JPH11211701A - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JPH11211701A
JPH11211701A JP10012593A JP1259398A JPH11211701A JP H11211701 A JPH11211701 A JP H11211701A JP 10012593 A JP10012593 A JP 10012593A JP 1259398 A JP1259398 A JP 1259398A JP H11211701 A JPH11211701 A JP H11211701A
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JP
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ultrasonic
defect
subject
inspection apparatus
reception
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JP10012593A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Hiroshi Yamamoto
弘 山本
Fumito Iwasaki
史十 岩▲崎▼
Hirotoshi Kino
裕敏 木野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの超音波プローブで欠陥の形状や方向性
に関する情報を含む被検体の内部欠陥情報を効率よく画
像表示可能な超音波検査装置を提供する。 【解決手段】 超音波プローブ1と、XYZスキャナ2
と、当該スキャナ上に載置された水槽3と、前記超音波
プローブ及びXYZスキャナを制御する制御装置4とを
含んで超音波検査装置を構成する。超音波プローブ1と
して、超音波送受信面が複数の小領域に分割されたもの
を用い、各超音波送受信面と超音波探傷器42とをスイ
ッチ50を介して接続する。スイッチ制御回路60にて
接点50a〜50dを適宜開閉し、被検体5に各種のモ
ードで超音波ビームを入射する。超音波プローブにて検
出された被検体の内部情報をモニタ44に画像表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波プローブを
用いた超音波検査装置に係り、特に、超音波プローブを
構成する振動子の構成と当該振動子の駆動方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波を利用した非破壊検査装置
は、鉄鋼製造業から半導体製造業まで多くの業種で使用
されている。従来より、超音波検査装置としては、被検
体の種類や検査目的等に応じた種々のものが提案されて
いるが、半導体製造業等においては、被検体を2次元走
査してそのCスコープ像を画像表示する超音波検査装置
が多く利用されている。
【0003】図12は、従来より提案されているこの種
の超音波検査装置の一例を示す構成図であって、超音波
プローブ1と、XYZスキャナ2と、当該XYZスキャ
ナ2上に載置された水槽3と、前記超音波プローブ1及
びXYZスキャナ2を制御するパソコン等の制御装置4
とから主に構成されている。
【0004】超音波プローブ1は、図13に示すよう
に、円筒形のハウジング11と、当該ハウジング11の
開口部に設けられた音響レンズ12と、当該音響レンズ
12の内面に接着された圧電素子13a及び上部電極1
3b並びに下部電極13cからなる振動子13と、前記
ハウジング11の上面に設けられたコネクタ14と、当
該コネクタ14と前記上部電極13b及び下部電極13
cとを接続する接続線15と、前記ハウジング11内に
充填されたダンパ材16とから成り、図12に示した制
御装置4と一端が前記コネクタ14に接続された同軸ケ
ーブル17を介して接続されている。前記振動子13
は、図14に示すように、その平面形状が円形に形成さ
れており、当該円形の面全体で1つの超音波送受信面に
なっている。この振動子13から発信された超音波ビー
ムは音響レンズ12にて集束されて被検体に入射され、
被検体からの反射信号は音響レンズ12を通って振動子
13の超音波送受信面にて受信される。
【0005】XYZスキャナ2は、図12に示すよう
に、水槽3内に収納された被検体5を紙面の左右方向
(X方向)及び紙面と垂直の方向(Y方向)並びに紙面
の上下方向(Z方向)に3次元的に移動するものであっ
て、制御装置4からの信号によって移動方向及び移動量
が制御される。
【0006】水槽3内には超音波媒質としての水31が
張られ、その底面に被検体5が設定される。また、当該
水槽3の水面付近には、前記超音波プローブ1がビーム
放射面を前記被検体5側に向け、かつ当該ビーム放射面
を水中に没して配置される。
【0007】制御装置4には、図12に示すように、装
置全体を制御するCPU41と、前記振動子13に超音
