JP2006058566A - 画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、ならびにプログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、ならびにプログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置による印刷処理サービスの提供において非接触式の記憶媒体による精算を実現するにあたり、当該非接触式の記憶媒体の利便性を損なうことなく、サービスの利用量に適した金額を課金する構成を安価に提供する。
【解決手段】 画像データを処理し印刷処理する画像形成装置であって、利用予定金額を入力し(500)、ICカードをあてると(510)、入力された利用予定金額に基づいて、ICカードが書き換えられ、利用予定金額の範囲内で印刷処理が実行され(530)、印刷処理後にICカードを当てると(540)、利用予定金額よりも印刷処理を実行したことにより発生した利用金額の方が少ない場合に、前記利用予定金額と前記利用金額との差額を表示する(560)機能を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタなどの画像形成装置における課金処理技術に関する。
従来から、複写機やプリンタなどの画像形成装置により作成された印刷物の料金を印刷結果に応じて計算し提示することで、有料で印刷処理のサービスを提供する画像形成装置が知られている。かかる画像形成装置では、プリント或いはコピー終了後に、記録紙サイズ毎に利用した料金を演算し、演算結果を提示することにより、ユーザから料金を徴収することとしている。
また、従来から、複写機などの画像形成装置にコインラックを接続し、ユーザに予め料金を投入させることで、当該投入した料金の範囲内でコピー等の印刷処理のサービスを提供する画像形成装置が提案されている。かかる画像形成装置では、コピー実行後にコピー実行に要した費用を差し引いた金額を返金するか、設定したコピーの要求内容に対し投入金額不足でコピー実行の継続が不可能となった時点で、コピーの要求内容と無関係に一律にコピー実行を停止するように構成されている。
一方、近年、料金の支払いにおいて非接触ICカードを用いる精算システムが普及してきている。例えば、特開平10−91823号公報では交通機関の切符や定期券を非接触ICカードに置き換えた自動改札装置ならびに精算システムが提案され、また、特開2003―228750号公報では、清涼飲料を発売する自動販売機での非接触ICカードによる精算システムが提案されている。
このような、非接触ICカードを用いた精算システムの普及に伴い、上述した画像形成装置による有料の印刷処理サービスの提供にあたっても、非接触ICカードによる精算の実現が望まれている。
ここで、非接触ICカードを含めたICカードを用いた精算システムをコンビニエンスストアなどに普及している印刷処理サービス(コピーサービス)に適用したものとしては、例えば特開2002−328797号公報が挙げられる。同公報によれば、プリペイド式ICカード内にユーザIDとあらかじめユーザがチャージした料金とを登録しておき、ユーザIDとパスワードを組み合わせることによりコピーサービスを実現している。
しかしながら、かかる方式によれば、画像形成装置にはめ込み式のICカードリーダ部を設け、このはめ込み部にプリペイド式ICカードを装着し、ICカードとの通信を行う必要があり、通信中にプリペイドICカードが脱落した場合等にはうまく通信できないといった問題がある。
そこで、例えば、特開2002−245519号公報では、非接触ICカードを読み書きする通信中に誤って非接触ICカードを取り除かれることを回避すべく、通信中に非接触ICカードを取り除くことができないようにするための、物理的なカバーを設けることを提案している。しかし、かかる物理的なカバーを設けることはコスト面において好ましくなく、また、非接触ICカードの利便性(ICカードリーダ部に軽くかざすだけで、素早く情報の授受が行われるという利便性)が損なわれるという点でも好ましくない。
一方、非接触ICカードを接触させ、「課金」(非接触ICカードに記憶されている電子マネー情報の書き換え)を行うと同時に商品である清涼飲料を提供する上記自動販売機の場合と異なり、コンビニエンスストアなどに普及しているコピーサービスは、記録紙に印刷処理するたびに課金が発生し、なおかつ複数枚印刷処理する場合には1枚ずつ印刷処理するたびに課金を行う必要があるという、特異な利用形態となっている。
そして、このような利用形態のもとでも、非接触ICカードの利便性を保つためには、印刷処理開始前、または印刷処理終了後のタイミングでまとめて課金を行う構成とすることが望ましい。
コピーサービスの印刷処理開始前に課金を行う提案としては、例えば、下記特許文献1が挙げられる。同文献によれば、印刷処理する原稿の読み込みと印刷処理するモードの設定をあらかじめユーザに行わせ、印刷処理時に必要となる料金を先に表示させ、印刷処理開始前に課金を行うこととしている。
一方、コピーサービスの印刷処理終了後に課金を行う提案としては、例えば、下記特許文献2が挙げられる。同文献によれば、これまでの画像形成装置は、印刷処理された印刷物が出力トレイにむき出しで積載されるがゆえ、印刷処理終了後に課金することとすると、ユーザは課金操作を行わなくても印刷物を得ることができてしまうという問題に鑑みて、外部から直接取り除けない画像形成装置機内のメールボックスに印刷物を一旦積載し、正常に課金が行われた場合にのみ、当該画像形成装置内のメールボックスから画像形成装置外の出力トレイに印刷物を排出することにより、印刷処理終了後の課金を実現している。
特開2001−92319号公報 特開2003―228750号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、印刷処理開始前に課金を行ってから印刷処理を開始させる構成の場合、印刷処理中に記録紙がなくなったり、あるいはユーザの都合で印刷処理を途中でキャンセルしたりした場合に、利用に必要な料金(利用料金)以上の料金をユーザから徴収してしまうこととなる。
また、上記特許文献2のように、プリントした印刷物を物理的に取り除けないように構成しようとすると、コスト高になるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置による印刷処理サービスの提供において非接触式の記憶媒体による精算を実現するにあたり、当該非接触式の記憶媒体の利便性を損なうことなく、サービスの利用量に適した金額を課金する構成を安価に提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像データを処理し印刷処理する画像形成装置であって、
