JP2006056881A - 縮合環化合物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 式
〔式中、環Aは置換されていてもよい芳香族複素環;環Bは置換されていてもよい含窒素6ないし9員環;Xaは置換されていてもよいメチレン基(ただし、−C(=O)−を除く);Xbは置換されていてもよいメチレン基;Yは置換されていてもよいC1−3アルキレン基、−CONH−、−SO2NH−または−SO2−;Rは置換されていてもよい芳香族基;環Dは置換されていてもよい芳香環または置換されていてもよい非芳香族複素環を示す。〕で表される縮合環化合物。
【選択図】 なし
Description
1)ソマトスタチン受容体作動作用を有する、式
すなわち、本発明は、
(1) 式
環Bはさらに置換されていてもよい含窒素6ないし9員環を;
Xaは置換されていてもよいメチレン基(ただし、−C(=O)−を除く)を;
Xbは置換されていてもよいメチレン基を;
Yは置換されていてもよいC1−3アルキレン基、−CONH−、−SO2NH−または−SO2−を;
Rは置換されていてもよい芳香族基を;
環Dは置換されていてもよい芳香環または置換されていてもよい非芳香族複素環を示す。
ただし、環Dが置換されていてもよいベンゼン環である場合、該ベンゼン環が環Aとの結合に対してオルト位に置換基を有するか、Xbが置換されたメチレン基を示す。〕で表される化合物またはその塩[以下、化合物(I)と略記することがある];
(2) 環Aがさらに置換されていてもよいピリジン環である前記(1)記載の化合物;
(3) 環Bで示される含窒素6ないし9員環が
(4) Xaがメチレン基である前記(1)記載の化合物;
(5) Xbがメチレン基または−C(=O)−である前記(1)記載の化合物;
(6) Rが置換されていてもよいフェニル基である前記(1)記載の化合物;
(7) 環Dが式
R1は水素原子または置換基を示す。)で表される環であり、
ただし、環D'が置換されていてもよいベンゼン環である場合、R1が置換基であるか、Xbが置換されたメチレン基を示す、前記(1)記載の化合物。
(8) 環D'がさらに置換されていてもよいベンゼン環である前記(7)記載の化合物;
(9) 前記(1)記載の化合物のプロドラッグ;
(10) 前記(1)記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなるTGR5受容体作動剤;
(11) GLP−1分泌促進剤、インスリン分泌促進剤、血糖低下剤、食欲抑制剤、膵臓の再生剤、膵β細胞分化促進剤、膵β細胞増殖促進剤、インスリン抵抗性改善剤またはサイトカイン産生抑制剤である前記(10)記載の剤;
(12) 前記(1)記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
(13) 心不全、心筋梗塞、急性腎不全、狭心症、不整脈、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、動脈硬化症、慢性関節リウマチ、糖尿病、肥満、インスリン分泌不全、膵疲弊、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、アレルギー、変形性関節症、エリテマトーデス、移植医療後の過剰免疫反応または感染症の予防・治療剤または免疫抑制剤である前記(12)記載の医薬;
(14) 哺乳動物に対して、前記(1)記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるTGR5受容体の作動方法;
(15) TGR5受容体作動剤の製造のための前記(1)記載の化合物またはそのプロドラッグの使用等に関する。
環Aで示される「芳香族複素環」としては、例えば環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子を有する5または6員の単環式芳香族複素環が挙げられる。「芳香族複素環」の具体例としては、フラン、チオフェン、ピロール、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジンなどが挙げられる。
環Aで示される芳香族複素環は、好ましくは環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子を1個または2個含む6員の芳香族複素環、さらに好ましくはピリジン環またはピリミジン環、特に好ましくはピリジン環である。例えば、以下のような芳香族複素環が挙げられる。
ベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジニル、イソクロマニル、クロマニル、インドリニル、イソインドリニル等の2または3環式縮合複素環基またはその還元体などが挙げられる。
該「複素環基」は、置換可能な位置に1ないし4個の置換基を有していてもよく、このような置換基としては、前記「置換されていてもよいC6−14アリール基」における置換基として例示したものが挙げられる。
環Bで示される「含窒素6ないし9員環」としては、以下のような含窒素6ないし9員環(好ましくは7ないし9員環、さらに好ましくは7または8員環)が挙げられる。
環Dで示される非芳香族複素環は、好ましくは、環構成原子として、炭素原子以外に1個の窒素原子を含み、さらに窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし7員非芳香族含窒素複素環であり、さらに好ましくは、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピンであり、特に好ましくは、ピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピンである。
R1は、さらに好ましくは水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基であり、特に好ましくは水素原子、ハロゲン原子またはハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基である。
Rで示される芳香族基は、置換可能な位置に1ないし5個の置換基を有していてもよく、このような置換基としては、例えば環Aで示される芳香族複素環の置換基として例示した置換基およびC1−3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ)が挙げられる。
該芳香族基における置換基は、好ましくはハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチル)、アミノ−C1−6アルキル基(例、アミノメチル)、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルキル基(例、tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)、C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ)、ヒドロキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチルオキシ)、置換されていてもよい複素環基(例、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基)、C1−3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ)などである。
式(Ia)
環B1が
Xa1が置換されていてもよいC1−6アルキル基で置換されていてもよいメチレン基;
Xb1がオキソ基および置換されていてもよいC1−6アルキル基から選ばれる置換基で置換されていてもよいメチレン基;
Yaがオキソ基およびC1−6アルキル基から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1−3アルキレン基または−SO2−;
Raがハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、アミノ−C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルキル基、C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基などから選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D1がそれぞれハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、カルボキシ−C1−6アルコキシ基、C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基およびC7−14アラルキルオキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基でさらに置換されていてもよいベンゼン環、フラン環またはチオフェン環;
R1aが水素原子、またはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基およびC7−14アラルキルオキシ基から選ばれる置換基を示す。
ただし、環D1が置換されていてもよいベンゼン環である場合、R1aが置換基であるか、Xb1が置換されたメチレン基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環B2が
Xa2がメチレン基;
Xb2がメチレン基または−C(=O)−;
Ybが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Rbが1ないし4個のハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基(Rbは、特に好ましくは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基);
環D2が1ないし3個のハロゲン原子でさらに置換されていてもよいベンゼン環;
R1bが水素原子、またはハロゲン原子およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる置換基を示す。
ただし、Xb2がメチレン基である場合、R1bは置換基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
Xb3が−C(=O)−;
R1cが水素原子、ハロゲン原子またはハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基を示し;
その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物またはその塩。
Xb4がメチレン基;
R1dがハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基を示し;
その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環Bはさらに置換されていてもよい含窒素6ないし9員環を;
Xaは置換されていてもよいメチレン基(ただし、−C(=O)−を除く)を;
Xbは置換されていてもよいメチレン基を;
Yは置換されていてもよいC1−3アルキレン基、−CONH−、−SO2NH−または−SO2−を;
Rは置換されていてもよい芳香族基を;
環D'はさらに置換されていてもよい芳香環を;
R1は水素原子または置換基を示す。
ただし、環D'が置換されていてもよいベンゼン環である場合、R1が置換基であるか、Xbが置換されたメチレン基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
(1)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基でさらに置換されていてもよく、N−オキシド化されていてもよいピリジン環または
(2)ピリミジン環;
環B5が
(1)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(2)C1−6アルキル−カルボニル基から選ばれる1ないし4個の置換基でさらに置換されていてもよい含窒素7ないし9員環;
Xa5がハロゲン原子およびヒドロキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基で置換されていてもよいメチレン基;
Xb5が
(1)オキソ基および
(2)ハロゲン原子およびヒドロキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基
から選ばれる置換基で置換されていてもよいメチレン基;
Yfが
(1)オキソ基およびC1−6アルキル基から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1−3アルキレン基または
(2)−SO2−;
Rfが
(1)ハロゲン原子、
(2)ニトロ基、
(3)シアノ基、
(4)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(5)アミノ−C1−6アルキル基、
(6)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルキル基、
(7)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(8)ヒドロキシ基、
(9)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(10)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基および
(11)C1−3アルキレンジオキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいフェニル基またはピリジル基;
環D5が
(1)置換されていてもよいベンゼン環、
(2)置換されていてもよい、環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有する5または6員の単環式芳香族複素環(好ましくはフラン環、チオフェン環、ピリジン環またはチアゾール環)、または
(3)置換されていてもよい、環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有する5ないし9員の非芳香族複素環(好ましくはピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピン)を示す。
前記ベンゼン環、単環式芳香族複素環および非芳香族複素環は、それぞれ、
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし5個の置換基で置換されていてもよい。
ただし、環D5が置換されていてもよいベンゼン環である場合、該ベンゼン環が環A5との結合に対してオルト位に置換基を有するか、Xb5が置換されたメチレン基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環B6が
Xa6がメチレン基;
Xb6がメチレン基または−C(=O)−;
Ygが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Rgが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D6が
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基でさらに置換されていてもよいベンゼン環;
R1gが水素原子、または次の(1)ないし(18)から選ばれる置換基を示す。
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基。
ただし、Xb6がメチレン基である場合、R1gは置換基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環B7が
Xa7がメチレン基;
Xb7が−C(=O)−;
Yhが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Rhが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D7が
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基でさらに置換されていてもよいベンゼン環;
R1hが水素原子、または次の(1)ないし(18)から選ばれる置換基を示す。
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基。〕で表される化合物またはその塩。
環B8が
Xa8がメチレン基;
Xb8がメチレン基;
Yiが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Riが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D8が
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基でさらに置換されていてもよいベンゼン環;
R1iが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基、
(3)ヒドロキシ−C1−6アルキル基、
(4)C1−6アルキル基でモノ−又はジ−置換されていてもよいアミノ基、
(5)ヒドロキシ基、
(6)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(7)C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ基、
(8)カルボキシ−C1−6アルコキシ基、
(9)C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルコキシ基、
(10)C7−14アラルキルオキシ基、
(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ基、
(12)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、
(13)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基でモノ−又はジ−置換されたアミノ基、
(14)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基、
(15)カルバモイル基、
(16)カルバモイル−C1−6アルコキシ基、
(17)アミノ−C1−6アルコキシ基および
(18)C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルコキシ基から選ばれる置換基を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環B9が
Xa9がメチレン基;
Xb9がメチレン基または−C(=O)−;
Yjが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Rjが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D9が
(1)環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有する5または6員の単環式芳香族複素環(好ましくはフラン環、チオフェン環、ピリジン環またはチアゾール環)、または
(2)環構成原子として、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1または4個のヘテロ原子を有する5ないし9員の非芳香族複素環(好ましくはピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピン)を示す。〕で表される化合物またはその塩。
環B10が
Xa10がメチレン基;
Xb10がメチレン基または−C(=O)−;
Ykが−CH2−、−CH(CH3)−または−SO2−;
Rkが
(1)ハロゲン原子、
(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基および
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよいフェニル基;
環D10が
環構成原子として、炭素原子以外に1個の窒素原子を含み、さらに窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし7員の非芳香族含窒素複素環(好ましくはピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピン)を示す。〕で表される化合物またはその塩。
無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
なお、以下の各製造法において、アルキル化反応、アミド化反応、エステル化反応、還元反応、還元的アミノ化反応などを行う場合、これらの反応は、自体公知の方法にしたがって行われる。このような方法としては、例えばオーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS)第2版、アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS, INC.)1989年刊;コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション (Comprehensive Organic Transformations) VCH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法などが挙げられる。
また、以下の各製造法において、原料化合物が塩を形成し得る場合、該化合物を塩として用いてもよい。このような塩としては、化合物(I)の塩として例示したものが用いられる。
化合物(I)のうち、環Bが、
[A法]
Q1で示される脱離基としては、例えば、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ)、C1-6アルキルで置換されていてもよいC6-10アリールスルホニルオキシ(例、ベンゼンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ)、イミダゾール−1−イルなどが挙げられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ)などが好ましい。
本反応は、必要により、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えば炭化水素系溶媒(例、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタン)、アルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール、プロパノール)、エーテル系溶媒(例、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、ハロゲン化炭化水素系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ニトリル系溶媒(例、アセトニトリル)、アミド系溶媒(例、ジメチルホルムアミド)、ケトン系溶媒(例、アセトン)、スルホキシド系溶媒(例、ジメチルスルホキシド)、カルボン酸系溶媒(例、酢酸)、エステル系溶媒(例、酢酸メチル、酢酸エチル)、水などが挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アルコール系溶媒(例、エタノール)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン)、ニトリル系溶媒(例、アセトニトリル)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)、アミド系溶媒(例、ジメチルホルムアミド)などが好ましい。
また、化合物(IA−1)および/または化合物(IA−2)を溶媒として用いてもよい。
1)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の低級(C1-6)アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド)などの強塩基;
2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)などの無機塩基;および
3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンなどのアミン類;例えばDBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミジン類;例えばピリジン、ジメチルアミノピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩基性複素環化合物などの有機塩基などが挙げられる。
これらのなかでも、アルカリ金属炭酸塩(例、炭酸カリウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、アミン類(例、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン)などが好ましい。塩基の使用量は、化合物(IA−1)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.1〜5モル当量である。
本反応は、必要により添加剤の存在下に行ってもよい。このような添加剤としては例えば、よう化ナトリウム、よう化カリウムなどが好ましい。添加剤の使用量は、化合物(IA−1)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.1〜2モル当量である。
化合物(IA−2)の使用量は、化合物(IA−1)1モルに対して、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、例えば0.1〜100時間である。
このようにして得られる化合物(IA)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−2)は、自体公知の方法により製造することができる。
[B法]
ここで、Y1で示される置換されていてもよいC1-2アルキレン基としては、前記Yで示される置換されていてもよいC1-3アルキレン基のうち、アルキレン部分の炭素数が1または2のものが挙げられる。
本法では、化合物(IA−1)を(IA−3)との還元的アルキル化反応に付すことにより、(IAa)を製造することができる。
本反応は、必要により、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、前記[A法]において例示したものが用いられる。なかでも、アルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)、カルボン酸系溶媒(例、酢酸)などが好ましい。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
また、化合物(IA−1)および/または化合物(IA−3)を溶媒として用いてもよい。
ここで、還元剤としては、例えば、リチウムアルミニウムヒドリド(LiAlH4)、ジイソブチルアルミニウムヒドリド(DIBALH)、ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリド(Red−Al)、アラン(AlH3)などのアルミニウム試薬;テトラヒドロほう酸ナトリウム(NaBH4)、シアノ水素化ほう素ナトリウム(NaBH3CN)、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム(NaBH(OAc)3)、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9−BBN)、ボラン(BH3)などのほう素試薬などが挙げられる。なかでも、テトラヒドロほう酸ナトリウム、シアノ水素化ほう素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウムなどのほう素試薬が好ましい。還元剤の使用量は、化合物(IA−1)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.1〜2モル当量である。
本反応は、好ましくは、テトラヒドロほう酸ナトリウム、シアノ水素化ほう素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウムなどのほう素試薬を還元剤として用いる還元;あるいはパラジウム、白金などを触媒にした接触還元によって行われる。
化合物(IA−3)の使用量は、化合物(IA−1)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましくは−20〜100℃である。
反応時間は、例えば0.1〜100時間である。
このようにして得られる化合物(IAa)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−3)は、自体公知の方法により製造することができる。
[C法]
Qa1で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ)、C1-6アルキルで置換されていてもよいC6-10アリールスルホニルオキシ(例、トルエンスルホニルオキシ)、メトキシ、ヒドロキシなどが好ましい。
Paで示されるアミノ基の保護基としては、例えば、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル)、ベンゾイル、C7-13アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニル)、C7-13アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルなど)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノメチレン、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C7-13アラルキル(例、ベンジル)、C2-6アルケニル(例、1−アリル)などが挙げられる。これらの基は、1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)またはニトロなどで置換されていてもよい。Paは好ましくは、C1-6アルコキシ−カルボニルまたはC7-13アラルキルオキシ−カルボニルであり、さらに好ましくはtert−ブトキシカルボニルである。
また、本法では、化合物(IA−4)をアミノ基の保護反応に付して、化合物(IA−5)を製造し、化合物(IA−5)を環化反応に付すことにより、化合物(IA−6)を製造し、化合物(IA−6)をアミノ基の脱保護反応に付して、化合物(IA−1)を製造することができる。
化合物(IA−4)および(IA−5)の環化反応は、必要により、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行われる。このような溶媒としては、前記[A法]において例示したものが用いられる。なかでも、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)、アミド系溶媒(例、ジメチルホルムアミド)、アルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール)、水などが好ましい。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
本反応は、必要により塩基の存在下に行ってもよい。このような塩基としては例えば、前記[A法]において例示したものが用いられる。なかでも、アルカリ金属水素化物(例、水素化ナトリウム)、アルカリ金属低級(C1-6)アルコキシド(例、カリウム tert−ブトキシド)、アミン類(例、DBU、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムなど)などが好ましい。塩基の使用量は、化合物(IA−4)または(IA−5)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.1〜2モル当量である。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、例えば0.1〜100時間である。
例えば、Paがtert−ブトキシカルボニルである場合、保護反応は、化合物(IA−4)と二炭酸ジtert−ブチルとを反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で反応させることによって行われる。
ここで、反応に悪影響を及ぼさない溶媒としては、例えばエーテル系溶媒(例、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、ハロゲン化炭化水素系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素)、炭化水素系溶媒(例、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタン)、アミド系溶媒(例、ジメチルホルムアミド)、ニトリル系溶媒(例、アセトニトリル)、アミン系溶媒(例、ピリジン)、エステル系溶媒(例、酢酸メチル、酢酸エチル)などが挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
本反応は、必要により水および/または塩基(例、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどのアミン類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属塩)の存在下に行ってもよい。塩基の使用量は、化合物(IA−4)1モルに対して、通常0.1〜5モル当量、好ましくは1〜1.5モル当量である。
二炭酸ジtert−ブチルの使用量は、化合物(IA−4)1モルに対して、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、−50〜100℃、好ましくは0〜50℃である。
反応時間は、通常1〜48時間、好ましくは1〜20時間である。
反応温度は、通常−20〜100℃、好ましくは0〜50℃程度である。
反応時間は、通常0.1〜24時間、好ましくは1〜10時間程度である。
このようにして得られる化合物(IA−1)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[D法]
Qa2で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、C1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メチルスルホニルオキシ)、C1-6アルキルで置換されていてもよいC6-10アリールスルホニルオキシ(例、トルエンスルホニルオキシ)などが好ましい。
本法では、化合物(IA−7)を酸化反応に付して、化合物(IA−8)を製造し、化合物(IA−8)を化合物(IA−9)との還元的アミノ化反応に付すことにより、化合物(IA−4a)を製造することができる。
さらに、本法では、化合物(IA−7)をアルキルもしくはアリールスルホニル化反応、またはハロゲン化反応に付して、化合物(IA−10)を製造し、化合物(IA−10)を化合物(IA−9)との反応に付すことにより、化合物(IA−4a)を製造することができる。
本反応は、酸化剤を用いる酸化、あるいはオキサリルクロリドとジメチルスルホキシドを用いたSwern酸化反応、ピリジンとクロム酸を用いたJones酸化反応などによって行われる。
ここで、酸化剤としては、例えば、二酸化マンガン、クロロクロム酸ピリジニウム、二クロム酸ピリジニウムなどが挙げられる。酸化剤の使用量は、化合物(IA−7)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜2モル当量である。
本反応は、好ましくは、Swern酸化反応によって行われる。
オキサリルクロリドの使用量は、化合物(IA−7)1モルに対して、通常1〜5モル当量、好ましくは1〜1.5モル当量である。
ジメチルスルホキシドの使用量は、化合物(IA−7)1モルに対して、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。
反応温度は、通常、−100〜100℃、好ましくは−100〜50℃である。
反応時間は、例えば0.1〜100時間である。
化合物(IA−7)のアルキルもしくはアリールスルホニル化反応は、例えば、ジャーナル オブ ジ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.) 39, 1036 (1974);シンセシス(Synthesis) 665 (1974) などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法によって行われる。
また、化合物(IA−7)のハロゲン化反応は、例えば、ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.) 78, 653 (1956);同誌75, 2053 (1953);アンゲバンテ ヘミー インタナショナル エディション イン イングリッシュ(Angew. Chem. Int. Ed.) 14, 801 (1975)などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法によって行われる。
また、塩基としては、アルカリ金属炭酸塩(例、炭酸カリウム)、アミン類(例、トリエチルアミン)などが好ましい。
このようにして得られる化合物(IA−4a)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−9)は、自体公知の方法により製造することができる。
[E法]
Qa3で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ)、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)などが好ましい。
本法では、化合物(IA−11)を還元反応に付すことにより、化合物(IA−7)を製造することができる。
さらに、本法では、化合物(IA−11)をエステル化またはハロゲン化反応に付して、化合物(IA−12)を製造し、化合物(IA−12)を還元反応に付すことにより、化合物(IA−7)を製造することができる。
化合物(IA−11)および(IA−12)の還元反応は、還元剤を用いて、必要により、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、前記[A法]において例示したものが用いられる。なかでも、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)などが好ましい。
還元剤としては、前記[B法]において例示したものが用いられる。なかでも、リチウムアルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、テトラヒドロほう酸ナトリウム、シアノ水素化ほう素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウムなどが好ましい。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましくは−20〜100℃である。
反応時間は、例えば0.1〜100時間である。
また、化合物(IA−11)のハロゲン化反応は、例えばオーガニック シンセシス(Org. Syn.) Coll. Vol. 1, 12 (1941);ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.) 42, 599 (1920) などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法によって行われる。
このようにして得られる化合物(IA−7)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−11)は、自体公知の方法、例えばオーストラリアン ジャーナル オブ ケミストリー(Aust. J. Chem.) 36, 1455 (1983);特開平6−41116などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法により製造することができる。
[F法]