波を発生させるパルス信号を送信すると共に前記振動子
13にて検出された前記被検体5からの反射波信号を受
信してその処理を行う超音波探傷器42と、当該超音波
探傷器42から出力されたデータを格納する画像メモリ
43と、当該画像メモリ43に格納されたデータを表示
するCRTやLCDなどのモニタ44と、前記XYZス
キャナ2の動作を制御するスキャナコントローラ45
と、所要の命令を入力するキーボードなどの入力装置4
6とが備えられており、これらの各部はデータバス47
を介して相互に接続されている。なお、この種の制御装
置4には、CPU42の周辺機器であるRAMやRO
M、データ記録部であるディスク状記録媒体の駆動装
置、それにデータ出力装置であるプリンタ等が一般に備
えられるが、本発明の要旨と直接関係がないので図示を
省略する。
【0008】本例の超音波検査装置は、スキャナコント
ローラ45にてXYZスキャナ2をZ方向に駆動し、被
検体5の設定位置を超音波プローブ1から発信される集
束ビームBの焦点位置におよそ合致させた後、XYZス
キャナ2をX方向又はY方向に2次元的に駆動しつつ超
音波プローブ1からの集束ビームBの発信と超音波プロ
ーブ1による被検体5からの反射ビームの検出とを繰り
返すことによって、被検体5に対する超音波ビームの2
次元走査を行う。超音波プローブ1にて検出された反射
ビームは電気信号(反射波信号)に変換され、超音波探
傷器42に入力される。超音波探傷器42は、入力され
た反射波信号から予め設定された探傷深さの波高値を取
り出し、これに比例したディジタル値を出力する。画像
メモリ43は、このディジタル値をモニタ44上の表示
位置に対応付けられたアドレスに格納し、モニタ44
は、当該画像メモリ43に格納されたデータをリアルタ
イムで表示する。モニタ44は、反射ビームの強弱を明
暗又は色相の相違として表示する。したがって、検査員
は、モニタ44に表示された画像から欠陥の有無を知る
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記構成の超
音波検査装置は、円形の振動子13から超音波ビームを
発信し、発信された超音波ビームを音響レンズ12にて
1点に集束させる超音波プローブ1を用いているので、
得られたCスコープ像から被検体5中の欠陥の有無につ
いては検出することができるものの、欠陥の性状、例え
ば欠陥の形状や方向性については検出することができな
い。
【0010】即ち、図15に示すように被検体5中に面
状の欠陥Fが存在している場合において、当該欠陥Fの
進行方向T−Tに対して垂直な方向から超音波ビームB
を入射すれば強い反射波信号が得られ、欠陥Fの進行方
向T−Tに平行な方向から超音波ビームBを入射すれば
弱い反射波信号しか得られないので、互いに垂直な方向
から超音波ビームBを入射して夫々の反射波信号を検出
すれば、各反射波信号の強度比から欠陥Fの形状及び当
該欠陥が面状の欠陥である場合にはその進行方向T−T
を推測することができる。ところが、従来の超音波プロ
ーブ1は円形の振動子13から超音波ビームBを発信す
るように構成されており、図16に模式的に示すよう
に、音響レンズ12の焦点Pに関してその周囲から一定
強度のビーム成分が均一に入射されるので、これによっ
て得られる総和の反射波信号は各ビーム成分による反射
波信号の平均値となり、欠陥の形状や方向性に関する情
報を得ることができない。
【0011】また、従来の超音波プローブ1は、被検体
5に入射される超音波ビームBのビーム径や被検体5に
対する超音波ビームBの入射方向を切り換えることがで
きないので、ビーム径や入射方向の変更が必要な場合に
は超音波プローブ1を他の適宜の構成を有するものに交
換せざるをえず、交換すれば再度焦点設定等の面倒な初
期設定が必要になるので、使用が面倒で被検体の検査効
率が悪いという問題もある。
【0012】本発明は、かかる従来技術の不備を解決す
るためになされたものであって、その課題は、1つの超
音波プローブで欠陥の形状や方向性に関する情報を含む
被検体の内部欠陥情報を効率良く画像表示可能な超音波
検査装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、超音波プローブから発生した集束ビーム
で被検体を2次元走査し、前記超音波プローブにて検出
された前記被検体からの反射波信号をディジタル変換し
てモニタに画像表示する超音波検査装置において、前記
超音波プローブとして、振動子の超音波送受信面が複数
の領域に分割され、分割された各超音波送受信面が単独
又は任意の組合せで超音波の発信と受信とを行なえるよ
うに構成されたものを備え、1つの被検体について異な
る超音波送受信面を用いた複数回の反射波信号の検出を
行ない、検出された各反射波信号から前記被検体の内部
欠陥情報を生成して前記モニタに画像表示するという構
成にした。
【0014】このように、振動子の超音波送受信面を複
数の領域に分割し、異なる超音波送受信面又は異なる超
