JP2006048516A - 診療情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 診療情報を利用者の端末装置に提供可能なシステムにおいて、セキュリティを向上可能な技術を提供すること。
【解決手段】 診療情報提供システムは、管理装置と、この管理装置から提供されるデータに基づいて、利用者の診療情報を格納したウェブページを生成し、これを利用者の端末装置に送信するサービス提供装置と、を備える。管理装置は、当該システムの利用者毎に、システム利用者の識別コードとしてのサービス専用番号と、病院内で通用する患者番号と、が関連付けて記載された利用者情報を有する。この管理装置は、検査会社のサーバが管理する患者番号付きの検査データを上記サーバから受信すると、各患者の検査データから患者番号以外の所定情報を抽出し(S260)、これに患者番号に対応するサービス専用番号を付して、サービス提供用検査データを生成し(S270)、これをサービス提供装置に送信する。
【選択図】 図4
【解決手段】 診療情報提供システムは、管理装置と、この管理装置から提供されるデータに基づいて、利用者の診療情報を格納したウェブページを生成し、これを利用者の端末装置に送信するサービス提供装置と、を備える。管理装置は、当該システムの利用者毎に、システム利用者の識別コードとしてのサービス専用番号と、病院内で通用する患者番号と、が関連付けて記載された利用者情報を有する。この管理装置は、検査会社のサーバが管理する患者番号付きの検査データを上記サーバから受信すると、各患者の検査データから患者番号以外の所定情報を抽出し(S260)、これに患者番号に対応するサービス専用番号を付して、サービス提供用検査データを生成し(S270)、これをサービス提供装置に送信する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ウェブページを表示可能な利用者の端末装置に、診療情報を提供するための診療情報提供システムに関する。
近年、コンピュータ技術の進歩に伴い、医療機関において、医師による患者の診察内容等を記録した診療情報をコンピュータにて管理するシステムが普及している。これにより、従来、医療機関の職員が手作業で処理していた健康保険などの報酬を公的機関に請求するためのレセプトの作成行為等を、コンピュータで処理し作成できるようになってきている。また、近年では、処方箋を電子データにて発行し、医療機関の薬局に設置されたコンピュータに、そのデータを転送することで、診察から薬の提供までの処理を迅速に行えるようになってきている。
その他、近年では、診察過程で、患者に対して行った血液検査等の結果を、検査会社のコンピュータから、通信により取得することができるようになってきている。また、患者の診療情報を管理する際には、患者に対して個別の識別コードを割り当てるのが一般的であるが、医療機関内のコンピュータでは、この患者の識別コードを統一的に用いて、各患者の診療情報としての診察内容に関する情報や、投薬に関する情報、検査に関する情報等の複数種類の情報を管理することが行われている。
また、近年では、患者の診療情報を、ネットワークを介して利用者の端末装置に提供する診療情報提供システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−157600号公報
ところで、患者の診療情報は、プライバシーに関わる重要な情報を含むものであるので、患者の診療情報をネットワークを介して利用者の端末装置に提供する場合には、その情報の取扱いに細心の注意を払う必要がある。しかしながら、従来では、セキュリティ確保のための有効な手法が提案されておらず、システム運用に多大な労力がかかっていた。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであって、診療情報を利用者の端末装置に提供可能なシステムにおいて、そのシステムのセキュリティを向上可能な技術を提供することを第一の目的とする。また、利用者にとって利便性の高い診療情報提供システムを提供することを第二の目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、ウェブページを表示可能な利用者の端末装置に、診療情報を提供するための診療情報提供システムであって、インターネット等の公共ネットワークに接続され、利用者の診療情報を含むウェブページを、この公共ネットワークを介して、利用者の端末装置に送信する情報提供装置と、情報提供装置と通信可能に接続されると共に、患者の識別コードが付された各患者の診療情報を記憶する情報記憶装置から、その診療情報を取得可能に構成された提供情報管理装置とを備える。
提供情報管理装置は、当該システムの利用者毎に、システム利用者の識別コードと、その利用者に割り当てられた患者の識別コードと、を関連付けて記憶する識別情報記憶手段を備え、提供情報管理装置の診療情報取得手段は、当該システムの利用者に対応する患者の識別コードを、識別情報記憶手段の記憶内容に基づき特定し、上記情報記憶装置から、当該システムの利用者に対応する患者の識別コードが付された診療情報を取得する。
また、提供情報管理装置は、提供診療情報作成手段にて、当該システムの利用者毎に、診療情報取得手段が情報記憶装置から取得した診療情報の中から、患者の識別コードを除く所定情報を抽出し、その抽出情報に、上記患者の識別コードに対応するシステム利用者の識別コードを付して、提供診療情報を作成する。提供診療情報作成手段が作成した各利用者の提供診療情報は、診療情報送信手段にて情報提供装置に送信される。
一方、情報提供装置は、当該システムの利用者毎に、利用者の認証情報と、その利用者に割り当てられたシステム利用者の識別コードと、を関連付けて記憶する利用者情報記憶手段と、各利用者の提供診療情報を記憶するための診療情報記憶手段と、を備える。
この情報提供装置は、診療情報受信蓄積手段にて、提供情報管理装置の診療情報送信手段から送信されてくる各利用者の提供診療情報を受信し、これを診療情報記憶手段に記憶させる。また、情報提供装置の作動手段は、ネットワークを介して、利用者の端末装置から診療情報の要求信号及び利用者の認証情報を受信すると、本装置の照合手段を作動させる。尚、この際には、受信した認証情報を照合手段に提供する。照合手段は、この作動手段から提供される利用者の端末装置から送信されてきた認証情報が、利用者情報記憶手段に記憶されている利用者の認証情報と一致するか否かを判断する。
照合手段により、端末装置から受信した認証情報が利用者情報記憶手段に記憶されている利用者の認証情報と一致したと判断されると、情報提供装置は、利用者情報記憶手段の記憶内容に基づき、提供診療情報取得手段にて、上記一致した利用者の認証情報に対応するシステム利用者の識別コードが付された提供診療情報を、診療情報記憶手段から取得する。また、情報提供装置の診療情報提供手段は、提供診療情報取得手段が取得した利用者の提供診療情報に基づいて、その利用者の診療情報を有するウェブページを作成し、これをネットワークを介して要求元の端末装置に送信する。
即ち、この診療情報提供システムによれば、提供情報管理装置が、患者の識別コードを、別の識別コード(システム利用者の識別コード)に置換して、外部提供用の提供診療情報を作成すると共に、その提供診療情報作成時に、情報記憶装置が取扱う情報のうち、端末装置への提供情報を選択的に抽出する。
このように、本発明の診療情報提供システムでは、情報提供装置側で患者の識別コードを把握することができない。また、利用者への提供に必要な情報が選択的に情報提供装置に提供されるので、医療機関側で、患者の識別コードを用いてプライバシーの高い情報を管理しても、情報漏洩についての問題を十分に解決することができ、簡単なシステム運用で、診療情報提供システムのセキュリティを、高い水準に維持することができる。
即ち、この発明によれば、診療情報を利用者の端末装置に提供可能なシステムにおいて、有効にシステムのセキュリティを高めることができる。
