JP2006048940A - 光源装置および交通信号灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の交換が容易かつ迅速にでき、かつ擬似点灯現象を防止することのできる光源装置および交通信号灯を提供する。
【解決手段】光源装置1は、光源2と、光源2をそれぞれ一方の面3aに配設する複数の基板3と、一端側4aに口金10を有し、他端側4bに各基板3が回動自在となるようにかつ各基板3のそれぞれの一方の面3aが対向可能に各基板3のそれぞれの一端側3bを支持している基体4と、基体4内に収容され、光源2を付勢する点灯回路5と、基体4の他端側4bにおいて、各基板3を展開状態または収納状態に回動させる回動手段9を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路や鉄道などに使用される光源装置および交通信号灯に関する。
従来、この種の交通信号灯としては、光源として白熱電球が採用されており、交通信号灯本体の背面側に白熱電球を装着するソケットが設けられている。そして、例えば年一度の頻度で白熱電球が不点となる前に、交通信号灯本体の少なくとも一部を開いて、ソケットに白熱電球を交換させるので、当該メンテナンス作業は、比較的容易に行われている。
しかし、近年、光源の交換間隔の長期化や消費電力の低減化などの要望によって、交通信号灯の光源として発光ダイオードが採用されている。発光ダイオードは、固体光源であって長寿命であるので、交換間隔を長くすることができ、さらに長期間にわたって所定の光量が得られるなどの利点を有している。
そして、前面レンズであるアウターレンズおよびインナーレンズが本体ケース側に取付けられ、基板および電源装置が本体ケースの後部に設けられる開口部に着脱自在な構成とされたカバー部側に取付けられている交通信号灯具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術の交通信号灯具は、発光ダイオードの不点などの事故が発生したときに、カバー部ごと交換するものであり、これにより、電源に起因して事故を生じる部分である基板および電源装置が交換される。すなわち、カバー部を交換することにより、メンテナンス作業が迅速かつ容易に行われるというものである。
ところで、交通信号灯は、西日などによる外光が前面レンズを通して交通信号灯本体内に入射すると、例えば反射板により反射され、再び前面レンズを通して外部に照射されるために、光源が点灯していないにも関わらず、光源が点灯しているように見える、所謂擬似点灯現象が発生するという問題がある。
この擬似点灯現象を防止するものとして、基板に配設されている発光ダイオード間に、表面を例えば断面が三角形の小突起形状とされた反射防止面に形成した反射防止部を有し、反射光を偏向させている交通信号灯が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−30785号公報(第3頁、第5図) 特開11−7598号公報(第3頁、第3図)
特許文献1は、発光ダイオードの不点などの事故が発生したときに、カバー部自体の他、事故の原因でない基板または電源装置も交換するので、交換費用が高価になるという欠点を有する。また、カバー部ごと交換しても、白熱電球を交換するほど容易に光源を交換できないものである。
また、特許文献2も同様に、容易に光源を交換することができないという欠点を有する。
本発明は、光源の交換が容易かつ迅速に行え、かつ擬似点灯現象を防止することのできる光源装置および交通信号灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光源装置の発明は、光源と;光源をそれぞれ一方の面に配設する複数の基板と;一端側に口金を有し、他端側に各基板が回動自在となるようにかつ各基板のそれぞれの一方の面が対向可能に各基板のそれぞれの一端側を支持している基体と;基体内に収容され、光源を付勢する点灯回路と;基体の他端側において、各基板を展開状態または収納状態に回動させる回動手段と;を具備することを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
基板は、アルミニウム(Al)などの金属板を基材としたものであってもよく、ガラス繊維で補強したエポキシ材などの樹脂であってもよい。
「展開状態」とは、各基板の光源の放射光が略同一方向に照射されるように各基板が配設される状態を示す。「収納状態」とは、例えば、展開状態の照射方向に沿うように各基板が配設される状態を示す。そして、「各基板のそれぞれの一方の面が対向可能に」とは、収納状態のときに、各基板のそれぞれの一方の面が向き合うことを意味する。
本発明によれば、光源装置は、各基板を収納した状態で灯具本体内に挿入され、その後、回動手段により各基板が展開状態にされる。そして、基体の口金は、適宜、灯具本体に設けられたソケットに螺着される。これにより、光源装置は、光源が灯具本体の開口に臨んだ状態で灯具本体内に配設される。
請求項2に記載の光源装置の発明は、光源と;光源を配設する複数の基板と;灯具本体内に配設された状態では各基板を展開させ、灯具本体内に配設される前の状態では各基板を収納させる動作手段および口金を有する基体と;基体内に収容され、光源を付勢する点灯回路と;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、各基板を収納させた状態で基体が灯具本体内に挿入され、基体が灯具本体内に配設された状態で各基板が展開される。これにより、光源装置は、光源が灯具本体の開口に臨んだ状態で灯具本体内に配設される。
請求項3に記載の光源装置の発明は、請求項1または2記載の光源装置において、隣り合う基板は、当該基板間に展開する低反射率の幕状体を取り付けていることを特徴とする。
低反射率の値は、当該反射率を有する幕状体の表面で反射した外光の反射光が擬似点灯現象を生じさせないものであればよい。そして、基板の表面も低反射率を有するように、黒色あるいは黒色に近い反射率に表面処理されていることが好ましい。
本発明によれば、光源装置が灯具本体内に配設されたときに、展開の幕状体が灯具本体の内面を覆う。そして、幕状態に外光が入射しても、幕状体は低反射率を有するので、幕状体の表面から反射される反射光は小さいものとなる。
請求項4に記載の光源装置の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の光源装置において、各基板の収納状態を保持するラッチ機構を有し、ラッチが解除されたときに、基体内に配設されているばねの弾性復帰力により各基板が展開状態になることを特徴とする。
本発明によれば、ラッチ機構により、各基板が収納状態を保持することにより、基体が灯具本体内に容易に挿入される。そして、ラッチを解除することにより、ばねの弾性復帰力により各基板が自動的に展開され、各基板の光源が照射方向に向くようになる。
請求項5に記載の光源装置の発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の光源装置において、光源は、発光ダイオードであることを特徴とする。
本発明によれば、発光ダイオードは、長寿命であり、消費電力が小さいので、光源装置の交換間隔が長期間に設定され、電力消費量が低減される。
請求項6に記載の光源装置の発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の光源装置において、光源は、蛍光ランプであることを特徴とする。
蛍光ランプは、熱陰極形または冷陰極形のいずれであってもよい。そして、蛍光ランプは、基板の表面に配設されるので、小形が好ましく、例えば管外径2〜18mmとすることができる。
本発明によれば、光源として蛍光ランプを採用することにより、発光ダイオードよりも安価で発光効率の高い光源装置が提供される。
請求項7に記載の交通信号灯の発明は、請求項1ないし6いずれか一記載の光源装置と;光源装置を装着可能なソケットと;一端部に開口および他端部に各基板が収納状態である光源装置を挿通可能な挿通孔を有し、この挿通孔に光源装置またはソケットを挿通させた状態でソケットを他端部に着脱可能に配設している灯具本体と;灯具本体の一端部に装着された透光性のカバーと;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、各基板が収納された状態の光源装置を挿通孔に挿通させることにより光源装置が灯具本体内に挿入され、口金をソケットに螺着することにより光源装置が交通信号灯本体に配設される。
請求項8に記載の交通信号灯の発明は、請求項1ないし6いずれか一記載の光源装置と;光源装置を装着可能なソケットと;一端部に開口および他端部に各基板が収納状態である光源装置を挿通可能な挿通孔を有し、この挿通孔に光源装置またはソケットを挿通させた状態でソケットを他端部に着脱可能に配設している灯具本体と;灯具本体内の他端部側に配設されている光源からの光を反射させる反射手段と;灯具本体の一端部に装着された透光性のカバーと;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、各基板が展開状態のときに、基体、基板および展開した幕状体により、反射手段が覆われるので、反射手段に入射される外光が小さくなり、反射手段からの反射光が低減される結果、擬似点灯現象が有効に防止される。
請求項1の発明によれば、各基板を収納した状態で光源装置を灯具本体内に挿入し、基体の口金をソケットに螺着し、さらに、各基板を展開状態に回動させることができるので、光源装置の交換を容易かつ迅速に行うことができる。
