JP2006056720A - 天井クレーン - Google Patents

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【課題】鉛直地振動の際の天井クレーンガーダーの鉛直方向の揺れによる車輪のレールからの浮き上がりを未然に防止することが出来る新規な天井クレーンを提供する。
【解決手段】天井に固定されたレール1、1間に、トロリー5を備えたガーダー2を走行自在に架け渡してなる天井クレーンにおいて、上記ガーダー2の走行車輪3に、これを上記レール1に吸着させながら走行させるべく磁石体からなるキャタピラ13を備えたもの。
【選択図】図6

Description

本発明は工場、原子炉建屋等の構造物の天井に据え付けられて屋内の荷役を行う天井クレーンに関するものである。
一般に、工場などの屋内において荷役を行うための天井クレーンとしては、図8及び図9に示すような構造をしたものが多く採用されている(特許文献1参照)。
図示するようにこの天井クレーンは、屋内の天井付近に固定された一対のレール1,1間に、矩形状をしたガーダー2を走行車輪3を介して走行自在に架け渡し、さらに、このガーダー2に、昇降用フック4を備えたトロリー5を走行自在に備えたものであり、ガーダー2側に設けられた図示しない駆動手段によってその両端の走行車輪3,3を駆動することでガーダー2を図9中X方向に走行させると同時に、このガーダー2に設けられたトロリー5をガーダー2に沿って図9中Y方向に走行させることで、昇降用フック4の位置をレール1,1間に形成される平面の任意の位置に移動させることが出来るようになっている。
実願昭47−22898号のマイクロフィルム
ところで、上述したように、この天井クレーンを構成するガーダー2は、その
両端部の走行車輪3のみがレール1,1上に乗ることで支持されていることから、鉛直地震動による大きな鉛直方向の揺れが加わってその応答が大きくなると、上下方向の減衰比が小さいため、図10に示すようにその中央部が上下方向に大きく撓み、その勢いで走行車輪3がレール1,1から浮き上がって脱輪してしまう虞がある。そのため、ガーダー2の両端に外れ防止用のクランプやフック(図示せず)等を取り付けることも考えられるが、そうするとガーダー2の上下方向の揺れによってクランプやフック及びレール側に衝撃力が加わり、その固定部が破損してしまうことが考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は鉛直地振動の際のガーダーの鉛直方向の揺れによる車輪のレールからの浮き上がりを未然に防止することが出来る新規な天井クレーンを提供するものである。
上記課題を解決するために本発明は、天井に固定されたレール間に、トロリーを備えたガーダーを走行自在に架け渡してなる天井クレーンにおいて、上記ガーダーの走行車輪に、これを上記レールに吸着させながら走行させるべく磁石体からなるキャタピラを備えたものである。
これにより、ガーダーの両端の走行車輪が常時レールに密着しているため、鉛直地振動の際にガーダーが上下方向に撓んでも走行車輪の浮き上がり又は浮き上がり量を最小限に抑えることが出来る。
以上要するに本発明によれば、天井クレーンガーダーの走行車輪に、これを上記レールに吸着させながら走行させる磁石を埋め込んだキャタピラを備えたため、常時その両端の走行車輪がレールに密着することとなり、鉛直地振動の際に天井クレーンガーダーが上下方向に撓んでも走行車輪の浮き上がり又は浮き上がり量を最小限に抑えることが出来る。
次に、本発明に関連する参考例及び本発明の好適実施形態を説明する。
図1は本発明に関連する参考例としての天井クレーンの一形態を示したものであり、図中1,1は天井付近の両壁面に張り出したランウェイガーダーA,A上に固定されたレール、2はこのレール1,1間に架け渡された天井クレーンガーダー、3はこの天井クレーンガーダー2両端に設けられると共にレール1,1上を走行する走行車輪である。
この天井クレーンガーダー2は図9に示したように平行に位置する2本の縦梁2a、2aの両端部を横梁2b、2bで接続した平面矩形状に形成したものであり、その各縦梁2a,2aの内部は図2に示すように軽量化と共に保守点検時等に作業員等が通行できるように内部中空となっている。そして、さらに、その内部には、その内部を長さ方向に沿って区画する複数の仕切り板6,6…が設けられると共に、これら各仕切り板6,6…間の四隅にはそれぞれべローズダンパー7,7,7,7が設けられている。尚、これら各仕切り板6…の中央部には開口部6aが形成されており、上述したように、この縦梁2a部分の軽量化と共に保守点検時等に作業員等がこの縦梁2a内を通行できるようになっている。また、図1中Sはこの両端に位置する仕切り板6,6を補強するための補強部材である。
このべローズダンパー7は、図3に示すように原子力施設などの大口径配管・機器制振部材として開発されており、メカニカルギャップがなく、振幅1mm以下の微小振幅振動も制振可能、粘性流体、ノズル形状を選定することにより大きな減衰力が得られるなどの特長を有している。
