JP2006050761A - 電機子用巻線装置及びその巻線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線装置のコイルボビンの置き場の狭小化やコンパクト化を実現する。
【解決手段】21本のノズル2を用いた巻線装置において、コイルボビン3と、コイル線3aを移動させるフィーダー12と、コイル線を所定長に切断する切断カッター8と、コイル線の被覆を剥ぎ取る剥離カッター9とをそれぞれ7台設け、ノズルと同数のマガジンパイプ6aに7本ずつコイル線を入れて切断することによりコイル素線3bをマガジンにストックし、コイル素線が21本ストックされたら送出棒13によりコイル素線をノズルに移動させる。それらの部品の低減および設置スペースの縮小化を促進し得ると共に、コイルボビンの数も少なく、その置き場所を広くしないで済む。1回の巻線に使用される所定長に切断されたコイル素線をノズルに供給し、そのコイル素線をノズルから引き出すようにして巻線することから、太線のコイル素線を電機子に巻線するものに好適である。
【選択図】図2

Description

本発明は、電機子用巻線装置に関するものである。
従来、電動モータの電機子に対するコイルの巻線を行う巻線装置には種々のものがあるが、例えばコアスロット数と同数のノズルを電機子の軸線に対して放射状に配設して、ノズルと電機子との相対運動(軸線方向および周方向変位)によりコアスロット間にコイル素線を巻回するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平12−308315号公報
しかしながら上記したような巻線装置にあっては、ノズルの各々にコイル素線を通すためにノズルと同数分のコイルボビンを配置しておき、コイルボビンからコイル素線を引き出してノズルに供給して巻線を行っていた。その場合、多数のコイルボビンを配置する必要があるためコイルボビンの置き場が大きくなってしまうという問題があった。また、ノズルとコイルボビンとの間にコイル素線供給マガジンを設け、それによりコイルボビンからのコイル素線の引き出し及びノズルへの送り出しとコイル素線の切断とを行うが、それらの機構もノズル数と同数設けることになり、装置が大型化するという問題があった。
このような課題を解決して、コイルボビンの置き場の狭小化や装置のコンパクト化を実現するために本発明に於いては、電機子に対してその軸線方向および周方向に相対変位可能なノズルを複数配設し、複数本のコイル素線を前記複数のノズルから引き出して前記電機子のコアスロット間にコイル素線を巻回するようにした電機子用巻線装置であって、前記ノズルの前記電機子の巻回側とは反対側に隣り合わせに前記ノズルと同数設けられかつ前記コイル素線をストックしておくためのマガジンと、コイル線をコイルボビンから繰り出して前記マガジンに入れるまで移動させるべく当該コイル線を把持しつつ変位可能に設けられたコイル線移動手段と、前記マガジンに入れられた前記コイル線を前記コイル素線とするべく切断する切断手段と、前記コイル素線を前記マガジンから前記ノズルに送り出すためのコイル素線送出手段とを有するものとした。
特に、前記複数のノズルの配設方向に前記マガジンと前記ノズルとが相対変位可能にされ、少なくとも前記コイル線移動手段と前記切断手段とが前記ノズルの全数よりも少ない数に設けられていると良い。また、前記マガジンに一度に入れられる前記コイル素線の数が前記ノズルの全数よりも少ないと良い。また、前記コイル線の被覆を除去するための剥離手段が設けられていると良い。
あるいは、電機子に対してその軸線方向および周方向に相対変位可能なノズルを複数配設し、複数本のコイル素線を前記複数のノズルから引き出して前記電機子のコアスロット間にコイル素線を巻回するようにした巻線方法であって、前記ノズルの前記電機子の巻回側とは反対側に隣り合わせに前記ノズルと同数設けられかつ前記コイル素線をストックしておくためのマガジンを有し、前記ノズルの数よりも少ない本数のコイル線をコイルボビンから前記マガジンに入れると共に、前記マガジンに入れられた前記コイル線をコイル素線とするべく切断し、前記マガジンに入れられた前記コイル素線の数が前記ノズルの数と同数になったらそれらコイル素線を前記マガジンから前記ノズルに移動させると良い。
このように本発明によれば、マガジンとノズルとを相対変位可能として、コイルボビンからマガジン側にコイル線を変位させるためのコイル線変位手段とコイル線をコイル素線にするべく切断するための切断手段とを設けることにより、電機子に対してノズルにより巻線を行っている間に次のコイル線を切断してコイル素線としてマガジンにストックすることができる。マガジンへのストック作業を複数回に分けて行うことができ、各ノズルに対してコイルボビンを用意しておく必要が無くなるため、コイルボビンの置き場所を小さなものとすることができ、装置全体の省スペース化を促進し得る。また、切断されたコイル素線がマガジンに供給され、従来のようにコイルボビンからノズル先端までコイル線が引き回されないため、コイル線のテンションによる巻線装置への負担を軽減することができる。なお、1回の巻線に使用される長さに切断されたコイル素線をノズルに供給し、そのコイル素線をノズルから引き出すようにして巻線することから、太線のコイル素線を電機子に巻線するものに好適である。
特に、複数のノズルの配設方向にマガジンとノズルとが相対変位可能にされ、少なくともコイル線移動手段と切断手段とがノズルの全数よりも少ない数に設けられていることにより、それらの部品の低減および設置スペースの縮小化を促進し得る。また、マガジンに一度に入れられるコイル素線の数がノズルの全数よりも少ないと良い。ノズルに対してマガジンが相対変位可能であり、マガジンに入れられたコイル素線をコイル素線がセットされていないノズルに整合させることができ、その状態でコイル素線送出手段によりマガジンからコイル素線をノズルに送り出すことにより、ノズルにコイル素線をセットすることができる。これを何回か繰り返すことによりコイル素線を全てのノズルにセットすることができるため、マガジンに一度に入れるコイル素線の数をノズルの全数よりも少なくすることができ、マガジンもコンパクト化し得る。
また、コイル線の被覆を除去するための剥離手段を例えばマガジンの手前に配設することにより、コイル線変位手段によりマガジンにコイル線を送る時にコイル線の必要な部分(例えばコイル素線の両端部)の被覆を除去することができ、別工程での剥離作業を行う必要が無くなる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された巻線装置の全体を示す模式的要部斜視図であり、図2はその模式的部分側面図である。なお、図ではフレームなどは省略しており、固定部分と可動部分については各部分の説明において示す。
図1に示されるように、巻線対象の電機子1のコアスロット数と同数(例えば21本)のノズル2が配設されている。なお、ノズル2は図2に併せて示されるように、電機子1のコアスロットに直交するように向いて電機子1の軸線に対して放射状にかつ周方向に等ピッチで配設された直線状の可動ノズル2aと、可動ノズル2aに連続しかつ1/4円弧状に曲成されて電機子1の軸線と平行するように形成された固定ノズル2bとからなる。
コイルボビン3から繰り出されるコイル線3aが固定ノズル2bに至るように引き渡されている。そのコイル線3aから1回の巻線に使用される所定長に切断されたコイル素線3bが全てのノズル2にセットされるようになっている。
また、電機子1は、そのモータ軸の両端を各回転チャック4a・4bにより把持されて支持されており、回転チャック4a・4bを図2の矢印Aに示されるように回転運動させたり、矢印Bに示されるように直線運動させたりして、軸線回りに正逆転したり軸線方向に往復動し得るようになっている。上記可動ノズル2aはその軸線方向である図2の矢印Cに示されるように往復動し得るように例えばピストン型アクチュエータにより支持されている。その可動ノズル2aの変位と電機子1の上記変位とを組み合わせた動きによりノズル2からコイル素線3bを引き出しつつ巻線が行われる。その巻線にあっては、例えば背景技術で示した特許文献に示されているノズルと電機子との動きによる巻線方法であって良く、その詳しい説明は省略する。なお、電機子1のコンミテータへの固定用にプッシャー5が設けられている。
固定ノズル2bの電機子1に対して巻線する側とは反対側となるコイル線供給側(以下、上流側と称す)には、マガジン6を構成する複数のマガジンパイプ6aが図示例ではノズル2と対応し得る周方向等ピッチにて同数配設されている。これらマガジンパイプ6aは、電機子1の軸線に平行にかつ全体で円筒状になるように配設されていると共に、各中間部を円形の支持板7により支持されている。なお、支持板7は、電機子1の軸線回りに図2の矢印Dに示されるように回転しかつ矢印Eに示されるように軸線方向に往復動するように、図示されないモータおよび直動型アクチュエータにより駆動される。したがって、マガジンパイプ6aも同様に回転かつ軸線方向に変位し得る。
マガジン6の上流側の直近には切断手段としての切断カッター8が設けられている。切断カッター8は、コイル線3aを切断し得るものであれば良く、図示例では図2の矢印Fに示されるように往復動し得る可動刃と、その可動刃の突出方向にコイル線3aを挟んで位置する固定刃とを組み合わせて構成されている。
また、切断カッター8の上流側には剥離手段としての剥離カッター9が設けられている。剥離カッター9もコイル線3aの必要な部分の被覆を剥ぎ取るものであれば良く、図示例ではコイル線3aをガイドし得る挿通孔を有する円筒体と、図2の矢印Gに示されるように挿通孔に対して同軸的に回転し得る回転刃とを組み合わせて構成されている。例えば回転刃を複数枚の螺旋状の刃とし、コイル線3aを変位させつつ回転刃を回転させることにより、その部分のコイル線3aの被覆を剥ぎ取ることができる。
これら切断カッター8及び剥離カッター9は、ノズル2の全数よりも少ない数だけ設けられていて良い。図示例のようにコアスロット数(ノズル2の数)が21と多い場合には例えばノズル2の全数の整数分の1である7台ずつ設けると良いが、その数を整数分の1に限定するものではない。
切断カッター8及び剥離カッター9の数に合わせてコイルボビン3の数は7個であって良い。コイルボビン3の近傍にはコイルボビン3から繰り出されるコイル線3aの曲がりやねじれなどを直すためにプーリ列からなる矯正機11が配設されており、矯正機11の出口側(コイルボビン3とは相反する側)にはフィーダー12が設けられている。この矯正機11およびフィーダー12もそれぞれ7台であって良い。
フィーダー12は、図2の矢印Hに示されるようにコイル線3aの長手方向に往復動し得るスライダと、コイル線3aを把持し得るクランプ機構とからなる。クランプ機構としては例えばV字溝を有する2部材を両V字溝同士が互いに対向するように設けられたものであって良い。両V字溝間に形成される開口にコイル線3aを通し、2部材を近接離反させることにより、両V字溝によりコイル線3aを選択的に把持したり解放したりすることができる。
また、切断カッター8及び剥離カッター9の列間に位置すると共にノズル2と同数の送出棒13が電機子1の軸線に平行にかつ全体で円筒状になるように配設されている。送出棒13のコイルボビン3側の基端部は可動支持部材14により支持され、マガジン6側となる延出方向端部はガイドパイプ15により保持されている。なお、ガイドパイプ15は、ノズル2と同数であって各マガジンパイプ6aと同ピッチに配置されている。
次に、このようにして構成された本巻線装置におけるコイル素線の供給要領について以下に示す。なお、コイル線3aは切断カッター8により切断された状態にあるとする。
まず図3(a)に示されるように、待機位置に位置するフィーダー12によりコイル線3aを把持し、その把持状態のフィーダー12を図の矢印Hに示されるようにマガジン6側に向けて所定量L1変位させる(図の想像線)。それにより、コイル線3aの先端が所定量L1だけマガジン6側に移動し、その分のコイル線3aがコイルボビン3から繰り出される。その所定量L1は、マガジンパイプ6aの全長とほぼ同じとする。
次に図3(b)に示されるように、切断カッター8でコイル線3aのマガジンパイプ6aから出ているところを切断する。これにより上記したように所定量L1の長さのコイル素線3bがマガジンパイプ3b内に受容されたセット状態となる。この時、フィーダー12を、コイル線3aの把持状態を解除(解放)した後図の想像線の矢印Hに示されるように待機位置(図の想像線)まで戻しておく。
なお、上記フィーダー12によるコイル線3aの移動の際に、コイル素線3bの巻き始め側であるコイル線3aの先端部分を、コイル線3aの移動に伴って剥離カッター9によりコイル線3aの該当する部分の被覆を剥ぎ取る作業を同時に行う。この場合の剥離カッター9の作動始まりと終わりのタイミングは、例えばフィーダー12の変位を検出する変位センサやリミットスイッチを設けて、所定の位置に変位したことを検出することで可能である。なお、上記したようにコイル線3aの先端部分のみの剥離に限定されず、ヒュージング時に被覆が除去されるため剥離する必要がないコイル素線3bの後端となる部分の被覆を剥離カッター9により予め剥ぎ取るようにしても良い。これにより、ヒュージング効率が向上し得る。
本図示例の場合には21本のノズルに対して7本のコイル線3aに対して上記作業を行うことから、7本のコイル素線3bがマガジン6にストックされたら、マガジン6を図2の矢印Dに示されるようにマガジンパイプ6aの7本分回転させる。なお、このようにマガジン6を回転させることから、この作業工程においては、マガジンパイプ6aの回転による干渉を防止するべく、マガジンパイプ6aと固定ノズル2bおよび切断カッター8のそれぞれとの間に若干の隙間が生じるようにマガジン6を位置させておく。
そして、新たな7本のマガジンパイプ6aを対象として上記作業を行い、コイル線3aを所定量L1に切断してそれらのマガジンパイプ6aに新たな7本のコイル線3aをストックする。さらに次の7本分に対しても同様に行って、1つの電機子1に必要な21本分のコイル素線3bをマガジン6にストックする。
次に、マガジン6を所定角度だけ回転してマガジンパイプ6aとガイドパイプ15とを整合させ、マガジンパイプ6a内にストックされているコイル素線3bをノズル2に移動させるべく、送出棒13を図3(c)の矢印Iに示されるようにマガジン6側に変位させる。この時、コイル素線3bの移動が円滑になるように、図3(c)に示されるように支持板7を矢印Eに示されるように変位してマガジンパイプ6aとノズル2との隙間を無くすようにすると良い。なお、図示例ではマガジンパイプ6aおよびガイドパイプ15が共にノズル2と同数の21本配設されていることから、マガジンパイプ6aの配列の半ピッチ分だけマガジン6を回転させれば良い。
上記送出棒13の変位により、図3(d)に示されるようにコイル素線3bはノズル2に完全に移動する。その時の移動距離L2は、マガジン6にストックされているコイル素線3bをマガジンパイプ6aからノズル2へ移動させかつその先端を可動ノズル2aの先端から所定量露出させるのに必要な距離とすると良い。なお、コイル素線3bをノズル2に移動させた後には送出棒13を図の想像線の矢印Iに示されるように待機位置まで戻す。
上記コイル素線3bのノズル2aへの移動により、図2に示されるように全ノズル2にコイル素線3bがそれぞれ入れられたセット状態になったら、コイル素線3bの可動ノズル2aから露出している先端部をコンミテータのライザに係合させてプッシャー5により仮止めし、可動ノズル2aと電機子1との相対運動により、コイル素線3bをノズル2から引き出しつつ電機子1のコアスロット間に巻回して巻線を行う。この巻線を行っている時にはマガジン6及びその上流側の各機構にあってはスリーブ2とは切り離して動作させることができるため、巻線中に上記コイル素線3bの作成作業を行うことができる。これにより、巻線工程の効率化を促進し得る。
このようにして巻線を行うことができるため、複数のノズル2にコイル素線3bをセットし、ノズル2と電機子1との運動の組み合わせにより巻線を行う巻線において、ノズル2の全数分のコイルボビン3を設ける必要が無く、全数置いた場合に広いスペースを取るコイルボビン3の設置スペースを狭小化し得る。
同様にコイル線3aを図示例ではノズル2の全数に対して1/3の7本ずつ処理することから、その処理に関係する矯正機11、フィーダー12、剥離カッター9、切断カッター8もそれぞれ7台ずつで良く、それらを全数設ける装置に対して大幅なコンパクト化を達成し得る。また、1回の巻線に使用される長さのコイル素線3bにして巻線を行うことから、巻線時のコイル長さおよび重量を削減しかつ定量化することができるため巻線時のコイル素線3bのノズル2からの引き出し抵抗を軽減することができる。引き出し抵抗が大きいと電機子1のアーマチュアコアにダメージを与える原因となるが、そのような問題も解消し得る。
コイルボビン3からマガジン6に至るコイル線供給部に空きスペースができることから、例えばコイル線の線径違いを2セット分設けることができ、コイル線の種類を変える時に即座に変更可能であり、コイル線変更時の段取りロスを無くすことができる。また、コイルボビン3の数も少なく、その交換作業も容易かつ早く行うことができる。
また、図示例ではマガジンパイプ6aをノズル2と同数設けたが、マガジン6を回転させることにより任意のマガジンパイプ6aを任意のノズル2に整合させることができるため、マガジンパイプ6aの数を任意の数に減らすこともできる。その場合には、切断カッター8で切断した後に所定のノズル2の位置までマガジン6を回し、送出棒13でマガジンパイプ6a内のコイル素線3bを対象となるノズル2に送り込み、次のコイル線3aのために切断カッター8に整合させる位置に戻す。以下、ノズル2の全数に達するまで繰り返せば良い。
また、コイル素線3bの長さは、全て同一長さでなくても良く、巻線の仕様により、異なる長さのものを巻くことも可能である。この場合には、先に巻き終わったコイル素線の端部(後端部)をコンミテータのライザに係合させておき、巻き終わっていない残りのコイル素線を巻く作業を引き続き行って、電機子に全てのコイル素線を巻装するようにしても良い。
本発明が適用された巻線装置の全体を示す模式的要部斜視図である。 巻線装置の模式的部分側面図図である。 (a)はコイル線をマガジンに入れる前の状態を示す図であり、(b)はコイル線をマガジンに入れた状態を示す図であり、(c)はノズルとマガジンパイプとを整合させた状態を示す図であり、(d)は送出棒によりコイル素線をマガジンからノズルに移動させた状態を示す図である。
符号の説明
1 電機子
2 ノズル
3 コイルボビン、3a コイル線、3b コイル素線
6 マガジン、6aマガジンパイプ
8 切断カッター
9 剥離カッター
12 フィーダー
13 送出棒

Claims (5)

  1. 電機子に対してその軸線方向および周方向に相対変位可能なノズルを複数配設し、複数本のコイル素線を前記複数のノズルから引き出して前記電機子のコアスロット間にコイル素線を巻回するようにした電機子用巻線装置であって、
    前記ノズルの前記電機子の巻回側とは反対側に隣り合わせに前記ノズルと同数設けられかつ前記コイル素線をストックしておくためのマガジンと、コイル線をコイルボビンから繰り出して前記マガジンに入れるまで移動させるべく当該コイル線を把持しつつ変位可能に設けられたコイル線移動手段と、前記マガジンに入れられた前記コイル線を前記コイル素線とするべく切断する切断手段と、前記コイル素線を前記マガジンから前記ノズルに送り出すためのコイル素線送出手段とを有することを特徴とする電機子用巻線装置。
  2. 前記複数のノズルの配設方向に前記マガジンと前記ノズルとが相対変位可能にされ、少なくとも前記コイル線移動手段と前記切断手段とが前記ノズルの全数よりも少ない数に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電機子用巻線装置。
  3. 前記マガジンに一度に入れられる前記コイル素線の数が前記ノズルの全数よりも少ないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電機子用巻線装置。
  4. 前記コイル線の被覆を除去するための剥離手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電機子用巻線装置。
  5. 電機子に対してその軸線方向および周方向に相対変位可能なノズルを複数配設し、複数本のコイル素線を前記複数のノズルから引き出して前記電機子のコアスロット間にコイル素線を巻回するようにした巻線方法であって、
    前記ノズルの前記電機子の巻回側とは反対側に隣り合わせに前記ノズルと同数設けられかつ前記コイル素線をストックしておくためのマガジンを有し、
    前記ノズルの数よりも少ない本数のコイル線をコイルボビンから前記マガジンに入れると共に、前記マガジンに入れられた前記コイル線を前記コイル素線とするべく切断し、前記マガジンに入れられた前記コイル素線の数が前記ノズルの数と同数になったらそれらコイル素線を前記マガジンから前記ノズルに移動させることを特徴とする電機子用巻線装置の巻線方法。
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