JP2006053964A - データ記録再生方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】HDDおよびDVD等の複数の記録媒体を備えるデータ記録再生装置において、一方の記録媒体から他方の記録媒体へ簡単且つ効率的にデータのコピーを可能にするデータ記録再生方法および装置を提供する。
【解決手段】入力データの圧縮処理を行う圧縮処理部101、その出力に基づき複数の記録媒体であるHDD107、DVD108に記録する記録処理部102、HDD107又はDVD108から記録データを再生して出力する再生処理部103、入力データにユーザが決定する優先度情報を入力する優先度入力部105、再生処理部103から優先度情報を読み出す優先度制御部106およびDVD108又はHDD107から再生したデータを優先度制御部106の制御下で再圧縮処理して記録処理部102を介してHDD107又はDVD108へコピーする再圧縮処理部104を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はデータ記録再生方法および装置に関し、特にハードディスク(HDD)やデジタルビデオディスク又はデジタル多用途ディスク(DVD) 等にマルチメディアデータを記録および再生する方法および装置に関する。
近年のデジタル技術の進歩により、従来使用されてきた磁気テープ等による記録再生装置に代わり、HDDを記録媒体とする記録再生装置(即ち、HDDレコーダ)が注目を集めている。近年、HDDは、大容量且つ高速化が進み、斯かるHDDの使用により、長時間の映像(又は画像データ)が記録再生可能になっている。また、記録可能なDVDを使用する記録再生装置(又はDVDレコーダ)も、HDDレコーダ同様に、テープ記録媒体に代わる新しい記録再生装置として注目を集めている。
更に、HDDレコーダの機能およびDVDレコーダの機能を兼備する記録再生装置(ハイブリッドレコーダ)も普及し始めている。これらの記録再生装置では、映像をMPEG−2等の符号化方式により符号化して記録する。斯かるハイブリッドレコーダにおいては、日常行われる映像の記録は、HDD上で行い、バックアップのため又は他の再生装置での再生のためにDVDへコピーするという使用形態が一般的である。
しかし、上述したハイブリッドレコーダにおいては、HDDの記録容量は一般にDVDの記録容量よりも遥かに大きい。このため、複数のデータをDVDにコピーする場合には、1枚のDVDには記録できない場合がある。また、大容量のHDDに記録する際には、残容量に余裕があるため高いビットレートで記録することが多い。そのため、HDDに記録したデータは、データサイズが大きくなる傾向があり、1枚のDVDに収まらない場合が多い。
上述の如き場合には、HDDのデータを再圧縮してデータのサイズを小さくし、1枚のDVDに記録する必要がある。再圧縮してデータのサイズを小さくする場合には、ユーザにとって大切なデータも、大切でないデータも均一の圧縮率で再圧縮されてしまう。ユーザが記録したデータには、そのユーザにとり重要性の順位(優先度)があり、その順位に応じた圧縮率で再圧縮を行うことが望ましい。また、上述の如き記録再生装置をネットワークに接続して、データの編集をPC(パーソナルコンピュータ)等の他の装置で行う使用方法も普及してきている。このような場面にも、優先度を利用した編集が可能であるのが好ましい。
優先度を考慮して高画質で保存したいコンテンツと低画質としてもよいコンテンツとを区別してデータの再圧縮を可能にした情報記録再生装置および情報記録再生方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、使用者にとって最も不要な番組から順に消去可能にするデジタル放送記録再生装置も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。更に、所定の記録容量を有する記録媒体に、その標準記録時間を越えて複数の信号を記録再生する信号記録方法および装置等が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2003-235009号公報(第5−6頁、第1図) 特開2001−101797号公報(第4頁、第1図) 特開平10−234000号公報(第5−6頁、第1図)
