JP2006056455A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Yoshitaka Matsui
義貴 松井
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Abstract

【課題】エアバッグ内に均等にガスを供給するためのパイプを有するエアバッグ装置において、エアバッグ折り畳み体の嵩を小さくする。
【解決手段】エアバッグ1は、乗員対向面側シート2と車外対向面側シート3とを重ね合わせ、これらシート2,3同士を縫合することにより、両シート2,3の間に空室11〜16を形成したものである。シート2,3の上部に挟まれるようにして袋体20が配置されている。袋体20の後部に多段式に伸長可能なパイプ31〜34よりなるパイプユニット30が設置され、このパイプユニット30がインフレータ40に接続されている。各パイプ31〜34にガス流出孔37が設けられている。インフレータ40が作動すると、パイプ32〜34がパイプ31〜33から突出して伸長する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に設置されるエアバッグ装置に係り、特にエアバッグが自動車の側面衝突時や横転時等にサイドドア等の車室側面部に沿って下方に展開するエアバッグ装置に関する。詳しくは、本発明は、インフレータからのガスをパイプによってエアバッグ内に分配供給するよう構成されたエアバッグ装置に関する。
車室内の側面部に沿って下方に展開するエアバッグを有したエアバッグ装置において、インフレータからのガスをパイプによってエアバッグ内に分配供給するようにしたものが知られている(特開2002−67861号公報)。このパイプには、長手方向に間隔をおいて複数のガス流出孔が設けられている。このパイプの一端にインフレータが接続されており、該インフレータからのガスが各ガス流出孔から流出し、エアバッグ内に分配供給される。これにより、エアバッグが全体として均等に展開する。
特開2002−67861号公報
エアバッグ内部にガス分配供給用のパイプを設けた従来のエアバッグ装置にあっては、該パイプはエアバッグ内の上辺部を車両前後方向に長く延設されている。このようにパイプをエアバッグ内に前後方向に延設して配置してあると、パイプ分だけエアバッグ折り畳み体の嵩が大きくなり、エアバッグ折り畳み体の収容スペースもそれだけ大きくとるように車体を設計する必要がある。
本発明は、ガス分配供給用のパイプを有しているにも拘らずエアバッグ折り畳み体の嵩を小さくすることができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグ装置は、自動車の車室の側面部に沿って下方に膨張可能なエアバッグと、該エアバッグを膨張させるインフレータと、該インフレータからのガスを該エアバッグ内に分配供給するための複数の流出孔を有したパイプとを有するエアバッグ装置において、該パイプは該エアバッグ内で伸長可能であることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグ装置は、請求項1によって、該パイプは該インフレータからのガス圧によって伸長することを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグ装置は、請求項2において、該パイプは、比較的大径の大径パイプと、該大径パイプ内に配置され、ガス圧によって該大径パイプ内を摺動し該大径パイプから突出する比較的小径の小径パイプとを有することを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグ装置は、請求項1ないし3のいずれか1項において、該パイプは該エアバッグ内の上辺部を伸長可能であることを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグ装置は、請求項4において、該エアバッグ内の上辺部に沿って袋体が配置されており、前記パイプは該袋体の内部で伸長可能であり、該袋体に長手方向に間隔をおいて複数のガス流出口が設けられていることを特徴とするものである。
かかる本発明のエアバッグ装置にあっては、インフレータ作動前にはパイプは短縮状態とされており、インフレータの作動時に伸長し、エアバッグ内を長く延在するようになる。この伸長したパイプのガス流出孔からガスがエアバッグ内に分配供給され、エアバッグが均等に展開するようになる。
このエアバッグ装置にあっては、このようにインフレータ作動前にはパイプが短縮状態にあり、エアバッグ折り畳み体の嵩が小さいものとなる。
