JP4522781B2 - 情報担持体 - Google Patents
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また、従来、異なる機能(例えば、ICチップに記録される情報などが異なる)を有する複数のICモジュールを備え、それぞれのICモジュールを必要に応じて、選択的に使用することが可能な非接触型ICカードは考案されていない。複数のICモジュールのうち、所望のICモジュールについてのみ情報の書き込みや読み出しを行うには、通信用アンテナコイルを介して、選択的に所望のICモジュールとの情報通信を行わなければならない。しかしながら、従来、このように、異なる機能を有する複数のICモジュールを備え、選択的に所望のICモジュールとの情報通信が可能な非接触型ICカードは考案されていなかった。
図1は、本発明に係る情報担持体の第一の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
図1中、符号10は非接触型ICカード、11は一片、12は屈曲部、13は他片、14は磁性体、15は導電体、16は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、20はRFID機能を有する半導体装置(以下、「RFID装置」と略す。)、21はアンテナ、22はICチップをそれぞれ示している。
平板16の他片13をなす磁性体14は、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせた場合、RFID装置20の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板16の他片13をなす導電体15は、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせた場合、RFID装置20の全部と重なる大きさをなしている。
この複合体においては、磁性体粉末または磁性体フレークが結合剤にほぼ均一に分散しており、磁性体12は、その全域に渡って均一に磁性体として機能する。また、磁性体12は、以下に示すような弾性を有する結合剤を含むから、弾性体としても機能する。
磁性体フレークとしては、カーボニル鉄粉末、パーマロイなどのアトマイズ粉末、還元鉄粉末などをボールミルなどで微細化して微粉末とした後、この微粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系またはコバルト系アモルファス合金の溶湯を水冷銅板に衝突させて得られたフレークなどが挙げられる。
上記の熱可塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロース)、スチレンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、あるいは、スチレン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴムなどのポリマー系の合成ゴム材料などが挙げられる。
アンテナ21を形成する導電体をなす導電性ペーストとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム、ロジウムなどの粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子を樹脂組成物に配合したものが挙げられる。この導電性ペーストをなす樹脂組成物としては、熱硬化型樹脂組成物、光硬化型樹脂組成物、浸透乾燥型樹脂組成物、溶剤揮発型樹脂組成物が挙げられる。
図2(a)に示すように、平板16の他片13をなす磁性体14が、平板16の一片11に設けられたRFID装置20に重なるように、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせる。
図3は、本発明に係る情報担持体の第二の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
図3中、符号30は非接触型ICカード、31は一片、32は屈曲部、33は他片、34は磁性体、35は導電体、36は基材、37は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、40はRFID装置、41はアンテナ、42はICチップをそれぞれ示している。
平板37の他片33をなす磁性体34は、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせた場合、RFID装置40の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板37の他片33をなす導電体35は、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせた場合、RFID装置40の全部と重なる大きさをなしている。
平板37の屈曲部32をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
導電体35としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
平板37の他片33をなす磁性体34が、平板37の一片31に設けられたRFID装置40に重なるように、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせる。
図4は、本発明に係る情報担持体の第三の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
図4中、符号50は非接触型ICカード、51は一片、52は屈曲部、53は他片、54は第一の磁性体、55は第一の導電体、56は第二の導電体、57は第二の磁性体、58は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、60は第一のRFID装置、61はアンテナ、62はICチップ、63はアンテナ、64はICチップ、65は第二のRFID装置をそれぞれ示している。
平板58の屈曲部52をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
第一の導電体55および第二の導電体56としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
図5(a)に示すように、平板58の他片53をなす第一の磁性体54が、平板58の一片51に設けられた第二のRFID装置65に重なるように、かつ、平板58の他片53をなす第一の導電体55が、平板58の一片51に設けられた第一のRFID装置60に重なるように、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせる。
図6は、本発明に係る情報担持体の第四の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。
図6中、符号70は非接触型ICカード、71は一片、72は屈曲部、73は他片、74は第一の領域、75は第一の磁性体、76は第一の導電体、77は第二の領域、78は第三の領域、79は第二の導電体、80は第二の磁性体、81は第四の領域、85は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、90は第一のRFID装置、91はアンテナ、92はICチップ、93はアンテナ、94はICチップ、95は第二のRFID装置をそれぞれ示している。
また、平板85の一片71は、第一のRFID装置90が設けられた第一の領域74(領域α)と、第一の領域74と連接し、互いに対向する第一の磁性体75からなる領域βおよび第一の導電体76からなる領域γにより構成される第二の領域77とに区分されている。さらに、平板85の他片73は、第二のRFID装置95が設けられた第三の領域78(領域α´)と、第三の領域78と連接し、互いに対向する第二の導電体79からなる領域γ´および第二の磁性体80からなる領域β´により構成される第四の領域81とに区分されている。
平板85の屈曲部72をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
第一の導電体76および第二の導電体79としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
図7(a)に示すように、平板85の他片73をなす第二の磁性体80が、平板85の一片71に設けられた第一のRFID装置90に重なるように、かつ、平板85の一片71をなす第一の導電体76が、平板85の他片73に設けられた第二のRFID装置95に重なるように、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせる。
図8は、本発明に係る情報担持体の第五の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略斜視図である。
この実施形態の非接触型ICカード100は、上述した第四の実施形態で示した非接触型ICカード70が2つ、それぞれの長辺が互いに接するように連接された構造をなすものである。すなわち、非接触型ICカード100は、一方の非接触型ICカード70の第一の領域74と、他方の非接触型ICカード70の第四の領域81が互いに接し、かつ、一方の非接触型ICカード70の第二の領域77と、他方の非接触型ICカード70の第三の領域78が互いに接するように、2つの非接触型ICカード70が連接された構造をなしている。
Claims (3)
- 屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記他片の一方の面は磁性体をなす領域αと導電体をなす領域βとに区分されてなり、前記他片の他方の面は前記領域αと対向し導電体をなす領域α´と前記領域βと対向し磁性体をなす領域β´とに区分されてなり、前記一片には、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域αまたは前記領域α´と重なる位置に第二のRFID機能を有する半導体装置を設け、前記領域βまたは前記領域β´と重なる位置に第一のRFID機能を有する半導体装置を設けたことを特徴とする情報担持体。
- 屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記一片は第一のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域αと、該領域αと連接し、互いに対向する磁性体からなる領域βおよび導電体からなる領域γとに区分されてなり、前記他片は第二のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域α´と、該領域α´と連接し、互いに対向する磁性体からなる領域β´および導電体からなる領域γ´とに区分されてなり、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域β´または前記領域γ´と重なる位置に前記領域αを設け、前記領域βまたは前記領域γと重なる位置に前記領域α´を設けたことを特徴とする情報担持体。
- 前記導電体と前記磁性体は基材を介して対向配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報担持体。
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