JP2006055723A - 枝管用管内面研磨装置 - Google Patents

枝管用管内面研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006055723A
JP2006055723A JP2004239066A JP2004239066A JP2006055723A JP 2006055723 A JP2006055723 A JP 2006055723A JP 2004239066 A JP2004239066 A JP 2004239066A JP 2004239066 A JP2004239066 A JP 2004239066A JP 2006055723 A JP2006055723 A JP 2006055723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
polishing
grinding
wire
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004239066A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Abe
部 馨 阿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Techno Serve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Techno Serve Co Ltd filed Critical Ebara Techno Serve Co Ltd
Priority to JP2004239066A priority Critical patent/JP2006055723A/ja
Publication of JP2006055723A publication Critical patent/JP2006055723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】マンション等の建物の排水枝管(横引き管)の清掃に際して、排水竪管内から枝管内の清掃、錆取りを容易にする枝管用管内研磨装置の提供。
【解決手段】建物の排水縦管Pvに接続されている枝管Phの内面を排水竪管Pvの内部から清掃して錆や汚れなどを除去するための管内面研磨装置Aにおいて、ユニバーサルジョイント3,4で連結された研磨ユニット1と固定・回転ユニット2とよりなり、研磨ユニット1は複数の入れ子状のパイプ及び枝管Phの方向を向いているガイドで保持されたエアモータで回転する研磨ワイヤを備え、その研磨ワイヤの先端には研磨工具が取付けられ、固定・回転用ユニット2は竪管Pvの内面への固定手段と前記研磨ユニット1を回転させるためのモータとを備え、更に前記研磨工具の竪管Pvに対する軸線方向及び円周方向位置を確認するTVカメラ300と昇降手段(図示しない、例えば牽引ワイヤ)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、マンションなどの建物の排水竪管と各階で接続されている枝管(横引き枝管)の内面の錆或いは汚れを清掃除去する枝管用管内面研磨装置に関する。
パイプの内部を先端に清掃手段を取り付けた可撓製のワイヤを回転させて清掃する技術は知られている。かかる技術によれば、湾曲したパイプでも清掃が可能である。
しかしながら、竪管から分岐した管(枝管、或いは横引き管という)の場合は、分岐した管の向きが竪管の向きと異なるため、清掃用具をその分岐した管(横引き管)に挿入することが出来ない。そこで、例えば、マンションなどの建物の排水枝管(横引き管)の清掃に際して、各階の部屋内に入り、台所、洗面所、トイレなどの器具から作業を行うことを余儀なくされているのが現状である。
また、マンション等の排水竪管が経年劣化したり、管内が付着物で流路面積を減少させ、排水の流れを阻害してしまう場合がある。そうした場合には、一旦管内を清掃した後、管内壁面を研磨して、壁面を新にライニングする場合があるが、上述した問題点の解消にはならない。
その他の従来技術として、発電所等の大口径水路間の内壁の付着物を自動的に除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、係る技術でも、上述の問題点を解消するものではない。
実開平4−99281号公報
本発明は、上述した従来技術に鑑みて提案されたものであり、例えば、マンション等の建物の排水枝管(横引き管)の清掃に際して、各階の部屋内に入り、台所、洗面所、トイレなどの器具から作業を行うことなく、また、床、壁を撤去して枝管を露出させてその枝管を切断して開口部を設け、その開口部から作業を行うこともなく、排水竪管内から枝管内の清掃、錆取りを容易にする装置の提供を目的としている。
