JP2006058029A - 超音波映像装置 - Google Patents

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Toru Miyata
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健 竹内
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勝 金子
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Abstract

【課題】 水槽の水内で超音波探触子を高速に移動させるときであっても水の動きを可能な限り抑制し、試料台や試料自体の浮遊を抑え、高速走査に基づく高精度な測定を実現できる超音波映像装置を提供する。
【解決手段】 水槽13内の水38の中で対向する2つの超音波探触子15,16の間に試料37を置き、試料を2つの超音波探触子でXY方向に走査しながら試料の内部欠陥を映像化する超音波映像装置であり、試料の下側に位置する下側超音波探触子16と当該超音波探触子を支持する下部アーム部材21の各々は、走査移動時、水に衝突する面に鋭角角部を形成するような走査時の水抵抗を低減する水抵抗抑制形状を有するように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は超音波映像装置に関し、特に、高速走査で高精度な測定が可能であり簡易測定およびインライン測定に好適な超音波映像装置に関する。
超音波を用いた映像装置の測定方法には、1本の超音波探触子を用いた反射法と、2本の対向する超音波探触子を用いた透過法がある。
反射法の概念図を図6に示す。発信器100から出たパルス信号S10は超音波探触子101で超音波に変換され、水を媒質として試料103中に超音波(超音波ビームの形状パターン)102が入射される。試料103から反射された超音波による反射エコーを再び超音波探触子101で電気信号S11に変換し受信器104で受信し、試料103の表面からの反射エコーによる信号R1あるいは試料103の中からの反射エコーによる信号R2をスキャナの位置情報を基に画像化する。
次に透過法の概念図を図7に示す。発信器100から出たパルス信号S10は超音波探触子101で超音波に変換され、水を媒質として試料103中に超音波102が入射される。試料103中を透過してきた超音波102による信号を下側の超音波探触子105で電気信号S12に変換し、受信器104で受信して、試料103を透過した超音波による信号T1をスキャナの位置情報を基に画像化する。
次に本発明者らが先に提案した透過型超音波映像装置を説明する(特許文献1)。この透過型超音波映像装置は、簡単な構造で、高速でかつ高精度の走査を実現し、高さ調整のしやすい構成を実現している。具体的には、透過型超音波映像装置のスキャナ機構部の構成に関して、具体的に、上側超音波探触子のみを備える上部アーム部材と下側超音波探触子のみを備える下部アーム部材とをそれぞれ別個に設け、上部アーム部材はX,Y,Zの各方向に自在に移動するようにし、他方、下部アーム部材はZ方向に移動させず、X,Yの各方向のみに移動可能にしかつ上部アーム部材の移動と連動して上下位置関係において上側と下側の超音波探触子が一致するように構成するものである。この構成では、上部アーム部材が深さ方向(Z方向)に移動しても、下部アーム部材の深さ位置すなわち下側超音波探触子の深さ位置は常に一定に保たれ、その結果、下側超音波探触子が試料や水槽等に接触するのを防止でき、簡単な構造で、高速で高精度の走査を行うことができる。
特開2003−215113号公報
透過型超音波映像装置による測定は、一般的に、下側超音波探触子とこれを支持する下部アーム部材とが水没した状態で行われる。上下の超音波探触子で試料を走査する時、超音波探触子を水槽内でX軸の方向等に高速に移動させるとき、水槽内の水を掻き回すことになる。これによって、水が水槽から跳ね上がったり、気泡が発生したりする問題が生じる。特に問題となるのは、水槽下部に設置される試料台や測定対象となる試料が浮遊してしまったり、ずれたりしてしまい、正確な測定を行うことができなくなることである。