請求項2の発明によれば、各基板を収納させた状態で基体を灯具本体内に挿入し、基体が灯具本体内に配設された状態で各基板を展開させることができるので、光源装置の交換を容易かつ迅速に行うことができる。
請求項3の発明によれば、隣り合う基板間に配設された低反射率の幕状体は、灯具本体の内面を覆うとともに、展開の幕状体に入射した外光の反射光を小さくするので、光源装置が配設される交通信号灯において、擬似点灯現象を防止することができる。
請求項4の発明によれば、ラッチ機構により、各基板が収納状態を保持することにより、基体を灯具本体内に容易に挿入でき、その後、ラッチを解除することにより、ばねの弾性復帰力により各基板を自動的に展開することができるので、光源装置の交換を容易かつ迅速に行うことができる。
請求項5の発明によれば、光源は、長寿命で低消費電力の発光ダイオードであるので、省電力化を図ることができるとともに、光源装置の交換間隔が長くなってメンテナンス費用を低減することができる。
請求項6の発明によれば、光源は、蛍光ランプであるので、光源が発光ダイオードである場合よりも光源装置を安価に製造することができ、また、発光効率が高いことによりコストパフォーマンスを向上させることができる。
請求項7の発明によれば、各基板が収納状態である光源装置を挿通孔に挿通させ、口金をソケットに螺着することにより光源装置を灯具本体に配設できるので、余分なメンテナンス費用を掛けずに、光源装置の交換を容易かつ迅速に行える交通信号灯を提供することができる。
請求項8の発明によれば、各基板が展開状態のときに、基体、基板および展開した幕状体により、反射手段が覆われ、反射手段に入射される外光が小さくなるので、反射手段からの反射光を低減させることができ、白熱電球用の既存の交通信号灯においても、擬似点灯現象を有効に防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1〜図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は各基板が収納された状態の光源装置の概略側断面図、図2は光源装置の概略側面図、図3は基板が展開された状態の光源装置の概略側断面図、図4は基板が展開された状態の光源装置の概略正面図、図5は別の光源装置の概略側面図である。
図1において、光源装置1は、光源としての発光ダイオード2、基板3、基体4、点灯回路5、円筒体6およびばね7、回動手段としての回転部材9を有して構成されている。
発光ダイオード2は、複数個の基板3および1個の基板8の一方の面3a,8aにそれぞれ複数個が面実装され、例えば白色光を放射する構造に形成されている。
基板3は、例えばガラスエポキシ材からなり、長方形状に形成され、一端側3b(一端面)が回転部材9の取付部9aに支持(固着)されている。ここで、基板3の一方の面3aが対向するようにして、基板3が回転部材9に固着されている。また、基板8は、例えばガラスエポキシ材からなり、当該直径が円筒体6の直径よりも幾分小さい円形に形成され、円筒体6の上面6aに固着されている。ここで、基板8の一方の面8aは、外部に露出している。
基体4は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなり、略電球形状に形成され、一端側4aに口金10を有し、他端側4bに周回に亘って所定幅および所定長を有する略円弧状の突出部11,…,11が形成されている。突出部11,…,11の内部には、図示しない軸受が設けられ、この軸受に回転部材9の回転軸12が配設されている。突出部11,…,11は、回転部材9および回転軸12を介して各基板3のそれぞれの一端側3bを回動自在に支持している。すなわち、基体4の突出部11,…,11間は、切り欠きされ、突出部11,11間の切り欠き面4cに回転部材9が配置されている。そして、回転部材9は、回転軸12を介して取付部9aに対向する位置に、先端側が傾斜面に形成された突出部9bを一体的に設けている。
また、基体4は、円柱状の内部空間を有し、内部にリング状の段部13a,13bが形成されている。そして、外表面4dには、内部空間に連通する一対のL字スロット14,14が形成されている。L字スロット14には、円筒体6に一体的に接続されている支持棒15が挿通されている。支持棒15は、L字スロット14の水平部16および垂直部17に沿って案内され、水平部16および垂直部17の一端部17aにそれぞれ支持される。水平部16および垂直部17の幅は、支持棒15が案内可能な大きさに設定されている。
発光ダイオード2を付勢する点灯回路5は、当該電子部品等が基体4の一端側4aの内部空間に収容された回路基板18に配設されている。回路基板18は、例えばガラスエポキシ材からなり、基体4の内壁に図示しない支持部材や接着材などにより固着されている。点灯回路5は、交流電圧を直流電圧に変換する整流器19や電解コンデンサ20、直流電圧を調整する抵抗21やその他の部品を有して構成されている。
そして、回路基板18から電源線22a,22bが導出されて口金10に電気的に接続され、リード線23a,23bが導出されて基板8に接続されている。さらに、基板8からリード線24,…,24が導出され、各基板3に接続されている。リード線23a,23bおよびリード線24,…,24は、それぞれ撓ませて配設されており、円筒体6の移動または各基板3の回動によって支障が生じないようにしている。
点灯回路5は、口金10が給電されると、直流電圧を出力する。この直流電圧がリード線23a,23bを介して基板8の発光ダイオード2に印加され、さらにリード線24,…,24を介して各基板3の発光ダイオード2に印加されることにより、発光ダイオード2が点灯する。そして、発光ダイオード2から白色光が放射される。
そして、基体4の段部13bにリング状のばね7が配置され、ばね7に円筒体6が載置されている。円筒体6には、一対の支持棒15,15が取り付けられている。例えば、支持棒15の先端側にねじ部が形成され、円筒体6にねじ部が螺合される螺合部が形成されており、L字スロット14を介してねじ部が螺合部に螺合されることにより、支持棒15が円筒体6に取り付けられている。
一対の支持棒15,15がL字スロット14,14の水平部16,16に案内され、水平部16,16に支持されるときに、ばね7は、円筒体6に押圧されて圧縮している。このとき、円筒体6の上面6aは、基体4の段部13aの近傍に位置しており、この状態になるように、円筒体6の全長が予め設定されている。また、回転部材9は、手動で回動自在になっており、各基板3が基体4の切り欠き面4cに直立するように回転部材9が回転されると、回転部材9の突出部9bの先端側が円筒体6の上面6aの近傍に位置している。すなわち、各基板3が基体4の軸(対称軸)Aに沿うように回転部材9が回転されると、図2に示すように、各基板3は収納される。
図2において、隣り合う基板3,3は、当該基板3,3間に低反射率の布からなる幕状体25を取り付けている。この幕状体25は、基板3が収納されたときに折り畳み、基板3が展開したときに展開するものである。そして、例えば、手で支持棒15,15を掴み、L字スロット14,14の水平部16,16に支持されている支持棒15,15を垂直部17,17に移動させると、円筒体6は当該移動に応じて幾分回転する。
そして、支持棒15,15の掴みを解除すると、押圧されていたばね7の弾性復帰力により、図3に示すように、円筒体6が基体4の一端側4aから他端側4bの方向に移動される。このとき、支持棒15,15は、L字スロット14,14の垂直部17,17に案内されて移動する。そして、垂直部17,17の一端部17a,17aに当接すると、円筒体6の移動が停止する。
図3において、円筒体6が基体4の一端側4aから他端側4bの方向に移動すると、円筒体6の上面6aが回転部材9の突出部9bの傾斜面に当接する。突出部9bは、円筒体6に押圧されて回転軸12とともに回転される。これにより、回転部材9が回転し、取付部9aに取り付けられている基板3が回転する。そして、支持棒15,15がL字スロット14,14の垂直部17,17の一端部17a,17aに当接して支持されたとき、回転部材9の取付部9aが基体4の切り欠き面4cに当接する。このとき、基板3の他方の面3cは、切り欠き面4cに略位置している。こうして、各基板3は、基体4の軸(対称軸)A方向に対して90°を有するように回動される。各基板3は、図4に示すように、基体4から展開した状態となり、発光ダイオード2が配設されている基板3の一方の面3aが照射方向を向いている。
図4において、隣り合う基板3,3間に配設された幕状体25は、例えば黒色に形成され、光源装置1の正面側から入光する西日などの外光をほとんど吸収するように形成されている。すなわち、入光した外光が前記正面側に反射されることを抑制している。また、灯具本体の底面側が基板3および幕状体25などにより覆われるようになるので、当該底面側からの反射光が抑制されるようになる。これにより、例えば交通信号灯において、西日などによる外光による反射光が発光ダイオード2を点灯しているように見せる擬似点灯現象が防止される。
上述したように、光源装置1は、一対の支持棒15,15がL字スロット14の水平部16,16に支持されると、各基板3を基体4の軸A方向に沿うように折り畳んだ状態(収納状態)にすることができる。この収納状態で、例えば挿入孔より光源装置1が灯具本体内に挿入可能であるので、例えば灯具本体の分解作業が不要となり、光源装置1の交換が容易かつ迅速に行えるようになる。
