JP2006059000A - マーカー物質放出装置及びマーカー物質放出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象者に対して確実にマーキングを行うことができ、且つ期を逸することなく有用時に使用できるマーカー物質放出装置、及びマーカー物質放出システムの提供。
【解決手段】 マーカー物質を封入した容器と、該容器又は容器内のマーカー物質を放出する起動装置とを含み、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるマーカー物質放出装置であり、前記起動装置は、火薬と当該火薬の着火手段を含んで構成され、前記マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質は、当該着火手段の作動によって着火された火薬の燃焼エネルギーによって放出される、マーカー物質放出装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、強盗犯人等に対して、その者を特定するためのマーカー物質を放出する装置、及びこれを用いて形成されたマーカー物質放出システムに関する。
従来、銀行やコンビニエンスストアー、郵便局などで強盗事件などが発生した場合、逃走する犯人にカラーボールを投げ付け、衣類に塗料を付着させることで犯人を特定することが行われている。このカラーボールは、球状の容器の中にペイントを封入したものであり、対象者に向かって投げつけ、それが当たった場合に容器が破壊し、内部のペイントを対象者に付着させるもので、付着した塗料に基づき犯人等を特定することができるものとして提供されている。
しかし対象者に向かって人が手で投げ付けるものであることから、対象者との距離が長くなったり、投球技術が十分でない者が使用する場合には、ボールが届かなかったり、ねらいが外れたりすることがある。
そこで従来、次の文献に示されるような装置が提案されている。
即ち、特許文献1では、火薬の作動によってガスを爆発させ、その力を利用して目印をつける部分を対象者に当てる装置が提案されている。また特許文献2では、カラーボールをスプリングの力で押し出す機構の装置が提案されている。
これらはいずれも有用時、具体的には犯人の逃走時等に使用されることになるが、銀行や郵便局、コンビニエンスストア、農協などで、通常の業務を行う人員が常に携行するには不便であることから、通常は一定の箇所に保管され、有用時に取り出して使用するということになる。併しながら、事件が発生してから、その保管場所に取りに行く間に犯人が逃走する可能性もあり、依って実用的とは言い難い。
特開2003−141651号公報 特開2003−148895号公報
本発明は、強盗犯人などの対象者に対して、確実にマーキングを行うことができ、更に期を逸することなく、有用時に使用することのできるマーカー物質放出装置、及びマーカー物質放出システムの提供を課題とする。
本発明は前記課題を解決するために、以下に示すマーカー物質放出装置及びマーカー物質放出システムを提供する。
〔課題を解決するための第1手段〕
本発明は前記課題を解決するために、火薬の燃焼によって生じる燃焼エネルギーを利用して、マーカー物質又はマーカー物質が収容された容器を放出するマーカー物質放出装置、及びこれを用いたマーカー物質放出システムを提供する。
即ち本発明に係るマーカー物質放出装置は、マーカー物質を封入した容器と、該容器又は容器内のマーカー物質を放出する起動装置とを含み、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるマーカー物質放出装置であり、前記起動装置は、火薬と当該火薬の着火手段を含んで構成され、前記マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質は、当該着火手段の作動によって着火された火薬の燃焼エネルギーによって放出されるマーカー物質放出装置である。
かかる第1手段のマーカー物質放出装置は、常に人(作業者)が携行するものではないことから、通常業務を行う上で嵩張ったり邪魔になることはない。また特定したい対象者、即ちマーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質の放出対象となる対象者で、強盗などの犯罪者等(以下、単に「対象者」とする)の通路、即ち建築構造物の出入口近傍又は通路に配置して使用するものであるから、有用時にはすぐに使用することができ、移動する対象者に対しても遅滞なくマーカー物質(又はマーカー物質が充填された容器)を放出することが可能である。更に火薬でマーカー物質を発射する装置ではあるが、前記特許文献1及び2に記載された装置とは異なり、配置乃至設置して使用されるため、対象者へのねらいが外れることがなく、確実に対象者を特定することが可能である。そして比較的対象者の近くで火薬を着火させて作動させるものであることから、着火時の衝撃音で、対象者がひるんだりする事から、さらにマーカー物質を命中させやすくすることができる。
