JP2006056040A - 押出成形用ダイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂流路の断面高さ調整を容易かつ精度良く行う。
【解決手段】互いに対峙される対向面1A,1Bに臨んで樹脂流路2r,2m,2fが形成された上下部ブロック3A,3Bを有し、前記対向面1A,1Bを、互いに当接される接合面6A,6Bを有する入口面部1Ar,1Brと、リップ出口12を形成する出口面部1Af,1Bfと、入口面部1Ar,1Brに対して所定角度で傾斜された傾斜面部1Am,1Bmとで構成し、接合面6A,6Bに沿って上部ブロック3Aを前後方向に位置ずれさせて傾斜面部1Am,1Bmに形成された樹脂流路2mの高さを調整する流路調整手段20を設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂シートなどを連続成形する押出成形用ダイ装置に関する。
従来、シートやフィルムなどを連続して押出し成形するTダイ(またはコートハンガーダイ)において、成形品の厚みを調整するものとして、ダイリップの間隔を調整可能なフレキシブルリップ(たとえば特許文献1のダイ開閉装置)を設けたものや、リップランドにチョークバー(特許文献2)を設けたものがある。
ところで、このような押出成形用ダイ装置では、通常、成形目標のシート厚ごとに、マニホールドとリップランドの間の樹脂流路(テーパーランドまたはプリランド)の間隔が設定されて生産されている。なお、前記チョークバーは成形品の厚みの粗調整に使用され、さらに前記フレキシブルリップは成形品の厚みの微調整に使用される。
従来では、ダイ本体は上部ブロックと下部ブロックを具備し、その対向面に樹脂流路が形成されている。そして、その樹脂流路の間隔調整は、上部ブロックと下部ブロックの合わせ面にライナーを挿入したり、あるいは合わせ面を削り取ることにより行っていた。またこの間隔調整後に、上部ブロックと下部ブロックに表面処理(鍍金)がそれぞれ施されるものもある。
特許第3447987号(図1,図2) 特公平6−61818号(図4)
しかしながら、上記のように間隔調整の精度を向上させても、据付現場では設計上と実際上の押出し条件や材質、温度の条件の誤差により、上部ブロックと下部ブロックの合わせ面の間隔調整が必要となる。この間隔調整は、ライナーによる調整や合わせ面を再切削して行う調整も極めて面倒で手間のかかる作業となっていた。
本発明は上記問題点を解決して、樹脂流路の間隔調整を容易かつ精度良く行える押出成形用ダイ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、互いに対峙される対向面に樹脂流路が形成された一対のダイブロックを有し、前記樹脂流路のリップ出口からシートまたはフイルムを押出成形する押出成形用ダイ装置であって、前記対向面に、所定範囲で摺動可能な基準面と、前記基準面に対して所定角度で傾斜される傾斜面部とを設け、前記基準面に沿って前記ダイブロックを位置ずれさせて前記傾斜面部に形成された傾斜調整流路を拡縮調整する流路調整手段を設けたものである。
請求項2記載の発明は、互いに対峙される複数の対向面に樹脂流路がそれぞれ形成された複数のダイブロックを有し、前記ダイブロック間で前記樹脂流路を合流させてリップ出口から多層シートまたは多層フイルムを押出成形する押出成形用ダイ装置であって、前記ダイブロックの少なくとも1対の対向面に、所定範囲で摺動可能な基準面と、前記基準面に対して所定角度で傾斜される傾斜面部とを設け、前記基準面に沿って前記ダイブロックを位置ずれさせて前記傾斜面部に形成された傾斜調整流路を拡縮調整する流路調整手段を設けたものである。