そして、各基板3が灯具本体内に挿入されたときに、一対の支持棒15,15をL字スロット14の水平部16,16から垂直部17,17に移動させると、ばね7の弾性復帰力により、円筒体6および回転部材9を介して各基板3が基体4の軸A方向に対して90°回動されて展開されるので、光源装置1は、発光ダイオード2からの放射面積が大きい光源となり、所望の光束(明るさ)が得られる。
このように、L字スロット14,14および一対の支持棒15,15は、各基板3の収納状態を保持可能なラッチ機構を有しており、当該保持により、基体4が灯具本体内に容易かつ迅速に挿入される。そして、ラッチの解除により、ばね7の弾性復帰力により各基板3が自動的に回動されて展開されるので、手間を要せず、光源装置1の交換が容易かつ迅速に行える。
そして、光源としての発光ダイオード2は、長寿命で低消費電力であるので、光源装置1の省電力化が図られ、光源装置1を交換する間隔が長くなってメンテナンス費用が低減される。
なお、光源装置1は、基体4内にばね7を配設せず、一対の支持棒15,15を手動操作させて各基板3を展開状態または収納状態にするように構成してもよい。すなわち、図5に示すように、基体4の外表面4dに一対のコ字状スロット14Aを形成し、一対の支持棒15,15を水平部16に支持したときに各基板3を収納状態に保持させ、垂直部17で移動させることにより各基板3を回動させ、水平部16Aに支持したときに各基板3を展開状態に保持するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
図6は、本発明の第2の実施形態を示す光源装置の概略正面図である。なお、図4と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図6に示す光源装置26は、図4に示す光源装置1において、発光ダイオード2に代えて、基板3にU字状に屈曲された屈曲形バルブ27を有する蛍光ランプ28が配設され、基板8に環状に屈曲された屈曲形バルブ29を有する蛍光ランプ30が配設されている。屈曲形バルブ27および屈曲形バルブ29は、例えば菅外径17.5mm、肉厚が1.1mmのソーダライムガラス管からなっている。
蛍光ランプ28は、基板3に配設された支持金具31,32に支持され、蛍光ランプ30は、基板8に配設された支持金具33,33に支持されている。そして、基板8から電源コード(ランプ線)34,…,34が導出され、各基板3に接続されている。図1に示す点灯回路5は、蛍光ランプ28および蛍光ランプ30を付勢するように構成されている。
蛍光ランプ28,30は、発光ダイオード2よりも安価で発光効率の高いので、光源装置26のコストパフォーマンスが向上される。
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。
図7〜図9は、本発明の第3の実施形態を示し、図7は交通信号灯の概略側断面図、図8は開いた状態の交通信号灯の概略側断面図、図9は光源装置が配設される状態を示す交通信号灯の概略側断面図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図7に示す交通信号灯35は、図1に示す光源装置1、灯具本体としての交通信号灯本体36、ソケット37、カバー39を有して形成されている。
交通信号灯本体36は、光源装置1を取り囲むように、回転放物面、回転楕円面などの回転2次曲面を必要に応じて変形させて形成され、一端部36aに略円筒状または略四角筒状の開口40および他端部36bに円筒状の突出部41が設けられている。突出部41内は、各基板3が収納されている状態の光源装置1を挿通可能な挿通孔42となっているとともに、ソケット37が装着される部位となっている。また、突出部41には、ねじ43が螺合される図示しないねじ部が設けられている。このねじ部は、突出部41の外表面から挿通孔42まで達している。
ソケット37は、断面が略凸状、外形が二段の円柱状に形成され、内部に光源装置1の口金10が螺着される螺合部44および口金10の頂部が当接される給電端子45が設けられている、そして、当該螺合部44および給電端子45は、一端部37aに接続された電源コード46の給電線にそれぞれ接続されている。電源コード46は、端子台47に接続されている。
そして、ソケット37は、光源装置1を装着した状態で、交通信号灯本体36の挿通孔42に挿入される。そして、ねじ43が突出部41のねじ部に螺合され、ねじ43の先端部がソケット37の外表面に当接することにより、交通信号灯本体36の突出部41に固定される。
カバー39は、正面形状が略円状または略四角形状に形成され、交通信号灯本体36の一端部36aに装着されている。そして、カバー39は、例えば青(緑)、黄、赤の透光性の着色ガラスまたは着色合成樹脂からなっている。ここで、カバー39は、光源装置1の発光ダイオード2が青(緑)、黄、赤の発光色を発光する構造のものであれば、無色透明のものであってもよい。