所定の金額を入力する入力手段と、
電子マネー情報が記憶されている記憶媒体の有無を検知する検知手段と、
前記印刷処理前に前記検知手段により前記記憶媒体を検知した場合に、前記入力手段により入力された入力金額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換える書換手段と、
前記入力金額の範囲内で、前記印刷処理の実行を制御する制御手段と、
前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記印刷処理を実行したことにより発生した発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を表示する表示手段とを備える。
画像形成装置による印刷処理サービスの提供において非接触式の記憶媒体による精算を実現するにあたり、当該非接触式の記憶媒体の利便性を損なうことなく、サービスの利用量に適した金額を課金する構成を安価に提供することが可能となる。
以下、必要に応じて添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
<画像形成装置の外観構成>
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置は大きくは画像形成装置本体150と課金装置(情報処理装置)300とから構成されている。画像形成装置本体150は更にスキャナ部100とプリント部200とから構成され、画像形成装置本体150内の制御部(画像形成制御部)によって制御されている。
また、課金装置300は電子マネー情報が記憶されている非接触ICカード(記憶媒体)350の内容を読み書きするICカードリーダライタ部301を備えており、ICカードリーダライタ部301に非接触ICカードを近づけることによって、非接触ICカードの固有ID、残高金額(残金)などの内容を読み書きすることが可能である。また課金装置300と画像形成装置本体150は課金装置接続部310とケーブルによって通信可能に接続されている。
<画像形成装置本体150のスキャナ部及びプリンタ部の構成>
図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置(図1)のうち、画像形成装置本体150のスキャナ部100及びプリンタ部200の各機構部の構成を示す断面図である。
スキャナ部100の原稿給送ユニット101は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出トレイ103に排出するものである。
原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ104を点灯させ、そして光学ユニット105の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー106、107、108及びレンズ109によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)110へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD110によって読み取られる。CCD110から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部200の画像形成制御部15へ転送される。
プリンタ部200各部の構成を動作と共に詳述すると、プリンタ部200のレーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動するものであり、画像形成制御部15から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。該レーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。該感光ドラム202に形成された潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。
プリンタ部200は用紙格納部として、それぞれ引き出し上の形状をしたカセット204、カセット205、カセット206、カセット207、そして、機外に露出しているトレイ上の手差し給紙段208を備えている。従来では手差し給紙段208を除き、カセットを引き出し、そのカセットに用紙を補給し、カセットを閉めることによって用紙補給を行なっている。
そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204、カセット205、カセット206、カセット207、手差し給紙段208のいずれかから記録紙を給紙し、転写部209へ搬送路210によって、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤ののった記録紙は搬送ベルト211によって、定着部212に搬送され、定着部212の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。その後、定着部212を通過した記録紙は搬送路213、搬送路214を通り、排出される。あるいは、印字面を反転して排出する場合には、搬送路215、搬送路216まで導かれ、そこから記録紙を逆方向に搬送し、搬送路217、搬送路214を通る。
また、両面記録が設定されている場合は、定着部212を通過したあと、搬送路215からフラッパ218によって、搬送路219に記録紙は導かれ、その後記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ218によって、搬送路216、再給紙搬送路219へ導かれる。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで搬送路210を通り、転写部209へ給紙される。そして、搬送路214より排出された記録紙は排出ビン220へ搬送され積載される。
<画像形成装置本体150の画像形成制御部の構成>
図3は画像形成装置本体150の画像形成制御部15の構成を示すブロック図である。図3に示すように画像形成制御部15はCPU1、ROM3、RAM4、課金装置コントローラ30、ネットワークコントローラ50、スキャナコントローラ10、プリンタコントローラ20、操作部コントローラ60、HDDコントローラ40を有し、それぞれシステムバス2によって接続されている。
CPU1は画像形成制御部15全体の動作を制御するものであり、CPU1はROM3から読み込んだプログラムに基づいて動作する。RAM4はCPU1が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。課金装置コントローラ30は図1で図示した課金装置接続部310を経由して課金装置300と接続され、シリアル通信を行い課金などのコマンドのやり取りを行う。
ネットワークコントローラ50はネットワークを制御するためのコントローラであり、外部ネットワークと接続されている。外部ネットワークにはPC/WS700といった外部コンピュータと接続され、画像形成装置本体150とデータの通信を行う。
スキャナコントローラ10はスキャナ部100と接続され、また、システムバス2によってCPU1と接続されており、スキャナ部100から受け取った画像データを、その後の過程における処理の内容によって、最適な2値化を行ったり、主走査・副走査の変倍処理を行ったりする機能を有し、さらに、スキャナ部100から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、システムバス2に出力する機能も有する。
プリンタコントローラ20はプリンタ部200と接続され、また、システムバス2によってCPU1と接続されており、CPU1から出力された画像データにスムージング処理をして、プリンタ部200へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、システムバス2に出力する機能も有する。
操作部コントローラ60は、操作部650と接続されている。操作部650は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は操作部コントローラ60を介してCPU1に伝えられ、液晶表示部は操作部コントローラ60から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
HDDコントローラ40はハードディスク400と接続されており、プログラムや画像データを書き込んだり読み込んだりすることができる。
<画像形成装置本体150の操作部の構成>
続いて図4を用いて画像形成装置本体150の操作部650について説明する。同図において、600はLCDタッチパネルであり、主なモード設定、状況表示はここで行われる。601は0〜9までの数値を入力するためのテンキーである。602はIDキーであり、画像形成装置が部門管理されている場合に部門番号と暗証モードを入力する際に使用されるものである。
603は設定されたモードをリセットするためのリセットキー、604は各モードについての説明画面を表示するためのガイドキー、605はユーザモード画面に入るためのユーザモードキー、606は割り込みコピーを行うための割り込みキーになっている。
607はコピー動作をスタートさせるためのスタートキー、608は実行中のコピージョブを中止させるためのストップキーである。
609はソフト電源SWであり、押下することによりLCD600のバックライトが消え画像形成装置は低電力状態に落ちる。610は節電キーであり、これを押下することで節電状態に入り、再度押下することで節電状態から復帰する。614はLCDタッチパネルのコントラストを調整するための調整キーである。
615はカウンタ確認キーであり、このキーを押下することでそれまでに使用したコピー枚数の集計を表示するカウント画面がLCD上に表示される。616はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLED、617はジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLED、618は画像形成装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDになっている。
<課金装置300の制御部の構成>
図9は課金装置300の課金装置制御部320の構成を示すブロック図である。図9に示すように課金装置制御部320はCPU321、ROM323、RAM324、画像形成装置I/F325、非接触ICカードリーダライタI/F326を有し、それぞれシステムバス322によって接続されている。CPU321は課金装置制御部320全体の動作を制御するものであり、CPU321はROM323から読み込んだプログラムに基づいて動作する。RAM324はCPU321が動作するためのワークエリアとして使用される。画像形成装置I/F325は画像形成制御部15と接続され、シリアル通信を行い課金などのコマンドのやり取りを行う。また非接触ICカードリーダライタI/F326は図1に図示した非接触ICカードリーダ301と接続され、非接触ICカード350内部の固有IDや残金などの情報の読み書きを行う。
<画像形成装置本体150の操作部における表示>
図5は画像形成装置本体150の操作部650のLCDタッチパネル600に表示される画面を図示したものである。画面500は待機状態時に表示する画面である。画面510は待機状態にユーザから操作部650上のテンキー601を用いて、これから利用する金額(利用予定金額(ユーザが入力する金額であるので「入力金額」ともいう))を入力した時の画面を示している。ここでは利用予定金額が200円であることを示している。
画面520は画面510で利用予定金額を入力したあと、課金装置300の非接触ICカードリーダライタ部301に非接触ICカード350を接触させ残金を読み出した結果、非接触ICカードに登録されている残金が画面510で入力した利用予定金額よりも少なかった場合のエラー処理の画面を示している。画面530は画面510で利用予定金額を入力したあと、課金装置300の非接触ICカードリーダライタ部301に非接触ICカード350を接触させ、非接触ICカードに登録されている残金が画面510で入力した利用予定金額よりも多く、ジョブが投入できる状態になったときの、コピー設定を行うための画面を示している。画面540はジョブ終了時に利用予定金額よりも実際の利用金額(発生金額)が少なかった場合に、表示する画面を示している。画面550は実際の利用金額を表示する画面を示している。また、画面560は利用予定額よりも利用金額が少なかった場合に、その差額分をお釣り引換券にて返金する旨を表示する画面を示している。