上述の如き従来技術を使用すると、優先度に関するデータが記録した映像データとは独立して存在している。また、その優先度は、HDDのみを搭載した装置の内部でのみ使用されることを想定している。従って、複数の記録再生装置をネットワークで接続して、そのネットワーク上に接続した他の装置上で優先度を利用した映像編集を行いたい場合には、斯かる従来技術では、優先度を取り扱うことができないという問題がある。また、複数の装置においてDVDに記録した複数のデータを集めて、1枚のDVDに再度編集するような場合に、従来技術では優先度を扱うことができないという問題がある。
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、複数の記録再生装置を接続してネットワーク上の複数のデータを編集する場合や、複数の記録再生装置で記録したデータを集めて編集する場合においても、優先度を利用した編集を可能にするデータ記録再生方法および装置を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するため本発明のデータ記録再生方法および装置は次のような特徴的な構成を採用している。
(1)それぞれ記録容量等の異なる複数の記録媒体を備え、該記録媒体に記録された映像等の入力データを再生出力すると共に必要に応じて一方の記録媒体から他方の記録媒体へ所定のデータ圧縮率で再圧縮してコピーするデータ記録再生方法において、
前記一方の記録媒体から前記他方の記録媒体へのデータの再圧縮コピー時に、前記入力データの優先度情報を入力することと、該入力データの前記優先度情報を取り出すことと、該取り出された優先度情報に基づき前記再圧縮率を計算して前記データを前記他方の記録媒体へコピーするデータ記憶再生方法。
(2)前記優先度情報は、ヘッダ情報部に書き込まれる上記(1)のデータ記録再生方法。
(3)前記優先度情報は、例えば1〜5等の複数段階とし、コピーするデータのサイズおよび前記記録媒体の記憶容量に応じて前記各段階の優先度に対するデータ再圧縮率を計算して前記他方の記録媒体にコピー上記(1)又は(2)のデータ記録再生方法。
(4)前記複数の記録媒体は、比較的記録容量の大きいハードディスク(HDD)および比較的記録容量の小さいデジタル多用途ディスク(DVD)である上記(1)、(2)又は(3)のデータ記録再生方法。
(5)それぞれ記録容量等が異なる複数の記録媒体を含み、該複数の記録媒体に記録処理部によりデータを記録すると共に前記記録媒体に記録されたデータを再生処理部で再生して出力するデータ記録再生装置において、
前記記録処理部の前段に映像等の入力データをユーザが決定する優先度情報と共に圧縮処理する圧縮処理部を備えるデータ記録再生装置。
(6)前記優先度情報は、優先度入力部から前記入力データのヘッダ情報部分に書き込まれる上記(5)のデータ記録再生装置。
(7)前記再生処理部の出力データを再圧縮処理して前記記録処理部へ出力する再圧縮処理部および前記再生処理部から前記優先度情報を取り出し、前記再圧縮処理部の再圧縮処理を制御する優先度制御部を備える上記(5)又は(6)のデータ記録再生装置。
(8)前記優先度情報は、複数段階の優先度を有し、該優先度に応じて前記優先度制御部が前記再圧縮処理部による前記再生データの適切な再圧縮率を決定する上記(5)、(6)又は(7)のデータ記録再生装置。
(9)前記優先度制御装置は、既に記録したデータの優先度を変更可能である上記(7)又は(8)のデータ記録再生装置。
(10)前記優先度制御装置は、記録済みデータを優先度順にソートし、前記記録媒体から削除可能なデータをユーザに通知する上記(7)又は(8)のデータ記録再生装置。
(11)前記データ記録再生装置は、ネットワークに接続して他の装置との間でデータ転送すると共に前記他の装置上においても優先度を利用した記録データの処理を行う上記(5)乃至(10)の何れかのデータ記録再生装置。
本発明のデータ記録再生方法および装置によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。先ず、ネットワークに接続した複数の記録再生装置においてもデータ優先度を利用したデータ編集が可能である。その理由は、記録したデータにはユーザが設定した優先度に関する情報が含まれており、ネットワーク上の他の装置上においても、優先度情報が利用可能であるからである。
次に、複数の装置で記録したデータを集めてデータ編集を行う場合においても、データ優先度を利用したデータ編集が可能である。その理由は、記録したデータにはユーザが設定した優先度に関する情報が含まれており、データ編集の際に、データの中からその優先度を取り出せるからである。
更に、複数のデータを1枚のDVDへコピーする場合に必要となる再圧縮処理において、ユーザが設定した優先度に応じて圧縮率を変えることが可能である。その理由は、記録したデータにはユーザが設定した優先度に関する情報が含まれており、再圧縮の際に、その優先度に応じた圧縮率が設定可能であるからである。
以下、本発明によるデータ記録再生方法および装置の好適実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は、本発明によるデータ記録再生装置の第1実施例の構成を示す機能ブロック図である。本発明による第1実施例のデータ記録再生装置100は、圧縮処理部101、記録処理部102、再生処理部103、再圧縮処理部104、優先度入力部105、優先度制御部106およびデータ蓄積(又は記録)手段であるHDD(第1記録媒体)107、DVD(第2記録媒体)108により構成される。ここで、HDD107は、DVD108に比較して十分大きい記録容量を有する。
先ず、このデータ記録再生装置100を構成する各部の主要機能を説明する。圧縮処理部101は、入力データ、即ち入力される映像等のデータを圧縮する。入力データは、他のデータ記録再生装置に記録されたデータの再生データ、PC(パーソナルコンピュータ)等から出力されるデータ、デジタルカメラ等により撮影された映像(又は画像)データ等(以下、マルチメディアデータともいう)である。記録処理部102は、圧縮処理部101により圧縮されたデータを記録する。再生処理部103は、記録処理部102によりHDD107又はDVD108などに記録したデータを再生してモニタ等のユーザインタフェース(図示せず)に出力する。再圧縮処理部104は、状況に応じて再圧縮を行う。優先度入力部105は、優先度の入力を行う。優先度制御部106は、優先度から再圧縮時の圧縮率を求める。HDD107およびDVD108は、それぞれデータを蓄積する。
次に、図1に示す本発明の好適実施例によるデータ記録再生装置100の全体動作を詳細に説明する。
入力データである映像等のマルチメディアデータは、圧縮処理部101にて圧縮処理され且つ符号化される。符号化されたデータは、記録処理部102にて記録され、ユーザの選択に応じてHDD107又はDVD108に記録される。圧縮処理部101で圧縮処理が行われる際に、ユーザは、そのデータの優先度、即ちユーザにとりそのデータの重要度を入力する。
優先度情報は、優先度入力部105によりユーザからの入力を受け取り、符号化されたデータストリーム内部に格納される。例えば、HDDレコーダでは、MPEG−2(Moving Picture Experts Group 2)方式で記録するのが一般的である。この特定実施例では、図2に示す如くMPEG−2のヘッダ内の「ユーザデータ」と呼ばれる領域に優先度を記録する。
記録したデータを再生する場合には、HDD107又はDVD108に記録されているデータを、再生処理部103が読み出し復号を行い、モニタやスピーカ等の出力装置に出力する。また、HDD107上の複数データをDVD108にコピーする際に、データ容量がDVD1枚の容量を超えてしまう場合には、DVD1枚のサイズに収まるように、再圧縮処理部104にてデータの再圧縮を行い、データサイズを小さくする。このとき、先ず、再生処理部103は、各データのヘッダ部分のみを復号し、各データの優先度を取り出す。この取り出された優先度は、優先度制御部106に送られ、各データの圧縮率が計算される。そして、データは、この圧縮率により再圧縮処理部104にて再圧縮される。この再圧縮されたデータは、記録処理部102によりDVD108に記録される。
優先度は、例えば1から5までの整数値を持ち、優先度が5のときは、最重要データであるので、再圧縮を禁止する。一方、優先度が1のときは、重要度の低いデータであるので、高い圧縮率で再圧縮してもよいこと示すものとする。また、優先度が2〜4の場合には、数字の大きさに反比例して圧縮率の高さを高くするものとする。即ち、優先度2のデータは、優先度3のデータよりも高い圧縮率で再圧縮され、優先度3のデータは、優先度4のデータよりも高い圧縮率で再圧縮される。