本発明では、パイプはインフレータからのガス圧によって伸長するよう構成されていることが好ましい。この場合、パイプを比較的大径の大径パイプと比較的小径の小径パイプとを組み合わせとし、ガス圧によって小径パイプが大径パイプから突出するようにすることが望ましい。この構成によれば、パイプが多段伸長式となり、短縮状態時の長さを短くし、且つパイプを十分に長く延出させることが可能となる。
本発明では、パイプがエアバッグ内の上辺部を伸長するようにパイプを配置することが好ましい。この場合、エアバッグ内の上辺部に、パイプが伸長する直線状の領域を形成しておくことになる。パイプがエアバッグ内の上辺部に沿って伸長し、この伸長したパイプからガスがエアバッグ内に分配供給される。
本発明では、このパイプの伸長領域であるエアバッグ内の上辺部に沿って袋体を配置しておき、この袋体内をパイプが伸長するよう構成してもよい。このようにすれば、パイプはきわめてスムーズに伸長するようになる。この場合、この袋体にガス流出口を設けておき、このガス流出口からエアバッグ内にガスが分配供給されるようにする。
本発明の好ましい実施の形態について次に図面を参照して説明する。
図1(a)及び図2(a)は第1の実施の形態に係る自動車乗員頭部のエアバッグ装置を示す正面図であり、図1(b)は図1(a)のB−B縦断面図、図2(b)は図2(a)のB−B縦断面図、図2(c)は図2(a)のC付近の拡大図である。なお、図1はインフレータ作動前の状態を示し、図2はインフレータ作動後の状態を示す。
このエアバッグ1は、乗員対向面側シート(キャビン側シート)2と車外対向面側シート(ドア側シート)3とを重ね合わせ、これらシート2,3同士を縫合(4〜10は縫目を示す。)することにより、両シート2,3の間に空室(以下、単に室ということがある。)11〜16を形成したものである。
縫目4は、エアバッグ1の周縁に沿って延在している。なお、エアバッグ前端1Fの近傍では、縫目4はシート2,3の下縁から離れ略U字状に上方に伸びており、これによりエアバッグ1の前部に細長い室11が形成されている。
縫目5,6はエアバッグ1の長手方向及び高さ方向の中間付近においてシート2,3同士を縫合し、小室12,13,14,15を形成している。この縫目5,6はエアバッグ1の高さ方向の中間部を輪状に延在しているが、縫目7はエアバッグ1の後部側において上下方向に延在しており、この縫目7により室16が室15から隔てられている。環状の縫目8は縫目7の両端を補強している。環状の縫目10は縫目4の末端を補強している。
縫目9は、室12,16の略中央部付近においてシート2,3同士を縫合している。これは、室12,16が膨らんだときに該室12,16の厚み(シート2,3間の最大離間距離)が過大になることを防ぐためのものである。
なお、縫目8〜10は円パッチ(円形の補強布)を当ててから形成されている。
エアバッグ1の上辺部に沿って、シート2,3に挟まれるようにして筒状の袋体20が配置されている。この袋体20は長い帯状のシートを折り返し、その折り返し線が下側となるようにシート2,3間の上部に配置される。図1,2の(b)図の通り、このシートが縫目4によりシート2,3と共に縫合されることにより、袋体20が形成される。袋体20には、長手方向に間隔をおいて複数のガス流出口21が設けられている。なお、袋体20は筒状とされ、単にエアバッグ1内の上辺部に配置されるようにしてもよい。
この袋体20の後端はエアバッグ1の後端1Rに達し、エアバッグ1の後方に向って開放している。
この袋体20内の後部に、多段伸縮可能なパイプユニット30が差し込まれている。
このパイプユニット30は、最も大径の第1パイプ31と、それから順次に径が小さくなる第2パイプ32、第3パイプ33及び第4パイプ34が同軸状に配置されたものであり、第1パイプ31内に第2パイプ32が摺動自在に収容され、第2パイプ32内に第3パイプ33が摺動自在に収容され、第3パイプ33内に第4パイプ34が摺動自在に収容されている。
第1〜第3パイプ31〜33の先端側には内向きの鍔部35が設けられ、第2〜第4パイプ32〜34の基端側には外向きの鍔部36が設けられている。各内向き鍔部35と、外向き鍔部36とが図2(c)の如く係合することにより、第2〜第4パイプ32〜34が第1〜第3パイプ31〜33から抜け出すことが阻止される。第1〜第3パイプ31〜33の両端と第4パイプ34の後端は開放している。第4パイプ34の先端は閉鎖されている。
各パイプ31〜34の下面側には長手方向に間隔をおいてガス流出孔37が設けられている。
第1パイプ31の後端側は、エアバッグ1の後端1Rから後方に突出しており、この第1パイプ31の後端に対しジョイント39を介してインフレータ40が接続されている。
このエアバッグ1、パイプユニット30及びインフレータ40を有してなるエアバッグ装置にあっては、インフレータ作動前にあってはパイプユニット30は図1の通り短縮状態にあり、第2〜第4パイプ32〜34が第1パイプ31内に入り込んでいる。