すなわち、このべローズダンパー7は図4に示すように、一端が仕切り板6,6側に固定され、他端が対向するように位置する一対のロッド体8,8間に設けられるようになっており、このロッド体8,8の各他端側に固定された一対のフランジ9,9と、一方のフランジ9側に設けられた伸縮自在な金属べローズ10と、他方のフランジ9側に設けられたノズル部材11とから構成されている。そして、この金属ベローズ10内には粘性流体12が封入されており、この粘性流体12が、振動によってフランジ9,9間の距離が変化する際に金属ベローズ10の中央部に位置するノズル部材11のノズル11aを通過し、この時の抵抗によってロッド体8,8、すなわち、このロッド体8,8が固定される各仕切り板6,6に対して制振作用を与えることになる。従って、上述したように、このベローズダンパー7は従来の制振装置として用いられているメカニカルダンパー(図示せず)等と比較して、メカニカルギャップが極めて少ないため、振幅1mm以下の微小振幅振動も制振可能で、かつこれら粘性流体やノズル形状を適宜選定することにより大きな減衰力が得られるようになっている。尚、このベローズダンパー7に関する発明については、同出願人らが既に多数出願している(特願平5−175535号等)。
そして、このように各仕切り板6,6間にベローズダンパー7を設けた天井クレーンガーダー2に鉛直方向の振動が加わって天井クレーンガーダー2が図5(A)に示すように鉛直方向上方に撓むと、天井クレーンガーダー2の内部上方に位置する各ベローズダンパー7に引っ張り荷重が加わると同時、天井クレーンガーダー2の内部下方に位置する各ベローズダンパー7に圧縮荷重が加わり、反対に図5(B)に示すように天井クレーンガーダー2が鉛直方向下方に撓むと反対側のペローズダンパー7にそれぞれ圧縮と引っ張り荷重が加わることになるが、いずれの引張り荷重及び圧縮荷重も各ベローズダンパー7によって効果的吸収されてしまうことから、大きな減衰力が得られ、鉛直方向の振動が効果的に抑制されることになる。
尚、図面では説明をわかりやすくするために、天井クレーンガーダー2の撓みに伴うベローズダンパー7の動きを大きく表現したが、実際には小さな動きとなることはいうまでもない。また、この実施の形態では各仕切り板6,6で区画された天井クレーンガーダー2の一区画内の四隅にそれぞれ合計4つのベローズダンパー7,7,7,7を設けるようにしたが、この設置数はこれに限定されるものではなく、その設置本数や位置などは天井クレーンガーダー2の長さや、考えられる鉛直振動の大きさ、使用するベローズダンパー7の減衰力等によって適宜変化させて使用することは勿論である。
以上で、本発明に関連する参考例としての天井クレーンの説明を終了する。
次に、図6及び図7は本発明に係る天井クレーンの好適実施形態を示したものであり、図中1は上述した鉄などの金属製レール、2は同じくガーダー、2bはこの天井クレーンガーダー2を構成する横梁、3はこの横梁2bにそれぞれ設けられた走行車輪である。
先ず、図6に示す走行車輪3はこの横梁2bの両端部に位置する一対の駆動車輪3a,3aと、この駆動車輪3a,3a間に位置する4つの押え車輪3b,3b,3b,3bと、これら押え車輪3b,3b,3b,3bとの間に架け渡されたキャタピラ13とから構成されており、この走行車輪3によって天井クレーンガーダー2をレール1上に支持すると共に、図示しない駆動モータによってこの駆動車輪3a,3aを駆動することで、天井クレーンガーダー2をレール1に沿って走行させるようになっている。また、このキャタピラ13は、金属ベルトの表面あるいは内面に永久磁石などのブロック状の磁石体(図示せず)を連続して、あるいはこの磁石体自体をキャタピラ状に連結してなるものであり、レール1側に吸着しながらレール1上を走行するようになっている。
従って、本実施の形態では、上述したようにガーター2に鉛直方向の振動が加わり上下に撓んでも、その反動で走行車輪3がレール1上から浮き上がることが無くなり、脱輪などの不都合が未然に防止される。
尚、本形態では、この走行車輪3を構成する両側の押え車輪3b、3bをベルト14によってそれぞれ駆動車輪3a,3a側に連結するようにすれば、この押え車輪3b、3bが駆動車輪3a,3aの回転と同期して回転することになるため、キャタピラ13の流れがスムーズとなり、キャタピラ13の引きずり等の不都合が防止されることになる。
また、図7に示すように、両駆動車輪3a,3aの設置位置を押え車輪3b,3b,3b,3bの設置位置より高くすると共に、これら駆動車輪3a,3aを大型の一つのキャタピラ15で架け渡すように構成すれば、キャタピラ15のレール1への吸着面積が増大してより大きな吸着力が得られ、これによって浮き上がり防止効果がより向上すると同時に、引き剥がしによる必要駆動力を小さくすることが出来ることによりガーター2の走行がよりスムーズになる。
尚、本発明はこの走行車輪3を構成する各車輪の数や設置位置及び駆動方法等はこのような実施の形態に限定されるものではないことは勿論である。
本発明に関連する参考例としての天井クレーンの一形態を示す側面図である。 図1中B−B断面図である。 ベローズダンパーの従来の使用例を示す説明図である。 ベローズダンパーの構成を示す断面図である。 天井クレーンガーダーの上下方向の撓み時のベローズダンパーの動きを示すモデル図である。 本発明の好適実施形態を示す構成図である。 本発明の他の実施形態を示す構成図である。 従来の天井クレーンの構成を示す簡略図である。 図8中A−A矢視図である。 従来の天井クレーンに鉛直方向の揺れが加わった際の天井クレーンガーダーの揺れの状態を示す概念図である。
符号の説明
1 レール
2 天井クレーンガーダー
3 走行車輪
3a 駆動車輪
3b 押え車輪
13、15 キャタピラ

Claims (1)

  1. 天井に固定されたレール間に、トロリーを備えたガーダーを走行自在に架け渡してなる天井クレーンにおいて、上記ガーダーの走行車輪に、これを上記レールに吸着させながら走行させるべく磁石体からなるキャタピラを備えたことを特徴とする天井クレーン。
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