<画像形成制御部における処理の流れ(1)>
次に、図6を用いて画像形成制御部15における課金処理制御の制御手順の一例を説明する。図6は画像形成制御部15における処理の流れを示したフローチャートである。
先ず、ステップS600で画像形成制御部15は、待機状態にある画像形成装置本体150における操作部650上のLCDタッチパネル600に図5の画面500を表示し、これから画像形成装置本体150においてコピーなどのサービスを利用するユーザに、利用する予定の金額(利用予定金額)を入力するよう促す。
ステップS601で画像形成制御部15は、ステップS600でユーザが利用予定金額を画像形成装置本体150に対して入力するように促した結果、ユーザが利用予定金額Xを入力したか否かを判定する。画像形成制御部15において、ユーザが利用予定金額Xを画像形成装置本体150の操作部650上のテンキー601を用いて入力したと判定された場合には、その入力結果に対し画像形成装置本体150の画像形成制御部15は操作部650上のLCDタッチパネル600に図5の画面510に示すようにユーザが入力した利用予定金額Xを表示する。また、画像形成制御部15は、テンキー601を用いて入力された利用予定金額Xを画像形成装置本体150に課金装置接続部310を通してシリアルケーブルで接続されている課金装置300に対して通知する。
ステップS602で画像形成制御部15は、ユーザに対して非接触ICカード350を画像形成装置本体150に接続されている課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301に接触するよう促す。
ステップS603で画像形成制御部15は、課金装置300から画像形成制御部15にコマンドが通知されるまで待機するとともに、コマンドが通知された場合には、当該通知されたコマンドが課金装置300からのタイムアウトコマンドであるか否かの判別を行う。もしタイムアウトコマンドである場合にはステップS600に戻り、待機状態になる。またタイムコマンドでない場合にはステップS604へ進む。ここで、タイムアウトコマンドとは、利用予定額Xに関する情報が画像形成部15から課金装置300へ送信された後に非接触ICカードが非接触ICカードリーダライタ301に接触されることなく所定時間が経過した場合に、課金装置300から画像形成制御部15に対して通知されるコマンドである。
ステップS604で画像形成制御部15は、課金装置300上の非接触ICカードリーダライタ301に接触されたユーザ所有の非接触ICカード350内にチャージされているICカード残金Yが利用予定金額X以上であるか否かを、課金装置300から受信した非接触ICカードの残金Yに関する情報に基づいて判定する。ICカード残金Yが利用予定金額X以上である場合にはステップS605へ進み、ICカード残金Yが利用予定金額Xよりも小さい場合にはステップS600へ戻る。なお、ステップS600へ戻る場合、画像形成制御部15は、操作部650上のLCDタッチパネル600に対し図5の画面520を表示する。画面520ではユーザが所有する非接触ICカード内のICカード残金YがステップS601でユーザが入力した利用予定金額Xよりも小さく、課金が行えないため、サービスを提供できなかったというメッセージを表示する。
ステップS605で画像形成制御部15は、非接触ICカードの残金Yが利用予定金額X以上であることから、予定利用金額Xの引き落としが可能であるので、課金装置300に対して利用予定金額Xを非接触ICカード350から引き落とす旨を指示するコマンドを課金装置300に送信する。画像形成制御部15から利用予定金額Xを引き落とす旨を指示するコマンドを受信した課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301は、非接触ICカード350から利用予定金額Xを引き落とすよう、非接触ICカード350内の残金データを残金Yから(残金Y−利用予定金額X)に書き換える。
次にステップS607で画像形成制御部15は、ユーザからのジョブ投入を受け、画像形成装置本体150のプリンタ部200で記録紙に一枚ずつプリントする前に、これから記録紙にプリントする際に必要となる金額(予定課金額)Aを決定する。たとえば記録紙に対してモノクロプリントを行う場合には10円、カラープリントを行う場合には50円といったような決定である。
ステップS608で画像形成制御部15は、ステップS607で決定した予定課金額AとステップS606のジョブ投入時からのトータル課金額Zの和がステップS601でユーザが入力した利用予定金額Xよりも大きいか否かを判定する。予定課金額Aとトータル課金額Zの和が利用予定金額Xよりも大きい場合にはステップS611へ進み、小さいあるいは一致する場合にはステップS609へ進む。
ステップS609では、ステップS608で予定課金額Aとトータル課金額Zの和が利用予定金額Xより小さいあるいは一致したため、ステップS607で決定した予定課金額A分のプリントを行い、トータル課金額Zに予定課金額A分を加算し、ステップS610へ進む。
ステップS610では、ステップS609で予定課金Aとトータル課金Zの和が利用予定金額Xより小さいあるいは一致したため、ステップS608で求めた予定課金A分のプリントを行い、トータル課金Zに予定課金A分を加算し、ステップS611へ進む。
ステップS610で画像形成制御部15は、ジョブが終了するか否かを判別する。つまりステップS609でプリントした記録紙がそのジョブで最後のプリントであったかを判別する。ジョブを終了する場合にはステップS611へ、ジョブを終了せずに、次の記録紙へプリントする場合にはステップS607へ戻り、次にプリントする記録紙の予定課金額Aを計算する。
ステップS611で画像形成制御部15は、ジョブが終了した後に、ステップS601でユーザが入力した利用予定金額XとステップS609で求めたトータル課金額Zとを比較し、利用予定金額Xがトータル課金額Zよりも大きい場合にはステップS612へ進み、利用予定金額Xがトータル課金額Zと一致する場合にはステップS614へ進む。なお、ステップS608で予定課金額Aとトータル課金額Zの和が利用予定金額Xよりも大きい場合には強制的にステップS611へ進む処理を入れているので、利用予定金額Xがトータル課金額Zより小さいことはありえない。
