JP2006047873A - カラオケシステムおよびカラオケ処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 端末200が本体100から受領したシリアル番号および曲検索要求を配信サーバ300に送出する。配信サーバ300は、受領したシリアル番号に基づきデータベースから対応するユーザ情報エリア内のユーザ情報USDを参照して、検索された曲の曲番号KN、曲名および書き込みフラグFから構成される検索結果を作成して端末200に返送する。これにより、端末200では、歌いたい曲の曲データが「未ダウンロード」、「本体100側に未転送」、「本体100側に転送済」のいずれであるかが判るので、誤って同じ曲データを取り寄せることを防止しながら、本体100側に書き込み済みの最新の曲目を各ユーザが個別に確認することが可能になる。
【選択図】 図4
Description
したがって、実際に演奏予約を行わないと、予約しようとする曲データがカラオケ演奏装置側にダウンロード済みであるかどうかが分らない。この為、複数の利用者が各自の携帯電話を用いて演奏予約するような場合には、誰かが新たな曲データをダウンロードする毎にカラオケ演奏装置に記憶される曲目が変化し、これ故、カラオケ演奏装置に記憶される最新の曲目を各利用者が個別に確認することができないという問題がある。
A.構成
(1)全体構成
図1は本発明の実施の一形態によるカラオケシステムの全体構成を示す図である。この図に示すカラオケシステムは、カラオケ演奏装置100(以下、本体100と略称する)、TV受像機110、携帯電話200(以下、端末200と略称する)および配信サーバ300から構成され、端末200を媒介させてインターネットINT上の配信サーバ300からダウンロードした曲データを本体100に転送したり、端末200を選曲リモコンとして用いて本体100に演奏予約するようになっている。
次に、図2を参照して本体100の構成を説明する。本体100は、マイク一体型に形成された外観を有し、音声入力部101、赤外線通信部102、操作部103、不揮発性メモリ104、CPU5、ワークメモリ106、音源部107、ミキシングアンプ部108およびビデオエンコーダ109を備える。
なお、ここで言う曲データとは、カラオケ演奏する曲の楽曲データ(例えばMIDIデータ)と、その演奏曲に対応した歌詞字幕を表示させる歌詞データとを含む。また、曲予約データとは、カラオケ演奏する曲データを指定する情報であり、後述する予約曲番および利用者名から構成される。
端末200は、周知のインターネット接続機能および赤外線通信機能を備え、インターネット接続機能を起動してインターネットITN上の配信サーバ300にアクセスして所望の曲データをダウンロードしたり、赤外線通信機能を起動して本体100とデータ授受するように構成されている。
配信サーバ300は、ウェブサーバとこれに連係してデータ検索するデータベースを備える。ウェブサーバでは、インターネットITNを介してアクセスしてくる端末200が正規ユーザであるか否かを認証し、正規ユーザからの要求に応じてコンテンツ内容(データベース登録された曲データの一覧)の閲覧や曲検索あるいは指定された曲データのダウンロードを実行する。データベースは、ウェブサーバからの指示に従い、自己に登録された曲データの一覧を発生したり、指定条件に応じた曲検索や指定された曲データを抽出したりする他、後述のユーザ情報を登録する。
(イ)シリアル番号からどの本体100向けにダウンロードされた曲なのかが判る。
(ロ)曲番号KNの曲データが誰(どの端末200)によってダウンロードされたかが判る。
(ハ)曲番号KNの曲データが端末200にダウンロードされたままなのか、本体100側に転送済みなのかを識別し得る。
(ニ)曲番号KNの曲データを用いてカラオケ演奏する際のキーやテンポなどを利用者毎に保持することで次回のカラオケ演奏時に参照すれば再度の設定が不要になる。
次に、上記構成によるカラオケシステムの動作を説明する。以下では、図6〜図13を参照して端末200の動作を説明し、続いて図14〜図18を参照して配信サーバ300の動作を説明し、さらに図19〜図25を参照して本体100の動作を説明する。
端末200では、「曲検索処理」、「検索結果表示処理」、「ダウンロード処理」、「曲転送処理」、「曲予約処理」、「利用者設定情報受信処理」、「歌詞データ受信処理」および「プロフィール登録処理」が実行される。以下、各処理の動作を説明する。
端末200において、曲検索スイッチがオン操作されると、図6に図示する本処理が実行されてステップSA1に処理を進め、本体100側からシリアル番号を受領しているかどうかを判断する。既に本体100側からシリアル番号を受領済みであれば、判断結果は「NO」になり、後述のステップSA5に処理を進める。
一方、シリアル番号を受領していないと、上記ステップSA1の判断結果が「YES」になり、ステップSA2に進み、本体100側にシリアル番号の送出要求を送付し、続くステップSA3では、この送出要求に応じて本体100が送出するシリアル番号を受信するまで待機する。なお、本体100側では、端末200からのシリアル番号送出要求を受信すると、後述のシリアル番号受信処理(図19参照)を実行し、自己固有のシリアル番号を端末200に返送する。
そうした検索結果を受信すると、端末200では、ステップSA6の判断結果が「YES」になり、ステップSA7に進む。ステップSA7では、配信サーバ300から受領した検索結果を画面表示する検索結果表示処理(後述する)を実行する。
そして、所望の曲データがダウンロードされていない場合には、その曲データを配信サーバ300よりダウンロードすべくダウンロードスイッチをオン操作する。すると、ステップSA8の判断結果が「YES」になり、ステップSA9を介してダウンロード処理(後述する)を実行した後、ステップSA8に処理を戻す。
所望の曲データが既に本体100側に書き込まれている場合には、その曲データのカラオケ演奏を予約すべく曲予約スイッチをオン操作する。すると、ステップSA12の判断結果が「YES」になり、ステップSA13を介して曲予約処理(後述する)を実行した後、ステップSA8に処理を戻す。
なお、端末200を本体100の選曲リモコンとして機能させるのを終了させるべく終了スイッチをオン操作した場合には、ステップSA14の判断結果が「YES」となり、本処理を完了させる。
次に、図7を参照して検索結果表示処理の動作を説明する。上述した曲検索処理のステップSA7(図6参照)を介して本処理が実行されると、端末200はステップSB1に処理を進め、配信サーバ300から送付される検索結果(検索された曲の曲番号KN、曲名および書き込みフラグF)に基づき、端末200の表示画面に曲名を一覧表示する。次いで、ステップSB2では、一覧表示される曲名の内から選択した曲の書き込みフラグFが「1」、つまり本体100側に書き込み済みであるかどうかを状態判定する。
以後、一覧表示された各曲について状態判定し終えるまでステップSB1〜SB4を繰り返す。状態判定を行う過程で、本体100側に書き込み済みでない曲データ、すなわち書き込みフラグFが「0」の曲名が有ると、上記ステップSB2の判断結果は「NO」になり、ステップSB5に進む。
一方、メモリ保存されていないと、上記ステップSB5の判断結果が「NO」になり、ステップSB7に進み、表示画面に「曲データ無し」を表示してユーザに教示した後、ステップSB4に処理を戻す。そして、一覧表示された各曲について状態判定し終えると、ステップSB4の判断結果が「YES」となり、本処理を完了させる。
次に、図8を参照してダウンロード処理の動作を説明する。上述した検索結果表示処理(図7参照)により所望の曲データが端末200に未ダウンロードであることが判明した場合に、ユーザがその曲データを配信サーバ300よりダウンロードすべくダウンロードスイッチをオン操作すると、前述のステップSA9(図6参照)を介して本処理が実行され、ステップSC1に処理を進め、検索結果からダウンロードしようとする曲名をユーザ操作で選択する。
次いで、ステップSC2では、ダウンロード要求スイッチがオン操作されるまで待機し、ダウンロード要求スイッチがオン操作されると、ステップSC2の判断結果が「YES」になり、ステップSC3に進む。ステップSC3では、ダウンロード要求した曲データが端末内部にメモリ保存されているか否かを判断する。端末内部にメモリ保存されている場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSC4に進み、「ダウンロード済」を表示画面に警告表示して本処理を完了させる。
端末200側からのダウンロード要求を受けた配信サーバ300では、後述するダウンロード要求受信処理(図15参照)を実行し、要求された曲番号KNの曲データを端末200側にダウンロードする一方、このダウンロードに係わるユーザ情報USDをユーザ情報エリアに登録する。
このように、ダウンロード処理では、ダウンロードしようとする曲データが自己に保存済みであるかどうかを判断し、保存されていなければその曲データのダウンロードを配信サーバ300に要求し、これに応じて配信サーバ300からダウンロードされる曲データをメモリ保存するようになっている。
次に、図9を参照して曲転送処理の動作を説明する。前述の検索結果表示処理(図7参照)により所望の曲データが端末200にダウンロード済みであるものの、本体100側に未転送であることが判明した場合に、ユーザがその曲データを本体100側に書き込むべく曲転送スイッチをオン操作すると、前述のステップSA11(図6参照)を介して本処理が実行され、ステップSD1に処理を進める。ステップSD1では、検索結果から本体100側に転送する曲名をユーザ操作に応じて選択する。
