JP2006057839A - ロック表示装置を備えた電子ロッククラッチ - Google Patents

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    • F16D7/04Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
    • F16D7/06Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers

Abstract

【課題】構造が簡単で、信頼性高いロック状態表示装置を提供する。
【解決手段】オーバーランニングクラッチ10は内レース20と外レース12を有し、外レースと内レースの間の隙間に複数の転動体26が挿入されている。転動体は保持器28によって保持されている。保持器は第1付勢部材34によって、中立位置、すなわち転動体が内レースと外レースの間にはまり込まず、内レースと外レースが相対回転できる位置に向けて付勢されている。転動体はアクチュエータ42によって、内レースと外レースの間にはまり込みクラッチをロックさせる位置に動かされるようになっている。クラッチはさらにクラッチが係合したことを検出し、対応する信号を送信するセンサー52を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は2方向オーバーランニングクラッチ、特にころがカム面上を移動することによって係合、非係合の状態が切り替わるタイプであって、クラッチの係合状態を示す信号を送信するロック表示装置を備えた2方向オーバーランニングクラッチに関する。
自動車は、駆動輪に駆動力を伝達しつつ、駆動輪を互いに異なる速度で回転させるための差動機を備えている。このような差動機には様々なタイプのものがある。
標準的な差動機の場合、駆動力はピニオンとリングギアを介して差動機のハウジングに伝わる。車両が旋回することにより、左右の駆動輪が異なる半径の旋回軌道上を移動し始めると、ハウジングと一緒に公転するスパイダーギアが自転することにより、左右の車軸に接続されているサイドギアが互いに異なる速度で回転することができる。
両方の駆動輪が路面をしっかりグリップしている限り、駆動力は差動機を介して適切に両駆動輪に伝達される。しかし一方または両方の駆動輪の路面のグリップ力が減少するか全く消滅すると、標準的な差動機を備えた車両の場合、一方の駆動輪が空回りする。一方の駆動輪が空回りすると、他方の路面をしっかりグリップしている駆動輪にはほとんど駆動力が伝わらなくなる。たとえば、一方のタイヤが凍結路面や他の滑りやすい路面上にあり、他方のタイヤが乾いた舗装路上を走行している場合、滑りやすい路面上にあるタイヤが空回りしやすい。一旦一方のタイヤが空回りし始めると駆動力は空回りしている方のタイヤにばかり伝わり、空回りしていない方のタイヤにはほとんど伝わらない。このような状況においては、乾いた路面上にある車輪にはほとんど駆動力が伝わらないため、車両はいずれ前進も後進もできなくなる。そこで、差動機がこのような状況に陥った場合、左右の車軸をロックさせて、両駆動輪を強制的に同速度で回転させる機構が望まれる。
差動機以外の駆動装置において、ローラーがカム面上を移動することによって、部品間の係合、非係合の状態を切り替える機構を備えたものが知られている。たとえば特許文献1は、保持器で保持され、弾性部材で付勢されたローラーを、カム面上を移動させることによって、係合、非係合の状態が切り替わるタイプの2方向オーバーランニングクラッチを開示している。また特許文献2はこのような2方向オーバーランニングクラッチを備え、四輪駆動車のトランスファー内に組み込まれた、駆動トルクを選択的に各車輪に伝達するための回転伝達装置を開示している。
このようなタイプのオーバーランニングクラッチには、クラッチが係合したことを検出し、対応する検出信号を送信するための複雑なセンサーを設ける必要がある。そこで、上記のタイプのオーバーランニングクラッチにおいて、車両の運転手や電子制御ユニットに信号を送信することによって、クラッチが係合しているか、非係合の状態にあるかを知らせることができる、構造が簡単で、信頼性が高いロック状態表示装置を備えたクラッチが望まれる。
米国特許第5927456号 米国特許第5924510号
