JP2006048096A - 情報担持体 - Google Patents

情報担持体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006048096A
JP2006048096A JP2004223711A JP2004223711A JP2006048096A JP 2006048096 A JP2006048096 A JP 2006048096A JP 2004223711 A JP2004223711 A JP 2004223711A JP 2004223711 A JP2004223711 A JP 2004223711A JP 2006048096 A JP2006048096 A JP 2006048096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
contact
chip
card
turntable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004223711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4509687B2 (ja
Inventor
Hiroki Ono
博樹 大野
Kazuyuki Kinoshita
和之 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2004223711A priority Critical patent/JP4509687B2/ja
Publication of JP2006048096A publication Critical patent/JP2006048096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4509687B2 publication Critical patent/JP4509687B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 情報の読み取りおよび書き換えを選択的に可能とするRFID機能を有する半導体装置を備えた情報担持体を提供する。
【解決手段】 回転盤15と、回転盤15を支持する支持部材11とを備えた非接触型ICカード10において、回転盤15の外周に沿って間隔を置いて接点(第一の接点22、・・・、第八の接点36)が設けられ、それぞれの接点には共振周波数の異なるアンテナ(第一のアンテナ21、・・・、第八のアンテナ35)がそれぞれ接続され、支持部材11にはICチップ12とICチップ12に接続されたIC側接点13が設けられ、回転盤15を回転させることによりIC側接点13を、接点(第一の接点22、・・・、第八の接点36)のいずれかに選択的に接続して、ICチップ12とアンテナ(第一のアンテナ21、・・・、第八のアンテナ35)がRFID機能を有する半導体装置をなすものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RFID機能を有する半導体装置を備えた情報担持体に関するものである。
近年、情報化社会の進展に伴って、大量の情報をICカードなどの情報記録媒体に記録し、このICカードを用いて情報管理や決済などが行われている。
このような情報管理や決済などに用いられるICカードは、ICチップが内蔵されており、このICチップに大量の情報を書き込むことや、読み出すことが可能となっている。このようなICカードは、専用の装置に接触させることにより情報の書き込みおよび読み出しを行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込みおよび読み出しを行うことができる非接触型ICカードに大別される。
従来、ICカードの中でも非接触型ICカードとしては、例えば、ICモジュールをカード基材に搭載してなるICカードと、通信用アンテナコイルを内蔵し、ICカードを挿入するための挿入部が設けられてなるアンテナコイルケースとから構成されるものが挙げられる。ICカードにはICモジュールに接続された接続端子Aが設けられており、アンテナコイルケースの挿入部の内面には通信用アンテナコイルに接続された接続端子Bが設けられている。ICカードをアンテナコイルケースの挿入部に挿入することにより、接続端子Aと接続端子Bが電気的に接続して、非接触型ICカードを構成する(例えば、特許文献1参照。)。この非接触型ICカードは、使用する時には、ICカードをアンテナコイルケースの挿入部に挿入して両者を一体化し、使用しない時には、ICカードとアンテナコイルケースを分離しておくことにより、ICモジュールの誤作動を防止することができる(ICモジュールにおける情報通信を不可能とすることができる。)。
しかしながら、従来、通信距離や共振周波数の異なる複数のアンテナコイルと、1つのICチップを備え、必要に応じて、複数のアンテナコイルのうちの1つと、ICチップとを選択的に接続することにより、通信距離や通信周波数を可変とする非接触型ICカードは考案されていなかった。
特開平11−219418号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、情報の読み取りおよび書き換えを選択的に可能とするRFID機能を有する半導体装置を備えた情報担持体を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、回転盤と、該回転盤を支持する部材とを備えた情報担持体であって、前記回転盤の外周に沿って間隔を置いて接点α(n)[nは1以上の自然数]が設けられ、それぞれの接点α(n)には共振周波数の異なるアンテナがそれぞれ接続され、前記部材にはICチップと該ICチップに接続された接点βが設けられ、前記回転盤を回転させることにより前記接点βを、前記接点α(n)のいずれかに選択的に接続して、前記ICチップと前記アンテナがRFID機能を有する半導体装置をなす情報担持体を提供する。
