JP2003186483A - 音声認識装置、カラオケ配信サーバ、カラオケ配信システム、カラオケ配信方法、およびそのプログラム - Google Patents

音声認識装置、カラオケ配信サーバ、カラオケ配信システム、カラオケ配信方法、およびそのプログラム

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JP2003186483A
JP2003186483A JP2001384734A JP2001384734A JP2003186483A JP 2003186483 A JP2003186483 A JP 2003186483A JP 2001384734 A JP2001384734 A JP 2001384734A JP 2001384734 A JP2001384734 A JP 2001384734A JP 2003186483 A JP2003186483 A JP 2003186483A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ユーザに最適なキーおよびテンポに調整さ
れたカラオケ伴奏曲を提供する音声認識装置、カラオケ
配信サーバ、カラオケ配信システム、カラオケ配信方
法、およびそのプログラムを提供する。 【解決手段】 サーバ20は、携帯端末10から所定の
カラオケ曲のキー・テンポ調整を要求されると、調整要
求されたカラオケ曲の所定部分を示す部分データを携帯
端末10および音声認識装置30に送信する。携帯端末
10は、部分データにより再生されるカラオケ曲に沿っ
た、ユーザの歌唱による音声情報をサーバ30に送信す
る。音声認識装置30は、ユーザの歌唱による音声情報
に基づく音声データと部分データとの間の差分データを
算出し、算出した差分データをサーバ20に送信する。
サーバ20は、差分データに基づいて、カラオケデータ
のキー・テンポを調整し、調整したデータを携帯端末1
0に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識装置、カ
ラオケ配信サーバ、カラオケ配信システム、カラオケ配
信方法、およびそのプログラムに関し、特に、ユーザに
とって最適なキーおよびテンポのカラオケ伴奏を提供す
る音声認識装置、カラオケ配信サーバ、カラオケ配信シ
ステム、カラオケ配信方法、およびそのプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザがカラオケ伴奏のテンポお
よびキーに沿って歌唱することが困難である場合、ユー
ザは、カラオケ装置に設けられているボタンあるいはダ
イヤルなどを操作し、カラオケ伴奏を自分に合ったテン
ポおよびキーに調節していた。しかしながら、一般のユ
ーザにとって、キー調節する際に、「C♯」、あるいは
「D♭」などと表示されているボタンからユーザ自身の
声のキーを示すボタンを選択することは困難であった。
また、ユーザにとって、複数のテンポを示すボタンを見
て、直感的に自分に最適なテンポを認識し、選択するこ
とも容易であるとはいえなかった。
【0003】上記のような問題点を解決する従来技術と
して、特開2001−175266号公報が開示すると
ころの伴奏テンポ自動調整カラオケ装置(以下、従来例
1)があった。従来例1では、曲データの各音程の長さ
とユーザの声による各音程の長さとを比較し、その差分
を小さくするように曲データのテンポを調節していた。
【0004】また、特開平6−102893号公報が開
示するところのカラオケ装置(以下、従来例2)では、
カラオケメディアに記録されている歌唱信号のピッチと
マイクロホンから入力される歌手の音声信号のピッチと
をそれぞれ検出し、これらを比較し、その音程差のデー
タを記憶するようにしていた。
【0005】また、特開平6−222784号公報が開
示するところのカラオケ装置(以下、従来例3)では、
ユーザは、マイクロフォンに歌唱可能な1番高い音と1
番低い音とを声域情報として入力する。入力された声域
情報は、カラオケソフトの歌唱部分の1番高い音および
1番低い音(音程情報)と比較され、その変化量が求め
られる。従来例3では、上記のようにして求められた変
化量に基づいて、カラオケソフトによる伴奏の音程を変
化させていた。
【0006】また、特開平7−191697号公報が開
示するところの音声発生装置(以下、従来例4)では、
予め記憶されている各音素の基準音程および基準音素長
と、歌い手からの入力音声データに基づく音声波形の音
程および音素長と、をそれぞれ比較していた。両者の音
程・音素長が互いに異なる場合は、各音声波形を基準音