この優先度は、データの記録時にユーザにより入力されるが、記録後にユーザにより優先度を変更可能にすることにより、後に変化するであろうデータの重要度に対応させることができる。また、優先度の段階は、必ずしも1〜5の5段階である必要はなく、6段階以上でも5段階未満でもよいこと勿論である。また、優先度が最高の場合に、再圧縮を必ずしも禁止しなくてもよく、再圧縮率を最小にするのみでもよい。
図3は、図1に示すデータ記録再生装置100におけるデータ(又は映像)の優先度の設定の具体例を示す。この具体例では、シーン1〜シーン5の5つのシーンを記録する場合を示す。ここで、帯で図示するシーン1〜5の長さは、各シーンのデータ量を示す。また、シーン1、シーン2、シーン3、シーン4およびシーン5の優先度として、ユーザはそれぞれ優先度5、優先度1、優先度5、優先度2および優先度4を入力(指定)している。
上述の如く、本発明のデータ記録再生装置によると、記録されたデータ中にユーザにとってのそのデータの重要性を示す「優先度」情報が含まれているため、この優先度を保存するメモリを別個に用意することなく、再圧縮処理部104で優先度を使用した再圧縮が可能となる。これにより、優先度に応じた圧縮率で再圧縮が可能になり、ユーザにとり重要度の高いデータは、例えば再圧縮を行うことなく、高画質のままDVD108にコピー可能である。
次に、図1に示す本発明によるデータ記録再生装置100によるデータ記録再生の幾つかの具体例を説明する。先ず、第1具体例として、HDD107に記録された1つ以上のデータをDVD108にコピーする際に、データサイズがDVD108の容量より大きい場合に必要となる再圧縮について説明する。この場合には、以下の手順により「優先度」を反映させた再圧縮を行う。先ず、HDD107に複数のシーンが予め記録されているものとする。そこで、コピーするデータを再生処理部103によりHDD107から読み出してデータを再生させ、モニタ(図示せず)等に表示させる。この再生は、倍速や早送り等の特殊再生又は通常の再生により行う。ユーザは、表示された映像を観ながら、シーン毎に優先度を入力する。
優先度入力部105により、再生中の映像のシーンに応じた優先度がユーザにより入力され、MPEG−2データの該当シーンのヘッダ部分に優先度が記録される。この優先度入力操作により、例えば図3を参照して上述した如く、1つのデータに対して、シーン毎に複数の優先度を持たせることが可能になる。
DVD108にコピーする際に再圧縮が必要となる場合には、先ず再生処理部103が各データのヘッダ部分のみを復号し、データの各シーンにおける優先度を取り出す。この取り出された優先度は、優先度制御部106に送られ、シーン毎の圧縮率が計算される。データは、この計算された圧縮率により再圧縮処理部104にて再圧縮される。ユーザにとり重要性の低いシーンのみが高い圧縮率で再圧縮され、ユーザにとり重要性の高い(即ち、大切な)シーンは高画質のままコピーされる。このように、記録されたデータ中にユーザの判断に基づくデータの重要性を示す優先度がシーン毎に含まれているので、再圧縮の際にユーザにとり重要度の高いシーンと重要度の低いシーンとで圧縮率を変えることが可能となる。
次に、第2具体例を説明する。PC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置を使用して、データ記録再生装置で録画したデータを編集する場合には、このデータ記録再生装置100のHDD107上又はDVD108上にあるMPEG−2データをPCへコピーし、編集を行う。このとき、データ記録再生装置100では、記録されているMPEG−2データは、そのストリーム内部にユーザが設定した優先度が格納されているので、PC上でも優先度の値を扱うことが可能となり、優先度を反映した編集が可能となる。
次に、第3具体例を説明する。複数のデータ記録再生装置により複数枚のDVDに記録したデータを集めて1枚のDVDにコピーする際に再圧縮が必要となる場合には、DVD108上にあるMPEG−2データをHDD107へコピーし、編集を行う。このとき、データ記録再生装置100では、記録されているMPEG−2データは、そのストリーム内部にユーザが設定した優先度が格納されているので、複数枚のDVDからデータを集めてきても優先度の値を扱うことが可能となり、優先度を反映した再圧縮が可能となる。
