JP2006054780A - 半導体装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的な遅延回路を実現することができる汎用ロジックセル、それを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法を提供すること
【解決手段】半導体装置70Aは、複数の汎用ロジックセル60´と、それら複数の汎用ロジックセル60´に接続された電源線11と、それら複数の汎用ロジックセル60´に接続された接地線12と、第1配線81Aと、第2配線82Aとを備える。この時、第1配線81Aは、ある汎用ロジックセル60´の第3のノード3と、第4のノード4と、第5のノード5とを接続する。また、第2配線82Aは、電源線11と、その汎用ロジックセル60´の第1のノード1とを接続する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、汎用ロジックセル、その汎用ロジックセルを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法に関する。
従来、半導体装置を開発する一手法として、セミカスタム手法であるマスタースライス方式が知られている。また、このマスタースライス方式の1つとして、「ストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)」と呼ばれる技術が提案されている。
このストラクチャードASICによれば、例えば、全6層の配線層のうち、下層の3層が「共通配線層」として共通化され、上層の残り3層が「カスタマイズ配線層」として提供される。この下層としての共通配線層には、トランジスタ間の配線やノード、電源線や接地線などが、予め作りこまれている。この共通配線層を含み、チップ上に予め形成される汎用のマクロセルは、「汎用ロジックセル」と呼ばれる。つまり、この汎用ロジックセルは、トランジスタが形成される層だけでなく、共通配線層をも含む。そして、この汎用ロジックセルにおいて、特にトランジスタ間のノードは、上述の共通配線層の最上層に形成される。これにより、その上のカスタマイズ配線層において、これらノード間を適宜接続することが可能となる。
このような構成を有する複数の汎用ロジックセルは、例えばアレイ状にチップ上に配置される。そして、顧客から具体的に要求された回路に応じて、上層としてのカスタマイズ配線層に所望の配線が施される。これにより、開発・製造TATを短縮し、製造コストを削減することが可能となる。ストラクチャードASICにおける重要なポイントは、顧客から要求された回路を実現するために必要な、汎用ロジックセルの柔軟性である。
特許文献1は、このような汎用ロジックセルを用いる技術を開示している。その汎用ロジックセルは、3個のインバータ、2個のトランスファゲート、及び複数のノードを有する2入力マルチプレクサから構成されている。それら複数のノードのうちいくつかを適宜接続することによって、NAND回路、NOR回路、EXOR回路、EXNOR回路が実現されている。
また、ストラクチャードASICの開発において、このような汎用ロジックセルを用いて、「遅延回路」を実現する必要がある。そのような遅延回路は、例えば、フリップフロップ等の順序回路に対するセットアップ条件やホールド条件を満たすために用いられる。特に、クロック分配配線におけるクロックスキューが大きければ大きいほど、長い遅延時間が必要とされる。そのため、汎用ロジックセルとカスタマイズ配線層を用いて、十分な遅延時間が得られる遅延回路を実現することが望まれている。ここで、コストの観点から、その遅延回路の実現に用いられる汎用ロジックセルの数は、少ない程好ましい。つまり、より少ない数の汎用ロジックセルを用いてより大きな遅延時間が得られる遅延回路、すなわち“効率的な”遅延回路を実現することが望まれている。
尚、特許文献2は、従来の一般的な半導体装置における、2入力のマルチプレクサ(出力選択回路)の構成を開示している。この回路は、相補形MOS構成の第1、第2のインバータ及び第1、第2のトランスミッションゲートよりなる第1、第2のトライステート回路の出力をワイヤードオア接続した相補形MOS回路である。ここで、第1、第2のインバータ夫々のPチャンネルMOSトランジスタ及びNチャンネルMOSトランジスタ夫々のドレインは、第1、第2のトライステート回路内の第1、第2のトランスミッションゲート夫々の同一チャンネルのMOSトランジスタのソース又はドレインに接続されている。第1、第2のインバータのPチャンネルMOSトランジスタ及びNチャンネルMOSトランジスタ夫々のドレイン間は開放されている。また、第1、第2のトランスミッションゲート夫々は、正相の制御信号線及びそれより遅延した逆相の制御信号線に共通に接続されている。
特開2002−198801号公報 特許第2545461号公報
本発明の目的は、効率的な遅延回路を実現することができる汎用ロジックセル、それを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、開発コストを低減することができる汎用ロジックセル、それを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る汎用ロジックセル(60´)は、インバータ(51)と、第1のPチャネルトランジスタ(21)と、第2のPチャネルトランジスタ(22)と、第1のNチャネルトランジスタ(31)と、第2のNチャネルトランジスタ(32)と、第1のトランスファゲート(41)と、第2のトランスファゲート(42)と、第3のトランスファゲート(43)と、第4のトランスファゲート(44)とを備える。
インバータ(51)の入力は、第1のノード(1)に接続される。第1のPチャネルトランジスタ(21)のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、第2のノード(2)、電源線(11)、及び第4のノード(4)に接続される。第1のNチャネルトランジスタ(31)のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、第2のノード(2)、接地線(12)、及び第5のノード(5)に接続される。第2のPチャネルトランジスタ(22)のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、第3のノード(3)、電源線(11)、及び第6のノード(6)に接続される。第2のNチャネルトランジスタ(32)のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、第3のノード(3)、接地線(12)、及び第7のノード(7)に接続される。第1のトランスファゲート(41)は、ゲートが第1のノード(1)に接続されたPチャネルトランジスタからなり、その入力は第4のノード(4)に接続され、その出力は出力端子(9)に接続される。第2のトランスファゲート(42)は、ゲートがインバータ(51)の出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり、その入力は第5のノード(5)に接続され、その出力は出力端子(9)に接続される。第3のトランスファゲート(43)は、ゲートがインバータ(51)の出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり、その入力は第6のノード(6)に接続され、その出力は出力端子(9)に接続される。第4のトランスファゲート(44)は、ゲートが第1のノード(1)に接続されたNチャネルトランジスタからなり、その入力は第7のノード(7)に接続され、その出力は出力端子(9)に接続される。
本発明に係る半導体装置(70A、70C)は、複数の上記汎用ロジックセル(60´)と、それら複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された電源線(11)と、それら複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された接地線(12)と、第1配線(81A、81C)と、第2配線(82A、82C)とを備える。この時、第1配線(81A、81C)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第1汎用ロジックセル(60a)の第3のノード(3)と、第4のノード(4)と、第5のノード(5)とを接続する。また、第2配線(82A、82C)は、電源線(11)と、第1汎用ロジックセル(60a)の第1のノード(1)とを接続する。
この半導体装置(70A、70C)によれば、第1のトランスファゲート(41)と第2のトランスファゲート(42)がオフになる。そして、汎用ロジックセル(60´)と第1配線(81A、81C)と第2配線(82A、82C)により、「遅延回路」が実現される。ここで、第3のトランスファゲート(43)のPチャネルトランジスタのソース(又はドレイン)と、第4のトランスファゲート(44)のNチャネルトランジスタのソース(又はドレイン)は接続されていない。よって、より大きな抵抗値が得られ、より大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。従って、汎用ロジックセル(60´)の消費が抑えられ、開発コストが削減される。更に、用いられる汎用ロジックセル(60´)の数が少なくなるため、この遅延回路による消費電力が低減される。すなわち、汎用ロジックセル(60´)を用いて、より効率的な遅延回路を実現することが可能となる。
この半導体装置(70C)は、第3配線(83C)と、第4配線(84C)と、セル間配線(85C)とを更に備えてもよい。この時、第3配線(83C)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第2汎用ロジックセル(60b)の第3のノード(3)と、第4のノード(4)と、第5のノード(5)とを接続する。また、第4配線(84C)は、電源線(11)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第1のノード(1)とを接続する。更に、セル間配線(85C)は、第1汎用ロジックセル(60a)の出力端子(9)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第2のノード(2)とを接続する。これにより、複数の汎用ロジックセル(60a〜60d)が直列に接続され、より大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。
また、本発明に係る半導体装置(70B、70D)は、複数の上記汎用ロジックセル(60´)と、それら複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された電源線(11)と、それら複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された接地線(12)と、第1配線(81B、81D)と、第2配線(82B、82D)とを備える。この時、第1配線(81B、81D)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第1汎用ロジックセル(60a)の第2のノード(2)と、第6のノード(6)と、第7のノード(7)とを接続する。また、第2配線(82B、82D)は、接地線(12)と、第1汎用ロジックセル(60a)の第1のノード(1)とを接続する。
この半導体装置(70B、70D)によれば、第3のトランスファゲート(43)と第4のトランスファゲート(44)がオフになる。そして、汎用ロジックセル(60´)と第1配線(81B、81D)と第2配線(82B、82D)により、「遅延回路」が実現される。ここで、第1のトランスファゲート(41)のPチャネルトランジスタのソース(又はドレイン)と、第2のトランスファゲート(42)のNチャネルトランジスタのソース(又はドレイン)は接続されていない。よって、より大きな抵抗値が得られ、より大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。従って、汎用ロジックセル(60´)の消費が抑えられ、開発コストが削減される。更に、用いられる汎用ロジックセル(60´)の数が少なくなるため、この遅延回路による消費電力が低減される。すなわち、汎用ロジックセル(60´)を用いて、より効率的な遅延回路を実現することが可能となる。
この半導体装置(70D)は、第3配線(83D)と、第4配線(84D)と、セル間配線(85D)とを更に備えてもよい。この時、第3配線(83D)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第2汎用ロジックセル(60b)の第2のノード(2)と、第6のノード(6)と、第7のノード(7)とを接続する。また、第4配線(84D)は、接地線(12)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第1のノード(1)とを接続する。更に、セル間配線(85D)は、第1汎用ロジックセル(60a)の出力端子(9)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第3のノード(3)とを接続する。これにより、複数の汎用ロジックセル(60a〜60d)が直列に接続され、より大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。
また、本発明に係る半導体装置(70A、70B、70C、70D)は、複数の上記汎用ロジックセル(60´)と、それら複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された電源線(11)と、複数の汎用ロジックセル(60´)に接続された接地線(12)とを備える。ここで、第4のノード(4)、第5のノード(5)、第6のノード(6)、及び第7のノード(7)を構成する配線の一部または全部は、汎用ロジックセル(60´)を構成する共通配線層(96)の最上層に形成される。この半導体装置(70A、70B、70C、70D)は、その最上層の上に形成されたビアを更に備えていてもよい。
このように、本発明に係る汎用ロジックセル(60´)は、トランジスタ間の配線、ノードやビアが形成される共通配線層(96)を有している。そして、電源線(11)や接地線(12)と共に、複数の汎用ロジックセル(60´)が例えばアレイ状に配置され、下地が形成される。ここで、上述の通り、ノード(4、5、6、7)を構成する配線の一部または全部は、共通配線層(96)の最上層に形成される。よって、その共通配線層(96)の上のカスタマイズ層において、ノード間を自由に接続することが可能となる。例えば、この共通配線層(96)は、全6層の配線層のうち下方の3層から構成され、カスタマイズ層は、残りの上方の3層から構成される。カスタマイズ配線層に適宜配線を施すことによって、所望のLSI、すなわちストラクチャードASICを短期間に開発することが可能となる。
この半導体装置(70A、70B、70C、70D)は、第1配線(81A、81B、81C、81D)と、第2配線(82A、82B、82C、82D)とを更に備える。第1配線(81A、81C)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第1汎用ロジックセル(60a)の第3のノード(3)と、第4のノード(4)と、第5のノード(5)とを接続し、第2配線(82A、82C)は、電源線(11)と、第1汎用ロジックセル(60a)の第1のノード(1)とを接続する。あるいは、第1配線(81B、81D)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第1汎用ロジックセル(60a)の第2のノード(2)と、第6のノード(6)と、第7のノード(7)とを接続し、第2配線(82B、82D)は、接地線(12)と、第1汎用ロジックセル(60a)の第1のノード(1)とを接続する。これにより、汎用ロジックセル(60´)を用いて、より効率的な遅延回路を実現することが可能となる。
