JPH075168Y2 - 供煙具 - Google Patents

供煙具

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JPH075168Y2
JPH075168Y2 JP40069390U JP40069390U JPH075168Y2 JP H075168 Y2 JPH075168 Y2 JP H075168Y2 JP 40069390 U JP40069390 U JP 40069390U JP 40069390 U JP40069390 U JP 40069390U JP H075168 Y2 JPH075168 Y2 JP H075168Y2
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smoke
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cigarette
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JP40069390U
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光秀 岩野
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光秀 岩野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は故人の霊前に点火したま
まの煙草を供えるための供煙具に関する。
【0002】
【従来の技術】生前喫煙を好んだ故人を弔うため、霊前
に愛用の煙草を供え、その香を少しでも味わって貰いた
いと考えるのは故人の肉親や親交の深かった人の心から
の願いであるが、このような、霊前に点火したままの煙
草を供えるための供煙具は従来はなかった。
【0003】そのため、止むを得ず点火しないままの煙
草を仏壇や墓前に供えたり、煙草の煙を故人の霊に届け
たいとの肉親らの思惑によって、屋内では灰皿または線
香立てに、点火した煙草を載置または立て、あるいは屋
外では台石の端に置いたり、盛りあげた土砂に突き差す
などの方法がとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】併し、上記のように点
火した煙草を線香立てに立てて供えた場合、線香の転倒
による火災例が数多くあるだけに、火災発生の危険性が
あるほか、線香立てに煙草が立っているのも美観上好ま
しくない。灰皿や台石上におかれまたは土砂に立てられ
た煙草はこれら灰皿や石または土砂に接すると消火さ
れ、あたかも吹いがらを供えているような錯覚さえ受
け、消火しないまでも燃えて短くなった煙草は重心の位
置が変わることによって灰皿や台石から転げ落ち、矢張
り火災発生の原因となりやすい。
【0005】本考案は、このような問題点を解決し、火
災発生の危険性がなく、煙草は可燃部分が総べて燃え尽
き、しかも、装飾品としても役立つ供煙具を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、不燃性材料を用いて表裏を平行な平滑面とし
た供煙具本体からなり、該供煙具本体には、その表面に
直交して穿設される煙草挿入孔と、供煙具本体の表面で
煙草挿入孔の周囲に形成される灰受穴と、一端を煙草挿
入孔下端面に接続され、供煙具本体の背面方向に延設さ
れてその他端が背面に開放される通気路とを有し、前記
煙草挿入孔は、各種煙草の外径に合うよう表面側から、
段部を介して大径から小径に変化する複数の孔からなる
ことを特徴とする供煙具である。
【0007】また本発明は、不燃性材料を用いて表裏を
平行な平滑面とした供煙具本体と、該供煙具本体に装脱
自在な戒名板とからなり、前記供煙具本体は、その表面
に直交して穿設される煙草挿入孔と、供煙具本体の表面
で煙草挿入孔の周囲に形成される灰受穴と、一端を煙草
挿入孔の下端面に接続され、供煙具本体の背面方向に延
設されてその他端が表面に開放される通気路と、該通気
路の他端に近接する供煙具本体の背面側の表面に穿設さ
れる戒名板挿入溝とを有し、前記煙草挿入孔は、各種煙
草の外径に合うよう表面側から、段部を介して大径から
小径に変化する複数の孔からなることを特徴とする供煙
具である。
【0008】
【作用】供煙具本体の煙草挿入孔に点火した煙草が立て
られると、通気路から空気が補給され、煙草は可燃部分
の最後まで燃え尽き、煙を故人の霊前に供えて供養する
とともに通気路からは喫煙の原理に従って香りを導出す
る。
【0009】また、戒名板を装着した供煙具では、煙草
の香りが通気路を通って戒名板まで運ばれ、戒名板に記
された故人の霊を主体に供養する。
【0010】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示す斜視図であ
り、図2は図1における切断面線II−IIから見た断
面図であり、図3は図1における切断面線III−II
Iから見た断面図であり、図4は平面図である。これら
の図に示すように、供煙具1は安定度の高い長方形の6
面体からなり、花こう岩や大理石のような重量感と装飾
性に富む天然石陶器またはセラミックなどを使用して供
煙具本体(以下、本体という)2を形成する。図示によ
ると、本体2は互いに平行で平滑面とされた表面(図2
の上面)3、裏面(図2の下面)4とこれら表面3、裏
面4に連続し、最も面積の狭い正面(図2の左面)5、
背面(図2の右面)6と、前記正面5、背面6より面積
の広い左右両側面(図3の左右面)7,8とからなる
が、寸法は必ずしも上記のように規整されるものではな
い。本体2には必要に応じて家紋や家名が記入される。
【0011】本体2の表面3には煙草挿入孔10が開口
され、背面6の下部には供煙具挿入孔10に接続される
通気路17の他端が開放されている。また、煙草挿入孔
10の外周には灰受部20が設けられる。
【0012】煙草挿入孔10は、一実施例によると、第
1段部12および第2段部14を介して表面3側より順
に第1孔11、第2孔13および第3孔15が形成され
る。これら各孔11,13,15は共通の軸線16を有
し、該軸線16は表面3に対して直交する。
【0013】したがって、各孔11,13,15は供煙
具本体が水平な台上におかれたとき鉛直方向を向く。第
1孔11はその内径が普通の葉巻煙草を嵌挿して固着可
能な大きさに設定されている。また第2孔13は、細巻
き葉巻煙草を嵌挿して固着可能な大きさとされ、さらに
第3孔15は紙巻煙草を嵌挿して固着可能な大きさに設
定される。
【0014】通気路17は、一端が鉛直方向に向く短い
第1路18とされ、前記第3孔15の下端面に接続さ
れ、他端は、水平方向への第2路19として本体2の背
面6の下部に開放される。
【0015】灰受部20は図1〜図3に示すように、本
体2の表面で煙草挿入孔10の周囲に形成され、半径方
向外方が深くなるテーパ付の灰受面21を持つ円形穴と
される。灰受部20と前記煙草挿入孔10との円形境界
部分は本体2の表面3と同じ高さに形成される。このた
め煙草挿入孔10は灰受部20の有無にかかわりなく深
く設定することができ、灰受部20の深さだけ本体2を
厚くしなくも煙草への支持長さが長くなり、煙草が安定
する。
【0016】本実施例による供煙具1は主として屋内で
使用され、たとえば仏壇の壇上や経卓上に表面3を上方
に向け、かつ正面5を手前に向けて載置される。
【0017】図1に示すように、供煙具1の煙草挿入孔
10には、供養のため故人が生前に愛好していた銘柄の
煙草が点火して嵌挿される。煙草挿入孔10はどのよう
な外径の煙草でもそれぞれの孔に適合して立った状態に
固着される。
【0018】たとえば、紙巻煙草30aに点火して供え
る場合、煙草30aが第3孔15に挿入されると、通気
路17を経て空気が補給され、煙草30aはフィルタ部
分を残して最後まで燃え尽き、燃焼中に煙を屋内にたな
びかせるとともに通気路17を経てほのかな香りを霊近
くに運んで故人に捧げる。図2に示すように第1孔11
には普通径の葉巻煙草30bが嵌挿固定される。これら
煙草30a,30bは安全に燃え、灰は灰受部20に落
下してここに溜められる。したがって灰が本体2外へ飛
散することがなく、火災発生や周囲を汚すおそれも全く
ない。
【0019】なお、図5、図6、図7および図8はそれ
ぞれ上記一実施例に関する右側面図、正面図、背面図お
よび底面図である。
【0020】図9は供煙具1の他の実施例の斜視図であ
る。この実施例において前述の一実施例に類似する部分
には同一の参照符を付す。この実施例の供煙具1は主と
して墓前用として製作されており、本体2は、前後方向
長さが前記屋内用より長く、後部表面に、左右方向へ長
い戒名板挿入孔25が設けられ、この孔25には戒名板
26が挿入可能とされる。本体2の表面3、正面5また
は側面7,8の少なくとも一部分には家紋28や家名2
9が記入される。この家紋28や家名29は遺族らの故
人を偲ぶ心情がこめられており、盗難防止にも役立つ。
【0021】戒名板26は図10の斜視図のとおり矩形
状の木材、石、セラミックまたはプラスチックなどの薄
板からなり、前面に戒名27または俗名が書かれ、前記
戒名板挿入溝26に装入部26aを挿入されて立設状態
を保つ。また、ローマ字または外人名を記入する場合は
図11の斜視図に示す、下端部分が装入部26aとなっ
た水平方向に広い板や十字架(図示せず)であってもよ
い。
【0022】図12は図9の切断面線XII−XIIか
ら見た本体の断面図であり、図13は本体の平面図を示
す。また図14は本体の正面図であり、図15は本体の
右側面図であり、図16は本体2の底面図である。
【0023】これらの図において明らかなように通気路
17は、前記一実施例と同様な第1路18と、第1路1
8に接続される水平方向の第2路19と、さらに第2路
19に接続されて他端が本体2の表面3に開口される鉛
直方向の第3路23とからなる。第3路23の他端開口
位置は戒名板挿入溝25に近接する前方とされる。
【0024】この実施例の供煙具1の使用態様は図17
の斜視図に示すとおり、墓の台石31上にその底面4を
密着させて載置し、点火した煙草30を煙草挿入孔10
に立てて供える。墓には複数の霊が合祀されていること
が多く、そのうちには煙草の嫌いだった故人も含まれる
ので、この実施例によると、煙草の好きだった故人の霊
のみに供える意味で、戒名板26にはその霊の戒名また
は俗名が記入されている。このようにして煙草の香りは
対象となる故人に対してのみ、通気路17を通って到達
することになり、特定の故人を慰めることができると考
えられる。
【0025】この実施例に示す通気路17は、陶器の供
煙具では容易に形成できるものの、天然石を使った供煙
具では加工が難しい。天然石の供煙具の場合には、通気
路17の第1変形例として図18の断面図に示すよう
に、第1路18および第3路23は本体2の裏面4まで
貫通され、第2路19は裏面4に形成された溝からな
る。該溝は、本体2が台石31上に載置されたとき開放
面を台石31によって封止されて通気孔の役目をする。
【0026】また通気路17の第2変形例として、図1
8における2点鎖線で示すように、第2路は一端が第1
路18と接続され、他端が戒名板挿入孔25の前方表面
に開口される斜向溝19aであってもよい。
【0027】
【考案の効果】本考案の供煙具は以上のように、供煙具
本体の表面に煙草の太さに合わせて直角に煙草を嵌挿固
定させることができる各種内径を有する煙草挿入孔が設
けられ、この煙草挿入孔には他端が外部に開放される通
気路が接続されている。このため点火された煙草は径の
大小にかかわらず供煙具に垂直に立てられて、可燃部分
が最後まで安全に燃え尽きることができ、故人が愛好し
た煙草を喫煙状態で霊前に供えて祭祈することができ
る。
【0028】また、供煙具本体には戒名が記された戒名
板が装着され、この戒名板の直前に通気路の他端が開口
されるので、煙草のほのかな香りをこの通気路を通って
戒名板に記された特定の故人の霊前に直接届けることが
できる。
【0029】供煙具は体裁もよく、灰が飛び散らず、仏
具または神具として霊前の装飾にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】一実施例の平面図である。
【図5】一実施例の右側面図である。
【図6】一実施例の正面図である。
【図7】一実施例の背面図である。
【図8】一実施例の底面図である。
【図9】他の実施例の斜視図である。
【図10】戒名板の斜視図である。
【図11】戒名板の変形例を示す斜視図である。
【図12】図9の切断面積XII−XIIから見た供煙
具本体の断面図である。
【図13】他の実施例にかかる供煙具本体の平面図であ
る。
【図14】他の実施例の供煙具本体の正面図である。
【図15】他の実施例の供煙具本体の右側面図である。
【図16】他の実施例の供煙具本体の底面図である。
【図17】他の実施例の使用態様を示す斜視図である。
【図18】他の実施例にかかる通気路の変形例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 供煙具 2 供煙具本体 10 煙草挿入孔 17 通気路 20 灰受部 25 戒名板挿入溝 26 戒名板 30 煙草 30a 紙巻煙草

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】不燃性材料を用いて表裏を平行な平滑面と
    した供煙具本体からなり、 該供煙具本体には、その表面に直交して穿設される煙草
    挿入孔と、供煙具本体の表面で煙草挿入孔の周囲に形成
    される灰受穴と、一端を煙草挿入孔下端面に接続され、
    供煙具本体の背面方向に延設されてその他端が背面に開
    放される通気路とを有し、 前記煙草挿入孔は、各種煙草の外径に合うよう表面側か
    ら、段部を介して大径から小径に変化する複数の孔から
    なることを特徴とする供煙具。
  2. 【請求項2】不燃性材料を用いて表裏を平行な平滑面と
    した供煙具本体と、該供煙具本体に装脱自在な戒名板と
    からなり、 前記供煙具本体は、その表面に直交して穿設される煙草
    挿入孔と、供煙具本体の表面で煙草挿入孔の周囲に形成
    される灰受穴と、一端を煙草挿入孔の下端面に接続さ
    れ、供煙具本体の背面方向に延設されてその他端が表面
    に開放される通気路と、該通気路の他端に近接する供煙
    具本体の背面側の表面に穿設される戒名板挿入溝とを有
    し、 前記煙草挿入孔は、各種煙草の外径に合うよう表面側か
    ら、段部を介して大径から小径に変化する複数の孔から
    なることを特徴とする供煙具。
JP40069390U 1990-12-14 1990-12-14 供煙具 Expired - Lifetime JPH075168Y2 (ja)

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JPH0487978U JPH0487978U (ja) 1992-07-30
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