JP2006051266A - 焼香用線香立て - Google Patents
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Abstract
【課題】焼香時における線香を立てる際の灰を必要とせず、線香をほぼ垂直に立てることができるとともに、持ち運びが簡単で、安全性に優れた線香立ての提供を図る。
【解決手段】灰受け皿内に収納可能な略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体からなり、その上面に線香を略垂直に立てることが可能な少なくとも一以上の穴を設けた構成の焼香用線香立てである。穴の中心部所定の位置から開口部に向け徐々に広径とすることが好ましく、また、不燃性材料により筒状体を成型することが好ましい。
【選択図】図7
【解決手段】灰受け皿内に収納可能な略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体からなり、その上面に線香を略垂直に立てることが可能な少なくとも一以上の穴を設けた構成の焼香用線香立てである。穴の中心部所定の位置から開口部に向け徐々に広径とすることが好ましく、また、不燃性材料により筒状体を成型することが好ましい。
【選択図】図7
Description
本発明は、焼香する際の線香立てに関するものである。
従来、棒状の線香を使用する場合に、壺状の灰受け皿に灰を敷き詰め、火をつけた一本または複数本の線香を直立状態でその灰に差し込むことにより立てていた。この場合、まず始めに線香を立てるための灰受け皿に敷き詰める灰を入手することが必要となる。また、灰の支持力は弱いため、線香を安定して直立させることが難しく、ほとんどの場合傾斜した状態で差し込まれてしまい、線香から燃焼灰が灰受け皿外へ落ちたり、場合によっては線香が燃焼中に倒れて火災を招く危険性があり、さらには、線香を差し込む人の手が先に立てられた線香の燃焼部分に触れて火傷を負う危険性もあった。そしてまた、線香をできる限り直立させた状態で安定させるためには、線香の根元を深く灰に差し込む必要があり、そのために多量の灰が必要となってしまうとともに、灰受け皿を倒した場合に多量の灰がこぼれてしまうといった問題点があった。
かかる問題を解決すべく、金網等で灰受け皿に蓋をするなどして、その網目に線香を差し込むことで線香を立てるようにしたものが提案されている。しかしながら、かかる構成によると、金網の下は空間であって線香の根元を支持するための基盤がないため、線香はその中間部位で網目に寄りかかった状態となり、かえって直立させることが難しく、ほとんどの場合傾斜した状態で差し込まれることとなる。したがって、線香の燃焼灰が灰受け皿外へ落ちたり、先に立てられた線香の燃焼部分に手が触れて火傷を負うといった問題は解消されず、結局線香の起立状態を維持するために灰受け皿に灰を敷き詰めることが必要となるため、灰の入手の必要性や灰受け皿転倒により灰がこぼれるといった問題を解決するには至っていない。
特開2003−52525号公報
特開2001−286386号公報
実開平6−83868号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、焼香時における線香を立てる際の灰を必要とせず、線香をほぼ垂直に立てることができるとともに、持ち運びが簡単で、安全性に優れた線香立てを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明にかかる焼香用線香立ては、灰受け皿内に収納可能な略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体からなり、その上面に線香を略垂直に立てることが可能な少なくとも一以上の穴を設けた構成となっている。
また、本発明は、前記筒状体に設けた穴が、穴の中心部所定の位置から開口部に向け徐々に広径となっている構成を採用することができる。
さらに、本発明は、前記筒状体が、不燃性材料で成型されている構成とすることができる。
またさらに、本発明は、前記不燃性材料として、ガラス、石、陶磁器、金属、不燃性アクリル、不燃性塩化ビニール、不燃性プラスチックのうちいずれかを採用することができる。
本発明にかかる焼香用線香立てによれば、灰を全く必要とせずに線香を立てることが可能となる。したがって、焼香の際の灰の入手の手間を省き、また、灰受け皿の転倒によって多量の灰がこぼれるといった心配もなく、後片付けや掃除が楽になるといった効果を奏する。そして、その灰が不必要であるという特性から、灰受け皿を使わずに本発明にかかる焼香用線香立てのみでの使用も可能であり、また、灰受け皿内に収納可能な大きさしかないため、あらゆる場所に簡単に持ち運びすることが可能であって、屋外での焼香等に大変便利である。
また、本発明にかかる焼香用線香立てによれば、線香を略垂直に立てることができるため、線香の燃焼灰が灰受け皿外に落ちたり、線香が燃焼中に倒れて火災を招く危険性及び先に立てられた線香の燃焼部分に手が触れて火傷を負う危険性があるといった問題を解消し、安全性に優れているといった効果もある。
本発明にかかる焼香用線香立て1は、筒状体2の上面2aに少なくとも一以上の穴3を設けることにより、棒状の線香Kを該穴3に差し込んだ際にその線香Kを略垂直に立てることができるようにしたことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかる焼香用線香立て1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明にかかる焼香用線香立て1の第一の実施形態を示しており、図1は斜視図、図2は図1におけるAA′断面図である。該焼香用線香立て1は、略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体2から構成される。該筒状体2の上面2aには、線香Kを略垂直に立てることが可能な穴3が一つ設けられている。
筒状体2の大きさは、灰受け皿S内に収納可能な大きさとなっている。具体的には、幅が約3.5cm前後、高さが約3.5cm前後となっている。ただし、この寸法はあくまで例示であって、灰受け皿S内に収納可能であれば特に限定されるものではなく、したがって、灰受け皿Sの大きさによって変更することは可能である。
筒状体2に設けられた穴3は、線香Kを立てるためのものであり、その径は線香を一本あるいは二本まとめて立てる場合に必要な径の範囲とし、また、深さは線香の安定した起立状態を維持できる深さ、具体的には筒状体2の高さの約2/3程度とすることが好ましい。そして、線香Kの該穴3への差し込みが容易となるよう、開口部3aの径を穴3の径よりも若干広く成型することが好ましく、その場合、図2に示すように、中心部3bの所定の位置Hから開口部3aに向け徐々に広径となるように成型することが望ましい。
筒状体2の材質については特に限定するものではないが、線香の燃焼に耐え得る不燃性材料で成型されることが望ましい。かかる不燃性材料としては、ガラスや石、陶磁器、金属、不燃性アクリル、不燃性塩化ビニール、不燃性プラスチック、不燃性合成繊維などが考えられる。このとき、ガラスや石、陶磁器、金属で成型した場合には、燃焼の進んだ線香Kが穴3の開口部3a付近で筒状体2に接触した場合に、かかる燃焼部分の熱が奪われて線香Kが自然に消火されることとなり、安全性の向上に資するという効果を奏する。
図3は、本発明の第一の実施形態にかかる焼香用線香立て1の一の使用状態を示す断面図であり、一般的に使用されている灰受け皿Sの内部に置いて使用する場合を示している。灰の入っていない灰受け皿S内の任意の位置に本発明にかかる焼香用線香立て1が置かれることで、線香立てとして使用可能な状態となる。火を着けて燃焼を開始した棒状の線香Kの根元を、焼香用線香立て1に設けた穴3へ差し込む。このとき、線香Kの根元は穴3にしっかりと嵌合し、略垂直に立てられることとなる。
図4は、本発明の第一の実施形態にかかる焼香用線香立て1の他の使用状態を示す説明図であり、インテリアとして装飾的に使用する場合を示している。透明あるいは半透明の容器T内の任意の位置に本発明にかかる焼香用線香立て1が置かれることで、線香立てとして使用可能な状態となる。そして、容器Tと焼香用線香立て1との間に装飾用品Dを敷き詰めることにより、インテリアとしての装飾効果を発揮する。これは、弔事用の焼香としてではなく、アロマテラピーなどで注目されている芳香としての線香立てとして特に機能することとなる。
尚、上記使用状態は例示であって、他にも種々の使用状態を考え得る。特に本発明にかかる焼香用線香立て1は、灰受け皿Sや容器Tなどがなくても単体で使用することができ、例えば、お墓参りの際に本発明にかかる焼香用線香立て1を持参して、それのみを墓前に置いて焼香することも可能である。
図5及び図6は、本発明にかかる焼香用線香立て1の第二の実施形態を示しており、図5は斜視図、図6は図5におけるBB′断面図である。該焼香用線香立て1は、第一の実施形態と同様、略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体2から構成される。該筒状体2の上面2aには、線香Kを略垂直に立てることが可能な穴3が複数設けられている。
尚、筒状体2の大きさ、穴3の径及び深さ、筒状体2の材質については、第一の実施形態と同様である。
筒状体2に設ける穴3の数については、特に限定はない。穴3を複数設けることにより、複数の人が焼香する場合に対応することが可能となる。そして、穴3に差し込まれた線香Kは略垂直に立てられることから、従来問題であった線香Kが傾斜状態で差し込まれることによって先に立てられた線香Kの燃焼部分に手が触れて火傷を負ってしまう危険性を、完全に回避することができる。
図7は、本発明の第二の実施形態にかかる焼香用線香立て1の一の使用状態を示す説明図であり、一般的に使用されている灰受け皿Sの内部に置いて使用する場合を示している。
1 焼香用線香立て
2 筒状体
2a 上面
3 穴
3a 開口部
3b 中心部
D 装飾用品
K 線香
S 灰受け皿
T 容器
2 筒状体
2a 上面
3 穴
3a 開口部
3b 中心部
D 装飾用品
K 線香
S 灰受け皿
T 容器
Claims (4)
- 灰受け皿内に収納可能な略円柱形状あるいは略多角柱形状の筒状体からなり、その上面に線香を略垂直に立てることが可能な少なくとも一以上の穴を設けたことを特徴とする焼香用線香立て。
- 前記筒状体に設けた穴が、穴の中心部所定の位置から上面開口に向け徐々に広径となっていることを特徴とする請求項1に記載の焼香用線香立て。
- 前記筒状体が、不燃性材料で成型されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の焼香用線香立て。
- 前記不燃性材料が、ガラス、石、陶磁器、金属、不燃性アクリル、不燃性塩化ビニール、不燃性プラスチックのうちいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の焼香用線香立て。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004236362A JP2006051266A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | 焼香用線香立て |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004236362A JP2006051266A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | 焼香用線香立て |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006051266A true JP2006051266A (ja) | 2006-02-23 |
Family
ID=36029099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004236362A Pending JP2006051266A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | 焼香用線香立て |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006051266A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5209821B1 (ja) * | 2012-11-20 | 2013-06-12 | 株式会社日本香堂 | 線香着火装置 |
CN103315613A (zh) * | 2012-03-19 | 2013-09-25 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 电子香炉 |
CN108158378A (zh) * | 2018-01-25 | 2018-06-15 | 平顶山学院 | 陶瓷双层手拉坯一次成型新工艺及利用该工艺制得的碟形双层陶瓷香器 |
-
2004
- 2004-08-16 JP JP2004236362A patent/JP2006051266A/ja active Pending
Cited By (3)
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