また、この半導体装置(70C、70D)は、第3配線(83C、83D)と、第4配線(84C、84D)と、セル間配線(85C、85D)とを更に備える。第3配線(83C)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第2汎用ロジックセル(60b)の第3のノード(3)と、第4のノード(4)と、第5のノード(5)とを接続し、第4配線(84C)は、電源線(11)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第1のノード(1)とを接続する。この時、セル間配線(85C)は、第1汎用ロジックセル(60a)の出力端子(9)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第2のノード(2)とを接続する。あるいは、第3配線(83D)は、複数の汎用ロジックセル(60´)のうち第2汎用ロジックセル(60b)の第2のノード(2)と、第6のノード(6)と、第7のノード(7)とを接続し、第4配線(84D)は、接地線(12)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第1のノード(1)とを接続する。この時、セル間配線(85D)は、第1汎用ロジックセル(60a)の出力端子(9)と、第2汎用ロジックセル(60b)の第3のノード(3)とを接続する。これにより、複数の汎用ロジックセル(60a〜60d)が直列に接続され、より大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。
本発明に係る半導体装置(70A、70B、70C、70D)の製造方法は、まず、(A)上記汎用ロジックセル(60´)を提供するステップを備える。ここで、第1〜第7のノード(1〜7)を構成する配線の一部または全部は、汎用ロジックセル(60´)を構成する配線層(96)の最上層に形成されている。更に、この半導体装置(70A、70C)の製造方法は、(B)その最上層の上において、第3のノード(3)と、第4のノード(4)と、第5のノード(5)とを接続するステップと、(C)その最上層の上において、電源線(11)と第1のノード(1)とを接続するステップとを備える。あるいは、この半導体装置(70B、70D)の製造方法は、(B)その最上層の上において、第2のノード(2)と、第6のノード(6)と、第7のノード(7)とを接続するステップと、(C)その最上層の上において、接地線(12)と第1のノード(1)とを接続するステップとを備える。
本発明に係る汎用ロジックセル、それを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法によれば、効率的な遅延回路を実現することが可能となる。
本発明に係る汎用ロジックセル、それを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法によれば、開発コストが低減される。
本発明に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置によれば、消費電力が低減される。
本発明の実施の形態によれば、半導体装置の製造には「汎用ロジックセル」が用いられる。そのような半導体装置としては、「ストラクチャードASIC」が例示される。以下、添付図面を参照して、本発明による汎用ロジックセル、その汎用ロジックセルを用いた半導体装置、及びその半導体装置の製造方法を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る汎用ロジックセル60の構成を示す回路図である。この汎用ロジックセル60は、初段に第1のインバータ55及び第2のインバータ56、次段に第1のトランスファゲート45及び第2のトランスファゲート46を備えている。第1のトランスファゲート45及び第2のトランスファゲート46は、インバータ51に接続されている。つまり、この汎用ロジックセル60は、2入力・出力反転タイプのマルチプレクサ(MUX)を構成している。
インバータ51は、電源線11に接続されたPチャネルトランジスタと、接地線12に接続されたNチャネルトランジスタとを有する一般的なインバータである。ここで、電源線11及び接地線12は、それぞれ電源電位VDD及びグランド電位GNDを印加するための配線である。このインバータ51の入力及び出力は、それぞれノード1及びノード8に接続されている。
第1のインバータ55も、電源線11に接続されたPチャネルトランジスタと、接地線12に接続されたNチャネルトランジスタとを有する一般的なインバータである。この第1のインバータ55の入力及び出力は、それぞれノード2及びノード4に接続されている。また、第2のインバータ56も、電源線11に接続されたPチャネルトランジスタと、接地線12に接続されたNチャネルトランジスタとを有する一般的なインバータである。この第2のインバータ56の入力及び出力は、それぞれノード3及びノード6に接続されている。
第1のトランスファゲート45は、ゲートがノード1に接続されたPチャネルトランジスタと、ゲートがノード8に接続されたNチャネルトランジスタを有している。この第1のトランスファゲート45の入力及び出力は、それぞれノード4及び出力端子9に接続されている。また、第2のトランスファゲート46は、ゲートがノード8に接続されたPチャネルトランジスタと、ゲートがノード1に接続されたNチャネルトランジスタを有している。この第2のトランスファゲート46の入力及び出力は、それぞれノード6及び出力端子9に接続されている。
このような汎用ロジックセル60は、電源線11や接地線12と共に、チップ上に作り込まれる。一般的な半導体装置において、ノード1〜8は、例えば、拡散層に形成される。しかしながら、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60において、ノード1〜8や出力端子9を構成する配線(あるいはその一部)は、「共通配線層」の最上層に形成される。この共通配線層は、例えば、全6層の配線層のうち下方の3層(下層)から構成される。残りの3層(上層)である「カスタマイズ配線層」には、ノード間を接続する配線(ユーザ配線)が施される。カスタマイズ配線層に適宜ユーザ配線を施すことによって、所望のLSI、すなわちストラクチャードASICを短期間に開発することが可能となる。
図2は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60を用いた半導体装置70の構成の一例を示す回路図である。図2に示された半導体装置70は、図1に示された汎用ロジックセル60に加えて、更に第1配線81及び第2配線82を備えている。具体的には、第1配線81は、ノード4とノード3とを接続しており、第2配線82は、ノード1と電源線11とを接続している。これら第1配線81及び第2配線82は、共通配線層の上のカスタマイズ配線層に形成されている。
ノード1が電源線11に接続され、ノード1に電源電位VDDが印加されることにより、第1のトランスファゲート45はOFFになる。これにより、入力端子としてのノード2から、第1のインバータ55、ノード4、ノード3、第2のインバータ56、ノード6、第2のトランスファゲート46、出力端子9につながる「遅延回路」が構成される。つまり、図1に示された汎用ロジックセル60と第1配線81及び第2配線82により、遅延回路が実現される。実際には、複数の汎用ロジックセル60が用意され、それぞれに適宜配線が施される。これにより、この遅延回路を含む所望のLSI(ストラクチャードASIC)が開発される。
図3は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60を用いた半導体装置70の構成の他の例を示す回路図である。図3に示された半導体装置70は、図1に示された汎用ロジックセル60に加えて、更に第1配線81及び第2配線82を備えている。具体的には、第1配線81は、ノード6とノード2とを接続しており、第2配線82は、ノード1と接地線12とを接続している。これら第1配線81及び第2配線82は、共通配線層の上のカスタマイズ配線層に形成されている。
ノード1が接地線12に接続され、ノード1にグランド電位GNDが印加されることにより、第2のトランスファゲート46はOFFになる。これにより、入力端子としてのノード3から、第2のインバータ56、ノード6、ノード2、第1のインバータ55、ノード4、第1のトランスファゲート45、出力端子9につながる「遅延回路」が構成される。つまり、図1に示された汎用ロジックセル60と第1配線81及び第2配線82により、遅延回路が実現される。実際には、複数の汎用ロジックセル60が用意され、それぞれに適宜配線が施される。これにより、この遅延回路を含む所望のLSI(ストラクチャードASIC)が開発される。
以下、図2、図3に示された遅延回路よりも、更に“効率的な”遅延回路を実現するための実施の形態を説明する。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る汎用ロジックセル60´の構成を示す回路図である。この汎用ロジックセル60´は、Pチャネルトランジスタ21、22、Nチャネルトランジスタ31、32、トランスファゲート41〜44、及びインバータ51を備えている。
インバータ51は、電源線11に接続されたPチャネルトランジスタと、接地線12に接続されたNチャネルトランジスタとを有する一般的なインバータである。ここで、電源線11及び接地線12は、それぞれ電源電位VDD及びグランド電位GNDを印加するための配線である。このインバータ51の入力及び出力は、それぞれノード1及びノード8に接続されている。
Pチャネルトランジスタ21のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、ノード2、電源線11、及びノード4のそれぞれに接続されている。また、Nチャネルトランジスタ31のゲート、ソース及びドレインのそれぞれは、ノード2、接地線12、及びノード5のそれぞれに接続されている。このように、Pチャネルトランジスタ21のドレインと、Nチャネルトランジスタ31のドレインは未接続である。
また、Pチャネルトランジスタ22のゲート、ソース、及びドレインのそれぞれは、ノード3、電源線11、及びノード6のそれぞれに接続されている。また、Nチャネルトランジスタ32のゲート、ソース及びドレインのそれぞれは、ノード3、接地線12、及びノード7のそれぞれに接続されている。このように、Pチャネルトランジスタ22のドレインと、Nチャネルトランジスタ32のドレインは未接続である。
トランスファゲート41は、Pチャネルトランジスタから構成されている。そのPチャネルトランジスタのゲートは、ノード1に接続されている。そのPチャネルトランジスタのソース/ドレインの一方は、ノード4に接続され、その他方は、出力端子9に接続されている。つまり、このトランスファゲート41の入力及び出力は、それぞれノード4及び出力端子9に接続されている。
また、トランスファゲート42は、Nチャネルトランジスタから構成されている。そのNチャネルトランジスタのゲートは、ノード8に、すなわちインバータ51を介してノード1に接続されている。そのNチャネルトランジスタのソース/ドレインの一方は、ノード5に接続され、その他方は、出力端子9に接続されている。つまり、このトランスファゲート42の入力及び出力は、それぞれノード5及び出力端子9に接続されている。
また、トランスファゲート43は、Pチャネルトランジスタから構成されている。そのPチャネルトランジスタのゲートは、ノード8に、すなわちインバータ51を介してノード1に接続されている。そのPチャネルトランジスタのソース/ドレインの一方は、ノード6に接続され、その他方は、出力端子9に接続されている。つまり、このトランスファゲート43の入力及び出力は、それぞれノード6及び出力端子9に接続されている。
また、トランスファゲート44は、Nチャネルトランジスタから構成されている。そのNチャネルトランジスタのゲートは、ノード1に接続されている。そのNチャネルトランジスタのソース/ドレインの一方は、ノード7に接続され、その他方は、出力端子9に接続されている。つまり、このトランスファゲート44の入力及び出力は、それぞれノード7及び出力端子9に接続されている。
このように、ノード2は、Pチャネルトランジスタ21、ノード4、及びトランスファゲート41を介して、出力端子9に接続されている。同時に、ノード2は、Nチャネルトランジスタ31、ノード5、及びトランスファゲート42を介して、出力端子9に接続されている。また、ノード3は、Pチャネルトランジスタ22、ノード6、及びトランスファゲート43を介して、出力端子9に接続されている。同時に、ノード3は、Nチャネルトランジスタ32、ノード7、及びトランスファゲート44を介して、出力端子9に接続されている。つまり、通常状態において、この汎用ロジックセル60´は、2入力・出力反転タイプのマルチプレクサ(MUX)を構成している。
図5Aは、図4に示された汎用ロジックセル60´の構造の一例を示す平面図である。また、図5Bは、図5Aにおける線X−X’に沿った断面図である。図5A及び図5Bに示されるように、例えばP型シリコンからなる基板95中にN型拡散層92が形成され、その基板95中に形成されたNウェル98中にP型拡散層91が形成されている。
ノード1は、ゲートコンタクト94を介して、インバータ51を構成するゲートポリシリコン101、103に接続され、また、ゲートコンタクト94を介して、トランスファゲート41を構成するゲートポリシリコン102、及びトランスファゲート44を構成するゲートポリシリコン104に接続されている。トランスファゲート41のソース/ドレインの一方(P型拡散層91)は、コンタクト93を介して出力端子9に接続され、その他方は、コンタクト407を介して、ノード4を構成する配線408に接続されている。また、トランスファゲート44のソース/ドレインの一方(N型拡散層92)は、コンタクト93を介して出力端子9に接続され、その他方は、コンタクト707を介して、ノード7を構成する配線708に接続されている。
ノード2は、ゲートコンタクト94を介して、Pチャネルトランジスタ21を構成するゲートポリシリコン201、及びNチャネルトランジスタ31を構成するゲートポリシリコン202に接続されている。Pチャネルトランジスタ21のソース(P型拡散層91)は、コンタクト93を介して電源線11に接続され、そのドレイン(P型拡散層91)は、コンタクト407を介して、ノード4を構成する配線408に接続されている。また、Nチャネルトランジスタ31のソース(N型拡散層92)は、コンタクト93を介して、接地線12に接続され、そのドレイン(N型拡散層92)は、コンタクト507を介して、ノード5を構成する配線508に接続されている。
ノード3は、ゲートコンタクト94を介して、Pチャネルトランジスタ22を構成するゲートポリシリコン301、及びNチャネルトランジスタ32を構成するゲートポリシリコン302に接続されている。Pチャネルトランジスタ22のソース(P型拡散層91)は、コンタクト93を介して電源線11に接続され、そのドレイン(P型拡散層91)は、コンタクト607を介して、ノード6を構成する配線608に接続されている。また、Nチャネルトランジスタ32のソース(N型拡散層92)は、コンタクト93を介して、接地線12に接続され、そのドレイン(N型拡散層92)は、コンタクト707を介して、ノード7を構成する配線708に接続されている。
ノード8は、コンタクト93を介して、インバータ51を構成する拡散層91、92に接続され、また、ゲートコンタクト94を介して、トランスファゲート43を構成するゲートポリシリコン801、及びトランスファゲート42を構成するゲートポリシリコン802に接続されている。トランスファゲート43のソース/ドレインの一方(P型拡散層91)は、コンタクト93を介して出力端子9に接続され、その他方は、コンタクト607を介して、ノード6を構成する配線608に接続されている。また、トランスファゲート42のソース/ドレインの一方(N型拡散層92)は、コンタクト93を介して出力端子9に接続され、その他方は、コンタクト507を介して、ノード5を構成する配線508に接続されている。
