JP2006052000A - 金属製容器、閉止装置、および容器詰め飲料 - Google Patents

金属製容器、閉止装置、および容器詰め飲料 Download PDF

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Abstract

【課題】 変形を防ぐことができ、かつタンパーエビデンス性の点で優れた金属製容器、閉止装置、および容器詰め飲料を提供する。
【解決手段】 首部24と、キャップ1が装着される口部21とを備え、口部21に、キャップ1が螺着される雄ネジ22と、キャップ1を開栓する際にタンパーエビデンスリング部9が係止する膨出段部23とが外方に突出して形成され、雄ネジ22は、突出高さが0.5mm以上であり、下面の傾斜角度が45°以下とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料などが充填される金属製容器、これを用いた閉止装置、および容器詰め飲料に関する。
従来、飲料などを充填する容器としては、アルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなるものがある(例えば、特許文献1を参照)。
図6は、従来の金属製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置の一例を示すものである。
金属製容器60は、首部64と、その上方に形成された口部61とを備えている。口部61には、雄ネジ62と、環状の膨出段部63とが形成されている。
キャップ71は、天板部72とその周縁から垂下した筒部73とを備えた金属製のキャップ本体74と、ライナー75とを備えている。
筒部73は、水平スコア76によって、主部78と、タンパーエビデンスリング部79(TEリング部79)とに区画されている。TEリング部79はブリッジ77を介して主部78の下端に連結されている。
筒部73には、キャップ71を容器口部61に装着する際にネジ部80が形成される。ネジ部80は、雄ネジ62に沿う形状となるように形成される。
TEリング部79の下部は、膨出段部63に沿って内方に湾曲した裾部81とされ、キャップ71を開栓する際に膨出段部63に係止するようになっている。
キャップ71は、次のようにして容器口部61に装着される。
未成形のキャップを容器口部61に被せ、天板部72に下方への荷重(トップ荷重)を与えつつ、キャップ装着装置のネジ部形成ローラ(図示略)で筒部73を内方に押圧することによって、雄ネジ62に沿う形状のネジ部80を形成する。
さらに、裾部形成ローラ(図示略)によってTEリング部79の下部を内方に押圧し湾曲させ、裾部81を形成する。
キャップ71を開栓方向に回すと、キャップ71が上昇し、ライナー75が開口端65から離れ、容器60の密封が解除される。
キャップ開栓の過程では、TEリング部79の裾部81が膨出段部63に係止することから、主部78は回転に従って上昇する一方、TEリング部79は上方への移動が阻止される。
このため、ブリッジ77に引張力が作用し、これらブリッジ77が破断し、主部78がTEリング部79から切り離される。
特開2003−94133号公報
金属製容器60では、ガラスや合成樹脂からなる容器に比べ若干強度が劣るため、傾斜部分の角度が小さすぎる場合には、キャップ装着時に加えられるトップ荷重によって座屈変形するおそれがある。
このため、膨出段部63の変形を防ぐことを目的として、膨出段部63の下面の傾斜角度は比較的大きく設定されるが、この傾斜角度が大きくすると、キャップ開栓時に裾部81が膨出段部63に係止しにくくなり、TEリング部79が主部78から分離しにくくなるおそれがある。このため、タンパーエビデンス性の点で改善が要望されていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ装着の際の変形を防ぐことができ、かつタンパーエビデンス性の点で優れた金属製容器、閉止装置、および容器詰め飲料を提供することを目的とする。
本発明の金属製容器は、天板部の周縁から垂下した筒部が弱化ラインによって主部とタンパーエビデンスリング部とに区画された合成樹脂製キャップが装着される金属製容器であって、首部と、前記キャップが装着される口部とを備え、この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジと、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部とが外方に突出して形成され、前記雄ネジの突出高さが、0.5mm以上であり、前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度が、45°以下とされていることを特徴とする。
前記膨出段部の下面の傾斜角度は、30°以下とするのが好ましい。
本発明の金属製容器は、前記首部に、外方に突出した突出部が形成され、この突出部が、前記キャップを容器口部に装着したときに前記キャップの下端部の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする。
本発明の閉止装置は、金属製容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた閉止装置であって、 合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、前記筒部が弱化ラインによって主部とタンパーエビデンスリング部とに区画され、金属製容器が、首部と、前記キャップが装着される口部とを備え、この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジと、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部とが外方に突出して形成され、前記雄ネジの突出高さが、0.5mm以上であり、前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度が、45°以下とされていることを特徴とする。