上記構成によれば、ダイブロックを基準面に沿って位置ずれさせることで、傾斜面部に形成された樹脂流路の間隔(断面)を拡縮して調整することができる。したがって、設計上と実際上の押出し条件や材質、温度の条件のずれや誤差などがあっても、据付現場で樹脂流路の間隔調整を容易かつ精度よく行うことができる。また表面処理を行う場合では鍍金の厚みに誤差があったとしても、樹脂流路の間隔調整を容易かつ精度よく行うことができる。
以下、本発明に係る押出成形用ダイ装置の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
この押出成形用ダイ装置は、図示しない押出機から供給された溶融樹脂を成形して単層のシートまたは単層のフイルムを連続成形するTダイまたはコートハンガーダイ形と呼ばれる樹脂成形用ダイ装置で、図1〜図3を参照して説明する。
このダイ装置は、上部ブロック(ダイブロック)3Aと下部ブロック(ダイブロック)3Bとが対向面1A,1Bを介して重ね合わされている。そして互いに重ね合わされる対向面1A,1Bに臨んでそれぞれ入口流路(樹脂流路)2r、傾斜調整流路(樹脂流路)2mおよび出口流路(樹脂流路)2fがそれぞれ形成されている。また前記上部ブロック3Aおよび下部ブロック3Bの左右側面にそれぞれパッキングシート4,4を介してサイドプレート5R,5Lが配置され、これらにより入口流路2rの一部と傾斜調整流路2mおよび出口流路2fの左右側部が閉鎖されている。
前記対向面1A,1Bは、互いに平行な上位の入口面部1Ar,1Brおよび下位の出口面部1Af,1Bfと、所定角度θ°傾斜されて前記入口面部1Ar,1Brと出口面部1Af,1Bfとを接続する傾斜面部1Am,1Bmとで構成されている。
入口面部1Ar,1Brには、前後方向に所定範囲で摺動可能に重ね合わされる合わせ面(基準面)6A,6Bが形成されており、前記入口流路2rは、前記合わせ面6A,6Bの前部でマニホールド形成溝7A,7Bにより略全幅方向に形成されたマニホールド7と、前記マニホールド形成溝7A,7Bから前方に続くプリランドにより形成された入口流路8と、下部ブロック1Bに貫通されて上部ブロック3Aの一部に及び下部ブロック1Bの後面とマニホールド7を連通する樹脂供給穴9とで構成されている。前記樹脂供給穴9は押出機の樹脂吐出口に接続される。
上部および下部ブロック3A,3Bの傾斜面部1Am,1Bmは、入口面部1Ar,1Brに対して所定の傾斜角度θ=15°〜90°の範囲で、好ましくはθ=30°〜60°の範囲で傾斜され、傾斜調整流路2mが形成されている。この傾斜調整流路2mは、下部ブロック1Bの傾斜面部1Bbに、入口側の上辺が中央上方から両側下方に傾斜する山形の傾斜状段部11aに形成されたテーパーランド11が設けられ、マニホールド7から中央部ほど多く排出される溶融樹脂を、幅方向に均等に分散させるように構成されている。
出口面部1Af,1Bfの出口流路2fは、リップランド12a,12bにより形成されてシート状またはフイルム状樹脂を吐出するリップ出口12が設けられている。またこのリップ出口12は、開口幅を微調整可能なリップ微調整部(フレキシブルリップ)13が設けられている。前記リップ微調整部13は、上部ブロック3Aで、上リップ部13aとリップ調整突部13bの間に調整用凹部13cが全幅方向に形成されている。そして複数の調整ボルト13dがリップ調整凹部13cを通って上リップ部13aとリップ調整突部13bの間に貫設されている。前記調整ボルト13dを押し引きすることにより、リップ出口12の開口幅を拡大縮小して吐出されるシート状樹脂またはフイルム状樹脂の厚みを微調整することができる。
前記マニホールド7は、前記樹脂供給穴9と幅方向の両端部がそれぞれ上部および下部ブロック1A,1Bの部材で閉鎖されているが、その他の入口流路2r、傾斜調整流路2mおよび出口流路2fの両端部はそれぞれ開放され、パッキングシート4,4を介してサイドプレート5R,5Lにより閉鎖されている。
このダイ装置には、下部ブロック1Bに対して上部ブロック1Aを、合わせ面6A,6Bに沿って所定範囲で前後方向に摺動させて、傾斜調整流路2mを拡縮、すなわち傾斜角に垂直な流路高さΔhを調整可能な流路調整手段20が設けられている。
すなわち組立状態で上部および下部ブロック1A,1Bは合わせ面6A,6Bを貫通する複数のブロック固定ボルト21により互いに連結固定されており、前記ブロック固定ボルト21は、上部ブロック1Aに形成されたボルト穴21aを介して下部ブロック1Bに形成された雌ねじ穴21bに螺入され締結されている。また上部および下部ブロック1A,1Bとサイドプレート5R,5Lは複数のサイドボルト22により連結固定されており、前記サイドボルト22は、サイドプレート5R,5Lおよびパッキングシート4,4に形成されたボルト穴22a,22cを介して上部および下部ブロック1A,1Bに形成された雌ねじ穴22bに螺入され締結されている。
また下部ブロック1Bの後部に流路調整手段20を構成する調整ボルト20dと隙間調整用のシム(調整部材)20bが設けられている。すなわち、上部ブロック1Aの後面側に突出する張出部20aが形成され、上部ブロック1Aの後面と張出部20aの間にシム20bが介在されている。そして張出部20aに形成されたボルト穴20cからシム20bの貫通穴を介して調整ボルト20dが上部ブロック1Aの雌ねじ穴20eに螺着されている。
したがって、ブロック固定ボルト21とサイドボルト22と調整ボルト20dを緩めた後、上部ブロック1Aを下部ブロック1Bに対して調整量Hだけ対向面1A,1Bに沿って摺動させ傾斜調整流路2mを拡縮する。そして上部ブロック1Aの後面と張出部20aの間に適正な厚みのシム20bを介装して調整ボルト20dを締め付け、傾斜調整流路2mの断面高さ、すなわち傾斜方向に直交する流路高さΔhを調整することができる。ここでΔh=H・cosθであり、その調整量Hは、ボルト穴22aにおけるサイドボルト22の遊び量またはボルト穴21aにおけるブロック固定ボルト21の遊び量により決定される。ここではたとえば調整量H=2mm以内に設定されている。これはボルト穴21a,22aを長穴とすることで調整量Hを多く確保することができるが、2mm以上に形成すると、図2に示すP部でのズレが生じてマニホールド7における樹脂の流れが阻害され、滞留による品質低下が生じる恐れがあるからである。
また入口面部1Ar,1Brに対して所定角度θ=15°〜90°の範囲としたのは、15°以下では、調整量Hに対して流路高さΔhの変化が小さ過ぎるからであり、90°を越えると、正逆方向で溶融樹脂が合流されることになり、樹脂の押出し精度を低下させるためである。さらに好ましくはθ=30°〜60°の範囲としたのは、樹脂の流れをスムーズに行え、かつ調整量Hに対する変位高さΔhを十分にとれるためである。
上記実施の形態によれば、調整ボルト20dとシム20bとにより、下部ブロック1Bに対して上部ブロック1Aを対向面1A,1B(接合)に沿って位置ずれさせることにより、テーパーランド11を有する傾斜調整流路2mの流路高さΔhを容易かつ精度よく調整することができる。したがって、据付現場でテスト運転中に幅方向の流れ(厚み)が不均一となっても、傾斜調整流路2mの流路高さΔhを調整することで、鍍金を外したりライナーを入れたりすることなく、中間部の傾斜調整流路2mを拡縮調整でき、製造コストを削減できて高精度な押出成形用ダイ装置を提供できる。
[実施の形態2]
この押出成形用ダイ装置は、図4〜図6に示すように、種類の異なる溶融樹脂を上層樹脂流路2aと中層樹脂流路2nと下層樹脂流路2bとに供給して出口流路2fで合流させ、多層(三層)シートまたはフイルムを成形するものである。なお、実施の形態1と同様の作用を奏する部分には同一符号を付して説明を省略する。
ダイ装置は、上部ブロック(ダイブロック)3Aと中層上ブロック(ダイブロック)3Caと中層下ブロック(ダイブロック)3Cbと下部ブロック(ダイブロック)3Dとで構成されている。
そして上部ブロック3Aと中層上ブロック3Caと間には、入口流路2rと傾斜調整流路2mからなる上層樹脂流路2aが形成され、実施の形態1と同一構造の流路調整手段20Aが設けられている。また中層上ブロック3Caと中層下ブロック3Cbとの間に中層樹脂流路2nが形成されている。さらに中層下ブロック3Cbと下部ブロック3Dとの間に入口流路2rと傾斜調整流路2mからなる下層樹脂流路2bが形成され、実施の形態1と同一構造の流路調整手段20Bが設けられている。また上部ブロック3Aと下部ブロック3Dとの間に出口流路2fが形成されている。
前記上部ブロック3Aと中層上ブロック3Caの間の上層樹脂流路2aと、下部ブロック3Dと中層下ブロック(ダイブロック)3Cbと間の下層樹脂流路2bは互いに対称構造である。
前記中層樹脂流路2nは、中層上ブロック3Caと中層下ブロック3Cbの対抗平面にそれぞれ形成された供給穴形成溝31a,31bにより樹脂供給穴31と、マニホールド形成溝32a,32bにより形成されたマニホールド32と、テーパーランドにより形成された中間流路部33とにより構成されており、流路調整手段を有していない。また中層上ブロック2Caと中層下ブロック2Cbは互いに対称形状に構成されている。
上記実施の形態によれば、流路調整部20Aの調整ボルト20dとシム20bとにより、上部ブロック1Aを中層上ブロック2Caに対して対向面1A,1Bの合わせ面6A,6Bに沿って位置ずれさせることにより、上層樹脂流路2aでテーパーランド11を有する傾斜調整流路2mの流路高さΔhを容易かつ精度よく調整することができる。また、流路調整部20Bの調整ボルト20dとシム20bとにより、下部ブロック1Dを中層下ブロック2Cbに対して対向面1A,1Bに沿って位置ずれさせることにより、下層樹脂流路2bでテーパーランド11を有する傾斜調整流路2mの流路高さΔhを容易かつ精度よく調整することができる。したがって、表面処理後の組立時に傾斜調整流路2mの流路高さΔhを拡縮調整できるので、表面処理前の間隔調整が必要以上に難しくなることもなく、また据付現場でテスト運転後の従来のようなライナーや再加工のような手直しも不要で、製造コストを削減できて高精度な押出成形用ダイ装置を提供できる。
[実施の形態3]
この押出成形用ダイ装置は、図7に示すように、実施の形態2における中層上ブロック(ダイブロック)3Caと中層下ブロック(ダイブロック)3Cbの間の中間流路部33に傾斜調整流路部41を設け、対向面の合わせ面6C,6Dに沿って前後に位置ずれさせ中層樹脂流路2nの傾斜調整流路2mの断面高さΔhを調整可能な流路調整部20Cを設けたものである。
実施の形態3によれば、実施の形態2の作用効果に加えて、中層樹脂流路2nの傾斜調整流路2mの断面高さΔhも調整することができる。
[実施の形態4]
この押出成形用ダイ装置は、図8に示すように、2層シートまたは2層フイルムを押出し成形するもので、第2の実施の形態において、中層上ブロック3Caと中層下ブロック3Cbとが一体化した中層ブロック2Cを設け、中層樹脂流路2nを削除したものである。
上記実施の形態4によれば、流路調整部20A,20Bとにより上層樹脂流路2aの傾斜調整流路2mの流路高さΔhと、下層樹脂流路2bの傾斜調整流路2mの流路高さΔhとを容易かつ精度よく調整することができる。したがって、表面処理前の間隔調整が必要以上に難しくなることもなく、製造コストを削減できて高精度な押出成形用ダイ装置を提供できる。
なお、実施の形態1〜4では、製造時における調整作業で説明したが、メンテナンスのための調整時や厚み替え時にも調整が可能である。
本発明に係る押出成形用ダイ装置の実施の形態1を示す中央縦断面図である。 同ダイ装置の部分拡大断面図である。 (a)は同ダイ装置の分解斜視図、(b)は上部ブロックの下方斜視図である。 本発明に係る押出成形用ダイ装置の実施の形態2を示す中央縦断面図である。 同ダイ装置の分解状態を示す上方斜視図である。 同ダイ装置の分解状態を示す下方斜視図である。 本発明に係る押出成形用ダイ装置の実施の形態3を示す中央縦断面図である。 本発明に係る押出成形用ダイ装置の実施の形態4を示す中央縦断面図である。
符号の説明
1A,1B 対向面
1Ar,1Br 入口面部
1Am,1Bm 傾斜面部
1Af,1Bf 出口面部
2r 入口流路
2m 傾斜調整流路
2f 出口流路
2a 上層樹脂流路
2b 下層樹脂流路
2n 中層樹脂流路
3A 上部ブロック
3B 下部ブロック
3Ca 中層上ブロック
3Cb 中層下ブロック
3C 中層ブロック
3D 下部ブロック
4 パッキングシート
5R,5L サイドプレート
6A,6B 合わせ面
7 マニホールド
8 入口流路
9 樹脂供給穴
11 テーパーランド
11a 傾斜状段部
12 リップ出口
13 リップ微調整部
20,20A,20B 流路調整手段
20a 張出部
20b シム
21 ブロック固定ボルト
22 サイドボルト
31 樹脂供給穴
32 マニホールド
33 中間流路部
41 傾斜調整流路

Claims (4)

  1. 互いに対峙される対向面に樹脂流路が形成された一対のダイブロックを有し、前記樹脂流路のリップ出口からシートまたはフイルムを押出成形する押出成形用ダイ装置であって、
    前記対向面に、所定範囲で摺動可能な基準面と、前記基準面に対して所定角度で傾斜される傾斜面部とを設け、
    前記基準面に沿って前記ダイブロックを位置ずれさせて前記傾斜面部に形成された傾斜調整流路を拡縮調整する流路調整手段を設けた
    押出成形用ダイ装置。
  2. 互いに対峙される複数の対向面に樹脂流路がそれぞれ形成された複数のダイブロックを有し、前記ダイブロック間で前記樹脂流路を合流させてリップ出口から多層シートまたは多層フイルムを押出成形する押出成形用ダイ装置であって、
    前記ダイブロックの少なくとも1対の対向面に、所定範囲で摺動可能な基準面と、前記基準面に対して所定角度で傾斜される傾斜面部とを設け、
    前記基準面に沿って前記ダイブロックを位置ずれさせて前記傾斜面部に形成された傾斜調整流路を拡縮調整する流路調整手段を設けた
    押出成形用ダイ装置。
  3. ダイブロックの幅方向の両側に樹脂流路の側部を閉鎖するサイドプレートをダイブロックに着脱自在に設け、
    前記ダイブロックの対向面を、入口側の基準面と、前記入口側の基準面と平行でリップ出口が形成された出口面部と、前記入口側の基準面と出口面部とを接続する傾斜面部とで構成し、
    前記傾斜面部に形成された樹脂流路に、前記基準面に形成された樹脂流路であるマニホールドからの樹脂をリップ出口に幅方向に均等に拡散させるテーパーランドを有し、
    流路調整手段は、一方のダイブロックに対して他方のダイブロックを摺動させて対峙する傾斜面部の樹脂流路を拡縮可能でかつ固定可能な調整具と、一方のダイブロックと他方のダイブロックとの前後方向の隙間に介装される調整部材とで構成された
    請求項1または2記載の押出成形用ダイ装置。
  4. 前記傾斜面部の傾斜角を基準面に対して15°〜90°の範囲とした
    請求項1乃至3のいずれかに記載の押出成形用ダイ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155451A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Fuji Heavy Ind Ltd 歯車対の試験装置
CN102773995A (zh) * 2012-08-03 2012-11-14 昆山圣源机械有限公司 工位可调的真空箱
JP5114606B1 (ja) * 2012-08-22 2013-01-09 信越エンジニアリング株式会社 流体塗布装置

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