図5Bにおいて、配線608は、コンタクト607を介してP型拡散層91に接続されており、これらP型拡散層91、コンタクト607、及び配線608により、ノード6が構成されている。また、配線708は、コンタクト707を介してN型拡散層92に接続されており、これらN型拡散層92、コンタクト707、及び配線708により、ノード7が構成されている。配線やコンタクトの周囲には、絶縁膜97が形成されている。他のノード(1〜8)についても同様である。このようにして、汎用ロジックセル60´は、電源線11や接地線12と共にチップ上に作りこまれ、下地99が形成される。
一般的な半導体装置において、ノード1〜8は、例えば、拡散層に形成される。しかしながら、図5Bに示されるように、本実施の形態において、それらノード1〜8を構成する配線の全部又は一部が、下地99中の共通配線層96の最上層に形成されている。また、出力端子9、電源線11、接地線12も、共通配線層96の最上層に形成されている。これにより、共通配線層96の上でノード間を自由に接続することが可能となる。この共通配線層96は、例えば、全6層の配線層のうち下方の3層(下層)から構成される。残りの3層(上層)であるカスタマイズ配線層には、ノード間を接続する配線(ユーザ配線)が施される。カスタマイズ配線層に適宜ユーザ配線を施すことによって、所望のLSI、すなわちストラクチャードASICを短期間に開発することが可能となる。
更に、図6Aは、図4に示された汎用ロジックセル60´の構造の他の例を示す平面図である。また、図6Bは、図6Aにおける線X−X’に沿った断面図である。図6A及び図6Bにおいて、図5A及び図5Bに示された構造と同様の構造には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。
図6Aにおいて、ノード1〜7のそれぞれに接続されるビア109〜709が形成されている。また、出力端子9に接続されるビア909が形成されている。更に、電源線11及び接地線12のそれぞれに接続されるビア119、129が形成されている。図6Bに示されるように、これら複数のビア(109〜709、909、119、129)は共通配線層96の最上層の上に形成されている。開発者は、カスタマイズ配線層において、これら露出した複数のビア間に、所望の回路に応じた配線(ユーザ配線)を施すことによって、ストラクチャードASICを開発することができる。
ストラクチャードASICの開発に際し、以上のように説明された汎用ロジックセル60´は複数用いられる。その複数の汎用ロジックセル60´の各々は、上述の構成と同様の構成を有する。図7は、本実施の形態における複数の汎用ロジックセル60´の配置を示す概略図である。図7に示されるように、複数の汎用ロジックセル60´は、例えば、アレイ状に配置される。電源線11や接地線12(図示されない)は、これら複数の汎用ロジックセル60´に共通に接続されている。これら複数の汎用ロジックセル60´のノード(1〜8)や出力端子(9)を、カスタマイズ配線層において適宜接続することによって、遅延回路やフリップフロップ回路などが形成され、ストラクチャードASIC(半導体装置)が構成される。以下、そのような半導体装置の構成・製造方法が示される。特に、その半導体装置内の「遅延回路」に対応する部分が示される。
図8は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70Aの構成を示す回路図である。図8に示された半導体装置70Aは、図4に示された汎用ロジックセル60´に加えて、更に第1配線81A及び第2配線82Aを備えている。これら第1配線81Aと第2配線82Aは、上述のカスタマイズ配線層において、露出したノードや電源線11に接続している。具体的には、第1配線81Aは、ノード4とノード5とノード3とを接続しており、第2配線82Aは、ノード1と電源線11とを接続している。つまり、この半導体装置70Aの製造方法は、(A)図4に示された汎用ロジックセル60´を提供するステップと、(B)カスタマイズ配線層において、ノード4とノード5とノード3とを接続する第1配線81Aを形成するステップと、(C)カスタマイズ配線層において、ノード1と電源線11を接続する第2配線82Aを形成するステップとを備えている。
以上に説明された本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70A、及びその半導体装置70Aの製造方法による効果は、以下の通りである。
すなわち、ノード1が電源線11に接続され、ノード1に電源電位VDDが印加されることにより、トランスファゲート41、42はOFFになる。これにより、入力端子としてのノード2から、Pチャネルトランジスタ21・Nチャネルトランジスタ31、ノード4・ノード5、ノード3、Pチャネルトランジスタ22・Nチャネルトランジスタ32、ノード6・ノード7、トランスファゲート43・トランスファゲート44、出力端子9につながる「遅延回路」が構成される。つまり、図4に示された汎用ロジックセル60´と第1配線81A及び第2配線82Aにより、遅延回路が実現される。
ここで、トランスファゲート43のソース(又はドレイン)とトランスファゲート44のソース(又はドレイン)は接続されていないため、本実施の形態に係るトランスファゲート43・トランスファゲート44による抵抗は、図2に示された第2のトランスファゲート46による抵抗よりも実質的に大きくなる。つまり、図2に示された遅延回路より、更に大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。1つの汎用ロジックセル60´を用いてより大きな遅延時間を有する遅延回路が作成されることは、図7に示された複数の汎用ロジックセル60´のうち、遅延回路の作成に割り当てられる汎用ロジックセル60´の数が少なくなることを意味する。つまり、汎用ロジックセル60´の消費が抑えられ、開発コストが削減される。更に、用いられる汎用ロジックセル60´の数が少なくなるため、この遅延回路による消費電力が低減される。このように、本実施の形態によれば、図4〜図7に示された汎用ロジックセル60´を用いて、より効率的な遅延回路を実現することが可能となり、また、そのような遅延回路を有する半導体装置70Aを開発することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態において、上述の第2の実施の形態と同様に、図4〜図7に示された汎用ロジックセル60´が用いられる。よって、汎用ロジックセル60´に関する説明は省略される。
図9は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70Bの構成を示す回路図である。図9に示された半導体装置70Bは、図4に示された汎用ロジックセル60´に加えて、更に第1配線81B及び第2配線82Bを備えている。これら第1配線81Bと第2配線82Bは、上述のカスタマイズ配線層において、露出したノードや接地線12に接続している。具体的には、第1配線81Bは、ノード6とノード7とノード2とを接続しており、第2配線82Bは、ノード1と接地線12とを接続している。つまり、この半導体装置70Bの製造方法は、(A)図4に示された汎用ロジックセル60´を提供するステップと、(B)カスタマイズ配線層において、ノード6とノード7とノード2とを接続する第1配線81Bを形成するステップと、(C)カスタマイズ配線層において、ノード1と接地線12を接続する第2配線82Bを形成するステップとを備えている。
以上に説明された本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70B、及びその半導体装置70Bの製造方法による効果は、以下の通りである。
すなわち、ノード1が接地線12に接続され、ノード1にグランド電位GNDが印加されることにより、トランスファゲート43、44はOFFになる。これにより、入力端子としてのノード3から、Pチャネルトランジスタ22・Nチャネルトランジスタ32、ノード6・ノード7、ノード2、Pチャネルトランジスタ21・Nチャネルトランジスタ31、ノード4・ノード5、トランスファゲート41・トランスファゲート42、出力端子9につながる「遅延回路」が構成される。つまり、図4に示された汎用ロジックセル60´と第1配線81B及び第2配線82Bにより、遅延回路が実現される。
