JP2006053289A - スクリーン - Google Patents

スクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP2006053289A
JP2006053289A JP2004234129A JP2004234129A JP2006053289A JP 2006053289 A JP2006053289 A JP 2006053289A JP 2004234129 A JP2004234129 A JP 2004234129A JP 2004234129 A JP2004234129 A JP 2004234129A JP 2006053289 A JP2006053289 A JP 2006053289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
base material
screen
body base
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004234129A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Hashimoto
聡 橋本
Yoshiyuki Furumi
芳幸 古見
Eiji Nakatani
英司 中谷
Hidetsugu Izumida
英嗣 泉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004234129A priority Critical patent/JP2006053289A/ja
Publication of JP2006053289A publication Critical patent/JP2006053289A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

【課題】 非使用時には縦横の両寸法を縮小することができ、使用時には簡易に元の形状に戻すことができる、極めて高い携帯性を有するスクリーンを提供すること。
【解決手段】 スクリーン10を使用する場合、折り畳んだスクリーン10を展開し広げる。展開したスクリーン10は、図1の取付け具20を利用して壁等に掛けることができる。この際、スクリーン10の折畳時に形成された折り目10aが残る可能性がある。このような折り目10aは、画像の歪みとして観察され好ましくないので、スクリーン10の折り目等にドライヤ等で熱を与える。この結果、スクリーン10本体基材11に格子状に埋め込まれた線状体11dが加熱され、元の形状に復帰するので、スクリーン10が折り目10aを含んで全体的に平坦化される。このようなスクリーン10に画像を投影すれば、局所的歪みのない美しい画像が全面に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画や静止画を表示可能とするためのスクリーンであって、特に携帯性を高めたタイプのスクリーンに関する。
スクリーンに直線形状を記憶させた形状記憶合金と渦巻き形状を記憶させた形状記憶合金とを交互に組み込み、通電により、スクリーンをロール状に巻き込んだり、スクリーンを平坦に伸張したりすることができる装置が知られている(特許文献1参照)。
また、所定の形状を記憶した形状記憶合金を矩形のスクリーンの4辺と対角線とに設け、ヒータによって形状記憶合金を加熱することによって、スクリーンの形状を平坦面から曲面に変換するものが存在する(特許文献2参照)。
また、スクリーンとコンバイナと投射光学系とを備える頭部装着用の小型映像表示装置であって、スクリーンが柔軟で変形可能であり、コンバイナと投射光学系を支持する天板との連結部分が折り畳み可能で、非使用時に小型化できるものが存在する(特許文献3参照)。
実開平2−67325号公報 特開平5−297466号公報 特開2001−13447号公報
しかしながら、上記第1の技術において、直線形状と渦巻き形状とを記憶させた形状記憶合金を用いたスクリーンは、ロール状に巻き込むだけであり、スクリーンの横幅が減少することはないので、ロール状に巻き込んだ状態でも十分な携帯性を有するとはいい得ない。
また、上記第2の技術において、形状記憶合金を備えたスクリーンは、平坦面と曲面との間で可逆的に変形するだけであり、スクリーンの全体輪郭がほとんど変化せず、いずれの状態においても十分な携帯性を有しない。
また、上記第3の技術において、柔軟で変形可能なスクリーンは、上辺が天板に支持されるとともに下辺がコンバイナに支持されており、スクリーンの横幅が減少することはないので、スクリーンの小型化にやはり限界がある。
そこで、本発明は、非使用時には縦横の両寸法を縮小することができ、使用時には簡易に元の形状に戻すことができる、極めて高い携帯性を有するスクリーンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1のスクリーンは、(a)可撓性を有し折畳可能であるとともに、展開後に熱及び光の少なくとも一方によって平坦性を高めることが可能なシート状の本体基材と、(b)本体基材の主面の少なくとも一方に設けられて、入射光を所定のランダム性を有する反射特性で反射する反射手段とを備える。