本発明の枝管用管内面研磨装置は、建物の排水縦管Pvに接続されている枝管Phの内面を排水竪管Pvの内部から清掃して錆や汚れなどを除去するための管内面研磨装置Aにおいて、ユニバーサルジョイント3,4で連結された研磨ユニット1と固定・回転ユニット2とよりなり、研磨ユニット1は複数の入れ子状のパイプ14,15,16及び枝管Phの方向を向いているガイド18で保持されたエアモータ11で回転する研磨ワイヤ100を備え、その研磨ワイヤ100の先端には研磨工具150が取付けられ、固定・回転用ユニット2は竪管Pvの内面への固定手段20と前記研磨ユニット1を回転させるためのモータ25とを備え、更に前記研磨工具150の竪管Pvに対する軸線方向及び円周方向位置を確認するTVカメラ300と昇降手段(図示しない、例えば牽引ワイヤ)とを備えている(請求項1)。
前記ガイド18の先端と竪管Pvの中心軸とでなす角度αは、研磨しようとする枝管Phが竪管Pvの中心軸とでなす角度βと同じである(請求項2)。
本発明の管内面研磨装置によれば、昇降手段(図示しない牽引ワイヤ等)によって研磨ユニット1のエアモータ11部を上昇させれば、複数の入れ子状のパイプ14,15,16は縮み、その結果研磨ワイヤ100の先端は、枝管Phの方向に伸張することが出来、施工箇所に容易に達する。
したがって、例えば、マンションなどの建物の排水枝管(横引き管)の清掃に際して、各階の部屋内に入り、台所、洗面所、トイレなどの器具から作業を行うことなく、また、床、壁を撤去して枝管を露出させてその枝管を切断して開口部を設け、その開口部から作業を行うこともなく、排水竪管内から枝管内の清掃、錆取りを容易に行うことが出来る。
TVカメラ300を備えているため、研磨工具150の竪管Pvに対する軸線方向及び円周方向位置を用意に確認することが出来、作業の効率化、確実性が向上する。
前記固定・回転ユニット2の固定手段20は、内部に流体(例えば圧縮空気)を充填することにより、膨張する膨張部材(第1のエアバッグ22)を有し、その膨張部材(第1のエアバッグ22)に流体(例えば圧縮空気)を充填し膨張させた際に膨張部材(第1のエアバッグ22)の外周部が竪管(Pv)内面を押圧し、押圧により生じる摩擦抵抗によって竪管Pv内の当該研磨装置全体の移動を拘束されるため、作業中は装置A全体が確実に竪管Pv内に保持され、安全に作業が進められる。
また、固定手段20の膨張部材(第1のエアバッグ22)には高圧エアを供給して膨張させればよく、取り扱い及びメンテナンスは極めて簡単である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、竪管Pv内に挿入された管内面研磨装置(符号Aとして示す)全体の構成を示した部分断面図である。
また、図2及び図3は、図1が長大な装置全体を一つの図面に示したために、細部の構成、構造が判別し難くなったので、解かりやすくするために、図1を2分割して示した図である。
図1〜図3において、管内面研磨装置Aは、研磨ユニット1と、固定・回転ユニット2と、研磨ユニット1と固定・回転ユニット2とを屈曲且つ回転が自在に接続し両端のジョイント部3,3と接続リンク4とから成るユニバーサルジョイント34、とによって構成されている。
図1〜図3において、符号Pvは竪管を、符号Phは枝管(横引き管)を示す。
前記研磨ユニット1のやや上方には、TVカメラ300がケーブル310によって吊り下げられている。
前記研磨ユニット1は、図4に詳細構成を示すように、高圧エアによって駆動するエアモータ11と、図示の例では3段の入れ子状パイプ14,15,16よりなる伸縮部5と、研磨ワイヤ100とを有している。
前記エアモータ11の本体11aの回転軸11b側の端部が円筒状のエアモータ支持部材12の一方の開口部12aに嵌入されて支持されている。尚、そのエアモータ支持部材12の長手方向中央には中央孔12dが開けられた隔壁部12bが形成されてエアモータ本体11aの端面を隔壁部12bに当接させることによってエアモータ12の長手方向の取付け位置を決定している。
エアモータ支持部材12の他方の開口部は内周側に雌ねじ12cが形成され、図示の例では前記伸縮部5を形成する入れ子状パイプ14を保持する保持部材13の一方の端部に形成された雄螺子13bに螺合するように構成されている。
保持部材13の構造を更に詳述すると、保持部材13は、全体として外径側が段付の円筒状部材であり、前記雄ねじ13b形成部の図示の上方に隣接する最大径部13aと図示の最大径部13aの図示の上方に隣接する中径部13cと中径部13cの上方に隣接する小径部13dとを有している。そして、その小径部13dの外周に下端の入れ子状パイプ14の一方の開放端部14aが嵌入されていて、入れ子状パイプ14,15,16によって形成された伸縮部5の一方を保持している。なお、この入れ子状パイプの数は任意に選択することができる。
入れ子状パイプ14,15,16によって形成された伸縮部5を更に詳述すると、図示の例では前記下端のパイプ14の他端(上端)側は、テーパ状に縮径しており、その縮径した開口部14bには、中間のパイプ15が挿入されている。
中間のパイプ15の下端は、テーパ状に拡径15aしており、下端のパイプ14が下方に移動する場合は、中間のパイプ15の下端のテーパ状拡径部15aは前記下端のパイプ14の縮径した開口部14bで系止され、下端のパイプ14が中間のパイプ15から脱落することを防止している。
