JP4522781B2 - 情報担持体 - Google Patents

情報担持体 Download PDF

Info

Publication number
JP4522781B2
JP4522781B2 JP2004223709A JP2004223709A JP4522781B2 JP 4522781 B2 JP4522781 B2 JP 4522781B2 JP 2004223709 A JP2004223709 A JP 2004223709A JP 2004223709 A JP2004223709 A JP 2004223709A JP 4522781 B2 JP4522781 B2 JP 4522781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
flat plate
rfid device
region
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004223709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006048094A (ja
Inventor
博樹 大野
和之 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2004223709A priority Critical patent/JP4522781B2/ja
Publication of JP2006048094A publication Critical patent/JP2006048094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4522781B2 publication Critical patent/JP4522781B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、RFID機能を有する半導体装置を備えた情報担持体に関するものである。
近年、情報化社会の進展に伴って、大量の情報をICカードなどの情報記録媒体に記録し、このICカードを用いて情報管理や決済などが行われている。
このような情報管理や決済などに用いられるICカードは、ICチップが内蔵されており、このICチップに大量の情報を書き込むことや、読み出すことが可能となっている。このようなICカードは、専用の装置に接触させることにより情報の書き込みおよび読み出しを行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込みおよび読み出しを行うことができる非接触型ICカードに大別される。
従来、ICカードの中でも非接触型ICカードとしては、例えば、ICモジュールをカード基材に搭載してなるICカードと、通信用アンテナコイルを内蔵し、ICカードを挿入するための挿入部が設けられてなるアンテナコイルケースとから構成されるものが挙げられる。ICカードにはICモジュールに接続された接続端子Aが設けられており、アンテナコイルケースの挿入部の内面には通信用アンテナコイルに接続された接続端子Bが設けられている。ICカードをアンテナコイルケースの挿入部に挿入することにより、接続端子Aと接続端子Bが電気的に接続して、非接触型ICカードを構成する(例えば、特許文献1参照。)。この非接触型ICカードは、使用する時には、ICカードをアンテナコイルケースの挿入部に挿入して両者を一体化し、使用しない時には、ICカードとアンテナコイルケースを分離しておくことにより、ICモジュールの誤作動を防止することができる(ICモジュールにおける情報通信を不可能とすることができる。)。
しかしながら、従来の非接触型ICカードは、ICカードとアンテナコイルケースとが別体となっているため、一方を紛失したりした場合には、使用できないという問題があった。
また、従来、異なる機能(例えば、ICチップに記録される情報などが異なる)を有する複数のICモジュールを備え、それぞれのICモジュールを必要に応じて、選択的に使用することが可能な非接触型ICカードは考案されていない。複数のICモジュールのうち、所望のICモジュールについてのみ情報の書き込みや読み出しを行うには、通信用アンテナコイルを介して、選択的に所望のICモジュールとの情報通信を行わなければならない。しかしながら、従来、このように、異なる機能を有する複数のICモジュールを備え、選択的に所望のICモジュールとの情報通信が可能な非接触型ICカードは考案されていなかった。
特開平11−219418号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、情報の読み取りおよび書き換えを選択的に可能とするRFID機能を有する半導体装置を備えた情報担持体を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記他片の一方の面は磁性体をなす領域αと導電体をなす領域βとに区分されてなり、前記他片の他方の面は前記領域αと対向し導電体をなす領域α´と前記領域βと対向し磁性体をなす領域β´とに区分されてなり、前記一片には、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域αまたは前記領域α´と重なる位置に第二のRFID機能を有する半導体装置を設け、前記領域βまたは前記領域β´と重なる位置に第一のRFID機能を有する半導体装置を設けた情報担持体を提供する。
かかる構成によれば、屈曲部を境にして、平板状の部材を屈曲させて、磁性体または導電体を、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置に重ね合わせることにより、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置を選択的に使用することができる。また、別体に設けられたICチップと、アンテナとを物理的に接触させて、RFID機能を有する半導体装置の通信の可否を切り替えるタイプと異なり、アンテナが擦れてなくなることや、接触不良が発生することがなくなるので、より長期間の耐久性を保つことができる。さらに、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置を使用可能あるいは使用不可能とする磁性体または導電体と、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置とが一体をなしているから、これらの一方を紛失して、情報担持体が使用できなくなることを防止できる。
本発明は、屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記一片は第一のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域αと、該領域αと連接し、互いに対向する磁性体からなる領域βおよび導電体からなる領域γとに区分されてなり、前記他片は第二のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域α´と、該領域α´と連接し、互いに対向する磁性体からなる領域β´および導電体からなる領域γ´とに区分されてなり、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域β´または前記領域γ´と重なる位置に前記領域αを設け、前記領域βまたは前記領域γと重なる位置に前記領域α´を設けた情報担持体を提供する。
かかる構成によれば、屈曲部を境にして、平板状の部材を屈曲させて、磁性体または導電体を、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置に重ね合わせることにより、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置を選択的に使用することができる。また、別体に設けられたICチップと、アンテナとを物理的に接触させて、RFID機能を有する半導体装置の通信の可否を切り替えるタイプと異なり、アンテナが擦れてなくなることや、接触不良が発生することがなくなるので、より長期間の耐久性を保つことができる。さらに、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置を使用可能あるいは使用不可能とする磁性体または導電体と、第一のRFID機能を有する半導体装置または第二のRFID機能を有する半導体装置とが一体をなしているから、これらの一方を紛失して、情報担持体が使用できなくなることを防止できる。
上記構成の情報担持体において、前記導電体と前記磁性体は基材を介して対向配置されていてもよい
かかる構成によれば、基材を、平板状の部材の他の部分(一片および屈曲部)と同一材料で、一体に形成することができるから、情報担持体に可撓性を付与し易くなる。また、平板状の部材の製造コストを削減することができる。
本発明の情報担持体によれば、屈曲部を境にして、平板状の部材を屈曲させて、磁性体または導電体を、RFID機能を有する半導体装置に重ね合わせることにより、RFID機能を有する半導体装置を選択的に使用することができる。特に、RFID機能を有する半導体装置を複数有する場合には、複数の半導体装置のうちの任意の半導体装置のみを使用可能とし、その他を使用不可能とすることができるから、半導体装置の誤作動を防止することができる。また、別体に設けられたICチップと、アンテナとを物理的に接触させて、RFID機能を有する半導体装置の通信の可否を切り替えるタイプと異なり、アンテナが擦れてなくなることや、接触不良が発生することがなくなるので、より長期間の耐久性を保つことができる。さらに、RFID機能を有する半導体装置を使用可能あるいは使用不可能とする磁性体または導電体と、RFID機能を有する半導体装置とが一体をなしているから、一方を紛失して、情報担持体が使用できなくなることを防止できる。
以下、本発明を実施した情報担持体について、図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る情報担持体の第一の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
図1中、符号10は非接触型ICカード、11は一片、12は屈曲部、13は他片、14は磁性体、15は導電体、16は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、20はRFID機能を有する半導体装置(以下、「RFID装置」と略す。)、21はアンテナ、22はICチップをそれぞれ示している。
この非接触型ICカード10は、屈曲部12を境にして一片11および他片13からなる平板16と、一片11に内包されたRFID装置20とから概略構成されている。
平板16の他片13は磁性体14と導電体15が積層されてなる複合体からなるものである。
平板16の他片13をなす磁性体14は、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせた場合、RFID装置20の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板16の他片13をなす導電体15は、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせた場合、RFID装置20の全部と重なる大きさをなしている。
RFID装置20は、平板16の一片11にコイル状に形成されアンテナ21と、その両端と接点(図示略)を介して電気的に接続されたICチップ22とから構成されている。
平板16の一片11をなす材料としては、少なくともアンテナ21およびICチップ22が設けられる領域が電気絶縁性の材料からなるものが用いられる。このような材料としては、例えば、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維またはポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維からなる織布、不織布、マット、紙あるいはこれらを組み合わせたもの、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成形した複合材、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエンスチレン共重合体系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂などの合成樹脂、あるいはこれらにマット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理およびオゾン処理、あるいは各種易接着処理などの表面処理を施したものなどの公知のものから選択して用いることができる。
平板16の屈曲部12をなす材料としては、上記の一片11をなす材料と同様のものを用いることができるが、屈曲部12には可撓性が要求されるので、上記の一片11をなす材料に可塑性付与剤を配合したものなどが用いられる。
磁性体14は、結合剤と、磁性材料からなる粉末(以下、「磁性体粉末」とも言う。)または磁性材料からなるフレーク(以下、「磁性体フレーク」とも言う。)とからなる複合体である。
この複合体においては、磁性体粉末または磁性体フレークが結合剤にほぼ均一に分散しており、磁性体12は、その全域に渡って均一に磁性体として機能する。また、磁性体12は、以下に示すような弾性を有する結合剤を含むから、弾性体としても機能する。
磁性体粉末としては、カーボニル鉄粉末、パーマロイなどのアトマイズ粉末、還元鉄粉末などが挙げられる。
磁性体フレークとしては、カーボニル鉄粉末、パーマロイなどのアトマイズ粉末、還元鉄粉末などをボールミルなどで微細化して微粉末とした後、この微粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系またはコバルト系アモルファス合金の溶湯を水冷銅板に衝突させて得られたフレークなどが挙げられる。
結合剤としては、弾性を有する材料が用いられ、このような材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂などが挙げられる。
上記の熱可塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロース)、スチレンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、あるいは、スチレン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴムなどのポリマー系の合成ゴム材料などが挙げられる。
上記の熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。
導電体15としては、導電性の金属箔、金属板、金属網、導電性ペーストからなる導電性の膜などの電磁波を遮断できる材質または磁束を内部で吸収できるものが挙げられる。このような導電体をなす材料としては、例えば、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)などの電磁遮蔽効果を有する金属からなる金属箔と、その他の金属箔とを貼り合わせてなるもの、鉄、ニッケル、亜鉛、マンガン、コバルト、アルミニウムなどの金属からなる金属粉と、その他の金属粉とを混入したアクリル樹脂、銅(Cu)−ニッケル(Ni)多層複合材、アルミニウム蒸着膜、各種金属などからなる導電性粉末を混和した塗装材、導電性繊維を含むプラスチック複合材、上記の電磁遮蔽効果を有する金属を接着剤に配合してなる導電性ペーストなどが挙げられる。
アンテナ21は、導電性ペーストからなる導電性の膜、導電性の箔などからなる導電体である。
アンテナ21を形成する導電体をなす導電性ペーストとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム、ロジウムなどの粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子を樹脂組成物に配合したものが挙げられる。この導電性ペーストをなす樹脂組成物としては、熱硬化型樹脂組成物、光硬化型樹脂組成物、浸透乾燥型樹脂組成物、溶剤揮発型樹脂組成物が挙げられる。
上記のような導電性微粒子を樹脂組成物に配合した導電性ペーストとしては、具体的には、導電微粒子を60質量%以上含有し、熱可塑性樹脂のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特にポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物とし、ポリエステル系樹脂を10質量%以上含有するもの、すなわち溶剤揮発型あるいは架橋/熱可塑併用型(但し熱可塑性樹脂を50質量%以上含有するもの)のものや、導電性微粒子を50質量%以上含有し、架橋性樹脂(エポキシ樹脂のフェノール硬化系、あるいはエポキシ樹脂のスルホニウム塩硬化系など)のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂とのブレンド樹脂組成物としたもの、すなわち架橋型かあるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
また、非接触型ICカード10において耐折り曲げ性がさらに要求される場合には、導電性ペーストに可撓性付与剤を配合することができる。可撓性付与剤としては、例えば、ポリエステル系可撓性付与剤、アクリル系可撓性付与剤、ウレタン系可撓性付与剤、ポリ酢酸ビニル系可撓性付与剤、熱可塑性エラストマー系可撓性付与剤、天然ゴム系可撓性付与剤、合成ゴム系可撓性付与剤などが挙げられる。本発明の半導体装置においては、これらの可撓性付与剤が単独で、あるいは2種以上が組み合わせられて用いられる。
アンテナ21を形成する導電体をなす導電性の箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔などが挙げられる。
ICチップ22としては、特に限定されず、アンテナ21を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICカードなどのRDIFメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
なお、この実施形態では、RFID装置20が平板16の一片11に内包されている非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が平板の一片における一方の外面または他方の外面に設けられていてもよい。
また、この実施形態では、平板16の他片13が磁性体14と導電体15が積層されてなる複合体からなる非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、磁性体および導電体の表面が合成樹脂フィルムなどでラミネートされていてもよい。また、本発明の情報担持体にあっては、平板の他片が、磁束を通す磁性体の機能と、RFID機能を低下させる導電体の機能を発揮するように形成されていれば、その内部や外部に他の部材が設けられていてもよい。以上のように、請求項に記載の「一方の面」、「他方の面」とは、平板の他片の最表面に限定されるものではない。
また、この実施形態では、平板16の他片13をなす磁性体14が、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させた状態で、RFID装置20の全部と重なる大きさをなしている非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が作動する程度の磁束を捕捉して、誘導起電力を発生させることができれば、磁性体は、屈曲部を境にして平板を屈曲させた状態でRFID装置の全部ではなく、一部に重なるような大きさをなしていればよく、磁性体の大きさは各々の情報担持体の設計事項である。
また、この実施形態では、平板16の屈曲部12が、少なくとも一片11と同一の材料からなり、少なくとも一片11と一体に設けられている非接触型ICカード10を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片と接着剤を介して連接されていてもよく、また、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片にシールやテープなどを介して連接されていてもよい。
さらに、この実施形態の非接触型ICカード10は、財布のカード入れ部や、首から吊り下げるカードケースなどに収納して使用することが想定される。この使用方法において、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させて、磁性体14とRFID装置20を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、磁性体14とRFID装置20とは最大2mm程度離れていても、RFID装置20を作動させることができる。すなわち、磁性体14とRFID装置20との間隔が2mmを超えると、RFID装置20は作動しなくなる。以上のことから、非接触型ICカード10は、財布やカードケースなどが、カード入れ部に多少余裕のあるものであっても、RFID機能を発揮することができる。
次に、図2を参照して、非接触型ICカード10の使用方法について説明する。
図2(a)に示すように、平板16の他片13をなす磁性体14が、平板16の一片11に設けられたRFID装置20に重なるように、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせる。
すると、磁束が磁性体14を通ってアンテナ21に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ21にICチップ22を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、RFID装置20を使用可能とし、RFID装置20を構成するICチップ22に記録された情報を読み取ったり、ICチップ22に記録された情報を書き換えることができる。
一方、図2(b)に示すように、平板16の他片13をなす導電体15が、平板16の一片11に設けられたRFID装置20に重なるように、屈曲部12を境にして平板16を屈曲させ、平板16の一片11と他片13を重ね合わせる。
すると、磁束は導電体15を通らない、もしくは導電体15の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ21に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ21にICチップ22を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、RFID装置20を使用不可能とし、RFID装置20を構成するICチップ22に記録された情報を読み取ったり、ICチップ22に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
この実施形態の非接触型ICカード10では、屈曲部12を境にして、平板16を屈曲させて、磁性体14または導電体15をRFID装置20に重ね合わせることにより、RFID装置20を選択的に使用することができる。また、RFID装置20を使用可能あるいは使用不可能とする部材(磁性体14または導電体15)と、RFID装置20とが一体をなしているから、一方を紛失して、非接触型ICカード10が使用できなくなることを防止できる。
(第二の実施形態)
図3は、本発明に係る情報担持体の第二の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
図3中、符号30は非接触型ICカード、31は一片、32は屈曲部、33は他片、34は磁性体、35は導電体、36は基材、37は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、40はRFID装置、41はアンテナ、42はICチップをそれぞれ示している。
この非接触型ICカード30は、屈曲部32を境にして一片31および他片33からなる平板37と、一片31に内包されたRFID装置40とから概略構成されている。