本発明のオーバーランニングクラッチは、円筒形内周面を有し、一端に端壁が形成され、第1の軸線を中心に回転可能な外レースと、前記円筒形内周面と同軸で、この円筒形内周面と隙間をはさんで対向する外周面を備えた内レースを備えている。内レースは第1の軸線を中心に外レースに対して相対的に回転可能である。内レースの外周面には、複数のカム面が円周方向に並んで形成されている。複数の転動体が外レースと内レースの間に設けられており、転動体の径は、円筒形内周面と各カム面の中央部間の距離より小さい。転動体は各カム面に一つずつ設けられている。転動体は、内レースに対して前記第1の軸線を中心に所定の範囲内で回転できる保持器によって、円周方向に一斉に移動するように保持されている。
前記保持器は前記内レースに支持された第1付勢部材によって、前記各転動体が前記カム面の中央部に保持される位置にむけて付勢されている。作動ディスクが端壁に向かって軸方向に保持器に対して多少移動できるように保持器に接続されている。具体的には、保持器の一端から軸方向に延びる複数のタブを設け、このタブを作動ディスクに形成された切欠きに係合させることによって、作動ディスクが保持器に対して相対回転するのを防ぐと共に、作動ディスクの保持器に対する軸方向の移動は許容する。タブは4つ設けるのがよい。作動ディスクは、作動ディスクと前記端壁の内面との間に設けられた第2付勢部材によって、前記端壁から遠ざかる方向、すなわち前記保持器に近づく方向に付勢されている。
作動ディスクはアクチュエータによって、第2付勢部材の付勢力に逆らって前記端壁に向かって動かされ、前記端壁に押し付けられるようになっており、作動ディスクが端壁に押し付けられると、両者の間の摩擦力によって、前記作動ディスクと前記保持器は、前記第1付勢部材の付勢力に逆らって前記端壁を有する外輪と一体となって回転し、その結果転動体がカム面の中央部から周方向の一端に向かって移動し、内レースと外レースの間にはまり込み、内レースと外レースが相対的に回転できなくなるようになっている。
前記作動ディスクが前記端壁に接近したことをセンサーによって検出し、対応する信号を送信することによって、オーバーランニングクラッチが係合しているかいないかがわかる。
作動ディスクにはロック表示リングが取り付けられており、ロック表示リングには、端壁に形成されたスロットに挿入される軸方向のローブが少なくとも一つ形成されている。前記少なくとも一つのローブの先端には少なくとも一つ磁石が取り付けられており、前記電磁コイルに通電し、前記作動ディスクが前記端壁に向かって磁気的に吸引されると、ローブの先端が電磁コイルに接近するようになっている。センサーは磁石を検出し、対応する信号を送信する。
下記の本発明の好ましい実施例の説明は、この実施例に本発明を限定することを意図したものではなく、当業者が本発明を実施できるようにするためのものである。
図1〜図3の参照番号10は、本発明のオーバーランニングクラッチ全体を示す。オーバーランニングクラッチ10の外レース12は、第1軸16を中心として回転する内周面14と、端壁18を有する。クラッチ10の内レース20は、外レース12の内周面14と同心の外周面22を有する。外レース12の内周面14と内レース20の外周面22の間には、隙間24が形成されている。
複数の転動体26がこの隙間24に挿入されている。転動体26、内レース20、外レース12は鋼鉄製のものが好ましい。転動体26、外レース12の内周面14、内レース20の外周面22には高周波の接触応力が作用するため、鋼鉄製の転動体26は焼入れ後、研磨処理するのが好ましい。
内レース20の外周面22には、周方向に一列に複数のカム面(図示省略)が形成されている。転動体26はそれぞれ、内レース20の各カム面の中心に保持されている。転動体26の直径は、内周面14とカム面の中心間の距離より小さく、内周面14とカム面の周方向端部間の距離より大きい値に設定されている。
転動体26は保持器28によって、周方向に一斉に移動できるように保持されている。保持器28は内レース20に対して、所定の角度範囲で第1軸16を中心に回転することができる。保持器28には、端壁18の内面32に向かって軸方向に突出する一対のタブ30が形成されている。各タブ30の先端は、端壁18から少し離れた位置にある。
第1付勢部材34によって保持器28は、内レース20に対して、各転動体26がカム面の中央に保持される位置に向かって付勢されている。作動ディスク36が保持器28と端壁18の内面32の間に設けられている。作動ディスク36の外径面には切欠き38が形成されており、この切欠き38に保持器28のタブ30が嵌ることによって、作動ディスク36は保持器28に対して回転はできないが、軸方向への移動はできるようになっている。
作動ディスク36と端壁18の内面32間に設けた第2付勢部材40によって、作動ディスク36は端壁18から遠ざかる方向、すなわち保持器28に近づく方向に付勢されている。第2付勢部材40としては波ばねが好ましい。
第1付勢部材34は、内レース20に支持され、保持器28に係合することによって、上記のように転動体26が各カム面の中央にあり、外レース12と内レース20が自由に相対回転できる中立位置に向けて保持器28を付勢している。第1付勢部材34には、保持器28に形成された小さい切欠き(図示省略)にはまった軸方向の小さい突起(図示省略)が形成されている。第1付勢部材34の付勢力は、オーバーランニングクラッチ10が係合していないときは、容易に保持器28と転動体26を上記中立位置まで動かせることができるだけの大きさであると共に、クラッチ10が係合したときに作動ディスク36と端壁18との間に発生する摩擦力よりも小さい値に設定しなければならない。
オーバーランニングクラッチ10は、第2付勢部材40の付勢力に逆らって作動ディスク36を端壁18に押し付けるためのアクチュエータを備えている。作動ディスク36は保持器28に対して軸方向に移動できるため、アクチュエータ42に通電すると、アクチュエータが発生する磁気吸引力によって、作動ディスク36は、第2付勢部材40の付勢力に逆らって端壁18の内面32に向かって軸方向に移動し、端壁18の内面32に押し付けられる。作動ディスク36が端壁18に押し付けられると、両者の間に発生する摩擦力によって、端壁18を有する外レース12と作動ディスク36が共回りする。作動ディスク36は保持器28に対して相対回転できないため、端壁18を有する外レース12の回転は作動ディスク36を介して保持器28に伝達される。
その結果、保持器28が内レース20に対して相対回転し、転動体26は各カム面の中心から周方向の一端に向かって移動する。各カム面の周方向の端部においては、隙間24の大きさは転動体26の直径より小さいため、転動体26は内レース20の外面22と外レースの内面20間に噛み込み、内レース20と外レース12はロックされる。カム面と転動体26との相互作用についての詳しい説明は、米国特許No.5927456とNo.5924510にある。
アクチュエータ42は、外部部材(図示省略)に取り付けたハウジング46に収容された電磁コイル44から成る。外レースの端壁18には、円周方向に間隔を置いて複数のスロット48が、軸方向に貫通して形成されている。電磁コイル44に通電すると、電磁コイルから発生する磁束がスロット48を通過し、作動ディスク36に作用する。その結果、作動ディスク36は第2付勢部材の付勢力に逆らって、端壁18の内面に向かって動き始める。作動ディスク36は、油圧手段、空気圧手段などの電磁手段以外の手段を用いて動かすようにしてもよい。
アクチュエータ42への通電を切ると、磁束は消滅し、作動ディスク36は第2付勢部材40の付勢力で、端壁18の内面32からすばやく離れ、作動ディスク36と保持器28は端壁を有する外レースに対して自由に回転できるようになる。
保持器28が外レースに対して自由に回転できるようになると、保持器28は第1付勢部材34によって中立位置に戻り、転動体26は各カム面の中央の位置に戻る。その結果、オーバーランニングクラッチ10の係合が外れ、外レース12と内レース20は互いにフリーに回転できるようになる。
電磁コイル44のハウジング46は、固定部材(図示省略)に固定すると共に、玉軸受、ころ軸受、ジャーナル軸受などの軸受50を介して端壁に回転自在に取り付ける。これによって外輪が回転しても、電磁コイル44とハウジング46は回転しない状態に保持される。このため電磁コイルと配線を回転継手を介して接続する必要がなくなるため、アクチュエータの構造を単純にすることができる。軸受50以外の手段を用いて、ハウジング46を端壁18の外面に対して回転しないように接続してもよい。
オーバーランニングクラッチは、作動ディスク36と外輪の端壁18の内面間の距離を検出することによって、オーバーランニングクラッチ10が係合しているか否かを判断するセンサー52を備えている。センサー52は磁場の検出のバランスを取るために、コイル巻き面の半径方向中央に設けられる。ロック表示リング54が作動ディスク36に取り付けられている。ロック表示リング54は、端壁18に形成されたスロット48の一つに挿入される少なくとも一つの軸方向に突出するローブ56を備えている。軸方向のローブ56の先端には、磁石58が少なくとも1個取り付けられている。センサー52は、端壁18に隣接する位置で、端壁18に形成されたスロット48と軸方向に並ぶように電磁コイル44に取り付けられている。作動ディスク36が磁力によって端壁18に向かって引っ張られると、軸方向のローブ56の先端60が電磁コイル44に取り付けたセンサー52に近接する位置まで移動し、その結果、センサー52が軸方向ローブ56の先端に取り付けられた磁石58を検出し、検出信号を送る。