そして、交通信号灯本体36は、それぞれ箱状に形成されたフロントケース48およびレアケース49からなるケース体50に収容されているとともに、カバー39がフロントケース48の開口から外部に露出している。交通信号灯本体36は、遮光フード51とともにフロントケース48に取り付けられている。
フロントケース48およびレアケース49は、それぞれの上板部48a,49aで蝶番52により連結されている。また、フロントケース48の下板部48bの先端側は段部53に形成され、当該段部53がレアケース49の下板部49bの内面に当接するようにして、フロントケース48の下板部48bがレアケース49の下板部49bに係着されている。なお、段部53において、フロントケース48の下板部48bおよびレアケース49の下板部49bは、ねじにより共締めされて完全に固定されてもよい。
そして、レアケース49の下板部49bの内表面に端子台47が配設されている。端子台47は、外部電源に接続されている。
次に、光源装置1の交換方法について説明する。
まず、フロントケース48の下板部48bとレアケース49の下板部49bの係着を取り外す。そして、図8に示すように、フロントケース48を蝶番52により上方に回転させ、ソケット37を外部に露出させる。
そして、ねじ43の螺合を緩め、ソケット37の突出部41への固定を解除し、その後、ソケット37を手で掴み、下方に引っ張る。すると、ソケット37は、突出部41から外部に取り外され、光源装置1の基板3,…,3が交通信号灯本体36の内面に当接するようになる。
さらに、ソケット37を下方に引っ張ると、基板3,…,3は、基体4の内方側に押圧され、ばね7が圧縮され、回転部材9が回転することにより、基体4の内方側に回転する。そして、基体4に設けられているL次スロット14が挿通孔42またはその近くに位置するときに、手で支持棒15,15を掴み、支持棒15,15を垂直部17から水平部16に移動させて水平部16に支持させる。すると、基板3を支持している回転部材9は、回動自在となるので、基板3,…,3は、交通信号灯本体36の内面の押圧により容易に回転し、基体4の軸(対称軸)方向に沿うようになり、収納状態となる。この結果、光源装置1は、図9に示すように、挿通孔42から容易に引き出される。
そして、光源装置1をソケット37において交換した後、基板3,…,3が収納されている状態にして、光源装置1を基板3,…,3から挿通孔42に挿入する。
そして、L次スロット14が挿通孔42またはその近くに位置するときに、手で支持棒15,15を掴み、支持棒15,15を水平部16から垂直部17に移動させる。すると、ばね7の弾性復帰力により、回転部材9が回転し、基板3…,3が基体4の外方側に回転する。基板3,…,3は、交通信号灯本体36の内面に当接して当該回転が阻止されるが、光源装置1が交通信号灯本体36内に挿入されるにしたがい基体4の外方側に回転する。そして、基板3,…,3は、ソケット37を挿通孔42に挿入するときには、基体4の軸(対称軸)方向に対して90°回転し、展開した状態となる。
その後、ソケット37を挿通孔42に挿入して、ねじ43で突出部41に固定することにより、光源装置1は、交通信号灯本体36に配設される。そして、フロントケース48を蝶番52により下方に回転させ、フロントケース48の下板部48bとレアケース49の下板部49bを係着させる。
基体4内に配設されている円筒体6、ばね7および一対の支持棒15,15は、基体4が交通信号灯本体36内に配設された状態では各基板3を展開させ、交通信号灯本体36内に配設される前の状態では各基板3を収納させる動作手段を形成している。なお、動作手段は、各基板3を展開させ、収納させるように形成されれば、その構成は問わない。
上述したように、発光ダイオード2が配設された大面積の基板3…,3を有する光源装置1をソケット37が装着される挿通孔42から交通信号灯本体36内に、各基板3が収納された状態で挿入し、または取り出すことができるので、光源装置1の交換が容易かつ迅速に行える。また、光源装置1の交換に際して、例えばカバー39を取り外すなど、交通信号灯本体36を分解する余分なメンテナンス作業が不要であるので、メンテナンス費用が安価なものとなる。
そして、図7において、光源装置1は、各基板3の外周を結んで形成される領
域の最大直径が交通信号灯本体36の開口40の最大直径の70〜90%となるように、基板3の大きさが設定されている。これにより、基板3および基板8に配設されている発光ダイオード2の放射光がカバー39の略全域に照射され、カバー39の表示色がカバー39の略全域にわたって視認される。この結果、交通信号灯35の表示色を運転者や歩行者に容易に認識させることができる。
また、基板3、基体4および展開した幕状体25により、交通信号灯本体36の開口40の約50〜80%が占有され、交通信号灯本体36の他端側36bの内面(底面)に入射される西日などの外光が小さくなる。これにより、交通信号灯本体36の内面より反射される外光の反射光が低減されるので、発光ダイオード2が点灯していないにも関わらず、カバー39の表示色が明瞭に見える擬似点灯現象が有効に防止される。
また、白熱電球が配設される既存の交通信号灯は、交通信号灯本体36の他端側36bの内面(底面)に白熱電球(光源)からの光を反射させる反射手段としての反射板が設けられている。この既存の交通信号灯に光源装置1を配設することができるとともに、上述したように、擬似点灯現象が有効に防止される。
本発明の第1の実施形態を示す各基板が収納された状態の光源装置の概略側断面図。 同じく、光源装置の概略側面図。 同じく、各基板が展開された状態の光源装置の概略側断面図。 同じく、各基板が展開された状態の光源装置の概略正面図。 同じく、別の光源装置の概略側面図。 本発明の第2の実施形態を示す光源装置の概略正面図。 本発明の第3の実施形態を示す交通信号灯の概略側断面図。 同じく、開いた状態の交通信号灯の概略側断面図。 同じく、光源装置が配設される状態を示す交通信号灯の概略側断面図。
符号の説明
1,26…光源装置
2…光源としての発光ダイオード
3…基板
4…基体
5…点灯回路
9…回動手段としての回転部材
14…ラッチ機構としてのL字スロット
25…幕状体
28…光源としての蛍光ランプ
35…交通信号灯
36…灯具本体としての交通信号灯本体
37…ソケット

Claims (8)

  1. 光源と;
    光源をそれぞれ一方の面に配設する複数の基板と;
    一端側に口金を有し、他端側に各基板が回動自在となるようにかつ各基板のそれぞれの一方の面が対向可能に各基板のそれぞれの一端側を支持している基体と;
    基体内に収容され、光源を付勢する点灯回路と;
    基体の他端側において、各基板を展開状態または収納状態に回動させる回動手段と;
    を具備することを特徴とする光源装置。
  2. 光源と;
    光源を配設する複数の基板と;
    灯具本体内に配設された状態では各基板を展開させ、灯具本体内に配設される前の状態では各基板を収納させる動作手段および口金を有する基体と;
    基体内に収容され、光源を付勢する点灯回路と;
    を具備することを特徴とする光源装置。
  3. 隣り合う基板は、当該基板間に展開する低反射率の幕状体を取り付けていることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
  4. 各基板の収納状態を保持するラッチ機構を有し、ラッチが解除されたときに、基体内に配設されているばねの弾性復帰力により各基板が展開状態になることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の光源装置。
  5. 光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の光源装置。
  6. 光源は、蛍光ランプであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の光源装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか一記載の光源装置と;
    光源装置を装着可能なソケットと;
    一端部に開口および他端部に各基板が収納状態である光源装置を挿通可能な挿通孔を有し、この挿通孔に光源装置またはソケットを挿通させた状態でソケットを他端部に着脱可能に配設している灯具本体と;
    灯具本体の一端部に装着された透光性のカバーと;
    を具備することを特徴とする交通信号灯。
  8. 請求項1ないし6いずれか一記載の光源装置と;
    光源装置を装着可能なソケットと;
    一端部に開口および他端部に各基板が収納状態である光源装置を挿通可能な挿通孔を有し、この挿通孔に光源装置またはソケットを挿通させた状態でソケットを他端部に着脱可能に配設している灯具本体と;
    灯具本体内の他端部側に配設されている光源からの光を反射させる反射手段と;
    灯具本体の一端部に装着された透光性のカバーと;
    を具備することを特徴とする交通信号灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011233469A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Excel Kk Ledランプおよびこれを用いた照明装置
KR102600735B1 (ko) * 2023-05-25 2023-11-13 오원철 교체가 용이한 신호등용 램프기구

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