、パラメータ選択部62では、例えば予め定められた方法(例えば同じ機種の露光装置ではサブセットa,eを共通に設定し、異なる機種の露光装置ではサブセットaのみを共通に設定する等の方法)で共通に設定するパラメータを選択してもよい。また、ここではそれぞれ複数のパラメータを含むサブセットa〜f及び/又はパラメータPFOを単位として共通に設定するパラメータを選択しているため、設定効率を高くできる。なお、一つのパラメータのみを共通に設定するパラメータとして選択してもよい。
次のステップ104において、副制御部60は、共通に設定されるサブセットa,e、及びパラメータPFOに関して、共通に設定される露光装置EXA〜EXC間のパラメータの初期値間のオフセットを求めて、オフセット記憶部56Fに記憶させる。なお、共通に設定するパラメータの補正を行わない場合には、ステップ104を省略できる。さらに、ステップ106において、露光装置EXA(第1の露光装置)に対するパラメータの設定を行う。このため、第1パラメータ決定部63ではパラメータ記憶部56Aから(A−i)組のパラメータの初期値を読み出し、この初期値の情報を副制御部60を介して露光装置EXAの主制御系40に供給し、主制御系40ではそのパラメータの初期値を対応する装置に設定する。
その後、パラメータの補正を行う場合には、露光装置EXAを用いて所定のテストパターンが形成されたレチクルを用いて露光を行い(ステップ108)、現像後のパターンを例えば重ね合わせ誤差計測装置MEA等で計測し、例えば重ね合わせ誤差及びデフォーカス量を求める(ステップ110)。この重ね合わせ誤差及びデフォーカス量の計測値の情報は通信回線12を介してマスターサーバ6の第1記憶部51に記憶される。
そして、ステップ112において、補正部65Aは、その重ね合わせ誤差及びデフォーカス量の計測値を用いて対応するパラメータを補正する。例えば重ね合わせ誤差は、図6(A)に示すように、ウエハWのi番目のショットSAi(i=1〜N:Nはショットの総数を表す整数)に露光されるテストパターンEPiの複数の重ね合わせ誤差計測用のマークMPSの位置情報(例えば前のレイヤのマークと今回露光したマークとの位置ずれ量)を計測することによって求められる。その重ね合わせ誤差から、補正部65Aは、重ね合わせ誤差補正用のパラメータであるサブセットe(ショットSAi毎の露光位置のX方向、Y方向のオフセット、及び投影光学系のディストーション等)の補正値を求める。この補正後のサブセットeを用いて露光することによって、図6(B)に示すように、各ショットSAiにデバイスパターンGPiを高精度に重ね合わせて露光できるようになる。
同様に、図6(C)に示すように、ショット毎のデフォーカス量δFは、ウエハWのショットSAiに露光されるテストパターンFPiの複数のフォーカス位置計測用のマークMPFの位置情報(例えば非テレセントリックな状態で露光される複数のマークの間隔等)を計測することによって求められる。そのデフォーカス量δFから補正部65Aは、フォーカス誤差を低減するためのパラメータPFO(例えばショット毎のショット内のフォーカス位置のオフセット)の補正値を求める。このようにして求められたサブセットe及びパラメータPFOの補正値は第1パラメータ決定部63に送られ、第1パラメータ決定部63はその補正値を用いて露光装置EXA用の(A−i)組のパラメータを補正し、補正された結果をパラメータ記憶部56Aに記憶させるとともに、副制御部60を介して露光装置EXAの主制御系40に送信する。これによって、補正後のパラメータが露光装置EXAに設定される。図5の表示画面では、(A−i)組のパラメータの部分に設定済み
の表示が行われる。なお、ステップ108及び110の動作はステップ102の前工程で行っておいてもよい。
次のステップ114において、第2パラメータ決定部64は、露光装置EXB,EXCに対して共通に設定するパラメータ(例えばサブセットa,e及びパラメータPFO)を補正するかどうかを、不図示の確認のための表示、警報等の方法を用いてオペレータに問い合わせる。パラメータを補正する場合、オペレータは、例えば、表示画面中の対応するパラメータのブロック内の補正することを示す表示(図5ではCRの文字で表されている)を選択する。その後、オペレータは次の処理への移行を示す表示(不図示)を選択する。これに応じて、ステップ116において、補正部65Bは、(A−i)組のパラメータ中のサブセットaを、オフセット記憶部56Fに記憶されている露光装置EXA,EXC間のオフセットを用いて補正し、補正した結果を第2パラメータ決定部64を介してパラメータ記憶部56C内のサブセットaの部分に書き込む。
