JP3119056U - 香炉 - Google Patents
香炉 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3119056U JP3119056U JP2005009141U JP2005009141U JP3119056U JP 3119056 U JP3119056 U JP 3119056U JP 2005009141 U JP2005009141 U JP 2005009141U JP 2005009141 U JP2005009141 U JP 2005009141U JP 3119056 U JP3119056 U JP 3119056U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incense
- holder
- burner
- ash
- incense holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】香炉1は、傾斜した底部2の外周囲を壁部3で囲み、壁部3の一端を段差状に切り欠いて平面状の香立て載置部4を設け、更に香立て載置部4の先端を底部2上に張り出すように延長して庇部5を形成したものである。この香炉1によれば、香立て載置部4上に香立て11を載せ、小孔13に香を立てて焚くことにより、灰が底部2に落下し、次いで傾斜面の作用によって最深部、即ち香立て載置部4の下部に収容される。この位置は、庇部5の作用によって目隠しされ、香を焚く者等の目にふれない。また、底部2にも灰が留まらないので、常に清潔感が得られる。
【選択図】図2
Description
一般に線香を焚く場合、線香を浅い壷状、或いは椀状とも言える香炉に立てて焚くのであるが、これらの香炉については例えば「香と香道」(平成5,12,5日、雄山閣出版株式会社発行)に種々のものが例示されている。
何れにしても、香を焚くことによって発生する灰は香炉内に落下し、焚き残りとともに香炉内に残り、美観を損ない、不潔感を与えるもんであった。
焼香した香の残渣を最深部に向けて滑落させるべく一方向に向けて傾斜した底部と、
前記底部を囲む壁部と、
前記底部の最深部に対応する位置に前記壁部の一部を切欠いて形成した平面状の香立て載置部と、
前記香立て載置部の端部から前記底部の最深部上に張り出すように形成した庇部と、
からなることを特徴とする香炉(請求項1)。
そして、壁部の一部、即ち前記底部の最深部に対応する部分は切り欠かれていて、この切り欠き部分は平面状に形成され、更にその端部は底部の最深部上に張り出すように延長して庇部を構成している。従って、香を焚くことによって生じた灰は、最深部に溜まるとともに、庇部によって目隠しされ、香を焚く者の目からは、灰等の残渣が見えなくなる。
また、円形の場合は、香炉そのものを小ぶりにできる利点があり、前記多角形等と相俟ってデザイン性が向上する。
なお、前記のように小孔は香立ての肉薄の部分に形成されるので、焚き滓として残る香の量が少なく、高価な香を無駄なく焚くことができる。
最深部に対応する位置には、前記壁部を切り欠くようにして平面上の香立て載置部が設けられ、その先端から底部上に張り出すようにして庇部が設けられている。従って、香立て載置部及び庇部の下側に灰を収納するポケットが設けられたようになる。そして、最深部に集積された灰は、庇部によって恰も目隠しされたようになり、灰の蓄積による汚れや飛散を防止できる。
更に、香立て載置部の長さと香立ての長さは、同等又は前者が長く設定されている。従って、香立てが香立て載置部から香炉外にはみ出すことがなく、不注意によって香を立てた状態の香立てを倒す等の事故を防止できる。また、手指等により香立てを底部方向に押すことにより、香を立てた小孔が底部上にせり出し、焚き残りの香を底部上に落とし、更に最深部に集積させることができる。
従って、前記香炉は、灰や焚き残りなどの残渣が香を焚く者や周囲の人の目から隠され、常に汚れの無い状態で香を楽しむことができる。
香炉1は陶器により一体に構成されたものであり、全体として四角形状のブロックに形成されている。底部2は上部から見て四角形に形成され、その周囲の四方は壁部3により囲われている。そして、底部2の対角線上のひとつに対応する位置において壁部3の一部が段差状に切り欠けられ、ここに平面状の香立て載置部4が設けられている。
因みに、各部の寸法を例示すると、香炉1の外形の四辺は120mm程度、壁部3の高さ(香炉1の高さ)は63mm程度、厚みは30mm程度、内法である底部2の外縁のうち二辺は30mm程度であるが、香立て載置部4に連続する二辺は後述する庇部5によって短くなっている。また、香立て載置部4の高さは33mm程度に設定されている。但し、これらの寸法は限定されるものではなく、あくまでも例示にすぎない。
小孔13を肉薄の先端部に設ける理由は次の通りである。
即ち、線香12を焚く場合、図1〜図3に示すように香立て載置部4上に香立て11を載せ、小孔13に線香12の一端(基部となる)を差込み、他端(点火される部分)を底部2上に斜めに差し出すようにする。線香12を焚き続けると次第に短くなり、小孔13の近傍まで焚き続けると、香立て11に熱を奪われ自然に消える。
従って、小孔13を肉薄部に設けることにより、焚き残って燃え滓となる部分が小さくなり、高価な線香12を有効に利用することができる。
香立て載置部4は、四角形の香炉1一つの対角線に沿って設けられているので、最長部は対角線上にある。一方、香立て11は瓢箪型(ひさご型)であるから、長手方向の長さが最長部となる。
そして、本考案では香立て載置部4の最長部と同等長さの香立て11を適用するか、或いは各図に示すようにそれ以下の長さの香立て11を適用する。香立て載置部4の最長部と香立て11の長さが等しい場合は、香立て載置部4の後端から香立て11の後端部がはみ出すことがなく、しかも小孔13が香立て載置部4上に位置決めされるので、小孔13に香12を立てても底部2上にすり抜けることはない。
線香12を焚く場合、各図に実線で示すように香立て載置部4上に香立て11を位置決めし、小孔13に線香12を立てる。この結果、図2に示すように線香12は底部2の上部に傾いた状態で立てられ、小孔13の傾斜角度、香12の長さにより灰が底部2上に落ちるように位置決めされる。
この状態で、線香12の先端に点火すると、燃焼に応じた灰が図2に矢印Aで示したように底部2上に落下する。次いで、底部2の傾斜によって庇部5の下部、言い換えれば香立て載置部4の下部まで滑落し、そのまま収容される。線香12の燃焼が進むにつれて灰が落下し、収容される灰の量が増加するが、それらは全て香立て載置部4の下部に集積する。
そして、線香12が小孔13の近傍まで焚かれると、熱が香立て11により奪われ、火が消える。この状態で、図3及び図4に示すように手指等により香立て11を矢印B方向に押すと、小孔13が図3及び図4に想像線で示すように底部2上に乗り出し、燃え残りの香12の小片12aが底部2上に抜け落ち、前記同様に香立て載置部4の下部に集積される。
なお、集積された線香の残渣を捨てる場合は、紙の上や袋内において香立て載置部4を上にするようして立てればよく、残渣は底部2を逆に滑って紙の上などに移し替えられる。香立て載置部4の反対側も角部であるから、残渣は散らかることなく、流れるように紙上等に移し変えられる。
また、材質も陶器に限定されず、重みのある合成樹脂等により構成してもよい。
2 底部
3 壁部
4 香立て載置部
5 庇部
11 香立て
12 香
13 小孔
A,B 矢印
Claims (6)
- 焼香した香料の残渣を最深部に向けて滑落させるべく一方向に向けて傾斜した底部と、
前記底部を囲む壁部と、
前記底部の最深部に対応する位置に前記壁部の一部を切欠いて形成した平面状の香立て載置部と、
前記香立て載置部の端部から前記底部の最深部上に張り出すように形成した庇部と、
からなること特徴とする香炉。 - 前記底部の外縁形状が多角形、円形、楕円形の何れかであることを特徴とする請求項1記載の香炉。
- 前記底部の外縁形状が四角形であることを特徴とする請求項1または2記載の香炉。
- 前記香立て載置部及び前記庇部は、前記壁部の切り欠き面の端面と一体化していることを特徴とする請求項1、2または3記載の香炉。
- 前記香立て載置部上に線香を立てる小孔を設けた香立てを載置して香を焚くことを特徴とする請求項1記載の香炉。
- 前記香立て載置部の最長部の長さは、少なくとも前記香立ての長手方向の長さと同じか、又はそれ以上であることを特徴とする請求項1、2または3記載の香炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009141U JP3119056U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 香炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009141U JP3119056U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 香炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3119056U true JP3119056U (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=43469307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005009141U Expired - Lifetime JP3119056U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 香炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119056U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06136791A (ja) * | 1992-10-22 | 1994-05-17 | Kubota Corp | バックホウ |
-
2005
- 2005-11-01 JP JP2005009141U patent/JP3119056U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06136791A (ja) * | 1992-10-22 | 1994-05-17 | Kubota Corp | バックホウ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8360071B2 (en) | Covered ashtray with reversible top | |
US6776968B2 (en) | Diffuser | |
KR20190049791A (ko) | 향 버너 장치 및 방법 | |
JP3119056U (ja) | 香炉 | |
US1948880A (en) | Cigarette snuffer | |
US4239049A (en) | Ashtray | |
US2029139A (en) | Ash receptacle | |
US5105832A (en) | Ashtray | |
JP3245836U (ja) | 香炉 | |
US2227354A (en) | Combined ash tray and cigarette extinguisher | |
JP2006051266A (ja) | 焼香用線香立て | |
KR100540866B1 (ko) | 향 꽂이 | |
KR200198583Y1 (ko) | 담배 재떨이 | |
EP1145655A1 (en) | Device for extinguishing cigarettes | |
KR200345680Y1 (ko) | 담뱃불 소화기 | |
JP3016648U (ja) | 香 炉 | |
KR200302866Y1 (ko) | 향 꽂이 | |
KR200382050Y1 (ko) | 담배갑 | |
JP3833201B2 (ja) | 線香立てユニット及びこれを具えた墓碑 | |
KR200382373Y1 (ko) | 재떨이 | |
JP2516600Y2 (ja) | 香炉皿 | |
KR200296338Y1 (ko) | 일회용 재떨이 | |
KR950005842Y1 (ko) | 담배 연기 줄이는 재떨이 | |
JP2021122309A (ja) | 香炉 | |
JPH0432078Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |