JP2006056643A - 記録媒体の給送方法、および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の先端検知時に記録開始位置PBの確定が完了していないと即座に記録媒体の給送を停止する従来の形態では、給送動作の緊急停止が多くなるため、高速記録を実現することができない。
【解決手段】 記録開始位置PBの確定前に、給送ローラ2による記録媒体SBの給送を開始させる。その後、記録媒体の先端が検知された後の、記録媒体が搬送手段に搬入される前の所定の停止位置に記録媒体を停止させることができる所定の期間内に、記録開始位置PBが確定したときには、その時点で給送ローラ2を停止させるか否かの判断を行う。これにより、給送ローラ2の停止判断時期が従来形態よりも後になり、給送動作の緊急停止を少なくできる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録媒体を所定の記録開始位置に搬送する搬送動作と関連して、その搬送対象の記録媒体を給送する記録媒体の給送方法、および記録装置に関するものである。
プリンタ等の画像形成装置(記録装置)としては、記録部等の画像形成部にシート(記録媒体)を1枚ずつ給送するための給紙装置を備えたものがある。
このような給紙装置は、例えば図8のように、給送ローラ2をシートSに圧接させることによってシートSに搬送力を与える構成となっている。また、分離パッド、分離爪、および分離土手等により構成される分離手段7によって、シートSに搬送負荷を与えることにより、最上位のシートSよりも下側に位置するシートSを残して、その最上位のシートSの1枚だけを分離する構成となっている。分離されたシートSは、給紙ローラ2の時計回りの回転によって搬送ローラ11へ送られ(図8(a)〜(c))、さらに給送ローラ2と搬送ローラ11の双方によって搬送される(図8(d))。給送ローラ2が1回転するとシートSへの圧接が解除され(図8(e))、その後は、搬送ローラ11のみによってシートSが所定の記録開始位置まで搬送される(図8(f))。
ところで、記録装置等の装置サイズを小さくしたり、シートSの給紙時間を短縮するためには、給送ローラ2から記録ヘッドユニット(記録部)13までの間の距離を小さくする必要がある。しかし、それらの間の距離を小さくした場合、記録データによっては、図9(a)〜(e)のようにシートSを搬送したときに、給送ローラ2によるシートSの搬送完了位置PAが記録開始位置PB(図9(f))を超えてしまうことがある。その場合、シートSを図9(f)のように記録開始位置PBに戻すには、搬送ローラ11の逆転が必要となる。
特許文献1には、停止している搬送ローラに対して、給送ローラによって給送を開始したシートを突き当ててから、そのシートを搬送するシートの給紙装置が記載されている。シートは、搬送ローラに押し当てられることによりループが形成される。そして、シートの先端が搬送ローラと平行になるようにシートを矯正してから、給送ローラと搬送ローラとによって、シートを記録開始位置まで搬送する。以降、このような給紙方法を「突き当て給紙」という。
また、特許文献2には、給送ローラによって給紙を開始したシートの先端が搬送ローラに到達したときに、既に搬送ローラを回転させておき、そのままシートを記録開始位置まで搬送する方法が記載されている。以降、この給紙方法を「レジ無し給紙」という。この「レジ無し給紙」は、「突き当て給紙」に比して記録開始位置の精度が落ちる半面、給紙に要する時間を短縮することができる。
また、特許文献3には、複数ページのシートに記録をするときに、記録済みのシート(現ページ)の排紙動作と、次に記録するシート(次ページ)の給紙動作と、を同時に行う「排給紙同時制御」が記載されている。この制御を「レジ無し給紙」に適用した場合には、図10(a)のように現ページのシートSAに画像を記録し、そのシートSAに対する最終データの記録が完了するタイミングで次ページのシートSBの給紙を開始する(図10(b))。これにより、現ページのシートSAを排紙する動作と、次ページのシートSBを記録開始位置まで搬送する動作と、を同時に行うことができる(図10(b)〜(g))。その結果、現ページのシートSAの後端と次ページのシートSBの先端との間隔を小さくして、複数ページの記録速度を向上させることができる。
しかし、給紙ローラ2から、次ページのシートSBの記録開始位置PBまでの間の距離が小さい場合には、「排給紙同時制御」を実行すると次のような問題が生じることがある。
まずは、図11(a)のように現ページのシートSAに画像を記録し、そのシートSAに対する最終データの記録が完了するタイミングで次ページのシートSBの給紙を開始する(図11(b))。これにより、シートSAを排紙する動作と、シートSBを給送ローラ2によって搬送する動作と、を同時に行う(図11(b)〜(f))。その場合、給送ローラ2の1回転によるシートSAの搬送完了位置PA(図11(f))が記録開始位置PB(図11(g))を超えてしまうことがある。そのときには、搬送ローラ11を逆転させて、シートSBを図11(g)のように記録開始位置PBに戻す。その際、排紙途中の現ページのシートSAも一緒に逆方向に搬送されて、そのシートSAの後端が搬送ローラ11や記録部13と衝突して、折れたり傷ついたりするおそれがある。
従来の「排給紙同時制御」においては、このように排紙中のシートSAが搬送ローラ11によって逆送されるおそれがある場合には、次ページのシートSBの給送を緊急停止させるように給送ローラ2と搬送ローラ11を制御している。図13は、これらのローラ2,11の制御手順を説明するためのフローチャートである。
現ページのシートSAの排紙命令を受けてから(ステップS31)、次ページのシートSBがあるときに「排給紙同時制御」を開始する(ステップS32)。まず、搬送ローラ11を回転させる搬送モータに現ページのシートSAの排紙動作を指令し、給送ローラ2を回転させる給紙モータに、その給送ローラ2を1回転させる動作を指令する(ステップS33)。次に、給紙命令の受信を待ってから(ステップS34)、給送ローラ2の1回転の完了(ステップS35)と、シート端部検知センサ(PEセンサ)による紙有りの検知(ステップS36)を待つ。PEセンサは、図11(a)中の1fのように、軸10aを中心とするアクチュエータ10の回転によってシートの先端と後端を検知する。このPEセンサ1fは、アクチュエータ10の下端がシートによって左方に回動されることにより、紙有り(シートの存在)を検知する。
PEセンサ1fが紙有りを検知することなく、給送ローラ2の1回転が完了した場合には、紙無し(シート無し)と判断し、エラー処理をして終了する(ステップS37)。PEセンサ1fが紙有りを検出した場合には、シートSBの記録開始位置PBが確定しているか否かを判定する(ステップS38)。それが確定していなければ給紙モータに緊急停止を指令し(ステップS39)、搬送モータによるシートSAの排紙の完了を待ってから(ステップS40)、記録開始位置PBが確定するまで待つ(ステップS41)。そして、記録開始位置PBが確定してから、あらためて給紙モータと搬送モータの動作を開始して(ステップS42)、後述するステップS47へ進む。
一方、ステップS38にて記録開始位置PBが確定している場合には、給送ローラ2の1回転完了までの残りの回転量と、記録開始位置PBとの関係から、搬送ローラ11の逆転が必要となるか否かを判定する(ステップS43)。つまり、給送ローラ2の1回転が完了したときにおけるシートSBの搬送完了位置PAを予測し、図11(f)のように、その搬送完了位置PAが記録開始位置PBを越えるときには、図11(g)のように、シートSBの先端を記録開始位置PBに戻すための搬送ローラ11の逆転が必要となると判定する。一方、搬送完了位置PAが記録開始位置PBを越えないときには、搬送ローラ11の逆転が必要とならないと判定する。
搬送ローラ11の逆転が必要となると判定された場合には、給紙モータに緊急停止を指令して(ステップS44)、シートSBの給送を一旦停止してから、搬送モータによるシートSAの排紙の完了を待ち(ステップS45)、その後、あらためて給紙モータと搬送モータの動作を開始して(ステップS46)、後述するステップS47へ進む。一方、ステップS43にて搬送ローラ11の逆転が不要となる判定された場合には、直ちにステップS47へ進む。
ステップS47では、給送ローラ2の1回転を完了させてから、搬送ローラ11の正転または逆転によってシートSBを記録開始位置PBまで搬送して処理を終了する。
このような「排給紙同時制御」において、給紙モータは、図14のフローチャートに示す手順で制御される。この処理は周期タイマーによる割り込みによって実行される。
給紙モータの動作指示を受けると、まず、給送ローラ2の加速が完了するまで給紙モータを加速制御する(ステップS51,S52)。その加速の完了後は給送ローラ2を定速制御し(ステップS53)、その定速制御は、緊急停止指令を受けるかまたは給送ローラ2が1回転するまで続行する(ステップS54,S55)。定速制御の後は、給送ローラ2の減速が完了するまで減速制御をする(ステップS56,S57)。
図12は、このような「排給紙同時制御」において、シートSBの記録開始位置PBが搬送完了位置PAを越えた場合の動作の説明図である。
まず、現ページのシートSAへの最終データの記録が完了するタイミングに応じて、図12(a),(b)のように、そのシートSAを排紙する動作と、次ページのシートSBを給送する動作と、を同時に開始する(ステップS33)。シートSBは、図12(c)のように給送されて、図12(d)のように、その先端がPEセンサ1fによって検出される。本例の場合は、このようにPEセンサ1fが紙有りを検出した時点において、記録開始位置PBが確定しており、その記録開始位置PBを搬送完了位置PAが越えているため、搬送ローラ11の逆転が必要となると判定される。そのため、ステップS36からステップS38,S43,S44に進み、給紙モータに緊急停止の指令が出される。その結果、図14中のステップS54からステップS56に進み、給紙モータを減速制御して、図12(e)のように給送ローラ2を停止させる。
その後、シートSAの排紙動作の完了を待ってから、ステップS46にて再び給紙モータと搬送モータの動作を開始させて、図12(f),(g)のように給送ローラ2と搬送ローラ11を回転させる。そしてステップS47において、図12(h)のように給送ローラ2の1回転によってシートSBを搬送完了位置PAまで搬送した後、図12(i)のように搬送ローラ11の逆転によってシートSBを記録開始位置PBに合わせる。
このような「排給紙同時制御」によれば、搬送ローラ11の逆転が必要となる場合には、次ページのシートSBの給送を一時停止し、現ページのシートSAの排紙が完了してから次ページのシートSBの給送を再開させる。したがって、記録速度は低下するものの、現ページのシートSAが逆方向に搬送されることによる問題の発生を回避することができる。
図15は、このような「排給紙同時制御」における給送ローラ2の回転位置と速度の変化を説明するための図である。
給紙モータの駆動が開始して、給送ローラ2が回転することにより、1枚のシートSBが分離されて給送され、その先端がPEセンサ1fに到達する。この時刻をt1とし、そのときの給送ローラ2の回転位置をp1とする。これらのp1およびt1は、シートSBの挙動によって前後する。時刻t1においてステップS38による判定がなされ、このときまでに記録開始位置PBが確定していなければ、ステップS39にて給紙モータの緊急停止の指示がされる。この結果、給紙モータは時刻t1から減速制御されて位置p2にて停止する。給送ローラ2の回転位置と速度は、図15中破線の軌跡を描くように変化する。給送ローラ2が緊急停止位置p2にて停止した時に、シートSBの先端は、搬送ローラ11によって搬送されない位置、つまり搬送ローラ11に突入する位置p3から手前に充分離れた位置に止まる。このような条件を満たすように緊急停止位置p2を設定するために、PEセンサ1fが配置されている。