本反応は、前記[C法]の環化反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IA)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[G法]
Qa4で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロキシなどが好ましい。
Qa5で示されるアルコールの保護基としては、C1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル)、ベンジル、tert−ブチルジメチルシリル基などが好ましい。
化合物(IA−14)と化合物(IA−15)の反応は、前記[A法]と同様にして行われる。また、化合物(IA−15)中、Qa4がヒドロキシであり、Xbが−C(=O)−である場合、本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中、必要であれば塩基の存在下、縮合剤を用いることにより行うことができる。
反応に悪影響を及ぼさない溶媒としては、例えばエーテル系溶媒(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、炭化水素系溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタンなど)、ハロゲン化炭化水素系溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素など)、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
塩基としては、例えばトリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどが挙げられる。
縮合剤としては、例えばペプチド合成に用いられる縮合剤などが挙げられ、具体的には、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、シアノりん酸ジエチル、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドなどが用いられる。
化合物(IA−15)の使用量は、化合物(IA−14)1モルに対し、通常0.5〜5モル当量、好ましくは1〜2モル当量である。
縮合剤の使用量は、化合物(IA−14)1モルに対し、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜2モル当量である。
塩基の使用量は、化合物(IA−14)1モルに対し、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。
反応温度は、通常0〜100℃、好ましくは20〜50℃である。
反応時間は、通常0.5〜100時間、好ましくは1〜48時間である。
例えば、Qa5がC1-6アルキル−カルボニルである場合、化合物(IA−16)を例えば酸あるいは塩基の水溶液中で加水分解反応させることによって行われる。
酸としては、例えば鉱酸(例、硝酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ素酸、硫酸)が、塩基としては、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム)などが挙げられる。
酸及び塩基の強さは、好ましくは1〜10規定前後、さらに好ましくは1〜5規定である。
反応温度は、通常0〜150℃、好ましくは0〜60℃である。
反応時間は、通常0.1〜24時間、好ましくは0.1〜10時間程度である。
このようにして得られる化合物(IA−13)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−15)は、自体公知の方法により製造することができる。
[H法]
本法では、化合物(IA−8)を化合物(IA−17)との還元的アミノ化反応に付すことにより、化合物(IA−14a)を製造することができる。
さらに、本法では、化合物(IA−10)を化合物(IA−17)と反応させることにより、化合物(IA−14a)を製造することができる。
化合物(IA−8)と化合物(IA−17)の還元的アミノ化反応は、前記[B法]と同様にして行われる。
化合物(IA−10)と化合物(IA−17)の反応は、前記[A法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IA−14a)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−17)は、自体公知の方法により製造することができる。
[I法]
Qa6で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、C1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ)、C1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メチルスルホニルオキシ)、C1-6アルキルで置換されていてもよいC6-10アリールスルホニルオキシ(例、トルエンスルホニルオキシ)またはハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)などが好ましい。
化合物(IA−8)を化合物(IA−18)と反応させることにより、化合物(IA−19)を製造することができる。
本反応は、自体公知のカルボニル基への有機リチウム試薬またはグリニャール試薬の付加反応により行われる。
本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行われる。このような溶媒としては、例えば非プロトン性溶媒(例、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ヘキサン)などが挙げられる。
化合物(IA−18)の使用量は、化合物(IA−8)1モルに対して、通常0.5〜5モル当量、好ましくは1〜1.5モル当量である。
反応温度は、通常−78〜20℃、好ましくは−78〜0℃である。
反応時間は、通常0.1〜24時間、好ましくは0.1〜10時間程度である。
本反応は、前記[D法]のアルキルもしくはアリールスルホニル化反応またはハロゲン化反応と同様にして行われる。
化合物(IA−20)をアジド化反応に付すことにより、化合物(IA−21)を製造することができる。
本反応は、アジド化試薬を用いて、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行われる。このような溶媒としては、例えばエーテル系溶媒(例、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、ハロゲン化炭化水素系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム)、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、トルエンなどが挙げられる。
アジド化試薬としては、アジ化ナトリウムなどが挙げられる。
アジド化試薬の使用量は、化合物(IA−20)1モルに対し、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常0〜150℃、好ましくは20〜80℃である。
反応時間は、通常0.1〜24時間、好ましくは0.5〜10時間である。
本反応は、前記[E法]の還元反応と同様にして行われる。
化合物(IA−22)と化合物(IA−3)を反応させることにより、化合物(IA−14b)を製造することができる。
本反応は、前記[B法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IA−14b)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−18)は、自体公知の方法により製造することができる。
[J法]
Qa7で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、トリフルオロメチルスルホニルオキシなどが好ましい。
化合物(IA−24)が有機ボロン酸または有機ボロン酸エステルである場合、Mbとしては、ジヒドロキシボラニル基、4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル基などが好ましい。
また、化合物(IA−24)が有機スズ試薬である場合、Mbとしては、トリメチルスズ基、トリブチルスズ基などが好ましい。
本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えば炭化水素系溶媒(例、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタン)、アルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール、プロパノール)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン)、水などが挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アルコール系溶媒(例、エタノール)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン)、水などが好ましい。
有機金属触媒としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)などのパラジウム触媒が好ましい。有機金属触媒の使用量は、化合物(IA−23)1モルに対して、通常0.01〜1モル当量、好ましくは0.03〜0.1モル当量である。化合物(IA−24)の使用量は、化合物(IA−23)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜2モル当量である。
反応温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
反応時間は、通常、0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
このようにして得られる化合物(IA−8)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−24)は、自体公知の方法により製造することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−23)は、自体公知の方法、例えばジャーナル オブ ジ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.) 58, 7832(1993);モナッシュ(Monatsch)96,1567(1965)などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法により製造することができる。
[K法]
化合物(IA−23)を化合物(IA−17)との還元的アミノ化反応に付すことにより、化合物(IA−25)を製造することができる。本反応は、前記[B法]と同様にして行われる。
化合物(IA−25)を化合物(IA−15)と反応させることにより、化合物(IA−26)を製造することができる。本反応は、前記[G法]における化合物(IA−14)と化合物(IA−15)との反応と同様にして行われる。
化合物(IA−26)をアルコールの脱保護反応に付すことにより、化合物(IA−27)を製造することができる。本反応は、前記[G法]におけるアルコールの脱保護反応と同様にしてして行われる。
化合物(IA−27)を環化反応に付すことにより、化合物(IA−28)を製造することができる。本反応は、前記[C法]における環化反応と同様にして行われる。
化合物(IA−28)を有機金属触媒を用いたカップリング反応に付すことにより、化合物(IAb)を製造することができる。本反応は、前記[J法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IAb)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[L法]
Qa8およびQa9で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでもハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、C1-6アルコキシ、イミダゾール−1−イルなどが好ましい。
化合物(IA−14c)と化合物(IA−29)の反応は、前記[A法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IA)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−29)は、自体公知の方法により製造することができる。
[M法]
本法では、化合物(IA−14d)を脱メチル化反応に付すことにより、化合物(IA−14c)を製造することができる。
脱メチル化反応は、例えば化合物(IA−14d)と酸(例、臭化水素酸)あるいは三臭化ほう素を反応させることによって行われる。
本反応は、必要により、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えばハロゲン化炭化水素系溶媒(例、ジクロロメタン)、カルボン酸系溶媒(例、酢酸)、水などが好ましい。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましくは−80〜120℃である。
反応時間は、通常、0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
このようにして得られる化合物(IA−14c)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−14d)は、前記[H法]または[I法]、あるいはこれらに準ずる方法により製造することができる。
[N法]
化合物(IB−1)を環化反応(Heck Reaction)に付して、化合物(IBb)を製造することができる。
本反応は、有機金属触媒を用いて、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えばニトリル系溶媒(例、アセトニトリル、プロピオニトリル)、アミド系溶媒(例、ジメチルホルムアミド)などが好ましい。
本反応は、必要により塩基の存在下に行ってもよい。このような塩基としては例えば、アミン類(例、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)などが好ましい。塩基の使用量は、化合物(IB−1)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜2モル当量である。
本反応は、必要により添加剤の存在下に行ってもよい。このような添加剤としては例えば、トリアリールホスフィン(例、トリフェニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン)、テトラブチルアンモニウムクロリドなどが好ましい。添加剤の使用量は、化合物(IB−1)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.1〜2モル当量である。
有機金属触媒としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)などのパラジウム触媒が好ましい。有機金属触媒の使用量は、化合物(IB−1)1モルに対して、通常0.01〜1モル当量、好ましくは0.05〜0.5モル当量である。
反応温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
反応時間は、通常、0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えばアルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール、プロパノール)などが好ましい。
本反応は、パラジウム、白金などを触媒として用いる接触還元によって行われる。
本反応は、必要により水素源として添加剤の存在下に行ってもよい。このような添加剤としては例えば、ギ酸アンモニウムなどが好ましい。添加剤の使用量は、化合物(IBb)1モルに対して、通常1〜20モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。
反応温度は、通常、−100〜200℃、好ましく0〜100℃である。
このようにして得られる化合物(IBa)および化合物(IBb)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[O法]
Qa10で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロキシなどが好ましい。
化合物(IA−14)を化合物(IB−2)と反応させることにより、化合物(IB−1)を製造することができる。本反応は、前記[G法]における化合物(IA−14)と化合物(IA−15)との反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IB−1)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IB−2)は、自体公知の方法により製造することができる。
[P法]
Qa11で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)などが好ましい。
本法では、化合物(IC−1)をチオウレアを用いた環化反応に付すことにより、化合物(IC)を製造することができる。
本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えばアルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール、プロパノール)などが好ましい。
本反応は、必要により塩基の存在下に行ってもよい。このような塩基としては例えば、アミン類(例、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)などが好ましい。塩基の使用量は、化合物(IC−1)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。
チオウレアの使用量は、化合物(IC−1)1モルに対して、通常1〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜120℃である。
反応時間は、通常、0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
このようにして得られる化合物(IC)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[Q法]
Qa12で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロキシなどが好ましい。
化合物(IA−14)を化合物(IC−2)と反応させることにより、化合物(IC−1)を製造することができる。本反応は、前記[G法]における化合物(IA−14)と化合物(IA−15)との反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IC−1)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IC−2)は、自体公知の方法により製造することができる。
化合物(I)のうち、環Bが、
ここで、Rd1で示される炭化水素基としては、前記環Bにおける置換基として例示したC1−6アルキル基などが挙げられる。
[R法]
化合物(ID−1)を化合物(IA−29)と反応させることにより、化合物(ID)を製造することができる。化合物(ID−1)と化合物(IA−29)の反応は、前記[A法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(ID)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[S法]
本法では、化合物(ID−3)を還元反応に付すことにより、化合物(ID−2)を製造することができる。本反応は、前記[E法]の還元反応と同様にして行われる。
化合物(ID−2)を化合物(IA−3)と反応させることにより、化合物(ID−1a)を製造することができる。本反応は、前記[B法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(ID−1a)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(ID−3)は、自体公知の方法、例えばシンセシス(Synthesis) 366 (1980) ; ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー (J. Heterocyclic. Chem.) 24, 1169 (1987)などに記載の方法、あるいはこれらに準ずる方法により製造することができる。
[T法]
本反応は、前記[C法]の環化反応と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(ID)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
[U法]
Qa13で示される脱離基としては、前記Q1として例示したものが用いられる。なかでも、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)、ヒドロキシなどが好ましい。
Pbで示されるアミノ基の保護基としては、前記Paとして例示したものが用いられる。Pbは好ましくは、C1-6アルコキシ−カルボニルまたはC7-13アラルキルオキシ−カルボニルであり、さらに好ましくはtert−ブトキシカルボニルである。
化合物(IA−14)と化合物(ID−5)の反応は、前記[G法]における化合物(IA−14)と化合物(IA−15)の反応と同様にして行われる。
化合物(ID−6)のアミノ基の脱保護反応は、前記[C法]におけるアミノ基の脱保護反応と同様にしてして行われる。
このようにして得られる化合物(ID−4)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(ID−5)は、自体公知の方法により製造することができる。
環D3で示される「置換されていてもよい非芳香族含窒素複素環」としては、環Dとして例示した「置換されていてもよい非芳香族複素環」のうち、非芳香族複素環が少なくとも1個の窒素原子を含み、該窒素原子を介して環Aに結合する環(好ましくはピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはヘキサヒドロ−1H−アゼピン)が挙げられる。
[V法]
本法では、化合物(IA−23)を化合物(IA−30)と反応させることにより、化合物(IA−8a)を製造することができる。
本反応は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行うことができる。このような溶媒としては、例えば炭化水素系溶媒(例、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタン)、アルコール系溶媒(例、メタノール、エタノール、プロパノール)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン)、水などが挙げられる。これらの溶媒は2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アルコール系溶媒(例、エタノール)、炭化水素系溶媒(例、トルエン)、エーテル系溶媒(例、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン)などが好ましい。
アミン類(例、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム)、アルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)などが好ましい。塩基の使用量は、化合物(IA−23)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。塩基の使用量は、化合物(IA−23)1モルに対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは0.5〜2モル当量である。
化合物(IA−30)の使用量は、化合物(IA−23)1モルに対して、通常0.5〜10モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
反応温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
反応時間は、通常、0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
このようにして得られる化合物(IA−8a)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本法において原料化合物として用いられる化合物(IA−30)は、自体公知の方法により製造することができる。
[W法]
化合物(IA−26a)を化合物(IA−24)との有機金属触媒を用いたカップリング反応に付すことにより、化合物(IA−16)を製造することができる。本反応は、前記[J法]と同様にして行われる。
このようにして得られる化合物(IA−16)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
光学異性体は自体公知の方法により製造することができる。具体的には、光学活性な合成中間体を用いる、または、最終物のラセミ体を常法に従って光学分割することにより光学異性体を得る。
光学分割法としては、自体公知の方法、例えば、分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法等が用いられる。
1)分別再結晶法
ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデル酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシンなど)と塩を形成させ、これを分別再結晶法によって分離し、所望により、中和工程を経てフリーの光学異性体を得る方法。
2)キラルカラム法
ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマトグラフィーの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)あるいは、ダイセル社製 CHIRALシリーズなどのキラルカラムに光学異性体の混合物を添加し、水、種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例、エタノール、メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリフルオロ酢酸、ジエチルアミンなど)を単独あるいは混合した溶液として展開させることにより、光学異性体を分離する。また、例えばガスクロマトグラフィーの場合、CP−Chirasil−DeX CB(ジーエルサイエンス社製)などのキラルカラムを使用して分離する。
3)ジアステレオマー法
ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によってジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)などを経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な処理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光学異性体を得る方法。例えば、本発明化合物が分子内にヒドロキシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合物と光学活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ酢酸等)などとを縮合反応に付すことにより、それぞれエステル体またはアミド体のジアステレオマーが得られる。一方、本発明化合物がカルボン酸基を有する場合、該化合物と光学活性アミンまたはアルコール試薬とを縮合反応に付すことにより、それぞれアミド体またはエステル体のジアステレオマーが得られる。分離されたジアステレオマーは、酸加水分解あるいは塩基性加水分解反応に付すことにより、元の化合物の光学異性体に変換される。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
また、化合物(I)は、同位元素(例、3H, 14C, 35S,125Iなど)などで標識されていてもよい。
さらに、化合物(I)は、無水物であっても、水和物であってもよい。
賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが挙げられる。
滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤の好適な例としては、例えばα化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
崩壊剤の好適な例としては、例えば乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。
溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
懸濁化剤の好適な例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子;ポリソルベート類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。
無痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げられる。
防腐剤の好適な例としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。
抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸塩などが挙げられる。
着色剤の好適な例としては、例えば水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号および5号、食用青色1号および2号などの食用色素、水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩など)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラなど)などが挙げられる。
甘味剤の好適な例としては、例えばサッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、アスパルテーム、ステビアなどが挙げられる。
医薬組成物の剤型としては、例えば錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、散剤、顆粒剤、トローチ剤、シロップ剤等の経口剤;および注射剤(例、皮下注射剤,静脈内注射剤,筋肉内注射剤,腹腔内注射剤、点滴剤等)、外用剤(例、経皮製剤,軟膏剤等)、坐剤(例、直腸坐剤,膣坐剤等)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤等の非経口剤が挙げられる。これらの製剤は、速放性製剤または徐放性製剤などの放出制御製剤(例、徐放性マイクロカプセルなど)であってもよい。
ここで、「TGR5が関与する生理機能の調節剤」における生理機能としては、サイトカイン産生、免疫反応、GLP(グルカゴン様ペプチド)−1分泌、インスリン分泌、食欲、膵臓の再生、膵β細胞分化、膵β細胞増殖、インスリン抵抗性などが挙げられ、該生理機能の調節剤(亢進または抑制剤)としては、例えばサイトカイン産生抑制剤、免疫抑制剤、GLP−1分泌促進剤、インスリン分泌促進剤、血糖低下剤、食欲抑制剤、膵臓の再生剤、膵β細胞分化促進剤、膵β細胞増殖促進剤、インスリン抵抗性改善剤などが挙げられる。前記サイトカインとしては、例えば腫瘍壊死因子(TNF)α、インターロイキン(IL)6などが挙げられる。
また、「TGR5が関与する病態または疾患」としては、例えば心不全、心筋梗塞、急性腎不全、狭心症、不整脈、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、動脈硬化症、慢性関節リウマチ、糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病を含む)、肥満、インスリン分泌不全、膵疲弊、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、アレルギー、変形性関節症、エリテマトーデス、移植医療後の過剰免疫反応、感染症などが挙げられる。
この報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上、随時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上のいずれかを示す状態である。また、上記糖尿病に該当せず、かつ、「空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl未満または75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満を示す状態」(正常型)でない状態を、「境界型」と呼ぶ。
また、糖尿病の判定基準については、1997年にADA(米国糖尿病学会)から、1998年にWHOから、新たな判定基準が報告されている。
これらの報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上を示す状態である。
また、上記報告によれば、耐糖能異常とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl未満であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl以上200mg/dl未満を示す状態である。さらに、ADAの報告によれば、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl以上126mg/dl未満の状態をIFG(Impaired Fasting Glucose)と呼ぶ。一方、WHOの報告によれば、該IFG(Impaired Fasting Glucose)のうち、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満である状態をIFG(Impaired Fasting Glycemia)と呼ぶ。
本発明化合物は、上記した新たな判定基準により決定される糖尿病、境界型、耐糖能異常)、IFG(Impaired Fasting Glucose)およびIFG(Impaired Fasting Glycemia)の予防・治療剤としても用いられる。さらに、本発明化合物は、境界型、耐糖能異常、IFG(Impaired Fasting Glucose)またはIFG(Impaired Fasting Glycemia)から糖尿病への進展を防止することもできる。
上記薬物Xは、2種以上を適宜の割合で組み合せて用いてもよい。
(1)本発明化合物または薬物Xを単独で投与する場合に比べて、本発明化合物および/または薬物Xの投与量を低減することができる、
(2)本発明の化合物と薬物Xとを併用することにより、相乗効果が得られる、などの優れた効果を得ることができる。
本発明化合物と薬物Xを組み合わせて使用する際、本発明化合物と薬物Xの投与時期は限定されず、本発明化合物と薬物Xとを、投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。薬物Xの投与量は、臨床上用いられている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができる。
また、本発明化合物と薬物Xの投与形態は、特に限定されず、投与時に、本発明化合物と薬物Xとが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、(1)本発明化合物と薬物Xとを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、(2)本発明化合物と薬物Xとを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、(3)本発明化合物と薬物Xとを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、(4)本発明化合物と薬物Xとを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、(5)本発明化合物と薬物Xとを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明化合物;薬物Xの順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが挙げられる。
s:シングレット(singlet)
d:ダブレット(doublet)
t:トリプレット(triplet)
q:カルテット(quartet)
dd:ダブルダブレット(double doublet)
ddd:ダブルダブルダブレット(double double doublet)
dt:ダブルトリプレット(double triplet)
br:ブロード(broad)
brs:ブロードシングレット(broad singlet)
J:カップリング定数(coupling constant)
Hz:ヘルツ(Hertz)
CDCl3:重クロロホルム
DMSO-d6:ジメチルスルホキシド-d6
1H-NMR:プロトン核磁気共鳴
なお、参考例、実施例および試験例中、室温とは1〜30℃を意味し、%は特記しない限り重量%を示す。
以下の参考例および実施例において、1H-NMRの測定およびMicrowaveを用いた反応は、下記の機器を用いて行った。
1H-NMR:Bruker社 DPX300(300 MHz)
Microwave:Biotage社 Initiator
(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール
2-クロロ-4-フェニルニコチン酸(30.0 g)のテトラヒドロフラン(250 ml)溶液に塩化チオニル(30 ml)を加え、5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をテトラヒドロフラン(200 ml)に溶解した。このテトラヒドロフラン溶液を、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(17.0 g)の水(300 ml)溶液に撹拌下にて滴下した。滴下終了後、反応液を室温で15時間撹拌した。反応液に水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色油状物として得た。得られた油状物を、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルおよびヘキサンより結晶化することにより、表題化合物を無色結晶(22.4 g)として得た。
表題化合物は次の方法で製造することもできる。2-クロロ-4-フェニルニコチン酸(22.4g)のテトラヒドロフラン(200 ml)溶液に塩化チオニル(21 ml)を加え、3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、析出した固体をろ取し、ヘキサンで洗浄した。得られた粉末状固体をテトラヒドロフラン(200 ml)に溶解し、ドライアイス-アセトンバスで冷却しつつ、リチウムアルミニウムヒドリド(4.5 g)を少量ずつ加えた。冷却下5分間攪拌した後、水を加えて反応混合物をクエンチした。析出した固体をろ去した後、ろ液を濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を無色油状物(15.1 g)として得た。
1H-NMR (200MHz, CDCl3) δ: 3.15-3.45 (1H, br), 4.67 (2H, s), 7.20 (1H, d, J = 5.2Hz), 7.35-7.60 (5H, m), 8.30 (1H, dd, J = 5.2, 1.0Hz).