上記スクリーンでは、本体基材が、可撓性を有し折畳可能であるとともに、展開後に熱及び光の少なくとも一方によって平坦性を高めることが可能であるので、携帯時にはスクリーンを折り畳むことができる。また、使用時には、スクリーンを展開するとともに熱や光によって本体基材を平坦化できるので、本体基材に支持された平坦性を有する反射手段に所望の画像を投射することができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第1のスクリーンにおいて、本体基材が、形状保持性を有する2次元組織状の平坦化手段を主面に沿って有し、当該平坦化手段が、本体基材の折畳時に、本体基材とともに折り畳まれ、本体基材の展開時に、本体基材を所定の力で平坦にすることができる。この場合、形状保持性を有する2次元組織状の平坦化手段によって、スクリーン全体に亘って平坦化を達成することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、平坦化手段が、所定の条件で元の形状に戻る形状記憶合金、若しくは、所定以上の圧縮力によって元の形状に復帰可能に畳むことができる超剛性金属で形成されている。この場合、形状記憶合金や超剛性金属の性質を利用して復元可能にスクリーンを折り畳むことができ、折畳や展開の作業性を簡易に高めることができる。
また、本発明に係る第2のスクリーンは、(a)可撓性を有し折畳可能であるシート状の本体基材と、(b)本体基材の主面の少なくとも一方に設けられて、入射光を所定のランダム性を有する反射特性で反射する反射手段と、(c)本体基材の周縁のうち少なくとも対向する一対の縁部分に取り付けられるとともに、本体基材の展開時に、当該本体基材を所定の張力で平坦に支持可能であり、本体基材の折畳時に、当該本体基材とともに折り畳まれる平坦化手段とを備える。
上記スクリーンでは、本体基材の周縁のうち少なくとも対向する一対の縁部分に取り付けられた平坦化手段が、本体基材の展開時には、当該本体基材を所定の張力で平坦に支持可能であり、本体基材に支持された平坦性を有する反射手段に所望の画像を投射することができる。また、本体基材の折畳時には、当該本体基材とともに折り畳まれるので、スクリーンを簡易に小型化して携帯性を高めることができる。
また、本発明の具体的態様では、上記第2のスクリーンにおいて、平坦化手段が、本体基材の展開時に、本体基材を周囲から引っ張ってしわを伸ばす枠状支持体となる。この場合、本体基材を簡易な機構によって比較的均一に平坦化することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、平坦化手段が、枠状支持体として、所定の空気圧によって直線状に延びるエアチューブを少なくとも一部に有する。この場合、エアチューブを利用して伸縮自在のスクリーンを提供することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、平坦化手段が、枠状支持体として、空気圧によって直線形状を維持可能な複数のエアチューブと、形状保持性を有するとともに、本体基材の折畳時に、当該本体基材とともに折り畳まれ、本体基材の展開時に、複数のエアチューブを所定力で互いに離間させて保持することができる伸張部材とを備える。この場合、エアチューブと伸張部材を利用して復元自在にスクリーンを折り畳むことができる。この伸張部材は、超剛性金属その他の金属部材で形成することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、平坦化手段が、形状保持性を有するとともに、本体基材の折畳時に、本体基材とともに折り畳まれ、本体基材の展開時に、当該本体基材を所定の力で周囲から引っ張る金属部材である。この場合、本体基材を簡易な機構によって比較的均一に平坦化することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、金属部材が、所定の条件で元の形状に戻る形状記憶合金、若しくは、所定以上の圧縮力によって元の形状に復帰可能に畳むことができる超剛性金属である。この場合、形状記憶合金や超剛性金属の性質を利用して、折畳や展開の作業性を簡易に高めることができる。
また、本発明の別の具体的態様では、枠状支持体が、本体基材の展開時に、本体基材を支持して自立可能である。この場合、展開後のスクリーンを吊す機構が不要となり、より利便性が高まる。
また、本発明の別の具体的態様では、本体基材が、少なくとも周囲部分が伸縮可能な材料で形成されており、平坦化手段が、本体基材の外周のうち対向する一対の縁部分を含む複数箇所からそれぞれ延びる複数の連結部と、当該複数の連結部の先端側にそれぞれ取り付けられるとともに設置環境に固定された設置物に係止可能な複数の係止手段とを備える。