音波送受信面の組合せを用いて超音波の発信と受信とを
行うと、1つの超音波プローブから被検体に対する入射
角度やスポット径が異なる種々の超音波ビームを発信さ
せることができる。前記したように、被検体に対して互
いに直交する方向から超音波ビームを入射すると、各受
信信号の差又は比から欠陥の有無ばかりでなく欠陥の性
状をも検出することできる。また、被検体に対する超音
波ビームの入射角度を適宜選択すれば、通常の状態では
欠陥検査を行うことが困難な被検体のエッジ部分につい
ても精密な欠陥検査を行うことが可能になる。さらに、
被検体に入射される超音波ビームのスポット径を変化さ
せると、スポット内の欠陥の検出精度を変化させること
ができる。よって、1つの超音波プローブを用いて種々
の条件による欠陥検査を行うことができるので、必要に
応じて適宜の超音波プローブに交換する場合に比べて、
被検体の検査効率を極めて良好なものにすることができ
る。
【0015】振動子の超音波送受信面は、任意のパター
ンに分割することができるが、平面形状が円形に形成さ
れた振動子の場合には、その中心点を通る分割線をもっ
て少なくとも4つの同形同大の扇形の領域に分割するこ
と、或いは当該振動子の中心点に関して少なくとも2つ
の同心円状の領域に分割することが好ましい。
【0016】前者の超音波プローブ、即ち振動子の超音
波送受信面が少なくとも4つの同形同大の扇形に分割さ
れた超音波プローブを用いる場合においては、振動子に
備えられた全ての超音波送受信面を同時に駆動して被検
体に存在する欠陥の有無を検査した後、欠陥があると判
定された部分に再度超音波プローブを位置付け、振動子
の中心を介して第1の対角方向に配置された1乃至複数
の超音波送受信面のみを選択的に駆動する欠陥検査と当
該第1の対角方向と直交する第2の対角方向に配置され
た他の1乃至複数の超音波送受信面のみを選択的に駆動
する欠陥検査とを繰り返し、これら異なる超音波送受信
面を用いた夫々の欠陥検査により得られる各画像の相違
から欠陥の特徴量を自動的又は手動的に抽出するという
欠陥検査方法を採ることができる。
【0017】このように、被検体に対して互いに直交す
る方向から超音波ビームを入射すると、欠陥の有無ばか
りでなく欠陥の性状をも検出することできるので、より
精密かつ高度な欠陥検査が可能になる。
【0018】また、当該超音波プローブを用いる場合に
おいては、被検体の最外周部を除く中央領域において、
振動子に備えられた全ての超音波送受信面を同時に駆動
して被検体に存在する欠陥の有無を検査し、被検体の最
外周部において、当該被検体の外周エッジ部より内方に
位置する一部の超音波送受信面のみを選択的に駆動して
被検体に存在する欠陥の有無を検査するという欠陥検査
方法を採ることができる。
【0019】このように、被検体の外周エッジ部より内
方に位置する一部の超音波送受信面のみを選択的に駆動
すると、超音波プローブから被検体の平面部にのみ超音
波ビームを入射することができ、被検体側面への超音波
ビームの入射を防止できるので、通常の状態では欠陥検
査を行うことが困難な被検体のエッジ部分についても精
密な欠陥検査が可能になる。
【0020】一方、後者の超音波プローブ、即ち振動子
の超音波送受信面が少なくとも2つの同心円状に分割さ
れた超音波プローブを用いる場合においては、振動子に
備えられた各超音波送受信面のうち、内周側に配置され
た超音波送受信面のみを選択的に駆動しつつ大きなサン
プリングピッチで被検体に存在する欠陥の有無を検査し
た後、欠陥があると判定された部分に再度超音波プロー
ブを位置付け、内周側に配置された超音波送受信面及び
それよりも外周側に配置された超音波送受信面の双方を
同時に駆動しつつ小さなサンプリングピッチで被検体に
存在する欠陥の有無を再検査するという欠陥検査方法を
採ることができる。
【0021】超音波プローブより発信され、被検体に集
束される超音波ビームのスポット径は、駆動する超音波
送受信面の振動子径に反比例する。したがって、内周側
に配置された小面積の超音波送受信面のみを選択的に駆
動すると、被検体に集束される超音波ビームのスポット
径が大きくなり、大きなサンプリングピッチで被検体の
欠陥検査を行うことが可能になるので、大面積の被検体
についても高能率に欠陥検査を行うことができる。しか
し、大きなスポット径で欠陥検査を行なった場合には、
これによって得られる総和の反射波信号が各ビーム成分
による反射波信号の平均値となるため、小さな欠陥を精
密に検出することが困難になる。一方、駆動する超音波
送受信面の面積を大きくし、小さなスポット径で欠陥検
査を行うと、小さな欠陥の検出は容易になるものの、サ
ンプリングピッチを小さくしないと非検査部分が多くな
って高精度の欠陥検出が不可能になるため、大面積の被
検体を短時間で検査することが困難になる。
【0022】そこで、まず振動子の中央部分の超音波送
受信面のみを駆動して大きなスポット径の超音波ビーム
を被検体に入射しつつ超音波プローブに対して被検体を
大きなサンプリングピッチで移動して被検体全体を大ま
かに検査した後、この検査によって欠陥の存在が疑われ
るデータが検出された場合には、当該データが検出され
た領域に超音波プローブを再度位置付け、駆動する超音
波送受信面の範囲を広げて小さなスポット径の超音波ビ
ームを被検体に入射すると共にサンプリングピッチを小
さくして精密な欠陥検査を行うと、被検体に対する欠陥
検査を精密かつ高能率に行うことができる。
【0023】また、当該超音波プローブを用いる場合に
おいては、被検体の最外周部を除く中央領域について、
前記振動子に備えられた全ての超音波送受信面を同時に
駆動して前記被検体に存在する欠陥の有無を検査し、前
記被検体の最外周部においては、前記振動子に備えられ
た超音波送受信面のうちの内周側に配置された超音波送
受信面のみを選択的に駆動して前記被検体に存在する欠
陥の有無を検査するという欠陥検査方法を採ることがで
きる。
【0024】このように、振動子の内周側に配置された
超音波送受信面のみを選択的に駆動すると、超音波プロ
ーブから被検体に入射する超音波ビームの入射ルートが
狭くなって超音波ビームが被検体の側面に入射しにくく
なるため、通常の状態では欠陥検査を行うことが困難な
被検体のエッジ部分についても精密な欠陥検査が可能に
なる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超音波検査装
置の第1例を図1及び図2に基づいて説明する。図1は
本実施形態例に係る超音波検査装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は超音波プローブに備えられる振動子の平面
図である。
【0026】図2に示すように、本例の超音波検査装置
には、超音波送受信面がその中心点を通る2本の直交す
る分割線18a,18bをもって4つの同形同大の扇形
の領域19a,19b,19c,19dに分割された振
動子13を有する超音波プローブ1が備えられている。
なお、前記超音波送受信面の分割は、当該振動子13を
構成する圧電素子又は上部電極若しくは下部電極を分割
することによって行うことができる。
【0027】図1に示すように、制御装置4に備えられ
た超音波探傷器42には、スイッチ50が接続されてお
り、当該スイッチ50の各接点50a,50b,50
c,50dには、分割された振動子13の各超音波送受
信面19a,19b,19c,19dが接続されてい
る。また、本例の制御装置4には、スイッチ制御回路6
0が備えられており、前記各接点50a,50b,50
c,50dを任意の組合せで開閉できるようになってい
る。その他の部分については、前出の図12と同じであ
るので、対応する部分に同一の符号を表示して説明を省
略する。
【0028】以下、前記のように構成された超音波検査
装置による欠陥検査方法の一例を、図3及び図4に基づ
いて説明する。図3は本例に係る欠陥検査方法の手順を
示すフローチャートであり、図4は欠陥検査の各段階に
おいてモニタ44に表示される画像を示す図である。
【0029】まず、図3の手順S1において、スイッチ
制御回路60から接点切換信号を出力してスイッチ50
の全接点50a,50b,50c,50dをON状態に
切り換え、振動子13に備えられた全ての超音波送受信
面19a,19b,19c,19dを駆動させる。次い
で、手順S2に移行し、スキャナコントローラ45から
スキャナ駆動信号を出力してXYZスキャナ2を水平方
向に所要の速度で移動し、被検体5の全域を超音波プロ
ーブ1から発信される集束ビームBにて走査する。超音
波探傷器42は、被検体5からの反射波信号を予め設定
されたサンプリングピッチで検出し、この反射波信号か
ら生成された画像データをモニタ44に表示する。これ
により、被検体5中に欠陥がある場合には、図4(a)
に示すような画像が表示される。
【0030】被検体5中に欠陥Fがあると推定された場
合には、手順S3に移行し、先の検査で欠陥Fが発見さ
れた部分を含む領域K内をより細かいサンプリングピッ
チで部分的に走査する。これにより、図4(b)に示す
ように、領域K内の欠陥の画像がより大きくかつより鮮
明にモニタ44に表示される。しかし、S1〜S3の手
順によっては、振動子13に備えられた全ての超音波送
受信面19a,19b,19c,19dを駆動させて欠
陥検査を行なっているので、欠陥Fの性状については判
定することができない。
【0031】欠陥Fの有無のみならず欠陥Fの性状まで
判定したい場合には、手順S4に移行し、スイッチ制御
回路60によりスイッチ50の接点50b及び50dの
みをOFF状態に切り換え、振動子13に備えられた全
超音波送受信面のうち、対角方向に配置された超音波送
受信面19a及び19cのみを駆動させる。次いで、手
順S5に移行し、領域K内を再度細かいサンプリングピ
ッチで部分的に走査する。超音波送受信面19a及び1
9cを駆動しての欠陥検査が終了したら、手順S6に移
行し、手順S4とは逆に接点50b及び50dをON
に、接点50a及び50cをOFF状態に切り換え、振
動子13に備えられた全超音波送受信面のうち、対角方
向に配置された超音波送受信面19b及び19dのみを
駆動させる。次いで、手順S7に移行し、領域K内を三
たび細かいサンプリングピッチで部分的に走査する。
【0032】最後に、手順S8に移行し、手順S4,S
5にて検出された画像データと手順S6,S7にて検出
された画像データとを比較して欠陥Fの性状を判定す
る。即ち、欠陥Fが存在している部分に一の方向から超
音波ビームBを入射した場合とこれに垂直な方向から超
音波ビームBを入射した場合とでは、欠陥Fの性状によ
って画像データが著しく相違する。例えば、図15にて
説明したように、欠陥Fが面状欠陥である場合には、欠
陥Fの進行方向に対して垂直な方向から超音波ビームB
を入射することによって検出される反射波信号は強く、
欠陥Fの進行方向に平行な方向から超音波ビームBを入
射することによって検出される反射波信号は弱くなるの
で、両画像データは著しく異なったものになる。これに
対して、欠陥Fが球状欠陥である場合には、両画像デー
タは類似したものになる。したがって、一の方向から超
音波ビームBを入射した場合の画像データとこれに垂直
な方向から超音波ビームBを入射した場合の画像データ
とを比較することによって、欠陥Fの性状を判定するこ
とができる。
【0033】なお、各画像情報の比較方法としては、図
4(c)に示すようにモニタ44に一の方向から超音波
ビームBを入射した場合の画像データXとこれに垂直な
方向から超音波ビームBを入射した場合の画像データY
とを並べて表示し、検査員が目視によって判定すること
もできるし、各画像データを画像処理することによっ
て、制御装置4にて自動的に判定することも可能であ
る。
【0034】次に、振動子の超音波送受信面が同形同大
に4分割された超音波プローブを備えた超音波検査装置
による他の欠陥検査方法を、図5に基づいて説明する。
図5は欠陥検査時の超音波プローブ及び被検体の配置と
被検体に入射する超音波ビームのルートを示す側面図で
ある。
【0035】被検体5の最外周部を除く中央領域につい
ては、図3及び図4を引用しつつ説明した前記の欠陥検
査方法により、被検体5中の欠陥検査を行う。中央領域
の欠陥検査が終了した後、被検体5の最外周部について
の欠陥検査を行うが、この場合、前記のように振動子1
3の全体から超音波ビームBを発信すると、図5(a)
に示すように、大きな未探傷範囲Dが生じる。そこで、
振動子13に形成された4つの超音波送受信面19a,
19b,19c,19dのうち、被検体5の外周エッジ
部より内方に位置する一部の超音波送受信面のみ、例え
ば超音波送受信面19a及び19dのみを選択的に駆動
して、被検体5に存在する欠陥の有無を検査する。
【0036】このようにすると、図5(b)に示すよう
に、超音波プローブ1から被検体5の平面部5aにのみ
超音波ビームBを入射することができ、被検体5の端面
5bへの超音波ビームBの入射を防止できるので、通常
の状態では欠陥検査を行うことが困難な被検体5のエッ
ジ部分まで精密な欠陥検査を行うことができる。
【0037】以下、本発明に係る超音波検査装置の第2
例を図6に基づいて説明する。図6は本実施形態例に係
る超音波検査装置の超音波プローブに備えられる振動子
の平面図である。
【0038】この図から明らかなように、本例の振動子
13は、超音波送受信面がその中心点を中心とする円形
の分割線18cをもって2つの同心円状の領域19e,
19fに分割されている。なお、前記超音波送受信面の
分割は、当該振動子13を構成する圧電素子又は上部電
極若しくは下部電極を分割することによって行うことが
できる。その他の部分については、前出の図1と同じで
あるので、重複を避けるために図示及び説明を省略す
る。
【0039】以下、前記のように構成された超音波検査
装置による欠陥検査方法の第1例を、図7に基づいて説
明する。図7は分割された各超音波送受信面から発信さ
れる超音波ビームBのルートを模式的に示す図である。
【0040】この図から明らかなように、中心部分の超
音波送受信面19eのみを駆動した場合には、ルートH
のみを通って超音波ビームBの発信と受信とが行なわ
れ、周辺部分の超音波送受信面19fのみを駆動した場
合には、ルートGのみを通って超音波ビームBの発信と
受信とが行なわれる。勿論、両方の超音波送受信面19
e及び19fを同時に駆動した場合には、ルートG及び
Hを合計したルートを通って超音波ビームBの発信と受
信とが行なわれる。
【0041】本例の超音波検査装置を用いた場合にも、
図3に示したと同様の手順に従って被検体5の欠陥検査
を実行する。即ち、まず、超音波送受信面19e及び1
9fを同時に駆動して被検体5の全面について欠陥検査
を行ない、欠陥があると判定された部分に再度超音波プ
ルーブを位置付けて、中心部分の超音波送受信面19e
のみを駆動しての欠陥検査と周辺部分の超音波送受信面
19fのみを駆動しての欠陥検査とを繰り返す。
【0042】いずれの超音波送受信面を駆動した場合に