なお、本発明の装置を配置する通路とは、建物の屋内だけでなく、屋外とすることができる。
上記第一手段のマーカー物質放出装置では、マーカー物質が封入された容器を放出する他、当該容器内のマーカーだけを放出することができる。マーカー物質が封入された容器の放出は、火薬の燃焼によって生じたガスの圧力によって当該容器を発射する他、予め加圧ガスを充填した容器を火薬の燃焼エネルギーで破壊することによって得られるガス圧力、或いは保存された運動エネルギー(バネの弾性エネルギー等)を火薬の燃焼エネルギーによって開放することによって得られる運動エネルギー等を利用することができる。また容器内のマーカー物質の放出は、火薬の燃焼に依って生じるガス圧力で当該容器を直接破裂する他、火薬の燃焼に依って生じるガス圧力でピストンその他の部材を駆動させ、当該ピストンその他の部材でマーカー物質が充填された容器を破裂することができる。
また上記第一手段のマーカー物質放出装置で、作動時に於いて容器内のマーカーだけを放出させる場合には、当該マーカー物質を、建築構造物の出入口又は通路に対して放出することが望ましい。具体的には、出入口或いは通路に対する横方向から或いは上方向から放出する場合、あるいは逃走する対象者の前方、或いは後方より発射乃至放出する場合を含む。
〔課題を解決するための第2手段〕
また本発明は、前記課題を解決するために、建築構造物の出入口又は通路を遮る方向にマーカー物質を放出するマーカー物質放出装置を提供する。
即ち、本発明に係るマーカー物質放出装置は、マーカー物質を封入した容器と、該容器内のマーカー物質を放出する起動装置とを含み、建築構造物の出入口又は通路に設置されるマーカー物質放出装置であり、前記マーカー物質を封入した容器は、建築構造物の出入口又は通路に設置された状態で起動装置によって破裂され、当該建築構造物の出入口又は通路に対して(又は向けて)マーカー物質を放出するマーカー物質放出装置である。
かかる第2手段のマーカー物質放出装置は、常に人(作業者)が携行するものではないことから、通常業務を行う上で嵩張ったり邪魔になることはない。また特定したい対象者、即ち容器内のマーカー物質の放出対象となる者で、強盗などの犯罪者等(以下、単に「対象者」とする)の通路、即ち建築構造物の出入口近傍又は通路に配置して使用するものであるから、有用時にはすぐに使用することができ、移動する対象者に対しても遅滞なくマーカー物質を放出することが可能である。
特に、マーカー物質を封入した容器は、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置された状態で起動装置によって破裂され、当該建築構造物の出入口又は通路を遮る方向にマーカー物質を放出することから、対象者へのねらいが外れることがなく、確実に対象者にマーカー物質を放出することが可能である。なお、この本発明の装置を配置する通路とは、建物の屋内だけでなく、屋外とすることもできる。
この第2手段に係る発明において、起動装置は火薬を用いたものに限ることなく、モーターその他の駆動装置や駆動機構を使用することができるが、望ましくは火薬を用いたものが使用される。
上記第2手段のマーカー物質放出装置において、「建築構造物の出入口又は通路に対してマーカー物質を放出する」とは、マーカー物質を付着させるべき対象者が通過する当該建築構造物の出入口又は通路に対して、そこを通過する対象者の横方向、前方、上方又は後方からマーカー物質を放出することを意味するものであり、マーカー物質は、当該建築構造物の出入口又は通路に向けて、対象者(即ち犯罪者)に対して発射又は放出されることになる。例えば、マーカー物質は、当該建築構造物の出入口又は通路に対して、当該出入口又は通路を遮る向きに展開するように(例えばカーテン状に)放出することもできる。ここで出入口又は通路を遮る向きとは、マーカー物質を付着させるべき対象者が、当該建築構造物の出入口又は通路を通過する場合に、その通過を遮る方向であり、当該対象者の進行方向に交差する向きのことである。そしてマーカー物質は、少なくとも当該建築構造物の出入口又は通路を遮る方向に、何れかの時点において展開する面を含むように放射されれば良い。