そこで、従来技術に基づく測定方法では、このような問題を回避するため、走査速度を低速にして対応している。しかしながら、インライン向けの超音波映像装置ではタクトタイムの短縮が必須の条件であり、トレイに配列された大量の試料を大面積走査で測定する場合に問題になる。
本発明の目的は、上記の問題に鑑み、水槽の水内で超音波探触子を高速に移動させるときであっても水の動きを可能な限り抑制し、試料台や試料自体の浮遊を抑え、高速走査に基づく高精度な測定を実現できる超音波映像装置を提供することにある。
本発明に係る超音波映像装置は上記目的を達成するために次のように構成される。
第1の超音波映像装置(請求項1に対応)は、水槽内の水の中で対向する2つの超音波探触子の間に試料を置き、試料を2つの超音波探触子でXY方向に走査しながら試料の内部欠陥を映像化する超音波映像装置であり、試料の下側に位置する超音波探触子と当該超音波探触子を支持する支持部材の各々は走査時の水抵抗を低減する水抵抗抑制形状を有するように構成されている。
上記の構成では、下側超音波探触子とその支持部材を水の抵抗を受けにくいという作用を生じる形状(または形態)を有するように形成したたため、下側超音波探触子とその支持部材を水槽内の水中で移動させるとき、高速で移動させたとしても、走査時の攪拌が緩和され、結果として、試料台や試料の浮遊やずれを防止することが可能となる。
第2の超音波映像装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記水抵抗抑制形状は、走査方向と水の深さ方向とで形成される平面での断面にて菱形形状であることで特徴づけられる。
第3の超音波映像装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記水抵抗抑制形状は、走査方向と前記水の深さ方向とで形成される平面での断面にて逆三角形形状であることで特徴づけられる。
第4の超音波映像装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記水抵抗抑制形状は、走査方向に向かって形成される中空形状であることで特徴づけられる。
第5の超音波映像装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記水抵抗抑制形状は、走査方向に形成される流線型形状であることで特徴づけられる。
本発明によれば、透過型超音波映像装置による測定で、下側超音波探触子とその支持部材の各々に水抵抗抑制形状を設けるようにしたため、走査時に水槽中の水が掻き回されて試料台や試料に浮遊および位置ずれが起きるのを防ぐことができる。これによって高速走査が可能になり、測定時間を短縮化できる。さらに水抵抗抑制形状によって、走査時に下側超音波探触子を支持する支持部材のアーム部分において水から受ける抵抗が軽減されるため、支持部材の推進力や剛性が向上し、さらに高精度および高速走査を可能にする。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1と図2に従って本発明に係る超音波映像装置の全体的構成を説明する。図1は超音波映像装置の正面図であり、図2はY軸ステージから上側の部分の側面図である。
超音波映像装置は、図に示すごとく、走査動作を可能するスキャナ部11と台座12と水槽13と試料台14と上側超音波探触子15と下側超音波探触子16とモータM1,M2等とを備えている。超音波映像装置は、さらに、図7で示した前述の発信器100と受信器104と図示しないコンピュータ等によって構成された制御装置と映像表示部を備えている。図1において、これらの要素の図示は省略されている。
スキャナ部11は、上下の位置関係にて対向する上側超音波探触子15と下側超音波探触子16を、当該位置関係を保ったままで、X軸とY軸の各方向に自在に移動させるものである。またスキャナ部11によるZ軸方向の移動に関しては、上側超音波探触子16のみを移動させる。スキャナ部11は、上部アーム部材17とX軸スキャナ18とZ軸スキャナ19とY軸スキャナ20と下部アーム部材21を備えている。上部アーム部材17は、下方先端部22に上側超音波探触子15を固定し、上部に上部アーム支持部材23を有し、上部アーム支持部材23より下方の部分24にピン固定部25を有している。上記Y軸スキャナ20は、台座12の上に設けられ、Y軸方向への走査移動を可能にする駆動機構である。Z軸スキャナ19はY軸スキャナ20の移動部上に設けられ、Z軸方向の移動動作を可能する駆動機構である。Xスキャナ18はZ軸スキャナ19の移動部に取り付けられ、X軸方向の走査移動を可能にする駆動機構である。