ここで、トランスファゲート41のソース(又はドレイン)とトランスファゲート42のソース(又はドレイン)は接続されていないため、本実施の形態に係るトランスファゲート41・トランスファゲート42による抵抗は、図3に示された第1のトランスファゲート45による抵抗よりも実質的に大きくなる。つまり、図3に示された遅延回路より、更に大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。1つの汎用ロジックセル60´を用いてより大きな遅延時間を有する遅延回路が作成されることは、図7に示された複数の汎用ロジックセル60´のうち、遅延回路の作成に割り当てられる汎用ロジックセル60´の数が少なくなることを意味する。つまり、汎用ロジックセル60´の消費が抑えられ、開発コストが削減される。更に、用いられる汎用ロジックセル60´の数が少なくなるため、この遅延回路による消費電力が低減される。このように、本実施の形態によれば、図4〜図7に示された汎用ロジックセル60´を用いて、より効率的な遅延回路を実現することが可能となり、また、そのような遅延回路を有する半導体装置70Bを開発することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態において、上述の実施の形態と同様に、図4〜図7に示された汎用ロジックセル60´が用いられる。よって、汎用ロジックセル60´に関する説明は省略される。本実施の形態によれば、遅延回路を作成するにあたり、図7に示された複数の汎用ロジックセル60´のうち所定の数の汎用ロジックセル60´が用いられる。
図10は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70Cの構成を示す回路図である。図10に示されるように、この半導体装置70Cにおいて、複数の汎用ロジックセル60´(60a〜60d)が、遅延回路の作成に用いられている。各汎用ロジックセル60´におけるノード1〜7と出力端子9の配置は、図中の拡大図に示されている。各汎用ロジックセル60´に対して、上述の第2の実施の形態と同様に配線が施され、遅延回路が形成される。そして、それら複数の汎用ロジックセル60a〜60dが直列に接続されることにより、更に大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。
例えば、図10に示されるように、複数の汎用ロジックセル60´のうち第1汎用ロジックセル60aのノード3とノード4とノード5が、第1配線81Cによって接続される。また、その第1汎用ロジックセル60aのノード1と電源線11が第2配線82Cによって接続される。同様に、複数の汎用ロジックセル60´のうち第2汎用ロジックセル60bのノード3とノード4とノード5が、第3配線83Cによって接続される。また、その第2汎用ロジックセル60bのノード1と電源線11が第4配線84Cによって接続される。この時、第1汎用ロジックセル60aの出力端子9は、セル間配線85Cによって、第2汎用ロジックセル60bのノード2に接続される。このセル間配線85Cも、カスタマイズ配線層に形成される。他の汎用ロジックセル60´に対しても同様のセル間配線が施されることにより、複数の汎用ロジックセル60a〜60dが直列に接続される。これにより、大きな遅延時間を有する遅延回路が実現される。尚、図10において、第1汎用ロジックセル60aのノード2が、その遅延回路の入力71に用いられ、汎用ロジックセル60dの出力端子9が、その遅延回路の出力72に用いられる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、複数の汎用ロジックセル60a〜60dによって、更に大きな遅延時間を有する遅延回路を実現することが可能となり、また、そのような遅延回路を有する半導体装置70Cを開発することが可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態において、上述の実施の形態と同様に、図4〜図7に示された汎用ロジックセル60´が用いられる。よって、汎用ロジックセル60´に関する説明は省略される。本実施の形態によれば、遅延回路を作成するにあたり、図7に示された複数の汎用ロジックセル60´のうち所定の数の汎用ロジックセル60´が用いられる。
図11は、本実施の形態に係る汎用ロジックセル60´を用いた半導体装置70Dの構成を示す回路図である。図11に示されるように、この半導体装置70Dにおいて、複数の汎用ロジックセル60´(60a〜60d)が、遅延回路の作成に用いられている。各汎用ロジックセル60´におけるノード1〜7と出力端子9の配置は、図中の拡大図に示されている。各汎用ロジックセル60´に対して、上述の第3の実施の形態と同様に配線が施され、遅延回路が形成される。そして、それら複数の汎用ロジックセル60a〜60dが直列に接続されることにより、更に大きな遅延時間を有する遅延回路が作成される。
例えば、図11に示されるように、複数の汎用ロジックセル60´のうち第1汎用ロジックセル60aのノード2とノード6とノード7が、第1配線81Dによって接続される。また、その第1汎用ロジックセル60aのノード1と接地線12が第2配線82Dによって接続される。同様に、複数の汎用ロジックセル60´のうち第2汎用ロジックセル60bのノード2とノード6とノード7が、第3配線83Dによって接続される。また、その第2汎用ロジックセル60bのノード1と接地線12が第4配線84Dによって接続される。この時、第1汎用ロジックセル60aの出力端子9は、セル間配線85Dによって、第2汎用ロジックセル60bのノード3に接続される。このセル間配線85Dも、カスタマイズ配線層に形成される。他の汎用ロジックセル60´に対しても同様のセル間配線が施されることにより、複数の汎用ロジックセル60a〜60dが直列に接続される。これにより、大きな遅延時間を有する遅延回路が実現される。尚、図11において、第1汎用ロジックセル60aのノード3が、その遅延回路の入力71に用いられ、汎用ロジックセル60dの出力端子9が、その遅延回路の出力72に用いられる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、複数の汎用ロジックセル60a〜60dによって、更に大きな遅延時間を有する遅延回路を実現することが可能となり、また、そのような遅延回路を有する半導体装置70Dを開発することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る汎用ロジックセルの構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る汎用ロジックセルの構成を示す回路図である。 図5Aは、本発明の第2の実施の形態に係る汎用ロジックセルの構造の一例を示す平面図である。 図5Bは、図5Aにおける線X−X’に沿った断面図である。 図6Aは、本発明の第2の実施の形態に係る汎用ロジックセルの構造の他の例を示す平面図である。 図6Bは、図6Aにおける線X−X’に沿った断面図である。 図7は、本発明に係る汎用ロジックセルの配置を示す概略図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。 図9は、本発明の第3の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。 図10は、本発明の第4の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。 図11は、本発明の第5の実施の形態に係る汎用ロジックセルを用いた半導体装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
1〜8 ノード
9 出力端子
11 電源線
12 接地線
21、22 Pチャネルトランジスタ
31、32 Nチャネルトランジスタ
41〜44 トランスファゲート
45、46 トランスファゲート
51 インバータ
55、56 インバータ
60、60´ 汎用ロジックセル