上記スクリーンでは、当該複数の連結部の先端側にそれぞれ取り付けられたフック状の複数の係止手段が、設置環境に固定された設置物に係止可能であるので、使用時には、係止手段を利用して本体基材を伸張しつつ展開し平坦化できるので、本体基材に支持された平坦性を有する反射手段に所望の画像を投射することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るスクリーンの外観を示す正面図であり、スクリーンの展開状態に対応している。
図からも明らかなように、本実施形態のスクリーン10は、横に長い長方形の輪郭を有するシートである。スクリーン10の上端部には、スクリーン10を壁その他の固定設置物に掛けるため、かかる固定設置物に適宜設けたフックや水平バー(不図示)に係止されるべき取付け具20が適当な間隔で複数形成されている。なお、これらの取付け具20は、長さを調節することができるようになっている。
図2(a)は、図1のスクリーンの構造を概念的に説明する断面図であり、図2(b)は、図1のスクリーンの構造を説明する拡大透視図である。図2(a)に示すように、スクリーン10は、可撓性を有し折畳可能である本体基材11と、本体基材11の表側、すなわち一方の主面11a上に形成された反射層12とを備える。
本体基材11は、例えば合成樹脂、ガラスクロス等からなるシートであり、形状保持性を有する2次元組織状の平坦化部材11cを内部に埋め込んだ構造を有する。この平坦化部材11cは、平坦化手段として、本体基材11の折畳時に、本体基材11とともに折り畳まれ、本体基材11の展開時に、本体基材11をしわなく平坦化することができる。この平坦化部材11cは、例えば図2(b)に示すように、形状記憶合金を細い薄板に加工した線状体11dを格子の編み目状に組み上げたものとすることができる。線状体11dは、比較的弱い力で簡単に折り曲げることができ、その形状が保持されるが、温度を一定値に上昇させるなどの所定条件下で記憶された元の合形状に戻る性質を有する。
反射層12は、入射した画像光を所定のランダム性を有する反射特性で反射する反射手段であり、ビーズ系スクリーンの反射面となっている。つまり、反射層12は、詳細な説明は省略するが、本体基材11側のホワイトシートを下地とし、このホワイトシート上に微細なガラスビーズを無数に埋め込んだ構造を有する。
図3は、図1のスクリーン10を携帯用に折りたたんだ状態を示す。図示の場合、スクリーン10は、3回折り畳まれて1/8の面積になっているが、これ以上の折り畳みが可能であることはいうまでもない。
スクリーン10を使用する場合、折り畳んだスクリーン10を展開し広げる。展開したスクリーン10は、図1の取付け具20を利用して壁等に掛けることができる。この際、スクリーン10の折畳時に形成された折り目10aに相当する山や谷が残る可能性がある。このような折り目10aは、画像の歪みとして観察され好ましくないので、スクリーン10の折り目10a及びその周辺にドライヤ等で熱を与える。この結果、スクリーン10本体基材11に格子状に埋め込まれた線状体11dが加熱され元の形状に復帰するので、スクリーン10が全体的にむらなく平坦化される。このようなスクリーン10に画像を投影すれば、局所的歪みのない美しい画像が全面に形成される。
以上の第1実施形態において、平坦化部材11cは、形状記憶合金の線状体11dを編み目状に組んだものに限らず、所定以上の圧縮力によって元の形状に復帰可能に畳むことができる超剛性金属を編み目状に組んだものとすることができ、さらに、これら形状記憶合金や超剛性金属を様々な形状に加工して本体基材11に様々なパターンで織り込んだものとすることができる。また、平坦化部材11cは、本体基材11中に埋め込む必要はなく、本体基材11の裏面に貼り付けることもできる。
また、形状記憶合金の線状体11dは、外部から熱を与える場合に限らず、それに自体に適当なタイミングで通電して加熱することによって、元の形状に復元させることもできる。この場合、線状体11dへの電力の供給を調節する電源、スイッチ等が必要になる。
また、本体基材11から平坦化部材11cを省略することも可能である。この場合、本体基材11の素材等の選定によって、本体基材11に熱や光による形状復元性を持たせる必要がある。
また、反射層12は、ビーズ系スクリーンの反射面に限らず、マット系スクリーン等の反射面とすることができる。
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態に係るスクリーンの外観を示す正面図であり、スクリーンの展開状態に対応している。図からも明らかなように、本実施形態のスクリーン110は、自立型の装置となっており、スクリーン本体130と、枠状支持体140とを備える。
スクリーン本体130は、第1実施形態のスクリーン10と同様のものとすることができるが、図2(a)に示すような本体基材11中の平坦化部材11cは不可欠のものではない。また、図1に示すような取付け具20は不要である。