上記X軸スキャナ18は、上部アーム部材17がX軸方向に直線的に自在に移動するように上部アーム支持部材23が連結される第1のガイド部(例えば2本のレール)26を有するX軸スキャナ前面部27と、X軸スキャナ前面部27とは反対側にX軸スキャナ支持部材28を有している。
上記Z軸スキャナ19は、X軸スキャナ18の全体がZ軸方向に直線的に自在に移動するようにX軸スキャナ支持部材28が関係づけられる第2のガイド部(例えば2本のレール部材)29を有するZ軸ステージ30を備えている。
Y軸スキャナ20は、その前面に、X軸スキャナ前面部27に設けた第1のガイド部26と平行になるように設けられたリニアガイドである第3のガイド部31を備え、Y軸方向に直線的に自在に移動するようにY軸ステージ32を備えている。Y軸ステージ32上にZ軸スキャナ19が固定されている。またY軸ステージ32は、台座12に設けられたガイド部(例えば2本のレール部材)33の上を移動する。
下部アーム部材21は、下方先端部21aに下側超音波探触子16が固定され、上部に下部アーム支持部材34とピン係合部35を有している。下部アーム支持部材34は、第3のガイド部31と、例えばスライド関係のごとく、X軸方向に直線的に自在に移動するように関係づけられている。上記ピン係合部35は、下部アーム支持部材34および下部アーム部材21において例えば上下方向に貫通された孔部として形成されている。
上部アーム部材17のピン固定部25には、下方向に向かって延設されたピン36が固定されている。このピン36は、ピン係合部35の孔部に挿入された状態に保持されている。上部アーム部材17と下部アーム部材21は、上側超音波探触子15と下側超音波探触子16が上下位置にて対向した位置になるように、ピン36によって関係づけられている。ピン36は、X軸方向の移動に関してピン固定部25とピン係合部35を連結する連結部材となる。またこの連結部材であるピン36はピン係合部35から自由に取り外すことができる。
台座12は、スキャナ部11を載せるための支持台となるものである。また台座12は水槽13をその内側空間に設置するようになっている。モータM1,M2は、ステッピングモータ等であり、コンピュータ等で駆動制御され、ボールねじ送り機構等に連結され、Y軸スキャナ20、Z軸スキャナ19での移動部分を移動させる。また、X軸スキャナ18の移動部分は、図示しないリニアモータによって移動する。
水槽13は、試料37を載置する試料台14が入れられるようになっており、超音波を伝播するための媒質である水38を入れるためのものである。試料台14は、アクリルプレート等からなり、超音波を容易に透過させる材質からできている。また試料台14には、通常、試料37を固定するための治具(不図示)が取り付けられている。
上側超音波探触子15は、圧電膜トランスデューサ等から成り、送波用駆動電気信号を与えられて超音波を発する。反射法においては、超音波を発すると共に、反射してくる超音波を電気信号に変換する働きもする。下側超音波探触子16は、上側超音波探触子15と同様に圧電膜トランスデューサ等から成り、透過してきた超音波を受信し、電気信号として出力する。
発信器と受信器とコンピュータ等による制御装置と映像表示部は、従来の装置と同様の装置を用いる。
次に、本実施形態による超音波映像装置を用いた透過法での測定方法について説明する。まず、測定用の試料37を水槽13内の水38中のアクリルプレート14の上に図示しない治具により固定する。次に、コンピュータによりステッピングモータM1,M2およびリニアモータを駆動するか、あるいは、手動により、X軸スキャナ18とY軸スキャナ20とZ軸スキャナ19を動作させてその移動部を移動し、試料37の上側の位置に上側超音波探触子15を位置させ、試料37の下側の位置に下側超音波探触子16が位置するようにセットする。