2-クロロ-3-(クロロメチル)-4-フェニルピリジン 塩酸塩
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(15.1 g)のテトラヒドロフラン(150 ml)溶液に塩化チオニル(10 ml)を加え、30分間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄することにより、表題化合物を淡黄色粉末(12.6 g)として得た。
1H-NMR (200MHz, CDCl3) δ: 4.65 (2H, s), 7.40-7.70 (5H, m), 7.67 (1H, d, J = 4.2Hz), 8.71 (1H, d, J = 4.2Hz).
[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ニコチン酸(8.4 g)を用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(6.25 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (1H, t, J= 6.6 Hz), 4.67 (2H, d, J= 6.6 Hz), 7.07-7.25 (3H, m), 7.39-7.56 (2H, m), 8.36 (1H, d, J= 5.1 Hz).
[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチン酸(8.5 g)を用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(6.38 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.17-2.25 (1H, m), 4.51-4.75 (2H, br), 7.16-7.53 (5H, m), 8.40 (1H, d, J= 5.0 Hz).
(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール
2-クロロ-6-メチル-4-フェニルニコチン酸(3.3 g)を用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(2.45 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (1H, t, J= 6.7 Hz), 2.57 (3H, s), 4.65 (2H, d, J= 6.7 Hz), 7.07 (1H, s), 7.41-7.55 (5H, m).
[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン 二塩酸塩
参考例2で得た2-クロロ-3-(クロロメチル)-4-フェニルピリジン 塩酸塩(1.5 g)のN,N-ジメチルホルムアミド(50 ml)溶液に3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(1.84 g)および炭酸カリウム(0.96 g)を加え、80℃で7時間攪拌した。反応溶液を冷却後、溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して、表題化合物のフリー塩基体を無色油状物として得た。さらに、塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(30 ml)を加え、エタノール-酢酸エチルから析出させることにより、表題化合物を白色粉末(1.20 g)として得た。
1H-NMR (フリー塩基; CDCl3) δ: 3.82 (4H, s), 7.17 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.39 (5H, s), 7.72 (3H, brs), 8.34 (1H, d, J= 5.0 Hz).
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 4.12-4.32 (4H, br), 7.38 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.42 (5H, s), 8.13 (1H, s), 8.22 (2H, s), 8.50 (1H, d, J= 5.0 Hz).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例6で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン 二塩酸塩(0.40 g)のアセトニトリル(8 ml)懸濁液にアセトキシアセチルクロリド(0.17 g)およびトリエチルアミン(0.35 ml)を加え、室温で7時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(0.38 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.06-2.27 (3H, br), 4.09-4.23 (2H×1/4, br), 4.30-4.45 (2H×3/4, br), 4.52 (2H, s), 4.65-4.83 (2H×3/4, br), 4.91-5.08 (2H×1/4, br), 6.94-7.16 (3H, m), 7.34 (3H, brs), 7.35-7.52 (2H, br), 7.59-7.78 (1H, br), 8.23-8.41 (1H, br).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例7で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル(0.35 g)のテトラヒドロフラン(2 ml)-エタノール(3 ml)溶液に4M 水酸化ナトリウム水溶液(1 ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を冷却後、1規定塩酸水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(0.24 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.97 (2H, s), 4.04 (2H×1/3, s), 4.44 (2H×2/3, s), 4.59 (2H×2/3, s), 5.06 (2H×1/3, s), 6.92-7.19 (3H, m), 7.20-7.55 (5H, m), 7.62-7.81 (1H, m), 8.23-8.43 (1H, m).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-クロロ-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アセトアミド
参考例6で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン 二塩酸塩 (0.35 g)および2-クロロアセチルクロリド(0.11 ml)を用い、参考例7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(0.30 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.76 (2H×3/4, s), 3.91 (2H×1/4, brs), 4.34 (2H×1/4, brs), 4.40 (2H×3/4, s), 4.81 (2H×3/4, s), 4.99 (2H×1/4, brs), 6.93-7.15 (3H, m), 7.21-7.52 (5H, m), 7.61-7.77 (1H, br), 8.27-8.42 (1H, m).
[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン
参考例3で得た[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(2.5 g)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液に塩化チオニル(1.5 ml)を加え、1時間加熱還流した。反応液を冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣をジメチルホルムアミド(30 ml)に溶かし、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(3.84 g)のジメチルホルムアミド(20 ml)溶液および炭酸カリウム(2.18 g)を加えた後、80℃で6時間撹拌した。反応液を冷却後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルおよびヘキサンから結晶化することにより、表題化合物を無色結晶(3.37 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.95 (1H, brs), 3.77 (2H, s), 3.86 (2H, s), 7.04-7.12 (2H, m), 7.15 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.38-7.45 (2H, m), 7.73-7.77 (3H, m), 8.34 (1H, d, J= 5.0 Hz).
酢酸2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例10で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.71 g)を用い、参考例7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(0.75 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.08-2.27 (3H, br), 4.14-5.04 (6H, m), 6.88-7.20 (5H, m), 7.34 (2H, brs), 7.60-7.82 (1H, br), 8.25-8.40 (1H, br).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例11で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(0.74 g)を用い、参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(0.51 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.03 (2H×2/5, s), 4.11 (2H, s), 4.43 (2H×3/5, s), 4.58 (2H×3/5, s), 5.03 (2H×2/5, s), 6.88-7.20 (5H, m), 7.25 (2H×2/5, s), 7.32 (2H×3/5, s), 7.69 (1H×3/5, s), 7.76 (1H×2/5, s), 8.31 (1H×3/5, d, J= 4.8 Hz), 8.37 (1H×2/5, d, J= 4.3 Hz).
2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド
オキサリルクロリド(2.5 ml)のジクロロメタン(15 ml)溶液を-78℃に冷却し、ジメチルスルホキシド(4.0 ml)のジクロロメタン(20 ml)溶液を滴下した後、-78℃で10分攪拌した。次いで、反応液に参考例3で得た[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(4.5 g)のジクロロメタン(80 ml)溶液を滴下し、-78℃で15分攪拌した後、-50℃に昇温して45分攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン(16 ml)を加え、室温まで昇温した後、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧留去して得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジイソプロピルエーテル-ヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(4.15 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.12-7.42 (5H, m), 8.54 (1H, d, J= 5.0 Hz), 10.25 (1H, s).
{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン
{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}アミン 塩酸塩(0.50 g)のメタノール(15 ml)懸濁液にトリエチルアミン(0.35 ml)を加えた後、参考例13で得た2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(0.40 g)および酢酸(0.50 ml)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液にシアノトリヒドロほう酸ナトリウム(0.21 g)を加え、室温でさらに1時間攪拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色油状物(0.71 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.35 (3H, d, J= 6.6 Hz), 3.53-3.70 (2H, m), 3.80-3.89 (1H, m), 7.01-7.10 (2H, m), 7.13 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.33-7.41 (2H, m), 7.73 (3H, s), 8.32 (1H, d, J= 5.0 Hz).
酢酸2-({1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例14で得た{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.70 g)を用い、参考例7と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色油状物(0.84 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (3H, d, J= 7.1 Hz), 2.17 (3H, s), 4.51-4.91 (5H, m), 7.08 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.12-7.24 (4H, m), 7.41 (2H, s), 7.64 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 4.9 Hz).
N-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例15で得た酢酸 2-({1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(0.83 g)を用い、参考例8と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(0.19 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.39 (3H, d, J= 7.1 Hz), 3.37-3.50 (1H, br), 3.89-5.02 (5H, m), 6.97-7.28 (5H, m), 7.40 (2H, s), 7.66 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 4.3 Hz).
[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)ニコチン酸を用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (1H, t, J= 6.7Hz), 4.68 (2H, d, J= 6.6Hz), 7.10-7.38 (4H, m), 7.40-7.50 (1H, m), 8.38 (1H, d, J= 5.0 Hz).
[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン
参考例5で得た(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(0.7 g)を用い、参考例10と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(0.51 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.55 (3H, s), 3.78 (2H, s), 3.79 (2H, s), 7.02 (1H, s), 7.37 (5H, s), 7.71 (3H, br).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例18で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン(0.5 g)を用い、参考例7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(0.50 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.17-2.23 (3H, br), 2.48 (3H, brs), 4.10-5.04 (6H, m), 6.90 (1H, s), 6.95-7.02 (2H, m), 7.20-7.51 (5H, m), 7.66 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例19で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル(0.5 g)を用い、参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(0.34 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.48 (3H×3/4, s), 2.54 (3H×1/4, s), 3.32-3.39 (1H, m), 3.89-3.99 (2H, m), 4.04 (2H×1/4, s), 4.45 (2H×3/4, s), 4.54 (2H×3/4, s), 5.02 (2H×1/4, s), 6.90 (1H, s), 6.91-7.06 (2H, m), 7.15-7.54 (5H, m), 7.69 (1H×3/4, s), 7.72 (1H×1/4, s).
2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド
参考例4で得た[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(5.3 g)を用い、参考例13と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色結晶(4.90 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.09-7.35 (4H, m), 7.36-7.57 (1H, m), 8.58 (1H, d, J= 5.0 Hz), 10.37 (1H, s).
{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert-ブチル
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(0.5 g)のメタノール溶液(20 ml)に、氷冷下、エタノールアミン(0.20 ml)および酢酸(0.65 ml)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液にシアノトリヒドロほう酸ナトリウム(0.27 g)を加え、室温で30分攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10 ml)および二炭酸ジ-tert-ブチル(0.79 g)の酢酸エチル(20 ml)溶液を加え、室温で2時間攪拌した後、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色油状物(0.68 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.35 (9H, s), 2.93-2.99 (2H×5/6, m), 3.26-3.35 (2H×1/6, m), 3.36-3.47 (2H×5/6, m), 3.66-3.78 (2H×1/6, m), 4.58-4.77 (2H, br), 7.12 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.15-7.31 (3H, m), 7.35-7.52 (1H, m), 8.39 (1H, d, J= 4.9 Hz).
6-(2-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例22で得た{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(0.67 g)のテトラヒドロフラン(30 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in oil)(0.10 g)を加え、1時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(0.45 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.01-1.50 (9H, br), 3.44-4.71 (6H, m), 6.94 (1H, d, J= 4.7 Hz), 7.09-7.55 (4H, m), 8.17-8.46 (1H, m).
6-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例23で得た6-(2-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル(0.43 g)の酢酸エチル(5 ml)溶液に塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(5 ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧留去し、得られた残渣をエーテルから析出させることにより、表題化合物の塩酸塩を白色粉末(0.38 g)として得た。得られた塩酸塩(0.38 g)を酢酸エチル(10 ml)に懸濁し、2M水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を無色油状物(0.26 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.26 (2H, t, J= 4.6 Hz), 3.70-3.92 (2H, br), 4.12-4.41 (2H, br), 6.95 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.12-7.32 (3H, m), 7.36-7.49 (1H, m), 8.19 (1H, d, J= 5.0 Hz).
[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(0.50 g)および3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(0.52 g)を用い、参考例14と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色油状物(0.50 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.73 (2H, s), 3.79 (2H, brs), 7.05-7.47 (5H, m), 7.66 (2H, s), 7.70 (1H, s), 8.37 (1H, d, J= 4.9 Hz).
酢酸2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例25で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.49 g)を用い、参考例7と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(0.48 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.03-2.30 (3H, br), 4.12-5.02 (6H, m), 6.85-7.56 (7H, m), 7.58-7.81 (1H, br), 8.27-8.47 (1H, br).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例26で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(0.44 g)を用い、参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(0.30 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.26-3.49 (1H, m), 3.94-5.09 (6H, m), 6.88-7.60 (7H, m), 7.64-7.85 (1H, br), 8.32-8.44 (1H, m).
[2-クロロ-4-(4-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(4-クロロフェニル)ニコチン酸(2.4 g)のテトラヒドロフラン(60 ml)溶液に塩化チオニル(3.2 g) を加え、3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、残留物をテトラヒドロフラン(60 ml)に溶解し、0℃においてテトラヒドロホウ酸ナトリウム(1.5 g)を少量ずつ加えた後、徐々に昇温して室温において2時間撹拌した。水を加えて反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色油状物(1.9 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.27 (1H, t, J = 6.6Hz), 4.66 (2H, d, J = 6.6Hz), 7.19 (1H, d, J = 5.0Hz), 7.41-7.48 (4H, m), 8.37 (1H, d, J = 5.0Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例28で得た[2-クロロ-4-(4-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例2および参考例6〜8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.39 (1H, m), 4.03 (2H×2/5, d, J = 3.7 Hz), 4.09 (2H×2/5, s), 4.14 (2H×3/5, d, J = 4.3 Hz), 4.42 (2H×3/5, s), 4.57 (2H×3/5, s), 5.01 (2H×2/5, s), 6.92-6.97 (2H, m), 7.02-7.08 (1H, m), 7.24-7.30 (3H, m), 7.41 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.69 (1H×3/5, s), 7.77 (1H×2/5, s), 8.30 (1H×3/5, d, J = 4.7 Hz), 8.37 (1H×2/5, d, J = 4.4 Hz).
[2-クロロ-4-(4-メチルフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(4-メチルフェニル)ニコチン酸を原料として参考例28と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (1H, t, J = 6.7Hz), 2.42 (3H, s), 4.69 (2H, d, J = 6.7Hz), 7.20 (1H, d, J = 4.9Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.1Hz), 8.34 (1H, d, J = 4.9Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-メチルフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例30で得た[2-クロロ-4-(4-メチルフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例2および参考例6〜8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.30 (3H×1/3, s), 2.40 (3H×2/3, s), 3.38 (1H, m), 4.00-4.08 (2H + 2H×1/3, m), 4.41 (2H×2/3, m), 4.59 (2H×2/3, m), 5.07 (2H×1/3, s), 6.87-6.90 (2H, m), 7.03-7.05 (1H + 1H×2/3, m), 7.20-7.31 (3H + 1H×1/3, m), 7.66 (1H×2/3, s), 7.71 (1H×1/3, s), 8.27 (1H×2/3, m), 8.35 (1H×1/3, m).
1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エタノール
参考例13で得た2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(1.8 g)のテトラヒドロフラン(40 ml) 溶液に、0℃においてメチルマグネシウムブロミドの1 mol/lテトラヒドロフラン溶液(10 ml)を加え、0℃において20分間撹拌した。水を加えて反応混合物をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を無色結晶(1.9 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.60 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.68 (1H, d, J = 10.0 Hz), 5.05 (1H, m), 7.08 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.12-7.19 (2H, m), 7.22-7.28 (2H, m), 8.30 (1H, d, J = 4.9 Hz).
1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エチル メタンスルホネート
参考例32で得た1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エタノール(1.9 g)およびトリエチルアミン(1.4 g)のジクロロメタン(20 ml)溶液に、0℃においてメタンスルホニルクロリド(1.5 g)のジクロロメタン(10 ml)溶液を加え、徐々に室温に昇温し30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残留物に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、1規定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を無色結晶(2.5 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.75 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.87 (3H, s), 5.94 (1H, q, J = 6.8 Hz), 7.10 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.14-7.20 (2H, m), 7.25-7.29 (2H, m), 8.38 (1H, d, J = 4.9 Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エタンアミン
参考例33で得た1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エチル メタンスルホネート(1.2 g)およびアジ化ナトリウム(0.47 g)のジメチルホルムアミド(10 ml)溶液を、60℃において2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、3-(1-アジドエチル)-2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジンを無色油状物(1.0 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.56 (3H, d, J = 7.0 Hz), 5.03 (1H, q, J = 7.0 Hz), 7.08 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.14-7.24 (4H, m), 8.34 (1H, d, J = 4.9 Hz).
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.58 (3H, d, J= 7.1 Hz), 2.58 (1H, brs), 3.42 (1H, d, J= 14.4 Hz), 3.69 (1H, d, J= 14.4 Hz), 4.01 (1H, q, J= 7.1 Hz), 6.99-7.01 (4H, m), 7.05 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.60 (2H, s), 7.69 (1H, s), 8.31 (1H, d, J= 4.9 Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例34で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-{1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エチル}アミンを原料として参考例7および8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (3H, brs), 3.23 (1H, m), 3.73 (2H×2/5, m), 4.14 (2H×3/5, m), 4.42 (2H×3/5, d, J= 18.0 Hz), 4.77 (2H×2/5, d, J= 18.0 Hz), 5.54 (1H, m), 7.05 (1H, m), 7.20-7.44 (4H, m), 7.45 (2H, s), 7.79 (1H, s), 8.31 (1H, d, J= 4.8 Hz).
[2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ニコチン酸を原料として参考例28と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.62 (2H, s), 7.01-7.09 (2H, m), 7.19 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.44 (1H, m), 8.43 (1H, d, J = 5.0 Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例36で得た[2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例13、14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.26 (1H×2/5, m), 3.45 (1H×3/5, m), 4.01 (2H×2/5, d, J= 4.0 Hz), 4.17 (2H×2/5, s), 4.31 (2H×3/5, d, J= 4.0 Hz), 4.38 (2H×3/5, s), 4.42 (2H×3/5, s), 4.93 (2H×2/5, s), 6.87 (2H×2/5, m), 7.03 (2H×3/5, m), 7.18 (1H, d, J= 4.5 Hz), 7.30-7.50 (3H, m), 7.67 (1H×3/5, s), 7.77 (1H×2/5, s), 8.36 (1H×3/5, d, J= 4.7 Hz), 8.46 (1H×2/5, d, J= 4.5 Hz).
6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例36で得た[2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例13および22〜24と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.25 (2H, m), 3.78 (2H, s), 4.24 (2H, m), 6.96-7.05 (3H, m), 7.39 (1H, m), 8.21 (1H, d, J= 4.9 Hz).
[2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ニコチン酸を原料として参考例28と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (1H, t, J = 6.8 Hz), 4.62 (2H, d, J = 6.8 Hz), 6.93-7.05 (2H, m), 7.19 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.40 (1H, m), 8.39 (1H, d, J = 5.0 Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例39で得た[2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例13、14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.03 (1H, s), 4.11-4.13 (2H, m), 4.32-4.65 (2H, m), 4.93 (1H, brs), 6.74-7.00 (3H, m), 7.10 (1H, m), 7.33 (2H, s), 7.69 (1H×1/2, s), 7.78 (1H×1/2, s), 8.33-8.42 (1H, m).