枠状支持体140は、垂直に延びる一対のロールピラー部141,141と、水平に延びる台座部143とを備える。一対のロールピラー部141,141は、ともにエアチューブからなり、スクリーン本体130の展開時に、スクリーン本体130を周囲から引っ張ってしわを伸ばす役割を有する。台座部143も、エアチューブからなり、スクリーン本体130の展開時に、ロールピラー部141,141と協働してスクリーン本体130を周囲から引っ張ってしわを伸ばす役割を有する。
一対のロールピラー部141,141と、台座部143とは、気密に連結されており、台座部143の正面中央に形成された接続部144とこの接続部144から延びるパイプ145とを介して給気装置150に連結されている。給気装置150は、温度調節された所定圧力の空気(例えば加圧温風)を、パイプ145及び接続部144を介して台座部143及びロールピラー部141,141中に供給する。台座部143やロールピラー部141,141は、空気圧等によって直線状に延び、図示の姿勢を維持しようとする。なお、ロールピラー部141,141の側面には、スクリーン本体130に近接して多数の開口141aが等間隔で形成されている。これらの開口141aからは、スクリーン本体130の表面に沿って温風が噴出し、スクリーン本体130を徐々に暖めることができる。これにより、スクリーン本体130中に平坦化部材11cが埋め込まれている場合(図2参照)は、平坦化部材11cを暖めて本体基材11延いてはスクリーン本体130を折り目のない平坦なものとすることができる。また、スクリーン本体130中に平坦化部材11cが埋め込まれていない場合においても、本体基材11を暖めて軟化することができ、ロールピラー部141,141等によって周囲から引っ張られているスクリーン本体130を折り目のない平坦なものとすることができる。なお、給気装置150からロールピラー部141,141等に供給する空気の温度は経時的に変化させることができ、例えばスクリーン本体130の折り目が十分に消えた段階で温風から室温風に切替えることもできる。
図5(a)は、ロールピラー部141の裏面を示す図であり、図5(b)は、台座部143の裏面を示す図である。図5(a)に示すように、ロールピラー部141の裏面には、帯状の超剛性金属で形成したゼンマイバネ部材141cが埋め込まれている。このゼンマイバネ部材141cは、通常渦巻き状に巻き上げられているが、比較的弱い力で簡単に伸ばすことができる。つまり、ロールピラー部141,141中に空気を供給することにより、ゼンマイバネ部材141cの巻き込む力に抗してロールピラー部141,141を直線状に伸ばすことができる。
図6は、ロールピラー部141,141を伸張する工程を具体的に説明する図である。ロールピラー部141,141は、所謂「吹き戻し(巻き笛)」のような構造を有しており、台座部143に設けた接続部144からエアチューブ中に適宜給気すると、台座部143やロールピラー部141,141中に加圧空気が満たされ、ロールピラー部141,141が根元側から徐々に直線状に延びる。一方、加圧空気の供給を中止すると、ゼンマイバネ部材141cの巻上力が優勢となってロールピラー部141,141が端部側から徐々に巻き上げられる。
図5(b)に戻って、伸張部材である台座部143の裏面には、帯状の超剛性金属で形成した板バネ部材143cが埋め込まれている。この板バネ部材143cは、通常直線状に延びるが、一定の力を付与することで簡単に曲げることができる。つまり、台座部143への給気を停止することにより、板バネ部材143cの伸張する力に抗して台座部143を渦巻き状に巻き上げることができる。
図7及び図8は、スクリーン110の折り畳みを説明する図である。図7に示すように、給気装置150から台座部143等への給気を停止することにより、ロールピラー部141,141が先端側から自動的に巻き上げられ、これに伴って、スクリーン本体130も巻き上げられる。次に、一方のロールピラー部141から他方のロールピラー部141に向けてスクリーン110を長手方向に巻き上げることにより、スクリーン110を小さく折り畳むことができる(図8参照)。このように小さく折り畳んだスクリーン110は、適当なキャリングケース中に収納することができる。なお、図8に示すスクリーン110を放置すると、台座部143に設けた板バネ部材143cが伸張して、自動的に図7の状態に戻るようになっている。
以上の第2実施形態において、給気装置150は、スクリーン110に画像を投射すべきプロジェクタ等に置き換えることができる。すなわち、プロジェクタ等に内蔵された冷却装置の排気ガスをそのまま利用することができ、かかる冷却装置の排気部に接続部144を直接若しくは間接に接続することができる。
また、ロールピラー部141,141に開口141aを設けない構成も可能である。この場合、ロールピラー部141,141からの空気漏れが生じないので、接続部144に給気装置150を常時接続する必要がなくなり、ユーザが接続部144をくわえて息を吹き込んで膨らませ、枠状支持体140の起立後に接続部144に栓をすることも可能である。