同様に、補正部65Bは、(A−i)組のパラメータ中のサブセットeを、例えば、オフセット記憶部56Fに記憶されている露光装置EXA,EXB間及び露光装置EXA,EXC間のオフセットを用いて補正し、補正した結果をそれぞれ第2パラメータ決定部64を介してパラメータ記憶部56B及び56C内のサブセットeの部分に書き込む。さらに、補正部65Bは、(A−i)組のパラメータPFOを、例えば、オフセット記憶部56Fに記憶されている露光装置EXA,EXB間のオフセットを用いて補正し、補正した結果を第2パラメータ決定部64を介してパラメータ記憶部56B内のパラメータPFOの部分に書き込む。これで、露光装置EXAの(A−i)組のパラメータのうち、他の露光装置に対して共通に使用するパラメータ(サブセットa,e及びパラメータPFO)が補正されたことになる。
なお、オフセットを用いて補正するのではなく、決定されたパラメータPを使って露光動作または露光シミュレーションを行なった結果を用いて補正してもよい。例えば、主制御部50(マスターサーバ6)が、決定されたパラメータPのままでは、露光装置EXBに設定されている許容範囲に入らないと判断した場合、その旨を警告するようにしてもよい。警告の方法としては、例えば、表示装置18の画面上に警報が表示されるようにしてもよいし、アラームなどの警報が鳴るようにしてもよく、特に限定されるものではない。
ここで、パラメータ補正の効果の例を説明すると、例えば、(A−i)組のパラメータのうち、照明光源を示すパラメータが、図7(A)の照明瞳45で示すように、照明系の光軸AXIの回りに配置された4個の照明光源44Aaを使用する4極照明44Aとなっており、サブセットa中の輪帯比の初期値が、σ21/σ11となっているものとする。このとき、露光装置EXC用のパラメータ中の輪帯比は、一例として、図7(B)の4極照明44Bで示すように、図7(A)の場合の輪帯比を予め求めてあるオフセットで補正したσ22/σ12となる。この輪帯比に基づいて露光装置EXCの図7(D)に示すOPE特性(曲線A1)を基準となる特性(曲線A2)に所定の許容範囲内で合致するように調整すると、調整後の輪帯比は、一例として、図7(C)の4極照明44Cで示すようにσ23/σ13となる。この際に、図7(B)の輪帯比は最終的に露光装置EXCにおいて設定される輪帯比に近いため、露光装置EXCにおける調整時間を短縮できることになる。
図4のフローチャートの説明に戻ると、その後、動作はステップ118に移行する。なお、共通に使用するパラメータを補正しない場合には、ステップ114から動作はステップ118に移行する。
ステップ118において、第2パラメータ決定部64は、図5の表示画面に共通に設定するパラメータを指定するように表示(不図示)を行う。これに応じて、オペレータが例えば(A−i)組のパラメータのうちのサブセットeを示すブロックA5を選択用表示C
Uを用いて選択し、このブロックA5を(B−j)組のパラメータのうちのサブセットeを示すブロックB5に移動する動作(ドラッグ&ドロップやカット&ペースト等)を行うと、第2パラメータ決定部64は、(A−i)組のパラメータのうちのサブセットeを、パラメータ記憶部56Bの(B−j)組のパラメータのうちのサブセットeの部分にコピーする。さらに、そのコピーしたサブセットeを、副制御部60を介して露光装置EXB(第2の露光装置)の主制御系40に送信する。これによって、露光装置EXB用のサブセットeのパラメータが設定されたことになる。
なお、この時点で露光装置EBXに設定されたパラメータの値の許容範囲にコピーされたパラメータの値が入らないことが分かれば、マスターサーバ6が、表示装置18の画面に、指示されたパラメータのコピーができないことを表示してもよい。例えば、主制御部50において、コピーを指示されたサブセットeのパラメータの値が、露光装置EXBに設定されたサブセットeの許容範囲に入るか否かを判断し、入らない場合は、コピーできない理由と、上記許容範囲に最も近くなるようなパラメータeの値の候補を表示部18に表示してオペレータに知らせるようにしてもよい。
さらに、オペレータが選択用表示CUをブロックA7からブロックB7に移動する動作を行うことによって、第2パラメータ決定部64は、(A−i)組のパラメータPFOを、パラメータ記憶部56Bの(B−j)組のパラメータのうちのパラメータPFOにコピーする。そして、コピーしたパラメータPFOを、副制御部60を介して露光装置EXB(第2の露光装置)の主制御系40に送信する。これにより、露光装置EXAのパラメータPFOが露光装置EXB用のパラメータPFOとして設定される。同様に、オペレータが選択用表示CUをブロックA1及びA5からそれぞれブロックC1及びC5に移動する動作を行うことによって、露光装置EXAのサブセットa及びeがそれぞれ露光装置EXC用のサブセットa及びeとして設定される。
パラメータのコピーの方法は特に限定されるものではない。本実施形態では、表示装置18の表示画面でオペレータが動作する場合を説明したが、ハードディスクや光ディスクや磁気テープのような記憶媒体を介してコピーが行なわれるよう構成してもよい。また、露光装置EXBが起動した際に、起動動作に伴って自動的に通信回線12を介してパラメータのコピーが行われるようにしてもよい。
その後、露光装置EXBの他のパラメータ(サブセットe及びパラメータPFO以外のパラメータ)を設定する場合、ステップ120において、第2パラメータ決定部64は、パラメータ記憶部56B中の設定対象のパラメータの初期値を副制御部60を介して露光装置EXBの主制御系40に送信する。同様に、露光装置EXCの他のパラメータ(サブセットa,e以外のパラメータ)を設定する場合、第2パラメータ決定部64は、パラメータ記憶部56C中の設定対象のパラメータの初期値を副制御部60を介して露光装置EXCの主制御系40に送信する。
そして、ステップ122において、露光装置EXBでは設定された(B−j)組のパラメータを用いて例えばテストパターンの露光を行い、現像後のパターンの計測を行い(ステップ124)、計測結果を表示装置18の画面に表示する。そして、例えば、計測結果が許容範囲に入らなかった場合は、その旨を画面に表示して、オペレータが対応を選択できるようにしてもよい。例えば、オペレータが、計測結果が許容範囲に入るようにパラメータを修正することを選択すると、マスターサーバ6が、パラメータを補正した場合の結果を露光シミュレーションや計算等で導き出して表示装置10の画面に表示するようにしてもよい。そして、補正した結果を表示した場合は、オペレータが、その補正を受け入れる動作をマスターサーバ6に対して行なうと、補正したパラメータの値が露光装置EXBに設定される。このようにパラメータを補正することによって(ステップ126)、露光装置EXBではパラメータを効率的に設定することができる。同様に露光装置EXCにおいてもパラメータの補正や設定が効率的に行なうことが可能になる。
上述のように、本実施形態のマスターサーバ6は、ウエハW(基板)にパターン(レジストパターン等)を形成するためのリソグラフィ工程で使用されるパラメータを設定するために使用される。そして、マスターサーバ6は、露光装置EXA,EXB(リソグラフィ装置)の管理装置であって、第1及び第2の露光装置EXA,EXBがそれぞれリソグラフィ工程で使用する(A−i)組(第1組)及び(B−j)組(第2組)のパラメータのうち、共通に設定可能なサブセットe及びパラメータPFO(共通パラメータ)を選択するパラメータ選択部62(選択部)と、(A−i)組のパラメータの値を決定して露光装置EXAに設定する第1パラメータ決定部63(第1のパラメータ設定部)と、(A−i)組のパラメータのうちその共通パラメータの値を露光装置EXBに設定する第2パラメータ決定部64(第2のパラメータ設定部)と、を備えている。
また、本実施形態の露光装置(リソグラフィ装置)の管理方法は、露光装置EXA,EXBがそれぞれリソグラフィ工程で使用する(A−i)組及び(B−j)組のパラメータのうち、共通に設定可能なサブセットe及びパラメータPFO(共通パラメータ)を選択するステップ102と、(A−i)組のパラメータの値を決定して露光装置EXAに設定するステップ106と、(A−i)組のパラメータのうちその共通パラメータの値を露光装置EXBに設定するステップ118とを有する。
本実施形態によれば、露光装置EXAで設定されたパラメータの一部を共通に露光装置EXBに設定しているため、複数の露光装置EXA,EXBに対するパラメータの設定を効率的に行うことができる。
また、本実施形態のリソグラフィシステムDMS(露光システム)は、ウエハW(基板)にパターン(潜像パターン又はレジストパターンを含む)を形成するリソグラフィシステムであって、マスターサーバ6(パラメータ設定装置)と、マスターサーバ6で設定される複数組のパラメータの値に基づいて、ウエハWにそのパターンを形成するための露光装置EXA,EXB(リソグラフィ装置)とを備えている。
また、本実施形態の露光方法は、本実施形態の管理方法(ステップ102〜120)と、その管理方法で設定されるパラメータの値に基づいて、ウエハWにパターンを形成するステップ(リソグラフィ工程)とを有する。
本実施形態のリソグラフィシステムDMS又は露光方法によれば、パラメータの設定を効率的に行うことができるため、リソグラフィ工程でのスループット(生産性)を向上できる。また、リソグラフィ装置が露光装置EXA〜EXEである場合、露光装置EXA等においてはレチクルの交換毎に個別にパラメータの調整を行う必要がなくなるため、例えば小ロット生産を行う場合でも、リソグラフィ工程(露光工程)のスループットを高く維持できる。
(変形例)
なお、上述の実施形態では次のような変形が可能である。
本実施形態では、マスターサーバ6内にパラメータ選択決定部58が設けられている。別の構成として、各露光装置EXA〜EXEの通信ユニット10A〜10Eに相当する部分にそれぞれパラメータ選択決定部58を設け、これらのパラメータ選択決定部58で、他の露光装置EXA〜EXEに複数のパラメータを設定してもよい。
また、上述の実施形態では、マスターサーバ6において露光装置用のパラメータの値を決定しているが、マスターサーバ6において、コータ・デベロッパ(不図示)用の第1組及び第2組のパラメータを含む複数組のパラメータの値を決定してもよい。この場合、一例として、第1組のパラメータは<膜厚の平均値、膜厚のばらつき、及びプリベーク時間>であり、第2組のパラメータは<膜厚の平均値、膜厚のばらつき、及び現像時間>であ
る。この場合、マスターサーバ6は、設定が必要なパラメータをコータ・デベロッパから取得してもよい。
また、上述の実施形態では、マスターサーバ6で設定した複数のパラメータを露光装置EXA〜EXEに設定しているが、その複数のパラメータを露光装置の露光動作をシミュレーションする装置に設定し、この仮想露光装置で、その設定されたパラメータに応じた露光結果(CD線幅等)を求めてもよい。
また、マスターサーバ6では、薄膜形成装置又はエッチング装置等のリソグラフィ装置用のパラメータの値を設定してもよい。
また、上記の各実施形態のリソグラフィシステムDMS、マスターサーバ6、又はこれらを用いた露光方法を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造する場合、この電子デバイスは、図8に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ221、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ222、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造するステップ223、前述した実施形態のリソグラフィシステムDMS等又は露光方法等によりマスクのパターンを基板に露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ224、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)225、並びに検査ステップ226等を経て製造される。
言い替えると、上記のデバイスの製造方法は、上記の実施形態のリソグラフィシステムDMS(露光システム)又は露光方法を用いて、マスクのパターンを介して基板(ウエハ)を露光する工程と、その露光された基板を処理する工程(即ち、基板のレジストを現像し、そのマスクのパターンに対応するマスク層をその基板の表面に形成する現像工程、及びそのマスク層を介してその基板の表面を加工(加熱及びエッチング等)する加工工程)と、を含んでいる。
このデバイス製造方法によれば、露光装置EXB等において、パラメータを効率的に設定できるため、電子デバイスを高いスループットで高精度に製造できる。
なお、上記の実施形態のリソグラフィシステムが備える露光装置は、ステッパー型の露光装置等でもよい。さらに、その露光装置は、露光光として波長100nm以下の極端紫外光(Extreme Ultraviolet Light:以下、EUV光という)を用いる露光装置(EUV露光装置)等であってもよい。
また、本実施形態のデバイス製造方法では、特に半導体デバイスの製造方法について説明したが、本実施形態のデバイス製造方法は、半導体材料を使用したデバイスの他、例えば液晶パネルや磁気ディスクなどの半導体材料以外の材料を使用したデバイスの製造にも適用することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
DMS…リソグラフィシステム、EXA〜EXE…露光装置、RA…レチクル、PL…投影光学系、W…ウエハ、6…マスターサーバ、10A〜10E…通信ユニット、12…通信回線、55…パラメータ情報記憶部、58…パラメータ選択決定部、62…パラメータ選択部、63,64…パラメータ決定部、65A,65B…補正部

Claims (12)

  1. 第1および第2のリソグラフィ装置を管理する管理装置であって、
    前記第1のリソグラフィ装置がリソグラフィ工程で使用する第1の複数パラメータのうち、前記第2のリソグラフィ装置で使用可能な共通パラメータの値を前記第2のリソグラフィ装置に設定する設定部と、
    設定された前記共通パラメータの値を用いた前記第2のリソグラフィ装置のリソグラフィ工程の結果から前記共通パラメータの補正値を求める補正部とを備え
    前記設定部は、前記第1の複数パラメータの値を前記第1のリソグラフィ装置に設定する第1のパラメータ決定部と、
    前記第1の複数パラメータのうち、前記共通パラメータの値を前記第2のリソグラフィ装置に設定する第2のパラメータ決定部とを備えるリソグラフィ装置の管理装置。
  2. 前記設定部の前記第2のパラメータ決定部は、前記第2のリソグラフィ装置がリソグラフィ工程で使用する第2の複数パラメータのうち、前記共通パラメータを除くパラメータの値を前記第2のリソグラフィ装置に設定する請求項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  3. 前記第1のリソグラフィ装置用の前記共通パラメータの値と、前記第2のリソグラフィ装置用の前記共通パラメータの値とのオフセットを記憶する記憶部を備え、
    前記共通パラメータを補正する場合、
    前記第2のパラメータ決定部から、前記共通パラメータの値を前記オフセットを用いて補正して得られる値が前記第2のリソグラフィ装置に入力される請求項又はに記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  4. 前記記憶部は、前記第1の複数パラメータの初期値、及び前記第1のリソグラフィ装置をリソグラフィ工程で使用して基板に第1のパターンを形成し、該形成された前記第1のパターンを計測して得られる計測結果を記憶し、
    前記第1のパラメータ決定部は、
    前記第1の複数パラメータの初期値を、前記第1のパターンの計測結果に応じて補正し、補正後の前記第1の複数パラメータの値を前記第1のリソグラフィ装置に設定する請求項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  5. 前記共通パラメータを表示する表示部をさらに備える請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  6. 前記第2のリソグラフィ装置に設定された許容範囲に前記共通パラメータの値が入るか否かを判断する判断部をさらに備える請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  7. 前記判断部の判断結果が表示部に表示される請求項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  8. 前記第1の複数パラメータは、リソグラフィ工程において互いに関連して使用される複数のパラメータよりなるパラメータ群を含み、
    前記共通パラメータは前記パラメータ群を含む請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  9. 前記第1及び第2のリソグラフィ装置はそれぞれ露光装置であり、
    前記共通パラメータは、基板の複数のショット毎の重ね合わせ誤差を補正するためのパラメータ、及び基板の複数のショット毎のデフォーカス量を補正するためのパラメータのうち少なくとも一方を含む請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置が備える前記設定部の処理を、当該管理装置が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 基板にパターンを形成する露光システムにおいて、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のリソグラフィ装置の管理装置と、
    前記第1及び第2のリソグラフィ装置としての第1及び第2の露光装置と、
    を備える露光システム。
  12. 請求項11に記載の露光システムを用いて、所定のパターンを基板に形成することと、
    前記所定のパターンを介して前記基板の表面を加工することと、を含むデバイス製造方法。
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