も、被検体5中の欠陥が図7に符号F1で示すような被
検体5の上面に対して平行な欠陥である場合には、被検
体5から強い反射波信号を得ることができる。これに対
して、被検体5中の欠陥が図7に符号F2で示すように
被検体5の上面に対して傾斜している場合には、中心部
分の超音波送受信面19eのみを駆動して欠陥検査を実
行すると、ルートHを通って被検体5に入射する超音波
ビームBの斜め入射成分が少ないために、欠陥部からの
反射波信号が非常に微弱になる。一方、周辺部分の超音
波送受信面19fのみを駆動して欠陥検査を実行する
と、ルートGを通って被検体5に入射する超音波ビーム
Bの斜め入射成分が多いために、欠陥部からの反射波信
号がある程度強くなる。さらに、超音波送受信面19e
及び19fを同時に駆動した場合には、超音波プローブ
1から発信される超音波ビームBには斜め入射成分が含
まれるものの、超音波プローブ1にて検出される反射波
信号は垂直入射成分による反射波信号との平均値になる
ため、欠陥部からの反射波信号は中間的な値になる。し
たがって、駆動する超音波送受信面を切り換えつつ得ら
れた画像データを比較することによって、当該欠陥が被
検体5の上面に対して平行な欠陥であるのか傾斜した欠
陥であるのか、さらにはその傾斜の程度も判定すること
ができる。
【0043】次に、振動子の超音波送受信面が同心円状
に分割された超音波プローブを備えた超音波検査装置に
よる欠陥検査方法の第2例を、図8に基づいて説明す
る。図8は本例の欠陥検査方法とその効果を示す図であ
る。
【0044】被検体5の最外周部を除く中央領域につい
ては、前記した第1例に係る欠陥検査方法により、被検
体5中の欠陥検査を行う。中央領域の欠陥検査が終了し
た後、被検体5の最外周部についての欠陥検査を行う
が、この場合、各超音波送受信面19e及び19fを同
時に駆動すると、超音波ビームBのルートが広くなるた
め、図8(a)に示すように欠陥検査を行うことができ
ない未探傷範囲Dが大きくなる。そこで、振動子13に
形成された2つの超音波送受信面19e,19fのう
ち、中心部分の超音波送受信面19eのみを駆動して欠
陥検査を行う。このようにすると、図8(b)に示すよ
うに超音波ビームBのルートが狭くなるため、未探傷範
囲Dを小さくすることができる。
【0045】さらに、振動子の超音波送受信面が同心円
状に分割された超音波プローブを備えた超音波検査装置
による欠陥検査方法の第3例を、図9〜図11に基づい
て説明する。図9はビーム径が小さな超音波ビームを被
検体に入射して細かいサンプリングピッチで反射波信号
を検出する欠陥検査方法を示す模式図、図10はビーム
径が小さな超音波ビームを被検体に入射して大きなサン
プリングピッチで反射波信号を検出する欠陥検査方法を
示す模式図、図11はビーム径が大きな超音波ビームを
被検体に入射して大きなサンプリングピッチで反射波信
号を検出する欠陥検査方法を示す模式図である。
【0046】前記したように、超音波プローブ1より発
信され、被検体5に集束される超音波ビームBのスポッ
ト径は、駆動する超音波送受信面の振動子径に反比例す
る。したがって、中心部分の超音波送受信面19eのみ
を駆動すると、図11に示すように被検体5に集束され
る超音波ビームBのスポット径が大径d2 になり、大き
なサンプリングピッチp2 で被検体5の欠陥検査を行う
ことが可能になるので、大面積の被検体についても高能
率に欠陥検査を行うことができる。しかし、大きなスポ
ット径d2 で欠陥検査を行なった場合には、これによっ
て得られる反射波信号が各ビーム成分による反射波信号
の平均値となるため、小さな欠陥を精密に検出すること
が困難になる。
【0047】一方、超音波送受信面19e及び19fを
同時に駆動すると、図9及び図10に示すように被検体
5に集束される超音波ビームBのスポット径が小径d1
になるので、図9に示すように小さなサンプリングピッ
チp1 で被検体5の欠陥検査を行なえば、被検体5の欠
陥検査を高精度に行うことができる。然るに、かかる欠
陥検査方法によると、反射波信号のサンプリング点が多
くなるために、大面積の被検体5を短時間で検査するこ
とが困難になる。
【0048】なお、図10に示すように、被検体5に小
さなスポット径d1 で超音波ビームBを入射しつつ大き
なサンプリングピッチp2 で被検体5の欠陥検査を行な
えば、サンプリング点における欠陥の検出精度を高め、
かつ欠陥検査を効率化できるが、図10からも明らかな
ように、かかる検査方法によると未探傷領域が過大にな
るため、信頼性の高い欠陥検査を行うことができない。
【0049】そこで、まず、振動子13の中央部分の超
音波送受信面19eのみを駆動して図11に示す方法で
被検体全体を大まかに検査した後、この検査によって欠
陥の存在が疑われるデータが検出された場合には、当該
データが検出された領域に超音波プローブ1を再度位置
付けて、超音波送受信面19e及び19fの双方を同時
に駆動し、被検体に入射する超音波ビームBのスポット
径を小径化すると共に反射波信号のサンプリングピッチ