また、スクリーン110の上部において両ロールピラー部141,141の上端を連結するエアチューブを設けることもできる。この場合、スクリーン110上部の平坦性を簡易に確保することができる。
〔第3実施形態〕
図9は、第3実施形態に係るスクリーンの外観を示す正面図であり、スクリーンの展開状態に対応している。第3実施形態のスクリーンは、第2実施形態のスクリーンを変形したものである。
図からも明らかなように、本実施形態のスクリーン210は、スクリーン本体130と、枠状支持体240とを備える。なお、枠状支持体240の上端部には、スクリーン210を壁等に掛けるための一対の取付け具220が形成されている。
枠状支持体240は、環状の超剛性金属等からなるワイヤ状の金属部材であり、スクリーン本体130の展開時に、スクリーン本体130を周囲から引っ張ってしわを伸ばす役割を有する。この枠状支持体240は、一定の力を付与することにより、例えば3重に重ねて小型化することができ、その状態で準安定的に保持される(図10参照)。このように、枠状支持体240を小型化することにより、枠状支持体240の中央にスクリーン本体130が小さく畳まれた状態で収納される。逆に、3重に重ねられた枠状支持体240に一定の力を付与することにより、枠状支持体240が図9に示すような環状に戻って安定に保たれ、スクリーン本体130を周囲から引っ張って平坦化することができる。
〔第4実施形態〕
図11は、第4実施形態に係るスクリーンの外観を示す正面図であり、スクリーンの展開状態に対応している。第4実施形態のスクリーンも、第2実施形態のスクリーンを変形したものである。
図からも明らかなように、本実施形態のスクリーン310は、スクリーン本体330と、四隅の連結部361と、各連結部361から延びる係止手段である取付け具320とを備える。スクリーン310は、中央部分に投射領域310aを有し、この投射領域310aの表面は、例えば微小なビーズを埋め込んだ反射層となっている。
スクリーン本体330は、ゴム等の伸縮可能な材料で形成されているが、周囲から引っ張られて延びた展開状態でも、投射領域310aには十分な密度のビーズが埋め込まれており、スクリーンとしての機能は損なわれない。
取付け具320は、壁その他の固定設置物に設けた突起、フック等の各種取付部に係止される。この際、スクリーン本体330が一定の張力で縮もうとする力に抗して4つの取付け具320を引っ張りつつ固定設置物の取付部に係止することで、スクリーン本体330を4隅から引っ張りつつ固定することができ、スクリーン本体330を平坦な状態に保つことができる。
取付け具320を固定設置物の取付部から外すと、スクリーン本体330は元のように縮み、さらに縮んだスクリーン本体330を折りたたむことで携帯可能に小型化することができる。
なお、スクリーン310のうち周囲のみをゴムで形成し、投射領域310aは、図4に示すスクリーン本体130等と同様のもので形成することもできる。
第1実施形態に係るスクリーンの外観を示す正面図である。 (a)は、スクリーンの構造を概念的に説明する断面図であり、(b)は、スクリーンの構造を説明する拡大透視図である。 図1のスクリーンを携帯用に折りたたんだ状態を示す。 第2実施形態に係るスクリーンの外観を示す図である。 (a)は、ロールピラー部の裏面を示す図であり、5(b)は、台座部の裏面を示す図である。 ロールピラー部を伸張する工程を具体的に説明する図である。 スクリーンの折り畳み(第1段階)を説明する図である。 スクリーンの折り畳み(第2段階)を説明する図である。 第3実施形態に係るスクリーンの外観を示す図である。 図9のスクリーン本体を携帯用に折り畳んだ状態を説明する図である。 第4実施形態に係るスクリーンの外観を示す図である。
符号の説明
10…スクリーン、 11…本体基材、 11a…主面、 11c…平坦化部材、 12…反射層

Claims (11)

  1. 可撓性を有し折畳可能であるとともに、展開後に熱及び光の少なくとも一方によって平坦性を高めることが可能なシート状の本体基材と、
    前記本体基材の主面の少なくとも一方に設けられて、入射光を所定のランダム性を有する反射特性で反射する反射手段と
    を備えるスクリーン。
  2. 前記本体基材は、形状保持性を有する2次元組織状の平坦化手段を前記主面に沿って有し、当該平坦化手段は、前記本体基材の折畳時に、前記本体基材とともに折り畳まれ、前記本体基材の展開時に、前記本体基材を所定の力で平坦にすることができることを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  3. 前記平坦化手段は、所定の条件で元の形状に戻る形状記憶合金、若しくは、所定以上の圧縮力によって元の形状に復帰可能に畳むことができる超剛性金属で形成されていることを特徴とする請求項2記載のスクリーン。
  4. 可撓性を有し折畳可能であるシート状の本体基材と、
    前記本体基材の主面の少なくとも一方に設けられて、入射光を所定のランダム性を有する反射特性で反射する反射手段と、