次に、第4具体例を説明する。HDD107に新たなデータを記録しようとする場合に、HDD107の記憶容量が不足しているときは、ユーザは既に記録されているデータの中から不要なものを削除する必要がある。この場合に、以下の手順で不要なデータを選択し易くする。先ず、通常の記録時に上述の如くユーザの判断に基づく優先度を優先度入力部105から入力し、優先度をMPEG−2データのヘッダ部に書き込む。このような形で記録した複数のデータの中から、不要なものを選択する場合には、先ず再生処理部103が全データのヘッダ部分のみを復号し、各データの優先度を取り出す。
取り出された優先度は、優先度制御部106に送られ、優先度の高い順に記録されたデータをソートする。そして、図4のユーザインタフェース(例えば、モニタ)に示す如く、記録データ名(例えば、データA、データB、・・・)毎にユーザの判断に基づく優先度(例えば、優先度1乃至5)をリスト状に明瞭に表示する。ユーザは、この表示に従って、重要度の低い(例えば、優先度が2以下)データを選択して削除可能にする。
更に、本発明によるデータ記録再生装置100の動作を、図5の説明図を参照して具体的に説明する。図5に示す具体例では、上側に再圧縮前のデータを示し、下側に再圧縮後のデータを図示している。
図5に示す如く、HDD107上には、いずれも8MbpsのMPEG−2データがA〜Eの5つある。これら各データA〜Eのサイズは、1.2GBであると仮定する。従って、これら5つのデータA〜Eの合計サイズは6GBとなる。これらデータA〜Eの各データには記録時に優先度が付けられており、即ち、これら各データA〜E中のユーザデータ領域に1から5のいずれかの優先度が書き込まれている。図5に示す具体例では、データAの優先度は5、データBの優先度は4、データCの優先度は3、データDの優先度は2およびデータEの優先度は1である。
図5に示す5つのデータA〜Eを、記憶容量が4.7GBであるDVD108にコピーする場合に、合計6GBのデータA〜Eは、そのままではDVD108に記録できないので、再圧縮が必要になる。再圧縮時の圧縮率は、各データA〜Eの優先度に応じて次のように決定される。先ず、再生処理部103が5つのデータA〜Eのヘッダ部分を復号し、各データA〜Eの優先度を取得する。
次に、優先度制御部106は、5つのデータA〜Eの優先度から以下のように再圧縮時のビットレートを決定する。初めに、優先度が5のデータAは、再圧縮せずに(圧縮率0で)そのままコピーされる。それ以外のデータB〜Eは、それらのデータの優先度の大きさに反比例して圧縮率を高くする。即ち、各データは、1.2GB−(5−各データの優先度)×aで算出されるサイズとして、DVD108に書き込まれる。ここで、aは各データの優先度に応じて変わる変数である。5つのデータA〜Eの合計サイズが4.7GBになるようにすればよいので、データAは1.2GB、データBは(1.2−a)GB、データCは(1.2−2×a)GBデータDは(1.2−3×a)GBおよびデータEは(1.2−4×a)GBとなる。
上式で表される5つのデータA〜Eの合計サイズが4.7GBになるようなaを求めると、a=0.13となる。そこで、データBは1.07GB、データCは0.94GB、データDは0.81GBおよびデータEは0.68GBとなるように再圧縮処理部104で再圧縮処理され、DVD108に記録される。従って、元の(再圧縮前の)データサイズおよび再圧縮後のデータサイズの比率から、データBは7.13Mbps、データCは6.27Mbps、データDは5.4MbpsおよびデータEは4.53Mbpsでそれぞれ再圧縮されることになる。
上述の如く、本発明によれば、1つの記録媒体に記録されたマルチメディアデータを他の記録媒体にコピーする際に、データの圧縮が必要となる場合において、ユーザが設定し且つデータ中に含まれる優先度に応じた圧縮率で確実且つ効果的にデータ圧縮して記録することが可能である。
以上、本発明によるデータ記録再生方法および装置の好適実施例および具体例を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、事当業者には容易に理解できよう。また、本発明は、ここに例示した用途以外に種々の用途が可能である。
本発明によるデータ記録再生装置の好適実施例構成を示すブ機能ロック図である。 本発明による優先度情報の記録方法を示す説明図である。 本発明における優先度の設定方法を示す説明図である。 本発明におけるユーザインタフェースの表示例を示す図である。 本発明のデータ記録再生装置におけるデータ際圧縮の具体例の説明図である。
符号の説明
100 データ記録再生装置
101 圧縮処理部
102 記録処理部
103 再生処理部
104 再圧縮処理部
105 優先度入力部
106 優先度制御部
107 HDD(記録媒体)
108 DVD(記録媒体)

Claims (11)

  1. それぞれ記録容量等の異なる複数の記録媒体を備え、該記録媒体に記録された映像等の入力データを再生出力すると共に必要に応じて一方の記録媒体から他方の記録媒体へ所定のデータ圧縮率で再圧縮してコピーするデータ記録再生方法において、
    前記一方の記録媒体から前記他方の記録媒体へのデータの再圧縮コピー時に、前記入力データの優先度情報を入力することと、該入力データの前記優先度情報を取り出すことと、該取り出された優先度情報に基づき前記再圧縮率を計算して前記データを前記他方の記録媒体へコピーすることとを特徴とするデータ記憶再生方法。
  2. 前記優先度情報は、ヘッダ情報部に書き込まれることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生方法。
  3. 前記優先度情報は、例えば1〜5等の複数段階とし、コピーするデータのサイズおよび前記記録媒体の記憶容量に応じて前記各段階の優先度に対するデータ再圧縮率を計算して前記他方の記録媒体にコピーすることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ記録再生方法。
  4. 前記複数の記録媒体は、比較的記録容量の大きいハードディスク(HDD)および比較的記録容量の小さいデジタル多用途ディスク(DVD)であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータ記録再生方法。
  5. それぞれ記録容量等が異なる複数の記録媒体を含み、該複数の記録媒体に記録処理部によりデータを記録すると共に前記記録媒体に記録されたデータを再生処理部で再生して出力するデータ記録再生装置において、
    前記記録処理部の前段に映像等の入力データをユーザが決定する優先度情報と共に圧縮処理する圧縮処理部を備えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  6. 前記優先度情報は、優先度入力部から前記入力データのヘッダ情報部分に書き込まれることを特徴とする請求項5に記載のデータ記録再生装置。
  7. 前記再生処理部の出力データを再圧縮処理して前記記録処理部へ出力する再圧縮処理部および前記再生処理部から前記優先度情報を取り出し、前記再圧縮処理部の再圧縮処理を制御する優先度制御部を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のデータ記録再生装置。
  8. 前記優先度情報は、複数段階の優先度を有し、該優先度に応じて前記優先度制御部が前記再圧縮処理部による前記再生データの適切な再圧縮率を決定することを特徴とする請求項5、6又は7に記載のデータ記録再生装置。
  9. 前記優先度制御装置は、既に記録したデータの優先度を変更可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載のデータ記録再生装置。
  10. 前記優先度制御装置は、記録済みデータを優先度順にソートし、前記記録媒体から削除可能なデータをユーザに通知することを特徴とする請求項7又は8に記載のデータ記録再生装置。
  11. 前記データ記録再生装置は、ネットワークに接続して他の装置との間でデータ転送すると共に前記他の装置上においても優先度を利用した記録データの処理を行うことを特徴とする請求項5乃至10の何れかに記載のデータ記録再生装置。
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JP2011119893A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Funai Electric Co Ltd ダビング装置

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