エアバッグ1は折り畳まれ、細長い折り畳み体とされる。なお、このときの折り線は図1の左右方向であり、エアバッグ折り畳み体はエアバッグ1の上辺に沿って延在した形状となり、このエアバッグ折り畳み体が例えばルーフサイドレール等の車体メンバに取り付けられ、ルーフヘッドライニング等によって覆われている。なお、エアバッグ1には、該エアバッグを車体メンバに取り付けるための耳部1mが設けられている。インフレータ40はCピラー内などに配置される。
このようにパイプユニット30が短縮状態にあるエアバッグ1の折り畳み体は、エアバッグ1内の後部を除いてエアバッグ1内にパイプが存在しない。そのため、エアバッグ折り畳み体の嵩が小さい。従って、ルーフサイドレールに沿うスペースが小さい場合でもこのエアバッグ折り畳み体を配設することができる。
このように構成されたエアバッグ装置の作動について次に説明する。
車両の側面衝突や横転が検知されると、インフレータ40が作動し、ガスがパイプユニット30に供給される。このガスにより、第2〜第4パイプ32〜34が第1〜第3パイプ31〜33から突出し、パイプユニット30が図2(a)の如く長く伸長する。そして、各パイプ31〜34のガス流出孔37からガスが流出し、このガスが袋体20のガス流出口21からエアバッグ1内に流出する。これにより、エアバッグ1が膨張を開始する。膨張しつつあるエアバッグ1は、ルーフヘッドライニング等を押し開けて車両室内の側面に沿って下方に展開する。伸長したパイプユニット30からガスがエアバッグ1の全体に均等に分配供給されるので、エアバッグ1は全体として均一に展開する。そして、乗員の頭部を受け止めたり、乗員を車両室内に保持する作用を奏する。
なお、この実施の形態では、パイプ32〜34が内部で伸長するように袋体20を配置しているので、各パイプ32〜34は縫目5,6,8に引掛ったりすることなく、スムーズに伸長する。
上記実施の形態では、パイプユニット30は4本のパイプ31〜34の組み合せよりなるが、パイプの本数はこれに限定されない。
また、上記実施の形態ではパイプユニット30の大部分をエアバッグ1内に配置しているが、パイプユニット30の後部が図示よりも長くエアバッグ1の後方に突出するようにしてもよい。
上記実施の形態ではパイプユニット30をインフレータ40に直結状に連結しているが、ダクトを介してインフレータ40に接続してもよい。
上記実施の形態ではパイプユニット30はガス圧によって伸長するよう構成されているが、モータやソレノイド、バネなどによって伸長するよう構成されてもよい。なお、パイプの先端は閉鎖されていなくても良い。
実施の形態に係るエアバッグのインフレータ作動前の説明図である。 図1のエアバッグのインフレータ作動後の説明図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2,3 シート
4,5,6,7,8,9,10 縫目
11,12,13,14,15,16 室
20 袋体
21 ガス流出口
30 パイプユニット
31,32,33,34 パイプ
35 内向き鍔部
36 外向き鍔部
37 ガス流出孔
39 ジョイント
40 インフレータ

Claims (5)

  1. 自動車の車室の側面部に沿って下方に膨張可能なエアバッグと、
    該エアバッグを膨張させるインフレータと、
    該インフレータからのガスを該エアバッグ内に分配供給するための複数の流出孔を有したパイプと
    を有するエアバッグ装置において、
    該パイプは該エアバッグ内で伸長可能であることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1によって、該パイプは該インフレータからのガス圧によって伸長することを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項2において、該パイプは、比較的大径の大径パイプと、該大径パイプ内に配置され、ガス圧によって該大径パイプ内を摺動し該大径パイプから突出する比較的小径の小径パイプとを有することを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、該パイプは該エアバッグ内の上辺部を伸長可能であることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項4において、該エアバッグ内の上辺部に沿って袋体が配置されており、前記パイプは該袋体の内部で伸長可能であり、該袋体に長手方向に間隔をおいて複数のガス流出口が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
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