次いで、ステップSD2では、曲転送要求スイッチがオン操作されるまで待機し、当該スイッチがオン操作されると、ここでの判断結果が「YES」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、転送要求した曲の書き込みフラグFを判別する。つまり、転送要求した曲が既に本体100側に転送済み(F=1)あるいは未転送(F=0)のいずれであるかを判断する。本体100側に転送済み(F=1)であると、ステップSD4に進み、表示画面に「転送済」を警告表示してユーザに教示してから本処理を完了させる。
端末200側から赤外線通信にてデータ転送される曲データおよび利用者設定情報USを受信する本体100側では、後述の転送曲受信処理(図20参照)を実行し、受信した曲データおよび利用者設定情報USをメモリストアすると共に、転送終了時に自己固有のシリアル番号を付加した転送終了信号を端末200側に返送する。
端末200側からのダウンロード要求を受けた配信サーバ300では、後述するダウンロード要求受信処理(図15参照)を実行し、要求された曲番号KNの曲データを端末200側にダウンロードする一方、このダウンロードに係わるユーザ情報USDをユーザ情報エリアに登録する。
次に、図10を参照して曲予約処理の動作を説明する。前述の検索結果表示処理(図7参照)により所望の曲データが既に本体100側に書き込まれていることが判明した場合に、その曲データのカラオケ演奏を予約すべくユーザが曲予約スイッチをオン操作すると、前述のステップSA13(図6参照)を介して本処理が実行され、ステップSE1に処理を進める。ステップSE1では、検索結果から本体100側に転送する曲名をユーザ操作に応じて選択する。次いで、ステップSE2では、送信スイッチがオン操作されるまで待機し、当該スイッチがオン操作されると、判断結果が「YES」になり、ステップSE3に進む。
本体100側では、曲データおよび利用者設定情報USを受信すると、後述の転送曲受信処理(図20参照)を実行し、受信した曲データおよび利用者設定情報USをメモリストアすると共に、転送終了時に自己固有のシリアル番号を付加した転送終了信号を端末200側に返送する。
端末200側からのダウンロード要求を受けた配信サーバ300では、後述するダウンロード要求受信処理(図15参照)を実行し、要求された曲番号KNの曲データ(含む曲番号KNおよび利用者設定情報US)を端末200側にダウンロードする一方、このダウンロードに係わるユーザ情報USDをユーザ情報エリアに登録する。
次に、図11を参照して利用者設定情報受信処理の動作を説明する。後述するように、本体100では、カラオケ演奏時にキーやテンポ等の演奏設定内容を変更した場合、その設定変更の内容を表す利用者設定情報を発生し、発生した利用者設定情報と共に、シリアル番号、予約曲番号および利用者名を端末200側に赤外線通信にてデータ送信するようになっている。
端末200では、そうしたデータ送信を受信すると、図11に図示する本処理を実行し、ステップSF1に進み、本体100側が送出するシリアル番号、予約曲番号、利用者名および利用者設定情報を受信した後、これら一連の情報を配信サーバ300に送付する。
なお、配信サーバ300では、端末200から送付されるシリアル番号、予約曲番号、利用者名および利用者設定情報を受信してストアする利用者設定情報受信処理(図17参照)を実行するようになっている。
次に、図12を参照して歌詞データ受信処理の動作を説明する。後述するように、本体100では、カラオケ演奏の開始を指示するスタートスイッチのオン操作に応じて曲演奏処理(図23参照)を実行し、カラオケ演奏に用いる歌詞データや同期コマンドを端末200側に赤外線通信にてデータ送信するようになっている。
端末200では、本体100から歌詞データを受信すると、図12に図示する本処理を実行し、ステップSG1に進み、背景画像を表示画面に表示する。なお、この背景画像は、例えば待受画面など端末200に予め記憶されている画像データを再生表示したものである。また、これに替えて、本体100から歌詞データと共に背景画像データを受領し、それを画面表示する態様であってもよい。
すなわち、端末200では、図示されていないタイマインタラプト処理に基づきカラオケ演奏テンポに対応させたテンポクロックを発生しており、このテンポクロック1周期分の時間である「単位時間」が経過したかどうかを判断している。単位時間が経過すると、ここでの判断結果が「YES」になり、ステップSG5に進む。
以後、ステップSG4〜SG10を繰り返し、カラオケ演奏の進行に同期して色替え位置を移動させたり、歌詞字幕表示の更新させる処理を行わせる。そして、残りの歌詞データが無くなると、ステップSG8の判断結果が「NO」になり、ステップSG10に進み、カラオケ演奏終了に応じて判断結果が「YES」となり、本処理を完了させる。
次に、図13を参照してプロフィール登録処理の動作を説明する。プロフィール登録スイッチのオン操作に応じて本処理が実行されると、端末200は図13に図示するステップSH1に処理を進め、本体100側からシリアル番号を受領しているかどうかを判断する。シリアル番号を受領済みであれば、判断結果は「NO」になり、後述のステップSH5に処理を進める。
一方、シリアル番号を受領していなければ、上記ステップSH1の判断結果は「YES」となり、ステップSH2に進み、本体100側にシリアル番号の送出要求を赤外線通信にてデータ送信し、続くステップSH3ではその要求に応じて返送されるシリアル番号を受信するまで待機する。なお、本体100側では、シリアル番号送出要求を受信すると、後述のシリアル番号受信処理(図19参照)を実行し、自己固有のシリアル番号を端末200に返送する。
配信サーバ300では、端末200側からプロフィール情報およびシリアル番号を受領すると、後述するシリアル番号プロフィール受信処理(図18参照)を実行し、シリアル番号に対応したユーザ情報エリアに、端末200のプロフィール情報を、前述した利用者プロフィール情報UPD(図5参照)としてデータベース登録するようにしている。
配信サーバ300では、「曲検索要求受信処理」、「ダウンロード要求受信処理」、「転送終了受信処理」、「利用者設定情報受信処理」および「シリアル番号、プロフィール受信処理」が実行される。以下、各処理の動作を説明する。
次に、図14を参照して曲検索要求受信処理の動作を説明する。端末200が前述の曲検索処理(図6参照)を実行してシリアル番号および曲検索要求を配信サーバ300側に送出すると、配信サーバ300では図14に図示する本処理を実行し、ステップSJ1に処理を進め、端末200からの検索要求に応じて、データベースの曲データエリアから該当する曲の曲番号KNを検索する。続いて、ステップSJ2では、端末200より受領したシリアル番号に対応するユーザ情報エリア(図3参照)を指定する。
次に、図15を参照してダウンロード要求受信処理の動作を説明する。端末200が前述したダウンロード処理のステップSC5(図8参照)、曲転送処理のステップSD9(図9参照)あるいは曲予約処理のステップSE9(図10参照)のいずれかを実行し、シリアル番号、ダウンロード者名およびダウンロードする曲番号を含むダウンロード要求を配信サーバ300側に送出したとする。
そうすると、配信サーバ300では、図15に図示する本処理を実行し、ステップSK1に処理を進め、端末200からのダウンロード要求に応じて、データベースから該当する曲の曲番号KN、曲データおよび利用者設定情報USを読み出し、要求をした端末200にダウンロードする。
ステップSK4〜SK7では、指定されたユーザ情報USDにダウンロードした曲の曲番号KNが登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、空きエリアを確保して新規にダウンロードした曲の曲番号およびダウンロード者名をストアすると共に、書き込みフラグFを「0」にセットする。
次に、図16を参照して転送終了受信処理の動作を説明する。端末200が前述した曲転送処理のステップSD8(図9参照)あるいは曲予約処理のステップSE7(図10参照)のいずれかを実行し、本体100より受信したシリアル番号、本体100に転送した曲の曲番号KNおよびダウンロード者名を含む転送終了信号を配信サーバ300側に送出したとする。
そうすると、配信サーバ300では、図16に図示する本処理を実行し、ステップSL1に処理を進め、受信したシリアル番号に対応するユーザ情報USD(図4参照)を指定する。次いで、ステップSL2では、指定されたユーザ情報USDに転送完了した曲番号KNが登録されているか否かを判断する。
これに対し、曲番号KNが登録されていない場合には、上記ステップSL2の判断結果が「NO」になり、ステップSL4に進み、指定されたユーザ情報USD中に空きエリアを確保し、続くステップSL5では、端末200より受信した曲番号KNおよびおよびダウンロード者名を、その確保した空きエリアにストアする。この後、上記ステップSL3に進み、曲番号KNに対応する書き込みフラグFを「1」にセットして本処理を完了させる。
次に、図17を参照して利用者設定情報受信処理の動作を説明する。端末200が前述した利用者設定情報受信処理のステップSF1(図11参照)を実行し、本体100より受信したシリアル番号、予約曲番号、利用者名および利用者設定情報を配信サーバ300側に送出したとする。
そうすると、配信サーバ300では、図17に図示する本処理を実行し、ステップSM1に処理を進める。ステップSM1では、受信したシリアル番号および曲番号KNに対応するユーザ情報USD(図4参照)を指定する。次いで、ステップSM2では、受信した利用者名の利用者設定情報USを、上記ステップSM1にて指定されたユーザ情報USD中から検索する。
一方、該当する利用者設定情報USが検索されない場合には、上記ステップSM3の判断結果が「NO」となり、ステップSM5に進み、ユーザ情報USD中の利用者設定情報USエリアに空きエリアを確保し、続くステップSM6では、その確保した空きエリアに、受信した利用者設定情報を新規登録する。