ステップS612で画像形成制御部15は、利用予定金額Xがトータル課金額Zより大きくユーザに返金をする必要があることから、ユーザに対して非接触ICカード350を画像形成装置本体150に接続されている課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301に接触するよう促すべく、画像形成装置本体150の操作部650上のLCDタッチパネル600に対し図5の画面540を表示する。
ステップS613で画像形成制御部15は、課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301にユーザが非接触ICカード350を接触させて(必ずしも物理的に接触させる必要はなく、非接触ICリーダライタ301が非接触ICカード350と通信可能な距離へ近づければよい)課金装置300から非接触ICカード350の接触があった旨の通知がなされたか否かを判定する。なお、ステップS613で課金装置300が非接触ICカード350の接触があった旨の通知をする場合とは、非接触ICカードリーダライタ301から非接触ICカード350に返金額(利用予定金額X−トータル課金額Z)に相当する金額を加算するよう書込みをした場合をいう。
次にステップS614で画像形成制御部15は、操作部650上のLCDタッチパネル600に対し、図5の画面550を表示して利用完了の表示をする。その後、画像形成制御部15は、画面500を表示させ、次のユーザからのサービス利用を待つ。
<画像形成制御部における処理の流れ(2)>
次に、図7を用いて画像形成制御部15における課金処理制御の制御手順の他の一例を説明する。図7は画像形成制御部15における処理の流れを示したフローチャートである。
先ず、ステップS700で画像形成制御部15は、待機状態にある画像形成装置本体150における操作部650上のLCDタッチパネル600に図5の画面500を表示し、これから画像形成装置本体150においてコピーなどのサービスを利用する予定の金額(利用予定金額X)をユーザに入力するよう促す。
ステップS701で画像形成制御部15は、ステップS700でユーザが利用予定金額を画像形成装置本体150に対して入力するように促した結果、ユーザが利用予定金額Xを入力したか否かを判定する。画像形成制御部15において、ユーザが利用予定金額Xを画像形成装置本体150の操作部650上のテンキー601を用いて入力したと判定された場合には、その入力結果に対し画像形成装置本体150の画像形成制御部15は操作部650上のLCDタッチパネル600に図5の画面510に示すようにユーザが入力した利用予定金額Xを表示する。また、画像形成制御部15は、テンキー601を用いて入力された利用予定金額Xを画像形成装置本体150に課金装置接続部310を通してシリアルケーブルで接続されている課金装置300に対して通知する。
ステップS702で画像形成制御部15は、ユーザに対して非接触ICカード350を画像形成装置本体150に接続されている課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301に接触するよう促す。
ステップS703で画像形成制御部15は、課金装置300から画像形成制御部15にコマンドが通知されるか否かを待機するとともに通知されたコマンドが課金装置300からのタイムアウトコマンドであるか否かの判別を行う。もしタイムアウトコマンドである場合にはステップS700に戻り、待機状態になる。またタイムコマンドでない場合にはステップS704へ進む。
ステップS704で画像形成制御部15は、課金装置300上の非接触ICカードリーダライタ301に接触されたユーザ所有の非接触ICカード350内にチャージされているICカード残金Yが利用予定金額X以上であるか否かを、課金装置300から受信した非接触ICカードの残金Yに関する情報に基づいて判定する。ICカード残金Yが利用予定金額X以上である場合にはステップS705へ進み、ICカード残金Yが利用予定金額Xよりも小さい場合にはステップS700へ戻る。なお、ステップS700へ戻る場合、画像形成制御部15は、操作部650上のLCDタッチパネル600に対し図5の画面520を表示する。画面520ではユーザが所有する非接触ICカード内のICカード残金YがステップS601でユーザが入力した利用予定金額Xよりも小さく、課金が行えないため、サービスを提供できなかったというメッセージを表示する。
ステップS705で画像形成制御部15は、非接触ICカードの残金Yが利用予定金額X以上であることから、予定利用金額Xの引き落としが可能であるので、課金装置300に対して利用予定金額Xを非接触ICカード350から引き落とす旨を指示するコマンドを課金装置300に送信する。画像形成制御部15から利用予定金額Xを引き落とす旨を指示するコマンドを受信した課金装置300の非接触ICカードリーダライタ301は、非接触ICカード350から利用予定金額Xを引き落とすよう、非接触ICカード350内の残金データを残金Yから(残金Y−利用予定金額X)に書き換える。
ステップS706で画像形成制御部15は、画像形成装置本体150における操作部650上のLCDタッチパネル600に対し、図5の画面530のようにジョブ投入の待ち受け画面を表示し、ユーザからのジョブの投入を待つ。
次にステップS707で画像形成制御部15は、ユーザからのジョブ投入を受け、画像形成装置本体150のプリンタ部200で記録紙に一枚ずつプリントする前に、これから記録紙にプリントする際に必要となる金額(予定課金額)Aを決定する。たとえば記録紙に対してモノクロプリントを行う場合には10円、カラープリントを行う場合には50円といったような決定である。
ステップS708で画像形成制御部15は、ステップS707で決定した予定課金額AとステップS706のジョブ投入時からのトータル課金額Zの和がステップS701でユーザが入力した利用予定金額Xよりも大きいか否かを判定する。予定課金額Aとトータル課金額Zの和が利用予定金額Xよりも大きい場合にはステップS711へ進み、小さいあるいは一致する場合にはステップS709へ進む。
ステップS709では、ステップS708で予定課金額Aとトータル課金額Zの和が利用予定金額Xより小さいあるいは一致したため、ステップS707で決定した予定課金額A分のプリントを行い、トータル課金額Zに予定課金額A分を加算し、ステップS710へ進む。
ステップS710で画像形成制御部15は、ジョブが終了するか否かを判別する。つまりステップS709でプリントした記録紙がそのジョブで最後のプリントであったかを判別する。ジョブを終了する場合にはステップS711へ、ジョブを終了せずに、次の記録紙へプリントする場合にはステップS707へ戻り、次にプリントする記録紙の予定課金額Aを計算する。