酢酸4-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-4-オキソブチル
参考例6で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミンのフリー塩基体 (1.54 g)のアセトニトリル(30 ml)溶液に4-アセトキシブタノイルクロリド(0.84 g)およびトリエチルアミン(1.05 g)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色油状物(1.03 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.88-1.94 (3H, m), 2.04-2.06 (2H, m), 2.17-2.22 (2H, m), 4.04-4.08 (2H, m), 4.21 (2H×1/6, s), 4.36 (2H×5/6, s), 4.79 (2H×5/6, s), 5.02 (2H×1/6, s), 7.00-7.07 (3H, m), 7.26-7.43 (5H, m), 7.64-7.70 (1H, m), 8.27-8.35 (1H, m).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-4-ヒドロキシブタンアミド
参考例41で得た酢酸 4-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-4-オキソブチルを原料として参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.79-1.96 (2H, m), 2.05 (1H×2/5, brs), 2.22 (1H×3/5, brs), 2.30 (2H, m), 3.62-3.64 (2H, m), 4.24 (2H×2/5, s), 4.37 (2H×3/5, s), 4.82 (2H×3/5, s), 5.02 (2H×2/5, s), 7.00-7.08 (3H, m), 7.28-7.43 (5H, m), 7.64 (1H×3/5, s), 7.69 (1H×2/5, s), 8.27 (1H×3/5, d, J = 4.8 Hz), 8.33 (1H×2/5, d, J = 4.7 Hz).
酢酸4-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-4-オキソブチル
参考例10で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミンを原料として参考例41と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.90-1.95 (3H, m), 2.04-2.05 (2H, m), 2.20-2.30 (2H, m), 4.05-4.10 (2H, m), 4.26 (2H×2/5, s), 4.37 (2H×3/5, s), 4.78 (2H×3/5, s), 4.99 (2H×2/5, s), 7.01-7.12 (5H, m), 7.26-7.32 (2H, m), 7.65 (1H×1/2, s), 7.71 (1H×1/2, s), 8.26-8.30 (1H, m).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-4-ヒドロキシブタンアミド
参考例43で得た酢酸 4-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-4-オキソブチルを原料として参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.83-2.00 (3H, m), 2.34 (2H, m), 3.65 (2H, m), 4.29 (2H×2/5, s), 4.38 (2H×3/5, s), 4.80 (2H×3/5, s), 4.99 (2H×2/5, s), 6.97-7.14 (5H, m), 7.26-7.32 (2H, m), 7.65 (1H×3/5, s), 7.73 (1H×2/5, s), 8.29 (1H×3/5, d, J = 4.8 Hz), 8.33 (1H×2/5, d, J = 4.6 Hz).
2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒド
ジイソプロピルアミン(7.2 g)のテトラヒドロフラン(120 ml)溶液を−78℃で撹拌下、n-ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液(36 ml)をゆっくり滴下した。反応溶液を−78℃で30分間撹拌した後、同温度で2-クロロ-4-ヨードピリジン(11.5 g)のテトラヒドロフラン(80 ml)溶液をゆっくり滴下した。反応溶液を−78℃で3時間撹拌した後、同温度でギ酸エチル(4.2 g)を加え、反応混合物を−78℃で3時間撹拌し、さらに室温まで昇温して1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を黄色結晶(6.2 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.94 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.08 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.21 (1H, s).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として、参考例14および7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.20-2.26 (3H, m), 4.50-4.64 (2H, m), 4.74-4.85 (2H, m), 5.13 (2H, m), 7.41-7.77 (5H, m).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-クロロ-4,5-ジヒドロピリド[3,4-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル(0.50 g)のテトラヒドロフラン(10 ml)およびエタノール(10 ml)溶液に、2M 水酸化ナトリウム水溶液(0.45 ml)を加え、0℃で20分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、硫酸水素カリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色非結晶性固体(0.26 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.77 (2H, s), 4.84 (2H, s), 5.00 (2H, s), 6.84 (1H, d, J= 5.5 Hz), 7.68 (2H, s), 7.80 (1H, s), 8.12 (1H, d, J= 5.5 Hz).
[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ニコチン酸を原料として参考例28と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.43 (1H, t, J = 6.9 Hz), 3.79 (3H, s), 4.54 (2H, d, J = 6.9 Hz), 7.01-7.19 (4H, m), 7.44 (1H, m), 8.35 (1H, d, J = 4.9 Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例48で得た[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例2および参考例6〜8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.36 (1H, m), 3.71 (3H×1/4, s), 3.78 (3H×3/4, s), 3.88-4.13 (3H + 1H×1/4, m), 4.36 (1H×3/4, d, J= 14.4 Hz), 4.50 (1H×3/4, d, J= 14.4 Hz), 4.65 (1H×3/4, d, J= 15.4 Hz), 4.79 (1H×1/4, d), 5.09 (1H×1/4, d), 6.82-7.08 (4H, m), 7.26 (1H, m), 7.41-7.48 (2H, m), 7.68 (1H×3/4, s), 7.73 (1H×1/4, s), 8.27 (1H×3/4, d, J= 4.8 Hz), 8.35 (1H×1/4, d, J= 4.8 Hz).
7-(2-メトキシフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
工程1
参考例48で得た[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(1.50 g)のテトラヒドロフラン(40 ml)溶液に塩化チオニル(1.42 g)を加え、2時間加熱還流した。反応混合物を濃縮して得られた残留物にテトラヒドロフラン(60 ml)と3-アミノ-1-プロパノール(2.28 g)を加え、28時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、3-({[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)プロパン-1-オールを黄色油状物(1.86 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.49 (2H, m), 2.60 (2H, m), 3.62-3.82 (7H, m), 6.98-7.15 (4H, m), 7.43 (1H, m), 8.31 (1H, d, J = 4.9 Hz).
工程1で得た3-({[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)プロパン-1-オール(1.86 g)のテトラヒドロフラン(40 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in oil) (0.47 g)を加え、24時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(40 ml)に溶かし、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.70 g)を加え、室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、7-(2-メトキシフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチルを非結晶性固体(1.21 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.18 (9H×2/3, s), 1.36 (9H×1/3, s), 1.93 (2H, m), 3.42 (1H, m), 3.67 (1H, m), 3.74 (3H, s), 4.20-4.50 (4H, m), 6.94-7.06 (3H, m), 7.16 (1H, d, J = 7.0 Hz), 7.39 (1H, m), 8.25 (1H, m).
工程2で得た7-(2-メトキシフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチル(1.20 g)の酢酸エチル(10 ml)溶液に塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(10 ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧留去し、得られた残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、7-(2-メトキシフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを無色結晶(0.82 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.70 (2H, m), 3.04-3.11 (2H, m), 3.72 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.41 (2H, m), 6.94-7.05 (3H, m), 7.12 (1H, m), 7.38 (1H, m), 8.26 (1H, d, J = 5.0 Hz).
6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例39で得た[2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノールを原料として参考例13および22〜24と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.26 (2H, m), 3.80 (2H, s), 4.25 (2H, m), 6.90-7.02 (3H, m), 7.27 (1H, m), 8.19 (1H, d, J= 5.0 Hz).
2-クロロ-4-(3-チエニル)ニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒド(1.20 g)のトルエン(30 ml)、エタノール(15 ml)および水(15 ml)の混合液に、3-チオフェンボロン酸(0.60 g)と炭酸カリウム(1.42 g)を加え、減圧下で20分間脱気した。反応系をアルゴンで置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.23 g)を加え、アルゴン雰囲気下で6時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を淡黄色結晶(752 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 7.15 (1H, dd, J = 1.4, 4.9 Hz), 7.35 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.43-7.47 (2H, m), 8.50 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.24 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-チエニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例52で得た2-クロロ-4-(3-チエニル)ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.44 (1H, m), 4.05 (2H×1/3, m), 4.09 (2H×1/3, s), 4.18 (2H×2/3, d, J= 4.2 Hz), 4.45 (2H×2/3, s), 4.64 (2H×2/3, s), 5.10 (2H×1/3, s), 6.88 (1H, m), 7.07-7.12 (2H, m), 7.26 (1H, m), 7.32 (2H×2/3, s), 7.48 (2H×1/3, m), 7.66 (1H×2/3, s), 7.74 (1H×1/3,s), 8.25 (1H×2/3, d, J= 4.8 Hz), 8.32 (1H×1/3, d).
7-(3-チエニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例52で得た2-クロロ-4-(3-チエニル)ニコチンアルデヒドを原料として参考例22〜24と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.75 (2H, m), 3.10 (2H, m), 3.97 (2H, s), 4.37 (2H, t, J= 5.7 Hz), 7.11 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.26 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.57 (1H, m), 8.25 (1H, d, J= 5.1 Hz).
2-クロロ-4-(3-フリル)ニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 6.57 (1H, d, J = 0.9 Hz), 7.34 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.53 (1H, m), 7.77 (1H, s), 8.48 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.35 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-フリル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例55で得た2-クロロ-4-(3-フリル)ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.49 (1H, brs), 4.15 (2H×1/3, s), 4.19 (2H×1/3, s), 4.37 (2H×2/3, s), 4.48 (2H×2/3, s), 4.67 (2H×2/3, s), 5.11 (2H×1/3, s), 6.32 (1H, s), 6.95-6.97 (1H, m), 7.30 (2H, s), 7.40 (2H×2/3, s), 7.55 (2H×1/3, s), 7.65 (1H×2/3, s), 7.75 (1H×1/3,s), 8.24 (1H×2/3, d, J= 4.8 Hz), 8.30 (1H×1/3, d, J= 4.6 Hz).
{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(0.60 g)を用い、参考例14と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(1.01 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.25 (3H, d, J= 6.6Hz), 3.33-3.88 (3H, m), 6.94-7.46 (5H, m), 7.65 (2H, s), 7.67 (1H, s), 8.35 (1H, d, J= 5.0Hz).
酢酸2-({1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例57で得た{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(1.0 g)を用い、参考例7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(1.17 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J= 7.1Hz), 2.17 (3H, s), 4.29-5.09 (5H, m), 7.02-7.60 (5H, m), 7.42 (2H, brs), 7.62 (1H, s), 8.20-8.42 (1H, br).
N-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-N-{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例58で得た酢酸 2-({1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(1.17 g)を用い、参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(0.51 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.40 (3H, d, J= 7.1Hz), 3.33-3.56 (1H, m), 3.88-5.09 (5H, m), 6.98-7.70 (5H, m), 7.43 (2H, brs), 7.66 (1H, s), 8.20-8.50 (1H, br).
{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(3-ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert-ブチル
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(1.5 g)および3-アミノ-1-プロパノール(0.72 g)を用い、参考例22と同様の操作をすることにより、表題化合物を黄色油状物(2.72 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13-1.77 (11H, m), 2.79-4.92 (6H, m), 7.04-7.58 (5H, m), 8.39 (1H, d, J= 4.9Hz).
7-(2-フルオロフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例60で得た{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(3-ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert-ブチル(2.72 g)を用い、参考例23と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色油状物(1.17 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01-1.47 (9H, m), 1.78-2.11 (2H, m), 3.38-3.72 (2H, br), 4.37 (2H, t, J= 5.9Hz), 4.47 (2H, brs), 6.92-7.51 (5H, m), 8.18-8.38 (1H, br).
7-(2-フルオロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例61で得た7-(2-フルオロフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチル(1.15 g)を用い、参考例24と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色粉末(0.59 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.67-1.77 (2H, m), 3.06-3.12 (2H, m), 3.80 (2H, s), 4.42 (2H, t, J= 5.8Hz), 7.00 (1H, d, J= 5.1Hz), 7.09-7.49 (4H, m), 8.30 (1H, d, J= 5.1Hz).
{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(4-ヒドロキシブチル)カルバミン酸 tert-ブチル
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒド(1.4 g)および4-アミノ-1-ブタノール(0.79 g)を用い、参考例22と同様の操作をすることにより、表題化合物を黄色油状物(1.99 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.16-1.30 (4H×3/4, m), 1.34 (9H×3/4, s), 1.44 (9H×1/4, s), 1.51-1.69 (4H×1/4, m), 2.62-2.84 (2H×3/4, br), 3.08-3.22 (2H×1/4, br), 3.42-3.76 (2H, m), 4.41-4.78 (2H, br), 7.12 (1H, d, J= 4.9Hz), 7.11-7.31 (3H, m), 7.33-7.50 (1H, m), 8.37 (1H, d, J= 4.9Hz).
8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン-6(7H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例63で得た{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(4-ヒドロキシブチル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.98 g)を用い、参考例23と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色粉末(0.71 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.11 (9H×3/7, s), 1.31 (9H×4/7, s), 1.45-2.12 (4H, m), 3.32-3.78 (2H, m), 4.01-4.94 (4H, m), 6.86 (1H×4/7, d, J= 5.1Hz), 6.94 (1H×3/7, d, J= 5.0Hz), 7.06-7.44 (4H, m), 8.16-8.23 (1H, m).
8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン
参考例64で得た8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン-6(7H)-カルボン酸 tert-ブチル(680 mg)を用い、参考例24と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色粉末(458 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.56-1.71 (4H, m), 3.01-3.08 (2H, m), 3.75 (2H, s), 4.61-4.67 (2H, m), 6.88 (1H, d, J= 5.1Hz), 7.08-7.30 (3H, m), 7.31-7.48 (1H, m), 8.20 (1H, d, J= 5.1Hz).
[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール
2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ニコチン酸(10.0 g)を用い、参考例1と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(5.19 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.07-2.13 (1H, m), 4.38-4.46 (1H, m), 4.66-4.73 (1H, m), 7.14 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.25-7.61 (4H, m), 8.39 (1H, d, J= 5.0Hz).
[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン
参考例66で得た[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(0.8 g)および塩化チオニル(0.46 ml)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を、1時間加熱還流した。反応液を冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣をジメチルホルムアミド(15 ml)に溶かし、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(1.15 g)および炭酸カリウム(0.52 g)を加えた後、80℃で15時間撹拌した。反応液を冷却後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を淡黄色油状物(0.66 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.58-3.88 (4H, m), 7.11 (1H, d, J= 4.9Hz), 7.15-7.49 (4H, m), 7.65 (2H, s), 7.70 (1H, s), 8.38 (1H, d, J= 5.0Hz).
酢酸2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例67で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(650 mg)を用い、参考例7と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色油状物(707 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.00-2.28 (3H, m), 4.08-5.13 (6H, m), 6.83-7.58 (7H, m), 7.61-7.84 (1H, m), 8.40 (1H, d, J= 4.9Hz).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例68で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(700 mg)を用い、参考例8と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(486 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.15-3.38 (1H, m), 3.62-5.20 (6H, m), 6.72-7.59 (7H, m), 7.62-7.82 (1H, m), 8.30-8.50 (1H, m).
{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert-ブチル
工程1
参考例66で得た[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(1.0 g)および塩化チオニル(0.57 ml)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を、1時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮した後、得られた残渣をテトラヒドロフラン(15 ml)に溶かし、エタノールアミン(0.95 ml)を加えて4時間加熱還流した。反応液を冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して、2-({[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)エタノールを黄色油状物(1.15 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.51-2.66 (2H, m), 3.40 (2H, t, J= 5.1Hz), 3.57-3.88 (2H, m), 7.10 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.20-7.31 (1H, m), 7.32-7.55 (2H, m), 7.57-7.67 (1H, m), 8.36 (1H, d, J= 4.9Hz).
工程1で得られた2-({[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)エタノール(1.15 g)および二炭酸ジ-tert-ブチル(1.68 g)の酢酸エチル(50 ml)溶液にトリエチルアミン(1.0 ml)を加え、室温で5時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色油状物(1.26 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (9H, s), 2.81-3.11 (2H, br), 3.33-3.52 (2H, m), 4.44-4.80 (2H, m), 7.08 (1H, d, J= 4.9Hz), 7.12-7.23 (1H, m), 7.31-7.57 (3H, m), 8.39 (1H, d, J= 4.9Hz).
6-(2-クロロフェニル)-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例70で得た{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.25 g)を用い、参考例23と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色油状物(0.93 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.21 (9H×2/3, brs), 1.38 (9H×1/3, brs), 3.45-3.83 (1H, m), 3.99-4.67 (5H, m), 6.87 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.20-7.58 (4H, m), 8.20 (1H, d, J= 4.9 Hz).
6-(2-クロロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例71で得た6-(2-クロロフェニル)-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル(930 mg)を用い、参考例24と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(583 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.15-3.33 (2H, m), 3.72 (2H, dd, J= 13.4, 15.3Hz), 4.12-4.38 (2H, m), 6.87 (1H, d, J= 5.1Hz), 7.15-7.56 (4H, m), 8.19 (1H, d, J= 5.0Hz).
2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}プロパン-1,3-ジオール
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(2.0 g)および塩化チオニル(1.3 ml)のテトラヒドロフラン(20 ml)溶液を、1時間加熱還流した。反応液を冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(25 ml)に溶かし、2-アミノプロパン-1,3-ジオール(2.07 g)のジメチルホルムアミド(7 ml)溶液を加えて80℃で18時間撹拌した。反応液を冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジエチルエーテルおよびジイソプロピルエーテルから結晶化することにより、表題化合物を無色結晶(2.03 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.59-2.68 (1H, m), 3.45-3.62 (4H, m), 3.83 (2H, s), 7.17 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.33-7.59 (5H, m), 8.33 ( 1H, d, J= 5.0Hz).
3-(ヒドロキシメチル)-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例73で得た2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}プロパン-1,3-ジオール(2.02 g)のテトラヒドロフラン(140 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in oil)(0.55 g)を加え、8時間加熱還流した。反応液を冷却して水でクエンチした後、二炭酸ジ-tert-ブチル(2.26 g)およびトリエチルアミン(1.4 ml)を加えて室温で15時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルおよびジエチルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(0.84 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.01-1.50 (9H, m), 2.34-2.60 (1H, br), 3.61-3.90 (2H, m), 4.31-5.04 (5H, m), 6.90 (1H, d, J= 4.8Hz), 7.20-7.59 (5H, m), 8.13 (1H, d, J= 4.5Hz).
(6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3-イル)メタノール
参考例74で得た3-(ヒドロキシメチル)-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル(280 mg)を用い、参考例24と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(121 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.26-3.57 (1H, m), 3.58-3.90 (3H, m), 3.95-4.20 (2H, m), 4.37-4.60 (1H, m), 6.96 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.23-7.59 (5H, m), 8.14 (1H, d, J= 5.0Hz).
[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミン
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(400 mg)および3-(トリフルオロメトキシ)ベンジルアミン(500 mg)を用い、参考例67と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色油状物(634 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.74 (2H, s), 3.78 (2H, s), 7.02-7.58 (10H, m), 8.32 (1H, d, J= 5.0Hz).
酢酸2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例76で得た[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミン(620 mg)を用い、参考例7と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(792 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.02-2.33 (3H, m), 3.90-5.11 (6H, m), 6.63-7.61 (10H, m), 8.22-8.51 (1H, br).
N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシ-N-[3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アセトアミド
参考例77で得た酢酸 2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}-2-オキソエチル(780 mg)を用い、参考例8と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(535 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.26-3.49 (1H, m), 3.91 (2H, brs), 3.92 (2H×5/9, s), 4.35 (3H×4/9, s), 4.53 (2H×4/9, s), 4.98 (2H×5/9, s), 6.62-7.57 (10H, m), 8.26-8.45 (1H, m).
2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}プロパン-1-オール
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(1.0 g)および2-アミノプロパン-1-オール(0.97 ml)を用い、参考例70の工程1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色固体(1.32 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (3H, d, J= 6.5Hz), 2.62-2.73 (1H, m), 3.14-3.21 (1H, m), 3.42-3.49 (1H, m), 3.66-3.94 (2H, m), 7.16 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.34-7.58 (5H, m),
8.32 (1H, d, J= 5.0Hz).
3-メチル-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例79で得た2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}プロパン-1-オール(1.32 g)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in oil)(273 mg)を加え、18時間加熱還流した。反応液を冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチル(50 ml)に溶かした後、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.19 g)およびトリエチルアミン(0.76 ml)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色油状物(1.21 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.89-1.60 (12H, m), 4.02-4.45 (3H, m), 4.47-5.00 (2H, br), 6.88 (1H, d, J= 4.9Hz), 7.15-7.58 (5H, m), 8.12 (1H, d, J= 4.8Hz).