を小さくする。これによって、被検体5に対する欠陥検
査の精度、効率及び信頼性を高めることができる。
【0050】なお、前記第1実施形態例に係る超音波検
査装置においては超音波プローブの振動子を同形同大に
4分割し、前記第2実施形態例に係る超音波検査装置に
おいては超音波プローブの振動子を同心円状に2分割し
たが、振動子の分割数及び分割パターンについてはこれ
に限定されるものではなく、必要に応じて任意の分割数
及び分割パターンで分割することができる。例えば、超
音波プローブの振動子を同心円状に2分割し、さらにこ
の振動子を同形同大に4分割するという分割パターンを
とることもできる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、超
音波プローブとして振動子の超音波送受信面が複数の領
域に分割されたものを用い、異なる超音波送受信面又は
異なる超音波送受信面の組合せを用いて超音波の発信と
受信とを行うようにしたので、1つの超音波プローブか
ら被検体に対する入射角度やスポット径が異なる種々の
超音波ビームを発信させることができる。よって、被検
体に対して互いに直交する方向から超音波ビームを入射
すれば、各受信信号の差又は比から欠陥の有無ばかりで
なく欠陥の性状をも検出することできる。また、被検体
に対する超音波ビームの入射角度を適宜選択すれば、通
常の状態では欠陥検査を行うことが困難な被検体のエッ
ジ部分についても精密な欠陥検査を行うことが可能にな
る。さらに、被検体に入射される超音波ビームのスポッ
ト径を変化させれば、スポット内の欠陥の検出精度を変
化させることができる。よって、1つの超音波プローブ
を用いて種々の条件による欠陥検査を行うことができる
ので、必要に応じて適宜の超音波プローブに交換する場
合に比べて、被検体の検査効率を極めて良好なものにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る超音波検査装置のブロック図
である。
【図2】超音波プローブに備えられる振動子の平面図で
ある。
【図3】実施形態例に係る超音波検査装置を用いた欠陥
検査方法の手順を示すフローチャートである。
【図4】欠陥検査の各段階でモニタに表示される画像を
示す図である。
【図5】欠陥検査時の超音波プローブの駆動方式と被検
体に入射する超音波ビームのルートとを示す側面図であ
る。
【図6】超音波プローブに備えられる振動子の平面図で
ある。
【図7】同心円状に分割された超音波送受信面から発信
される超音波ビームのルートを示す側面図である。
【図8】欠陥検査時の超音波プローブの駆動方式と被検
体に入射する超音波ビームのルートとを示す側面図であ
る。
【図9】欠陥検査時におけるデータサンプリング方法の
第1例を示す平面図である。
【図10】欠陥検査時におけるデータサンプリング方法
の第2例を示す平面図である。
【図11】欠陥検査時におけるデータサンプリング方法
の第3例を示す平面図である。
【図12】従来より提案されている超音波検査装置のブ
ロック図である。
【図13】超音波プローブの断面図である。
【図14】従来の超音波プローブに備えられる振動子の
平面図である。
【図15】従来技術の不備を説明する断面図である。
【図16】従来の超音波プローブから発信される超音波
ビームの集束パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 XYZスキャナ 3 水槽 4 制御装置 11 ハウジング 12 音響レンズ 13 振動子 19a〜19f 超音波送受信面 41 CPU 42 超音波探傷器 43 画像メモリ 44 モニタ 45 スキャナコントローラ 50 スイッチ 50a〜50d 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木野 裕敏 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波プローブから発生した集束ビーム
    で被検体を2次元走査し、前記超音波プローブにて検出
    された前記被検体からの反射波信号をディジタル変換し
    て表示装置に画像表示する超音波検査装置において、前
    記超音波プローブとして、振動子の超音波送受信面が複
    数の領域に分割され、分割された各超音波送受信面が単
    独又は任意の組合せで超音波の発信と受信とを行なえる
    ように構成されたものを備え、1つの被検体について異
    なる超音波送受信面を用いた複数回の反射波信号の検出
    を行ない、検出された各反射波信号から前記被検体の内
    部欠陥情報を生成して前記表示装置に画像表示すること
    を特徴とする超音波検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波検査装置におい
    て、前記振動子の超音波送受信面が、少なくとも4つの
    同形同大の領域に分割されていることを特徴とする超音
    波検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の超音波検査装置におい
    て、前記振動子の超音波送受信面が、少なくとも2つの
    同心円状の領域に分割されていることを特徴とする超音
    波検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の超音波検査装置におい
    て、前記振動子に備えられた全ての超音波送受信面を同
    時に駆動して前記被検体に存在する欠陥の有無を検査し
    た後、欠陥があると判定された部分に再度前記超音波プ
    ローブを位置付け、前記振動子の中心を介して第1の対
    角方向に配置された1乃至複数の超音波送受信面のみを
    選択的に駆動する欠陥検査と当該第1の対角方向と直交
    する第2の対角方向に配置された他の1乃至複数の超音
    波送受信面のみを選択的に駆動する欠陥検査とを繰り返
    し、これら異なる超音波送受信面を用いた夫々の欠陥検
    査により得られる各画像の相違から前記欠陥の特徴量を
    自動的又は手動的に抽出することを特徴とする超音波検
    査装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の超音波検査装置におい
    て、前記被検体の最外周部を除く中央領域においては、
    前記振動子に備えられた全ての超音波送受信面を同時に
    駆動して前記被検体に存在する欠陥の有無を検査し、前
    記被検体の最外周部においては、当該被検体の外周エッ
    ジ部より内方に位置する一部の超音波送受信面のみを選
    択的に駆動して前記被検体に存在する欠陥の有無を検査
    することを特徴とする超音波検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の超音波検査装置におい
    て、前記振動子に備えられた各超音波送受信面のうち、
    内周側に配置された超音波送受信面のみを選択的に駆動
    しつつ大きなサンプリングピッチで前記被検体に存在す
    る欠陥の有無を検査した後、欠陥があると判定された部
    分に再度前記超音波プローブを位置付け、内周側に配置
    された超音波送受信面及びそれよりも外周側に配置され
    た超音波送受信面の双方を同時に駆動しつつ小さなサン
    プリングピッチで前記被検体に存在する欠陥の有無を再
    検査することを特徴とする超音波検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の超音波検査装置におい
    て、前記被検体の最外周部を除く中央領域においては、
    前記振動子に備えられた全ての超音波送受信面を同時に
    駆動して前記被検体に存在する欠陥の有無を検査し、前
    記被検体の最外周部においては、前記振動子に備えられ
    た超音波送受信面のうちの内周側に配置された超音波送
    受信面のみを選択的に駆動して前記被検体に存在する欠
    陥の有無を検査することを特徴とする超音波検査装置。
JP10012593A 1998-01-26 1998-01-26 超音波検査装置 Pending JPH11211701A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323481A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Kawasaki Steel Corp 超音波探傷方法および装置
CN102216767A (zh) * 2008-02-20 2011-10-12 杰富意钢铁株式会社 超声波计测装置及超声波计测方法
JP2020112456A (ja) * 2019-01-14 2020-07-27 株式会社デンケン 検査装置及び検査方法
US20210086282A1 (en) * 2019-09-24 2021-03-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Processing system, processing method, and storage medium
US11318497B2 (en) 2019-03-19 2022-05-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Ultrasonic inspection device
US11980975B2 (en) * 2019-09-24 2024-05-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Processing system, processing method, and storage medium

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