ステップS711で画像形成制御部15は、ジョブが終了した後に、ステップS701でユーザが入力した利用予定金額XとステップS709で求めたトータル課金額Zとを比較し、利用予定金額Xがトータル課金額Zよりも大きい場合にはステップS712へ進み、利用予定金額Xがトータル課金額Zと一致する場合にはステップS713へ進む。なお、ステップS708で予定課金Aとトータル課金Zの和が利用予定金額Xよりも大きい場合には強制的にステップS711へ進む処理を入れているので、利用予定金額Xがトータル課金Zより小さいことはありえない。
ステップS712で画像形成制御部15は、画像形成制御部における処理の流れ(1)のように直接非接触ICカード350にお釣りを返金するのではなく、図10に図示するお釣り引換券1001となる用紙をプリント部200より出力させる。ユーザはそのお釣り引換券1001をレジなどの従業員がいる所定の場所に持っていくことで、お釣りと引き換える。またおつり引換券1001の出力と同時に、画像形成装置本体150の操作部650上のLCDタッチパネル600に対し図5の画面560を表示し、ユーザにお釣り引換券1001を受け取り、レジに持っていくよう促す。なお、お釣り引換券1001にプリントするお釣り金額は、(利用予定金額X−トータル課金額Z)に相当する金額とする。
ステップS712にてプリンタ部200からプリントしたお釣り引換券1001を出力した場合、あるいはステップS711にて利用予定金額Xとトータル課金額Zが一致した場合には、ステップS713に進む。この時点では返金処理(お釣り引換券発行)、ジョブ終了が完了しているため、ユーザに対して利用完了したことを通知するために画像形成制御部15は操作部650上のLCDタッチパネル600に対し図5の画面550を表示する。
次にステップS713で画像形成制御部15は、操作部650上のLCDタッチパネル600に対し、図5の画面550を表示して利用完了の表示をする。その後、画像形成制御部15は、画面500を表示させ、次のユーザからのサービス利用を待つ。
<お釣り引換券>
次に図10のお釣り引換券について説明する。図10は図7のフローチャートのステップS712で画像形成装置本体150から出力されたお釣り引換券1001を示している。お釣り引換券1001は図7に示したように、お釣りをユーザに返金する必要が生じたが、非接触ICカードへ直接返金することを回避するために用いられる。これは返金処理の解析がなされることで、非接触ICカードへの不正なチャージが行なわれることを防止するためである。
お釣り引換券1001は、ユーザへ「この引換券をレジに持っていくと、お釣りが受け取れる」というメッセージ1002を明記しておく。また実際のおつりの金額1003、ジョブを投入した日時1004などを印字しておく。更にレジでの返金処理がスムーズに行なわれるよう、おつりの金額を表すバーコード1005などを印字しておくことも望ましい。もちろん、お釣り引換券1001自体が不正に複製、偽造されることの無いように更に不正防止の情報をバーコードに盛り込んでも良い。
<課金装置制御部における処理の流れ>
次に、図8を用いて課金装置制御部320における課金処理制御の制御手順を説明する。図8は課金装置制御部320における処理の流れを示したフローチャートである。
課金装置制御部320は図1に示すように画像形成装置本体150の画像形成制御部15と課金装置接続部310を介して接続されており、まずステップS800では、画像形成制御部15からのコマンド待ちの状態になっている。
ステップS801は、画像形成制御部15から利用予定金額Xの課金指示が通知されたことを示すステップである。このタイミングは図6のフローチャートにおけるステップS601、図7のフローチャートにおけるステップS701に相当する。
ステップS802では、課金装置制御部320は非接触ICカード350の内容を読み取るために、非接触ICカードリーダライタ部301から電波を出力し、ユーザが非接触ICカードリーダライタ部310に非接触ICカード350が近づけられるのを待つ。
ステップS803では、課金装置制御部320はステップS802で電波を出力してから所定の時間が経過したかを判別する。所定の時間を経過してタイムアウト状態になった場合にはステップS806へ、まだ所定の時間内でタイムアウト状態ではない場合にはステップS804に進む。
ステップS804(検知工程)において、課金装置制御部320は非接触ICカードリーダライタ部301へ非接触ICカード350が接触(非接触ICカードの内容が読み取れるか?)されたかを判別する。接触され、非接触ICカードの内容が読み取れる場合にはステップS805へ進み、読み取れない場合にはステップS803へ戻り、タイムアウトのチェックを行なう。
つまり非接触ICカードの内容が読み取れずに、タイムアウトではない状態の時は、ステップS803、ステップS804を繰り返すポーリング状態になる。なお本フローチャートではポーリングによって実現しているが、もちろん割込み処理を使って実装してもよい。
ステップS805(読込工程)では、ステップS804にて課金装置制御部320は非接触ICカードリーダライタ部301へ非接触ICカード350が接触し、非接触ICカードの内容が読み取れるようになったため、課金装置制御部320は非接触ICカード350からICカード残金Yを読み取り、ステップS807へ進む。
一方、課金装置制御部320はステップS802で電波を出力してから所定の時間が経過し、ステップS803にてタイムアウトの状態になるとステップS806に進む。ステップS806では課金装置制御部320は画像形成制御部15に対し、タイムアウトしたことを通知し、ステップS816へ進む。このタイミングは図6のフローチャートにおけるステップS603、図7のフローチャートにおけるステップ703に相当する。
ステップS807では、ステップS805で非接触ICカード350から読み取ったICカード残金YとステップS801で画像形成制御部15から通知された利用予定金額Xとの比較を行い、ICカード残金Yが利用予定金額Xより大きい、あるいは一致する場合にはステップS808へ進み、ICカード残金Yが利用予定金額Xより小さい場合にはステップS810へ進む。
ステップS808(書換工程)では、非接触ICカード350のICカード残金Yが利用予定金額Xより大きい、あるいは一致したことで、正常に課金が行なえるため、非接触ICカード350から利用予定金額X分の課金を行ない、ステップS809へ進む。