3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例80で得た3-メチル-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル(1.15 g)を用い、参考例24と同様の操作を行うことにより、表題化合物を白色粉末(0.78 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.10 (3H, d, J= 6.6Hz), 3.27-3.48 (1H, m), 3.58-3.88 (2H, m), 3.92-4.15 (1H, m), 4.31-4.52 (1H, m), 6.96 (1H, d, J= 5.1Hz), 7.21-7.53 (5H, m), 8.15 (1H, d, J= 5.0Hz).
2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-メチルプロパン-1-オール
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノール(1.6 g)および2-アミノ-2-メチルプロパン-1-オール(1.59 g)を用い、参考例70の工程1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状物(2.17 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, s), 3.23 (2H, s), 3.68 (2H, s), 7.17 (1H, d, J= 4.9Hz), 7.38-7.55 (5H, m), 8.32 (1H, d, J= 4.9Hz).
3,3-ジメチル-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル
参考例82で得た2-{[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-メチルプロパン-1-オール(2.17 g)を用い、参考例80と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(2.03 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.21 (9H, s), 1.53 (6H, s), 4.30 (2H, s), 4.68 (2H, s), 6.85 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.24-7.51 (5H, m), 8.12 (1H, d, J= 5.0Hz).
3,3-ジメチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例83で得た3,3-ジメチル-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-カルボン酸 tert-ブチル(2.0 g)を用い、参考例24と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色粉末(1.21 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.21 (6H, s), 3.87 (2H, s), 4.12 (2H, s), 6.88 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.19-7.52 (5H, m), 8.11 (1H, d, J= 5.0Hz).
4,6-ジクロロピリミジン-5-カルバルデヒド
氷冷下、オキシ塩化リン(86 ml)にジメチルホルムアミド(28.0 g)を加え、室温で1時間攪拌し、この溶液に4,6-ジヒドロキシピリミジン(20.0 g)を少量ずつ加えた。発熱が止まった後、室温で30分攪拌し、さらに3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去して得られた残渣に氷(400 g)を徐々に加え、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して、表題化合物を黄色結晶(17.3 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 8.89 (1H, s), 10.46 (1H, s).
4-クロロ-6-メトキシピリミジン-5-カルバルデヒド
参考例85で得た4,6-ジクロロピリミジン-5-カルバルデヒド(17.3 g)のメタノール(300 ml)溶液に、ナトリウムメトキシド(5.50 g)を加え、室温で24時間攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して、表題化合物を白色結晶(6.01 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.15 (3H, s), 8.66 (1H, s), 10.42 (1H, s).
4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジン-5-カルバルデヒド
参考例86で得た4-クロロ-6-メトキシピリミジン-5-カルバルデヒド(5.39 g)のジメトキシエタン(90 ml)溶液に、4-フルオロフェニルボロン酸(4.62 g)、飽和炭酸ナトリウム(9.92 g)水溶液およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.80 g)を加え、5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して表題化合物を白色結晶(3.18 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.16 (3H, s), 7.12-7.26 (2H, m), 7.55-7.68 (2H, m), 8.90 (1H, s), 10.11 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジン-5-イル]メチル}アミン 塩酸塩
参考例87で得た4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジン-5-カルバルデヒド(0.30 g)のメタノール(10 ml)溶液に、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(0.38 g)および酢酸(0.2 ml)を加え、室温で3時間攪拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.20 g)を加え、さらに18時間攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた残渣に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して得られた無色油状物を酢酸エチル(5 ml)に溶かし、塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(0.35 ml)を加えた。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をメタノールから析出させることにより、表題化合物を白色粉末(0.31 g)として得た。
1H-NMR (塩酸塩; CDCl3)δ: 3.95 (2H, brs), 4.10 (3H, s), 4.17 (2H, s), 7.14 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.57 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.59 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.88 (1H, s), 8.09 (2H, s), 8.72 (1H, s), 10.58 (1H, s).
5-({[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}メチル)-6-(4-フルオロフェニル)ピリミジン-4-オール
参考例88で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジン-5-イル]メチル}アミン 塩酸塩(0.29 g)に、臭化水素酸(48%; 10 ml)および酢酸(1 ml)を加え、100℃で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和し、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を白色粉末(0.22 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.69 (2H, s), 3.93 (2H, s), 7.07 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.66 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.76 (1H, s), 7.81 (2H, s), 8.17 (1H, s).
2-クロロ-4-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]ニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.04 (6H, s), 6.75 (2H, m), 7.23 (2H, m), 7.31 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.43 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.05 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-({2-クロロ-4-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]ピリジン-3-イル}メチル)-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例90で得た2-クロロ-4-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (1H×1/3, s), 2.94 (6H×1/3, s), 3.01 (6H×2/3, s), 3.45 (1H×2/3, s), 4.00 (2H×1/3, s), 4.03 (2H×1/3, s), 4.24 (2H×2/3, s), 4.38 (2H×2/3, s), 4.66 (2H×2/3, s), 5.15 (2H×1/3, s), 6.49 (2H×1/3, d, J= 8.4 Hz), 6.68 (2H×2/3, d, J= 8.6 Hz), 6.83 (2H×1/3, d, J= 8.4 Hz), 6.91 (2H×2/3, d, J= 8.6 Hz), 7.02 (1H, m), 7.18 (2H×1/3, s), 7.29 (2H×2/3, s), 7.63 (1H, m), 8.18-8.30 (1H, m).
4-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 5.09 (2H, s), 6.87-6.92 (2H, m), 7.08 (1H, m), 7.29 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.36-7.45 (6H, m), 8.52 (1H, d, J = 5.0 Hz), 10.14 (1H, s).
N-({4-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例92で得た4-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.93 (2H×1/3, s), 3.97 (2H×1/3, s), 4.04 (2H×2/3, s), 4.35 (2H×2/3, s), 4.50 (2H×2/3, s), 5.02-5.09 (2H + 2H×1/3, m), 6.57-6.63 (2H, m), 6.90-7.08 (2H, m), 7.18-7.43 (8H, m), 7.66 (1H×2/3, s), 7.73 (1H×1/3, s), 8.26 (1H×2/3, d), 8.34 (1H×1/3, d).
4-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 5.02 (2H, s), 7.00 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.10 (1H, m), 7.18-7.33 (7H, m), 7.39 (1H, m), 8.52 (1H, d, J = 4.9 Hz), 10.08 (1H, s).
N-({4-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例94で得た4-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.35 (1H, m), 3.72-4.00 (2H + 2H×1/2, m), 4.13 (1H, m), 4.34 (1H + 1H×1/2, m), 4.47 (1H×1/2, m), 4.96-5.03 (2H + 1H×1/2, m), 6.87-6.90 (2H, m), 7.04-7.18 (5H, m), 7.28-7.31 (4H, m), 7.43 (1H, m), 7.65 (1H×2/3, s), 7.72 (1H×1/3, s), 8.30 (1H×2/3, d), 8.36 (1H×1/3, d).
2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒド
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノールを原料として参考例13と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 7.24-7.35 (3H, m), 7.44-7.51 (3H, m), 8.54 (1H, d, J = 5.0 Hz), 10.19 (1H, s).
7-(2-クロロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
工程1
参考例66で得た[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(0.51 g)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液に、塩化チオニル(0.29 ml)を加え、1時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をテトラヒドロフラン(15 ml)に溶解し、3-アミノ-1-プロパノール(0.46 ml)を加えて、15時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチル(20 ml)に溶解し、二炭酸ジ-tert-ブチル(0.88 g)およびトリエチルアミン(0.56 ml)を加えて、室温で5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、無色油状物(0.65 g)を得た。得られた油状物をテトラヒドロフラン(30 ml)に溶解し、水素化ナトリウム(0.19 g)を加えて、5時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、7-(2-クロロフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチルを無色油状物(0.52 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.21-1.35 (9H, m), 1.91 (2H, m), 3.44 (1H, m), 3.68 (1H, m), 4.20-4.45 (4H, m), 6.94 (1H, m), 7.20-7.46 (4H, m), 8.29 (1H, m).
工程1で得た7-(2-クロロフェニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-5(6H)-カルボン酸 tert-ブチル(0.52 g)の酢酸エチル(5 ml)溶液に塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(5 ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧留去し、得られた残渣を水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、7-(2-クロロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを淡黄色結晶(0.31 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.70 (2H, m), 2.91-3.19 (2H, m), 3.73 (2H, s), 4.41 (2H, t, J= 5.8 Hz), 6.94 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.21-7.50 (4H, m), 8.30 (1H, d, J= 5.1 Hz).
(2’-クロロ-3,4’-ビピリジン-3’-イル)メタノール
2’-クロロ-3,4’-ビピリジン-3’-カルボン酸エチル(3.75 g)のジエチルエーテル(140 ml)溶液に、リチウムアルミニウムヒドリド(0.81 g)を少量ずつ加え、室温で18時間撹拌した。氷冷下、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えてクエンチし、さらに1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色結晶(1.61 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.56 (1H, t, J = 6.5 Hz), 4.67 (2H, d, J = 6.5 Hz), 7.23 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.36-7.52 (1H, m), 7.82-7.98 (1H, m), 8.42 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.63-8.80 (2H, m).
7-ピリジン-3-イル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例98で得た(2’-クロロ-3,4’-ビピリジン-3’-イル)メタノールを原料として参考例13および22〜24と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.74 (2H, m), 3.08 (2H, m), 3.86 (2H, s), 4.41 (2H, t, J= 6.0 Hz), 7.05 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.40 (1H, m), 7.85 (1H, m), 8.33 (1H, d, J= 5.0 Hz), 8.67 (1H, m), 8.72 (1H, d, J= 2.1 Hz).
[2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル]カルバミン酸 tert-ブチル
Boc-グリシン(0.31 g)およびトリエチルアミン(0.25 ml)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液に、−10℃においてクロロギ酸イソブチル(0.24 g)のテトラヒドロフラン(5 ml)溶液を加え、−10℃において30分間撹拌した。反応液に、−10℃において参考例10で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.70 g) のテトラヒドロフラン(15 ml)溶液を加え、徐々に室温に昇温し48時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色油状物(0.76 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.41-1.46 (9H, m), 3.80-3.87 (2H, m), 4.22 (2H×1/3, s), 4.38 (2H×2/3, s), 4.71 (2H×2/3, s), 4.97 (2H×1/3, s), 5.37 (1H, m), 6.91-7.15 (5H, m), 7.31 (2H, s), 7.67-7.74 (1H, m), 8.29-8.36 (1H, m).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}グリシンアミド
参考例100で得た[2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル]カルバミン酸 tert-ブチル(0.73 g)の酢酸エチル(4 ml)溶液に、塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(4 ml)を加え、室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣に水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジエチルエーテルから析出させることにより、表題化合物を無色結晶(0.47 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.50 (2H, brs), 3.30-3.46 (2H, m), 4.20 (2H×1/3, s), 4.39 (2H×2/3, s), 4.69 (2H×2/3, s), 5.00 (2H×1/3, s), 6.91-7.17 (5H, m), 7.35 (2H, s), 7.67-7.74 (1H, m), 8.29-8.34 (1H, m).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]グリシンアミド
参考例6で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミンを原料として参考例100および101と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.48 (2H, brs), 3.20 (2H, m), 4.13 (2H×1/3, s), 4.40 (2H×2/3, s), 4.70 (2H×2/3, s), 5.03 (2H×1/3, s), 7.01-7.08 (3H, m), 7.26-7.44 (5H, m), 7.66-7.70 (1H, m), 8.28-8.34 (1H, m).
(2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル)メチルカルバミン酸 tert-ブチル
参考例6で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミンおよびBoc-サルコシンを原料として参考例100と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.26-1.46 (9H, m), 2.85 (3H, m), 3.88-4.00 (2H+2H×1/3, m), 4.31-4.36 (2H×2/3, m), 4.73-4.98 (2H, m), 7.00-7.07 (3H, m), 7.26-7.45 (5H, m), 7.64-7.68 (1H, m), 8.27-8.33 (1H, m).
4-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 5.12 (2H, s), 7.06 (2H, m), 7.26-7.30 (3H, m), 7.33-7.47 (5H, m), 8.49 (1H, d, J = 4.8 Hz), 10.15 (1H, s).
N-({4-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例104で得た4-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.42 (1H, m), 4.03 (2H×1/3, s), 4.03 (2H×1/3, s), 4.14 (2H×2/3, s), 4.41 (2H×2/3, s), 4.61 (2H×2/3, s), 4.98-5.10 (2H + 2H×1/3, m), 6.83-7.08 (5H, m), 7.22-7.44 (7H, m), 7.66-7.71 (1H, m), 8.25 (1H×2/3, d, J = 4.8 Hz), 8.34 (1H×1/3, d, J = 4.2 Hz).
2-クロロ-4-[2-(メチルチオ)フェニル]ニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.37 (3H, s), 7.10 (1H, dd, J = 1.2, 7.5 Hz), 7.21 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.24-7.31 (2H, m), 7.43 (1H, m), 8.56 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.19 (1H, s).
N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-({2-クロロ-4-[2-(メチルチオ)フェニル]ピリジン-3-イル}メチル)-2-ヒドロキシアセトアミド
参考例106で得た2-クロロ-4-[2-(メチルチオ)フェニル]ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7および8と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.35 (3H×1/3, s), 2.40 (3H×2/3, s), 3.25 (1H, m), 3.59-4.60 (5H, m), 4.73-5.11 (1H, m), 6.69-6.90 (1H, m), 7.05-7.45 (6H, m), 7.71-7.76 (1H, m), 8.29-8.39 (1H, m).
2-クロロ-4-[4-(メチルスルホニル)フェニル]ニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.13 (3H, s), 7.24 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.47 (2H, m), 8.03 (2H, m), 8.61 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.40 (1H, s).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]フェニル}-2-クロロピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル(0.60 g)の1,2-ジメトキシエタン(15 ml)混合液に、tert-ブチル N-[2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]カルバメート(0.35 g)と2M炭酸ナトリウム水溶液(1 ml)を加え、減圧下で5分間脱気した。反応系をアルゴンで置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.11 g)を加え、アルゴン雰囲気下で3時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を非結晶性固体(0.65 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (9H, s), 2.09-2.14 (3H, m), 4.02 (1H×3/5, m), 4.22-4.69 (5H, m), 5.00 (1H×2/5, m), 5.71 (1H×3/5, s), 6.23 (1H×2/5, s), 6.81-6.86 (1H, m), 7.05-7.19 (2H, m), 7.35-7.44 (3H, m), 7.69-7.77 (1H, m), 7.86 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.40 (1H, d, J = 4.8 Hz).
[4-(2-クロロ-3-ホルミルピリジン-4-イル)フェニル]カルバミン酸 tert-ブチル
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒド(0.45 g)の1,2-ジメトキシエタン(20 ml)混合液に、4-(N-Boc-アミノ)フェニルボロン酸(0.43 g)と2M炭酸ナトリウム水溶液(1.2 ml)を加え、減圧下で5分間脱気した。反応系をアルゴンで置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.19 g)を加え、アルゴン雰囲気下で60時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を淡黄色結晶(0.43 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.53 (9H, s), 6.62 (1H, s), 7.24-7.31 (3H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.50 (1H, d, J = 5.1 Hz), 10.16 (1H, s).
酢酸2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-ホルミルフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例109と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.07-2.13 (3H, m), 4.20-4.50 (4H, m), 4.60-5.00 (2H, m), 7.02 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.42 (2H, s), 7.55-8.00 (4H, m), 8.39 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.80 (1H, s).
4-アゼパン-1-イル-2-クロロニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例123と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.58 (4H, m), 1.83 (4H, m), 3.29 (4H, m), 6.74 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.95 (1H, d, J = 6.3 Hz), 10.39 (1H, s).
2-クロロ-4-(2-メチルフェニル)ニコチンアルデヒド
2-クロロ-4-(2-メチルフェニル)ニコチン酸を原料として参考例1および13と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.08 (3H, s), 7.02-7.07 (1H, m), 7.19 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.24-7.41 (3H, m), 8.55 (1H, d, J = 4.8 Hz), 10.17 (1H, s).
7-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例94で得た4-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロニコチンアルデヒドを原料として参考例22〜24と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.74 (2H, m), 2.82 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.23 (1H, m), 4.36 (1H, m), 5.02 (2H, m), 6.96 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.03-7.15 (3H, m), 7.20-7.41 (6H, m), 8.26 (1H, d, J= 4.9 Hz).
(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル メタンスルホネート
参考例1で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メタノールを原料として参考例33と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H NMR (CDCl3) δ: 3.02 (3H, s), 5.22 (2H, s), 7.26 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.37-7.40 (2H, m), 7.49-7.53 (3H, m), 8.46 (1H, d, J = 4.9 Hz).
[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン
参考例115で得た(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル メタンスルホネート(1.50 g)およびアジ化ナトリウム(0.67 g) のジメチルホルムアミド(20 ml)溶液を、60℃において2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、3-(アジドメチル)-2-クロロ-4-フェニルピリジンを無色結晶(1.23 g)として得た。
上記で得た3-(アジドメチル)-2-クロロ-4-フェニルピリジン(1.23 g)およびリチウムアルミニウムヒドリド(0.39 g) のジエチルエーテル(100 ml)懸濁液を、0℃において4時間撹拌した。水を加えて反応混合物をクエンチし、1規定水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を淡黄色固体(0.95 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.54 (2H, s), 3.86 (2H, s), 7.14 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.36-7.39 (2H, m), 7.44-7.48 (3H, m), 8.54 (1H, d, J= 5.0 Hz).
[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミン
参考例116で得た[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミン(0.35 g)のメタノール(20 ml)に溶液に、2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド (0.37 g)および酢酸(1.0 ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.22 g)を加え、室温でさらに1時間撹拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色油状物(0.43 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.07 (1H, s), 3.68 (2H, s), 3.76 (2H, s), 3.81 (3H, s), 6.79 (1H, d, J= 8.7 Hz), 7.03-7.08 (2H, m), 7.16 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.41-7.48 (5H, m), 8.31 (1H, d, J= 5.0 Hz).
[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]{2-メトキシ-5-[5-(トリフルオロメチル)-1H-テトラゾール-1-イル]ベンジル}アミン
参考例116で得た[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミンおよび2-メトキシ-5-[5-(トリフルオロメチル)-1H-テトラゾール-1-イル]ベンズアルデヒドを原料として参考例117と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (1H, s), 3.76 (2H, s), 3.78 (2H, s), 3.92 (3H, s), 6.99 (1H, d, J= 8.7 Hz), 7.16 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.25 (1H, m), 7.31-7.44 (6H, m), 8.32 (1H, d, J= 5.0 Hz).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2’-クロロ-3,4’-ビピリジン-3’-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例109と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.17 (3H, m), 4.33 (2H, m), 4.42-4.96 (4H, m), 7.08 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.32-7.76 (5H, m), 8.36-8.42 (2H, m), 8.69 (1H, m).
酢酸2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2’-クロロ-2,4’-ビピリジン-3’-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル(0.58 g)の1,2-ジメトキシエタン(15 ml)混合液に、トリメチル(2-ピリジル)スズ(1.60 g)を加え、減圧下で5分間脱気した。反応系をアルゴンで置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.11 g)を加え、アルゴン雰囲気下で32時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を非結晶性固体(0.16 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.04-2.21 (3H, m), 4.51-5.05 (6H, m), 7.13-7.15 (2H, m), 7.35-7.79 (5H, m), 8.30-8.66 (2H, m).
酢酸2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(1,3-チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルおよび2-トリブチルスタニルチアゾールを原料として参考例120と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.04-2.26 (3H, m), 4.54-4.64 (2H+2H×1/6, m), 5.15 (2H×5/6, s), 5.27-5.35 (2H, m), 7.23-8.30 (7H, m).
酢酸2-{({4-[2-(アミノカルボニル)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}-2-オキソエチル
参考例46で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルおよび2-シアノフェニルボロン酸を原料として参考例109と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.04-2.14 (3H, m), 4.20-5.00 (6H, m), 5.47 (1H, m), 6.00-6.60 (1H, m), 6.90-7.70 (8H, m), 8.34 (1H, m).
2-クロロ-4-ピペリジン-1-イルニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒド(0.50 g)のエタノール(15 ml)溶液に、ピペリジン(0.20 g)とトリエチルアミン(0.39 g)を加え、2時間加熱還流した。反応液を冷却後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を淡黄色油状物(0.30 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.69-1.78 (6H, m), 3.27 (4H, m), 6.77 (1H, d, J = 6.1 Hz), 8.06 (1H, d, J = 6.1 Hz), 10.31 (1H, s).
2-クロロ-4-モルホリン-4-イルニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例123と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.28 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.91 (4H, t, J = 4.7 Hz), 6.78 (1H, d, J = 6.0 Hz), 8.16 (1H, d, J = 6.0 Hz), 10.39 (1H, s).
2-クロロ-4-ピロリジン-1-イルニコチンアルデヒド
参考例45で得た2-クロロ-4-ヨードニコチンアルデヒドを原料として参考例123と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.01 (4H, m), 3.21 (4H, m), 6.60 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.96 (1H, d, J = 6.3 Hz), 10.44 (1H, s).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例8で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシアセトアミド(210 mg)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液に水素化ナトリウム(35 mg)を加え、5時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(75 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.61 (2H, s), 4.99 (2H, s), 6.96-7.01 (3H, m), 7.31-7.46 (5H, m), 7.74 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]チアゼピン-3(2H)-オン
参考例9で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-クロロ-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アセトアミド(280 mg)のエタノール(10 ml)溶液にチオ尿素(82 mg)を加え、5時間加熱還流した。反応液に炭酸カリウム(230 mg)を加え、さらに12時間加熱還流した。反応液を冷却後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(140 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.05 (2H, s), 4.39 (2H, s), 4.43 (2H, s), 6.85 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.04-7.09 (2H, m), 7.20 (2H, s), 7.40-7.52 (3H, m), 7.70 (1H, s), 8.33 (1H, d, J= 4.9 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例12で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(510 mg)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物を無色結晶(246 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.99 (2H, s), 6.91-7.09 (5H, m), 7.40 (2H, s), 7.76 (1H, s), 8.28 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(4-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例16で得たN-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(150 mg)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物を無色結晶(47 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.29 (3H, d, J= 7.0 Hz), 4.03-4.42 (2H, m), 4.94-5.07 (2H, m), 6.00 (1H, q, J= 7.0 Hz), 6.86 (1H, d, J= 5.0 Hz), 6.87-6.92 (2H, m), 7.02-7.09 (2H, m), 7.38 (2H, s), 7.73 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8-メチル-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例20で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-6-メチル-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシアセトアミド(300 mg)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物を無色結晶(21 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.51 (3H, s), 4.37 (2H, s), 4.60 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.83 (1H, s), 6.92-6.98 (2H, m), 7.28-7.43 (3H, m), 7.37 (2H, s), 7.74 (1H, s).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-フルオロフェニル)-2,2-ジメチル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
工程1
参考例10で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.60 g)のジクロロメタン(20 ml)溶液にトリエチルアミン(0.14 g)を加え、さらに2-アセトキシイソブチルクロリド(1.07 g)のジクロロメタン(10 ml)溶液を滴下し、室温で8時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を1N水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-1,1-ジメチル-2-オキソエチルを無色結晶(0.37 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.59 (3H, s), 1.65 (3H, s), 2.04 (3H, s), 4.52 (2H, s), 4.99 (2H, s), 6.70-6.90 (4H, m), 7.00 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.20-7.30 (2H, m), 7.68 (1H, s), 8.34 (1H, d, J = 5.0 Hz).
工程1で得た化合物(0.29 g)のエタノール(3 ml)/テトラヒドロフラン(2 ml)混合溶液に、4N水酸化ナトリウム水溶液(1.25 ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を濃縮して得られた残留物に1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物を酢酸エチルから結晶化させることにより、N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパンアミドを無色結晶(0.18 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.44 (6H, s), 2.86 (1H, s), 4.60 (2H, s), 5.00 (2H, s), 6.90-6.95 (3H, m), 7.05 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.22-7.27 (3H, m), 7.69 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 5.0 Hz).
工程2で得た化合物(0.20 g)を用い、実施例1と同様の方法で表題化合物を無色結晶(0.06 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.76 (6H, s), 4.44 (2H, s), 4.60 (2H, s), 6.89-7.17 (5H, m), 7.35 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 4.9 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(3-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
工程1
参考例17で得た[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メタノール(1.41 g)のテトラヒドロフラン(30 ml)溶液に塩化チオニル(1.42 g)を加え、2時間加熱還流した。反応混合物を濃縮して得られた残留物のジメチルホルムアミド(30 ml)溶液に、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(1.44 g)および炭酸カリウム(1.64 g)を加え、110℃で12時間攪拌した。反応溶液を冷却後、溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミンを無色油状物(0.68 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.93 (1H, brs), 3.79 (2H, s), 3.86 (2H, s), 7.04-7.44 (5H, m),
7.75 (3H, s), 8.35 (1H, d, J= 5.0 Hz).
工程1で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.68 g)のジクロロメタン(35 ml)溶液に、アセトキシアセチルクロリド(0.26 g)およびトリエチルアミン(0.19 g)を加え、室温で12時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定の水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、酢酸エチルから再結晶することにより、酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)-3-ピリジニル]メチル}アミノ)-2-オキソエチルを白色粉末(0.79 g)として得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.93-2.18 (3H, m), 4.11-4.40 (2H, m), 4.60 (1H, s), 4.64-4.88 (2H, m), 4.99 (1H, s), 6.89-7.67 (7H, m), 7.71-7.94 (1H, m), 8.35 (1H, d, J = 4.7 Hz).
工程2で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)-3-ピリジニル]メチル}アミノ)-2-オキソエチル(0.45 g)のテトラヒドロフラン(3 ml)-エタノール(5 ml)溶液に4規定水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)を加え、室温で6時間攪拌した。反応液に1規定塩酸水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、酢酸エチルから再結晶することにより、N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)-3-ピリジニル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを白色粉末(0.27 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.40 (1H, brs), 3.95-4.18 (2.6H, m), 4.44 (1.3H, s), 4.58 (1.3H, s), 5.02 (0.8H, s), 6.63-6.75 (1H, m), 6.80 (1H, t, J = 7.5 Hz), 6.95-7.48 (5H, m), 7.69 (0.6H, s), 7.76 (0.4H, s), 8.32 (0.6H, d, J = 4.8 Hz), 8.39 (0.4H, d, J = 4.6 Hz).
工程3で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-フルオロフェニル)-3-ピリジニル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(0.27 g)のテトラヒドロフラン(15 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in oil)(0.06 g)を加え、6時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、酢酸エチルから再結晶することにより、表題化合物を白色粉末(0.15 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.43 (2H, s), 4.65 (2H, s), 5.00 (2H, s), 6.61-6.78 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.04-7.16 (1H, m), 7.22-7.44 (3H, m), 7.76 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-フルオロフェニル)-5-メチル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例35で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{1-[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]エチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.75 (3H, d, J= 6.8 Hz), 3.97 (1H, d, J= 15.1 Hz), 4.33 (1H, q, J= 6.8 Hz), 4.71 (1H, d, J= 17.2 Hz), 5.05 (1H, d, J= 17.2 Hz), 5.41 (1H, d, J= 15.1 Hz), 6.78 (2H, m), 6.88 (2H, m), 6.95 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.42 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.30 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-クロロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例29で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.99 (2H, s), 6.88-6.93 (3H, m), 7.33 (2H, d, J= 8.3 Hz), 7.41 (2H, s), 7.76 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-メチルフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例31で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-メチルフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.39 (3H, s), 4.43 (2H, s), 4.61 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.87 (2H, d, J= 8.0 Hz), 6.96 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.16 (2H, d, J= 8.0 Hz), 7.38 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 5.0 Hz).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4-(4-フルオロフェニル)-5,6-ジヒドロ-7H-ピリド[3,2-c]アゼピン-7-オン
工程1
参考例10で得た[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミン(0.60 g)のジクロロメタン(30 ml)溶液に、アクリロイルクロリド(0.54 g)およびトリエチルアミン(0.25 g)を加え、室温で12時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定の水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、酢酸エチルから再結晶することにより、N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アクリルアミドを白色粉末(0.40 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.39 (2H, brs), 4.94 (2H, brs), 5.65-5.72 (1H, m), 6.20-6.55 (2H, m), 6.90-7.20 (5H, m), 7.33 (2H, brs), 7.69 (1H, brs), 8.30 (1H, d, J = 4.7 Hz).
工程1で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アクリルアミド(0.3 g)のプロピオニトリル(7 ml)溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.06 g)とN-エチルジイソプロピルアミン(0.15 ml)を加え、120℃で4時間攪拌した。反応液を冷却後、飽和食塩水を加え、酢酸エチル-ジエチルエーテル混合溶液(2:1)で抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を白色粉末(0.04 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, brs), 6.72 (1H, d, J = 12.4 Hz), 7.03-7.22 (7H, m), 7.42 (1H, d, J = 12.3 Hz), 7.75 (1H, s), 8.67 (1H, d, J = 5.0 Hz).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4-(4-フルオロフェニル)-5,6,8,9-テトラヒドロ-7H-ピリド[3,2-c]アゼピン-7-オン
実施例11で得た6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4-(4-フルオロフェニル)-5,6-ジヒドロ-7H-ピリド[3,2-c]アゼピン-7-オン(0.10 g)のエタノール(10 ml)溶液に、10%パラジウム炭素(0.15 g)とギ酸アンモニウム(0.27 g)を加え、3時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、ろ過した。ろ液を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色非晶性固体(0.07 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.11(2H, t, J = 7.1 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.0 Hz), 4.40 (2H, s), 4.50 (2H, s), 6.88-6.94 (3H, m), 7.04-7.13 (3H, m), 7.71 (1H, s), 8.47 (1H, d, J = 5.0 Hz).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4-(4-フルオロフェニル)-5,6-ジヒドロピリミド[5,4-f]オキサゼピン-7(8H)-オン
参考例89で得た5-({[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}メチル)-6-(4-フルオロフェニル)ピリミジン-4-オール(0.20 g)のジクロロエタン(30 ml)に、トリエチルアミン(0.046 g)およびブロモアセチルクロリド(0.071 g)を加え、室温で7時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して白色固体を得た。この固体をジイソプロピルエーテルから再結晶させることにより、表題化合物を白色粉末(0.041 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.54 (2H, s), 4.62 (2H, s), 5.15 (2H, s), 7.06-7.18 (4H, m), 7.33 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.75 (1H, s).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例24で得た6-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(170 mg)、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(280 mg)および炭酸カリウム(97 mg)のジメチルホルムアミド(10 ml)懸濁液を、80℃で5時間加熱撹拌した。反応液を冷却後、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(190 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.12 (2H, t, J= 4.6Hz), 3.43-3.75 (4H, m), 4.16-4.44 (2H, m), 6.82-7.02 (4H, m), 7.13-7.29 (1H, m), 7.61 (2H, s), 7.66 (1H, s), 8.20 (1H, d, J= 5.0Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例24で得た6-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(250 mg)、炭酸カリウム(0.14 g)およびヨウ化カリウム(68 mg)のジメチルホルムアミド(20 ml)懸濁液に、メタンスルホン酸1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル(0.52 g)を加え、80℃で5時間撹拌した。反応溶液を冷却後、溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルおよびヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(140 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.12-1.36 (3H, m), 2.88-3.92 (5H, m), 4.18-4.53 (2H, m), 6.85 (1H, d, J= 5.0 Hz), 6.87-7.08 (3H, m), 7.19-7.29 (1H, m), 7.59 (2H, brs), 7.62 (1H, s), 8.18 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例27で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(280 mg)を用い、実施例1と同様にして表題化合物を無色結晶(170 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.95-5.28 (6H, m), 6.84-6.93 (1H, m), 6.94 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.03-7.18 (2H, m), 7.37-7.50 (1H, m), 7.38 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.31 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例37で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.28 (2H, s), 4.66 (2H, s), 5.03 (2H, s), 6.90-6.96 (3H, m), 7.34-7.44 (3H, m), 7.74 (1H, s), 8.33 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例59で得たN-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-N-{[2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(510 mg)を用い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(346 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.04-1.52 (3H, m), 3.59-3.98 (1H, m), 4.20-5.31 (3H, m), 5.87-6.10 (1H, br), 6.41-7.87 (8H, m), 8.15-8.39 (1H, br).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-(2-フルオロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例62で得た7-(2-フルオロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン(260 mg)および3,5-(ビストリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(410 mg)のアセトニトリル(10 ml)溶液に、トリエチルアミン(0.19 ml)を加えて室温で6時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルおよびヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(414 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.95-2.06 (2H, m), 3.48-3.87 (2H, br), 4.32 (2H, s), 4.46 (2H,
t, J= 6.2Hz), 7.10 (1H, d, J= 5.1Hz), 7.13-7.59 (4H, m), 7.80 (2H, s), 8.00 (1H, s), 8.36 (1H, d, J= 5.1Hz).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン
参考例65で得た8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン(190 mg)を用い、実施例14と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色結晶(151 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.46-1.84 (4H, m), 3.13-3.35 (2H, br), 3.57 (2H, s), 3.41-4.05 (2H, br), 4.45-4.88 (2H, br), 6.61-6.81 (2H, m), 6.90-7.07 (2H, m), 7.14-7.36 (3H, m), 7.63 (1H, s), 8.19 (1H, d, J= 5.1Hz).
6-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン
参考例65で得た8-(2-フルオロフェニル)-2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン(200 mg)を用い、実施例15と同様の操作をすることにより、表題化合物を淡黄色結晶(45 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.94-1.27 (3H, br), 1.48-1.93 (4H, m), 3.02-3.88 (5H, m), 4.40-5.01 (2H, br), 6.61-6.83 (1H, br), 6.91-7.15 (2H, m), 7.18-7.41 (4H, m), 7.64 (1H, s), 8.18 (1H, d, J= 5.1Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例38で得た6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(0.43 g)、ヨウ化カリウム(0.14 g)および炭酸カリウム(0.24 g)のジメチルホルムアミド(25 ml)溶液に3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(0.78 g)を加え、80℃で15時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(99 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.18 (2H, m), 3.60 (2H, s), 3.63 (2H, s), 4.32 (2H, m), 6.71 (2H, m), 6.90 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.16 (1H, m), 7.62 (2H, s), 7.65 (1H, s), 8.23 (1H, d, J = 5.0 Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン 二塩酸塩
参考例38で得た6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(234 mg)、ヨウ化カリウム(140 mg)および炭酸カリウム(698 mg)のジメチルホルムアミド(10 ml)混合液にメタンスルホン酸 1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチルエステル(1.84 g)を加え、80℃で24時間加熱撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製した後、得られた表題化合物のフリー塩基体を酢酸エチル(2 ml)に溶かし、塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(2 ml)を加えた。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をメタノール-ジイソプロピルエーテルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(44 mg)として得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.52 (3H, brs), 3.55 (2H, m), 4.00-4.90 (5H, m), 6.98-7.44 (5H, m), 8.03-8.30 (4H, m), 11.90 (1H, brs).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例38で得た6-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(1.04 g)、ヨウ化カリウム(268 mg)および炭酸カリウム(555 mg)のジメチルホルムアミド(50 ml)混合液にメタンスルホン酸 1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチルエステル(2.17 g)を加え、80℃で9時間加熱撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(564 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, t, J = 6.7 Hz), 3.09 (1H, m), 3.25 (1H, m), 3.51 (1H, d, J = 14.9 Hz), 3.62 (1H, d, J = 14.9 Hz), 3.77 (1H, q, J = 6.7 Hz), 4.34 (2H, m), 6.72-6.81 (2H, m), 6.88 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.20 (1H, m), 7.61 (3H, m), 8.20 (1H, d, J = 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2,4-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例40で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.08 (1H, m), 4.42 (1H, m), 4.60 (1H, m), 4.90-4.95 (2H, m), 5.10 (1H, m), 6.83-6.90 (4H, m), 7.41 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.31 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-クロロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例69で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-クロロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミド(450 mg)を用い、実施例1と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(249 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.95 (1H, d, J= 15.8Hz), 4.43 (2H, dd, J= 15.4, 27.4Hz), 4.86 (1H, d, J= 15.2Hz), 5.01 (2H, dd, J= 15.4, 42.8Hz), 6.83 (1H, dd, J= 1.6, 6.0Hz), 6.90 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.16-7.51 (3H, m), 7.39 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 5.0Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-クロロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例72で得た6-(2-クロロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(140 mg)を用い、実施例14と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(93 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.00-3.22 (2H, m), 3.33-3.73 (4H, m), 4.15-4.48 (2H, m), 6.84 (1H, d, J= 5.0Hz), 6.85-6.95 (1H, m), 6.98-7.34 (3H, m), 7.60 (2H, s), 7.67 (1H, s), 8.20 (1H, d, J= 5.0Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2-クロロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例72で得た6-(2-クロロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(230 mg)を用い、実施例15と同様の操作をすることにより、表題化合物を無色結晶(113 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.18-1.27 (3H, m), 2.80-3.46 (3H, m), 3.50-3.90 (2H, m), 4.12-4.52 (2H, m), 6.71-6.95 (2H, m), 6.98-7.37 (3H, m), 7.50-7.72 (3H, m), 8.09-8.28 (1H, m).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8-フェニル-3,4,6,7-テトラヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン-5(2H)-オン
参考例42で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-4-ヒドロキシブタンアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.43 (2H, m), 2.60 (1H, brs), 3.33 (2H, brs), 3.90 (1H, brs), 4.40 (2H, brs), 5.00 (2H, brs), 7.04-7.06 (3H, m), 7.27-7.30 (2H, m), 7.44-7.46 (3H, m), 7.62 (1H, s), 8.30 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8-(4-フルオロフェニル)-3,4,6,7-テトラヒドロピリド[2,3-b][1,5]オキサゾニン-5(2H)-オン
参考例44で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-4-ヒドロキシブタンアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.35 (2H, m), 2.55 (1H, brs), 3.33 (2H, brs), 3.90 (1H, brs), 4.45 (2H, brs), 5.00 (2H, brs), 7.01 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.10-7.18 (4H, m), 7.24-7.29 (2H, m), 7.65 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 5.1 Hz).
{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3-イル}メタノール
参考例75で得た(6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3-イル)メタノール(110 mg)を用い、実施例14と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(136 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.18-2.34 (1H, m), 3.19-3.38 (1H, m), 3.55-3.97 (5H, m), 4.24 (1H, d, J= 16.7Hz), 4.42-4.59 (2H, m), 6.91 (1H, d, J= 5.0Hz), 6.91-7.07 (2H, m), 7.18-7.39 (3H, m), 7.47 (2H, s), 7.66 (1H, s), 8.20 (1H, d, J= 5.0Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,4-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例47で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-クロロ-4,5-ジヒドロピリド[3,4-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.26 g)のトルエン(10 ml)、エタノール(5 ml)および水(5 ml)の混合液に、4-フルオロフェニルボロン酸(0.12 g)と炭酸カリウム(0.21 g)を加え、減圧下で20分間脱気した。反応系をアルゴンで置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.035 g)を加え、アルゴン雰囲気下で2時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色非結晶性固体(0.10 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 4.51 (2H, s), 4.62 (2H, s), 5.01 (2H, s), 6.91 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.02-7.10 (4H, m), 7.35 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.41 (1H, d, J = 5.5 Hz).
6-フェニル-4-[3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例78で得たN-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]-2-ヒドロキシ-N-[3-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アセトアミド(520 mg)を用い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(430 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:4.41 (2H, s), 4.53 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.79 (1H, brs), 6.85-7.53 (9H, m), 8.26 (1H, d, J= 5.1Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-メトキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例49で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(2-メトキシフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.70 (3H, s), 3.89 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.39 (1H, d, J = 15.0 Hz), 4.59 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.69 (1H, d, J = 15.0 Hz), 4.84 (1H, d, J = 15.4 Hz), 5.15 (1H, d, J = 15.4 Hz), 6.81 (1H, dd, J = 1.7, 7.6 Hz), 6.89-6.96 (3H, m), 7.34 (2H, s), 7.40 (1H, m), 7.73 (1H, s), 8.27 (1H, d, J = 5.0 Hz).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-(2-メトキシフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例50で得た7-(2-メトキシフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン(363 mg) およびトリエチルアミン(275 mg)のテトラヒドロフラン(15 ml)溶液に、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(553 mg)を加え、室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(362 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (2H, m), 3.48 (1H, m), 3.71 (3H, s), 3.76 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.42 (2H, m), 6.99 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.05 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.10 (1H, m), 7.25 (1H, m), 7.46 (1H, m), 7.82 (2H, s), 7.99 (1H, s), 8.32 (1H, d, J = 5.0 Hz).