    前記本体基材の周縁のうち少なくとも対向する一対の縁部分に取り付けられるとともに、前記本体基材の展開時に、当該本体基材を所定の張力で平坦に支持可能であり、前記本体基材の折畳時に、当該本体基材とともに折り畳まれる平坦化手段と
    を備えるスクリーン。
  5. 前記平坦化手段は、前記本体基材の展開時に、前記本体基材を周囲から引っ張ってしわを伸ばす枠状支持体となることを特徴とする請求項4記載のスクリーン。
  6. 前記平坦化手段は、前記枠状支持体として、所定の空気圧によって直線状に延びるエアチューブを少なくとも一部に有することを特徴とする請求項5記載のスクリーン。
  7. 前記平坦化手段は、前記枠状支持体として、空気圧によって直線形状を維持可能な複数のエアチューブと、形状保持性を有するとともに、前記本体基材の折畳時に、当該本体基材とともに折り畳まれ、前記本体基材の展開時に、前記複数のエアチューブを所定力で互いに離間させて保持することができる伸張部材とを備えることを特徴とする請求項6記載のスクリーン。
  8. 前記平坦化手段は、形状保持性を有するとともに、前記本体基材の折畳時に、前記本体基材とともに折り畳まれ、前記本体基材の展開時に、当該本体基材を所定の力で周囲から引っ張る金属部材であることを特徴とする請求項5記載のスクリーン。
  9. 前記金属部材は、所定の条件で元の形状に戻る形状記憶合金、若しくは、所定以上の圧縮力によって元の形状に復帰可能に畳むことができる超剛性金属であることを特徴とする請求項8記載のスクリーン。
  10. 前記枠状支持体は、前記本体基材の展開時に、当該本体基材を支持して自立可能であることを特徴とする請求項5記載のスクリーン。
  11. 前記本体基材は、少なくとも周囲部分が伸縮可能な材料で形成されており、前記平坦化手段は、前記本体基材の外周のうち前記対向する一対の縁部分を含む複数箇所からそれぞれ延びる複数の連結部と、当該複数の連結部の先端側にそれぞれ取り付けられるとともに設置環境に固定された設置物に係止可能な複数の係止手段とを備えることを特徴とする請求項4記載のスクリーン。

JP2004234129A 2004-08-11 2004-08-11 スクリーン Withdrawn JP2006053289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004234129A JP2006053289A (ja) 2004-08-11 2004-08-11 スクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004234129A JP2006053289A (ja) 2004-08-11 2004-08-11 スクリーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006053289A true JP2006053289A (ja) 2006-02-23

Family

ID=36030818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004234129A Withdrawn JP2006053289A (ja) 2004-08-11 2004-08-11 スクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006053289A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159853A (ja) * 2012-04-03 2012-08-23 Seiko Epson Corp スクリーン
KR101286933B1 (ko) 2012-08-07 2013-07-16 주식회사 미르메이트 스크린의 천이 우는 현상을 보완한 자동공기충전식 스크린
CN103988244A (zh) * 2011-11-10 2014-08-13 严浩燮 支柱型显示装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181941U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18
JPH0267325U (ja) * 1988-11-07 1990-05-22
JPH0318839A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Tatsuro Nishitani 映写スクリーン装置
JPH0381156U (ja) * 1989-12-08 1991-08-20
JPH0618988A (ja) * 1992-07-03 1994-01-28 Casio Comput Co Ltd プロジェクタ用スクリーン装置
JPH08286277A (ja) * 1995-04-18 1996-11-01 Sony Corp スクリーン装置