ステップS809において、課金装置制御部320はステップS808で正常に課金が行なえたことを画像形成制御部15に対して通知し、ステップS816へ進む。このタイミングは図6、図7のフローチャートで示したタイミングCに相当する。
一方、ステップS810では、ステップS807でICカード残金Yが利用予定金額Xより小さいと判断された結果、正常に課金を行えないことから、画像形成制御部15に対して課金失敗を通知し、ステップS815へ進む。このタイミングは図6のフローチャートにおけるステップS604、図7のフローチャートにおけるステップS704に相当する。
ステップS811は、画像形成制御部15から利用予定金額X−トータル課金Z分(お釣り)の返金指示が通知されたことを示すステップである。このタイミングは図6に図示したフローチャートにおけるステップS612に相当する。
ステップS812では、課金装置制御部320は非接触ICカード350の内容を読み取るために、非接触ICカードリーダライタ部301から電波を出力し、ユーザが非接触ICカードリーダライタ部310に非接触ICカード350が近づけられるのを待つ。
ステップS813(検知工程)において、課金装置制御部320は非接触ICカードリーダライタ部301へ非接触ICカード350が接触(非接触ICカードの内容が読み取れるか?)されたかを判別する。接触され、非接触ICカードの内容が読み取れる場合にはステップS814へ、読み取れない場合にはステップS813へ戻る。
ステップS814(書換工程)において、課金装置制御部320は非接触ICカード350へ利用予定金額X−トータル課金Z分(お釣り)の返金を行ない、ステップS815へ進む。ステップS815では、課金装置制御部320はステップS814での非接触ICカード350への返金処理が正常に完了したことを画像形成制御部15に対して通知する。このタイミングは図6のフローチャートにおけるステップS613に相当する。
ステップS816は、ステップS805のタイムアウト処理、ステップS809の課金完了、ステップS810の課金失敗、ステップS815の返金処理完了後のステップに相当し、ステップS802、ステップS812での電波の出力を停止し、ステップS817へ進む。
ステップS817では、ステップS800と同様に待機状態に戻り、画像形成制御部15からの次の指示を待つ状態になる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる画像形成装置によれば、コンビニエンスストアなどに普及しているコピーサービスの提供において非接触ICカードによる精算を実現することが可能となる。
また、本実施形態にかかる画像形成装置によれば、ユーザは精算にあたり、コピー処理開始前と、コピー処理完了後にそれぞれ非接触ICカードをICカードリーダライタ部にかざすだけよく、非接触ICカードの利便性を損なうことなく精算を行うことが可能となる。
また、本実施形態にかかる画像形成装置によれば、コピー中に記録紙がなくなったり、ユーザの都合でコピーを途中でキャンセルしたりした場合であったも、非接触ICカードをICカードリーダライタ部にかざせば、利用予定金額と利用金額との差額が返金されるため、コピーサービスの利用量に適した金額のみを課金することが可能となる。
さらに、本実施形態にかかる画像形成装置によれば、印刷物を取り除けないようにするための構成等が不要であり、非接触ICカードによる精算を安価に実現することが可能となる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す全体図である。 画像形成装置本体のリーダ部及びプリンタ部の各機構部の構成を示す概略断面図である。 画像形成装置本体の画像形成制御部15の構成を示すブロック図である。 画像形成装置本体の操作部650を示す図である。 画像形成装置本体の操作部650上のLCDタッチパネル600に表示する画面図である。 画像形成制御部15における、課金制御処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成制御部15における、課金制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる課金装置の課金装置制御部における、課金制御処理の流れを示すフローチャートである。 課金装置制御部320の構成を示すブロック図である。 画像形成制御部15が出力するお釣り引換券の一例を示す図である。
符号の説明
100 スキャナ部
200 プリンタ部
300 課金装置
150 画像形成装置本体
15 画像形成制御部
320 課金装置制御部
350 非接触ICカード

Claims (18)

  1. 画像データを処理し印刷処理する画像形成装置であって、
    所定の金額を入力する入力手段と、
    電子マネー情報が記憶されている記憶媒体の有無を検知する検知手段と、
    前記印刷処理前に前記検知手段により前記記憶媒体を検知した場合に、前記入力手段により入力された入力金額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換える書換手段と、
    前記入力金額の範囲内で、前記印刷処理の実行を制御する制御手段と、
    前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記印刷処理を実行したことにより発生した発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を読み込む読込手段を更に備え、
    前記印刷処理前に前記検知手段により前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記読込手段により読み込まれた電子マネー情報に記載された残高金額の方が少なかった場合に、前記表示手段は、前記入力金額よりも前記残高金額の方が少ない旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を印刷する印刷手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記書換手段は、前記入力金額と前記発生金額との差額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 画像データを処理し印刷処理する画像形成装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