尚、端末装置としては、携帯電話・PDA等の携帯型端末装置が挙げられる。携帯電話等の携帯型端末装置に診療情報を提供可能に、当該診療情報提供システムを構成すれば、旅先で体調が悪化し、通院している医療機関とは別の医療機関で診断を受けることになった場合でも、利用者は、端末装置で受信した診療情報を医師に見せる程度で、その医師に別の医療機関で受けている診療内容を伝えることができる。従って、携帯電話等の携帯型端末装置に診療情報を提供可能に本発明の診療情報提供システムを構成すると、非常に有効である。
尚、端末装置としては、携帯電話・PDA等の携帯型端末装置が挙げられる。携帯電話等の携帯型端末装置に診療情報を提供可能に、当該診療情報提供システムを構成すれば、旅先で体調が悪化し、通院している医療機関とは別の医療機関で診断を受けることになった場合でも、利用者は、端末装置で受信した診療情報を医師に見せる程度で、その医師に別の医療機関で受けている診療内容を伝えることができる。従って、携帯電話等の携帯型端末装置に診療情報を提供可能に本発明の診療情報提供システムを構成すると、非常に有効である。
また、血液検査等の医療検査では、その検体を検査会社に提供して、検査会社に検査を委託することが多いが、この場合には、検査時に検査結果を患者に報告することができないため、後日、検査結果報告のために患者に来院してもらう必要がある。しかしながら、本発明の診療情報提供システムを用いて、利用者の端末装置に、検査結果を診療情報として提供するようにすれば、検査結果報告のため、患者に来院してもらう必要がなく、大変便利である。
但し、検査会社から得られる検査結果は、数値にて表されているのが通常であるため、この検査結果を、単に利用者の端末装置に送信するだけでは、その検査結果の良否を利用者側では把握し辛い。従って、検査結果を利用者の端末装置に送信する場合には、請求項2記載のように、検査結果を、利用者に理解しやすい情報に変換するとよい。
請求項2記載の診療情報提供システムでは、提供診療情報作成手段が、情報記憶装置から取得した患者の識別コードと人間の内部・外部を検査して得られた検査結果を表すパラメータ値とを少なくとも有する診療情報から、上記パラメータ値を抽出し、患者の識別コードに対応するシステム利用者の識別コードと、上記パラメータ値とを備える提供診療情報を作成する。
また、この診療情報提供システムにおける情報提供装置は、上記パラメータにて表される健康状態の程度毎に、その健康状態を連想可能な画像を利用者の端末装置に表示させるための画像データを記憶する画像データ記憶手段を有し、診療情報提供手段は、提供診療情報取得手段が取得した提供診療情報が有する上記パラメータ値と、画像データ記憶手段の記憶内容とに基づいて、ウェブページに付す画像データを決定し、この画像データに基づく画像を端末装置に表示させることが可能なウェブページを作成して、作成したウェブページ及び画像データを、要求元の端末装置に送信する。
この診療情報提供システムによれば、検査結果として、健康状態を連想可能な画像が端末装置に表示されるので、利用者は、簡単に検査結果の良否を知ることができる。従って、本発明によれば、利便性の高い診療情報提供システムを提供することができる。
また、ウェブページを表示するためのソフトウェア(所謂ブラウザ)には、認証情報(ログインID,パスワード等)の入力を省略可能なCookie(クッキー)と呼ばれる機能が備えられている事が多いが、携帯電話等では、そのような機能が付加されていないことがある。また、携帯電話等では、操作キーの数が少なく、認証情報の入力操作について利用者が不便に感じることがある。一方、ブラウザには、ウェブページの取得先を表すURL(Uniform Resource Locator)情報を記録するブックマーク機能が設けられているのが通常であり、URL情報には引数を付すことが可能である。
従って、請求項1,2記載の診療情報提供システムにおいては、請求項3記載のように作動手段を構成するとよい。請求項3記載の診療情報提供システムにおける情報提供装置の作動手段は、診療情報の要求信号として、端末装置から所定URL情報を有するウェブページの要求信号を受信すると、そのURL情報に利用者の認証情報が付されているか否か判断し、認証情報が付されている場合には、その認証情報を照合手段に提供して、照合手段を作動させる。
この診療情報提供システムによれば、認証情報を付したURL情報をブックマークに登録することで、次回から、操作キーを用いて認証情報(ログインID,パスワード等)を入力する必要がなくなる。従って、この診療情報提供システムによれば、携帯電話等を用いる際の当該システムの利便性を高めることができる。
以上に、本発明の診療情報提供システムについて説明したが、上記提供情報管理装置は、上記診療情報取得手段、提供診療情報作成手段、及び、診療情報送信手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを、コンピュータに実行させることにより構成されてもよい。また、上記情報提供装置は、診療情報受信蓄積手段、照合手段、作動手段、提供診療情報取得手段、及び、診療情報提供手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを、コンピュータに実行させることにより構成されてもよい。
また、これらのプログラムは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で、提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された診療情報提供システム1の構成を表す説明図である。但し、本発明の診療情報提供システムは、本実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
本実施例の診療情報提供システム1は、利用者の診療情報を、その利用者の携帯端末装置100に提供する診療情報提供サービスに用いるシステムであって、病院内に、院内のLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されたレセプトコンピュータ10及び電子カルテサーバ20及び管理装置30と、上記LANを公共の広域ネットワーク(WAN)に接続するルータ40と、を備え、WAN内に、サービス提供装置50を備える。
また、このWANには、病院が委託した検査の結果(例えば、血液検査等の医療検査の結果であって、人間の内部又は外部を検査して得られた結果)をWANを介して院内の管理装置30に提供可能な検査会社のサーバ60と、セルラー網に接続された利用者の携帯端末装置100(具体的には携帯電話装置)をWANに接続するための通信会社が運営する中継装置70と、が設けられている。尚、上記WANとしては、インターネット等が挙げられる。
院内に設けられたレセプトコンピュータ10は、投薬データを管理する装置であって、上記LANに接続された各端末装置との間で双方向通信可能な通信装置11と、患者毎の投薬データを記憶する投薬データ記憶装置13と、を備える。図2(a)は、この投薬データ記憶装置13が記憶する投薬データの構成を表す説明図である。
図2(a)に示すように、投薬データ記憶装置13は、院内で通用する患者の識別コードとしての患者番号、この患者に投薬した日を表す投薬日、その投薬に係る事務処理用の識別コードとしての投薬番号、上記患者に投薬した薬品の識別コードを表す薬品ID、投薬した薬品の名称、投薬した薬品の用量、投薬した薬品の用法、及び、薬品の量を示す投薬日数についての情報が格納された投薬データを、患者毎に備える。
このレセプトコンピュータ10は、管理装置30から投薬データの要求信号を通信装置11を介して受信すると、その要求信号と共に管理装置30から送信されてきた患者番号の情報に基づいて、その患者番号が付された投薬データを、投薬データ記憶装置13から読み出し、これを要求元の管理装置30に、通信装置11を介して送信する。
一方、電子カルテサーバ20は、診察データを管理する装置であって、上記LANに接続された各端末装置との間で双方向通信可能な通信装置21と、各患者の診察データを記憶する診察データ記憶装置23と、を備える。図2(b)は、この診察データ記憶装置23が記憶する診察データの構成を表す説明図である。図2(b)に示すように診察データ記憶装置23は、院内で通用する患者の識別コードとしての上記患者番号と、その患者を診察した日を表す診察日と、その診察結果を表す情報であって病名又は症状名を表す情報と、が格納された診察データを、患者毎に備える。
この電子カルテサーバ20は、管理装置30から診察データの要求信号を通信装置21を介して受信すると、その要求信号と共に管理装置30から送信されてきた患者番号の情報に基づいて、その患者番号が付された診察データを、診察データ記憶装置23から読み出し、これを要求元の管理装置30に、通信装置21を介して送信する。
その他、管理装置30は、各種演算処理を行うためのCPU31と、CPU31が実行するプログラム等を記憶するROM33と、作業用メモリとして使用されるRAM35と、上記LANに接続された各端末装置及びルータ40を介して接続されるサービス提供装置50及びサーバ60との間で双方向通信可能な通信装置37と、CPU31が実行するプログラムや各種データを記憶するハードディスク装置(HDD)39とを備える。図3(a)は、管理装置30のハードディスク装置39が記憶するデータを表す説明図であり、図3(b)は、ハードディスク装置39が記憶する利用者情報の構成を表す説明図、図3(c)は、ハードディスク装置39が記憶する診療データの構成を表す説明図である。
図3(a)に示すように、ハードディスク装置39には、当該診療情報提供サービスの利用者についての利用者情報及び診療データと、診療データの生成に必要なプログラム(図4参照)と、診療データをサービス提供装置50に提供するためのプログラム(図5参照)と、が保存されている。
このハードディスク装置39が記憶する利用者情報は、当該診療情報提供サービスの利用者毎に、その利用者の患者番号と、患者番号とは異なる当該利用者の識別コードであって、当該診療情報提供サービス専用の識別コードとしてのサービス専用番号と、利用者の認証に必要な認証情報としてのログインID及びパスワードと、利用者の性別情報と、を備え、診療データは、当該診療情報提供サービスの利用者毎に、図3(d)に示す構成のサービス提供用投薬データと、図3(e)に示す構成のサービス提供用診察データと、図3(f)に示す構成のサービス提供用検査データと、を備える。
尚、図3(d)は、ハードディスク装置39が記憶するサービス提供用投薬データの構成を表す説明図であり、図3(e)は、ハードディスク装置39が記憶するサービス提供用診察データの構成を表す説明図であり、図3(f)は、ハードディスク装置39が記憶するサービス提供用検査データの構成を表す説明図である。
これらのデータは、管理装置30のCPU31が、図4に示すデータ収集処理及び検査データ取得処理を実行することにより生成・記録される。図4(a)は、CPU31が繰返し実行するデータ収集処理を表すフローチャートであり、図4(b)は、CPU31が実行する投薬データ取得処理を表すフローチャートである。また、図4(c)は、CPU31が実行する診察データ取得処理を表すフローチャートであり、図4(d)は、CPU31が繰返し実行する検査データ取得処理を表すフローチャートである。
管理装置30のCPU31は、データ収集処理を実行すると、S110にて、投薬データ取得処理及び診察データ取得処理の実行時期が到来するまで待機する。この判断は、例えば、管理装置30が備える内部時計の時刻情報に基づいて行われる。
CPU31は、投薬データ取得処理及び診察データ取得処理の実行時期が到来したと判断すると(S110でYes)、ハードディスク装置39から利用者情報を読み出し(S120)、この利用者情報に基づいて、S140での処理対象となっていない当該診療情報提供サービスの利用者の一人を選択し、その選択した利用者の患者番号を、上記利用者情報から抽出する(S130)。そして、投薬データ取得処理を実行する(S140)。
投薬データ取得処理を実行すると、CPU31は、S130で選択した利用者の患者番号を、投薬データの要求信号と共に、通信装置37を介してレセプトコンピュータ10に送信することにより、その患者番号が付された上記利用者の最近の投薬データを要求し、レセプトコンピュータ10から送信される上記投薬データの受信を試みる(S141)。
そして、規定時間以内に投薬データを受信することができなかったと判断すると(S143でNo)、当該投薬データ取得処理を終了する。一方、規定時間以内に投薬データを正常に受信できたと判断すると(S143でYes)、CPU31は、通信装置37を介して受信した上記利用者の最近の投薬データの中から、患者番号以外の所定情報を抽出し(S145)、この抽出情報に上記患者番号に対応する利用者のサービス専用番号を付して、サービス提供用投薬データを生成する(S147)。
具体的に、CPU31は、レセプトコンピュータ10から受信した投薬データ(図2(a))の中から、投薬日、薬品ID、用量及び用法の情報を抽出し、これに利用者のサービス専用番号を付して、サービス専用番号、投薬日、薬品ID、用量及び用法の情報からなる図3(d)に示す構成のサービス提供用投薬データを生成する(S147)。そして、これをハードディスク装置39に書き込む(S149)。この処理を終えると、CPU31は、当該投薬データ取得処理を終了し診察データ取得処理を実行する(S150)。
診察データ取得処理を実行すると、CPU31は、S130で抽出した利用者の患者番号を、診察データの要求信号と共に通信装置37を介して電子カルテサーバ20に送信することにより、その患者番号が付された上記利用者の最近の診察データを要求し、それに応答して電子カルテサーバ20から送信されてくる上記利用者の診察データの受信を試みる(S151)。そして、規定時間以内に診察データを受信することができなかったと判断すると(S153でNo)、当該投薬データ取得処理を終了し、規定時間以内に診察データを正常に受信できたと判断すると(S153でYes)、S155に移行する。
S155に移行すると、CPU31は、受信した上記利用者の最近の診察データの中から、患者番号以外の所定情報を抽出し、この抽出情報に、上記患者番号に対応するサービス専用番号を付して、サービス提供用診察データを生成する。具体的に、本実施例では、電子カルテサーバ20から送信されてくる図2(b)に示す構成の診察データから、診察日及び病名又は症状名を含む診察結果の情報を抽出し、これに上記利用者のサービス専用番号を付して、サービス専用番号、診察日及び診察結果の情報からなる図3(e)に示す構成のサービス提供用診察データを生成する(S157)。その後、CPU31は、S157で生成したサービス提供用診察データを、ハードディスク装置39に書き込み(S159)、当該診察データ取得処理を終了する。
診察データ取得処理を終了すると、CPU31は、S160に移行し、当該診療情報提供サービスの全利用者について上述の投薬データ取得処理を実行したか否か判断する。そして、全利用者について実行していないと判断すると(S160でNo)、S130に移行して、未処理の利用者の一人を選択し、この利用者の患者番号に基づいて、上述のようにレセプトコンピュータ10から投薬データを取得し、この情報からサービス提供用投薬データを生成・保存すると共に(S140)、電子カルテサーバ20から診察データを取得し、この情報からサービス提供用診察データを生成・保存する(S150)。
また、上述の処理を全利用者について実行すると、CPU31は、S160でYesと判断し、当該データ収集処理を一旦終了する。そして、次の実行時期が到来すると、再びS120からS160までの処理を実行する。
一方、管理装置30のCPU31は、検査データ取得処理を実行すると、検査会社のサーバ60から、検査データの受信要求信号が送信されてくるまで待機し(S210)、検査データの受信要求信号を通信装置37を介してサーバ60から受信すると(S210でYes)、続いてサーバ60から送信されてくる検査データ群を受信する(S220)。