依って、この第2手段のマーカー物質放出装置では、マーカー物質を、下方に広がる扇状、又はカーテン状に放射する他、マーカー物質を水平方向に噴出した後、これが自重で落下し、建築構造物の出入口又は通路を遮る方向に展開する面を形成するようにしても良く、何れの場合であっても、対象者へのねらいが外れることがなく、確実に対象者にマーカー物質を放出することが可能となる。
〔課題を解決するための第3手段〕
上記本発明に係るマーカー物質放出装置を用いて、本発明にかかるマーカー物質放出システムを構築することができる。かかるマーカー物質放出システムは、本発明に係るマーカー物質放出装置と、マーカー物質等の放出対象者の移動又は存在を検知する検知センサと、該検知センサからの検知信号を受信して起動装置に作動信号を送信するコントロールユニットとを含んで構成される事が望ましく、更に検知センサの検知結果に基づく起動装置の作動を動作可能にするメインスイッチを備え、このメインスイッチは遠隔操作可能なものとして構成されている事が望ましい。
メインスイッチは、本発明に係るマーカー物質放出装置を作動可能状態、即ち、マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質を放出し得る状態にするものであり、例えば、センサによる対象者の検知や、コントロールユニットからの作動信号の送信などを行い得る状態にするものである。このメインスイッチは、当該マーカー物質放出装置ならびにコントロールユニットから離れた場所に設置されることが望ましく、電気的導線でマーカー物質放出装置ならびにコントロールユニットに繋げられて存在するスイッチとする他、無線方式でマーカー物質放出装置を作動可能状態にするスイッチ、或いは音声、光、振動その他の外的要因に基づいてマーカー物質放出装置を作動可能状態にするスイッチ(例えば音響識別装置など)とすることができる。
メインスイッチにより作動可能状態にされたマーカー物質放出装置は、検知センサーによってマーカー物質等の放出対象者(例えば、強盗などの犯罪者)の移動又は存在を検知し、この検知センサからの検知信号を受信してコントロールユニットが起動装置に作動信号を送信し、起動装置の作動によってマーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質を放出することができる。一方、仮にメインスイッチによってマーカー物質放出装置本体が作動可能状態になっていなければ、如何に検知センサがマーカー物質等の放出対象者(例えば、強盗などの犯罪者)の移動又は存在を検知したとしても、マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質が放出されることはない。なおメインスイッチは、検知センサ並びにコントロールユニット自体の起動を制御するものであっても良い。
上記検知センサとしては、対象者の移動する速度を認知し得るものが使用されることが望ましい。かかる検知センサを用いれば、起動装置を作動させるタイミングを計ることができ、最適なタイミングでマーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質を放出する事ができるためである。例えば検知センサを2つ用意し、2つのセンサ間を対象者が移動する時間を測定することで、対象者の移動速度を算出することもできる。なお、このような検知センサを用いることなく、遠隔操作によって起動装置を作動させることも可能である。かかる遠隔操作の手段については、前記メインスイッチに示したものと同じものを使用することができる。ただし遠隔操作では、メインスイッチが起動状態の時にのみ作動するようにしておくのが好ましい。
また、コントロールユニットは検知センサから入力した信号に基づき、起動装置に作動信号を出力するものであり、必要に応じて作動信号の出力タイミングを演算する演算手段(中央処理装置など)を含んで構成することができる。
〔本発明における望ましい実施の形態〕
上記本発明に於いて、建築構造物とはビル、家屋などの建築物の他、門、ゲート、乗り物、その他の構造物を含み、少なくとも人が通過し得る出入口や通路を備えるものである限り、建築構造物に含まれ、本発明に係るマーカー物質放出装置を設置することができる。また係る建築構造物の出入口近傍とは、当該建築構造物の出入口を通過する人に対して、マーカー物質やマーカー物質が充填された容器を放出し得る範囲の場所であり、例えば出入口の上や横に存在する壁、出入口近くの床等の他、出入口に設けられるドアなどが該当する。更に建築構造物の出入口近傍や通路は、当該建築構造物の内外の何れでも良い。