また、ステップS38において記録開始位置PBが確定していて、次のステップS43にて搬送ローラ11の逆転が必要となると判定された場合には、ステップS44において、給紙モータの緊急停止の指示がされる。そのため、給送ローラ2の回転位置と速度は、図15中破線の軌跡を描くように変化する。
また、ステップ4にて搬送ローラ2の逆転が不要となると判定された場合には、給送ローラ2が給紙を完了するまで駆動される。そのため、給送ローラ2の回転位置と速度は、図15中実線の軌跡を描くように変化する。
特開2002−205838号公報 特開2002−187634号公報 特開2004−082640号公報
しかしながら、上記の従来例の「排給紙同時制御」では、高速記録のため給送ローラ2の回転速度を上げた場合に、PEセンサ1fの検出時刻t1が早くなり、その時刻t1までに記録データ処理が間に合わずに、記録開始位置を確定できないことがある。その場合には、給送ローラ2が緊急停止してしまうため、かえって記録速度の低下を招くという問題があった。
本発明の目的は、記録媒体を所定の記録開始位置に搬送する搬送動作と関連して、その搬送対象の記録媒体を給送する場合に、記録速度の上昇に伴って生じやすい給送動作の緊急停止をできるだけなくすように制御して、高速記録を実現することができる記録媒体の給送方法および記録装置を提供することにある。
本発明の記録装置は、給送手段(2)から給送される記録媒体(S、SA、SB)を搬送手段(11)によって記録開始位置(PB)に搬送してから、前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する端部検知手段(1f)と、前記記録開始位置(PB)に関する情報を取得する前に前記給送手段による前記記録媒体の給送を開始させ、かつ前記端部検知手段が前記記録媒体の先端を検知した後の、前記記録媒体が前記搬送手段(11)に搬入される前の所定の停止位置(S(P1)=p6)に前記記録媒体を停止させることができる所定の期間内(t2‐t1)に、前記記録開始位置に関する情報を取得したときに前記給送手段(2)を停止させるか否かを判断する制御手段(1b)と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記記録媒体(S、SA、SB)を記録開始位置(PB)へ搬送する搬送手段(11)へ、前記記録媒体(S、SA、SB)を給送する給送手段(2)と、前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する端部検知手段(1f)と、前記記録媒体の先端を前記端部検知手段(1f)が検知してから前記記録媒体を所定距離(距離C)だけ給送した所定の停止位置(S(P1)=p6)であって、前記記録媒体が前記搬送手段へ搬入される前の所定の停止位置(S(P1)=p6)に、前記記録媒体を停止させるための停止条件(第2の停止条件)を解除する解除手段(1b)とを備え、前記解除手段は、前記端部検知手段(1f)が前記記録媒体の先端を検知してから所定の期間(t2‐t1)が経過するまでの間に前記記録開始位置(PB)に関する情報を取得し(図5のステップS8)、その取得した情報に基づいて前記停止条件を解除するか否かを判断し(図5のステップS9)、前記停止条件を解除すると判断した場合に前記停止条件を解除する(図5のステップS13)ことを特徴とする。
本発明の記録媒体の給送方法は、記録媒体を記録開始位置に搬送する搬送手段に対して、前記記録媒体を給送手段によって給送するための記録媒体の給送方法であって、前記記録開始位置に関する情報を取得する前に前記給送手段による前記記録媒体の給送を開始させる工程と、前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する工程と、前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知した後の、前記記録媒体が前記搬送手段に搬入される前の所定の停止位置に前記記録媒体を停止させることができる所定の期間内に、前記記録開始位置に関する情報を取得したときに前記給送手段を停止させるか否かを判断する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記録媒体の給送方法は、記録媒体を記録開始位置に搬送する搬送手段に対して、前記記録媒体を給送手段によって給送するための記録媒体の給送方法であって、
前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する工程と、前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知してから前記記録媒体を所定距離だけ給送した所定の停止位置であって、前記記録媒体が前記搬送手段へ搬入される前の所定の停止位置に、前記記録媒体を停止させるための停止条件を解除する工程とを有し、前記解除工程は、前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知してから所定の期間が経過するまでの間に前記記録開始位置に関する情報を取得し、その取得した情報に基づいて前記停止条件を解除するか否かを判断し、前記停止条件を解除すると判断した場合に前記停止条件を解除することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の先端が検出されるまでに記録開始位置が確定していなくとも、給送手段を停止させない場合があるすなわち、記録媒体の先端が検出された後であっても、記録媒体が搬送手段に搬入される前の所定の停止位置にその記録媒体を停止させることができる所定の期間内に上述した記録開始位置の確定が完了していれば、給送手段を停止させない場合がある。したがって、記録速度の上昇に伴って生じやすい給送動作の緊急停止を従来例よりも少なくでき、高速記録を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る記録装置の概略構成を示す要部の断面図であり、図2は、この記録装置の概略構成を示す他の要部の断面図である。