かかる構成によれば、回転盤を回転させて、接点βを接点α(n)のいずれかに選択的に接続することにより、接点α(n)に接続されたアンテナと、回転盤に設けられたICチップがRFID機能を有する半導体装置をなし、電磁誘導方式のアンテナが選択された場合、磁束を捕捉でき、電波方式のアンテナが選択された場合、電波を捕捉でき、ICチップを作動させるために十分な起電力を発生させることができる。
本発明の情報担持体によれば、回転盤を回転させて、接点βを接点α(n)のいずれかに選択的に接続することにより、接点α(n)に接続されたアンテナと、回転盤に設けられたICチップがRFID機能を有する半導体装置をなし、電磁誘導方式のアンテナが選択された場合、磁束を捕捉でき、電波方式のアンテナが選択された場合、電波を捕捉でき、ICチップを作動させるために十分な起電力を発生させることができる。したがって、RFID機能を有する半導体装置を使用可能とし、ICチップに記録された情報を読み取ったり、ICチップに記録された情報を書き換えることができる。また、回転盤の外周に沿って間隔を置いて複数の接点α(n)を設け、各接点に長さの異なるアンテナを接続し、接点α(n)と、ICチップに設けられた接点を選択的に接続すれば、それぞれのアンテナの共振周波数および通信距離に応じて、ICチップとの情報通信が可能となる。さらに、ICチップを1つにして、アンテナを複数対応させることにより、ICチップを複数搭載した場合よりも故障が起きる確率を減らすことができるので、耐久性、製品寿命を延ばすことができる。また、情報担持体を構成する部材の中で最も高価なICチップを1つにすることにより、価格を大幅に低減することができる。
以下、本発明を実施した情報担持体について、図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る情報担持体の第一の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略断面図である。
図1中、符号10は非接触型ICカード、11は回転盤を支持する部材(以下、「支持部材」と称する。)、12はICチップ、13はICチップに接続された接点(以下、「IC側接点」と称する。)、14は導電体、15は回転盤、16は回転軸、21は第一のアンテナ、22は第一の接点、23は第二のアンテナ、24は第二の接点、25は第三のアンテナ、26は第三の接点、27は第四のアンテナ、28は第四の接点、29は第五のアンテナ、30は第五の接点、31は第六のアンテナ、32は第六の接点、33は第七のアンテナ、34は第七の接点、35は第八のアンテナ、36は第八の接点をそれぞれ示している。
この非接触型ICカード10は、回転盤15と、この回転盤15を、中心軸16を中心として回転可能に支持する支持部材11とから概略構成されている。
支持部材11には、この回転盤15を、中心軸16を中心として回転可能に支持し、回転盤15の大部分を収容する収容部(図示略)が設けられている。
回転盤15は円盤状の部材であり、回転盤15の一方の面15aには、回転盤15の外周に沿って間隔を置いて、第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34、第八の接点36が設けられている。また、第一の接点22には第一のアンテナ21が接続され、第二の接点24には第二のアンテナ23が接続され、第三の接点26には第三のアンテナ25が接続され、第四の接点28には第四のアンテナ27が接続され、第五の接点30には第五のアンテナ29が接続され、第六の接点32には第六のアンテナ31が接続され、第七の接点34には第七のアンテナ33が接続され、第八の接点36には第八のアンテナ35が接続されている。さらに、第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33、第八のアンテナ35はそれぞれ、ポール状または折り曲げポール状をなし、所望の共振周波数や通信距離に応じて、互いに異なる長さをなす導電体である。
支持部材11の収容部の内面には、回転盤15を支持した状態で、回転盤15の一方の面15aに設けられた第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34または第八の接点36と電気的に接続する位置にIC側接点13が設けられている。また、支持部材11には、IC側接点13と導電体14を介して電気的に接続されたICチップ12が設けられている。
この非接触型ICカード10では、回転盤15を所定の位置まで回転させることにより、回転盤15の一方の面15aに設けられた第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34または第八の接点36と、ICチップ12に設けられたIC側接点13とが電気的に接続して、第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33または第八のアンテナ35と、ICチップ12がRFID機能を有する半導体装置をなす。
支持部材11をなす材料としては、ICチップ12、IC側接点13および導電体14が設けられる領域が電気絶縁性の材料からなるものが用いられる。このような材料としては、例えば、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維またはポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維からなる織布、不織布、マット、紙あるいはこれらを組み合わせたもの、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成形した複合材、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエンスチレン共重合体系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂などの合成樹脂、あるいはこれらにマット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理およびオゾン処理、あるいは各種易接着処理などの表面処理を施したものなどの公知のものから選択して用いることができる。