平板37の他片33は磁性体34と導電体35が、基材36を介して対向配置され、積層されてなる複合体からなるものである。
平板37の他片33をなす磁性体34は、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせた場合、RFID装置40の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板37の他片33をなす導電体35は、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせた場合、RFID装置40の全部と重なる大きさをなしている。
平板37の一片31をなす材料としては、上記の平板16の一片11をなす材料と同様のものが挙げられる。
平板37の屈曲部32をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
磁性体34としては、上記の磁性体14と同様のものが挙げられる。
導電体35としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
基材36としては、上記の一片31をなす材料からなる基材が挙げられる。
RFID装置40としては、上記のRFID装置20と同様のものが挙げられる。
なお、この実施形態では、RFID装置40が平板37の一片31に内包されている非接触型ICカード30を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が平板の一片における一方の外面または他方の外面に設けられていてもよい。
また、この実施形態では、平板37の他片33が磁性体34と導電体35が基材37を介して積層されてなる複合体からなる非接触型ICカード30を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、磁性体および導電体の表面が合成樹脂フィルムなどでラミネートされていてもよい。また、本発明の情報担持体にあっては、平板の他片が、磁束を通す磁性体の機能と、RFID機能を低下させる導電体の機能を発揮するように形成されていれば、その内部や外部に他の部材が設けられていてもよい。以上のように、請求項に記載の「一方の面」、「他方の面」とは、平板の他片の最表面に限定されるものではない。
また、この実施形態では、平板37の他片33をなす磁性体34が、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させた状態で、RFID装置40の全部と重なる大きさをなしている非接触型ICカード30を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が作動する程度の磁束を捕捉して、誘導起電力を発生させることができれば、磁性体は、屈曲部を境にして平板を屈曲させた状態でRFID装置の全部ではなく、一部に重なるような大きさをなしていればよく、磁性体の大きさは各々の情報担持体の設計事項である。
また、この実施形態では、平板37の屈曲部32が、少なくとも一片31と同一の材料からなり、少なくとも一片31と一体に設けられている非接触型ICカード30を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片と接着剤を介して連接されていてもよく、また、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片にシールやテープなどを介して連接されていてもよい。
さらに、この実施形態の非接触型ICカード30は、財布のカード入れ部や、首から吊り下げるカードケースなどに収納して使用することが想定される。この使用方法において、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させて、磁性体34とRFID装置40を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、磁性体34とRFID装置40とは最大2mm程度離れていても、RFID装置40を作動させることができる。すなわち、磁性体34とRFID装置40との間隔が2mmを超えると、RFID装置40は作動しなくなる。以上のことから、非接触型ICカード30は、財布やカードケースなどが、カード入れ部に多少余裕のあるものであっても、RFID機能を発揮することができる。
次に、非接触型ICカード30の使用方法について説明する。
平板37の他片33をなす磁性体34が、平板37の一片31に設けられたRFID装置40に重なるように、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせる。
すると、磁束が磁性体34を通ってアンテナ41に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ41にICチップ42を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、RFID装置40を使用可能とし、RFID装置40を構成するICチップ42に記録された情報を読み取ったり、ICチップ42に記録された情報を書き換えることができる。
一方、平板37の他片33をなす導電体35が、平板37の一片31に設けられたRFID装置40に重なるように、屈曲部32を境にして平板37を屈曲させ、平板37の一片31と他片33を重ね合わせる。
すると、磁束は導電体35を通らない、もしくは導電体35の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ41に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ41にICチップ42を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、RFID装置40を使用不可能とし、RFID装置40を構成するICチップ42に記録された情報を読み取ったり、ICチップ42に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
この実施形態の非接触型ICカード30では、屈曲部32を境にして、平板37を屈曲させて、磁性体34または導電体35をRFID装置40に重ね合わせることにより、RFID装置40を選択的に使用することができる。また、RFID装置40を使用可能あるいは使用不可能とする部材(磁性体34または導電体35)と、RFID装置40とが一体をなしているから、一方を紛失して、非接触型ICカード30が使用できなくなることを防止できる。
(第三の実施形態)
図4は、本発明に係る情報担持体の第三の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
図4中、符号50は非接触型ICカード、51は一片、52は屈曲部、53は他片、54は第一の磁性体、55は第一の導電体、56は第二の導電体、57は第二の磁性体、58は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、60は第一のRFID装置、61はアンテナ、62はICチップ、63はアンテナ、64はICチップ、65は第二のRFID装置をそれぞれ示している。
この非接触型ICカード50は、屈曲部52を境にして一片51および他片53からなる平板58と、一片51に内包された第一のRFID装置60および第二のRFID装置65とから概略構成されている。
平板58の他片53は、一方の面が第一の磁性体54をなす領域αと第一の導電体55をなす領域βとに区分されてなり、他方の面が第一の磁性体54をなす領域αと対向し第二の導電体56をなす領域α´と第一の導電体55をなす領域βと対向し第二の磁性体57をなす領域β´とに区分されてなる複合体である。
平板58の一片51には、平板58を、屈曲部52を境にして屈曲させたとき、第一の磁性体54をなす領域αまたは第二の導電体56をなす領域α´と重なる位置に第二のRFID装置65が設けられ、第一の導電体55をなす領域βまたは第二の磁性体57をなす領域β´と重なる位置に第一のRFID装置60が設けられている。
平板58の他片53をなす第一の磁性体54は、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせた場合、第二のRFID装置65の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板58の他片53をなす第一の導電体55は、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせた場合、第一のRFID装置60の全部と重なる大きさをなしている。
平板58の他片53をなす第二の磁性体57は、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせた場合、平板58の一片51に設けられた第一のRFID装置60と対向し、第一のRFID装置60の全部と重なる大きさをなしている。一方、平板58の他片53をなす第二の導電体56は、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせた場合、平板58の一片51に設けられた第二のRFID装置65と対向し、第二のRFID装置65の全部と重なる大きさをなしている。
平板58の一片51をなす材料としては、上記の平板16の一片11をなす材料と同様のものが挙げられる。
平板58の屈曲部52をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
第一の磁性体54および第二の磁性体57としては、上記の磁性体14と同様のものが挙げられる。
第一の導電体55および第二の導電体56としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
第一のRFID装置60および第二のRFID装置65としては、上記のRFID装置20と同様のものが挙げられる。
なお、本発明の情報担持体にあっては、第一のRFID装置60と第二のRFID装置65とを、互いに異なる機能を有するものとしてもよい。
なお、この実施形態では、第一のRFID装置60および第二のRFID装置65が平板58の一片51に内包されている非接触型ICカード50を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、第一のRFID装置または第二のRFID装置のいずれか一方、あるいは、第一のRFID装置および第二のRFID装置の両方が平板の一片における一方の外面または他方の外面に設けられていてもよい。
また、この実施形態では、第一の磁性体54と第二の導電体56が直接積層され、かつ、第一の導電体55と第二の磁性体57が直接積層された非接触型ICカード50を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、第一の磁性体と第二の導電体、および、第一の導電体と第二の磁性体が基材を介して積層されていてもよい。また、本発明の情報担持体にあっては、磁性体および導電体の表面が合成樹脂フィルムなどでラミネートされていてもよい。さらに、本発明の情報担持体にあっては、平板の他片が、磁束を通す磁性体の機能と、RFID機能を低下させる導電体の機能を発揮するように形成されていれば、その内部や外部に他の部材が設けられていてもよい。以上のように、請求項に記載の「一方の面」、「他方の面」とは、平板の他片の最表面に限定されるものではない。
また、この実施形態では、平板58の他片53をなす第一の磁性体54が、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させた状態で、第二のRFID装置65の全部と重なる大きさをなし、かつ、平板58の他片53をなす第二の磁性体57が、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させた状態で、第一のRFID装置60の全部と重なる大きさをなている非接触型ICカード50を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が作動する程度の磁束を捕捉して、誘導起電力を発生させることができれば、磁性体は、屈曲部を境にして平板を屈曲させた状態でRFID装置の全部ではなく、一部に重なるような大きさをなしていればよく、磁性体の大きさは各々の情報担持体の設計事項である。
また、この実施形態では、平板58の屈曲部52が、少なくとも一片51と同一の材料からなり、少なくとも一片51と一体に設けられている非接触型ICカード50を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片と接着剤を介して連接されていてもよく、また、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片にシールやテープなどを介して連接されていてもよい。
さらに、この実施形態の非接触型ICカード50は、財布のカード入れ部や、首から吊り下げるカードケースなどに収納して使用することが想定される。この使用方法において、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させて、第一の磁性体54と第二のRFID装置65を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、第一の磁性体54と第二のRFID装置65とは最大2mm程度離れていても、第二のRFID装置65を作動させることができる。すなわち、第一の磁性体54と第二のRFID装置65との間隔が2mmを超えると、第二のRFID装置65は作動しなくなる。同様に、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させて、第二の磁性体57と第一のRFID装置60を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、第二の磁性体57と第一のRFID装置60とは最大2mm程度離れていても、第一のRFID装置60を作動させることができる。すなわち、第二の磁性体57と第一のRFID装置60との間隔が2mmを超えると、第一のRFID装置60は作動しなくなる。以上のことから、非接触型ICカード50は、財布やカードケースなどが、カード入れ部に多少余裕のあるものであっても、RFID機能を発揮することができる。
次に、図5を参照して、非接触型ICカード50の使用方法について説明する。
図5(a)に示すように、平板58の他片53をなす第一の磁性体54が、平板58の一片51に設けられた第二のRFID装置65に重なるように、かつ、平板58の他片53をなす第一の導電体55が、平板58の一片51に設けられた第一のRFID装置60に重なるように、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせる。
すると、磁束が第一の磁性体54を通ってアンテナ63に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ63にICチップ64を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、第二のRFID装置65を使用可能とし、第二のRFID装置65を構成するICチップ64に記録された情報を読み取ったり、ICチップ64に記録された情報を書き換えることができる。また、磁束は第一の導電体55を通らない、もしくは第一の導電体55の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ61に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ61にICチップ62を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、第一のRFID装置60を使用不可能とし、第一のRFID装置60を構成するICチップ62に記録された情報を読み取ったり、ICチップ62に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
一方、図5(b)に示すように、平板58の他片53をなす第二の磁性体57が、平板58の一片51に設けられた第一のRFID装置60に重なるように、かつ、平板58の他片53をなす第二の導電体56が、平板58の一片51に設けられた第二のRFID装置65に重なるように、屈曲部52を境にして平板58を屈曲させ、平板58の一片51と他片53を重ね合わせる。
すると、磁束が第二の磁性体57を通ってアンテナ61に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ61にICチップ62を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、第一のRFID装置60を使用可能とし、第一のRFID装置60を構成するICチップ62に記録された情報を読み取ったり、ICチップ62に記録された情報を書き換えることができる。また、磁束は第二の導電体56を通らない、もしくは第二の導電体56の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ63に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ63にICチップ64を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、第二のRFID装置65を使用不可能とし、第二のRFID装置65を構成するICチップ64に記録された情報を読み取ったり、ICチップ64に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
この実施形態の非接触型ICカード50では、屈曲部52を境にして、平板58を屈曲させて、上述のように第一の磁性体54を第二のRFID装置65と重ねるか、あるいは、第二の磁性体57を第一のRFID装置60と重ねることにより、第一のRFID装置60または第二のRFID装置65のいずれか一方を選択的に使用可能とすることができる。なお、一方のRFID装置を使用可能とした場合、他方のRFID装置は使用不可能となっているから、誤って、他方のRFID装置を構成するICチップに記録された情報を読み取ったり、このICチップに記録された情報を書き換えたりするなどの誤作動をすることがない。また、第一のRFID装置60または第二のRFID装置65を使用可能あるいは使用不可能とする部材(第一の磁性体54、第二の磁性体57、第一の導電体55または第二の導電体56)と、第一のRFID装置60または第二のRFID装置65とが一体をなしているから、一方を紛失して、非接触型ICカード50が使用できなくなることを防止できる。
この実施形態の非接触型ICカード50において、第一のRFID装置60と第二のRFID装置65を、互いに異なる機能を有するものとすれば、それぞれのRFID装置に異なる情報を書き込んだり、一方のRFID装置に書き込まれた情報のみを読み取ることが可能となる。
(第四の実施形態)
図6は、本発明に係る情報担持体の第四の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。
図6中、符号70は非接触型ICカード、71は一片、72は屈曲部、73は他片、74は第一の領域、75は第一の磁性体、76は第一の導電体、77は第二の領域、78は第三の領域、79は第二の導電体、80は第二の磁性体、81は第四の領域、85は平板状の部材(以下、「平板」と略す。)、90は第一のRFID装置、91はアンテナ、92はICチップ、93はアンテナ、94はICチップ、95は第二のRFID装置をそれぞれ示している。
この非接触型ICカード70は、屈曲部72を境にして一片71および他片73からなる平板85と、一片71に内包された第一のRFID装置90と、他片73に内包された第二のRFID装置95とから概略構成されている。
また、平板85の一片71は、第一のRFID装置90が設けられた第一の領域74(領域α)と、第一の領域74と連接し、互いに対向する第一の磁性体75からなる領域βおよび第一の導電体76からなる領域γにより構成される第二の領域77とに区分されている。さらに、平板85の他片73は、第二のRFID装置95が設けられた第三の領域78(領域α´)と、第三の領域78と連接し、互いに対向する第二の導電体79からなる領域γ´および第二の磁性体80からなる領域β´により構成される第四の領域81とに区分されている。
平板85の一片71には、平板85を、屈曲部72を境にして屈曲させたとき、第二の磁性体80をなす領域β´または第二の導電体79をなす領域γ´と重なる位置に第一のRFID装置90が設けられている。また、平板85の他片73には、平板85を、屈曲部72を境にして屈曲させたとき、第一の磁性体75をなす領域βまたは第一の導電体76をなす領域γと重なる位置に第二のRFID装置95が設けられている。
平板85の一片71をなす第一の磁性体75は、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせた場合、他片73に設けられた第二のRFID装置95の全部と重なる大きさをなしている。また、平板85の一片71をなす第一の導電体76は、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせた場合、他片73に設けられた第二のRFID装置95の全部と重なる大きさをなしている。
一方、平板85の他片73をなす第二の磁性体80は、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせた場合、一片71に設けられた第一のRFID装置90の全部と重なる大きさをなしている。また、平板85の他片73をなす第二の導電体79は、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせた場合、一片71に設けられた第一のRFID装置90の全部と重なる大きさをなしている。
一片71の第一の領域74をなす材料としては、上記の平板16の一片11をなす材料と同様のものが挙げられる。
平板85の屈曲部72をなす材料としては、上記の平板16の屈曲部12をなす材料と同様のものが挙げられる。
第一の磁性体75および第二の磁性体80としては、上記の磁性体14と同様のものが挙げられる。
第一の導電体76および第二の導電体79としては、上記の導電体15と同様のものが挙げられる。
第一のRFID装置90および第二のRFID装置95としては、上記のRFID装置20と同様のものが挙げられる。
なお、本発明の情報担持体にあっては、第一のRFID装置90と第二のRFID装置95とを、互いに異なる機能を有するものとしてもよい。
なお、この実施形態では、第一のRFID装置90が平板85の一片71に内包され、第二のRFID装置95が平板85の他片73に内包されている非接触型ICカード70を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、第一のRFID装置が平板の一片における一方の外面または他方の外面に設けられていてもよく、また、第二のRFID装置が平板の他片における一方の外面または他方の外面に設けられていてもよい。
また、この実施形態では、第一の磁性体75と第二の導電体79が直接積層され、かつ、第一の導電体76と第二の磁性体80が直接積層された非接触型ICカード70を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、第一の磁性体と第二の導電体、および、第一の導電体と第二の磁性体が基材を介して積層されていてもよい。また、本発明の情報担持体にあっては、磁性体および導電体の表面が合成樹脂フィルムなどでラミネートされていてもよい。さらに、本発明の情報担持体にあっては、平板の他片が、磁束を通す磁性体の機能と、RFID機能を低下させる導電体の機能を発揮するように形成されていれば、その内部や外部に他の部材が設けられていてもよい。
また、この実施形態では、平板85の一片71をなす第一の磁性体75が、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させた状態で、第二のRFID装置95の全部と重なる大きさをなし、かつ、平板85の他片73をなす第二の磁性体80が、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させた状態で、第一のRFID装置90の全部と重なる大きさをなている非接触型ICカード70を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、RFID装置が作動する程度の磁束を捕捉して、誘導起電力を発生させることができれば、磁性体は、屈曲部を境にして平板を屈曲させた状態でRFID装置の全部ではなく、一部に重なるような大きさをなしていればよく、磁性体の大きさは各々の情報担持体の設計事項である。
また、この実施形態では、平板85の屈曲部72が、少なくとも他片73の第三の領域78と同一の材料からなり、少なくとも他片73の第三の領域78と一体に設けられている非接触型ICカード70を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体にあっては、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片と接着剤を介して連接されていてもよく、また、平板の屈曲部が一片または他片とは異なる材料からなり、一片および他片にシールやテープなどを介して連接されていてもよい。
さらに、この実施形態の非接触型ICカード70は、財布のカード入れ部や、首から吊り下げるカードケースなどに収納して使用することが想定される。この使用方法において、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させて、第一の磁性体75と第二のRFID装置95を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、第一の磁性体75と第二のRFID装置95とは最大2mm程度離れていても、第二のRFID装置95を作動させることができる。すなわち、第一の磁性体75と第二のRFID装置95との間隔が2mmを超えると、第二のRFID装置95は作動しなくなる。同様に、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させて、第二の磁性体80と第一のRFID装置90を対向させる場合、両者は接していることが好ましいが、第二の磁性体80と第一のRFID装置90とは最大2mm程度離れていても、第一のRFID装置90を作動させることができる。すなわち、第二の磁性体80と第一のRFID装置90との間隔が2mmを超えると、第一のRFID装置90は作動しなくなる。以上のことから、非接触型ICカード70は、財布やカードケースなどが、カード入れ部に多少余裕のあるものであっても、RFID機能を発揮することができる。
次に、図7を参照して、非接触型ICカード70の使用方法について説明する。
図7(a)に示すように、平板85の他片73をなす第二の磁性体80が、平板85の一片71に設けられた第一のRFID装置90に重なるように、かつ、平板85の一片71をなす第一の導電体76が、平板85の他片73に設けられた第二のRFID装置95に重なるように、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせる。
すると、磁束が第二の磁性体80を通ってアンテナ91に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ91にICチップ92を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、第一のRFID装置90を使用可能とし、第一のRFID装置90を構成するICチップ92に記録された情報を読み取ったり、ICチップ92に記録された情報を書き換えることができる。また、磁束は第一の導電体76を通らない、もしくは第一の導電体76の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ93に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ93にICチップ94を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、第二のRFID装置95を使用不可能とし、第二のRFID装置95を構成するICチップ94に記録された情報を読み取ったり、ICチップ94に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
一方、図7(b)に示すように、平板85の一片71をなす第一の磁性体75が、平板85の他片71に設けられた第二のRFID装置95に重なるように、かつ、平板85の他片73をなす第二の導電体79が、平板85の一片71に設けられた第一のRFID装置90に重なるように、屈曲部72を境にして平板85を屈曲させ、平板85の一片71と他片73を重ね合わせる。
すると、磁束が第一の磁性体75を通ってアンテナ93に捕捉されるようになるため、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ93にICチップ94を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、第二のRFID装置95を使用可能とし、第二のRFID装置95を構成するICチップ94に記録された情報を読み取ったり、ICチップ94に記録された情報を書き換えることができる。また、磁束は第二の導電体79を通らない、もしくは第二の導電体79の渦電流により磁束の低下が起こり、磁束がアンテナ93に捕捉されない、または磁束が低下するようになり、情報書込/読出装置からの電磁誘導により、アンテナ91にICチップ92を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができなくなる。したがって、第一のRFID装置90を使用不可能とし、第一のRFID装置90を構成するICチップ92に記録された情報を読み取ったり、ICチップ92に記録された情報を書き換えたりすることができなくなる。
この実施形態の非接触型ICカード70において、第一のRFID装置90と第二のRFID装置95を、互いに異なる機能を有するものとすれば、それぞれのRFID装置に異なる情報を書き込んだり、一方のRFID装置に書き込まれた情報のみを読み取ることが可能となる。
(第五の実施形態)
図8は、本発明に係る情報担持体の第五の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略斜視図である。
この実施形態の非接触型ICカード100は、上述した第四の実施形態で示した非接触型ICカード70が2つ、それぞれの長辺が互いに接するように連接された構造をなすものである。すなわち、非接触型ICカード100は、一方の非接触型ICカード70の第一の領域74と、他方の非接触型ICカード70の第四の領域81が互いに接し、かつ、一方の非接触型ICカード70の第二の領域77と、他方の非接触型ICカード70の第三の領域78が互いに接するように、2つの非接触型ICカード70が連接された構造をなしている。
なお、この実施形態では、2つの非接触型ICカード70が連接された構造の非接触型ICカード100を例示したが、本発明の情報担持体はこれに限定されない。本発明の情報担持体は、非接触型ICカード70と同様の構造をなす情報担持体が3つ以上備えられ、それぞれの長辺が互いに接するように連接された構造をなすものであってもよい。
本発明の情報担持体は、事前登録が必要なイベント会場への入場券を自宅へ郵送する場合や、投票券などを自宅へ配送する場合などにも適用可能である。
本発明に係る情報担持体の第一の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係る情報担持体の第一の実施形態において、非接触型ICカードの使用方法を示す概略断面図である。 本発明に係る情報担持体の第二の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 本発明に係る情報担持体の第三の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。 本発明に係る情報担持体の第三の実施形態において、非接触型ICカードの使用方法を示す概略断面図である。 本発明に係る情報担持体の第四の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。 本発明に係る情報担持体の第四の実施形態において、非接触型ICカードの使用方法を示す概略断面図である。 本発明に係る情報担持体の第五の実施形態として、非接触型ICカードを示す概略斜視図である。
符号の説明
10,30,50,70,100・・・非接触型ICカード、11,31,51,71・・・一片、12,32,52,72・・・屈曲部、13,33,53,73・・・他片、14,34・・・磁性体、15,35・・・導電体、16,37,58,85・・・平板、20,40・・・RFID装置、21,41,61,63,91,93・・・アンテナ、22,42,62,64,92,94・・・ICチップ、36・・・基材、54,75・・・第一の磁性体、55,76・・・第一の導電体、56,79・・・第二の導電体、57,80・・・第二の磁性体、60,90・・・第一のRFID装置、65,95・・・第二のRFID装置、74・・・第一の領域、77・・・第二の領域、78・・・第三の領域、81・・・第四の領域。

Claims (3)

  1. 屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記他片の一方の面は磁性体をなす領域αと導電体をなす領域βとに区分されてなり、前記他片の他方の面は前記領域αと対向し導電体をなす領域α´と前記領域βと対向し磁性体をなす領域β´とに区分されてなり、前記一片には、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域αまたは前記領域α´と重なる位置に第二のRFID機能を有する半導体装置を設け、前記領域βまたは前記領域β´と重なる位置に第一のRFID機能を有する半導体装置を設けたことを特徴とする情報担持体。
  2. 屈曲部を境にして一片および他片からなる平板状の部材を備え、前記一片は第一のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域αと、該領域αと連接し、互いに対向する磁性体からなる領域βおよび導電体からなる領域γとに区分されてなり、前記他片は第二のRFID機能を有する半導体装置が設けられた領域α´と、該領域α´と連接し、互いに対向する磁性体からなる領域β´および導電体からなる領域γ´とに区分されてなり、前記部材を、前記屈曲部を境にして屈曲したとき、前記領域β´または前記領域γ´と重なる位置に前記領域αを設け、前記領域βまたは前記領域γと重なる位置に前記領域α´を設けたことを特徴とする情報担持体。
  3. 前記導電体と前記磁性体は基材を介して対向配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報担持体。
JP2004223709A 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体 Expired - Fee Related JP4522781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223709A JP4522781B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223709A JP4522781B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006048094A JP2006048094A (ja) 2006-02-16
JP4522781B2 true JP4522781B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=36026617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004223709A Expired - Fee Related JP4522781B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 情報担持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4522781B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130457A (ja) 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Frontech Ltd 通信装置、通信システムおよび電源制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10201517A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード用カードケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006048094A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4804198B2 (ja) 非接触icカード
US7931203B2 (en) Non-contact type IC card
US7823794B2 (en) Stripline magnetic writing of dynamic magnetic data bits in surrounding regions of static magnetic data bits
EP0650142A1 (en) Magnetic recording medium and method of manufacture of same
JP2004126750A (ja) 情報書込/読出装置、アンテナ及びrf−idメディア
JP4522781B2 (ja) 情報担持体
JP2006294016A (ja) カードないし冊子ケース用電磁波遮蔽シート
JP4531473B2 (ja) 情報担持体
JP4611766B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP4566707B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP4509687B2 (ja) 情報担持体
WO2004034837A1 (en) Device for storing and protecting a data carrier
JP4969198B2 (ja) 非接触icカード
JP2006031599A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4800024B2 (ja) 非接触icカード
JP4871789B2 (ja) 磁性シート
JP4531474B2 (ja) 情報担持体
JP2007157087A (ja) 非接触icカード
JP4566706B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2007310453A (ja) 非接触型データ受送信体
JP2006091964A (ja) 両面非接触icシート
JP2009032164A (ja) 磁性シート
JP2003288567A (ja) Rf−idメディア
JP2009032161A (ja) 磁性シートおよびこれを備えた非接触型データ受送信体ホルダー
JP2007310452A (ja) 非接触型データ受送信体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4522781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees