JP2006051351A - 車両用シート - Google Patents

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ケーラー ズィモネ
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Abstract

【課題】 簡単な構成手段を用いて、殆ど努力なしに通気性のサポートマットを設置可能であると共に、エアの流れ及び外観の観点から最適特性を有するシートを提供する。
【解決手段】 車両用シートは座部及び背部の形態の支持要素と、シート使用者を支持するクッション性心材2と、該クッション性心材2を隠蔽するカバー9と、支持要素の表面が細長い凹部17を備える係止チャンネルとを有している。カバー9を間接的に係止チャンネルに沿ってクッション性心材2の方向に支持要素内に引き入れる係止装置(21,22,24)がある。カバー9とクッション性心材2の間には、エアが通流できるベンチレーション層55があり、これは、係止チャンネルの凹部の輪郭に続いて少なくとも部分的に湾曲していて、係止チャンネルの領域におけるベンチレーション層55が、前記表面にある凹部17にもかかわらずその層厚dを本質的に保持するようになっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、請求項1の前提部分による、座部及び/又は背部を備えた車両用シートに関するものである。
車両用シートは、支持要素としての特徴を有する座部及び/又は背部を備えるものであることが知られており、その支持要素には、クッション性心材が座部及び/又は背部に対して割り当てられている。通常、クッション性心材の方に向けられた面上にベンチレーション層を備えるサポートマットがクッション性心材上に置かれている。更に、クッション性心材においては、エアを送りサポートマットに通すよう搬送するエアダクトと1つ又は数個のファンの用意がなされている。エアダクトを通り送られるエアはサポートマットのベンチレーション層を通流し、その結果として、シート使用者により発生された湿分はサポートマットの通気性表面により吸収され、運び去られる。或いは、エアは、所定温度まで加熱又は冷却され、シート使用者にとって快適な温度を保証することができる。
ベンチレーション層は、トリムパネルカバーで覆われると共にタックを備え、該タックに沿ってトリムパネルカバーが留め具を介してクッション性心材に結合される通気性スペーサファブリック(特許文献1)からしばしば構成される。ベンチレーション層は、支持要素の全表面にわたり広がっており、タックの領域において、大ざっぱに言って不変の厚さを有するので、ベンチレーション層内にファンにより発生されたエアの流れはタックの領域において邪魔されることなく流れることができる。
特許文献2からは、シートパッド内にエアを供給するためにベンチレーション層(例えば、スペーサファブリック又はゴム引きしたヘアから製作される)の用意がされた空調シートが既知である。しかしながら、車両用シートの場合、設計上の理由で、シートパッドのパーツは、それらの表面が係止チャンネルによりセグメント化されている。このような係止チャンネルが関係している場合、シートカバーは、シートパッドの内部の方向に係止チャンネルに沿って引っ張られる。これは、ベンチレーション層が非常に厚く製作されねばならないか、或いは係止チャンネルが厳しく制限されることにつながる(例えば、特許文献3)。
これは、さもなければ、ベンチレーション層が係止チャンネルにより押えられるときにシートパッドのパーツにはベンチレーションのためにもはやアクセスできないためである。
特許文献4からは、ベンチレーション層を供給するため、係止チャンネルにより分離された各領域にそれ専用のファンを設ける仕方がわかる。しかし、これはシートのコストを上昇させる。
特許文献5からは、ファンにより運ばれるエアが、ベンチレーション層に入ると直ぐに、係止チャンネルにより分離されたベンチレーション層の双方の領域中に均等に送り込まれるような方法で係止チャンネルの下にファンを位置決めする仕方が分かる。しかしながら、これは、設計の自由度を著しく制限すると共に、ファンに重点を置くものである。
特許文献6からは、タックチャンネルの領域においてトンネルの形のエア用バイパスを形成するために、タック領域において圧縮されるベンチレーション層の下に追加の材料ストリップを挿入する仕方が既知である。しかしながら、これには実質的な作業を伴う。更に、エアが迂回させられるだけでなく、1つの材料層から別の材料層へと2回も回らなければならないので、この領域における流れの抵抗が甚だしく大きくなる。
特許文献7からは、最初からシートパッドの全ベースにおいて、ベンチレーション層及び非圧縮性バイパス層を設ける方法が既知である。これは確かに組立てを簡単にするが、構造全体は、非常に大きいままであり、発泡クッション性心材に関しては使用することはできず、また、流れの抵抗の観点からも理想的ではない。
特許文献8からは、シート表面から離れて置かれたベンチレーション層をパッド内部に更に移動させる方法が既知である。この方法において、ベンチレーション層は、表面上の係止装置によりもはや圧縮されない。従って、ベンチレーション層の流れ断面積もまたこの係止領域において維持される。しかしながら、ベンチレーション層が表面の近くにある配置を放棄することは、流れの抵抗の点からも、他のシステムを併用した組合せ、例えば、シートヒータの取付けの点からも欠点となる。更に、この配置は、シートパッドの静特性及び全体構造の実質的に邪魔になる。
欧州特許出願公開第1364827号明細書 独国特許第10128415号明細書 独国特許第10207490号明細書 独国特許第10037065号明細書 欧州特許第1050429号明細書 独国特許第10156658号明細書 独国特許第19941715号明細書 独国特許第10049458号明細書
本発明の基礎をなす課題は、簡単な構成手段を用いて、殆ど努力なしに通気性のサポートマットを設置可能であると共に、エアの流れ及び外観の観点から最適特性を有するシートを形成することである。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有するシート及び請求項10による空調装置により解決される。本発明において企図された車両用シートの有利な設計例は、従属請求項の主題を形成している。
本発明において記載の車両用シートは以下の諸要素を備えている。即ち、座部及び/又は背部の形態の支持要素と、シート使用者を支持するため少なくとも1つのピースになっているクッション性心材と、該クッション性心材を少なくとも部分的に隠蔽するカバーと、前記支持要素の表面が細長い凹部を備えているところである係止チャンネルと、前記カバーを少なくとも間接的に前記係止チャンネルに沿って前記クッション性心材の方向に前記支持要素内に引き入れる係止装置と、前記カバー及び前記クッション性心材の間に配置され、エアが通流できるベンチレーション層とである。前記ベンチレーション層は、前記係止チャンネルの前記凹部の輪郭の方に、少なくとも部分的にそれに続いて、湾曲しており、また、前記係止チャンネルの領域において、前記表面にある前記凹部にもかかわらずその層厚を本質的に保持している。前記ベンチレーション層及びカバーは、クッション性心材上に置かれるサポートマットの形態になって設計されているので、それはクッション性心材の方に向いた面に接して通気性のキャリヤを有するようになっている。クッション性心材の方に向いた面に接して、複数のスペーサが置かれており、そのうち少なくとも2つのスペーサは、互いにある距離をおいて向き合ってクッション性心材に設けられた凹部内に配置されると共に、凹部中に折り込まれたサポートマットの残りの随伴部分を捕らえる。このため、細長い凹部により隔てられた支持要素の幾つかの領域について単一のサポートマットを製造すればよい。その結果、本発明において記載の車両用シートを製造するのに必要とされる個々のパーツはより少数になり、製造コストの低減と簡単な組立てとが実現される。更に、サポートマットの残りの部分をクッション性心材の凹部内に折り込むことは、細長い凹部により互いに隔てられた支持要素の2つの領域間の移行部位の視覚的に魅力のある設計を実現することを可能にする。
車両用シート設計の特に有利な一形態においては、凹部内に置かれたスペーサ間に、凹部中に折り込まれたサポートマットの残りの部分をクッション性心材に結合する係止装置の用意がされている。この結合は、一方ではサポートマットに接続され、他方ではクッション性心材に接続される引掛け装置要素の助成を受けて有利に実現される。
特に有利であるのは、前記ベンチレーション層が、一方では、単一層又は複数層のカバー、好ましくは層状のキャリヤ、及び/又は前記カバー及び前記ベンチレーション層の間に置かれた表面加熱素子を含むのが好ましい通気性の第1表面層により使用者に関して、及び/又は他方では、好ましくは非通気性の第2表面層により前記クッション性心材に関して少なくとも部分的に覆われていることである。
このようにして、1個又は数個、好ましくは多数個のスペーサが配置されており、該スペーサが、前記カバー及び前記クッション性心材を少なくとも間接的に互いに遠ざけていると共に、前記第1表面層、特に前記キャリヤ、前記第2表面層及び前記クッション性心材上に、特に締結されて、好ましくは配置されている、ベンチレーション層を製造することができる。
更に、前記係止チャンネルの領域にある前記クッション性心材は細長い凹部を有し、それが好ましくは前記係止チャンネルに符号していることが可能であり、その場合、該凹部は、前記カバー及び/又は第1表面層により覆われており、また、前記係止チャンネルの領域において、前記カバー/第1表面層と前記クッション性心材との間に少なくとも部分的に前記ベンチレーション層の用意もされている。この形式の構造において、前記カバー/第1表面層は、前記係止装置から前記凹部の底部に向かい引っ張られ、その場合、前記凹部の底部、特にその最下点のところに、及び/又はシート表面とは反対に好ましくは傾斜したその横方向領域上に、少なくとも1つのスペーサが配置されている。
別の車両用シート設計方式においては、前記凹部の底部、前記カバー/第1表面層及び前記係止装置の間には中空のスペースが残っており、その全高は、好ましくは特に前記カバーの最下点のところで、エアが通流できる前記ベンチレーション層の高さに少なくとも対応している。これによる小さな流れ抵抗のため、エアの通過が凹部又はチャンネルにより悪影響を受けることはない。
一設計方式においては、サポートマットのベンチレーション層を形成する複数のスペーサは、キャリヤに取り付けられた数個の突起部により形成されている。互いに離間したこれらの突起部は、ベンチレーション層にエアダクトを形成し、これは織ったファブリックと比較して、エアに対して低い流れ抵抗を示す。このようにして、少なくとも1個のスペーサは、好ましくは前記ベンチレーション層に隣接する層の1個又は数個の突起部により、複数の部分になって前記ベンチレーション層において互いに離間したファブリックの複数のストリップにより、ほぼ矩形断面とエア流れ開口のある壁とを有するのが好ましい管状要素により、及び/又は好ましくは平らな材料から形成される螺旋体/渦巻体により、形状が少なくとも特定されるが好ましくは細長くされており、前記螺旋体/渦巻体は、螺旋の長手方向軸線に対して直角のエアの通過を容易にするため互いに離間した螺旋スレッドを好ましくは有すると共に、前記螺旋体をそれらの平らにされた領域を前記キャリヤに接して配置するために好ましくは平にされている。
少なくとも1つのスペーサには細長い形状を与えると、エアはそれを長さ方向にかつその長手方向軸線に対して直角に通流できるので、及び/又はそれは前記凹部に対し長手方向に置かれるので、有利である。
更に、スペーサは管状要素として設計することが可能であり、その場合、該管状要素は基本的に矩形断面を有すると共に、その壁はエア伝導開口を有することができる。互いに離間した管状要素は、一方向におけるシート表面の剛性が極めて高くなり、それに対して垂直の方向における運動の自由度が付随的に大きくなる。
螺旋体となって置かれた帯として形成され、螺旋体のスレッドとスレッドとがエアの通過のためにある距離を置いているスペーサは、本発明において記載の車両用シートにおける高レベルの快適性を提供する。この設計方式は、サポートマットのベンチレーション層のエア伝導特性が影響を受けない軟質シート表面の設計に特に有利である。ここでは平らな螺旋体に特に優先権が与えられていて、その平らな面は、凹部の外側で平らな螺旋体がクッション性心材の表面に接して置かれるように凹部の外側でキャリヤに接して取り付けられている一方、凹部内に置かれた螺旋体は、それらの長手方向軸線の回りに、凹部の外側に置かれた螺旋体に対してほぼ90度だけ回転されている。
その結果、凹部を通り流れるエアに対して、特に小さなエア流れ抵抗を実現することができる。
車両用シートの快適性機能を増すため、通気性カバーをキャリヤの上に置くのが有利である。
車両用シートの快適性機能を更に増すため、支持要素については、中央領域と少なくとも1つのサイドウォール領域とを有するのが有利であり、その場合、凹部を支持要素の中央領域と各サイドウォール領域との間に配置することができる。本発明において記載の車両用シートの設計は、中央領域と各サイドウォール領域との間の移行部位を視覚的に人を引き付ける方法で製造することを可能にするので、締結装置はシート使用者からはサポートマットの残りの折り込み部分を介して見えないままである。
ファンは空調ユニットとして使用することができる。
本発明の特徴とするところは、スペーサの螺旋構造がエアが妨害を受けることなくどの方向にも流れるのを可能とするので、スペーサを通るエアの流れについての抵抗が極端に小さいことであり、その結果として、スペーサにより形成されたベンチレーション層内で著しい圧力勾配が生成することはできない。キャリヤに取り付けられた突起部として形が作られたスペーサは同じ結果をもたらす。またスペーサは、エアの通過のために十分な流れ断面積を有していれば、キャリヤ上に複数の部分になって配置されたファブリックにより形成することもできる。
エアが通流できるベンチレーション装置の中空スペース、好ましくはベンチレーション層自体は、前記シート使用者の方に向いた前記支持要素の表面に対して垂直に最大で20mm、好ましくは最大で10mmの全高を有している。
使用者により応力がかけられたときに湾曲可能であると共に、その過程で層厚を好ましくは変えないままであるベンチレーション層により、着座の快適性の更なる向上を実現することができる。
記載した設計方式のスペーサは、合成ガラス繊維複合材料から好ましくは製造できるであろう。
上に概略を述べた車両用シートの特性は、請求項10による車両用シートの空調装置において実現される。
図面の助けを借りて、本発明の好適な設計例についてより詳細に説明する。
図1は、座部30及び背部31を備えた車両用シートを示している。座部30は、クッション性心材を備えている。同等のクッション性心材は背部31にも配置することができる(図示せず)。背部31のこのクッション性心材は、座部30のクッション性心材について以下に記載する特性と同じ特性を有している。図1に示した座部30の部位は、2本の折り目線35,36により3つの小区分、即ち、中央に位置した座領域40とサイドウォール領域34とに再区画されている。座領域40の中央において、折り目線36は折り目線35と平行に延びている。
同様に、背部31は、平行な折り目線35により2つの領域、即ち、中央領域41とサイドに置かれるサイドウォール領域37とに分けられている。
図2は、ベントシャフトで矢印の方向に逆らって持ち上げられたサポートマット7を有するクッション性心材2を示しており、この場合、簡略にするため、折り目線35及びサイドウォール領域34に対応付けられるクッション性心材2の領域は示されていない。実施形態において、クッション性心材2は発泡材料からなる。
クッション性心材2において、通気性のサポートマット7の形状に対応する矩形キャビティ3の用意がなされている。このキャビティ3の中央領域に配置されているのは、該キャビティの全長にわたり延びる細長い凹部17であり、その両側壁は基本的に互いに平行に延びている。また、キャビティ3の底部上には、エアインレット8が設けられており、ファン1からのエアはこのエアインレット8を通りサポートマット7に供給される。
通気性のサポートマット7は、クッション性心材2の方に向くその面上に、ウェブ形状の材料で作られた通気性のキャリヤ5を備えている。このキャリヤ5は、クッション性心材2の方に向くその面上に、平らな螺旋体となって置かれた帯状の形態で互いに隣接して配置された幾つかのスペーサ4から形成されたベンチレーション層55を備えており、該スペーサ4の平らな面はキャリヤ5に取り付けられている。平らな螺旋体の帯間の間隙は、エアの通過のための十分なスペースが個々の帯と帯との間に得られるような方法で計算されている。互いに平行に配置された平らなスペーサ4の長手方向の配置は凹部17の方向と対応している。サポートマット7が矢印14の方向に折り曲げられてその折曲げ部が凹部17に挿入されるときに、平らなスペーサ4のうちの2つは、残りの平らなスペーサ4に対してほぼ90℃の角度を形成して、互いにある距離をおいて向き合って凹部17内に配置されると共に、凹部17中に折り込まれたサポートマット7の随伴部分をそれら自体の間に捕らえる。
図3に示した構造において、スペーサ4は、矩形断面を有すると共に、エア伝導開口23のある壁を有する管状要素である。サポートマット7は、クッション性心材2のキャビティ3内に配置される。凹部17の外に配置された管状要素の形態である中空のスペーサ4は、それらの平らな面をキャリヤ5及びクッション性心材2に接して置かれているので、ベンチレーション層55は層厚dを有している。スペーサ4は可撓性の合成ガラス繊維材料から形成されており、その結果として、使用者によりベンチレーション層55に応力がかけられるときに、スペーサは、曲がることができると共に、その過程で層厚dを基本的に変えずに維持する。エア伝導通路11及びファン1の領域に配置されているスペーサ4は、その一面がグリッド10に接しており、その網の目もしくはメッシュはスペーサ4の支持表面よりも小さい。ファン1からサポートマット7のシート側へ向かうエアの流れは矢印12により概略的に示されている。
凹部17内に置かれたスペーサ4は、その長手方向軸線が約90°回転されているので、キャリヤ5に接するそれらの面は互いの方に向いている。このようにして、凹部17中に折り込まれたサポートマット7の残りの随伴部分は、所定距離で互いに向き合い置かれた2つのスペーサ4の間に置かれる。サポートマット7自体が通気性であり、かつ管状要素4がエアの通過のために互いに離間しているので、凹部17内におけるスペーサ4及びサポートマット7のこのような配置は、凹部17の長手方向軸線に対して直角のエアの流れを可能にする。エアの流れの抵抗を減じるため、深い溝形凹部17の底部とこの深い溝形凹部17の中に折り込まれたサポートマット7の残りの部分との間にはエアの流れのためのオープンスペース19が用意されている。
図3に示したサポートマット7は、織物層からなる通気性カバー9を有している。車両用シートの温度を調整するための可撓性の通気性表面加熱素子6は、キャリヤ5とカバー9との間に配置される。
凹部17内に置かれた管状要素の形のスペーサ4間には、図3に記載したように、凹部17中に折り込まれたサポートマット7の残りの部分をクッション性心材2と結合するための係止装置が用意されている。この係止装置は、引掛け装置要素21を有しており、その一側はクッション性心材2の締結要素22に係合し、その他側はカバー9に設けられたロッド状締結要素24に係合している。締結要素22,24の長さは凹部17の長さに対応している。
サポートマット7には、図2に示すように、開口13が設けられており、その大きさは引掛け装置要素21の幅に対応している。サポートマット7がこのようにして凹部17内に締結された場合、ロッド状締結要素24は、それがサポートマット7の残りの折曲げ部に結合されているので、車両用シートの使用者には見えないままである。ロッド状締結要素24の代わりに、それに相当するように小形のブラケット状要素を使用することもできる。
ベンチレーション層55の諸スペーサ4は、それらの面をクッション性心材2に向けて第2表面層(図示せず)により互いに結合することができる。この第2表面層は、通気性及び気密性の双方を有することができ、気密性の第2表面層の場合、後者は、ファン1からのエアの流れ12が妨げられることなくベンチレーション層55に流入できるように、グリッド10の領域にある開口を有する。
座部及び背部を有する車両用シートを一部断面で示す概略斜視図である。 サポートマットを取り除いた支持要素の概略斜視図である。 図2の支持要素の線I−Iに沿った概略部分断面図であり、クッション性心材の境界領域は省略されている。
符号の説明
2 クッション性心材
4 スペーサ
5 キャリヤ
6 通気性表面加熱素子(第1表面層)
9 カバー(第1表面層)
17 細長い凹部
20 支持要素
21 引掛け装置要素(係止装置)
22 締結要素(係止装置)
23 エア流れ開口
24 ロッド状締結要素(係止装置)
26 非通気性の第2表面層
30 座部
31 背部
35 係止チャンネル
36 係止チャンネル
55 ベンチレーション層(55)

Claims (10)

  1. 車両用シートであって、
    座部及び/又は背部(30,31)の形態の支持要素(20)と、
    シート使用者を支持するため少なくとも1つのピースになっているクッション性心材(2)と、
    該クッション性心材(2)を少なくとも部分的に隠蔽するカバー(9)と、
    前記支持要素(20)の表面が細長い凹部を備えているところである係止チャンネル(35,36)と、
    前記カバー(9)を少なくとも間接的に前記係止チャンネル(35,36)に沿って前記クッション性心材(2)の方向に前記支持要素(20)内に引き入れる係止装置(21,22,24)と、
    前記カバー(9)及び前記クッション性心材(2)の間に配置され、エアが通流できるベンチレーション層(55)とを備える車両用シートにおいて、
    前記ベンチレーション層(55)は、前記係止チャンネル(35,36)の前記凹部の輪郭に続いて少なくとも部分的に湾曲しており、前記係止チャンネル(35,36)の領域にある前記ベンチレーション層(55)は、前記表面にある前記凹部にもかかわらずその層厚(d)を本質的に有していることを特徴とする車両用シート。
  2. エアが通流できるベンチレーション装置(55)の中空スペース、好ましくは前記ベンチレーション層(55)自体は、前記シート使用者の方に向く前記支持要素(20)の表面に対して垂直に最大で20mm、好ましくは最大で10mmの全高を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 使用者により応力が前記ベンチレーション層(55)にかけられたときに、該ベンチレーション層(55)は、湾曲可能であると共に、その過程で層厚(d)を好ましくは基本的に変えないままであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記ベンチレーション層(55)は、一方では、単一層又は複数層のカバー(9)、好ましくは層状のキャリヤ(5)、及び/又は前記カバー(9)及び前記ベンチレーション層(55)の間に置かれた表面加熱素子を含むのが好ましい通気性の第1表面層により使用者に関して、他方では、好ましくは非通気性の第2表面層(26)により前記クッション性心材(2)に関して少なくとも部分的に隠蔽されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記ベンチレーション層(55)において、1個又は数個、好ましくは多数個のスペーサ(4)が配置されており、該スペーサは、前記カバー(9)及び前記クッション性心材(2)を少なくとも間接的に互いに遠ざけていると共に、前記第1表面層、特に前記キャリヤ(5)、前記第2表面層(26)及び前記クッション性心材(2)上に、特に締結されて、好ましくは配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 少なくとも1個のスペーサ(4)は、好ましくは前記ベンチレーション層(55)に隣接する層(6,9,26)の1個又は数個の突起部により、複数の部分になって前記ベンチレーション層(55)において互いに離間したファブリックの複数のストリップにより、ほぼ矩形断面とエア流れ開口(23)のある壁とを有するのが好ましい管状要素により、及び/又は好ましくは平らな材料から形成される螺旋体/渦巻体により、形状が少なくとも特定されるが好ましくは細長くされており、前記螺旋体/渦巻体は、螺旋の長手方向軸線に対して直角のエアの通過を容易にするため互いに離間した螺旋スレッドを好ましくは有すると共に、前記螺旋体をそれらの平にされた領域を前記キャリヤ(5)に接して配置するために好ましくは平にされている、ことを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
  7. 前記係止チャンネル(35,36)の領域にある前記クッション性心材(2)は細長い凹部(17)を有し、それが好ましくは前記係止チャンネルに符号していること、該凹部(17)は、前記カバー(9)及び/又は第1表面層(6,9)により覆われていること、前記係止チャンネル(35,36)の領域には、前記カバー(9)/第1表面層(6,9)と前記クッション性心材(2)との間に少なくとも部分的に前記ベンチレーション層(55)の用意もされていること、前記カバー(9)/第1表面層(6,9)は、前記係止装置(21,22,24)から前記凹部(17)の底部に向かい引っ張られていること、及び前記凹部(17)の底部、特にその最下点のところに、及び/又はシート表面とは反対に好ましくは傾斜したその横方向領域上に、少なくとも1つのスペーサ(4)が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記凹部(17)の底部、前記カバー(9)/第1表面層(6,9)及び前記係止装置(21,22,24)の間には中空のスペースが残っており、その全高は、好ましくは特に前記カバー(9)の最下点のところで、エアが通流できる前記ベンチレーション層(55)の高さに少なくとも対応していることを特徴とする請求項7に記載の車両用シート。
  9. 少なくとも1つのスペーサ(4)は細長いこと、エアはそれを長さ方向にかつその長手方向軸線に対して直角に通流できること、及び/又はそれは前記凹部(17)に対し長手方向に置かれていることを特徴とする請求項7又は8に記載の車両用シート。
  10. 請求項1〜9における1個又は数個の特徴をもつベンチレーション層(55)により特徴付けられる車両用シートの空調装置。
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