図2(c)は、サーバ60から送信されてくる各患者の検査データの構成を表す説明図である。図2(c)に示すように、検査データは、院内で通用する患者の識別コードとしての上記患者番号、検体の取得日時を表す受付日時、検体の識別コードとしての検体番号、検査項目の識別コードとしての検査項目ID、検査項目の名称、検査の結果得られた検査値、検査値が示す患者の健康状態の程度(即ち健康レベル)を表すパラメータである検査値属性、及び、上記検査値の単位についての情報を備える。
CPU31は、このような構成の検査データの一群を受信すると、その後、ハードディスク装置39に記憶されている当該診療情報提供サービスの各利用者についての患者番号及びサービス専用番号が互いに関連付けられて記述された上記利用者情報を読み出し(S230)、この利用者情報に基づいて、当該診療情報提供サービスの利用者のうち、S250での処理対象となっていない利用者の一人を選択し、選択した利用者の患者番号を利用者情報から抽出して、利用者の患者番号を特定する(S240)。
その後、CPU31は、S220で受信したデータの中から、選択した利用者の患者番号が付された検査データを抽出し(S250)、抽出した検査データの中から、患者番号以外の所定情報を抽出する(S260)。具体的に、CPU31は、検査データが備える患者番号、受付日時、検体番号、検査項目ID、検査項目名称、検査値、検査値属性、及び単位を表す情報の中から、受付日時、検査項目名称、検査値、検査値属性、及び単位を表す情報を抽出する。
この処理を終えると、CPU31は、S260で抽出した情報に、上記選択した利用者のサービス専用番号を付して、図3(f)に示す構成のサービス提供用検査データを生成する。即ち、CPU31は、S260で抽出した情報と、利用者情報とに基づいて、サービス専用番号、受付日時、検査項目名称、検査値、検査値属性、及び単位を表す情報からなるサービス提供用検査データを生成する(S270)。
S270での処理を終えると、CPU31は、上記生成したサービス提供用検査データを、ハードディスク装置39に書き込んで、ハードディスク装置39に保存させる(S280)。この処理が終了すると、CPU31は、当該診療情報提供サービスの全利用者について、S250の処理を実行したか否か判断し、全利用者について実行していないと判断すると(S290でNo)、S240に移行して、利用者情報に基づき、未処理の利用者を一人選択し、その利用者の患者番号に基づいて、受信データから、選択した利用者の検査データを抽出し(S250)、この抽出情報に基づいて、サービス提供用診察データを生成・保存する(S260〜S280)。
この処理を全利用者について実行すると、CPU31は、S290でYesと判断して、当該検査データ取得処理を一旦終了する。そして、再び、サーバ60から検査データの受信要求信号が送信されてくると、S220からS290までの処理を実行する。
尚、上記データ収集処理で生成・保存されたサービス提供用投薬データ及びサービス提供用診察データ、並びに、上記検査データ取得処理で生成・保存されたサービス提供用検査データは、図5に示すデータ送信処理によって、定期的にサービス提供装置50に提供される。図5は、管理装置30のCPU31が、繰返し実行するデータ送信処理を表すフローチャートである。
データ送信処理を実行すると、管理装置30のCPU31は、データの送信時期が到来するまで待機し(S310)、送信時期が到来すると(S310でYes)、上記利用者情報をハードディスク装置39から読み出す(S320)。その後、CPU31は、上記利用者情報に基づいて、当該診療情報提供サービスの利用者のうち、S340での処理対象となっていない利用者の一人を選択し、選択した利用者のサービス専用番号を利用者情報から抽出する(S330)。
S330での処理を終えると、CPU31は、上記利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用投薬データを読み出し(S340)、このサービス提供用投薬データが、サービス提供装置50に送信されていない未送信データであるか否か判断する(S345)。そして、上記サービス提供用投薬データが未送信データであると判断すると(S345でYes)、データ登録要求信号と共に、S340で読み出した上記サービス提供用投薬データを、通信装置37を介してサービス提供装置50に送信する(S350)。
S350での処理を終えるか、S345でNoと判断すると、CPU31は、S360に移行し、S330で抽出した利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用診察データをハードディスク装置39から読み出す(S360)。
そして、このサービス提供用診察データが、サービス提供装置50に送信されていない未送信データであるか否かを判断する(S365)。ここで、上記読み出したサービス提供用診察データが未送信データであると判断すると(S365でYes)、CPU31は、データ登録要求信号と共に、S360で読み出した上記サービス提供用診察データを、通信装置37を介してサービス提供装置50に送信する(S370)。
S370での処理を終えるか、S365でNoと判断すると、CPU31は、S330で抽出した利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用検査データをハードディスク装置39から読み出す(S380)。この後、CPU31は、上記読み出したサービス提供用検査データが、サービス提供装置50に送信されていない未送信データであるか否か判断し(S385)、未送信データであると判断すると(S385でYes)、データ登録要求信号と共に、S380で読み出した上記サービス提供用検査データを、通信装置37を介してサービス提供装置50に送信する(S390)。
また、S385でNoと判断するか、S390での処理を終えると、CPU31は、当該診療情報提供サービスの全利用者についてS340の処理を実行したか否か判断し(S395)、全利用者について実行していないと判断すると(S395でNo)、S330に移行して、利用者情報に基づき、未処理の利用者を一人選択し、この利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用投薬データ、サービス提供用診察データ及びサービス提供用検査データを、データ登録要求信号と共に、適宜、サービス提供装置50に送信し、これらサービス提供用投薬データ、サービス提供用診察データ及びサービス提供用検査データを、サービス提供装置50のハードディスク装置59に記憶させる。
そして、この処理を全利用者について実行すると、CPU31は、S395でYesと判断し、当該データ送信処理を一旦終了する。そして、再び、送信時期が到来すると、S310でYesと判断して、S320からS395までの処理を実行する。
続いて、サービス提供装置50の構成・動作について説明する。本実施例のサービス提供装置50は、各種演算処理を行うCPU51と、CPU51が実行する各種プログラムを記憶するROM53と、プログラム実行時に作業用メモリとして使用されるRAM55と、上記WANに接続され管理装置40及び利用者の携帯端末装置100とWANを介して双方向通信可能な通信装置57と、CPU51が実行するプログラムや各種データを記憶するハードディスク装置59と、を備える。
図6(a)は、このサービス提供装置50のハードディスク装置59が記憶するデータを表す説明図であり、図6(b)は、ハードディスク装置59が記憶する利用者情報の構成を表す説明図、図6(c)は、ハードディスク装置59が記憶する薬品基本情報の構成を表す説明図である。また、図6(d)は、ハードディスク装置59が記憶する検査基本情報の構成を表す説明図であり、図6(e)は、ハードディスク装置59が記憶する属性テーブルの構成を表す説明図である。また、図6(f)は、ハードディスク装置59が記憶する診療データの構成を表す説明図である。
図6(a)に示すように、サービス提供装置50のハードディスク装置59には、図6(b)に示す構成の利用者情報と、薬品基本情報と、薬品を撮影して得られた各薬品の画像データと、検査基本情報と、属性テーブルと、各検査値属性の値に対応する画像データと、診療データと、が保存される。
ハードディスク装置59が記憶する利用者情報は、当該診療情報提供サービスの利用者毎に、当該診療情報提供サービス専用の識別コードとしての上記サービス専用番号と、利用者の認証に必要な認証情報としてのログインID及びパスワードと、利用者の性別情報とが互いに関連付けられて記述されたものである。この利用者情報は、ハードディスク装置39が記憶する図3(b)に示す構成の利用者情報から患者番号を削除して生成されるものであり、病院側から定期的に提供されて、ハードディスク装置59に保存される。
一方、薬品基本情報は、薬品の識別コードを表す上記薬品IDと、薬品IDに対応する薬品の名称と、ハードディスク装置59に保存されたその薬品の画像データを読み出す際に必要な薬品画像識別情報と、からなる情報を、薬品毎に備える。尚、薬品画像識別情報とは、例えば、ハードディスク装置59における該当画像データの保存場所を表す情報(ディレクトリ名・ファイル名等)のことである。
また、検査基本情報は、各検査項目毎に、検査項目の名称と、その検査の結果得られる検査値の男女別の基準(標準)値と、健康状態が異常であることを示す検査値の範囲を表す異常値情報と、検査内容や検査結果の見方についての説明文と、を備える。
その他、属性テーブルは、検査値属性がとりえる各値と、それに対応する画像データとの対応関係を示すテーブルである。検査会社のサーバ60から得られる検査値属性は、検査値が示す健康状態の程度を、段階的に、所定範囲の数値で表したものであり、具体的に本実施例では、健康状態が最も悪いレベルを−3とし、健康状態が最も良いレベルを3として、図6(e)に示すように計7段階で、健康状態の程度を表すものである。
本実施例では、この検査値属性が表す情報を、診療情報として、利用者の携帯端末装置100に提供するのであるが、数値を単に利用者の携帯端末装置100に送信するだけでは、利用者側で、数値と健康状態の対応関係が分かり辛い場合がある。特に、老齢者等は情報機器に不慣れなため、単に検査値属性を数値で送信するだけでは、老齢者等に、その数値が示す意味を伝えにくい。
そこで、本実施例では、健康状態が最も良いレベルを「晴れ」マーク、健康状態が最も悪いレベルを「雨」マーク等にして画像表示することにより、検査結果の良否を分かりやすく表示するようにしている。属性テーブルは、これを実現するためのものである。
本実施例のハードディスク装置59には、検査値属性がとりえる値毎に、その検査値属性の値が示す健康状態の程度を、利用者に連想させることが可能な画像を、利用者の携帯端末装置100に表示させることが可能な画像データ(属性画像データ)が格納されており、本実施例の属性テーブルは、検査値属性がとりえる値毎に、その検査値属性の値に対応する属性画像データをハードディスク装置59から読み出すのに必要な属性画像識別情報を備える。尚、属性画像識別情報は、例えば、ハードディスク装置59における該当画像データの保存場所を表す情報(ディレクトリ名・ファイル名等)で構成される。
また、ハードディスク装置59が記憶する診療データは、上述したハードディスク装置39が記憶する診療データと同一のものであって、管理装置30から提供され、サービス提供装置50のCPU51が実行するデータ登録処理により保存されたものである。尚、図7(a)は、サービス提供装置50のCPU51が繰返し実行するデータ登録処理を表すフローチャートである。
サービス提供装置50のCPU51は、データ登録処理を実行すると、管理装置30からデータ登録要求信号が送信されてくるまで待機し(S410)、管理装置30から通信装置57を介してデータ登録要求信号を受信すると(S410でYes)、それと共に管理装置30から送信されてきたデータ(サービス提供用投薬データ又はサービス提供用診察データ又はサービス提供用検査データ)を受信してハードディスク装置59に書き込む(S420)。以上の処理を繰返し実行することにより、サービス提供装置50のCPU51は、管理装置30から送信されてくるサービス提供用投薬データ、サービス提供用診察データ及びサービス提供用検査データを更新しながら、ハードディスク装置59に記憶させる。
また、このサービス提供装置50のCPU51は、図7(b)に示す認証・表示制御処理を実行することにより、利用者の診療データに基づく診療情報を格納したウェブページを生成し、これをWANを介して利用者の携帯端末装置100に送信して、その携帯端末装置100にウェブページを表示させる。図7(b)は、CPU51が実行する認証・表示制御処理を表すフローチャートである。
サービス提供装置50のCPU51は、当該認証・表示制御処理を実現するプログラムを起動するためのURL(Uniform Resource Locator)情報が格納されたページ要求信号が送信されてくると、上記プログラムをハードディスク装置59から読み出して、この認証・表示制御処理を実行する。
認証・表示制御処理を実行すると、CPU51は、通信装置57がWANを介してページ要求信号と共に受信したURL情報に、引数として利用者の認証情報としてのログインID及びパスワードが付されているか否か判断する(S510)。例えば、利用者の携帯端末装置100からページ要求信号と共にURL情報として「http://○○○/index.html?user=xxx&pass=yyy」を受信すると、URL情報にはログインID及びパスワードが記述された引数「user=xxx&pass=yyy」が付されているので、S510でYesと判断する。一方、利用者の携帯端末装置100からページ要求信号と共に送信されてきたURL情報が「http://○○○/index.html」である場合や、引数設定が間違ったものである場合には、S510でNoと判断する。
S510でNoと判断すると、CPU51は、入力フォームを有するウェブページを生成して、これをページ要求元の携帯端末装置100に送信し、当該認証・表示制御処理を終了する。尚、このウェブページは、入力フォームとして、ログインID及びパスワードの入力欄を備え、その入力欄にログインID及びパスワードが入力された状態で送信指示があると、引数としてログインID及びパスワードを付した上記URL情報を生成し、これをページ要求信号と共に送信する構成にされている。
一方、S510でYesと判断すると、CPU51は、引数に設定されたログインID(上記例の場合には「xxx」)及びパスワード(上記例の場合には「yyy」)をURL情報から取り込み(S530)、このログインID及びパスワードと、ハードディスク装置59が記憶する利用者情報に記述されたログインID及びパスワードと、を照合し(S540)、S530で取り込んだログインID及びパスワードが、ハードディスク装置59が記憶する利用者情報に記述されたログインID及びパスワードの組合せと一致するか否か判断する(S550)。
具体的にCPU51は、引数に設定されたログインIDと同一のログインIDの情報が利用者情報に存在するか否か判断し、存在する場合には、そのログインIDに関連付けられたパスワードを利用者情報から抽出して、抽出したパスワードと、引数に設定されていたパスワードとを照合する。そして両パスワードが一致すると、S550でYesと判断する。一方、引数に設定されたログインIDと同一のログインIDが利用者情報に存在しない場合、又は、パスワードが一致しない場合には、S550でNoと判断する。
S550でNoと判断すると、CPU51は、エラーメッセージを有するウェブページを通信装置57を介してページ要求元の携帯端末装置100に送信し(S560)、その後、当該認証・表示制御処理を終了する。
一方、S550でYesと判断すると、CPU51は、ログインした利用者のサービス専用番号、即ち上記取り込んだログインIDに対応する利用者のサービス専用番号を、ハードディスク装置59に記憶された利用者情報から抽出し(S570)、この情報に基づいて、図8(c)に示す表示形態をとるウェブページを作成し(S580)、これを通信装置57を介して要求元の携帯端末装置100に送信する(S590)。尚、図8(a)は、サービス提供装置50のCPU51がS580にて実行するメインページ作成処理を表すフローチャートであり、図8(b)は、CPU51がS590にて実行するメインページ送信処理を表すフローチャートである。また、図8(c)は、CPU51がメインページとして生成するウェブページの構成(表示形態)を表す説明図である。
メインページ作成処理を実行すると、CPU51は、ログインした利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用検査データを、ハードディスク装置59から読み出すと共に(S581)、上記サービス専用番号が付されたサービス提供用診察データをハードディスク装置59から読み出し(S583)、更に、上記サービス専用番号が付されたサービス提供用投薬データを、ハードディスク装置59から読み出す(S585)。
S585での処理を終えると、CPU51は、読み出したサービス提供用投薬データに基づいて、利用者に投薬された薬品を表す薬品IDに対応する薬品名称及び薬品画像識別情報を、薬品基本情報から読み出す(S587)。その後、CPU51は、上記読み出したサービス提供用検査データと、サービス提供用診察データと、サービス提供用投薬データと、利用者に投薬された薬品を表す薬品IDに対応する薬品名称及び薬品画像識別情報と、に基づいて、メイン画面表示用のウェブページとしての上記メインページ(図8(c)参照)を生成する(S589)。その後、当該メインページ作成処理を終了する。
具体的に、S589において、CPU51は、後述の検査ページを取得するためのURL情報と、サービス提供用検査データに含まれる受付日時の情報と関連付けてなるリンク情報を格納したウェブページを生成する。また、サービス提供用診察データに格納された診察結果の情報に含まれる病名又は症状名を表す文字情報と、診察日を表す情報とを、このウェブページに格納する。更に、CPU51は、サービス提供用投薬データに格納された薬品IDに対応する薬品名称と、その薬品の用量及び用法と、投薬日と、画像表示用のコマンド(画像表示用のタグ等)と、それに関連付けた薬品画像識別情報と、をウェブページに格納して、ウェブページ(メインページ)を完成させる。
また、このようにしてメインページ作成処理が終了すると、CPU51は、メインページ送信処理のS591に処理を移して、上記生成されたメインページを、通信装置57を介して要求元の携帯端末装置100に送信する。尚、このようにしてメインページを送信すると、それを受信した携帯端末装置100は、通常、上記画像表示用のコマンドに従って、それに関連付けられた薬品画像識別情報を含む画像要求信号を送信してくる。
従って、CPU51は、メインページ送信後、通信装置57を介して画像要求信号を受信すると(S593でYes)、その画像要求信号に格納された薬品画像識別情報に従って、それに該当する画像データをハードディスク装置59から読み出し、これを要求元の携帯端末装置100に送信して(S595)、当該メインページ送信処理を終了する。一方、画像要求信号が送信されてこない場合には(S593でNo)、画像データを送信することなく、当該メインページ送信処理を終了する。
メインページ送信処理を終了すると、CPU51は、上記検査ページについてのページ要求信号を通信装置57を介して受信したか否か判断する(S600)。ここで、上記携帯端末装置100が、メインページのリンク情報に基づいて、検査ページについてのページ要求信号を送信してくると、CPU51はS600でYesと判断して、図9(a)に示す検査ページ送信処理を実行する(S610)。尚、図9(a)は、サービス提供装置50のCPU51が実行する検査ページ送信処理を表すフローチャートであり、図9(b)は、検査ページの構成(表示形態)を表すフローチャートである。 検査ページ送信処理を実行すると、CPU51は、ログインした利用者のサービス専用番号が付されたサービス提供用検査データを、ハードディスク装置59から読み出し(S611)、このサービス提供用検査データに格納された検査項目の名称情報に基づいて、その検査項目に対応する基準値と、異常値情報と、検査内容や検査結果の見方についての説明文とを、ハードディスク装置59に記憶された検査基本情報から抽出する(S612)。尚、この際には、ログインした利用者の性別を、上記利用者情報に格納された利用者の性別情報に基づき判別して、ログインした利用者の性別に対応する基準値を、検査基本情報から抽出する。
S612の処理後、CPU51は、S611で読み出したサービス提供用検査データに格納された検査値属性の値に対応する属性画像識別情報を、ハードディスク装置59に格納された属性テーブルから取得する(S613)。その後、CPU51は、サービス提供用検査データに含まれる受付日時及び検査項目の名称及び検査値及び単位の情報と、S612で取得した基準値及び異常値情報並びに説明文の情報と、S613で取得した属性画像識別情報とを格納した検査結果表示用のウェブページとしての検査ページ(図9(b)参照)を生成し(S615)、これを通信装置57を介してWANを通じ要求元の携帯端末装置100に送信する(S616)。
尚、検査ページ生成の際には、属性画像識別情報を、画像表示用のコマンドと関連付けて、ウェブページに格納することにより、属性画像識別情報に対応する属性画像データに基づく画像を要求元の携帯端末装置100に表示させることが可能なウェブページ(検査ページ)を生成する。また、単位の情報は、検査値、基準値、異常値の情報と組み合わせて、検査ページに格納される。その他、検査ページには、メインページへのリンク情報が付加される。
S616の終了後、CPU51は、属性画像データについての画像要求信号が上記携帯端末装置100から送信されてきたか否か判断し(S617)、その画像要求信号を通信装置57が受信しているとYesと判断して、画像要求信号に含まれる属性画像識別情報に基づき、それに対応する属性画像データをハードディスク装置59から読み出す。そして、これを通信装置57を通じて要求元の携帯端末装置100に送信する(S619)。その後、当該検査ページ送信処理を終了して、S600に移行する。一方、画像要求信号が送信されてこない場合、CPU51は、S617でNoと判断して、S619の処理を実行することなく、当該検査ページ送信処理を終了し、S600に移行する。
また、通信装置57が携帯端末装置100から検査ページについてのページ要求信号を受信していないと判断すると(S600でNo)、CPU51は、S620に移行し、通信装置57が携帯端末装置100からメインページについてのページ要求信号を受信しているか否かを判断する。ここで、通信装置57が携帯端末装置100からメインページについてのページ要求信号を受信していると判断すると、CPU51は、図8(b)に示すメインページ送信処理を実行して(S630)、S580で生成したメインページ及び薬品の画像データを上述の方法で、要求元の携帯端末装置100に通信装置57を介して送信する。S630での処理を終えると、CPU51は、再び処理をS600に移行する。
また、CPU51は、S620で通信装置57が携帯端末装置100からメインページについてのページ要求信号を受信していないと判断すると、S640に移行して、通信装置57が携帯端末装置100からログオフ指令信号を受信しているか否かを判断する。尚、ログオフ指令信号は、メインページに付された文字列「ログオフ」が選択されると携帯端末装置100側で発行される。このログオフ指令信号は、例えば、ログオフ用のウェブページを要求するページ要求信号で構成することができる。
CPU51は、携帯端末装置100からログオフ指令信号を受信していないと判断すると(S640でNo)、S600に移行し、携帯端末装置100からログオフ指令信号を受信していると判断すると(S640でYes)、ログオフ完了を通知するウェブページを生成して、これをログオフ指令信号送信元の携帯端末装置100に送信し(S650)、当該認証・表示制御処理を終了する。
続いて、上記サービス提供装置50に対してページ要求信号を送信し、これに応答してサービス提供装置50から送信されてくるメインページ及び検査ページを受信・表示する携帯端末装置100の構成及び動作について説明する。尚、携帯端末装置100の物理的構成及び基本的な情報処理の内容は、周知の携帯電話装置と同様であるので、ここでは、携帯端末装置100の物理的構成・処理内容等について簡単に説明する程度に留める。
図1に示すように、本実施例の携帯端末装置100は、ウェブページ等の各種情報を利用者に向けて表示するための液晶ディスプレイ等からなる表示装置101と、各種操作キーを備え、利用者の操作情報を制御装置110に入力する入力装置103と、セルラー網を介して通信会社の中継装置70や、WAN内のサービス提供装置50と双方向通信可能な無線通信装置105と、マイクロコンピュータやメモリ等を備え、当該装置各部を統括制御する制御装置110と、を備える。
この制御装置110は、URL情報を記憶するためのURL情報記憶部111を備え、URLリストの表示指令信号が入力装置103から入力されると、図10に示すウェブページ表示処理を実行して、URL情報記憶部111の記憶内容に基づき、URLリストを表示装置101に表示させ、URLリストに列挙されたURL情報の選択指示に基づいて、URL先のウェブページを通信装置105を介して取得する。尚、図10は、制御装置110が実行するウェブページ表示処理を表すフローチャートである。
ウェブページ表示処理を実行すると、制御装置110は、URL情報記憶部111から、URL情報記憶部111に予め登録されたURL情報の一群を読み出し、このURL情報のリストであるURLリスト(所謂ブックマーク)を表示装置101に表示させる(S710)。その後、制御装置110は、リストアップされたURL情報の選択指示が入力装置103から入力されているか否か判断し(S720)、選択指示が入力されていないと判断すると(S720でNo)、入力装置103からURLリストの表示終了指示が入力されているか否か判断する(S725)。
ここで、表示終了指示が入力されていないと判断すると(S725でNo)、制御装置110は、S720に移行して、選択指示又は表示終了指示が入力装置103から入力されるまで待機する。そして、表示終了指示が入力されたと判断すると(S725でYes)、当該ウェブページ表示処理を終了し、選択指示が入力されたと判断すると(S720でYes)、選択指示の対象にされたURL情報を格納したページ要求信号を、通信装置105を介してWAN側に送信する(S730)。
その後、制御装置110は、URL先の装置(WWWサーバ)からウェブページを受信するか、WAN側からエラーメッセージを受信するまで待機し(S735)、エラーメッセージを受信すると、そのエラーメッセージを表示装置101に表示させる(S740)。一方、URL先の装置からウェブページを受信すると、制御装置110は、受信したウェブページの記述内容を解析して、そのウェブページを表示用のデータに変換し、これを表示装置101に入力して、表示装置101に表示させる(S750)。
例えば、認証・表示制御処理を実現するプログラムを起動するためのURL(Uniform Resource Locator)情報であって、引数としてログインID及びパスワードが付されたURL情報「http://○○○/index.html?user=xxx&pass=yyy」がURLリストから選択されると、制御装置110は、このURL情報を格納したページ要求信号を通信装置105を介してWAN側に送信し(S730)、これにより、サービス提供装置50から送信されてくる上述のメインページを受信して、このメインページを図8(c)に示すように表示装置101に表示させる(S750)。
また、制御装置110は、受信したウェブページに、画像表示用のコマンドが記述されているか否か判断し(S755)、画像表示用のコマンドが記述されていると判断すると(S755でYes)、そのコマンドに関連付けられた画像識別情報を格納した画像要求信号を上記URL先の装置に送信することにより、その画像表示用のコマンドに関連付けられた画像識別情報に対応する画像データをURL先の装置から通信装置105を介して受信し、この画像データに基づく画像を、既に表示装置101に表示されたウェブページの該当箇所に貼付するようにして、表示装置101に表示させる(S760)。
具体的に、受信したウェブページが、上記メインページである場合には、それに含まれる薬品画像識別情報を格納した画像要求信号をサービス提供装置50に向けて送信して、それに対応する薬品の画像データをサービス提供装置50から取得し、これに基づく薬品の画像をメインページの所定場所に貼付するようにして表示装置101に表示させる。
S760での処理を終えるか、S755でNoと判断すると、制御装置110は、表示装置101に表示されたウェブページが備えるリンク情報に対しての選択指示が、利用者の操作により入力装置103から入力されているか否か判断し(S770)、リンク情報に対しての選択指示が入力装置103から入力されていると判断すると(S770でYes)、選択されたリンク情報に含まれるリンク先のURL情報を格納したページ要求信号を通信装置105を介してWAN側に送信し(S780)、この後にS735に処理を移して、そのURL情報に対応するウェブページをURL先の装置から受信し、これを表示装置101に表示させる(S750)。
具体的に、メインページに表示された文字例「受付日時」が利用者の操作により選択されると、制御装置110は、この文字列「受付日時」に関連付けられた検査ページを取得するためのURL情報を格納したページ要求信号をサービス提供装置50に送信し(S780)、これにより、サービス提供装置50から送信されてくる検査ページを受信して、この検査ページを、図9(b)に示すように表示装置101に表示させる(S750)。
また、この際には、画像表示用のコマンドに従って、属性画像識別情報を格納した画像要求信号をサービス提供装置50に送信し、これによりサービス提供装置50から送信されてくる属性画像データを受信して、この属性画像データに基づく画像を、既に表示装置101に表示された検査ページの該当箇所に貼付するようにして、表示装置101に表示させる(S760)。
また、メインページに表示された文字列「ログオフ」が利用者の操作により選択されると、制御装置110は、その「ログオフ」に関連付けられたURL情報に基づき、ログオフ用のウェブページを要求するページ要求信号を送信し(S780)、これにより、サービス提供装置50から送信されてきたウェブページを、表示装置101に表示させる(S750)。
また、検査ページに表示された文字列「メイン画面に戻る」が利用者の操作により選択されると、制御装置110は、この文字列「メイン画面に戻る」に関連付けられたメインページを取得するためのURL情報を格納したページ要求信号を送信し(S780)、これにより、サービス提供装置50から送信されてくるメインページを受信して、このメインページを再度、表示装置101に表示させる(S750)。
一方、制御装置110は、リンク情報に対しての選択指示が入力装置103から入力されていないと判断すると(S770でNo)、ウェブページの表示終了指示が入力装置103から入力されているか否か判断し(S775)、表示終了指示が入力されていないと判断すると、S770に処理を戻す。これに対し、ウェブページの表示終了指示が入力装置103から入力されていると判断すると(S775でYes)、当該ウェブページ表示処理を終了する。
以上、本実施例の診療情報提供システム1について説明したが、この診療情報提供システム1によれば、管理装置30が、レセプトコンピュータ10及び電子カルテサーバ20及び検査会社のサーバ60が管理する投薬データ及び診察データ及び検査データから、患者番号以外の所定情報を抽出し、これに当該診療情報提供システム1の利用者の識別コードであるサービス専用番号を付して、サービス提供用の投薬データ及び診察データ及び検査データを生成し、これをサービス提供装置50に送信するので、サービス提供装置50側では、患者番号を把握することができない。即ち、患者番号に基づいて個人を特定することができない。
また、本実施例では、診療情報提供サービスに用いる情報が選択的にサービス提供装置50に提供されるので、医療機関(病院)側では、患者番号を用いてプライバシーの高い情報を管理しても、それらの情報漏洩の問題が発生する可能性が極めて小さい。従って、本実施例によれば、簡単な運用で、システムのセキュリティを高水準に保つことができ、情報漏洩の問題を十分に解決することができる。
また、本実施例では、利用者の携帯端末装置100にウェブページを送信可能に診療情報提供システム1を構成したので、旅先で体調が悪化し、通院している医療機関とは別の医療機関で診断を受けることになった場合でも、利用者は、携帯端末装置100で受信したウェブページを医師に見せる程度で、その医師に別の医療機関で受けている診療内容を伝えることができる。
その他、本実施例の診療情報提供システム1によれば、血液検査等の医療検査の結果を、携帯端末装置100を通じて、患者に簡単に報告することができるので、従来のように、検査結果の報告のため、患者に来院してもらう必要がなく、大変便利である。また、この診療情報提供システム1によれば、検査結果として、健康状態を連想可能な画像(例えば、健康状態が良好な場合には「晴れ」マーク、健康状態が悪い場合には「雨」マーク)が携帯端末装置100に表示されるので、利用者は、簡単に検査結果の良否を知ることができ、老齢者にも簡単に、当該診療情報提供システム1を利用させることができる。
また、この診療情報提供システム1によれば、認証情報を付したURL情報をブックマーク登録することで、次回から、入力装置103の操作キーを用いて認証情報(ログインID及びパスワード)を入力する必要がなくなるので、当該システムの利便性を高めることができる。尚、認証情報(ログインID及びパスワード)付きのURL情報は、当該診療情報提供システム1への利用者登録時に、電子メール等で、利用者の携帯端末装置100に提供されればよい。
以上、診療情報提供システム1が奏する効果について説明したが、本発明の情報記憶装置は、レセプトコンピュータ10及び電子カルテサーバ20並びに検査会社のサーバ60に相当する。また、情報提供装置は、サービス提供装置50に相当し、提供情報管理装置は、管理装置30に相当する。その他、診療情報取得手段及び提供情報作成手段は、CPU31が実行するデータ収集処理及び検査データ取得処理にて実現されている。また、診療情報送信手段は、CPU31が実行するデータ送信処理にて実現されている。
また、診療情報受信蓄積手段は、各利用者の診療データをハードディスク装置59に保存するデータ登録処理(図7(a)にて実現されている。その他、照合手段は、S540の処理にて実現され、作動手段は、S510で引数が付されているか否か判断し、引数が付されている場合にはS530で引数を取り込み、この情報に基づいてS540の処理をCPU51に実行させる動作にて実現されている。
また、提供診療情報取得手段は、S581〜S585,S611の処理にて実現されており、診療情報提供手段は、S587〜S595,S612〜S619の処理にて実現されている。また、本発明でいう「人間の内部又は外部を検査して得られた検査結果を表すパラメータ値」は、検査値属性が示す値に相当し、ウェブページに付す画像データを決定する行為は、属性テーブルから検査値属性の値に対応する属性画像識別情報を取得する行為にて実現されている。
1…診療情報提供システム、10…レセプトコンピュータ、11,21,37,57,105…通信装置、13…投薬データ記憶装置、20…電子カルテサーバ、23…診察データ記憶装置、30…管理装置、31,51…CPU、33,53…ROM、35,55…RAM、39,59…ハードディスク装置、50…サービス提供装置、60…サーバ、100…携帯端末装置、101…表示装置、103…入力装置、110…制御装置、111…URL情報記憶部
Claims (3)
- ウェブページを表示可能な利用者の端末装置に、診療情報を提供するための診療情報提供システムであって、
公共のネットワークに接続され、利用者の診療情報を有するウェブページを、前記公共のネットワークを介して、前記利用者の端末装置に送信する情報提供装置と、
前記情報提供装置と通信可能に接続されると共に、患者の識別コードが付された各患者の診療情報を記憶する情報記憶装置から、その診療情報を取得可能に構成された提供情報管理装置と、
を備え、
前記提供情報管理装置は、
当該システムの利用者毎に、システム利用者の識別コードと、その利用者に割り当てられた前記患者の識別コードと、を関連付けて記憶する識別情報記憶手段と、
当該システムの利用者毎に、その利用者に対応する前記患者の識別コードを、前記識別情報記憶手段の記憶内容に基づき特定し、前記情報記憶装置から、その患者の識別コードが付された前記診療情報を取得する診療情報取得手段と、
前記診療情報取得手段が前記情報記憶装置から取得した診療情報から、患者の識別コードを除く所定情報を抽出し、その抽出情報に、前記患者の識別コードに対応するシステム利用者の識別コードを付すことにより、前記情報提供装置に送信する提供診療情報を作成する提供診療情報作成手段と、
前記提供診療情報作成手段が作成した各利用者の提供診療情報を、前記情報提供装置に送信する診療情報送信手段と、
を備え、
前記情報提供装置は、
当該システムの利用者毎に、利用者の認証情報と、その利用者に割り当てられた前記システム利用者の識別コードと、を関連付けて記憶する利用者情報記憶手段と、
前記各利用者の提供診療情報を記憶するための診療情報記憶手段と、
前記提供情報管理装置の診療情報送信手段から送信されてくる前記各利用者の提供診療情報を受信して、前記診療情報記憶手段に記憶させる診療情報受信蓄積手段と、
利用者の端末装置から送信されてきた認証情報が、前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者の認証情報と一致するか否かを判断する照合手段と、
前記ネットワークを介して、利用者の端末装置から診療情報の要求信号及び利用者の認証情報を受信すると、受信した前記認証情報を前記照合手段に提供して、前記照合手段を作動させる作動手段と、
前記照合手段により、前記受信した認証情報が前記利用者情報記憶手段に記憶された利用者の認証情報と一致したと判断されると、一致した利用者の認証情報に対応する前記システム利用者の識別コードが付された提供診療情報を、前記診療情報記憶手段から取得する提供診療情報取得手段と、
前記提供診療情報取得手段が取得した前記利用者の提供診療情報に基づいて、前記利用者の診療情報を有するウェブページを作成し、これを前記ネットワークを介して要求元の前記端末装置に送信する診療情報提供手段と、
を備えることを特徴とする診療情報提供システム。 - 前記情報記憶装置が記憶する診療情報は、患者の識別コードと、人間の内部又は外部を検査して得られた検査結果を表すパラメータ値と、を少なくとも有する情報であり、
前記提供診療情報作成手段は、前記情報記憶装置から取得した診療情報から、前記所定情報として前記パラメータ値を抽出し、前記システム利用者の識別コードと、前記パラメータ値と、を有する提供診療情報を作成する構成にされ、
前記情報提供装置は、
前記パラメータにて表される健康状態の程度毎に、その健康状態を連想可能な画像を利用者の端末装置に表示させるための画像データを記憶する画像データ記憶手段を備え、
前記診療情報提供手段は、前記提供診療情報取得手段が取得した提供診療情報が有する前記パラメータ値に基づいて、ウェブページに付す画像データを決定し、この画像データに基づく画像を前記端末装置に表示させることが可能なウェブページを作成して、前記ウェブページ及び画像データを、前記要求元の端末装置に送信する構成にされていること
を特徴とする請求項1記載の診療情報提供システム。 - 前記情報提供装置の作動手段は、前記診療情報の要求信号として、前記端末装置から所定URL情報を有するウェブページの要求信号を受信すると、そのURL情報に利用者の認証情報が付されているか否か判断し、認証情報が付されていると判断すると、その認証情報を前記照合手段に提供して、前記照合手段を作動させる構成にされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の診療情報提供システム。
Priority Applications (1)
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