    電子マネー情報が記憶されている記憶媒体の有無を検知する検知手段と、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われる前に、前記検知手段により前記記憶媒体を検知した場合に、前記画像形成装置において入力された入力金額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換える書換手段と、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われた後に、前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記画像形成装置が印刷処理を実行したことにより発生した発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を読み込む読込手段を更に備え、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われる前に前記検知手段により前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記読込手段により読み込まれた電子マネー情報に記載された残高金額の方が少なかった場合に、前記出力手段は、前記入力金額よりも前記残高金額の方が少ない旨のメッセージを出力することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を印刷する印刷手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記書換手段は、前記入力金額と前記発生金額との差額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 画像データを処理し印刷処理する画像形成装置における情報処理方法であって、
    所定の金額を入力する入力工程と、
    電子マネー情報が記憶されている記憶媒体の有無を検知する検知工程と、
    前記印刷処理前に前記検知工程により前記記憶媒体を検知した場合に、前記入力工程により入力された入力金額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換える書換工程と、
    前記入力金額の範囲内で、前記印刷処理の実行を制御する制御工程と、
    前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記印刷処理を実行したことにより発生した発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を表示する表示工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を読み込む読込工程を更に備え、
    前記印刷処理前に前記検知工程により前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記読込工程により読み込まれた電子マネー情報に記載された残高金額の方が少なかった場合に、前記表示工程は、前記入力金額よりも前記残高金額の方が少ない旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を印刷する印刷工程を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  12. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記書換工程は、前記入力金額と前記発生金額との差額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  13. 画像データを処理し印刷処理する画像形成装置と通信可能に接続される情報処理装置における情報処理方法であって、
    電子マネー情報が記憶されている記憶媒体の有無を検知する検知工程と、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われる前に、前記検知工程により前記記憶媒体を検知した場合に、前記画像形成装置において入力された入力金額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換える書換工程と、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われた後に、前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記画像形成装置が印刷処理を実行したことにより発生した発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  14. 前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を読み込む読込工程を更に備え、
    前記画像形成装置により印刷処理が行われる前に前記検知工程により前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記読込工程により読み込まれた電子マネー情報に記載された残高金額の方が少なかった場合に、前記出力工程は、前記入力金額よりも前記残高金額の方が少ない旨のメッセージを出力することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記入力金額と前記発生金額との差額を印刷する印刷工程を更に備えることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  16. 前記印刷処理後に前記記憶媒体を検知した場合であって、前記入力金額よりも、前記発生金額の方が少ない場合に、前記書換工程は、前記入力金額と前記発生金額との差額に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている電子マネー情報を書き換えることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  18. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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