次に、最初に上側の超音波探触子15で反射法で測定し、試料37中の欠陥に超音波探触子15の焦点を合わせ、上側の超音波探触子15の高さを決める。その状態で受信器104への配線を下側超音波探触子16に接続し、透過法につなぎ替える。その後、発信器100と受信器104を作動させ、発信器100から電気信号を発信させ、超音波探触子15から超音波を水中に導入し、試料37に超音波を照射し、試料37を透過した超音波を下側超音波探触子16により検出し電気信号に変換し、受信器104により受信する。この受信した信号を輝度の強弱あるいは、色の変化等に変換してディスプレイ等に表示する。このディスプレイ上の表示に基づいて、焦点や測定範囲を定めるために、上側超音波探触子の位置を微調整する。下側の超音波探触子16は、受信用に非集束型の探触子を使用し、試料37との距離も一定の距離とした状態にする。この状態で透過法の測定を行うことができる。
この微調整により適当な透過信号が得られるようになったら、X軸スキャナ、Y軸スキャナをステッピングモータにより移動することにより走査し、測定することによりディスプレイ上に輝度変化あるいは色変化として表示する。また、受信器からの信号をコンピュータに取り込んでデータを記憶すると同時にディスプレイ上に表示するようにしてもよい。
上側の超音波探触子15のみを用いた反射法による測定の際には、ピン36とピン係合部35との係合関係を解除し、上部アーム部材17と下部アーム部材21の連結関係を解消し、また上側超音波探触子15からの電気信号を受信器104により受信するようにして測定を行うことができる。
次に、上記超音波映像装置における特徴部を図3を参照して説明する。図3は、超音波映像装置を正面から見た図1において下側超音波探触子16(仮想線)と下部アーム部材21の水平部分の断面図を示している。図3は第1実施形態を示す。
図3において、水槽13内の水38の中で試料台14上に載置され固定された試料37が示される。この試料37に対して、その下側に下側超音波探触子16とこれを支持する下部アーム部材21の水平部(前述の下方先端部21aを有する部分)が位置する。図3において、X軸の方向を向いた矢印41,42は走査方向を示している。
上記の下部アーム部材21は、図示した断面形状で明らかなように、水38の中に水没するその水平部および垂直部(図2に示す)の断面形状に関して、走査方向に向かう辺の部分が鋭角の角度を形成するよう全体として菱形断面を有するように形成されている。下部アーム部材21は、例えばステンレス等の材料で作られている。従って、下部アーム部材21は研削等によってかかる断面形状を有するように作られる。鋭角角部の形状は、水抵抗(または造波抵抗)を低減する水抵抗抑制形状部分としての機能を有している。下部アーム部材21をかかる形状を有するように作るため、下部アーム部材21が走査方向41または42に移動するとき、水に衝突する面がテーパー面(鋭角角部)となっており、鋭角角部を形成する平面に沿って矢印43のごとき水の流れが生じ、水が散乱したり撹乱するのを抑制することができる。
なお、想像線で示された下側超音波探触子16についても、走査移動の際に、水38に衝突する面に、下部アーム部材21と同様な鋭角角部を設けるようにする。図3において、正方形で描かれた下側超音波探触子16は、その一辺の長さは実際には4mm程度である。下側超音波探触子16に鋭角角部を形成する場合には、鋭角角部形状を有するカバー部材を付することにより行う。
また実際には、下側超音波探触子16には電気信号を送る電気ケーブルが接続されている。このような電気ケーブルにおいても、走査移動時に水38と衝突する面の部分にはカバー部材を付設して、鋭角角部が形成されるように構成することが好ましい。
次に、図4を参照して他の水抵抗抑制形状の例(第2実施形態)を説明する。図4は、図3と同様な図であり、超音波映像装置を正面から見た図1において下側超音波探触子16(仮想線)と下部アーム部材21の水平部分の断面図を示している。図4において、図3で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