図1において20は記録装置であり、この記録装置20は、記録ヘッド13aを搭載した画像形成部である記録ヘッドユニット13と、この記録ヘッドユニット13と対向する位置にシート(記録媒体)Sを給送する給紙装置(記録媒体給送装置)21と、記録装置20全体を制御するメインボード1等を備えている。矢印Aは、記録ヘッドユニット13に対するシートSの給送方向である。
給紙装置21は、給送ローラ2、ホッパ3、および分離パッド部7を備えている。給送ローラ2は、シート積載部に積載されたシートSを送り出すシート給送手段であり、断面が略半月形状とされている。ホッパ3は、シートSを給送ローラ2に圧接させる。分離パッド部7は、給送ローラ2により送り出されたシートSを分離するための分離手段であり、分離パッド7aを備えている。
給送ローラ2には、ローラゴム2aと、ローラ軸2bと、センサフラグ2cと、ホッパ3を押し下げる不図示のカムとが備わっており、これらはローラ軸2bを中心に一体となって回転する。ローラゴム2aはシートSの表面に接触し、ローラ軸2bは給送ローラ2の回転中心となる。センサフラグ2cは、メインボード1上に設けられた透過型の給送ローラセンサ1aの光路を遮蔽するものであり、そのセンサ1aは、給送ローラ2の回転位置を検知するための位置検知手段である。ホッパ3は、給送ローラ2の回転に連動して給送ローラ2に接離するように構成されており、ローラゴム2aの円弧部2a−1がシートS側に向いているときのみ、圧接ばね4の弾性力によってシートSを給送ローラ2に圧接させる。給紙ローラ2に対するホッパ3の接離動作は、前述した給送ローラ2に備わる不図示のカムと、圧接ばね4とによって行われる。
5は、軸3aを介してホッパ3を回動自在に保持するベースである。8は分離ベースであり、ベース5に、シートの給送方向と直交する方向(以下、「シート幅方向」ともいう)に移動自在に保持されている。分離パッド部7は、回動軸7bを支点として、分離ベース8に回動自在に取り付けられている。7cは分離パッドバネであり、分離パッド部7は、この分離パッドバネ7cにより給送ローラ2の方向に付勢されている。
図1は、分離された1枚のシートSを送り出す通紙状態を示している。このとき、給送ローラ2の平面部(ローラゴム2aの平面部2aー2)と分離パッド7aは略平行であり、図示されないストッパ部により、分離パッド7aは給紙ローラ2から離間した位置に止められている。給送ローラ2の円周部(ローラゴム2aの円弧部2a−1)付近のみが分離パッド7aと当接するように構成されている。
6はコロであり、分離パッド7aと当接することにより、シートSを停止させる停止位置を規制するコロである。このコロ6は、シートSの幅方向において給紙ローラ2からずれた位置に設けられており、回転を妨げられることのないように、不図示のバネにより分離パッド7aに軽く押圧されている。このように、コロ6を分離パッド7aに軽く押圧させることにより、シートSを送り出す際に、送り出される1枚目のシートSと一緒に移動する2枚目以降のシートSを分離パッド7aによって押さえる。
図2において、9はシート戻し手段としての戻し爪である。この戻し爪9は、シートSの幅方向において給送ローラ2およびコロ6からずれた位置に設けられており、分離ベース8に回動軸9aを介して回動自在に保持されている。この戻し爪9は、シートSを給送する際には、図2に示すように左方に倒れた位置にあり、シートSを戻すとき(以下、「シート戻し」ともいう)、またはシートSの給送が開始される前には、図示しないバネおよびストッパにより、分離パッド7aに対して略直角をなすように右方に回動した位置に保持される。
2dは、給送ローラ2の側方に設けられた戻し爪カム部であり、凹部2eが形成されている。シート戻しをするとき、またはシートSの給送が開始される前には、この凹部2e内に戻し爪9の先端部が入り込むことにより、戻し爪9が分離パッド7aに対して略直角をなすように位置する。11は搬送手段としての搬送ローラであり、給紙されたシートSを搬送したり、記録されたシートSを装置外に排出したりする。1fは、メインボード1上に設けられた透過型のシート端部検知センサ(PEセンサ)であり、シートSの先端および後端を検知するためのシート端部検知手段である。10は、搬送されるシートSにより押圧されて、軸10aを中心として回動するアクチュエータである。PEセンサ1fは、このアクチュエータ10が回動することにより、シートSの先端および後端を検知する。
図3は、給送ローラ2を回転させるための給紙モータ15と、搬送ローラ11を回転させるための搬送モータ16の駆動制御系を説明するためのブロック構成図である。本例の場合、給紙モータ15と搬送モータ16はいずれもステッピングモータである。
1bは制御手段としてのCPUであり、メインボード1に配置されて記録装置全体を制御する。1cは、給紙モータ15と搬送モータ16を制御するモータドライバ、1dは、一時的な定数を記憶するRAMである。1eは、給紙モータ15や搬送モータ16の制御テーブル等の記録装置20の動作パラメータを格納するEEPROMである。14は、記録装置20の内部あるいは外部に設けられたホストコンピュータ(ホスト装置)であり、このホストコンピュータ14からCPU1bに記録指令が送られる。
次に、このような構成の記録装置20における通常の給紙動作について説明する。
ホストコンピュータ14からの記録指令がCPU1bに出されると、CPU1bは、まず、その記録指令が1枚目のシートSに対するものであるか否かを判断する。その記録指令が1枚目のシートSに対するものである場合は、まず、モータドライバ1cにより給紙モータ15を正転させて、給送ローラ2を図1中の時計回りに回転させることにより、シートSの送り出しが開始される。この給送ローラ2の回転に連動して、給送ローラ2に備わる図示しないカム部とホッパ3との当接が解除され、ホッパ3が圧接ばね4の付勢力により給送ローラ2の方向に回動される。これにより、ホッパ3上のシート束が給送ローラ2に押し付けられる。そして、給送ローラ2の回転に応じて、そのシート束の最上位に位置する数枚のシートSが搬送されて、それが分離パット部7に給送され始める。すなわち、ホッパ3上に積載されたシートSの先端は、分離パッド部7の背面壁7dに突き当たるように位置決めされており、その位置から数枚のシートSが搬送され始める。
また、この時には、給送ローラ2の回転に合わせてセンサフラグ2cも回転し、これにより給送ローラセンサ1aの出力がONからOFFに変化する。CPU1bは、このセンサ1aの出力が変化したときを給送ローラ2の回転位置制御の基点とする。
搬送された数枚のシートSは、給送ローラ2と分離パッド7aとの間のニップ部に導かれる。そして、最上位のシートSよりも下方のシートSは、その先端の位置が分離パッド7aによって規制されて、最上位のシートSと徐々に楔のように捌かれ、ついには、最上位のシートSだけが分離されて矢印A方向に搬送される。このとき戻し爪9は、シートSの先端に押されて反時計回りに回動するため、そのシートSの動きを阻害することはない。
このようにして1枚に分離された最上位のシートSは、その先端がアクチュエータ10の位置に達することにより、そのアクチュエータ10を時計回りに回動させる。これに伴い、アクチュエータ10の端部がPEセンサ1fの遮光部を外れる。これにより、PEセンサ1fはシートの先端を検知することができる。
CPU1bは、このPEセンサ1fからの検知信号を入力し、その入力の時点を、モータドライバ1cによって搬送モータ16の正転(搬送ローラ11の反時計回りの回転)を開始させる起点とする。また、その検出信号の入力時点は、シートSを搬送ローラ対11まで搬送し、さらに、そのシートSを搬送ローラ11によって記録開始位置まで搬送させるための動作の起点ともする。搬送モータ16は、搬送ローラ11を給送ローラ2と同じ周速度にするように制御される。給送ローラ2がさらに回転することにより、記録装置内に給送されたシートSの先端は、給送ローラ2と同じ周速度で正転している搬送ローラ11に挟まれて搬送される。
そして、給送ローラ2の図示しないカムがホッパ3を押し下げ、給送ローラ2が図1に示すように1回転を停止して、シートSの給紙動作が完了する。この時、給送ローラセンサ1aの出力がONとなるときを基点として、給送ローラ2の回転を停止させる。なお、給送ローラ2が回転を始めるときの給送ローラセンサ1aのOFFを起点として、給送ローラ2の回転を停止させるようにしてもよい。
その後、シートSは、搬送モータ16によって駆動される搬送ローラ11により、記録開始位置に搬送されて頭出しされてから、記録データに基づく記録ヘッド13aの記録動作により画像が記録される。記録開始位置は記録データに応じた位置であり、記録ヘッド13aと対向する記録位置において設定される。
ところで、このように画像が記録される最上位のシートS以外のシートSは、最上位のシートSとの間の摩擦により、それに引きずられるようにしてある程度連れ送りされる。しかし、その最上位のシートS以外のシートSは、その先端がコロ6と分離パッド7aとの圧接部(停止位置)にて押さえられることにより、それ以上は送られない。このような構成により、シートSの重送の発生が防がれる。
記録装置20は、シリアルスキャンタイプあるいはフルラインタイプ等任意である。また、記録ヘッド13aとしては、インクを吐出する可能なインクジェット記録ヘッド等種々のものを用いることができる。インクジェット記録ヘッドにおけるインクの吐出方式は任意であり、電気熱変換体(ヒータ)やピエゾ素子などを用いてインクを吐出することができる。電気熱変換体を用いた場合には、その電気熱変換体が発生する熱エネルギーによってインクを発泡させ、そのときの発泡エネルギーを利用してインク吐出口からインクを吐出することができる。
例えば、インクジェット記録ヘッドを用いたシリアルスキャンタイプの記録装置の場合には、記録ヘッド13aからインクを吐出しつつ、その記録ヘッド13aをシートSの幅方向に沿う主走査方向に移動させる動作と、シートSを主走査方向と交差する副走査方向に所定量搬送する搬送動作と、を交互に繰り返すことによって、シートS上に画像を記録する。また、インクジェット記録ヘッドを用いたフルラインタイプの記録装置の場合には、シートSの幅方向に沿って延在する長尺な記録ヘッド13aを用い、その記録ヘッド13aからシートSに向かってインクを吐出しつつ、シートSを搬送することによって、そのシートS上に画像を記録する。
(排給紙同時制御)
次に、このような構成において、シートSの排紙動作と同時に給紙動作を行う「排給紙同時制御」について説明する。図4は、その排給紙同時制御における動作状況の説明図、図5は、その排給紙同時制御の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、排紙命令を受けることにより(ステップS1)、次に記録すべき次ページがあるか否かを判定する。次ページがない場合には、記録済みのシートを通常通りに排紙する通常排紙処理(ステップS16)をする。
次ページがある場合には、以下のように「排給紙同時制御」を開始する。
まず、排紙動作を搬送モータ16に指令し、かつ、給紙動作を給紙モータ15に指令する(ステップS3)。これにより、図4(a),(b),(c)のように、1ページ目のシートSAの排紙動作と、2ページ目のシートSBの給紙動作と、が同時に行われる。
給紙モータ15に対する給紙動作の指令においては、その給紙モータ15を停止させるための条件として第1および第2の2つの停止条件を設定する。第1の停止条件は、給送ローラ2が1回転したときに停止させる通常の条件である。第2の停止条件は、図2のように、PEセンサ1fが先端検出位置S(P0)にてシートの先端を検出してから、所定距離Cだけ離れた先端停止位置S(P1)までシートを給送したときに、給送ローラ2を停止させる条件(以下、「PEセンサによる停止条件」ともいう)である。したがって、後述するようにPEセンサによる停止条件(第2の停止条件)が解除されない場合には、この停止条件を満たしたときに給紙モータ15が停止されることになる。図2における距離Aは、PEセンサ1fによるシートの先端検知位置S(P0)から搬送ローラ11の位置S(P2)までの間の距離であり、この距離Aからマージン距離Bを差し引くことによって、先端停止位置S(P1)を求めることができる。マージン距離Bは、シートの先端が搬送ローラ11に巻き込まれないように、そのシートの先端を搬送ローラ11から離すための距離である。
次に、シートSAを給紙させるための給紙命令の受信を待つ(ステップS4)。その給紙指令を受信することにより、給送ローラ2が1周を完了したか否か(ステップS5)、およびPEセンサ1fが紙有りを検知したか否か(ステップS6)を判定する。給送ローラ2が1周を完了した場合(第1の停止条件を満たした場合)には、シートPが存在しない紙無しだったと判断し、エラー処理をして終了する(ステップS7)。図4(d)のように、PEセンサ1fが紙有りを検出した場合には、記録開始位置PBの確定を待つ(ステップS8)。
なお、記録開始位置PBの確定は、次のように行う。ホストコンピュータ14から給紙指令を受信すると、まずシート最先端部を一時的な記録開始位置PBに設定する。続いて、シート先端部から後端部へ向けて所定量ずつ、記録データを順に受信していく。受信した記録データの先端が空白を示すデータであれば、一時的な記録開始位置PBを所定量だけ後端部側へ移動させた位置に再設定する。空白の記録データを受信する間はこれを繰り返す。やがて空白でない記録データを受信したら、その記録データの位置を記録開始位置PBとして確定させる。このように、空白でない記録データを受信することによって、記録開始位置PBが確定される。
記録開始位置PBが確定している場合には、給送ローラ2の1回転完了までの残りの回転量と、記録開始位置PBとの関係から、搬送ローラ11の逆転が必要となるか否かを判定する(ステップS9)。つまり、給送ローラ2の1回転が完了したときにおけるシートSBの搬送完了位置を予測し、その搬送完了位置が記録開始位置PBを越えるときには、シートSBの先端を記録開始位置PBに戻すための搬送ローラ11の逆転が必要となると判定する。一方、搬送完了位置が記録開始位置PBを越えないときには、搬送ローラ11の逆転が必要とならないと判定する。
搬送ローラ11の逆転が必要となると判定された場合には、給紙モータ15の停止を待つ(ステップS10)。この場合には、PEセンサによる停止条件(第2の停止条件)が解除されていないため、シートSBの先端が図2中の先端停止位置S(P1)まで給送されたときに、給紙モータ15が停止する。その後、搬送モータ16による排紙動作の完了を待ってから(ステップS11)、あらためて給紙モータ15と搬送モータ16の動作を開始し(ステップS12)、シートSBを記録開始位置PBまで搬送させて処理を終了する(ステップS15)。シートSBは、搬送ローラ11の逆転を伴って記録開始位置PBに位置決めされる。
一方、搬送ローラ11の逆転が不要となると判定された場合には、給紙モータ15にPEセンサ1fによる停止条件(第2の停止条件)を解除するよう指令する(ステップS13)。ステップS14において、この停止条件の解除が成功したらステップS15に進み、それが成功しなければステップS11に進む。ステップS14における停止条件の解除が成功しない例としては、後述する第3のケースが考えられる。一方、ステップS15では、シートSBを記録開始位置PBまで搬送させるために、図4(e),(f),(g)のように、給送ローラ2の1回転を完了させてから、搬送モータ16によってシートSを記録開始位置PBまで搬送させる。
図6は、給紙モータ15の制御処理を説明するためのフローチャートであり、この処理は、周期タイマーによる割り込みによって実行される。
給紙モータ15の動作指示を受けると、まず、それを加速制御し(ステップS21)、それが所定の速度まで加速されてからは定速制御を行う(ステップS22,S23)。そして、給送ローラ2が1回転したときには(ステップS24)、給紙モータ15の減速制御(ステップS28)に移行する。また、PEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第1の停止条件)が解除されず(ステップS25)、かつPEセンサ1fが紙有りを検知してから、給紙モータ15が所定量だけ動作(シートSを所定距離だけ搬送させる動作)したときに(ステップS26、S25)、給紙モータ15の減速制御(ステップS28)に移行する。その所定距離とは、図2中の先端停止位置S(P1)までの距離Cから、給紙モータ15を減速して停止させるまでに必要な減速距離を、引いた距離である。そして、給紙モータ15の減速完了を待って(ステップS9)、処理を終了する。
図7は、給送ローラ2の制御状況の説明図である。
給紙モータ15が駆動を開始することにより、給送ローラ2の回転位置が進む。給紙モータ15が回転し始めてから時刻taまでの期間は、図6中のステップS21の加速制御の期間である。図7中の実線のように時刻tbから給紙モータ15が回転を停止するまでの期間と、図7中の破線のように時刻t2から給紙モータ15が回転を停止するまで期間は、図6中のステップS28の減速制御の期間である。
時刻t1において、PEセンサ1fが分離された1枚のシートSの先端を検出(紙有りを検知)する。このときの給送ローラ2の回転位置をp1とする。これらの位置p1と時刻t1は、シートSの挙動によって前後する。時刻t1において、図5中のステップS6からステップS8へ進み、記録開始位置PBの確定を待つ。また、図6のステップS26においてPEセンサ1fが紙有りを検知した後、ステップS27において、給紙モータ15が所定量動作したときを時刻t2とし、そのときの給送ローラ2の回転位置をp5とする。図7中の破線のように給紙モータ15が時刻t2から減速開始して、それが停止したときの給送ローラ2の回転位置をp6とする。
回転位置p1は、シートSの先端を図2中の先端検知位置(S(P0))まで搬送したときの回転位置に対応する。また回転位置p6は、シートSの先端を図2中の先端停止位置(S(P1))に停止させたときの回転位置に対応する。したがって時刻t2は、シートSの先端を図2中の先端停止位置(S(P1))に停止させるための減速期間の開始時刻であり、回転位置p5は、その時の回転位置である。また、図2中の距離A,B,Cは、それぞれ回転位置p1からp3までの回転量、回転位置p6からp3までの回転量、回転位置p1からp6までの回転量に対応する。
図5中のステップS8において記録開始位置PBが確定していると判定された場合には、その記録開始位置PBの確定時期に応じて、以降の処理が次のような3つのケースに分かれる。
第1のケース:時刻t1までに記録開始位置PBが確定する場合の処理
第2のケース:時刻t1から時刻t2までの間に記録開始位置PBが確定する場合の処理
第3のケース:時刻t2までに記録開始位置PBが確定しない場合の処理
以下においては、これら第1,第2,および第3のケースの処理内容を分けて説明する。
(第1のケース)
時刻t1までに記録開始位置PBが確定している場合には、図5のステップS8からステップS9へ進み、搬送ローラ11の逆転が必要となるか否かを判定する。
搬送ローラ11の逆転が必要となるときにはステップS10へ進み、給紙モータ15の停止を待つ。給紙モータ15は、PEセンサ1fによる停止条件(第2の停止条件)が解除されていないため、その後の時刻t2における図6中のステップS27の判定の結果、ステップS28へ進み減速制御を開始する。この場合、給送ローラ2の回転位置と速度は、図7中破線の軌跡を描くように変化する。このようにして給紙動作を一時停止して、図5のステップS11において排紙の完了を待つ。
一方、ステップS9にて搬送ローラ11の逆転が必要にならない判定されたときには、ステップS13にて、PEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第2の停止条件)が解除される。この結果、図6のステップS25の判定にて肯定され、給紙モータ15は、給送ローラ2が1回転するまで減速を開始しない。PEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第2の停止条件)の解除が成功したことにより、図5のステップS14からステップS15へ進み、シートSBは途中で停止されることなく、記録開始位置PBまで搬送される。この場合、給送ローラ2の回転位置と速度は、図7中実線の軌跡を描くように変化する。
この第1のケースにおける動作は、前述した従来例とほぼ同じである。
(第2のケース)
時刻t1から時刻t2までの間にて記録開始位置PBが確定した場合には、その記録開始位置PBが確定した時点で図5のステップS9へ進み、搬送ローラ11の逆転が必要となるか否かを判定する。
搬送ローラ11の逆転が必要となるときには、ステップS10へ進んで給紙モータ15の停止を待つ。給紙モータ15はPEセンサ1fによる給紙モータ15は停止条件(第2の停止条件)が解除されていないため、その後の時刻t2におけるステップS27の判定の結果、ステップS28へ進み減速制御を開始する。この場合、給送ローラ2の回転位置と速度は、図15中破線の軌跡を描くように変化する。このようにして給紙動作は一時停止し、図5のステップS11において排紙の完了を待つ。
一方、図5のステップS9にて搬送ローラ11の逆転が必要とならないと判定されたときには、ステップS13において、PEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第2の停止条件)を解除する。時刻は、まだt2以前であるため、図6のステップS27の判定にて否定される。そして、ステップS25の判定にて肯定されため、給送ローラ2が1回転するまでは、ステップS28の減速制御を開始しない。PEセンサ1fによる停止条件(第2の停止条件)の解除に成功したことにより、図5のステップS14からステップS15へ進み、給送ローラ2は途中で停止されることなく、シートSを記録開始位置PBまで搬送する。この場合、給送ローラ2の回転位置と速度は、図7中実線の軌跡を描くように変化する。
この第2のケースにおける動作は、前述した従来例よりも改善された。すなわち、前述した従来の場合には、時刻t1で記録開始位置が確定していないときには、直ちに給紙モータを緊急停止させていた。しかし、本実施形態に場合には、時刻t1で記録開始位置が確定していなくても、その記録開始位置が時刻t2までに確定すれば、給紙モータ15を停止させずに、高速の排給紙動作を実現することができる。
(第3のケース)
時刻t2までに記録開始位置が確定しない場合には、時刻t2を過ぎてから、図5のステップS8からにステップS9へ進む。したがって、給紙モータ15のPEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第2の停止条件)が解除されず、時刻t2におけるステップS27の判定の結果、ステップS28へ進み減速制御を開始する。この場合、給送ローラ2の回転位置と速度は、図7中破線の軌跡を描くように変化する。したがって、ステップS9にて搬送ローラ11の逆転が不要と判定されて、ステップS13にてPEセンサ1fによる給紙モータ15の停止条件(第2の停止条件)が解除されたとしても、給紙モータ15は既に減速を開始しているため、PEセンサ1fによる停止条件(第2の停止条件)の解除に失敗したと判定されて、ステップS14からステップS11へ進む。この結果、給紙動作が一時停止される。この第3のケースにおける動作は、前述した従来例と同様である。
本発明の一実施形態の記録装置の要部を説明するための概略断面図である。 図1の記録装置における異なる要部を説明するための概略断面図である。 図1の記録装置の制御系のブロック構成図である。 (a)〜(g)は、図1の記録装置による排給紙動作の説明図である。 図1の記録装置における排給紙同時制御を説明するためのフローチャートである。 図1の記録装置における給紙モータの制御を説明するためのフローチャートである。 図1の記録装置における給送ローラの動作状態の説明図ある。 (a)〜(f)は、従来の記録装置による給紙動作の説明図である。 (a)〜(f)は、従来の他の記録装置による給紙動作の説明図である。 (a)〜(g)は、従来のさらに他の記録装置による排給紙動作の説明図である。 (a)〜(g)は、従来のさらに他の記録装置による排給紙動作の説明図である。 (a)〜(i)は、従来のさらに他の記録装置による排給紙動作の説明図である。 従来の記録装置における排給紙同時制御を説明するためのフローチャートである。 従来の記録装置における給紙モータの制御を説明するためのフローチャートである。 図13の排給紙同時制御による給送ローラの動作状態の説明図ある。
符号の説明
1 メインボード
1a 給送ローラセンサ
1b CPU
1d RAM
2 給送ローラ
11 搬送ローラ
13 記録ヘッドユニット
13a 記録ヘッド
14 ホストコンピュータ
15 給紙モータ
16 搬送モータ
20 記録装置
21 給紙装置

Claims (9)

  1. 給送手段から給送される記録媒体を搬送手段によって記録開始位置に搬送してから、前記記録媒体に画像を記録する記録装置において、
    前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する端部検知手段と、
    前記記録開始位置に関する情報を取得する前に前記給送手段による前記記録媒体の給送を開始させ、かつ前記端部検知手段が前記記録媒体の先端を検知した後の、前記記録媒体が前記搬送手段に搬入される前の所定の停止位置に前記記録媒体を停止させることができる所定の期間内に、前記記録開始位置に関する情報を取得したときに前記給送手段を停止させるか否かを判断する制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の期間内に取得した前記記録開始位置に関する情報に基づいて前記給送手段の停止の有無を判断することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記所定の停止位置は、前記記録媒体の先端を前記端部検知手段が検知してから所定距離だけ前記記録媒体が給送された位置であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記給送手段を停止させた後、前記搬送手段による先の記録媒体の搬送の完了を待って、前記給送手段による後続の記録媒体の給送動作を再起動させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記搬送手段による先の記録媒体の搬送動作中に、前記給送手段による後続の記録媒体の給送を開始させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記搬送手段は、前記記録媒体に接して逆転可能に回転する搬送ローラを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 記録媒体に画像を記録する記録装置において、
    前記記録媒体を記録開始位置へ搬送する搬送手段へ、前記記録媒体を給送する給送手段と、
    前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する端部検知手段と、
    前記端部検知手段が前記記録媒体の先端を検知してから前記記録媒体を所定距離だけ給送した所定の停止位置であって、前記記録媒体が前記搬送手段へ搬入される前の所定の停止位置に、前記記録媒体を停止させるための停止条件を解除する解除手段とを備え、
    前記解除手段は、前記端部検知手段が前記記録媒体の先端を検知してから所定の期間が経過するまでの間に前記記録開始位置に関する情報を取得し、その取得した情報に基づいて前記停止条件を解除するか否かを判断し、前記停止条件を解除すると判断した場合に前記停止条件を解除することを特徴とする記録装置。
  8. 記録媒体を記録開始位置に搬送する搬送手段に対して、前記記録媒体を給送手段によって給送するための記録媒体の給送方法において、
    前記記録開始位置に関する情報を取得する前に前記給送手段による前記記録媒体の給送を開始させる工程と、
    前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する工程と、
    前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知した後の、前記記録媒体が前記搬送手段に搬入される前の所定の停止位置に前記記録媒体を停止させることができる所定の期間内に、前記記録開始位置に関する情報を取得したときに前記給送手段を停止させるか否かを判断する工程と、
    を有することを特徴とする記録媒体の給送方法。
  9. 記録媒体を記録開始位置に搬送する搬送手段に対して、前記記録媒体を給送手段によって給送するための記録媒体の給送方法であって、
    前記給送手段により給送された記録媒体の端部を検知する工程と、
    前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知してから前記記録媒体を所定距離だけ給送した所定の停止位置であって、前記記録媒体が前記搬送手段へ搬入される前の所定の停止位置に、前記記録媒体を停止させるための停止条件を解除する工程とを有し、
    前記解除工程は、前記端部検知工程において前記記録媒体の先端を検知してから所定の期間が経過するまでの間に前記記録開始位置に関する情報を取得し、その取得した情報に基づいて前記停止条件を解除するか否かを判断し、前記停止条件を解除すると判断した場合に前記停止条件を解除することを特徴とする記録媒体の給送方法。
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