程・基準音素長に修正し、出力していた。
【0007】また、特開平10−149180号公報が
開示するところのカラオケのテンポ制御装置(以下、従
来例5)では、取り込んだユーザの歌唱音声のピッチを
抽出し、抽出した歌唱音声のピッチとカラオケの演奏情
報のピッチとに基づいて歌唱の遅速を判断していた。従
来例5では、その判断結果に基づいて、カラオケ演奏の
テンポを制御していた。
【0008】また、特開平11−202881号公報が
開示するところのカラオケ装置(以下、従来例6)で
は、予めユーザの音域データを記憶し、選択された曲の
ボーカル部分に含まれる最高音と最低音を検索し、曲の
音域とユーザの発生可能音域とを比較して、曲の再生音
程を調整していた。
【0009】また、特開平11−344984号公報が
開示するところのカラオケ装置(以下、従来例7)で
は、予め、曲の音程やテンポなどのカラオケ環境を曲ご
とに対応させて記録していた。所定の曲が選択される
と、対応するカラオケ環境を復帰させ、カラオケサービ
スを開始させていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1から従来例7記載の発明において、ユーザは、カラオ
ケ装置の近傍にいなければ、カラオケの伴奏におけるキ
ーあるいはテンポを調整し、調整したカラオケ曲を利用
することが困難であるといった問題があった。また、複
数のユーザからカラオケ曲の出力要求を受け取った場
合、ユーザそれぞれの特性(声域、最適なテンポ)に基
づいたカラオケ伴奏を提供することが困難であった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、携帯端末に入力されたユーザの歌唱による音
声を変換したデータとカラオケ伴奏のデータとを比較
し、各ユーザに最適なキーおよびテンポに調整されたカ
ラオケ伴奏曲を提供する音声認識装置、カラオケ配信サ
ーバ、カラオケ配信システム、カラオケ配信方法、およ
びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ネットワークを介して携帯
端末装置と通信可能であり、携帯端末装置にカラオケ曲
を配信するカラオケ配信サーバと接続された音声認識装
置であって、携帯端末装置から受信したカラオケ曲に沿
ったユーザの歌唱に基づく音声データと、カラオケ配信
サーバから受信したカラオケ曲を示すデータと、を比較
し、ユーザの歌唱とカラオケ曲との間におけるキーおよ
びテンポの差分を示すデータを算出することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項2記載の発明は、ネットワー
クを介して携帯端末装置と通信可能であり、携帯端末装
置にカラオケ曲を配信するカラオケ配信サーバと接続さ
れた音声認識装置であって、カラオケ配信サーバからカ
ラオケ曲の所定部分を示す部分データを受信する部分デ
ータ受信手段と、携帯端末装置から、カラオケ曲の所定
部分に沿ったユーザの歌唱による音声情報を受信する音
声情報受信手段と、音声情報受信手段により受信された
音声情報を、部分データと同様のデータ形式である音声
データに変換する音声情報変換手段と、部分データ受信
手段により受信された部分データと音声情報変換手段に
より変換された音声データとの差分を示すデータを算出
する差分算出手段と、差分算出手段により算出された差
分データをカラオケ配信サーバに送信する差分データ送
信手段を有することを特徴とする。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の音声認識装置において、差分算出手段は、部
分データと音声データとを比較し、受信された部分デー
タに基づくカラオケ曲と音声データに基づくユーザの歌
唱による音声との間におけるキーおよびテンポの差分を
示すデータを算出することを特徴とする。
【0015】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項2または3記載の音声認識装置において、カラオケ配
信サーバから、所定の電話番号を示す情報を、部分デー
タ受信手段により受信した部分データに対応づけて受信
する電話番号受信手段と、音声情報受信手段により、携
帯端末装置から音声情報を受信する際、携帯端末装置の
電話番号を検出する電話番号検出手段と、を有し、差分
算出手段は、電話番号検出手段により検出された電話番
号と電話番号受信手段により受信された電話番号とが一
致した場合、受信された電話番号に対応する部分データ
と音声データとを比較し、ユーザの歌唱とカラオケ曲と
の間におけるキーおよびテンポの差分を示すデータを算