図4において、この水平抵抗抑制形状の例では、下部アーム部材21は、図示した断面形状で明らかなように、特に水中の水平部の断面を、走査方向に向かう辺の部分が鋭角の角度を形成し、かつアーム上面が平らになりかつアーム下面が三角形状のテーパー面を作るように全体として逆三角形状の断面を有するごとく形成されている。この形状によれば、下部アーム部材21が走査方向41または42に移動するとき、下部アーム部材21が押しのける上方への水流がなくなり、鋭角角部を形成する平面に沿って矢印44のごとき水の流れが生じ、水が散乱したり撹乱するのを抑制することができる。この構成によれば、図3に基づいて説明した上記の作用効果に加えて、さらに上方への水流が生じないので、上方に近接して位置する試料台14や試料37への影響をさらに軽減することができる。その他の構成、作用等については図3で説明した例と同じである。
次に、図5を参照して他の水抵抗抑制形状の例(第3実施形態)を説明する。図5は、図3と同様な図であり、超音波映像装置を正面から見た図1において下側超音波探触子16(仮想線)と下部アーム部材21の水平部分の断面図を示している。図5において、図3で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
図5において、この水平抵抗抑制形状の例では、下部アーム部材21は、図示した断面形状で明らかなように、特に水平部でX軸方向と平行な方向すなわち走査方向に中空の孔45を設けている。この孔45を設けることにより、走査移動時に、下部アーム部材21の後方に形成される渦巻き抵抗(図5中、参照のために示した46)を軽減することができる。この水抵抗抑制形状によれば、下部アーム部材21が走査方向41または42に移動するとき、下部アーム部材21の孔45を通って矢印47のごとき水流が形成され、水が散乱したり撹乱するのを抑制することができ、加えて渦巻き抵抗を軽減することができる。この渦巻き抵抗は、下部アーム部材21の走査方向と逆向きに引っ張る力が働く。従って、渦巻き抵抗を除去することにより、水流の乱れを軽減するだけではなく、走査時の下側アーム部材21に加わる負荷を緩和することができる。この構成によれば、図3に基づいて説明した上記の作用効果に加えて、さらに渦巻き抵抗を除去し下側アーム部材への負荷を軽減することができる。その他の構成、作用等については図3で説明した例と同じである。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。例えば、水抵抗抑制形状として流線型形状等を利用することもできるのは勿論である。
本発明は、高速測定が可能であり、短いタクトタイムが要求されるインライン向けの試料測定に利用される。
本発明に係る超音波映像装置の全体的構成を示す正面図である。 本発明に係る超音波映像装置のY軸ステージよりも上側部分の側面図である。 本発明に係る超音波映像装置の特徴部の第1実施形態を示す要部正面図である。 本発明に係る超音波映像装置の特徴部の第2実施形態を示す要部正面図である。 本発明に係る超音波映像装置の特徴部の第3実施形態を示す要部正面図である。 反射型超音波映像装置の概念を示す要部構成図である。 透過型超音波映像装置の概念を示す要部構成図である。
符号の説明
11 スキャナ部
13 台座
14 試料台
15 上側超音波探触子
16 下側超音波探触子
17 上部アーム部材
18 X軸スキャナ
19 Z軸スキャナ
20 Y軸スキャナ
21 下部アーム部材

Claims (5)

  1. 水槽内の水の中で対向する2つの超音波探触子の間に試料を置き、前記試料を前記2つの超音波探触子でXY方向に走査しながら前記試料の内部欠陥を映像化する超音波映像装置において、
    前記試料の下側に位置する前記超音波探触子と当該超音波探触子を支持する支持部材の各々は走査時の水抵抗を低減する水抵抗抑制形状を有することを特徴とする超音波映像装置。
  2. 前記水抵抗抑制形状は、走査方向と前記水の深さ方向とで形成される平面での断面にて菱形形状であることを特徴とする請求項1記載の超音波映像装置。
  3. 前記水抵抗抑制形状は、走査方向と前記水の深さ方向とで形成される平面での断面にて逆三角形形状であることを特徴とする請求項1記載の超音波映像装置。
  4. 前記水抵抗抑制形状は、走査方向に向かって形成される中空形状であることを特徴とする請求項1記載の超音波映像装置。
  5. 前記水抵抗抑制形状は、走査方向に形成される流線型形状であることを特徴とする請求項1記載の超音波映像装置。
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