JP2006057824A - 電磁弁用コイルボビン - Google Patents

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Abstract

【課題】 バリ取り工数を削減することができる電磁弁用コイルボビンを提供する。
【解決手段】 樹脂成型品2にノズル部11とコイルボビン1を一体形成し、コイルボビン1の胴部12の端部に上鍔部13及び下鍔部14を形成する。コイルボビン1の下鍔部14の下端に金属プレート21をインサート成形する。金属プレート21がインサート成形された下鍔部14を、胴部12側を形成する胴部側形成部31と金属プレート21側を形成するプレート側形成部32で構成する。プレート側形成部32の外形寸法を胴部側形成部31より小径に設定し、胴部側形成部31と金属プレート21間に、下鍔部14を形成するスライド金型34の挿入部35が挿入される金型挿入部36を凹設する。金型挿入部36の内側面を構成する金属プレート21の上面に、スライド金型34の挿入部35の下面41と面接する面接部42を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、巻き線を巻回してソレノイドを形成する電磁弁用コイルボビンに関する。
従来、自動変速機等の油圧経路には、電磁弁が使用されており、該電磁弁には、図3に示すように、ソレノイドを形成する樹脂成型品101が収容されている。
該樹脂成型品101は、ノズル部111とコイルボビン112とからなり、該コイルボビン112は、胴部113と該胴部113の両端に設けられた鍔部114,114とによって構成されている。前記胴部113には、巻き線が巻回されてコイルが形成されるように構成されており、このコイルを前記鍔部114,114で保持して前記ソレノイドを形成できるように構成されている。
このコイルボビン112の下部側の鍔部114の端部には、円板状の金属プレート121がインサート成形されており、該金属プレート121は、前記ソレノイドの磁気回路の一部を形成するように構成されている。
この樹脂成型品101では、図3の(b)に示すように、下部の鍔部114と前記金属プレート121との外形寸法が一致するように設定されており、スライド金型131で形成される前記鍔部114側から前記金属プレート121外周部への樹脂の流出は、該金属プレート121と下金型132との隙間133管理によって阻止するように構成されている。
しかしながら、このような電磁弁用コイルボビンにあっては、金属プレート121がプレス成型されたものが多く、その外形寸法の公差は、金型と比較して大きい。
このため、図4の(a)に示すように、前記金属プレート121の外形寸法が大きく形成された場合には、金属プレート121の周縁と前記鍔部114の周縁との間に段差141ができてしまう。
一方、前記金属プレート121の外形寸法が小さく形成された場合には、前記金属プレート121と下金型132との間に隙間133形成されてしまう。この場合、前記鍔部114を形成する樹脂が前記金属プレート121の外周部の前記隙間133に流れ込み、図4の(b)に示すように、前記金属プレート121の外周部には、樹脂バリ151が形成されてしてしまう。
この場合、この樹脂バリ151を、一つ一つ手作業で取り除かなければならず、苦労を要するとともに作業時間が掛かるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、バリ取り工数を削減することができる電磁弁用コイルボビンを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の電磁弁用コイルボビンにあっては、胴部の端にコイルを保持する鍔部が形成され、該鍔部の端部に金属プレートがインサート成形された電磁弁用コイルボビンにおいて、前記金属プレートがインサート成形された前記鍔部を、前記胴部側を形成する胴部側形成部と前記金属プレート側を形成するプレート側形成部とで構成し、該プレート側形成部を前記胴部側形成部より小径に形成して前記胴部側形成部と前記金属プレートとの間に、前記鍔部を形成するスライド金型の挿入部が挿入される金型挿入部を周方向に延設するとともに、該金型挿入部の内側面を構成する前記金属プレートの一面に前記スライド金型の前記挿入部と面接する面接部を設定した。
すなわち、電磁弁用コイルボビンを形成する際には、鍔部を構成する胴部側形成部と金属プレートとの間に設けられた金型挿入部に、前記鍔部を形成するスライド金型の挿入部が挿入される。このとき、前記金型挿入部の内側面を構成する前記金属プレートの一面には、前記スライド金型の前記挿入部と面接する面接部が設定されており、前記スライド金型の前記挿入部が、前記金属プレートの一面に設定された前記面接部と面接する。
このため、前記鍔部を形成する樹脂の前記金属プレート外周部への流れは、前記挿入部が前記面接部に面接した部位にて阻止される。
以上説明したように本発明の電磁弁用コイルボビンにあっては、鍔部を構成する胴部側形成部と金属プレートとの間に形成された金型挿入部に、前記鍔部を形成するスライド金型の挿入部を挿入するとともに、この挿入部を、前記金属プレートの一面に設定された面接部に面接して金型成型することによって、前記鍔部を形成する樹脂の金属プレート外周部への流れを、前記挿入部と前記面接部と面接によって確実に阻止することができる。
このため、鍔部を形成する樹脂が金属プレートの外周部に流出し、金属プレートの外周部に樹脂バリが発生してしまう従来と比較して、成型後に金属プレートの外周部に形成された樹脂バリを一つ一つ手作業で取り除くといったバリ取り行程を廃止することができる。これにより、バリ取り工数を削減することができるとともに、作業時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる電磁弁用コイルボビン1(以下コイルボビン1)を備えた樹脂成型品2を示す図であり、該樹脂成型品2は、自動変速機等の油圧経路で使用される電磁弁に収容されるものである。