中間のパイプ15の上端は、テーパ状に縮径しており、その縮径した開口部15bには、上端のパイプ16が挿入されている。
上端のパイプ16の下端は、テーパ状に拡径16aしており、中間のパイプ15が下方に移動する場合は、上端のパイプ16の下端のテーパ状拡径部16aは前記中間のパイプ15の縮径した開口部15bで系止され、中間のパイプ15が上端のパイプ16から脱落することを防止している。
上端のパイプ16の上端16bは、後述するパイプホルダ17の下端の円筒部17aに嵌入されている。
前記エアモータ11の下端部にはL字状のブラケット180が固定用ナットNによって取付けられている。
即ち、入れ子状パイプ14、15、16によって構成される伸縮部5は、パイプホルダ17と保持部材13とによって端部が保持されており、その保持部材13はモータ支持部材12を介してエアモータ11と接続されているので、例えば前記L字状のブラケット180を図示しない第1の昇降手段である例えば牽引ワイヤ等で上方に引き上げることにより入れ子状パイプ14、15、16による伸縮部5は全体が縮まるように構成されている。反対に、牽引ワイヤを緩めれば、エアモータ11の自重によってエアモータ11は下方に下がる。
前記パイプホルダ17は、図示の上端に前記ユニバーサルジョイントのジョイント部3の取付け軸31(図3参照)の図示しない雄螺子を螺合する雌ねじ17bが形成されている。
パイプホルダ17の上下方向中央部は、図5に詳細断面を示すように、一方(図4及び図5の右方)が開放されたU字状の溝17cが形成され、その溝17cに、前記研磨ワイヤ100を内部に貫通させその研磨ワイヤ100の先端部の向きを、枝管Phの中心軸の向きに合わせるように変換するガイドパイプ18を保持するように形成されている。
また、溝17cにガイドパイプ18を埋め込んだ上で、溝17cの開放側にはガイドパイプ押さえ板19が図示の例では座金192を介して4本のビス194でパイプホルダ17に固定され、ガイドパイプ18を確実にパイプホルダ17に保持するように構成されている。
尚、図5において符号7hは後述のエアホース54を支持するためのホースガイドである。
ここで、枝管Phの竪管Pvへの接合部における枝管Phの中心軸の竪管Pvの中心軸に対する向きは、図示の例では上方45度を向いており、従ってガイドパイプ18の先端部18bは垂直部18aに対して45度に曲げられている。
即ち、図1及び図3において、ガイドパイプ18の先端と竪管Pvの中心軸とでなす角度αは、研磨しようとする枝管Phが竪管Pvの中心軸とでなす角度βと同じになるように形成されている。
パイプホルダ17は、ガイドパイプ18の先端部18bを逃げるため、段付の切欠き部17eが形成されている。
ガイドパイプ18の先端部18bの曲げ部直下には段付部18cが形成され、その段付部の18cの段付端面がパイプホルダ17の前記切欠き部17eの下端の水平端面17dに当接させることによって、ガイドパイプ18の位置決めを行うように形成されている。
パイプホルダ17の前記溝17cの開放側とは反対側の垂直面17fには、上下両端部がチューブ押さえ板172を介してビス174によって閉塞された第2のエアバッグ170(第1のエアバッグについては後述する)が取付けてある。
その第2のエアバッグ170は、図示しない吸気系によって高圧エアが供給されると、図10に示すように、第2のエアバッグ170は膨張し、第2のエアバッグの表面170aが竪管Pvの内壁Pviに当接し、前記パイプホルダ17を水平方向(矢印Zの方向)に移動することによって、例えば、研磨工具150をより枝管Phに近づけて、作業をやり易く出来るように構成されている。
前記エアモータ11の下端面には、吸気金具11cが突設してあり、その吸気金具11cの外周には図示しない雄螺子が形成され、前記ブラケット180の図示しない取り付け孔に吸気金具11cを挿通させ、吸気金具11cに形成した前記雄螺子に前記固定用ナットNを螺合させることで、ブラケット180をエアモータ11に取付けるように構成されている。
前記吸気金具に11cは、第1の吸気コネクタ51が図示しないねじ機構によって取付けられ、更に第1のコネクタ51は、吸気の流れ方向を逆向きにするU字の流路を有するアダプタ52の一方の取付け螺子部に取付けられる。
アダプタ52の他方の取付け螺子部にはエアホース54の端部金具53が取付けられている。そして、そのエアホース54の図示しない他端は、上方に設置した図示しない高圧エア供給源に接続されている。
前記研磨用ワイヤ100の下端側は、前記円筒状の保持部材13の空洞部13eにおいて、接続金具110によってエアモータ11の回転軸11bに接続される。
図示では明確には示していないが、接続金具110にはエアモータ11の回転軸11bを挿入する挿入孔が形成されており、更にその挿入孔に対して直交する方向には雌螺子が接続金具110の外周から挿入孔まで貫通するように形成されており、その雌螺子に図示しないビスを捻じ込み、ビスの先端をエアモータの回転軸の側面に押圧することによって、接続金具110と回転軸11bとの相対回転運動を阻止するように構成されている。