好ましくは端壁18には複数のスロット48を形成し、ロック表示リング54には、複数の軸方向のローブ56を設ける。図4および図5に示すロック表示リング54は軸方向ローブ56を4つ備えている。図4の例では、ロック表示装置54の各軸方向ローブ56の先端60には、周方向に間隔をおいて複数の磁石58が設けられている。図5の例では、ロック表示装置の各軸方向のローブ56の先端60には、ローブ56の長さ方向に延びる線状の磁石62が一つ設けられている。
図6に示すセンサー52は、電磁コイル44内に互いに間隔をおいて設けられた一対のホール素子センサーである。この一対のセンサー52は、図7に示すように、端壁18に形成されたスロット48の一つの両端に位置するようになっている。センサー52としては、単極のホール素子センサーが好ましい。センサー52の周方向の間隔は、少なくとも端壁18に形成された各スロット48の両端間の周方向の距離以上とする。ホール素子センサー52は並列に接続されているため、少なくとも一方のセンサーに軸方向ローブ56と磁石58が接近すると、少なくともこの一方のセンサーから信号が連続的に発生する。また両ホール素子センサー52の出力は共通の出力端子64に接続されている。図8に示すように、「プルアップ」抵抗器66によって、クラッチが係合していないときは、信号出力を出力電圧に対応する「ハイ」信号に保持し、ホール素子センサーの一方または両方が作動したとき「ロー」信号を出力するフェイルセーフ機能を持たせている。
センサー52は、電磁コイル44に通電しても自動的に作動しないように、電磁コイル内に設けられている。さらに電磁コイル44の極性の方向は電磁コイル44から発生する磁界が、ロック表示リング54の軸方向ローブ56に作用する磁石58の対抗する磁界よりも小さく設定することによって、センサー52が電磁コイルの磁界によって作動しないようにしている。
オーバーランニングクラッチ10が作動していないときは、磁石は鉄製の端壁18にシールドされて、磁界は短絡し、センサー52までは届かない。オーバーランニングクラッチ10が作動すると、軸方向ローブ56が前方に移動し、軸方向ローブ56の先端60が端壁18のスロット48を貫通し、磁石58の磁界がセンサー52に届く。このときの磁石58の移動距離は、約1.4ミリメートルと非常に短いものであるが、磁石58が端壁18のスロット48を通過することにより、磁界のシールド効果がなくなるため、センサーに届く磁界は劇的に増加することになる。このため、オーバーランニングクラッチ10を製造する際の、各部品の寸法誤差は多少大きくても、センサーは正確にクラッチの係合、非係合の状態を検出することができる。このため、クラッチを容易に製造することができる。
上で説明した本発明の実施例には、クレームの範囲から逸脱せずにさまざまな変更、改良を行うことができる。実施例の説明は本発明を限定することを意図したものではない。
本発明のオーバーランニングクラッチの斜視図 図1の2−2線に沿った断面図 図2の部分拡大図 複数の磁石が取り付けられた軸方向に延びるローブを備えた本発明のロック表示リングの斜視図 線状の磁石が取り付けられた軸方向に延びるローブを備えた本発明のロック表示リングの斜視図 一対のセンサーが取り付けられたハウジングに収容された電磁コイルの斜視図 オーバーランニングクラッチの端壁の、電磁コイルとハウジングが取り付けられている部分の斜視図 本発明のセンサーの電気回路の概略線図
符号の説明
10 オーバーランニングクラッチ
12 外レース
14 内周面
18 端壁
20 内レース
26 転動体
28 保持器
30 タブ
34 第1付勢部材
36 作動ディスク
38 切欠き
40 第2付勢部材
44 電磁コイル
48 スロット
52 センサー
54 ロック表示リング
56 ローブ

Claims (10)

  1. 円筒形内周面を有し、一端に端壁が形成され、第1の軸線を中心に回転可能な外レースと、
    前記円筒形内周面と同軸で、この円筒形内周面と隙間をはさんで対向する外周面を備えた内レースを備え、前記内レースは前記第1の軸線を中心に外レースに対して相対的に回転可能であり、
    前記内レースの外周面には、複数のカム面が円周方向に並んで形成されており、
    複数の転動体が前記外レースと内レースの間に設けられており、前記転動体の径は、前記円筒形内周面と各カム面の中央部間の距離より小さく、
    前記転動体は、前記内レースに対して前記第1の軸線を中心に所定の範囲内で回転できる保持器によって、円周方向に一斉に移動するように保持されており、前記保持器は前記端壁の内面に向かって軸方向に延び、先端が端壁の内面に近接する位置にある複数のタブを有し、
    前記保持器は前記内レースに支持された第1付勢部材によって、前記各転動体が前記カム面の中央部に保持される位置にむけて付勢されており、
    作動ディスクが前記保持器と前記端壁の内面との間に設けられており、作動ディスクの内径面または外径面に周方向に間隔を置いて形成された切欠きのそれぞれに、前記各タブがはまり込むことにより、作動ディスクは保持器に対して軸方向に移動はできるが、回転はできないように保持されており、
    前記作動ディスクは、作動ディスクと前記端壁の内面との間に設けられた第2付勢部材によって、前記端壁から遠ざかる方向、すなわち前記保持器に近づく方向に付勢されており、
    作動ディスクはアクチュエータによって、第2付勢部材の付勢力に逆らって前記端壁に向かって動かされ、前記端壁に押し付けられるようになっており、作動ディスクが端壁に押し付けられると、両者の間の摩擦力によって、前記作動ディスクと前記保持器は、前記第1付勢部材の付勢力に逆らって前記端壁を有する外輪と一体となって回転し、その結果転動体がカム面の中央部から周方向の一端に向かって移動し、内レースと外レースの間にはまり込み、内レースと外レースが相対的に回転できなくなるようになっており、
    前記作動ディスクが前記端壁に接近したことをセンサーによって検出し、対応する信号を送信するようにしたオーバーランニングクラッチ。
  2. 前記アクチュエータが、軸受を介して端壁に支持されたハウジングに収容された電磁コイルから成り、前記軸受によって端壁と外レースはハウジングに対して回転自在であり、前記端壁にはスロットが周方向に間隔をおいて形成されており、電磁コイルに通電すると電磁コイルから発生する磁束がスロットを通過し、作動ディスクに作用し、作動ディスクを端壁の内面に向かって磁気的に吸引するようになっている請求項1に記載のオーバーランニングクラッチ。
  3. 前記作動ディスクにはロック表示リングが取り付けられており、ロック表示リングには、前記端壁に形成されたスロットに挿入される軸方向のローブが少なくとも一つ形成されており、前記少なくとも一つのローブの先端には少なくとも一つ磁石が取り付けられており、前記電磁コイルに通電し、前記作動ディスクが前記端壁に向かって磁気的に吸引されると、前記少なくとも一つのローブが前記電磁コイルに接近するようになっており、前記センサーは、前記スロットに対応する位置で前記電磁コイルに取り付けられており、前記少なくとも一つの磁石を検出し、対応する信号を送信するようになっている請求項2に記載のオーバーランニングクラッチ。
  4. 前記少なくとも一つのセンサーがホール素子センサーである請求項3に記載のオーバーランニングクラッチ。
  5. 前記少なくとも一つのセンサーが前記スロットの両端にそれぞれ対応する位置に、互いに間隔をおいて設けられた一対のホール素子センサーである請求項3に記載のオーバーランニングクラッチ。
  6. 抵抗器を備え、前記ホール素子センサーが並列に接続されている請求項5に記載のオーバーランニングクラッチ。
  7. 各ホール素子センサーの出力が共通の出力部に接続されており、前記抵抗器がセンサーの電力入力部と前記共通の出力部間に接続されている請求項6に記載のオーバーランニングクラッチ。
  8. 前記少なくとも一つの磁石が、前記軸方向のローブの先端に沿って間隔をおいて設けられた複数の磁石から成る請求項3に記載のオーバーランニングクラッチ。
  9. 前記少なくとも一つの磁石が、前記軸方向のローブの先端に取り付けられた、軸方向のローブの長さ方向に延びる単一の線状磁石である請求項3に記載のオーバーランニングクラッチ。
  10. 前記第1付勢部材が、前記内レースと保持器の間に設けられ、前記保持器を、転動体が前記カム面の中央部に保持され、前記クラッチが非係合の状態にある中立位置に向けて付勢するセンタリングスプリングである請求項1に記載のオーバーランニングクラッチ。
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