上記本発明に於いて使用される「マーカー物質」とは、これが付着された者(対象者)を識別することができるようなものであり、望ましくは対象者に色又は臭気を付着させることのできる材料である。また夜間でも対象者を目立たせるように、蛍光色を発する材料(蛍光塗料など)を用いるものであっても良い。このような着色性(蛍光性を有するものを含む)又は臭気性を有する材料は、液状或いは粉状の性状を有することにより、当該マーカー物質を広範囲に飛散することができ、より確実に対象者に付着させる事ができる。マーカー物質として、着色性を有するものが選択される場合、当該マーカー物質には、従前のカラーボールに使用されるものと同じ組成物を使用することができる。また臭気性を有するものが選択される場合、臭気を有するものであれば如何なる材料でも使用できるが、望ましくは、付着した臭気に基づき、対象者を確実に捜索可能なように、長時間臭気性を損なわない香料や薫料等を使用する。特に、臭気性、より詳細には対象者に臭気を付着させる性質を有するものがマーカー物質として使用された場合、これが付着された対象者を、警察犬等の導入によって追跡することができる。或いは対象者自身の動きを奪うように、マーカー物質の内に催涙性の物質を含むものを使用することもできる。またマーカー物質に代えて催涙性の物質(液状、粉状、気体状のものを含む)を使用することができる。
また、前記マーカー物質は容器内に充填されることになるが、当該容器内には、マーカー物質と共に加圧ガスを封入することが望ましい。マーカー物質と共に加圧ガスを封入することにより、マーカー物質は加圧ガスによって加圧状態で容器内に密閉される。そして容器の破裂と同時にマーカー物質は広範囲に飛散することから、対象者への命中率を向上させることができる。マーカー物質の加圧状態は、当該マーカー物質の飛散乃至放出を補助する程度で十分であり、過剰に加圧させる必要はない。例えば、容器内の加圧ガスの圧力を110kPaから150kPaにすることができる。またかかる加圧ガスには窒素、空気などを使用することができる。
更に、本発明のマーカー物質放出装置が、マーカー物質を放出するものである場合、マーカー物質が充填される容器は、他の部材とは別個独立に形成された容器である他、後述のマーカー物質放出装置を構成するケース内に区画された容器又は室(チャンバ)とすることができる。またこの場合、前記起動装置は、マーカー物質が充填された容器の一部に当接させて配置する他、容器から一定の間隔をあけて配置することもできる。かかるマーカー物質を充填した容器には、起動装置の作動によって容器全体が破壊するような脆弱部を形成する事が望ましく、これにより、マーカー物質が一定の方向に集中的に飛散するのを防いで、当該マーカー物質を広範囲に放出することができる。なお容器に対して起動装置を一体に構成することも可能である。
本発明に於ける起動装置は、着火電流によって作動する電気式点火器を含んで構成されることが望ましい。かかる電気式点火器は、火薬と着火手段(電気的抵抗線など)とを含んで構成されるものであり、当該電気式点火器は、マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質の放出の妨げにならない箇所、即ち、マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質が放出される方向を避けた位置に設けられることが望ましい。このように点火器を配置することで、当該点火器はマーカー物質が封入された容器又はマーカー物質の飛散乃至放出の妨げとならず、またマーカー物質を広範囲に放散することができる。
更に、マーカー物質を封入した容器と起動装置は、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるケース内に、着脱自在に保持されている事が望ましい。このように形成すれば、起動装置や容器を取り替えることで、当該マーカー物質放出装置を繰り返し使用することが可能になる。容器や起動装置のケースに対する固定は、クランプやネジ、ベルトなど公知の取付手段によって行うことができる。
本発明により、強盗犯人などの対象者に対して、確実にマーキングを行うことができ、更に期を逸することなく、有用時に使用することのできるマーカー物質放出装置、及びマーカー物質放出システムの提供を課題することができる。