JPH09281602A (ja) * 1996-04-19 1997-10-31 Nec Corp 偏光スクリーン
WO2002065208A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Arisawa Optics Co., Ltd. Ecran de projection a reflexion

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181941U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18
JPH0267325U (ja) * 1988-11-07 1990-05-22
JPH0318839A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Tatsuro Nishitani 映写スクリーン装置
JPH0381156U (ja) * 1989-12-08 1991-08-20
JPH0618988A (ja) * 1992-07-03 1994-01-28 Casio Comput Co Ltd プロジェクタ用スクリーン装置
JPH08286277A (ja) * 1995-04-18 1996-11-01 Sony Corp スクリーン装置
JPH09281602A (ja) * 1996-04-19 1997-10-31 Nec Corp 偏光スクリーン
WO2002065208A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Arisawa Optics Co., Ltd. Ecran de projection a reflexion

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103988244A (zh) * 2011-11-10 2014-08-13 严浩燮 支柱型显示装置
JP2014534476A (ja) * 2011-11-10 2014-12-18 ソプ オム、ホ 支柱型ディスプレー装置
US10045438B2 (en) 2011-11-10 2018-08-07 Reef. T. Max Co., Ltd. Support-type display device
JP2012159853A (ja) * 2012-04-03 2012-08-23 Seiko Epson Corp スクリーン
KR101286933B1 (ko) 2012-08-07 2013-07-16 주식회사 미르메이트 스크린의 천이 우는 현상을 보완한 자동공기충전식 스크린

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070285337A1 (en) Visual display screen apparatus
JP2010085640A (ja) スクリーン
WO2019228469A1 (zh) 显示装置
RU2645210C2 (ru) Устройство отображения кронштейного типа
WO2008059345A2 (en) Visual display screen apparatus
JP3226107U (ja) 可搬式撮影台
JP2006053289A (ja) スクリーン
US9036257B2 (en) Portable movie screens, systems, and methods of using the same
KR20090127914A (ko) 접을 수 있는 침대 프레임
US20030111102A1 (en) Portable shade
US8376560B2 (en) Collapsed parabola light reflecting umbrella apparatus
KR100981352B1 (ko) 원형회복강화 휴대용 디스플레이 스크린
EP2344925A1 (en) Photographic lighting apparatus
CN102692949A (zh) 一种可实现大屏幕的掌上数码设备
JP2012058679A (ja) 光学映像投影用半球スクリーン
JP2008058903A (ja) 折畳式面状支持体とスクリーン
JP4958262B2 (ja) 折畳式スクリーン
CN216210391U (zh) 一种新型柔光箱
AU2010251777A1 (en) Expanding Advertising
JP3166219U (ja) 携帯式投影幕
JP3099301U (ja) 膜体張設構造
JP2010085641A (ja) スクリーン
JPH0618988A (ja) プロジェクタ用スクリーン装置
CN220523943U (zh) 一种折叠式柔光箱
JP3208092U (ja) サンシェード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101209