本発明の容器詰め飲料は、飲料が充填された金属製容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた容器詰め飲料であって、合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、前記筒部が弱化ラインによって主部とタンパーエビデンスリング部とに区画され、金属製容器が、首部と、前記キャップが装着される口部とを備え、この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジと、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部とが外方に突出して形成され、前記雄ネジの突出高さが、0.5mm以上であり、前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度が、45°以下とされていることを特徴とする。
(1)本発明の金属製容器は、雄ネジ下面の傾斜角度が十分に小さくされているので、容器の内圧によってキャップに上方または外方への力が加えられる場合においても、ネジ部が滑って外方に移動することが起こりにくい。
また、雄ネジの突出高さが十分に大きくされているので、ネジ部が外方に変位した場合でも、雄ネジとネジ部との係合が外れにくい。
従って、キャップが容器口部から誤って外れるのを防ぎ、優れた密封性能を得ることができる。
(2)膨出段部下面の傾斜角度が小さくされているので、タンパーエビデンスリング部が膨出段部に確実に係止する。
従って、閉栓位置からブリッジが切断されるまでのキャップの回転角度(B.B.A.)が小さくなり、タンパーエビデンス性が良好となる。
(3)本発明の金属製容器では、合成樹脂製キャップが用いられるため、キャップ装着時に加えられるトップ荷重が小さくなる。
このため、雄ネジおよび膨出段部の傾斜角度が小さいにもかかわらず、雄ネジおよび膨出段部の座屈変形が起こりにくい。
(4)首部に突出部が形成され、突出部が、キャップ装着時にキャップ下端部の近傍に位置するように設けられているので、キャップ下端部と容器との隙間を小さくすることができる。
このため、悪戯などの目的で、キャップと容器との隙間からタンパーエビデンスリング部が操作されるのを防ぐことができる。
従って、キャップが、タンパーエビデンスリング部が分離されない状態で開栓されるのを防ぐことができる。
(5)キャップ装着時に加えられるトップ荷重が小さくなるため、傾斜部分の傾斜角度を小さくした場合でも変形が起こりにくい。
このため、雄ネジ上端部と、容器の開口端との高低差を小さくした場合でも、上端部から開口端までの部分が変形するのを防ぐことができる。
このため、雄ネジ上端部を高い位置に形成することができ、十分な長さの雄ネジを形成することができる。
従って、密封性能を高めることができる。
図1ないし図4は、本発明の閉止装置の一例を示すもので、この閉止装置は、金属製容器20と、その口部21に装着される合成樹脂製キャップ1とから構成されている。
図1および図4に示すように、合成樹脂製キャップ1は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4を備えている。
筒部3は、水平スコア6(弱化線)によって、主部8と、複数のブリッジ7によって主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部9(TEリング部9)とに区画されている。
主部8の内面には、容器口部21の雄ネジ22に沿う形状のネジ部10が形成されている。
TEリング部9の内面には、キャップ1を開栓する際に容器口部21の膨出段部23に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止突起であるタブ11が設けられている。タブ11は、起伏可能な板状に形成されている。
天板部2の内面2aには、容器口部21内に挿入される環状の内側シール突起12と、 容器口部21の開口端25に当接する環状の開口端シール突起13と、位置決め凸部16とが形成されている。
開口端シール突起13は、内側シール突起12よりも径方向外方に形成され、天板部2の内面からほぼ鉛直下方に延びる円筒状の直立筒部14と、直立筒部14の下端から斜め下方に向けてスカート状に拡張した拡張筒部15とを有する。
位置決め凸部16は、内側シール突起12の外面側に、内側シール突起12と一体に形成され、キャップ1を容器口部21に装着したときに、開口端25が当接するようにされている。
キャップ1を構成する合成樹脂材料としては、ポリプロピレンまたはポリエチレンを含む材料を挙げることができる。
金属製容器20は、アルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなるもので、肩部39の上に筒状の首部24が設けられ、その上に筒状の口部21が設けられている。
容器口部21には、キャップ1が螺着される雄ネジ22が形成され、その下方には、キャップ1を開栓する際にTEリング部9が係止する膨出段部23が形成されている。
図2に示すように、雄ネジ22の突出高さAは、0.5mm以上(好ましくは0.75mm以上、さらに好ましくは1mm以上)とされる。
突出高さAがこの範囲を下回ると、キャップ1のネジ部10が雄ネジ22から外れやすくなる。
雄ネジ22の成形を容易とするため、突出高さAは、2mm以下とするのが好ましい。
雄ネジ22は、拡径方向に上昇するように傾斜して延出する下板部32と、下板部32の上端から上方に湾曲して延出する湾曲部33と、湾曲部33の上端から縮径方向に上昇するように傾斜して延出する上板部34とを備えている。