次に、図18を参照してシリアル番号プロフィール受信処理の動作を説明する。端末200が前述したプロフィール登録処理のステップSH6(図13参照)を実行し、本体100より入手したシリアル番号と、端末内部にストアされ、端末所有者名(利用者名UN)、利用者属性(年齢、性別等)およびダウンロードした曲番号(ダウンロード曲DK)からなるプロフィール情報とを配信サーバ300側に送出したとする。
本体100では、「シリアル番号受信処理」、「転送曲受信処理」、「予約曲受信処理」、「再生処理」、「曲演奏処理」、「表示制御処理」および「曲制御処理」が実行される。以下、各処理の動作を説明する。
次に、図19を参照してシリアル番号受信処理の動作を説明する。端末200が前述した曲検索処理のステップSA2(図6参照)あるいはプロフィール登録処理のステップSH2(図13参照)のいずれかを実行し、シリアル番号の送出要求をしたとする。
そうすると、本体100では図19に図示する本処理を実行し、ステップSP1に処理を進め、内部ROMに格納される自己固有のシリアル番号を読み出して端末200側にデータ送信する。
次に、図20を参照して転送曲受信処理の動作を説明する。端末200が前述した曲転送処理のステップSD6(図9参照)あるいは曲予約処理のステップSE5(図10参照)のいずれかを実行し、曲データおよび利用者設定情報USを本体100側にデータ転送したとする。
そうすると、本体100では、図20に図示する本処理を実行し、ステップSQ1に処理を進め、受信した曲データおよび利用者設定情報USをメモリストアし、続くステップSQ2では、曲データ転送終了に応じて、自己固有のシリアル番号を付加した転送終了信号を端末200側に返送する。
次に、図21を参照して予約曲受信処理の動作を説明する。端末200が前述した曲予約処理のステップSE8(図10参照)を実行し、予約曲番および利用者名からなる曲予約データを本体100側に送出したとする。
そうすると、本体100では図21に図示する本処理を実行し、ステップSR1に処理を進め、不揮発性メモリ104(図2参照)の予約エリアに空きエリアを確保し、続くステップSR2では、その確保した空きエリアに、受信した曲予約データ(予約曲番および利用者名)をストアする。
次に、図22を参照して再生処理の動作を説明する。本体100において、再生スイッチがオン操作されると、図22に図示する本処理が実行され、ステップSS1に処理を進め、不揮発性メモリ104の予約エリアに曲予約データがストアされているか否かを判断する。曲予約データがストアされていれば、上記ステップSS1の判断結果は「YES」になり、ステップSS3に進み、予約エリアにストアされる曲予約データの内、先頭の曲予約データを指定する。次いで、ステップSS4では、不揮発性メモリ104の曲データエリアにストアされる曲データの内、上記ステップSS3にて指定された曲予約データ中の予約曲番に対応した曲データを指定する。
なお、端末200側では、そうしたデータ送信を受信すると、前述の利用者設定情報受信処理(図11参照)を実行し、受信した一連の情報(シリアル番号、予約曲番号、利用者名および利用者設定情報)を配信サーバ300に送付する。また、配信サーバ300では、端末200から送付されるシリアル番号、予約曲番号、利用者名および利用者設定情報を受信して、前述の利用者設定情報受信処理(図17参照)を実行するようになっている。
次に、図23を参照して曲演奏処理の動作を説明する。上述した再生処理のステップSS9(図22参照)を介して本処理が実行されると、図23に図示するステップST1に進み、カラオケ演奏する曲データの歌詞データを端末200へ転送する。なお、端末200では、本体100から歌詞データを受信して前述の歌詞データ受信処理(図12参照)を実行するようになっている。次いで、ステップST2では、カラオケ演奏する曲データに対応付けられた背景画像データに基づきTV受像機110の画面に背景画像を表示させ、続くステップST3では、例えば最初の1フレーズ部分の歌詞データを用いて背景画面上に歌詞字幕を表示する。
次に、図24を参照して表示制御処理の動作を説明する。上述した曲演奏処理のステップST5(図23参照)を介して本処理が実行されると、図24に図示するステップSU1に進む。本体100では、図示されていないタイマインタラプト処理に基づきカラオケ演奏テンポに対応させたテンポクロックを発生しており、ステップSU1では、そのテンポクロック1周期分の時間である「単位時間」が経過したか否か、つまりカラオケ演奏に同期したタイミング下であるかどうかを判断する。
次に、ステップSU6では、残りの歌詞データの有無を判断する。残りの歌詞データが無ければ、判断結果は「NO」になり、本処理を完了させる。一方、字幕表示されていない残りの歌詞データが有ると、判断結果は「YES」となり、ステップSU7に進み、次フレーズの歌詞データに従って歌詞字幕表示を更新させ、続くステップSU8では、色替え位置を最初(歌詞字幕の先頭)に戻して本処理を完了させる。
次に、図25を参照して曲制御処理の動作を説明する。前述した曲演奏処理のステップST6(図23参照)を介して本処理が実行されると、図25に図示するステップSV1に進む。本体100では、図示されていないタイマインタラプト処理に基づきカラオケ演奏テンポに対応させたテンポクロックを発生しており、ステップSV1では、そのテンポクロック1周期分の時間である「単位時間」が経過したか否かを判断する。単位時間が経過していなれば、判断結果は「NO」になり、本処理を完了させるが、単位時間が経過すると、判断結果が「YES」となり、ステップSV2に進む。
101 音声入力部
102 赤外線通信部
103 操作部
104 不揮発性メモリ
105 CPU
106 ワークメモリ
107 音源部
108 ミキシングアンプ部
109 ビデオエンコーダ
110 TV受像機
200 携帯電話(端末)
300 配信サーバ
Claims (6)
- 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ演奏装置に設けられ、前記端末装置からの要求に応じて自己の固有番号を当該端末装置に送出する固有番号送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出手段と、
前記配信サーバに設けられ、曲データを識別する曲番号毎に、少なくとも曲データが前記端末装置にダウンロードされた状態もしくは前記端末装置から前記カラオケ演奏装置に転送済みの状態のいずれであるかを区別する書き込みフラグを有するユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベース手段と、
前記配信サーバに設けられ、前記端末装置から曲検索要求を受領した場合、当該曲検索要求と共に受領した固有番号で指定される前記データベース手段のユーザ情報から、少なくとも曲検索要求された曲の書き込みフラグを含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記配信サーバより返送される検索結果を表示する表示手段と
を具備することを特徴とするカラオケシステム。 - 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ演奏装置に設けられ、前記端末装置からの要求に応じて自己の固有番号を当該端末装置に送出する固有番号送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出手段と、
前記配信サーバに設けられ、曲データを識別する曲番号毎に、少なくとも曲データをダウンロードした前記端末装置を識別するダウンロード者名および曲データを前記端末装置にダウンロードした状態もしくは前記端末装置から前記カラオケ演奏装置に転送済みの状態のいずれであるかを区別する書き込みフラグを含むユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベース手段と、
前記配信サーバに設けられ、前記端末装置から曲検索要求を受領した場合、当該曲検索要求と共に受領した固有番号で指定される前記データベース手段のユーザ情報から、少なくとも曲検索要求された曲のダウンロード者名および書き込みフラグを含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記配信サーバより返送される検索結果を表示する表示手段と
を具備することを特徴とするカラオケシステム。 - 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ演奏装置に設けられ、カラオケ演奏の設定内容を表す利用者設定情報、自己の固有番号および演奏予約された曲の曲番号を前記端末装置に送出する第1の設定情報送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記カラオケ演奏装置から受領した利用者設定情報、固有番号および曲番号を前記配信サーバに送出する第2の設定情報送出手段と、
前記配信サーバに設けられ、曲データを識別する曲番号毎のユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベース手段と、
前記配信サーバに設けられ、前記端末装置から受領した固有番号および曲番号で指定される前記データベース手段のユーザ情報に、前記端末装置から受領した利用者設定情報を登録する登録手段と、
前記端末装置に設けられ、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出手段と、
前記配信サーバに設けられ、前記端末装置から受領した固有番号と曲検索要求に応じて検索した曲の曲番号とで指定される前記データベース手段のユーザ情報から利用者設定情報を含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出手段と、
前記端末装置に設けられ、前記配信サーバより受領した検索結果を参照して前記カラオケ演奏装置に曲予約を行う場合に、曲データとそれに対応した利用者設定情報を前記カラオケ演奏装置に転送する転送手段と
を具備することを特徴とするカラオケシステム。 - 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムを形成するためのコンピュータプログラムであって、
前記カラオケ演奏装置で実行され、前記端末装置からの要求に応じて自己の固有番号を当該端末装置に送出する固有番号送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出処理と、
前記配信サーバで実行され、曲データを識別する曲番号毎に、少なくとも曲データが前記端末装置にダウンロードされた状態もしくは前記端末装置から前記カラオケ演奏装置に転送済みの状態のいずれであるかを区別する書き込みフラグを有するユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベースを有し、前記端末装置から曲検索要求を受領した場合、当該曲検索要求と共に受領した固有番号で指定される当該データベースのユーザ情報から、少なくとも曲検索要求された曲の書き込みフラグを含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記配信サーバより返送される検索結果を表示する表示処理と
から構成されることを特徴とするカラオケ処理プログラム。 - 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムを形成するためのコンピュータプログラムであって、
前記カラオケ演奏装置で実行され、前記端末装置からの要求に応じて自己の固有番号を当該端末装置に送出する固有番号送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出処理と、
前記配信サーバで実行され、曲データを識別する曲番号毎に、少なくとも曲データをダウンロードした前記端末装置を識別するダウンロード者名および曲データを前記端末装置にダウンロードした状態もしくは前記端末装置から前記カラオケ演奏装置に転送済みの状態のいずれであるかを区別する書き込みフラグを含むユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベースを有し、前記端末装置から曲検索要求を受領した場合、当該曲検索要求と共に受領した固有番号で指定される当該データベースのユーザ情報から、少なくとも曲検索要求された曲のダウンロード者名および書き込みフラグを含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記配信サーバより返送される検索結果を表示する表示処理と
から構成されることを特徴とするカラオケ処理プログラム。 - 端末装置を媒介させてカラオケ演奏装置と配信サーバとの間でデータ授受するカラオケシステムを形成するためのコンピュータプログラムであって、
前記カラオケ演奏装置で実行され、カラオケ演奏の設定内容を表す利用者設定情報、自己の固有番号および演奏予約された曲の曲番号を前記端末装置に送出する第1の設定情報送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記カラオケ演奏装置から受領した利用者設定情報、固有番号および曲番号を前記配信サーバに送出する第2の設定情報送出処理と、
前記配信サーバで実行され、曲データを識別する曲番号毎のユーザ情報を、前記カラオケ演奏装置の固有番号別に記憶管理するデータベースを有し、前記端末装置から受領した固有番号および曲番号で指定される当該データベースのユーザ情報に、前記端末装置から受領した利用者設定情報を登録する登録処理と、
前記端末装置で実行され、前記カラオケ演奏装置から受領した固有番号と曲検索要求とを前記配信サーバに送出する曲検索要求送出処理と、
前記配信サーバで実行され、前記端末装置から受領した固有番号と曲検索要求に応じて検索した曲の曲番号とで指定される前記データベースのユーザ情報から利用者設定情報を含む検索結果を生成し、曲検索要求をした前記端末装置に返送する検索結果送出処理と、
前記端末装置で実行され、前記配信サーバより受領した検索結果を参照して前記カラオケ演奏装置に曲予約を行う場合に、曲データとそれに対応した利用者設定情報を前記カラオケ演奏装置に転送する転送処理と
から構成されることを特徴とするカラオケ処理プログラム。
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