ICチップ12としては、特に限定されず、第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33または第八のアンテナ35を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICカードなどのRDIFメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。ICチップ12としては、具体的には、エフ・イー・シー株式会社の「MM Chip」などを好適に用いることができる。
IC側接点13は、半田ボールなどからなる導電体である。
導電体14は、導電性ペーストからなる導電性の膜、導電性の箔などからなるものである。導電体14をなす導電性ペーストとしては、下記の第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35をなす導電性ペーストと同様のものが挙げられる。また、導電体14をなす導電性の箔としては、下記の第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33または第八のアンテナ35をなす導電性の箔と同様のものが挙げられる。
回転盤15としては、少なくとも第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34および第八の接点36、並びに、第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35が設けられる面(回転盤15の一方の面15a)が電気絶縁性の材料からなるものが用いられる。このような回転盤15をなす材料としては、上記の支持部材11をなす材料と同様のものが挙げられる。
第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35は、導電性ペーストからなる導電性の膜、導電性の箔などからなる導電体である。
第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35を形成する導電体をなす導電性ペーストとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム、ロジウムなどの粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子を樹脂組成物に配合したものが挙げられる。この導電性ペーストをなす樹脂組成物としては、熱硬化型樹脂組成物、光硬化型樹脂組成物、浸透乾燥型樹脂組成物、溶剤揮発型樹脂組成物が挙げられる。
上記のような導電性微粒子を樹脂組成物に配合した導電性ペーストとしては、具体的には、導電微粒子を60質量%以上含有し、熱可塑性樹脂のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特にポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物とし、ポリエステル系樹脂を10質量%以上含有するもの、すなわち溶剤揮発型あるいは架橋/熱可塑併用型(但し熱可塑性樹脂を50質量%以上含有するもの)のものや、導電性微粒子を50質量%以上含有し、架橋性樹脂(エポキシ樹脂のフェノール硬化系、あるいはエポキシ樹脂のスルホニウム塩硬化系など)のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂とのブレンド樹脂組成物としたもの、すなわち架橋型かあるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
また、非接触型ICカード10において耐折り曲げ性がさらに要求される場合には、導電性ペーストに可撓性付与剤を配合することができる。可撓性付与剤としては、例えば、ポリエステル系可撓性付与剤、アクリル系可撓性付与剤、ウレタン系可撓性付与剤、ポリ酢酸ビニル系可撓性付与剤、熱可塑性エラストマー系可撓性付与剤、天然ゴム系可撓性付与剤、合成ゴム系可撓性付与剤などが挙げられる。本発明の半導体装置においては、これらの可撓性付与剤が単独で、あるいは2種以上が組み合わせられて用いられる。
第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35を形成する導電体をなす導電性の箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔などが挙げられる。
第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34および第八の接点36は、半田ボールなどからなる導電体である。
なお、この実施形態では、接点およびこれに接続されるアンテナをそれぞれ8つ設けた非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、回転盤の外周に沿って間隔を置いて接点α(n)[nは1以上の自然数]が設けられ、それぞれの接点α(n)には共振周波数の異なるアンテナがそれぞれ接続され、支持部材にはICチップとこのICチップに接続された接点βが設けられていればよい。