下板部32の下面32aは、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度B(水平面に対する傾斜角度)は、45°以下(好ましくは40°以下、さらに好ましくは35°以下)とされる。
傾斜角度Bをこの範囲とすることによって、キャップ1のネジ部10が雄ネジ22から外れるのを防ぐことができる。
傾斜角度Bは、5°以上とするのが好ましい。
傾斜角度Bは、下面32aの最大傾斜角度に相当する。
なお、水平面とは開口端25がなす平面をいう。
雄ネジ22の上端部22aと、開口端25との高低差Cは、7mm以下(好ましくは5mm以下)とするのが好ましい。高低差Cをこの範囲とすることによって、十分な長さの雄ネジ22を形成することができる。
膨出段部23は、外方に環状に突出する形状とされ、拡径方向に上昇するように傾斜して延出する下板部29と、下板部29の上端から上方に湾曲して延出する湾曲部30と、湾曲部30の上端から縮径方向に上昇するように傾斜して延出する上板部31とを備えている。
下板部29の下面29aの傾斜角度D(水平面に対する傾斜角度)は、30°以下(好ましくは20°以下)とされている。
傾斜角度Dをこの範囲とすることによって、キャップ1を開栓する際にタブ11が膨出段部23に係止しやすくなる。
傾斜角度Dは、5°以上とするのが好ましい。
傾斜角度Dは、下面29aの最大傾斜角度に相当する。
図3に示すように、容器口部21の開口端25は、断面略半円状に湾曲した湾曲部26と、湾曲部26の先端から外方に延出した上板部27と、上板部27の外縁から下方に直線状に延出する外板部28とを備えている。
図1に示すように、首部24の下部には、外方に突出した突出部35が形成されている。
突出部35は、キャップ1を容器口部21に装着したときにキャップ1の下端部、すなわちTEリング部9の下端部9aの近傍に位置するように形成されている。
突出部35は、拡径方向に下降するように傾斜して延出する上板部36と、上板部36の下端から下方に湾曲して延出する湾曲部37と、湾曲部37の下端から下方に直線状に延出し、容器20の肩部39に達する下方延出部38とを備えている。
以下、前記閉止装置の使用方法を説明する。
図4に示すように、キャップ1を閉栓方向に回転させることによって、内側シール突起12は容器口部21内に挿入され、開口端25の内面25aに当接し、この部分をシールする。
キャップ1の回転に従って、開口端25は、開口端シール突起13の拡張筒部15の内面に当接し、上方への力を加える。
これによって、開口端シール突起13に拡径方向の力が加えられ、開口端シール突起13は基端部14aで拡径方向に曲げ変形し、先端がキャップ本体4に達する。
開口端シール突起13は、その弾性復元力によって開口端25に押し付けられ、開口端25に隙間なく当接し、この部分をシールする。
キャップ1をさらに回転させると、開口端25は、位置決め凸部16の下面に当接する。これによって、容器口部21に対するキャップ1の高さ位置が定められる。
容器口部21に装着されたキャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1が上昇し、タブ11の先端が、膨出段部23の下面29aに当接する。
下面29aの傾斜角度Dは十分に小さくされているため、タブ11の先端が下面29aに沿って滑って外方に移動することが起こりにくい。このため、タブ11の先端は、下面29aに確実に係止する。
タブ11が下面29aに係止するため、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。その結果、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、ブリッジ7が破断され、TEリング部9が主部8から切り離される。
このTEリング部9の切り離しによって、キャップ1が開栓されたことが明示される。
金属製容器20は、次に示す効果を奏する。
(1)キャップ1が容器口部21に装着された状態においては、ネジ部10が雄ネジ22に係合する。
容器20では、雄ネジ22の下面32aの傾斜角度Bが十分に小さくされているので、容器20の内圧によってキャップ1に上方または外方への力が加えられる場合においても、ネジ部10が滑って外方に移動することが起こりにくい。
また、雄ネジ22の突出高さAが十分に大きくされているので、ネジ部10が外方に変位した場合でも、雄ネジ22とネジ部10との係合が外れにくい。
従って、キャップ1が容器口部21から誤って外れるのを防ぎ、優れた密封性能を得ることができる。
(2)膨出段部23の下面29aの傾斜角度Dが十分に小さくされているので、タブ11が下面29aに沿って滑って外方に移動することが起こりにくい。このため、タブ11が膨出段部23に確実に係止する。
よって、キャップ1の開栓の際に、TEリング部9が主部8から確実に切り離される。従って、閉栓位置からブリッジが切断されるまでのキャップ1の回転角度(ブリッジブレークアングル;B.B.A.)が小さくなり、タンパーエビデンス性が良好となる。
(3)容器20では、合成樹脂製のキャップ1が用いられるため、キャップ装着時に加えられるトップ荷重が小さくなる。
このため、雄ネジ22の傾斜角度Bおよび膨出段部23の傾斜角度Dが小さいにもかかわらず、雄ネジ22および膨出段部23の座屈変形が起こりにくい。
(4)首部24に突出部35が形成され、突出部35が、キャップ装着時にキャップ1の下端部9aの近傍に位置するように設けられているので、キャップ1の下端部9aと容器20との隙間を小さくすることができる。
このため、悪戯などの目的で、キャップ1と容器20との隙間からタブ11が操作されるのを防ぐことができる。
従って、キャップ1が、TEリング部9が分離されない状態で開栓されるのを防ぐことができる。
(5)キャップ装着時に加えられるトップ荷重が小さくなるため、容器20では、傾斜部分の傾斜角度を小さくした場合でも変形が起こりにくい。
このため、雄ネジ22の上端部22aと、開口端25との高低差Cを小さくした場合でも、上端部22aから開口端25までの部分が変形するのを防ぐことができる。
このため、上端部22aを高い位置に形成することができ、十分な長さの雄ネジ22を形成することができる。
従って、密封性能を高めることができる。
(6)金属製容器20には、合成樹脂製キャップ1が用いられるので、金属製キャップを用いる場合に比べ、容器とキャップとの間の摩擦を小さくすることができる。
従って、開栓トルクを低くすることができ、開栓を容易にすることができる。
(7)容器20は、金属製であるので、透明材料からなる容器に比べ遮光性が高く、内容液の保存性を高めることができる。
図1ないし図3に示す例では、開口端25は、断面略半円状に湾曲した湾曲部26と、湾曲部26の先端から外方に延出した上板部27と、上板部27の外縁から下方に直線状に延出する外板部28とを備えた構成としたが、本発明では、開口端の形状はこれに限定されない。
図5に示す開口端40は、先端部に至るまでほぼ一定の曲率で湾曲した断面略円状に形成されている。
上記閉止装置は、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料、炭酸飲料等の飲料を容器20に充填し、口部21にキャップ1を装着することによって、飲料が充填された容器詰め飲料とすることができる。
本発明の金属製容器の一例と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置を示す断面図である。 図1に示す閉止装置の要部を示す断面図である。 図1に示す閉止装置の要部を示す断面図である。 図1に示す閉止装置の要部を示す断面図である。 本発明の金属製容器の他の例の要部を示す断面図である。 従来の金属製容器の一例と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置を示す断面図である。
符号の説明
1・・・合成樹脂製キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、6・・・水平スコア(弱化ライン)、8・・・主部、9・・・TEリング部(タンパーエビデンスリング部)、9a…下端部、20・・・金属製容器、21・・・容器口部、23・・・膨出段部、29a・・・膨出段部の下面、24・・・首部、35・・・突出部、A…雄ネジの突出高さ、B…雄ネジ下面の傾斜角度、D…膨出段部下面の傾斜角度

Claims (5)

  1. 天板部(2)の周縁から垂下した筒部(3)が弱化ライン(6)によって主部(8)とタンパーエビデンスリング部(9)とに区画された合成樹脂製キャップ(1)が装着される金属製容器であって、
    首部(24)と、前記キャップが装着される口部(21)とを備え、
    この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジ(22)と、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部(23)とが外方に突出して形成され、
    前記雄ネジは、突出高さ(A)が、0.5mm以上であり、
    前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度(B)が、45°以下とされていることを特徴とする金属製容器(20)。
  2. 前記膨出段部の下面(29a)の傾斜角度(D)は、30°以下とされていることを特徴とする請求項1に記載の金属製容器。
  3. 前記首部に、外方に突出した突出部(35)が形成され、
    この突出部が、前記キャップを容器口部に装着したときに前記キャップの下端部(9a)の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の金属製容器。
  4. 金属製容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた閉止装置であって、
    合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、前記筒部が弱化ラインによって主部とタンパーエビデンスリング部とに区画され、
    金属製容器が、首部と、前記キャップが装着される口部とを備え、
    この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジと、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部とが外方に突出して形成され、
    前記雄ネジは、突出高さが、0.5mm以上であり、
    前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度が、45°以下とされていることを特徴とする閉止装置。
  5. 飲料が充填された金属製容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた容器詰め飲料であって、
    合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、前記筒部が弱化ラインによって主部とタンパーエビデンスリング部とに区画され、
    金属製容器が、首部と、前記キャップが装着される口部とを備え、
    この口部に、前記キャップが螺着される雄ネジと、前記キャップを開栓する際に前記タンパーエビデンスリング部が係止する膨出段部とが外方に突出して形成され、
    前記雄ネジは、突出高さが、0.5mm以上であり、
    前記雄ネジの下面側が、拡径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成され、その傾斜角度が、45°以下とされていることを特徴とする容器詰め飲料。
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