〔マーカー物質放出システムに関する実施の形態〕
図1はマーカー物質放出システムの実施の形態を示すシステム構成略図である。但し、この図は本発明に係るマーカー物質放出システムの一例を示すものであり、本発明はこの図に示すものに限定されるものではない。
この図1に示すマーカー物質放出システムは、後述するマーカー物質放出装置(起動装置を含む)とコントロールユニットとの間がリードワイヤで接続されており、このリードワイヤーを介して起動装置に着火電流を送るものとなっている。コントロールユニットには、更にセンサ1及びセンサ2が接続されており、これらのセンサ1、2の間を犯人など対象者が移動することで、その移動速度を測定し、起動装置へ着火電流を発生させるタイミングを計測することができる。勿論センサは1つでもよく、この場合には、当該1つのセンサを対象者が横切ってから一定時間経過後に起動装置に着火電流を送るというシステムを構築することができる。なおセンサ以外にも手動でマーカー物質放出装置を起動させるスイッチ(遠隔操作可能なものを含む)を設けても良い。特にセンサを使用する場合、装置全体をスタンバイ状態にするメインスイッチ(オン状態でセンサの反応により装置が作動し、オフ状態ではセンサが全く反応しない状態とするスイッチ)を備えておく方が良い。
そしてこのシステム全体を作動させるために、コントロールユニットは外部電源回路へ接続されている。
図2は本実施の形態に係るマーカー物質放出システムの取付状態を示す全体略図である。
この図2に示す態様は、銀行、郵便局、コンビニエンスストア、農協などの建築構造物の入口ドア10の上に、マーカー物質放出装置20を配置した態様となっている。但し、マーカー物質放出装置20は入口ドア10の上でなく横壁11に取り付け、犯人の逃走経路に向けて配置するようにしても良い。あるいはドア10の周りに複数取り付けても良い。また店舗等の建築構造物の内側でなく、外側に取り付けても良い。
マーカー物質放出装置(起動装置)20から伸びたリードワイヤ25は、コントロールユニット30に接続されている。コントロールユニット30は対象者から見えない所、例えば従業員の控え室などに配置することができる。さらに入口近傍の横壁11には2つのセンサ40、41を所定の間隔をあけて配置し、それぞれのセンサをコントロールユニット30に接続することで、対象者の移動速度を測定乃至は計算し、当該マーカー物質放出装置20の作動タイミングを最適なものとすることができる。例えば犯人がこの2つのセンサ40,41の間(センサ間距離R)を通過するのに要した時間(T)を測定し、犯人の逃走スピード(R/T)を計算することができ、したがって、センサ40,41を犯人が通過した後、どのタイミングで起動装置に着火電流を流せば犯人にマーカー物質が的確に発射されるかを算定乃至は特定することができる。
なおこのマーカー物質放出装置20は、センサ40,41によって作動する他、手動スイッチ50(遠隔操作可能なものを含む)にて作動させることも可能である。手動スイッチ50はコントロールユニット30に接続されており、スイッチ50自体は例えば店舗内のカウンタ内部等の目立たない場所に配置するのが望ましい。またこのスイッチ50は1つだけでなく複数設置し、どのスイッチを押しても起動することが出来るようにしておくと、有用時(即ち、作動が必要なときで犯罪発生時など)に即作動させることが出来るため好ましい。
一方、センサ40,41によって装置20を作動させる場合、有用時以外は作動させないように、メインスイッチ51を設けておくことが好ましい。このメインスイッチ51は、本実施の形態に於いてはコントロールユニット30に接続されているが、その他にも検知センサー40,41やマーカー物質放出装置20等に接続することができる。このメインスイッチ51は、これをオフ状態(非作動状態)にしておくことで、通常の来客時には装置が作動しないようにするものである。このメインスイッチ51も検知センサ40,41、マーカー物質放出装置20、コントロールユニット30のオン/オフ状態を遠隔操作可能なものとして形成されていることが望ましく、例えば店舗カウンタ内部等の目立たない場所に複数配置しておき、このスイッチ51がオフの場合は、前記手動スイッチ50を押しても装置は作動しないようにしておく。
以上のように構成された図1に示すマーカー物質放出システムでは、例えば犯罪などが発生した場合には、メインスイッチ51をオン(作動可能)の状態にし、逃走する犯人の移動をセンサー2(41)及びセンサー1(40)で検知し、その検知信号によってコントロールユニット30がマーカー物質放出装置20の最適な作動タイミングを算出し、マーカー物質放出装置20に対して作動信号を送信する。この作動信号に基づき、マーカー物質放出装置20は作動し、移動する犯人に対してマーカー物質又はマーカー物質が充填された容器を放出し、当該マーカー物質を犯人に付着させることができる。
かかるマーカー物質放出システムでは、例えば以下に示すマーカー物質放出装置を使用することができる。
〔マーカー物質放出装置に関する実施の形態1〕
図3及び4は、マーカー物質放出装置の実施の形態を示す鉛直方向横断面図である。この図3及び4では、マーカー物質放出装置20,20'を建築構造物の入口ドア10上方の壁12等に取り付けた状態を示しており、両図面に示すマーカー物質放出装置20,20'は、壁12に固定されたケース21と、このケース21に対して着脱自在に取り付けられた起動手段としての電気式点火器60と、同じくケースに対して着脱自在に取り付けられたマーカー物質が封入された容器23(以下、マーカー物質封入容器)で構成されている。電気式点火器60及びマーカー物質封入容器23が、ケース21に対して着脱自在に設けられているため、一度使用した装置であっても、これら電気式点火器60やマーカー物質封入容器23を新たに入れ替えることで繰り返し使用することが可能である。
ケース21は、建築構造物の壁などに対してネジ、接着剤その他の部材乃至材料によって固定する他、当該壁面12に埋設することができる。このケース21は、少なくとも前記電気式点火器60の設置部分27と、前記マーカー物質封入容器の設置部分26又は26'とを備えて形成されている。
電気式点火器の設置部分27は、図3及び4に示すマーカー物質放出装置20,20'において、共に点火器60を螺着し得るようなねじ孔として形成されているが、マーカー物質封入容器の設置部分26又は26'については、図3に示すマーカー物質放出装置の当該設置部分26は、側面及び底面に、マーカー物質を放出する為の多くの貫通孔24を設けたカップ状に形成され、一方、図4(a)及び(b)に示すマーカー物質放出装置の当該設置部分26'は、マーカー物質封入容器23の底面を支持する、貫通孔24を設けた台部28と当該容器23の側面を支持するクランプ29との組合せとして形成されている。図4(a)及び(b)の態様に於いて、クランプ29の代わりにベルトなどを使用することもできる。なお、図4(a)はマーカー物質放出装置20'の断面略図を示しており、図4(b)は図4(a)におけるマーカー物質放出装置20'を上方から見た図(平面図)である。
前記電気式点火器の設置部分27とマーカー物質封入容器の設置部分26又は26'とは、マーカー物質封入容器の設置部分26又は26'に設置されたマーカー物質封入容器23が、電気式点火器の設置部分27に設置された点火器60の作動によって生じる作動エネルギーによって、破壊されるような位置関係である必要がある。即ち、設置された点火器60とマーカー物質封入容器23とが当接乃至近接するような位置関係、或いは設置された点火器の作動エネルギーが実質的に減じられることなくマーカー物質封入容器23に導かれるような位置関係に形成される必要がある。図3及び4に示すマーカー物質放出装置20,20'では、点火器60とマーカー物質封入容器23とを近接させ、且つ点火器60の作動エネルギーの放出方向にマーカー物質封入容器23が存在するように構成している。
また、この図3及び4に示す態様では、点火器60は建築構造物の壁12とマーカー物質封入容器23との間に存在し、当該点火器60の存在位置は、作動時にマーカー物質が飛散すべき方向とはなっていないことから、当該点火器がマーカー物質の広範囲への飛散を妨害することはない。
マーカー物質封入容器23には、マーカー物質として従来のカラーボール等に使用されている塗料などの液状物質と、加圧ガスが封入されている。その結果、当該容器23が破壊された場合には、当該加圧ガスの圧力によって、マーカー物質を勢いよく且つ広範囲に放出させることができる。そしてマーカー物質封入容器23の側面には、図3の態様に示したような脆弱部22を形成することができる。このような脆弱部22を形成することにより、点火器60の作動エネルギーによって当該容器23を全体的に破壊することができ、これによりマーカー物質が所定の方向に集中して飛散するのを防止することができる。
起動装置としての電気式点火器60は、図7に示すように、導電性ピン61を貫通させたボディー62と、導電性ピン61-61間に連架された電気的抵抗線63(即ち着火手段)と、この電気的抵抗線に接するように配置された点火薬64(即ち火薬)とを含んで構成されており、当該ボディーの周面にはネジ溝が設けられている。この点火器60は、前記前記ケース21に設けられた電気式点火器の設置部分27(ねじ孔)に螺着されており、螺着方向先端側(即ち、マーカー物質封入容器23が存在する側)には、電気式点火器と、その設置部分との間にOリング70を設けて両者間を密閉している。このOリング70はマーカー物質が飛散した際に、これがコネクタ側(即ち、リード線25側)へ流れるのを防止し、再利用の際にもコネクタと起動装置(具体的には点火器60)の電気的導通を確保するものである。この電気式点火器60は、コネクタを介して前記コントロールユニット30と接続されており、当該コネクタは電気式点火器60に対して着脱可能に取り付けられている。
〔マーカー物質放出装置に関する実施の形態2〕
図5はマーカー物質放出装置の別の実施の形態を示しており、この図に示すマーカー物質放出装置では、マーカー物質封入容器123と起動装置160とを一体化したものが使用されている。
即ち、実質的に前記図7に示した点火器と同じように構成された起動装置160を、当該マーカー物質封入容器123の底部に一体状に取り付け、これをケース121に設置したものを用いて成るマーカー物質放出装置である。
この図5に示す態様では、マーカー物質封入容器内123の底面に起動装置160を一体化しており、起動装置160における前記点火器60の導電性ピンに相当する端子は、当該マーカー物質封入容器123の底面を貫通して、外側に露出している。但し、起動装置160は、マーカー物質封入容器123の底面の外側の面に一体化することもできる。
そしてケース121には、前記コントロールユニットに接続する端子122が設けられ、マーカー物質封入容器123をケース121に設置する際には、当該ケースに設けられた端子122が起動装置の端子(図示せず)と電気的に接続するものとして形成されている。なお端子122の周囲にはOリングなどを配置し、装置起動の際にマーカー物質が流れ込まないようにし、再利用の際の導通を確保するのが望ましい。
〔マーカー物質放出装置に関する実施の形態3〕
図6は、作動時にマーカー物質封入容器を放出して、これを対象者に当てる様に構成されたマーカー物質放出装置を示す軸方向に沿う断面図である。
この図に示すマーカー物質放出装置は、軸方向一端側を開放した筒状ハウジング内に、マーカー物質が封入されたマーカー物質封入容器108を挿入して成り、当該ハウジングの閉塞された側の端部(底面102)の中央には、外側に窪んだ点火器収容室115を設け、当該収容室115の底面に、作動信号(即ち、着火電流)によって作動する電気式点火器104を設置している。この点火器には、前記コントロールユニットから送信される作動信号を伝えるリードワイヤー105が接続されている。
マーカー物質封入容器108は、開放した先端部を薄膜111で閉塞した筒状の容器であって、その内部空間には従来のカラーボールなどに使用される塗料が充填されている。このマーカー物質封入容器108は、薄膜とは反対側に存在する底面110を、前記点火器104に対向させた状態で前記ハウジング内に配置されており、当該底面110は、点火器の作動に際しても損傷を受けることのない程度の強度を有する材料、あるいは厚みに形成されている。
前記ハウジングの側壁101の内面には、収容されたマーカー物質封入容器108の側面部109の先端部を係止する突起113が形成されており、当該マーカー物質封入容器108は、この突起113に支持されて、ハウジング内に固定されている。
この図6に示す態様では、マーカー物質放出装置を建築構造物の壁面などに固定するためのステー114が取り付けられており、当該マーカー物質放出装置は、そのハウジングの開口を建築構造物における出入口や通路に向けて配置されることになる。
この実施の形態3に示すマーカー物質放出装置は、前記コントロールユニットから送信された作動信号によって点火器が作動すると、その衝撃波、燃焼ガスなどによって点火手段収容室115内の圧力が上昇し、マーカー物質封入容器108をハウジング106の開口部103側に押し出す。この時、容器108は突起113による支持力に抗して移動し、最終的に当該開口部103から放出乃至発射される。ハウジング106から飛び出たマーカー物質封入容器108は、犯人などの対象者に命中し、先端部の薄膜111が破裂することで、当該対象者に対してマーカー物質を付着させる。
本実施の形態に係るマーカー物質放出装置は、上記のようにマーカー物質封入容器108を飛翔させて犯人に命中させるものであることから、必ずしも建築構造物における出入口近傍や通路に設置する必要はないが、対象者への命中精度を高めるためには、当該出入口近傍や通路に設置することが望ましい。
マーカー物質放出システムの実施の形態を示すシステム構成略図 本実施形態に係るマーカー物質放出システムの取付状態を示す全体略図 マーカー物質放出装置の実施形態を示す鉛直方向横断面図 マーカー物質放出装置の実施形態を示す鉛直方向横断面図 マーカー物質放出装置の他の実施形態を示す鉛直方向横断面図 マーカー物質放出装置の更に他の実施形態を示す鉛直方向横断面図 電気式点火器を示す断面略図
符号の説明
1,2 センサー
10 ドア
11 横壁
12 壁面
20 マーカー物質放出装置
21 ケース
22 脆弱部
23 マーカー物質封入容器
29 クランプ
30 コントロールユニット
40 検知センサ
50 手動スイッチ
51 メインスイッチ
60 点火器
61 導電性ピン
62 ボディー
63 電気的抵抗線
64 点火薬
104 点火器
106 ハウジング
108 マーカー物質封入容器
111 薄膜
115 点火器収容室
121 ケース
122 端子
123 マーカー物質封入容器

Claims (9)

  1. マーカー物質を封入した容器と、該容器又は容器内のマーカー物質を放出する起動装置とを含み、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるマーカー物質放出装置であり、
    前記起動装置は、火薬と当該火薬の着火手段を含んで構成され、
    前記マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質は、当該着火手段の作動によって着火された火薬の燃焼エネルギーによって放出される、マーカー物質放出装置。
  2. 前記マーカー物質が封入された容器の放出は、前記火薬の燃焼エネルギーによって当該容器を発射することにより行われ、前記容器内のマーカー物質の放出は、火薬の燃焼エネルギーによって当該容器を破裂させることにより行われる請求項1に記載のマーカー物質放出装置。
  3. マーカー物質を封入した容器と、該容器内のマーカー物質を放出する起動装置とを含み、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるマーカー物質放出装置であり、前記マーカー物質を封入した容器は、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置された状態で起動装置によって破裂され、当該建築構造物の出入口近傍又は通路に対してマーカー物質を放出する、マーカー物質放出装置。
  4. 前記容器中にはマーカー物質と共に、加圧ガスが封入されている請求項1〜3の何れか一項に記載のマーカー物質放出装置。
  5. 前記マーカー物質は、着色性を有するか、又は臭気性を有する液状或いは粉状の物質である請求項1〜4のいずれか一項に記載のマーカー物質放出装置。
  6. 前記起動装置は、着火電流によって作動する電気式点火器を含んで構成され、当該電気式点火器は、前記火薬と着火手段を含んで構成されており、当該電気式点火器は、マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質の放出の妨げとならない箇所に設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のマーカー物質放出装置。
  7. 前記マーカー物質を封入した容器と起動装置は、建築構造物の出入口近傍又は通路に設置されるケース内に、着脱自在に保持されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のマーカー物質放出装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のマーカー物質放出装置と、
    マーカー物質が封入された容器又は容器内のマーカー物質を放出する対象者の移動又は存在を検知する検知センサと、
    該検知センサからの検知信号を受信して起動装置に作動信号を送信するコントロールユニットとを含んで構成されるマーカー物質放出システム。
  9. 更に、検知センサの検知結果に基づく起動装置の作動を動作可能にするメインスイッチを備え、当該メインスイッチは遠隔操作可能なものとして構成されている請求項8に記載のマーカー物質放出システム。
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