また、この実施形態では、第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35として、ポールアンテナまたは折り曲げポールアンテナが設けられた非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、電磁誘導、マイクロ波電波方式を採用しているものであれば、ループアンテナなどの方式を使用しても、起電力が得られれば、アンテナの形状などにおいても、違いがあってもよい。
次に、非接触型ICカード10の使用方法について説明する。
支持部材11に支持された回転盤15を、中心軸16を中心として回転させ、例えば、回転盤15の一方の面15aに設けられた第一の接点22と、支持部材11の収容部の内面に設けられたIC側接点13を対向させ、両者を電気的に接続する。
すると、第一のアンテナ21と、ICチップ12がRFID機能を有する半導体装置をなし、第一のアンテナ21として電磁誘導方式のアンテナが選択された場合、磁束を捕捉でき、電波方式のアンテナが選択された場合、電波を捕捉でき、ICチップ12を作動させるために十分な起電力を発生させることができる。そのため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、第一のアンテナ21にICチップ12を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、RFID機能を有する半導体装置を使用可能とし、ICチップ12に記録された情報を読み取ったり、ICチップ12に記録された情報を書き換えることができる。
同様にして、回転盤15を回転させ、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34または第八の接点36と、IC側接点13を対向させ、両者を電気的に接続することにより、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33または第八のアンテナ35と、ICチップ12がRFID機能を有する半導体装置をなし、それぞれのアンテナの共振周波数および通信距離に応じて、ICチップ12との情報通信が可能となる。
(第二の実施形態)
図2は、本発明に係る情報担持体の第二の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略断面図である。
図2中、符号40は非接触型ICカード、41は支持部材、42はICチップ、43はIC側接点、44は導電体、45は回転盤、46は回転軸、51は第一のアンテナ、52は第一の接点、53は第二のアンテナ、54は第二の接点、55は第三のアンテナ、56は第三の接点、57は第四のアンテナ、58は第四の接点をそれぞれ示している。
この非接触型ICカード40は、回転盤45と、この回転盤45を、中心軸46を中心として回転可能に支持する支持部材41とから概略構成されている。
支持部材41には、この回転盤45を、中心軸46を中心として回転可能に支持し、回転盤45の大部分を収容する収容部(図示略)が設けられている。
回転盤45は円盤状の部材であり、回転盤45の一方の面45aには、回転盤45の外周に沿って間隔を置いて、第一の接点52、第二の接点54、第三の接点56、第四の接点58が設けられている。また、第一の接点52には第一のアンテナ51が接続され、第二の接点54には第二のアンテナ53が接続され、第三の接点56には第三のアンテナ55が接続され、第四の接点58には第四のアンテナ57が接続されている。さらに、第一のアンテナ51、第二のアンテナ53、第三のアンテナ55、第四のアンテナ57はそれぞれ、ポール状またはコイル状をなし、所望の共振周波数や通信距離に応じて、互いに異なる長さをなす導電体である。
支持部材41の収容部の内面には、回転盤45を支持した状態で、回転盤45の一方の面45aに設けられた第一の接点52、第二の接点54、第三の接点56、第四の接点58と電気的に接続する位置にIC側接点43が設けられている。また、支持部材41には、IC側接点43と導電体44を介して電気的に接続されたICチップ42が設けられている。
この非接触型ICカード40では、回転盤45を所定の位置まで回転させることにより、回転盤45の一方の面45aに設けられた第一の接点52、第二の接点54、第三の接点56または第四の接点58と、ICチップ42に設けられたIC側接点43とが電気的に接続して、第一のアンテナ51、第二のアンテナ53、第三のアンテナ55または第四のアンテナ57と、ICチップ42がRFID機能を有する半導体装置をなす。
支持部材41をなす材料としては、上記の支持部材11をなす材料と同様のものが挙げられる。
ICチップ42としては、上記のICチップ12と同様のものが挙げられる。
IC側接点43としては、上記のIC側接点13と同様のものが挙げられる。
導電体44としては、上記の導電体14と同様のものが挙げられる。
回転盤45としては、上記の回転盤15と同様のものが挙げられる。
第一のアンテナ51、第二のアンテナ53、第三のアンテナ55および第四のアンテナ57としては、上記の第一のアンテナ21、第二のアンテナ23、第三のアンテナ25、第四のアンテナ27、第五のアンテナ29、第六のアンテナ31、第七のアンテナ33および第八のアンテナ35と同様のものが挙げられる。
第一の接点52、第二の接点54、第三の接点56および第四の接点58としては、上記の第一の接点22、第二の接点24、第三の接点26、第四の接点28、第五の接点30、第六の接点32、第七の接点34および第八の接点36と同様のものが挙げられる。
なお、この実施形態では、接点およびこれに接続されるアンテナをそれぞれ4つ設けた非接触型ICカード40を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、回転盤の外周に沿って間隔を置いて接点α(n)[nは1以上の自然数]が設けられ、それぞれの接点α(n)には共振周波数の異なるアンテナがそれぞれ接続され、支持部材にはICチップとこのICチップに接続された接点βが設けられていればよい。