接続金具110には、図示では明確に示していないが、研磨用ワイヤ100を埋め込み一面が開放されたU字状の溝が切られ、研磨用ワイヤ100をその溝に埋め込んだ後、押さえ板120を接続金具110にビス194によって取付けることによって、研磨用ワイヤ100の軸方向の抜けを防止するように構成されている。
そのように接続金具110によってエアモータ11の回転軸11bに接続された研磨用ワイヤ100は、エアモータ11を高速で回転することにより回転が可能となり、先端近傍で向きを45°変えられたワイヤ100の先端部に取付けた研磨用工具150も高速で回転することが出来る。
次に、図6及び図7を参照して、固定・回転ユニット2の詳細構成について説明する。
固定・回転ユニット2は、大別して、管内面研磨装置A全体を竪管Pvの特定位置に固定させる固定部20と、前記研磨ユニット1のガイドパイプ18(図4参照)の先端の竪管Pvの中心軸に対する回転方向の向きを、枝管(横引き管)の竪管の中心軸に対する回転方向の向きに一致させるために、少なくとも、パイプホルダ17を回転させるための電動モータ25と、固定部20と電動モータ25とを接続するための接続部材28とで構成されている。
ここで、電動モータ25は、回転方向の角度制御が正確に行われるステップモータを用いることが好ましい。
前記固定部20は、全長に亙って中央が空洞21aとなった円筒状のハウジング21と、そのハウジング21を包囲するように配置され、上下両端部22a、22bがハウジング21の上下両端近傍の縁部21b、21cに嵌合し、その嵌合部分の外周側を円環状バンド23で締め付けられるように取付けられた円筒状の第1のエアバッグ22で構成されている。
ハウジング21の下端には、フランジ21dが形成されており、前記接続部材28の一端が固定されるように構成されている。
電動モータ25において、符号26及び27は電動モータ25に接続部材28を固定するためのフランジを示す。
尚、接続部材28は複数用いられているが、図示では1本のみを示し、その他は省略して描いている。
ハウジング21は、両端の縁部21b、21cと両端の縁部21b、21cを除く外周部21eとは段差があるため、ハウジング21の外周部21eと前記エアバッグ22の内周面とは空間Eが形成されている。
一方、ハウジング21の上端近傍の1箇所には空洞21a側に厚みの増した肉厚部21fが設けてあり、その肉厚部21fには、図7に詳細を示すようにハウジング中心軸に平行に管用テーパ螺子21gが形成されている。
そして、ハウジング21の外周部21eと第1のエアバッグ22の内周面とで形成された前記空間Eは、管用テーパ螺子21gの下孔21h及びその下孔21hに直交する水平孔21jによって、ハウジング21上端側と連通するように構成されている。
図6に戻り、前記管用テーパ螺子21gには、エアホース200の端部金具210が気密に捻じ込まれてエアホース200が取付けられている。
そのエアホース200の図示しない他端は、上方の図示しない高圧エア供給源に接続され、高圧エアを第1のエアバッグ22に供給(充填)することにより、高圧エアは前記流路を矢印Y1のように第1のエアバッグ22(空間E)内に流入する。
高圧エアが充填されると第1のエアバッグ22の外周は矢印Y2方向に膨張し、やがて竪管Pvの管壁を押圧する。
第1のエアバッグ22の外周が膨張し、竪管Pvの管壁を押圧することによって、固定ユニット20及び固定ユニット20と接続した電動モータ25、更には、ユニバーサルジョイント34(図3参照)によって接続された研磨ユニット1のパイプホルダ17は上下方向の動きを拘束される(固定ユニット20は竪管の特定位置に固定される)。
図8は、第1のエアバッグ22に高圧エアを充填していない時の状態を示した状態図である。第1のエアバッグ22に高圧エアを充填しなければ、第1のエアバッグ22の外周は細くなり、固定ユニット20を竪管Pv内で上下移動するに十分な隙間が生じる。
図3も参照して、前記固定ユニット20のハウジング21の中央の空洞部21aには、先端にTVカメラ300を接続したケーブル310が挿通しており、TVカメラ300を上下させて、前記研磨工具150の竪管Pvに対する軸線方向及び円周方向位置を確認するように構成されている。
固定ユニット20のハウジング21の中央の空洞部21aには、さらに、エアモータに11高圧エアを供給する前記エアホース54(図4参照)及び、エアモータ11に取り付けたブラケット180に接続し、エアモータ11の下端を昇降させるための図示しない昇降用ワイヤを挿通させている。
図9は、竪間Pvと枝管Phとの分岐点より更に枝管Phの先の方向まで研磨工具150を送り込むために、図示しない昇降用ワイヤを上方に手繰り(矢印Y3の動き)、エアモータ11を上昇させ、入れ子状のパイプ14,15,16を互いに押込むことによって伸縮部5を縮めた状態を示している。
上述した構成を有する本実施形態の管内面研磨装置Aによれば、研磨ワイヤ100の先端と竪管Pvの中心軸とでなす角度αが、研磨しようとする枝管Phが竪管Pvの中心軸とでなす角度βと同じであるため、昇降用ワイヤ180によって研磨ユニット1のエアモータ11部を上昇させれば、伸縮部5の複数の入れ子状のパイプ14,15,16は縮み、その結果研磨ワイヤ100の先端は、枝管Phの方向に伸張することが出来、施工箇所に容易に達する。
したがって、例えば、マンションなどの建物の排水枝管(横引き管)の清掃に際して、各階の部屋内に入り、台所、洗面所、トイレなどの器具から作業を行うことなく、また、床、壁を撤去して枝管を露出させてその枝管を切断して開口部を設け、その開口部から作業を行うこともなく、排水竪管内から枝管内の清掃、錆取りを容易に行うことが出来る。
TVカメラ300を備えているため、研磨工具150の竪管Pvに対する軸線方向及び円周方向位置を用意に確認することが出来、作業の効率化、確実性が向上する。
前記固定・回転ユニット2の固定手段20は、内部に圧縮空気を充填することにより、膨張する第1のエアバッグ22を有し、その第1のエアバッグ22に圧縮空気を充填し膨張させた際に、第1のエアバッグ22の外周部が竪管内面Pviを押圧し、押圧により生じる摩擦抵抗によって竪管Pv内の当該研磨装置A全体の移動を拘束されるため、作業中は装置A全体が確実に竪管Pv内に保持され、安全に作業が進められる。
また、固定手段20の第1のエアバッグ22には高圧エアを供給して膨張させればよく、取り扱い及びメンテナンスは極めて簡単である。
本発明の実施形態の管内面研磨装置の全体構成を示す部分断面図。 図1を拡大して2分割した内の下方を示した全体構成図。 図1を拡大して2分割した内の上方を示した全体構成図。 本発明の実施形態における研磨ユニットの詳細構成を説明する詳細構成図。 図4のX‐X断面図。 本発明の実施形態における固定・回転ユニットの詳細構成を説明する詳細構成図。 図6のO部拡大図。 図6に対する高圧エアの非充填時を示した状態図。 本発明の実施形態において、伸縮部を縮め、研磨ワイヤを枝管の先の方まで伸ばした状態を示した状態図。 本発明の実施形態において、第2のエアバッグエアバッグに高圧エアを供給し、パイプホルダを水平方向に移動する様を示した状態図。
符号の説明
1・・・研磨ユニット
2・・・固定・回転ユニット
3・・・ジョイント部
4・・・接続リンク
5・・・伸張部
11・・・エアモータ
12・・・エアモータ支持部材
13・・・保持部材
14・・・下端の入れ子状パイプ
15・・・中間の入れ子状パイプ
16・・・上端の入れ子状パイプ
17・・・パイプホルダ
18・・・ガイドパイプ
20・・・固定部
21・・・ハウジング
22・・・エアバッグ
25・・・電動モータ
28・・・接続部材
34・・・ユニバーサルジョイント
100・・・研磨ワイヤ
200・・・エアホース
300・・・TVカメラ
310・・・ケーブル

Claims (2)

  1. 建物の排水縦管に接続されている枝管の内面を排水竪管の内部から清掃して錆びや汚れなどを除去するための管内面研磨装置において、ユニバーサルジョイントで連結された研磨ユニットと固定・回転ユニットとより成り、研磨ユニットは複数の入れ子状のパイプ及び枝管の方向を向いているガイドで保持されたエアモータで回転する研磨ワイヤを備え、その研磨ワイヤの先端には研磨工具が取付けられ、固定・回転用ユニットは竪管の内面への固定手段と前記研磨ユニットを回転させるためのモータとを備え、更に前記研磨工具の縦管に対する軸線方向及び円周方向位置を確認するTVカメラと昇降手段とを備えることを特徴とする枝管用管内面研磨装置。
  2. 前記ガイドの先端と竪管の中心軸とでなす角度は、研磨しようとする枝管が竪管の中心軸とでなす角度と同じであることを特徴とする請求項1の枝管用管内面研磨装置。
JP2004239066A 2004-08-19 2004-08-19 枝管用管内面研磨装置 Pending JP2006055723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004239066A JP2006055723A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 枝管用管内面研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004239066A JP2006055723A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 枝管用管内面研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006055723A true JP2006055723A (ja) 2006-03-02

Family

ID=36103643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004239066A Pending JP2006055723A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 枝管用管内面研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006055723A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157922B2 (en) * 2007-03-23 2012-04-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and method for processing inside of pipe
CN103352494A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 下水道疏通器
CN103352497A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 具有放大电路的下水道疏通器
CN103352495A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 具有波形发生电路的下水道疏通器
CN104846982A (zh) * 2013-04-25 2015-08-19 中山市雅西环保科技有限公司 一种管道疏通设备
CN104895162A (zh) * 2013-04-25 2015-09-09 中山市雅西环保科技有限公司 一种疏通器
CN108372453A (zh) * 2016-07-16 2018-08-07 张�浩 一种石油化工管道内壁加工处理智能化设备

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157922B2 (en) * 2007-03-23 2012-04-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and method for processing inside of pipe
CN104846982A (zh) * 2013-04-25 2015-08-19 中山市雅西环保科技有限公司 一种管道疏通设备
CN104895162A (zh) * 2013-04-25 2015-09-09 中山市雅西环保科技有限公司 一种疏通器
CN104895162B (zh) * 2013-04-25 2016-06-01 中山市雅西环保科技有限公司 一种疏通器
CN103352494A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 下水道疏通器
CN103352497A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 具有放大电路的下水道疏通器
CN103352495A (zh) * 2013-07-23 2013-10-16 无锡市伟丰印刷机械厂 具有波形发生电路的下水道疏通器
CN108372453A (zh) * 2016-07-16 2018-08-07 张�浩 一种石油化工管道内壁加工处理智能化设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100938701B1 (ko) 건물용 자동세척장치
CN109914545B (zh) 一种家用下水管道爪式快速导向疏通装置
EP1245692A3 (en) Remote spray coating of nuclear cross-under piping
JP2006055723A (ja) 枝管用管内面研磨装置
CN211275772U (zh) 一种城市供水管道的清管清淤装置
CN103316872B (zh) 圆型管道清洗机器人
US4201597A (en) No dig seepage pit cleaner
CN108771937A (zh) 一种土木施工用的降尘装置
EP1112434B1 (en) Device for application of dope on male threads
CN110284582B (zh) 下水道清淤机器人、清淤设备和清淤方法
JP2005040730A (ja) 排水管の清掃洗浄器具
CN218925566U (zh) 一种水利工程用管道清理装置
JP2017012953A (ja) 配管内洗浄研磨治具の支持装置及び配管内洗浄研磨方法
JP3452223B2 (ja) 排水管清掃用具
KR200407232Y1 (ko) 중앙집중 진공청소용 흡입구 설치구조
KR100690167B1 (ko) 공동주택용 이동식 발코니창문 청소장치
CN108955354B (zh) 一种家用暖气片除尘清洗装置
KR101962711B1 (ko) 세정 기능을 구비한 베란다 창호 구조
CN214169312U (zh) 一种软传动式管道疏通装置
JP5235951B2 (ja) 配管切断方法
JP2001342661A (ja) ホース引上げ装置及びホース引上げ装置を用いた排水管洗浄装置、排水管の洗浄方法、並びに汚水飛散防止具
CN213741535U (zh) 一种污水管道内侧清理装置
CN214208230U (zh) 一种吸尘器柔性吸头及其吸尘器
CN112695859A (zh) 一种软轴管道疏通装置及其使用方法
JP4611779B2 (ja) 配管ライニング装置および配管ライニング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091007