70、70A、70B、70C、70D 半導体装置
71 入力
72 出力
81、81A、81B、81C、81D 第1配線
82、82A、82B、81C、81D 第2配線
83C、83D 第3配線
84C、84D 第4配線
85C、85D セル間配線
91 P型拡散層
92 N型拡散層
93 コンタクト
94 ゲートコンタクト
95 基板
96 共通配線層
97 絶縁膜
98 Nウェル
99 下地
101〜104 ゲートポリシリコン
109 ビア
119、129 ビア
201、202 ゲートポリシリコン
209、309 ビア
301、302 ゲートポリシリコン
407、507、607、707 コンタクト
408、508、608、708 配線
409、509、609、709 ビア
801、802 ゲートポリシリコン
909 ビア

Claims (13)

  1. 複数の汎用ロジックセルと、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された電源線と、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された接地線と、
    第1配線と、
    第2配線と
    を具備し、
    前記複数の汎用ロジックセルの各々は、
    第1のノードに入力が接続されたインバータと、
    ゲートが第2のノードにソースが前記電源線にドレインが第4のノードに接続された第1のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第2のノードにソースが前記接地線にドレインが第5のノードに接続された第1のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第4のノードに出力が出力端子に接続された第1のトランスファゲートと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第5のノードに出力が前記出力端子に接続された第2のトランスファゲートと、
    ゲートが第3のノードにソースが前記電源線にドレインが第6のノードに接続された第2のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第3のノードにソースが前記接地線にドレインが第7のノードに接続された第2のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第6のノードに出力が前記出力端子に接続された第3のトランスファゲートと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第7のノードに出力が前記出力端子に接続された第4のトランスファゲートと
    を有し、
    前記第1配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第1汎用ロジックセルの前記第3のノードと、前記第4のノードと、前記第5のノードとを接続し、
    前記第2配線は、前記電源線と、前記第1汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    第3配線と、
    第4配線と、
    セル間配線と
    を更に具備し、
    前記第3配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第2汎用ロジックセルの前記第3のノードと、前記第4のノードと、前記第5のノードとを接続し、
    前記第4配線は、前記電源線と、前記第2汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続し、
    前記セル間配線は、前記第1汎用ロジックセルの前記出力端子と、前記第2汎用ロジックセルの前記第2のノードとを接続する
    半導体装置。
  3. 複数の汎用ロジックセルと、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された電源線と、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された接地線と、
    第1配線と、
    第2配線と
    を具備し、
    前記複数の汎用ロジックセルの各々は、
    第1のノードに入力が接続されたインバータと、
    ゲートが第2のノードにソースが前記電源線にドレインが第4のノードに接続された第1のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第2のノードにソースが前記接地線にドレインが第5のノードに接続された第1のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第4のノードに出力が出力端子に接続された第1のトランスファゲートと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第5のノードに出力が前記出力端子に接続された第2のトランスファゲートと、
    ゲートが第3のノードにソースが前記電源線にドレインが第6のノードに接続された第2のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第3のノードにソースが前記接地線にドレインが第7のノードに接続された第2のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第6のノードに出力が前記出力端子に接続された第3のトランスファゲートと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第7のノードに出力が前記出力端子に接続された第4のトランスファゲートと
    を有し、
    前記第1配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第1汎用ロジックセルの前記第2のノードと、前記第6のノードと、前記第7のノードとを接続し、
    前記第2配線は、前記接地線と、前記第1汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続する
    半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置であって、
    第3配線と、
    第4配線と、
    セル間配線と
    を更に具備し、
    前記第3配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第2汎用ロジックセルの前記第2のノードと、前記第6のノードと、前記第7のノードとを接続し、
    前記第4配線は、前記接地線と、前記第2汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続し、
    前記セル間配線は、前記第1汎用ロジックセルの前記出力端子と、前記第2汎用ロジックセルの前記第3のノードとを接続する
    半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記複数の汎用ロジックセルは、アレイ状に配置された
    半導体装置。
  6. 複数の汎用ロジックセルと、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された電源線と、
    前記複数の汎用ロジックセルに接続された接地線と
    を具備し、
    前記複数の汎用ロジックセルの各々は、
    第1のノードに入力が接続されたインバータと、
    ゲートが第2のノードにソースが前記電源線にドレインが第4のノードに接続された第1のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第2のノードにソースが前記接地線にドレインが第5のノードに接続された第1のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第4のノードに出力が出力端子に接続された第1のトランスファゲートと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第5のノードに出力が前記出力端子に接続された第2のトランスファゲートと、