この樹脂成型品2は、金型で形成されており、油圧経路に挿入されるノズル部11と、ソレノイドを形成する為の前記コイルボビン1とが一体形成されている。該コイルボビン1は、円筒状に形成された胴部12と、該胴部12の上端部に一体形成された上鍔部13と、前記胴部12の下端部に一体形成された下鍔部14とによって構成されており、両鍔部13,14は、前記胴部12より大径に形成されている。これにより、前記胴部12に巻き線が巻回されて成るコイルを前記両鍔部13,14間に保持できるように構成されており、前記コイルによって形成された前記ソレノイドからの磁力によって当該コイルボビン1内に収容された図外のプランジャを作動して弁開度を可変できるように構成されている。
この樹脂成型品2の前記コイルボビン1と前記ノズル部11との間、すなわち、前記コイルボビン1の前記下鍔部14の下端には、金属プレート21がインサート成形されている。該金属プレート21は、金属板が円板状リング状にプレス成型されてなり、一般的に厚み寸法T(図2参照)の公差は、外形寸法の公差より小さく、管理幅を小さくすることができる。この金属プレート21の中央部には、例えばオイルが通流する通流穴が形成されおり、この金属プレート21は、前記ソレノイドの磁気回路の一部であるヨークやシートを形成するように構成されている。
前記金属プレート21がインサート成形された前記下鍔部14は、図1の(b)及び図2に示すように、前記胴部12側を形成する胴部側形成部31と、前記金属プレート21側を形成するプレート側形成部32とによって構成されている。前記胴部側形成部31の外形寸法は、前記上鍔部13の外形寸法及び前記金属プレート21の外形寸法と同寸法に設定されており、前記胴部12に巻回された巻き線を所定量以上保持できるように設定されている。
また、前記プレート側形成部32の外形寸法は、前記胴部側形成部31より小径に設定されている。これにより、前記胴部側形成部31と前記金属プレート21との間には、図1の(b)に示したように、段差33を有し、当該下鍔部14と前記胴部12と前記上鍔部12とを形成する相対向した一対のスライド金型34(一方のみ図示)の挿入部35が挿入される金型挿入部36が当該下鍔部14の全周に渡って凹設されている。
この金型挿入部36の内側面を構成する前記金属プレート21の上面には、樹脂成型時に前記スライド金型34の前記挿入部35の下面41と面接する面接部42が設定されており、該面接部42は、前記金属プレート21周縁部の全周に渡って形成されている。
そして、前記金属プレート21は、前記ノズル部11を形成する下金型51の段部52に載置された状態で位置決めされるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態にあっては、電磁弁用コイルボビン1を備えた樹脂成型品2を形成する際には、下鍔部14を構成する胴部側形成部31と金属プレート21との間に設けられた金型挿入部36に、当該下鍔部14を形成するスライド金型34の挿入部35を挿入する。このとき、前記金型挿入部36の内側面を構成する前記金属プレート21の上面には、前記スライド金型34の前記挿入部35と面接する面接部42が全周に渡って設定されており、前記スライド金型34の前記挿入部35が、前記金属プレート21の上面に設定された前記面接部42と面接する。
このため、前記下鍔部14を形成する樹脂の前記金属プレート21外周部への流れを、前記挿入部35が前記面接部42に面接した前記金属プレート21外周部の全域にて確実に阻止することができる。これにより、図1の(b)に示したように、前記金属プレート21と前記下金型51との間に、前記金属プレート21の外形寸法の公差によって隙間61が形成された場合であっても、前記下鍔部14を形成する樹脂が前記金属プレート21の外周部に流出するといった不具合を防止することができる。
したがって、鍔部を形成する樹脂が金属プレートの外周部に流れ込み該金属プレートの外周部に樹脂バリが発生してしまう従来と比較して、成型後に金属プレート21の外周部に形成された樹脂バリを一つ一つ手作業で取り除くといったバリ取り行程を廃止することができる。これにより、バリ取り工数を削減することができるとともに、作業時間の短縮化を図ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、(a)は樹脂成型品の側面図であり、(b)は樹脂成型時の様子を示す説明図である。 図1のA部に相当する部位の断面図である。 (a)は従来例を示す側面図であり、(b)は同従来例の樹脂成型時の様子を示す説明図である。 図3のB部に相当する部位の断面図で、(a)は金属プレートの外形寸法が大きな場合を示す説明図であり、(b)は金属プレートの外形寸法が小さな場合を示す説明図である。
符号の説明
1 電磁弁用コイルボビン
12 胴部
14 下鍔部
21 金属プレート
31 胴部側形成部
32 プレート側形成部
34 スライド金型
35 挿入部
36 金型挿入部
42 面接部

Claims (1)

  1. 胴部の端にコイルを保持する鍔部が形成され、該鍔部の端部に金属プレートがインサート成形された電磁弁用コイルボビンにおいて、
    前記金属プレートがインサート成形された前記鍔部を、前記胴部側を形成する胴部側形成部と前記金属プレート側を形成するプレート側形成部とで構成し、該プレート側形成部を前記胴部側形成部より小径に形成して前記胴部側形成部と前記金属プレートとの間に、前記鍔部を形成するスライド金型の挿入部が挿入される金型挿入部を周方向に延設するとともに、該金型挿入部の内側面を構成する前記金属プレートの一面に前記スライド金型の前記挿入部と面接する面接部を設定したことを特徴とする電磁弁用コイルボビン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10151399B2 (en) 2015-10-22 2018-12-11 Nidec Tosok Corporation Solenoid valve device and method for manufacturing the same

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