4-{1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例51で得た6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピンを用い、実施例24と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (3H, m), 2.95-3.30 (2H, m), 3.43 (1H, m), 3.58-3.85 (2H, m), 4.25-4.50 (2H, m), 6.72 (2H, m), 6.81 (1H, d, J = 5.0 Hz), 6.86 (1H, m), 7.60 (2H, s), 7.65 (1H, s), 8.17 (1H, d, J = 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(3-チエニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例53で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-チエニル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.51 (2H, s), 4.66 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.78 (1H, dd, J= 1.2, 4.9 Hz), 6.99-7.02 (2H, m), 7.37 (1H, dd, J= 2.9, 4.9 Hz), 7.44 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 4.9 Hz).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-(3-チエニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例54で得た7-(3-チエニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを用い、実施例35と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.92 (2H, m), 3.66 (2H, t, J= 3.8 Hz), 4.40 (2H, t, J= 5.8 Hz), 4.51 (2H, s), 7.14 (2H, m), 7.39 (1H, s), 7.48 (1H, m), 7.96 (2H, s), 8.04 (1H, s), 8.30 (1H, d, J= 4.9 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(3-フリル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例56で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(3-フリル)ピリジン-3-イル]メチル}-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.59 (2H, s), 4.72 (2H, s), 4.97 (2H, s), 6.17 (1H, dd, J= 0.9, 1.7 Hz), 6.98 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.23 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.49 (2H, s), 7.76 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例81で得た3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(180 mg)を用い、実施例14と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(148 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.19 (3H, d, J= 6.7Hz), 3.18-3.38 (1H, m), 3.57 (1H, d, J= 16.3Hz), 3.75 (2H, dd, J= 14.7, 35.2 Hz), 4.11 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.20-4.42 (2H, m), 6.87 (1H, d, J= 5.0Hz), 6.95-7.00 (2H, m), 7.12-7.33 (3H, m), 7.54 (2H, s), 7.64 (1H, s), 8.16 (1H, d, J= 5.0Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル]-3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例81で得た3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(120 mg)および3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(180 mg)を用い、実施例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(195 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.15-1.41 (3H, m), 3.96-4.70 (4H, m), 5.01-5.32 (1H, m), 6.70-8.01 (9H, m), 8.11-8.29 (1H, m).
4-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例81で得た3-メチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(120 mg)を用い、実施例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(229 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.31 (3H, d, J= 6.5Hz), 4.06-4.83 (5H, m), 6.84 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.20-7.36 (2H, m), 7.41-7.61 (3H, m), 7.76-7.97 (4H, m).
4-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,3-ジメチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン
参考例84で得た3,3-ジメチル-6-フェニル-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン(125 mg)および3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(200 mg)のアセトニトリル(8 ml)溶液に、トリエチルアミン(0.09 ml)を加えて室温で18時間撹拌した。反応液に、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(185 mg)、トリエチルアミン(0.09 ml)およびアセトニトリル(2 ml)を追加し、60℃で4時間、さらに70℃で2時間撹拌した。反応液を冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ジイソプロピルエーテルおよびヘキサンから再結晶することにより、表題化合物を無色結晶(140 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.56 (3H, s), 1.57 (3H, s), 4.28 (2H, brs), 4.88 (2H, s), 6.94 (1H, d, J= 5.0Hz), 7.14-7.36 (2H, m), 7.42-7.60 (3H, m), 7.73 (2H, s), 7.90 (1H, s), 8.16 (1H, d, J= 4.9Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例91で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-({2-クロロ-4-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]ピリジン-3-イル}メチル)-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.00 (6H, s), 4.52 (2H, s), 4.65 (2H, s), 4.97 (2H, s), 6.63 (2H, m), 6.88 (2H, m), 6.96 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.43 (2H, s), 7.73 (1H, s), 8.21 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例93で得たN-({4-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.32 (2H, s), 4.55 (2H, s), 4.97 (2H, s), 5.07 (2H, s), 6.51 (1H, d, J= 7.5 Hz), 6.64 (1H, m), 6.96 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.01 (1H, m), 7.22-7.40 (8H, m), 7.72 (1H, s), 8.27 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(3-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例45で得た6-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.32 g)のメタノール(20 ml)溶液に、10%パラジウム炭素(0.04 g)を加え、水素雰囲気下において室温で9時間撹拌した。パラジウム炭素をろ別した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.27 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.67 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.42 (1H, d), 6.57 (1H, s), 6.90 (1H, m), 6.98 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.16 (1H, m), 7.45 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 5.0 Hz), 9.03 (1H, s).
(3-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸 tert-ブチル
実施例46で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(3-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.20 g)および炭酸カリウム(0.11 g)のジメチルホルムアミド(8 ml)混合液に、ブロモ酢酸tert-ブチル(0.25 g)を加え、室温で8時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.21 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.48 (9H, s), 4.41 (2H, s), 4.52 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.57 (1H, d, J= 7.5 Hz), 6.63 (1H, m), 6.88 (1H, m), 6.97 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.26 (1H, m), 7.42 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.28 (1H, d, J= 5.1 Hz).
(3-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸 0.5トリフルオロ酢酸塩
実施例47で得た(3-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸 tert-ブチル(0.15 g)を、トリフルオロ酢酸(6 ml)に溶かし、0℃で2時間撹拌した。トリフルオロ酢酸を減圧留去し、得られた残渣をヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.13 g)として得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 4.54 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.66 (2H, s), 5.04 (2H, s), 6.43 (1H, d, J= 7.5 Hz), 6.60 (1H, s), 6.85 (1H, d, J= 4.9 Hz), 6.92 (1H, m), 7.22 (1H, s), 7.52 (2H, s), 7.94 (1H, s), 8.13 (1H, d, J= 4.9 Hz), 13.00 (1H, brs).
6-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例95で得たN-({4-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.82 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.33 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.55 (1H,
d, J= 15.9 Hz), 4.69 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.77 (1H, d, J= 15.1 Hz), 4.96 (2H, m), 5.02 (1H, d, J= 15.1 Hz), 6.82 (1H, m), 6.90 (1H, d, J= 5.1 Hz), 6.93-7.10 (4H, m), 7.26-7.41 (6H, m), 7.72 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例49で得た6-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オンを用い、実施例46と同様にして、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.07 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.45 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.57 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.77 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.89 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.09 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.35 (1H, s), 6.80 (1H, m), 6.81-6.92 (2H, m), 6.96 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.31 (1H, m), 7.38 (2H, s), 7.73 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[2-(2-メトキシエトキシ)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例50で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.15 g)および炭酸カリウム(0.12 g)のジメチルホルムアミド(10 ml)混合液に、2-クロロエチルメチルエーテル(0.15 g)を加え、60℃で22時間加熱撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.12 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.26 (3H, s), 3.53 (2H, m), 3.77 (1H, d, J= 16.0 Hz), 3.97 (2H, m), 4.34 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.79 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.80 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.87 (1H, d, J= 16.0 Hz), 5.19 (1H, d, J= 15.0 Hz), 6.79 (1H, dd, J= 1.8, 7.5 Hz), 6.86-6.96 (3H, m), 7.34 (2H, s), 7.37 (1H, m), 7.71 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-(3,5-ジクロロベンジル)-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.41 (2H, s), 4.45 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.81 (2H, d, J= 1.7 Hz), 7.00 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.02-7.11 (2H, m), 7.16-7.24 (1H, m), 7.35-7.54 (3H, m), 8.28 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-(3,5-ジフルオロベンジル)-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.48 (2H, s), 4.95 (2H, s), 6.40-6.55 (2H, m), 6.59-6.73 (1H, m), 7.00 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.02-7.11 (2H, m), 7.33-7.53 (3H, m), 8.28 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-(3,5-ジメトキシベンジル)-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.66 (6H, s), 4.39 (2H, s), 4.47 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.10 (2H, d, J= 2.2 Hz), 6.28-6.33 (1H, m), 6.93 (1H, d, J= 5.1 Hz), 6.96-7.06 (2H, m), 7.32-7.48 (3H, m), 8.23 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-フェニル-4-(3,4,5-トリメトキシベンジル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.64 (6H, s), 3.81 (3H, s), 4.40 (2H, s), 4.45 (2H, s), 4.99 (2H, s), 6.10 (2H, s), 6.88 (1H, d, J= 5.1 Hz), 6.92-6.95 (2H, m), 7.35-7.40 (3H, m), 8.21 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチル)-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.39 (2H, s), 4.42 (2H, s), 4.92 (2H, s), 5.93 (2H, s), 6.34 (1H, dd, J= 1.6, 7.8 Hz), 6.48 (1H, d, J= 1.6 Hz), 6.57 (1H, d, J= 7.8 Hz), 6.97 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.06-7.09 (2H, m), 7.42-7.45 (3H, m), 8.25 (1H, d, J= 5.1 Hz).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-(2-クロロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例97で得た7-(2-クロロフェニル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを原料として実施例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (2H, m), 3.33-3.53 (1H, m), 3.72-3.91 (1H, m), 4.15-4.32 (2H, m), 4.34-4.56 (2H, m), 7.03 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.37-7.48 (4H, m), 7.84 (2H, s), 8.01 (1H, s), 8.37 (1H, d, J= 5.1 Hz).
{3-[(3-オキソ-6-フェニル-2,3-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-4(5H)-イル)メチル]ベンジル}カルバミン酸 tert-ブチル
参考例96で得た2-クロロ-4-フェニルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.46 (9H, s), 4.19 (2H, d, J= 5.7 Hz), 4.37 (2H, s), 4.51 (2H, s), 4.72 (1H, m), 4.95 (2H, s), 6.84 (2H, m), 6.95 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.00-7.03 (2H, m), 7.12-7.16(2H, m), 7.36-7.47 (3H, m), 8.24 (1H, d, J= 5.0 Hz).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-ピリジン-3-イル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例99で得た7-ピリジン-3-イル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを原料として実施例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (2H, m), 3.65 (2H, m), 4.40 (2H, s), 4.47 (2H, m), 7.10 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.47 (1H, m), 7.75 (1H, m), 7.83 (2H, s), 8.02 (1H, s), 8.38 (1H, d, J= 5.1 Hz), 8.56 (1H, d, J= 2.1 Hz), 8.75 (1H, m).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-フルオロフェニル)-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-ピリド[2,3-e][1,4]ジアゼピン-3-オン 塩酸塩
参考例101で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-{[2-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}グリシンアミド(0.30 g)のエタノール(2 ml)およびトルエン(3 ml)の混合溶液を、Microwaveを用いて180℃において90分間加熱した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をジエチルエーテル-エタノールより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.10 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.45 (2H, s), 4.47-4.54 (2H, m), 4.52 (2H, s), 6.56 (1H, d, J= 6.0 Hz), 6.96-7.03 (2H, m), 7.12-7.21 (2H, m), 7.29 (2H, s), 7.75-7.81 (2H, m), 8.59 (1H, m).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-ピリド[2,3-e][1,4]ジアゼピン-3-オン
参考例102で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]グリシンアミド(0.35 g)のエタノール(10 ml)混合液に、トリエチルアミン(1 ml)を加え、ステンレス容器中に封管し、160℃において15時間加熱した。室温に冷却後、得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジエチルエーテルから析出させることにより表題化合物を無色結晶(0.21 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.32-4.39 (4H, m), 4.49 (2H, s), 4.41 (1H, m), 6.45 (1H, d, J= 5.1 Hz), 6.99-7.05 (2H, m), 7.27 (2H, s), 7.31-7.48 (3H, m), 7.72 (1H, s), 7.98 (1H, d, J= 5.1 Hz).
1-アセチル-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-ピリド[2,3-e][1,4]ジアゼピン-3-オン
実施例61で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-フェニル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-ピリド[2,3-e][1,4]ジアゼピン-3-オン(0.10 g)の無水酢酸(5 ml)混合液を、70℃において3時間加熱した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をジエチルエーテル-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.08 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 4.33 (2H, s), 4.49 (2H, s), 4.84 (2H, s), 7.05-7.17 (2H, m), 7.22-7.32 (3H, m), 7.35-7.54 (3H, m), 7.75 (1H, s), 8.56 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-1-メチル-6-フェニル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-ピリド[2,3-e][1,4]ジアゼピン-3-オン
参考例103で得た(2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチル)メチルカルバミン酸 tert-ブチルを原料として参考例101および実施例61と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.33 (3H, s), 4.33 (2H, s), 4.36 (2H, s), 4.50 (2H, s), 6.48 (1H, d, J= 5.0 Hz), 6.90-7.03 (2H, m), 7.30 (2H, s), 7.30-7.47 (3H, m), 7.71 (1H, s), 8.12 (1H, d, J= 5.0 Hz).
(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸tert-ブチル
実施例50で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オンを用い、実施例47と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.45 (9H, s), 4.16 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.35 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.37 (1H, d, J= 16.5 Hz), 4.45 (1H, d, J= 16.5 Hz), 4.79 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.82 (1H, d, J= 15.4 Hz), 4.91 (1H, d, J= 15.0 Hz), 5.17 (1H, d, J= 15.4 Hz), 6.67 (1H, d, J= 8.4 Hz), 6.79 (1H, dd, J= 1.6, 7.3 Hz), 6.87-6.92 (2H, m), 7.31 (1H, m), 7.40 (2H, s), 7.66 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 5.1 Hz).
(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸
実施例64で得た(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)酢酸tert-ブチルを用い、実施例48と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 4.07 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.31 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.39 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.51 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.77 (1H, d, J= 13.9 Hz), 4.92-5.04 (2H, m), 5.25 (1H, d, J= 13.9 Hz), 6.56 (1H, m), 6.80-8.89 (3H, m), 7.29 (1H, m), 7.50 (2H, s), 7.92 (1H, s), 8.11 (1H, d, J= 4.8 Hz).
2-(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェノキシ)アセトアミド
実施例50で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.14 g)および炭酸カリウム(0.12 g)のジメチルホルムアミド(8 ml)混合液に、2-クロロアセトアミド(0.05 g)を加え、室温で14時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.06 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.89 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.39 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.41 (2H, s), 4.65 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.76 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.86 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.15 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.36 (1H, brs), 5.70 (1H, brs), 6.81 (1H, dd, J= 1.8, 7.5 Hz), 6.90-7.04 (3H, m), 7.35 (2H, s), 7.44 (1H, m), 7.74 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例105で得たN-({4-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)-N-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.47 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.98 (2H, s), 5.07 (2H, s), 6.90-6.97 (5H, m), 7.35-7.47 (7H, m), 7.75 (1H, s), 8.25 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(4-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例67で得た6-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オンを用い、実施例46と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.47 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.98 (2H, s), 5.26 (1H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.6 Hz), 6.87 (2H, d, J= 8.6 Hz), 6.95 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.41 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.25 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[2-(メチルチオ)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例107で得たN-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-N-({2-クロロ-4-[2-(メチルチオ)フェニル]ピリジン-3-イル}メチル)-2-ヒドロキシアセトアミドを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.35 (3H, s), 3.90 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.42 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.47 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.75 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.91 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.10 (1H, d, J= 15.3 Hz), 6.72 (1H, m), 6.90 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.10 (1H, m), 7.23 (1H, m), 7.37-7.43 (3H, m), 7.75 (1H, s), 8.30 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[2-(メチルスルホニル)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例69で得た4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[2-(メチルチオ)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.13 g)のクロロホルム(8 ml)溶液に、m-クロロ過安息香酸(77%含;0.14 g)を加え、室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、表題化合物を無色結晶(0.07 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.82 (3H, s), 3.64 (1H, d, J= 16.5 Hz), 4.29 (1H, d, J= 15.1 Hz), 4.68 (1H, d, J= 16.5 Hz), 4.85 (1H, d, J= 14.7 Hz), 4.96 (1H, d, J= 15.1 Hz), 5.19 (1H, d, J= 14.7 Hz), 6.69 (1H, d, J= 7.6 Hz), 6.81 (1H, d, J= 4.8 Hz), 7.41 (2H, s), 7.50 (1H, m), 7.63 (1H, m), 7.76 (1H, s), 8.18 (1H, d, J= 7.6 Hz), 8.30 (1H, d, J= 4.8 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例108で得た2-クロロ-4-[4-(メチルスルホニル)フェニル]ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.18 (3H, s), 4.44 (2H, s), 4.67 (2H, s), 5.02 (2H, s), 6.91 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.19 (2H, d, J= 8.1 Hz), 7.43 (2H, s), 7.78 (1H, s), 7.96 (2H, d, J= 8.1 Hz), 8.34 (1H, d, J= 5.0 Hz).
(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)カルバミン酸 tert-ブチル
参考例109で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]フェニル}-2-クロロピリジン-3-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (9H, s), 4.01 (1H, d, J= 15.7 Hz), 4.29 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.40 (1H, d, J= 15.7 Hz), 4.87 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.95 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.07 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.79 (1H, s), 6.73 (1H, dd, J= 1.5, 7.5 Hz), 6.95 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.04 (1H, m), 7.38-7.42 (3H, m), 7.75 (1H, s), 7.95 (1H, d, J= 8.4 Hz), 8.35 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-(2-アミノフェニル)-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例72で得た(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)カルバミン酸 tert-ブチル(0.32 g)を、トリフルオロ酢酸(10 ml)に溶かし、0℃で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸を減圧留去し、得られた残渣をヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.25 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.40 (2H, s), 4.11 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.45 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.54 (1H, d, J= 14.9 Hz), 4.73 (1H, d, J= 14.9 Hz), 4.95 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.06 (1H, d, J= 15.3 Hz), 6.68-6.78 (3H, m), 6.98 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.23 (1H, m), 7.42 (2H, s), 7.74 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 4.9 Hz).
N-アセチル-N-(2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)アセトアミド
実施例73で得た6-(2-アミノフェニル)-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(0.12 g)および4-ジメチルアミノピリジン(0.10 g)のピリジン(8 ml)溶液に、無水酢酸(0.56 g)を加え、室温で45時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.07 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.10 (3H, s), 2.26 (3H, s), 4.08 (1H, d, J= 16.3 Hz), 4.27 (1H, d, J= 16.3 Hz), 4.51 (1H, d, J= 14.9 Hz), 4.94 (2H, s), 4.98 (1H, d, J= 14.9 Hz), 6.74 (1H, d, J = 5.0 Hz), 6.89 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.28-7.36 (2H, m), 7.52-7.56 (3H, m), 7.76 (1H, s), 8.25 (1H, d, J = 5.0 Hz).
(4-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)カルバミン酸 tert-ブチル
参考例110で得た[4-(2-クロロ-3-ホルミルピリジン-4-イル)フェニル]カルバミン酸 tert-ブチルを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.55 (9H, s), 4.45 (2H, s), 4.63 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.57 (1H, s), 6.90-6.95 (3H, m), 7.35-7.38 (4H, m), 7.73 (1H, s), 8.26 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-(4-アミノフェニル)-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例75で得た(4-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)カルバミン酸 tert-ブチルを原料として実施例73と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.84 (2H, s), 4.49 (2H, s), 4.64 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.62 (2H, d, J= 8.4 Hz), 6.79 (2H, d, J= 8.4 Hz), 6.95 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.43 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.23 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-[2-(ヒドロキシメチル)フェニル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例98で得た2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}ベンズアルデヒド(78 mg)のメタノール(10 ml)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(11 mg)を加え、室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより、表題化合物を無色結晶(45 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (1H, s), 3.97 (1H, d, J= 15.9 Hz), 4.29-4.39 (3H, m), 4.45 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.71 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.92 (1H, d, J= 15.3 Hz), 5.05 (1H, d, J= 15.3 Hz), 6.77 (1H, d, J= 7.2 Hz), 6.93 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.27 (1H, m), 7.40 (2H, s), 7.45 (1H, m), 7.53 (1H, d, J= 7.8 Hz), 7.75 (1H, s), 8.27 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-[2-(ベンジルオキシ)-6-フルオロフェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
ベンジルアルコール(125 mg)のテトラヒドロフラン(30 ml)溶液に水素化ナトリウム(30 mg)を加え、20分間加熱還流した。この反応液に、実施例17で得られた4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン(250 mg)のテトラヒドロフラン(15 ml)溶液を加えて、さらに20時間加熱還流した。溶媒を減圧留去した後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製することにより表題化合物を無色非結晶性固体(151 mg)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.12 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.25 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.73 (1H, d, J= 14.4 Hz), 4.87 (1H, d, J= 15.4 Hz), 4.99 (1H, d, J= 15.4 Hz), 5.12 (1H, d, J= 14.4 Hz), 5.19 (1H, d, J= 11.5 Hz), 5.39 (1H, d, J= 11.5 Hz), 6.94-7.01 (3H, m), 7.21 (2H, s), 7.35 (5H, m), 7.45 (1H, m), 7.66 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 5.1 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-フルオロ-6-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
実施例78で得た6-[2-(ベンジルオキシ)-6-フルオロフェニル]-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オンを用い、実施例46と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.82 (1H, d, J= 15.4 Hz), 4.32 (1H, d, J= 15.4 Hz), 4.72 (1H, d, J= 14.2 Hz), 5.16 (1H, d, J= 14.2 Hz), 5.42 (1H, d, J= 15.1 Hz), 5.49 (1H, d, J= 15.1 Hz), 6.35 (1H, m), 6.94-6.99 (2H, m), 7.23 (1H, d, J= 6.6 Hz), 7.44 (1H, m), 7.73 (1H, s), 7.87 (2H, s), 11.74 (1H, brs).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(2-メチルフェニル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例113で得た2-クロロ-4-(2-メチルフェニル)ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 3.96 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.38 (1H, d, J= 15.3 Hz), 4.54 (2H, s), 4.91 (1H, d, J= 15.6 Hz), 5.08 (1H, d, J= 15.6 Hz), 6.77 (1H, m), 6.92 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.13-7.36 (5H, m), 7.76 (1H, s), 8.29 (1H, d, J= 5.1 Hz).