また、この実施形態では、第一のアンテナ51、第二のアンテナ53、第三のアンテナ55および第四のアンテナ57として、コイルアンテナが設けられた非接触型ICカード40を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、電磁誘導、マイクロ波電波方式を採用しているものであれば、ループアンテナなどの方式を使用しても、起電力が得られれば、アンテナの形状などにおいても、違いがあってもよい。
次に、非接触型ICカード40の使用方法について説明する。
支持部材41に支持された回転盤45を、中心軸46を中心として回転させ、例えば、回転盤45の一方の面45aに設けられた第一の接点52と、支持部材41の収容部の内面に設けられたIC側接点43を対向させ、両者を電気的に接続する。
すると、第一のアンテナ51と、ICチップ42がRFID機能を有する半導体装置をなし、第一のアンテナ51として電磁誘導方式のアンテナが選択された場合、磁束を捕捉でき、電波方式のアンテナが選択された場合、電波を捕捉でき、ICチップ42を作動させるために十分な起電力を発生させることができる。そのため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、第一のアンテナ51にICチップ42を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、RFID機能を有する半導体装置を使用可能とし、ICチップ42に記録された情報を読み取ったり、ICチップ42に記録された情報を書き換えることができる。
同様にして、回転盤45を回転させ、第二の接点54、第三の接点56または第四の接点58と、IC側接点43を対向させ、両者を電気的に接続することにより、第二のアンテナ53、第三のアンテナ55または第四のアンテナ57と、ICチップ42がRFID機能を有する半導体装置をなし、それぞれのアンテナの共振周波数および通信距離に応じて、ICチップ42との情報通信が可能となる。
本発明の情報担持体は、ICチップと、これに接続されるマイクロ波電波方式のアンテナおよび電磁波方式のアンテナとを搭載しており、ICチップとアンテナとの接続を切り替えることによって、国を跨いで認識カードなどとして使用する場合、米国においてはマイクロ波電波方式、日本においては電磁波方式、というように通信方式を切り替える使用方法にも適用することができる。また、本発明の情報担持体は、イベント会場などで使用する場合、受け付けにおいては電波方式を使用し、入場口においては来場者数などの管理をするために電磁波方式を使用するなどの使用方法にも適用することができる。
本発明に係る情報担持体の第一の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略断面図である。 本発明に係る情報担持体の第二の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略断面図である。
符号の説明
10,40・・・非接触型ICカード、11,41・・・支持部材、12,42・・・ICチップ、13,43・・・IC側接点、14,44・・・導電体、15,45・・・回転盤、16,46・・・回転軸、21,51・・・第一のアンテナ、22,52・・・第一の接点、23,53・・・第二のアンテナ、24,54・・・第二の接点、25,55・・・第三のアンテナ、26,56・・・第三の接点、27,57・・・第四のアンテナ、28,58・・・第四の接点、29・・・第五のアンテナ、30・・・第五の接点、31・・・第六のアンテナ、32・・・第六の接点、33・・・第七のアンテナ、34・・・第七の接点、35・・・第八のアンテナ、36・・・第八の接点。

Claims (1)

  1. 回転盤と、該回転盤を支持する部材とを備えた情報担持体であって、
    前記回転盤の外周に沿って間隔を置いて接点α(n)[nは1以上の自然数]が設けられ、それぞれの接点α(n)には共振周波数の異なるアンテナがそれぞれ接続され、前記部材にはICチップと該ICチップに接続された接点βが設けられ、前記回転盤を回転させることにより前記接点βを、前記接点α(n)のいずれかに選択的に接続して、前記ICチップと前記アンテナがRFID機能を有する半導体装置をなすことを特徴とする情報担持体。

JP2004223711A 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体 Expired - Fee Related JP4509687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223711A JP4509687B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223711A JP4509687B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006048096A true JP2006048096A (ja) 2006-02-16
JP4509687B2 JP4509687B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=36026619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004223711A Expired - Fee Related JP4509687B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4509687B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103325177A (zh) * 2013-05-31 2013-09-25 广州市公共交通数据管理中心 非接触射频ic卡刷卡机检测装置
GB2539765A (en) * 2015-04-23 2016-12-28 Nettoken Ltd Communications device, system and method
CN113748431A (zh) * 2019-07-19 2021-12-03 大王制纸株式会社 Rfid标签及天线

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830749A (ja) * 1994-07-13 1996-02-02 Mitsubishi Electric Corp 非接触icカード
JP2001160126A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Hitachi Cable Ltd 非接触型記憶担体
JP2002259929A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Toppan Forms Co Ltd 情報記録媒体
JP2003168088A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830749A (ja) * 1994-07-13 1996-02-02 Mitsubishi Electric Corp 非接触icカード
JP2001160126A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Hitachi Cable Ltd 非接触型記憶担体
JP2002259929A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Toppan Forms Co Ltd 情報記録媒体
JP2003168088A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103325177A (zh) * 2013-05-31 2013-09-25 广州市公共交通数据管理中心 非接触射频ic卡刷卡机检测装置
GB2539765A (en) * 2015-04-23 2016-12-28 Nettoken Ltd Communications device, system and method
GB2539765B (en) * 2015-04-23 2017-09-20 Nettoken Ltd Communications device, system and method
US10367798B2 (en) 2015-04-23 2019-07-30 Nettoken Limited Communications device, system and method
CN113748431A (zh) * 2019-07-19 2021-12-03 大王制纸株式会社 Rfid标签及天线
CN113748431B (zh) * 2019-07-19 2023-09-12 大王制纸株式会社 Rfid标签及天线

Also Published As

Publication number Publication date
JP4509687B2 (ja) 2010-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4374346B2 (ja) 光記録媒体用icタグ貼付シート
CN101040289B (zh) 具有组合式无功耦合器的rfid装置
JP2004297681A (ja) 非接触型情報記録媒体
CN100390820C (zh) 范围扩展的rfid系统
KR20030044842A (ko) 루프 안테나와 루프 안테나 시스템 및 무선 통신 시스템
US8651386B2 (en) Electronic card and method for generating a magnetic field from swiping the electronic card through a card reader
RU97105028A (ru) Антенная катушка
JP2006295430A (ja) アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法
JP4509687B2 (ja) 情報担持体
JP2004362560A (ja) 電子カード
JP2006285594A (ja) Icカード
JP2001028037A (ja) 非接触情報媒体およびこれを用いた通信システム
JP4531474B2 (ja) 情報担持体
JP2006227788A (ja) 非接触型データ受送信体
JP4566707B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2004295793A (ja) 非接触型情報記録媒体
JP4236974B2 (ja) 非接触型情報記録媒体
JP4522781B2 (ja) 情報担持体
CN105989396A (zh) 电子标签
JP2008117276A (ja) 非接触型データ受送信体
JP4713942B2 (ja) アンテナ部材及びこれを用いた非接触型icカード
JP2007150675A (ja) 非接触通信体
JP4213498B2 (ja) 情報書込/読出装置及びこれを用いた情報書込/読出システム
JP2006091964A (ja) 両面非接触icシート
JP2006048093A (ja) 情報担持体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100428

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4509687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees