JP2006059482A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本体13内に収容されている複数枚のトレイ21は、トレイ21に収納されている光ディスク12を厚み方向に挟むように付勢されている。このため、トレイ21と光ディスク12との間の隙間を詰めることにより、複数枚のトレイ21の厚さを減少させて、光ディスク装置10のコンパクト化を図ることができる。また、複数枚のトレイ21は、バネ部材17により弾性的に厚み方向に挟むように付勢されている。このため、トレイ21に収納されている光ディスク12には所定の弾性力以上の押圧力が作用しないので、収納されている光ディスク12が破損するのを防止することができる。
【選択図】 図3
Description
この特許文献1に開示されている光ディスク装置においては、筐体内の収納部に複数枚のトレイが昇降可能に積層配置されていて、トレイの枚数と同数の光ディスクを筐体内に収納することができるようになっている。そして、所望の光ディスクを収納しているトレイ等を上下移動させて所望の光ディスクに対して作業空間を設け、所望の光ディスクに対して記録あるいは再生を行う。
図1には、本発明の実施形態の光ディスク装置10を内蔵するカーオーディオ装置1の全体斜視図が示されている。
このカーオーディオ装置1では、光ディスク装置10のほかにラジオ2、カセットテープ再生装置3等を内蔵しており、前面パネル4には、全機能に共用される表示部4aや電源/ボリュームつまみ4bに加えて、光ディスク装置10における光ディスク挿脱口11、ラジオ用のチューニングつまみ2a、カセットテープ挿入口3a等が設けられている。また、内部には、ラジオ2、カセットテープ再生装置3、光ディスク装置10等を制御する制御部5が設けられている。
なお、挿脱口11の本体13内側には、上下対を成す搬送ローラ16が設けられており、挿脱口11に挿入された光ディスク12を搬入したり、記録再生が完了した光ディスク12を挿脱口11から排出するようになっている。
また、昇降部材18が最下段のトレイ21の下面に接触して上下移動可能に設けられており、最下段のトレイ21を昇降させることによりすべてのトレイ21を昇降させることができるようになっている。
(1)光ディスク12のローディング動作
まず、光ディスク12に対するディスク装置のローディング動作について図1、図2、図3を用いて説明する。
光ディスク12のディスク装置へのローディングを行う場合には、図示していない動力源を動作させることにより、ディスク収納部20を本体13に対して昇降動作させ、ディスク収納部20を所定のディスク搬送高さに搬送する。
また、光ディスク12のローディングを可能にするように、各トレイ21に光ディスク12を保持するために設けられたディスク外周保持部材(図示せず)を解除状態に動作させる。
上述のような動作により、ディスク装置は光ディスク12の挿入待ち状態になる。
光ディスク12が利用者によってさらに挿入されると、光ディスク12とローラ部材16が接触することによって、光ディスク12のオートローディングが開始されて、光ディスク12はローディング完了位置まで搬送される。
この動作により、光ディスク12のトレイ21への収納(ローディング)を完了する。
なお、光ディスク12のローディング完了の検出は、図示していない検出手段によって行う。
複数枚の光ディスク12を各トレイ21に収納する場合には、上述の動作を繰り返すことにより、複数枚の光ディスク12を各トレイ21に収納する動作(ローディング動作)を行う。
次に、光ディスク12に対するディスク装置のイジェクト動作について図1、図2、図3を用いて説明する。
光ディスク12のディスク装置へのローディングを行う場合には、図示していない動力源を動作させることにより、ディスク収納部20を本体13に対して昇降動作させ、所定のディスク搬送高さに搬送する。
なお、光ディスク12のイジェクト完了の検出は、図示していない検出手段によって行う。
複数枚の光ディスク12をイジェクトする場合には、上述の動作を繰り返すことにより、複数枚の光ディスク12のイジェクト動作を行う。
次に、光ディスク12に対するディスク装置の記録再生動作について図1、図2、図4、図5、図6、図7、図8を用いて説明する。図4は本発明の実施の形態におけるディスク記録再生部である回動アーム30のスイング動作時のディスク装置要部の側面図、図5は本発明の実施の形態におけるディスク記録再生時のディスク装置要部の上面図、図6は本発明の実施の形態におけるディスク記録再生部のスイング動作完了時のディスク装置要部の側面図、図7は本発明の実施の形態におけるディスククランプ時のディスク装置要部の側面図、図8は本発明の実施の形態におけるディスク記録再生時のディスク装置要部の側面図である。
次に、図4に示すように、図示していない動力源を動作させることにより、記録再生ディスク12Cより装置下側の下トレイ21bや中間トレイ21cや収納された光ディスク12を装置下側に搬送する。これにより、回動アーム30をディスク収納装置20の中に進入可能にする。
また、上トレイ21aにも中間トレイ21c同様に図示していないディスク外周保持部材が配置され、ディスク収納装置20の最上段に収納された光ディスク12を記録再生する場合にも同様の動作を行う。
なお、上トレイ21aや中間トレイ21cに配置されたディスク外周保持部材は、回動アーム30の回動動作範囲を逃げた位置に構成されている。
上述のように上トレイ21aや中間トレイ21c、図示していないディスク外周保持部材を配置することにより、ディスク収納部20の薄型化と回動アーム30の回動動作範囲を両立しつつ、上トレイ21aや中間トレイ21cや下トレイ21bをディスク収納部20に収納された光ディスク12の外径全周と接続するように構成されている。
なお、図7の状態では、記録再生ディスク12Cの1段上に収納された光ディスク12は中間トレイ21cに配置された図示していないディスク外周保持部材により保持されており、光ディスク12の装置下方向への変位も規制されている。
なお、記録再生ディスク12Cをディスク収納装置20に収納する場合には、上述のような記録再生動作の逆の動作を行う。
また、回動アーム30を作業空間に対応して上下移動させるとともに回動させて作業空間内における記録再生位置に位置決めするとともに所望の光ディスク12をターンテーブル31の上に載置する。そして、ピックアップ34をサスシャーシ33に沿って移動させて、光ディスク12Aに対して記録再生を行うものである。
また、ラジオ2やカセットテープ再生装置3等を備えたカーオーディオ装置1に内蔵されている場合について説明したが、その他、光ディスク装置10が単独の場合についても同様に実施可能である。
12 光ディスク
13 本体
17 バネ部材(付勢手段)
21 トレイ
22a 中空部
Claims (7)
- 複数の光ディスクを内部に収納可能な本体と、前記本体の内部において前記各光ディスクを個別に保持する複数のトレイとを備えている光ディスク装置であって、
前記各トレイの外周部と前記各トレイに保持された光ディスクの外周部とが略全周に亘って接触した光ディスク装置。 - 前記各トレイは、前記各トレイに保持された光ディスクと略同心の中空部を有した請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記各トレイが前記各光ディスクを厚み方向に押し挟む方向に付勢する付勢手段を有した請求項1または請求項2記載の光ディスク装置。
- 前記付勢手段は、外部からの振動を付勢する付勢力を有した請求項3記載の光ディスク装置。
- 前記付勢手段は、前記トレイと載置された前記光ディスクの接触面とを密接させる付勢力と外部からの振動を付勢する付勢力との和よりも大きい付勢力を有した請求項3記載の光ディスク装置。
- 前記付勢手段が前記各トレイに対して複数箇所設けられた請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 前記付勢手段は、一端が前記トレイに固定され他端が前記本体に固定されたバネ部材からなる請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の光ディスク装置。
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