N-(4-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}フェニル)アセトアミド
実施例76で得た6-(4-アミノフェニル)-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オンを用い、実施例74と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 4.45 (2H, s), 4.63 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.92-6.95 (3H, m), 7.28 (1H, s), 7.38 (2H, s), 7.51 (2H, d, J= 8.7 Hz), 7.73 (1H, s), 8.27 (1H, d, J= 5.1 Hz).
7-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
参考例114で得た7-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを用い、実施例35と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.94 (2H, m), 3.39 (1H, m), 3.72 (1H, m), 4.15 (1H, d, J= 14.7 Hz), 4.29 (1H, d, J= 14.7 Hz), 4.33-4.43 (2H, m), 4.98 (2H, s), 7.03-7.15 (5H, m), 7.23-7.31 (4H, m), 7.44 (1H, m), 7.81 (2H, s), 7.98 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 5.1 Hz).
2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノール
実施例82で得た7-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]-5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシンを用い、実施例46と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.07 (2H, m), 3.67-3.74 (2H, m), 4.27 (2H, m), 4.48 (2H, m), 5.04 (1H, s), 7.02-7.10 (3H, m), 7.12 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.39 (1H, m), 7.79 (2H, s), 7.99 (1H, s), 8.34 (1H, d, J= 5.1 Hz).
5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-7-[2-(2-メトキシエトキシ)フェニル]-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン
実施例83で得た2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノール(0.15 g)、ヨウ化ナトリウム(0.02 g)および炭酸カリウム(0.11 g)のジメチルホルムアミド(10 ml)混合液に、2-クロロエチルメチルエーテル(0.14 g)を加え、80℃で20時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-酢酸エチルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.12 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.00 (2H, m), 3.21 (3H, s), 3.40-3.52 (3H, m), 3.81 (1H, m), 4.00 (2H, m), 4.27 (2H, m), 4.44 (2H, m), 6.96 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.05 (1H, d, J= 4.9 Hz), 7.13 (1H, m), 7.31 (1H, d, J= 7.2 Hz), 7.44 (1H, m), 7.81 (2H, s), 7.98 (1H, s), 8.30 (1H, d, J= 4.9 Hz).
{2-[2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノキシ]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル
実施例83で得た2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノール(0.27 g)および炭酸カリウム(0.21 g)のジメチルホルムアミド(10 ml)混合液に、2-(Boc-アミノ)エチルブロミド(0.23 g)を加え、60℃で4時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、ヘキサン-ジエチルエーテルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.33 g)として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (9H, s), 2.00 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.57 (1H, m), 3.70 (1H, m), 3.97 (2H, m), 4.17-4.31 (2H, m), 4.43 (2H, m), 4.65 (1H, m), 6.99 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.07 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.12 (1H, m), 7.22 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.80 (2H, s), 7.99 (1H, s), 8.33 (1H, d, J= 5.1 Hz).
{2-[2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノキシ]エチル}アミン 二塩酸塩
実施例85で得た{2-[2-(5-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピリド[2,3-b][1,5]オキサゾシン-7-イル)フェノキシ]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル(0.20 g)の酢酸エチル(4 ml)溶液に、塩化水素の4規定酢酸エチル溶液(4 ml)を加え、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をメタノール-ジイソプロピルエーテルより再結晶することにより表題化合物を無色結晶(0.18 g)として得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.81-1.88 (2H, m), 3.02 (2H, m), 3.55 (1H, m), 3.80 (1H, m), 4.05-4.16 (3H, m), 4.31-4.35 (3H, m), 7.10-7.25 (4H, m), 7.48 (1H, m), 7.89 (2H, s), 7.99 (3H, s), 8.28 (1H, d, J= 5.1 Hz), 8.46 (1H, s).
4-[2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例117で得た[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル][2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミンを原料として参考例7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.56 (3H, s), 4.45 (2H, s), 4.56 (2H, s), 4.94 (2H, s), 6.67 (1H, d, J= 8.9 Hz), 6.89 (1H, d, J= 2.6 Hz), 6.93 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.03-7.08 (3H, m), 7.40-7.44 (3H, m), 8.23 (1H, d, J= 5.0 Hz).
4-{2-メトキシ-5-[5-(トリフルオロメチル)-1H-テトラゾール-1-イル]ベンジル}-6-フェニル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例118で得た[(2-クロロ-4-フェニルピリジン-3-イル)メチル]{2-メトキシ-5-[5-(トリフルオロメチル)-1H-テトラゾール-1-イル]ベンジル}アミンを原料として参考例7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.70 (3H, s), 4.50 (2H, s), 4.62 (2H, s), 4.92 (2H, s), 6.89 (1H, d, J= 8.8 Hz), 6.98 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.12-7.16 (3H, m), 7.33 (1H, dd, J= 2.7, 8.2 Hz), 7.40-7.42 (3H, m), 8.25 (1H, d, J= 5.1 Hz).
6-(2-フルオロフェニル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例21で得た2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.38 (1H, m), 4.58-4.72 (3H, m), 4.97 (2H, m), 6.95 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.00 (1H, m), 7.08-7.21 (4H, m), 7.42 (1H, m), 7.53 (1H, m), 8.28 (1H, d, J= 5.0 Hz), 8.33 (1H, d, J= 4.5 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-ピリジン-3-イル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例119で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2’-クロロ-3,4’-ビピリジン-3’-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.43 (2H, s), 4.66 (2H, s), 5.01 (2H, s), 6.97 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.25 (2H, m), 7.39 (2H, s), 7.76 (1H, s), 8.33-8.35 (2H, m), 8.65 (1H, m).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-ピリジン-2-イル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例120で得た酢酸 2-{[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル][(2’-クロロ-2,4’-ビピリジン-3’-イル)メチル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.76 (2H, s), 4.89 (2H, s), 5.00 (2H, s), 7.15 (1H, d, J= 5.1 Hz), 7.33-7.36 (2H, m), 7.54 (2H, s), 7.71 (1H, s), 7.77 (1H, m), 8.36 (1H, d, J= 5.1 Hz), 8.64 (1H, m).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-(1,3-チアゾール-2-イル)-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例121で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(1,3-チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 4.98 (2H, s), 5.00 (2H, s), 5.16 (2H, s), 7.36 (1H, d, J= 5.4 Hz), 7.52 (1H, d, J= 3.3 Hz), 7.70 (2H, s), 7.73 (1H, s), 7.90 (1H, d, J= 3.3 Hz), 8.37 (1H, d, J= 5.4 Hz).
2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}ベンズアミド
参考例122で得た酢酸 2-{({4-[2-(アミノカルボニル)フェニル]-2-クロロピリジン-3-イル}メチル)[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.95 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.32 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.47 (1H, d, J= 16.2 Hz), 4.92 (1H, d, J= 15.0 Hz), 4.94 (1H, d, J= 15.0 Hz), 5.09 (1H, d, J= 15.0 Hz), 5.52 (2H, m), 6.80 (1H, d, J= 7.8 Hz), 6.84 (1H, d, J= 4.8 Hz), 7.36 (1H, m), 7.41 (2H, s), 7.48 (1H, m), 7.66 (1H, m), 7.73 (1H, s), 8.24 (1H, d, J= 4.8 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-ピペリジン-1-イル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例123で得た2-クロロ-4-ピペリジン-1-イルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.53 (6H, m), 2.73 (4H, m), 4.49 (2H, s), 4.82 (2H, s), 4.94 (2H, s), 6.60 (1H, d, J= 5.5 Hz), 7.67 (2H, s), 7.79 (1H, s), 8.08 (1H, d, J= 5.5 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-モルホリン-4-イル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例124で得た2-クロロ-4-モルホリン-4-イルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.74 (4H, t, J= 4.5 Hz), 3.63 (4H, t, J= 4.5 Hz), 4.53 (2H, s), 4.82 (2H, s), 4.95 (2H, s), 6.61 (1H, d, J= 5.5 Hz), 7.65 (2H, s), 7.78 (1H, s), 8.14 (1H, d, J= 5.5 Hz).
4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-6-ピロリジン-1-イル-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例125で得た2-クロロ-4-ピロリジン-1-イルニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.80 (4H, m), 3.11 (4H, m), 4.61 (2H, s), 4.84 (2H, s), 4.88 (2H, s), 6.38 (1H, d, J= 6.0 Hz), 7.66 (2H, s), 7.80 (1H, s), 7.92 (1H, d, J= 6.0 Hz).
6-アゼパン-1-イル-4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-4,5-ジヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-3(2H)-オン
参考例112で得た4-アゼパン-1-イル-2-クロロニコチンアルデヒドを原料として参考例14、7、8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.58 (8H, m), 3.05 (4H, m), 4.51 (2H, s), 4.84 (2H, s), 4.90 (2H, s), 6.61 (1H, d, J= 5.7 Hz), 7.66 (2H, s), 7.79 (1H, s), 7.99 (1H, d, J= 5.7 Hz).
実施例98
2-{4-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-3-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロピリド[3,2-f][1,4]オキサゼピン-6-イル}ベンズアルデヒド
参考例111で得た酢酸 2-([3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]{[2-クロロ-4-(2-ホルミルフェニル)ピリジン-3-イル]メチル}アミノ)-2-オキソエチルを原料として参考例8および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 3.91 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.34 (1H, d, J= 15.1 Hz), 4.41 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.76 (1H, d, J= 15.1 Hz), 4.92 (1H, d, J= 15.6 Hz), 5.11 (1H, d, J= 15.6 Hz), 6.86 (1H, d, J= 7.3 Hz), 6.91 (1H, d, J= 5.0 Hz), 7.35 (2H, s), 7.51-7.63 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.94 (1H, dd, J= 1.3, 7.6 Hz), 8.32 (1H, d, J= 5.0 Hz), 9.71 (1H, s).
1)実施例16記載の化合物 30 mg
2)微粉末セルロース 10 mg
3)乳糖 19 mg
4)ステアリン酸マグネシウム 1 mg
計 60 mg
上記1)、2)、3)および4)を混合して、ゼラチンカプセルに充填する。このようにして、実施例16記載の化合物 30mgを含有するカプセル剤を得る。
1)実施例16記載の化合物 30 g
2)乳糖 50 g
3)トウモロコシデンプン 15 g
4)カルボキシメチルセルロースカルシウム 44 g
5)ステアリン酸マグネシウム 1 g
1000錠 計 140 g
上記1)、2)、3)の全量および30gの4)を水で練合し、真空乾燥後、整粒を行う。得られる整粒末に14gの4)および1gの5)を混合し、打錠機により打錠する。このようにして、1錠あたり実施例16記載の化合物 30mgを含有する錠剤1000錠を得る。
WO 02/84286に記載の方法にて作製したヒトTGR5発現CHO細胞を4×104細胞/wellの濃度で96ウェルプレートに撒いて37℃で一晩培養後、cAMP産生量の測定に用いた。アッセイバッファーとしては、Hank’s balanced salt solution(HBSS, Invitrogen社)に0.1%ウシ血清アルブミン(BSA, Sigma社)および 0.5mM 3−Isobutyl−1−methylxanthine(IBMX, Sigma社)を添加したものを用いた。アッセイバッファーで希釈した試験化合物を細胞に添加後、37℃で30分間インキュベーションし、上清を吸引した。試験化合物の刺激により上昇した細胞内cAMP量をHitHunterTM EFC Cyclic AMP Chemiluminescence Assay Kit(ABI社)キットを用いて定量した。
TGR5の内因性アゴニストであるリトコール酸(LCA)を1μMとなるように添加した場合のcAMP産生量を100%とした相対値(コントロール%)として試験化合物によるcAMPの産生量を算出し、さらに、試験化合物のcAMP産生量が50%となる濃度(EC50値)を算出した。その結果、EC50値(nM)は、リトコール酸が300〜600であり、実施例1、実施例15、実施例16、実施例17、実施例18、実施例19、実施例22、実施例24、実施例31、実施例37、実施例39、実施例57、実施例59、実施例68、実施例69、実施例76、実施例80、実施例90、実施例91、実施例92および実施例94の化合物が100未満であった。
すなわち、本発明化合物が優れたcAMP産生上昇活性を有し、ヒトTGR5に対する優れたアゴニストであることが確認された。
ヒト大腸がん由来細胞株NCI−H716細胞(ATCC)はGlucagon−like peptide−1(GLP−1)を分泌する細胞である。GLP−1は膵臓に作用してインスリンを分泌させるなど血糖値コントロールに有用なペプチドである。NCI−H716細胞を培地(Dulbecco’s Modified Eagle Medium(DMEM、Invitrogen社)に10%ウシ胎児血清(Invitrogen社)、100U/mlぺニシリン、100μg/mlストレプトマイシンを添加したもの)に懸濁して96ウェルプレートに撒いて2日培養した後、以下の実験に使用した。また、実験バッファーとしては、改変したKrebs−Ringer bicarbonate buffer(KRBH、116mM NaCl、4.7mM KCl、1.2mM KH2PO4、1.2mM MgSO4、2.5mM CaCl2、25mM NaHCO3、24mM HEPES pH7.3)にグルコースを5.5mM、BSAを0.1%になるよう添加したものを用いた。
まず、実験バッファーにて細胞を1回洗浄した後、37℃、5%CO2条件下でプレインキュベーションしたのち、実験バッファーにて希釈した試験化合物を添加し、37℃、5%CO2条件下で2時間培養した。細胞の培養上清を回収し、凍結保存したのち、GLP−1測定用ELISAキット(Linco社)にてGLP−1含量を測定した。
ついで、試験化合物を用いずに上記実験を行った場合のGLP−1含量を100%とし、試験化合物添加時のGLP−1含量を相対値(コントロール%)として算出した。結果を表2に示す。
表2に示す通り、TGR5の内因性アゴニストである胆汁酸[TLCA(タウロリトコール酸)、LCA(リトコール酸)]および本発明化合物によるNCI−H716細胞からのGLP−1分泌上昇が確認された。
ラット(Wistar、オス、日本チャールズリバー)の回腸末端部と結腸の粘膜を採取し、以下の方法で酵素処理により細胞に分解した。
酵素液としては、5mg/ml Collagenase(Sigma社)、5mg/ml Hyaluronidase(Sigma社)、0.5mg/ml DNaseI(Sigma社)を培地に溶かしたものを用いた。該培地としては、Dulbecco’s Modified Eagle Medium(DMEM、Invitrogen社)に4.5g/l Glucose、5%FBS(Invitrogen社)、100 units/ml Penicillin(Invitrogen社)、100μg/ml Streptomycin(Invitrogen社)、50μg/ml Gentamicin(Invitrogen社)、20mM Hepes(pH7.3)を添加したものを用いた。
ラットの回腸末端部と結腸の粘膜を、37℃で酵素液による消化反応に付した後、ピペットに通過させて細胞に分解する操作を7回行った。細胞を回収し、改変したKrebs−Ringer bicarbonate buffer(KRBH、116mM NaCl、4.7mM KCl、1.2mM KH2PO4、1.2mM MgSO4、2.5mM CaCl2、25mM NaHCO3、24mM HEPES pH7.3)に5.5mM Glucose、0.1%BSAを添加した緩衝液(インキュベーションバッファー)で洗浄した後、37℃、5%CO2条件下で30分間プレインキュベーションした。上記のインキュベーションバッファーに、0.1μM ホルボールエステル(Wako)、1%DPPIV阻害剤(Linco社)および試験化合物を添加して得られる緩衝液を、前記プレインキュベーション後の細胞に添加し、150分間インキュベートした。細胞の培養上清を回収し、凍結保存したのち、GLP−1測定用ELISAキット(Linco社)にてGLP−1含量を測定した。
ついで、試験化合物を用いずに上記実験を行った場合のGLP−1含量を100%とし、試験化合物添加時のGLP−1含量を相対値(コントロール%)として算出した。結果を表3に示す。
表3に示す通り、TGR5の内因性アゴニストである胆汁酸[TDCA(タウロデオキシコール酸)、LCA(リトコール酸)]および本発明化合物によるラット腸管初代培養細胞からのGLP−1分泌促進活性が確認された。
まず、被験ラットに対して自由行動下採血用の手術を行った。すなわち、成熟雄性F344/DuCrjラット(日本チャールズリバー社、体重230〜250 g)をペントバルビタール50 mg/kgの腹腔内投与にて麻酔した。解剖用パッドの上に該ラットの背位を固定し、左側の頚静脈を露出させた。ポリエチレンチューブSP35(内径0.5 mm、外径0.9 mm、夏目製作所)を約30 cmの長さに切り、200単位/mlのヘパリン含有生理食塩水で満たした後、頚静脈に約3.2 cm挿入し固定した。該チューブのもう一端はラットの背側の皮下を通して頚部(背側)より露出させた。術後、ラットを18-24時間絶食させ、以下の実験に用いた。
なお、採血を行う場合、容量1 mlのツベルクリン用注射筒と25ゲージ注射針(いずれもテルモ社)を用いて、血液凝固防止剤として3 mg/ml EDTAを含む300 KIU/ml アプロチニン(aprotinin)溶液(3 μl)を含む採血用チューブに、300 μlの血液を採取した。
化合物投与群には、実施例16の化合物を6 mg/mlまたは20 mg/mlの濃度で溶解した0.5%メトローズ(信越化学工業)水溶液5 ml/kg体重(化合物投与量:30または100 mg/kg体重)を経口投与した。対照群には、0.5%メトローズ水溶液5 ml/kg体重を経口投与した。
化合物投与1時間後、ラットに40%グルコース溶液(大塚製薬)5 ml/kg体重を経口投与し、経口糖負荷の開始時点から−60、0、10、30、60、120分後にラット頚静脈より300 μlずつ採血した。得られる血液を微量高速冷却遠心機(MR‐150、トミー精工)を用いて遠心(13,000 rpm、5分間)し、上清(血漿)中のGLP-1およびインスリン濃度を測定した。なお、血中GLP-1濃度は、アクティブGLP-1測定ELISAキット(LINCO社)を用いて測定した。血中インスリン濃度は、ラットインスリン[125I]アッセイシステム(Amersham社)を用いて測定した。
また、対照群においても、化合物投与群と同様に経口糖負荷を行い、血中GLP-1およびインスリン濃度を測定した。結果を図1および図2に示す。
Claims (15)
- 式
〔式中、環Aはさらに置換されていてもよい芳香族複素環を;
環Bはさらに置換されていてもよい含窒素6ないし9員環を;
Xaは置換されていてもよいメチレン基(ただし、−C(=O)−を除く)を;
Xbは置換されていてもよいメチレン基を;
Yは置換されていてもよいC1−3アルキレン基、−CONH−、−SO2NH−または−SO2−を;
Rは置換されていてもよい芳香族基を;
環Dは置換されていてもよい芳香環または置換されていてもよい非芳香族複素環を示す。
ただし、環Dが置換されていてもよいベンゼン環である場合、該ベンゼン環が環Aとの結合に対してオルト位に置換基を有するか、Xbが置換されたメチレン基を示す。〕で表される化合物またはその塩。 - 環Aがさらに置換されていてもよいピリジン環である請求項1記載の化合物。
- Xaがメチレン基である請求項1記載の化合物。
- Xbがメチレン基または−C(=O)−である請求項1記載の化合物。
- Rが置換されていてもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。
- 環D'がさらに置換されていてもよいベンゼン環である請求項7記載の化合物。
- 請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
- 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなるTGR5受容体作動剤。
- GLP−1分泌促進剤、インスリン分泌促進剤、血糖低下剤、食欲抑制剤、膵臓の再生剤、膵β細胞分化促進剤、膵β細胞増殖促進剤、インスリン抵抗性改善剤またはサイトカイン産生抑制剤である請求項10記載の剤。
- 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
- 心不全、心筋梗塞、急性腎不全、狭心症、不整脈、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、動脈硬化症、慢性関節リウマチ、糖尿病、肥満、インスリン分泌不全、膵疲弊、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、アレルギー、変形性関節症、エリテマトーデス、移植医療後の過剰免疫反応または感染症の予防・治療剤または免疫抑制剤である請求項12記載の医薬。
- 哺乳動物に対して、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるTGR5受容体の作動方法。
- TGR5受容体作動剤の製造のための請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
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