    ゲートが第3のノードにソースが前記電源線にドレインが第6のノードに接続された第2のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第3のノードにソースが前記接地線にドレインが第7のノードに接続された第2のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第6のノードに出力が前記出力端子に接続された第3のトランスファゲートと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第7のノードに出力が前記出力端子に接続された第4のトランスファゲートと
    を有し、
    前記第4のノード、前記第5のノード、前記第6のノード、及び前記第7のノードを構成する配線の一部または全部は、前記各々の汎用ロジックセルを構成する配線層の最上層に形成された
    半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置であって、
    前記最上層の上に形成されたビアを更に具備する
    半導体装置。
  8. 請求項6又は7に記載の半導体装置であって、
    第1配線と、
    第2配線と
    を更に具備し、
    前記第1配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第1汎用ロジックセルの前記第3のノードと、前記第4のノードと、前記第5のノードとを接続し、
    前記第2配線は、前記電源線と、前記第1汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続する
    半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置であって、
    第3配線と、
    第4配線と、
    セル間配線と
    を更に具備し、
    前記第3配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第2汎用ロジックセルの前記第3のノードと、前記第4のノードと、前記第5のノードとを接続し、
    前記第4配線は、前記電源線と、前記第2汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続し、
    前記セル間配線は、前記第1汎用ロジックセルの前記出力端子と、前記第2汎用ロジックセルの前記第2のノードとを接続する
    半導体装置。
  10. 請求項6又は7に記載の半導体装置であって、
    第1配線と、
    第2配線と
    を更に具備し、
    前記第1配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第1汎用ロジックセルの前記第2のノードと、前記第6のノードと、前記第7のノードとを接続し、
    前記第2配線は、前記接地線と、前記第1汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続する
    半導体装置。
  11. 請求項10に記載の半導体装置であって、
    第3配線と、
    第4配線と、
    セル間配線と
    を更に具備し、
    前記第3配線は、前記複数の汎用ロジックセルのうち第2汎用ロジックセルの前記第2のノードと、前記第6のノードと、前記第7のノードとを接続し、
    前記第4配線は、前記接地線と、前記第2汎用ロジックセルの前記第1のノードとを接続し、
    前記セル間配線は、前記第1汎用ロジックセルの前記出力端子と、前記第2汎用ロジックセルの前記第3のノードとを接続する
    半導体装置。
  12. (A)汎用ロジックセルを提供するステップと、
    ここで、前記汎用ロジックセルは、
    第1のノードに入力が接続されたインバータと、
    ゲートが第2のノードにソースが電源線にドレインが第4のノードに接続された第1のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第2のノードにソースが接地線にドレインが第5のノードに接続された第1のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第4のノードに出力が出力端子に接続された第1のトランスファゲートと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第5のノードに出力が前記出力端子に接続された第2のトランスファゲートと、
    ゲートが第3のノードにソースが前記電源線にドレインが第6のノードに接続された第2のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第3のノードにソースが前記接地線にドレインが第7のノードに接続された第2のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第6のノードに出力が前記出力端子に接続された第3のトランスファゲートと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第7のノードに出力が前記出力端子に接続された第4のトランスファゲートと
    を有し、
    前記第1〜第7のノードを構成する配線の一部または全部は、前記汎用ロジックセルを構成する配線層の最上層に形成され、
    (B)前記最上層の上において、前記第3のノードと、前記第4のノードと、前記第5のノードとを接続するステップと、
    (C)前記最上層の上において、前記電源線と前記第1のノードとを接続するステップと
    を具備する
    半導体装置の製造方法。
  13. (A)汎用ロジックセルを提供するステップと、
    ここで、前記汎用ロジックセルは、
    第1のノードに入力が接続されたインバータと、
    ゲートが第2のノードにソースが電源線にドレインが第4のノードに接続された第1のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第2のノードにソースが接地線にドレインが第5のノードに接続された第1のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第4のノードに出力が出力端子に接続された第1のトランスファゲートと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第5のノードに出力が前記出力端子に接続された第2のトランスファゲートと、
    ゲートが第3のノードにソースが前記電源線にドレインが第6のノードに接続された第2のPチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記第3のノードにソースが前記接地線にドレインが第7のノードに接続された第2のNチャネルトランジスタと、
    ゲートが前記インバータの出力に接続されたPチャネルトランジスタからなり入力が前記第6のノードに出力が前記出力端子に接続された第3のトランスファゲートと、
    ゲートが前記第1のノードに接続されたNチャネルトランジスタからなり入力が前記第7のノードに出力が前記出力端子に接続された第4のトランスファゲートと
    を有し、
    前記第1〜第7のノードを構成する配線の一部または全部は、前記汎用ロジックセルを構成する配線層の最上層に形成され、
    (B)前記最上層の上において、前記第2のノードと、前記第6のノードと、前記第7のノードとを接続するステップと、
    (C)前記最上層の上において、前記接地線と前記第1のノードとを接続するステップと
    を具備する
    半導体装置の製造方法。
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