出することを特徴とする。
【0016】また、請求項5記載の発明は、ネットワー
クを介して携帯端末装置と通信可能であり、携帯端末装
置から送信された音声の認識を行う音声認識装置と接続
されたカラオケ配信サーバであって、携帯端末装置から
所定のカラオケ曲の配信要求を受信した場合、携帯端末
装置から音声認識装置へ送信された、カラオケ曲に沿っ
たユーザの歌唱による音声データに基づいて、配信要求
されたカラオケ曲のキーおよびテンポを調整し、調整し
たカラオケ曲を示すデータを携帯端末装置に送信するこ
とを特徴とする。
【0017】また、請求項6記載の発明は、ネットワー
クを介して携帯端末装置と通信可能であり、携帯端末装
置から送信された音声の認識を行う音声認識装置と接続
されたカラオケ配信サーバであって、携帯端末装置から
所定のカラオケ曲の配信要求を受信した場合、カラオケ
曲を示すデータとカラオケ曲に沿ったユーザの歌唱によ
る音声データとの差分を示すデータを、音声認識装置か
ら受信し、受信した差分データに基づいて、配信要求さ
れたカラオケ曲のキーおよびテンポを調整し、調整した
カラオケ曲を示すデータを携帯端末装置に送信すること
を特徴とする。
【0018】また、請求項7記載の発明は、ネットワー
クを介して携帯端末装置と通信可能であり、携帯端末装
置から送信された音声の認識を行う音声認識装置と接続
されたカラオケ配信サーバであって、携帯端末装置によ
りキーおよびテンポ調整が要求されたカラオケ曲の所定
部分を再生するための部分データと、部分データに沿っ
たユーザの歌唱による携帯端末装置から出力された音声
に基づく音声データと、の間の差分データを、音声認識
装置から受信する差分データ受信手段と、差分データ受
信手段により受信された差分データに基づいて、調整要
求されたカラオケ曲を再生するためのカラオケデータに
おけるキーおよびテンポを調整するキー・テンポ調整手
段と、キー・テンポ調整手段により調整されたカラオケ
データを、携帯端末装置に送信するカラオケデータ送信
手段と、を有することを特徴とする。
【0019】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載のカラオケ配信サーバにおいて、差分データ受
信手段は、カラオケ曲の所定部分とユーザの歌唱による
音声との間におけるキーおよびテンポの差分を示す差分
データを、音声認識装置から受信することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項7または8記載のカラオケ配信サーバにおいて、1つ
以上のカラオケデータを格納するカラオケデータ格納手
段と、携帯端末装置から、所定のカラオケデータにおけ
るキーおよびテンポ調整要求を受信した場合、調整要求
されたカラオケデータを、カラオケデータ格納部から抽
出し、抽出したカラオケデータに基づく部分データを作
成する部分データ作成手段と、部分データ作成手段によ
り作成された部分データを、携帯端末装置および音声認
識装置に送信する部分データ送信手段と、を有すること
を特徴とする。
【0021】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項9記載のカラオケ配信サーバにおいて、携帯端末装
置から、所定のカラオケ曲のキーおよびテンポ調整要求
を受信した際、携帯端末装置の電話番号情報を検出する
端末番号検出手段と、端末番号検出手段により検出され
た携帯端末装置の電話番号情報を、部分データ送信手段
により送信される部分データに対応づけて音声認識装置
に送信する電話番号情報送信手段と、を有することを特
徴とする。
【0022】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項10記載のカラオケ配信サーバにおいて、キー・テ
ンポ調整手段によりキーおよびテンポ調整されたカラオ
ケデータを、端末番号検出手段により検出された電話番
号情報に対応づけて格納する調整データ格納手段を有
し、カラオケデータ送信手段は、携帯端末装置から、所
定のカラオケデータ送信要求を受信すると、携帯端末装
置の電話番号情報を検出し、検出した電話番号情報に対
応づけられた送信要求されたカラオケデータが、調整デ
ータ格納手段により格納されている場合、調整データ格
納手段により格納されているキーおよびテンポ調整後の
カラオケデータを携帯端末装置に送信することを特徴と
する。
【0023】また、請求項12記載の発明は、携帯端末
装置と、ネットワークを介して携帯端末装置と通信可能
であるカラオケ配信サーバと、携帯端末装置とネットワ
ークを介して通信可能であり、カラオケ配信サーバと接
続されている音声認識装置と、を有するカラオケ配信シ
ステムであって、音声認識装置は、携帯端末装置により
キーおよびテンポ調整を要求されたカラオケ曲の所定部
分を示す部分データを、カラオケ配信サーバから受信
し、携帯端末装置からカラオケ曲の所定部分に沿ったユ
ーザの歌唱による音声を受信し、受信した音声に基づく
音声データと部分データとを比較して受信した音声とカ
ラオケ曲の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を
示す差分データを算出し、カラオケ配信サーバは、音声
認識装置により算出された差分データに基づいて調整要
求されたカラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキー
およびテンポを調整し、調整したカラオケデータを携帯
端末装置に送信することを特徴とする。
【0024】また、請求項13記載の発明は、携帯端末
装置と、ネットワークを介して携帯端末装置と通信可能
であるカラオケ配信サーバと、携帯端末装置とネットワ
ークを介して通信可能であり、カラオケ配信サーバと接
続されている音声認識装置と、を用いたカラオケ配信方
法であって、カラオケ配信サーバは、携帯端末装置から
所定のカラオケ曲におけるキーおよびテンポ調整を要求
された場合、携帯端末装置から音声認識装置へ送信され
た、カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による
音声に基づいて、カラオケ曲を示すカラオケデータにお
けるキーおよびテンポを調整し、調整したカラオケデー
タを携帯端末装置に送信することを特徴とする。
【0025】また、請求項14記載の発明は、携帯端末
装置と、ネットワークを介して携帯端末装置と通信可能
であるカラオケ配信サーバと、携帯端末装置とネットワ
ークを介して通信可能であり、カラオケ配信サーバと接
続されている音声認識装置と、を用いたカラオケ配信方
法であって、音声認識装置は、携帯端末装置によりキー
およびテンポ調整を要求されたカラオケ曲の所定部分を
示す部分データを、カラオケ配信サーバから受信し、携
帯端末装置からカラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの
歌唱による音声を受信し、受信した音声に基づく音声デ
ータと部分データとの間の差分を示す差分データを算出
し、カラオケ配信サーバは、音声認識装置により算出さ
れた差分データに基づいて調整要求されたカラオケ曲を
示すカラオケデータにおけるキーおよびテンポを調整
し、調整したカラオケデータを携帯端末装置に送信する
ことを特徴とする。
【0026】また、請求項15記載の発明は、携帯端末
装置と、ネットワークを介して携帯端末装置と通信可能
であるカラオケ配信サーバと、携帯端末装置とネットワ
ークを介して通信可能であり、カラオケ配信サーバと接
続されている音声認識装置と、を用いたカラオケ配信方
法であって、音声認識装置は、携帯端末装置によりキー
およびテンポ調整を要求されたカラオケ曲の所定部分を
示す部分データを、カラオケ配信サーバから受信し、携
帯端末装置からカラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの
歌唱による音声を受信し、受信した音声に基づく音声デ
ータと部分データとを比較して受信した音声とカラオケ
曲の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を示す差
分データを算出し、カラオケ配信サーバは、音声認識装
置により算出された差分データに基づいて調整要求され
たカラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキーおよび
テンポを調整し、調整したカラオケデータを携帯端末装
置に送信することを特徴とする。
【0027】また、請求項16記載の発明は、所定のカ
ラオケ曲におけるキーおよびテンポ調整を要求された場
合、カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による
音声に基づいて、カラオケ曲を示すカラオケデータにお
けるキーおよびテンポを調整し、調整したカラオケデー
タを送信する処理をコンピュータに実行させることを特
徴とする。
【0028】また、請求項17記載の発明は、キーおよ
びテンポ調整を要求されたカラオケ曲の所定部分を示す
部分データと、カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの
歌唱による音声に基づく音声データと、の間の差分を示
す差分データを算出し、算出した差分データに基づいて
調整要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータにおけ
るキーおよびテンポを調整し、調整したカラオケデータ
を送信する処理をコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0029】また、請求項18記載の発明は、キーおよ
びテンポ調整を要求されたカラオケ曲の所定部分を示す
部分データとカラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌
唱による音声とを受信し、受信した音声を部分データと
同様のデータ形式である音声データに変換し、部分デー
タと音声データとを比較して受信した音声とカラオケ曲
の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を示す差分
データを算出し、算出した差分データに基づいて調整要
求されたカラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキー
およびテンポを調整し、調整したカラオケデータを送信
する処理をコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態におけるカラオケ配信システムの構
成を示す図である。カラオケ配信システムは、携帯端末
10と、サーバ20と、音声認識装置30と、を有す
る。携帯端末10は、無線パケット網1を介して、サー
バ20との通信およびデータの相互送受信が可能であ
る。また、携帯端末10は、無線音声網2を介して、音
声認識装置30との通信および音声情報の相互送受信が
可能である。また、サーバ20と音声認識装置30と
は、ネットワーク3で接続されており、無線あるいは有
線でデータの相互送受信が可能であるとする。
【0031】携帯端末10は、携帯電話、PHS、ある
いはPDAであってもよいし、以下に記載する構成を有
するものであれば、他の機器であってもよい。携帯端末
10は、サーバ20に対して、所定のカラオケ曲を示す
データ(以下、カラオケデータ)のダウンロードを要求
する。また、携帯端末10のユーザ(以下、単にユーザ
と記載)の声域およびユーザにとって適切なテンポに基
づいて、カラオケ曲を調整することを要求する旨の情報
をサーバ20に送信する。また、携帯端末10は、音声
認識装置30にユーザの歌唱による音声情報を送信す
る。
【0032】図2は、本発明の第1の実施形態における
携帯端末10の構成を示す図である。以下、図1および
図2を用いて、本実施形態における携帯端末10の構成
および動作について説明する。
【0033】携帯端末10は、制御部11と、送受信部
12と、データ格納部13と、表示部14と、操作部1
5と、音声入力部16と、音声出力部17と、を有す
る。
【0034】制御部11は、送受信部12、データ格納
部13、表示部14、操作部15、音声入力部16、お
よび音声出力部17と接続されており、送受信部12、
データ格納部13、表示部14、操作部15、音声入力
部16、および音声出力部17を含む携帯端末10にお
ける各部位の制御を行う。
【0035】送受信部12は、無線パケット網1を介し
てサーバ20と、無線音声網2を介して音声認識装置3
0と、それぞれ通信可能であり、データの送受信を行う
部位である。また、送受信部12は、携帯電話あるいは
PHSなどのように、電話通信を行う。
【0036】データ格納部13は、データを格納する部
位である。例えば、データ格納部13は、送受信部12
により受信されたサーバ20からのカラオケデータなど
を格納する。
【0037】表示部14は、例えばLCDなどのディス
プレイであって、文字/画像情報の表示を行う。例え
ば、表示部14は、送受信部12により受信されたサー
バ20からの文字/画像データを表示する。
【0038】操作部15は、情報の入力を行う。例え
ば、操作部15には、携帯電話などにおけるテンキーあ
るいは方向キーなどが設けられている。
【0039】音声入力部16は、例えばマイクロフォン
などであって、ユーザの発声による音声などの携帯端末
10近傍の音声を入力する。また、音声入力部16は、
入力した音声を所定のデータ形式に変換する。
【0040】音声出力部17は、例えばスピーカなどで
あって、音声情報を出力する。例えば、音声出力部17
は、送受信部12により受信されたサーバ20/音声認
識装置30からの音声情報(データ)を出力する。ま
た、音声出力部17は、データ格納部13に格納されて
いるカラオケデータによるカラオケ伴奏を出力する。
【0041】サーバ20は、携帯端末10からの要求に
基づいて、カラオケ曲全体を示すカラオケデータおよび
カラオケ曲の所定部分を示すデータ(以下、部分デー
タ)を携帯端末10に送信する。また、サーバ20は、
部分データと、カラオケ曲のキー・テンポの調整要求を
行った携帯端末10の電話番号を示す情報と、を音声認
識装置30に送信し、カラオケ曲のキー・テンポ調整す
る際に用いられるデータの作成を依頼する。
【0042】図3は、本発明の第1の実施形態における
サーバ20の構成を示す図である。以下、図1および図
3を用いて、本実施形態におけるサーバ20の構成およ
び動作について説明する。
【0043】サーバ20は、制御部21と、送受信部2
2と、カラオケデータ格納部23と、ユーザ情報格納部
24と、カラオケデータ抽出部25と、カラオケデータ
調整部26と、を有する。
【0044】制御部21は、送受信部22、カラオケデ
ータ格納部23、ユーザ情報格納部24、カラオケデー
タ抽出部25、およびカラオケデータ調整部26に接続
されており、送受信部22、カラオケデータ格納部2
3、ユーザ情報格納部24、カラオケデータ抽出部2
5、およびカラオケデータ調整部26を含むサーバ20
における各部位の制御を行う。
【0045】送受信部22は、無線パケット網1を介し
て携帯端末10と通信可能である。また、送受信部22
は、ネットワーク3を介して音声認識装置30と接続さ
れており、データの送受信を行う。例えば、送受信部2
2は、カラオケデータあるいは部分データを携帯端末1
0に、部分データを音声認識装置30に送信する。ま
た、送受信部22は、音声認識装置30から、ユーザの
歌唱による音声データと部分データとの間の差分を示す
データを受信する。
【0046】カラオケデータ格納部23は、1つ以上の
カラオケデータを格納する。なお、カラオケデータは、
MIDIにより規格されるデータ形式であるとしてもよ
い。
【0047】また、カラオケデータ格納部23は、1つ
以上のカラオケデータ(キー・テンポ調整後のデータを
含む)を格納する。また、カラオケデータ格納部23
は、カラオケデータごとに、当該カラオケ曲の曲名/歌
手名、当該カラオケ曲の歌詞、当該カラオケ曲のオリジ
ナルのキー・テンポ、当該カラオケデータのダウンロー
ド数、当該カラオケ曲における最も高い音/最も低い
音、あるいはカラオケデータから部分データを作成する
際に選択される曲の範囲などを示す情報を格納する。な
お、カラオケデータ格納部23は、上記の情報以外のも
のを格納するとしてもよい。
【0048】ユーザ情報格納部24は、1つ以上のユー
ザに係る情報(以下、ユーザ情報)を格納する。ユーザ
情報には、ユーザ名、携帯端末の電話番号、ユーザのメ
ールアドレス、ユーザの年齢/性別、ユーザがダウンロ
ードしたカラオケ曲の曲名/歌手名、ユーザのカラオケ
データダウンロード回数、あるいはユーザの歌唱に基づ
く調整後における各カラオケ曲のキー・テンポなどの情
報が含まれるとしてよい。なお、ユーザ情報には、上記
の情報以外のものが含まれるとしてよい。
【0049】カラオケデータ抽出部25は、カラオケデ
ータ格納部23に格納されている選択範囲情報に基づい
て、カラオケデータによるカラオケ曲から、所定再生時
間分(例えば、10秒間分)を抽出し、部分データを作
成する。
【0050】カラオケデータ調整部26は、音声認識装
置30により算出された差分を示すデータに基づいて、
該当するカラオケ曲のキー・テンポを調整する。
【0051】音声認識装置30は、サーバ20から、部
分データを受信する。また、音声認識装置30は、携帯
端末10から、上記の部分データに沿ったユーザの歌唱
による音声情報を受信する。音声認識装置30は、携帯
端末10からの音声情報に基づく音声データと部分デー
タとの間の差分を示すデータを算出する。
【0052】図4は、本発明の第1の実施形態における
音声認識装置30の構成を示す図である。以下、図1お
よび図4を用いて、本実施形態における音声認識装置3
0の構成および動作について説明する。
【0053】音声認識装置30は、制御部31と、送受
信部32と、データ格納部33と、音声格納部34と、
データ比較部35と、を有する。
【0054】制御部31は、送受信部32、データ格納
部33、音声格納部34、およびデータ比較部35と接
続されており、送受信部32、データ格納部33、音声
格納部34、およびデータ比較部35を含む音声認識装
置30における各部位を制御する。
【0055】送受信部32は、無線音声網2を介して携
帯端末10と接続されており、音声情報の送受信を行
う。例えば、送受信部32は、携帯端末10から、ユー
ザによる部分データに沿った歌唱に基づく音声情報を受
信する。また、送受信部32は、ネットワーク3を介し
てサーバ20と有線/無線接続されており、データの送
受信を行う。例えば、送受信部32は、サーバ20か
ら、部分データ、およびキー・テンポ調整を要求した携
帯端末の電話番号を示す情報を受信する。また、送受信
部32は、ユーザの歌唱に基づく音声データと部分デー
タとの間の差分を示すデータをサーバ20に送信する。
【0056】データ格納部33は、データを格納する。
例えば、データ格納部33は、送受信部32により受信
された、サーバ20からの部分データおよびキー・テン
ポ調整を要求した携帯端末の電話番号を示す情報などを
格納する。
【0057】音声格納部34は、音声情報を格納する。
例えば、音声格納部34は、送受信部32により受信さ
れた、携帯端末10からのユーザによる部分データに沿
った歌唱に基づく音声情報を格納する。
【0058】データ比較部35は、所定の情報を所定の
データ形式に変換する。例えば、データ比較部35は、
音声格納部34に格納されている、ユーザによる部分デ
ータに沿った歌唱に基づく音声情報を、部分データと同
様のデータ形式である音声データに変換する。
【0059】音声データへの変換後、データ比較部35
は、部分データと音声データとを比較し、データ間の差
分を示すデータを算出する。例えば、データ比較部35
は、部分データと音声データとを比較し、部分データが
示すカラオケ伴奏曲と、そのカラオケ伴奏に沿ったユー
ザの歌唱と、の間のキーおよびテンポの差分を示すデー
タ(以下、差分データ)を算出する。
【0060】図5の(a)は、本発明の第1の実施形態
における音の高さとカラオケデータにおける符号との対
応を示す図である。図5の(a)に示されるように、
「ド」から「シ」までの12の音がそれぞれ符号「1」
から「12」に対応している。なお、本実施形態では、
簡単のために、12の音によりカラオケ曲が構成される
とするが、カラオケ曲が他の音により構成されるとして
もよい。
【0061】また、図5の(b)は、本発明の第1の実
施形態における音符とカラオケデータにおける符号との
対応を示す図である。図5の(b)に示されるように、
「全音符」、「2分音符」、「4分音符」、「8分音
符」、「16分音符」がそれぞれ符号「16」、
「8」、「4」、「2」、「1」に対応している。本実
施形態では、簡単のために、音符の種類を上記の5種類
としたが、他の種類の音符を用いてもよい。
【0062】また、カラオケデータにおける各音の特性
を(音の高さ、音符の種類)により表現する。例えば、
音の高さが「レ」で、音符の種類が「8分音符」である
場合、音の特性を(3、2)で表現する。また、以下、
部分データにおけるt番目の音をKt(tは1以上の整
数)とし、Ktと比較されるユーザの歌唱に基づく音声
データにおけるt番目の音をVtとする。また、差分を
(Vt−Kt)とする。
【0063】また、図6は、本発明の第1の実施形態に
おけるデータ比較部35による差分データの算出を示す
図である。図6には、部分データK1〜K4と、K1〜
K4にそれぞれ対応する音声データV1〜V4と、各t
における差分と、差分の平均と、が示されている。以
下、図5の(a)、図5の(b)、および図6を用い
て、データ比較部35による差分データの算出動作につ
いて説明する。
【0064】図6に示されているように、部分データ
が、K1(4、8)、K2(3、2)、K3(1、
4)、K4(1、2)の順の音の配列を有するとする。
一方、ユーザの歌唱に基づく音声データが、V1(7、
4)、V2(5、2)、V3(2、1)、V4(3、
1)の順の音の配列を有するとする。
【0065】データ比較部35は、それぞれVtとKt
との間の差分を算出する。つまり、図6に示されている
ように、差分(V1−K1)=(7−4、4−8)=
(3、−4)が算出される。同様にして、差分(V2−
K2)=(2、0)、差分(V3−K3)=(1、−
3)、および差分(V4−K4)=(2、−1)が算出
される。
【0066】次に、データ比較部35は、差分の平均を
算出する。差分の平均は、差分{(V1−K1)+差分
(V2−K2)+差分(V3−K3)+差分(V4−K
4)}÷4=差分平均(2、−2)となる。データ比較
部35は、上記の差分平均を差分データとして最終的に
算出する。
【0067】差分平均における音の高さ「2」は、ユー
ザの歌唱とカラオケデータとの間のキーの差分を示す。
キー差分が正の数である場合、サーバ20は、カラオケ
データのキーを数値分高く調整し、キー差分が負の数で
ある場合は、カラオケデータのキーを数値分低く調整す
る。
【0068】また、差分平均における音符の種類「−
2」は、ユーザの歌唱とカラオケデータとの間のテンポ
の差分を示す。テンポ差分が正の数である場合、サーバ
20は、カラオケデータのテンポを数値分遅く調整し、
テンポ差分が負の数である場合は、カラオケデータのテ
ンポを数値分速く調整する。
【0069】図7は、本発明の第1の実施形態における
サーバ20によるカラオケ曲のキー・テンポ調整動作の
流れを示すフローチャートである。以下、図1から図4
を用い、図7に沿って、本実施形態におけるサーバ20
によるカラオケ曲のキー・テンポ調整動作について説明
する。
【0070】携帯端末10における送受信部12は、操
作部15などにより入力されたユーザ名および携帯端末
10の電話番号などのユーザ情報をサーバ20に送信す
る。送受信部32は、携帯端末10から送信されたユー
ザ情報を受信する。ユーザ情報格納部24は、送受信部
32により受信されたユーザ情報を格納する(ステップ
S101)。
【0071】次に、制御部21は、携帯端末10からの
所定のカラオケ曲のキー・テンポ調整を要求する旨の情
報を送受信部22が受信したか否かを判断する(ステッ
プS102)。送受信部22が、携帯端末10からの所
定のカラオケ曲のキー・テンポ調整を要求する旨の情報
を受信していないと判断された場合(ステップS102
/No)、ステップS102の処理が繰り返される。
【0072】送受信部22が、携帯端末10からの所定
のカラオケ曲のキー・テンポ調整を要求する旨の情報を
受信したと判断された場合(ステップS102/Ye
s)、制御部21は、カラオケデータ格納部23に格納
されている1つ以上のカラオケデータのうち、キー・テ
ンポ調整が要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータ
を抽出する。また、制御部21は、キー・テンポ調整を
要求した携帯端末(携帯端末10)の電話番号を検出す
る。カラオケデータ格納部23には、カラオケデータご
とに、そのカラオケ曲における所定の範囲を示す情報が
格納されている。カラオケデータ抽出部25は、上記の
カラオケ曲における所定の範囲を示す情報に基づいて、
抽出されたカラオケデータから所定部分を抽出し、部分
データを作成する。なお、部分データは、カラオケデー
タよりも、曲の再生時間が短く、データ量が少ない。送
受信部22は、作成された部分データを携帯端末10に
送信する(ステップS103)。また、送受信部22
は、部分データにより再生される曲の範囲における歌詞
情報を、音声認識装置30の電話番号の情報とともに携
帯端末10に送信する(ステップS104)。
【0073】送受信部12は、サーバ20から送信され
た部分データを受信する。データ格納部13は、受信さ
れた部分データを格納する。制御部11は、格納されて
いる部分データを再生する。音声出力部17は、再生さ
れた部分データを音声出力する。このとき、カラオケ曲
の音声出力に沿って、対応する歌詞が表示部14に表示
される。そして、ユーザが携帯端末10においてPHO
NE−TO機能を動作させる操作を行うことにより、携
帯端末10から、ステップS104で受信した音声認識
装置30の電話番号へ、無線音声網2を介して自動的に
電話がかけられる。次に、ユーザは、先に部分データが
再生されたカラオケ曲を歌唱する。音声入力部16は、
ユーザの歌唱による音声情報を入力する。送受信部12
は、入力された音声情報を音声認識装置30に送信す
る。
【0074】また、送受信部22は、作成された部分デ
ータと、上記の部分データに係る差分データ作成を音声
認識装置30に依頼する旨の情報と、キー・テンポ調整
要求した携帯端末(携帯端末10)の電話番号情報と、
を音声認識装置30に送信する(ステップS105)。
【0075】音声認識装置30は、サーバ20から受信
した部分データによるカラオケ曲と携帯端末10から受
信したユーザの歌唱との間におけるキー・テンポの差分
を示す差分データを算出し、サーバ20に送信する。
【0076】次に、ユーザ情報格納部24は、送受信部
22により受信された差分データを、キー・テンポ調整
要求したユーザに係るユーザ情報、あるいはキー・テン
ポ調整が要求されたカラオケデータに係る情報などに対
応づけて、格納する(ステップS106)。
【0077】次に、カラオケデータ調整部26は、ユー
ザ情報格納部24に格納されているキー・テンポ差分デ
ータに基づいて、調整要求されたカラオケデータのキー
・テンポを調整する。カラオケデータ格納部23は、キ
ー・テンポ調整されたデータを格納する(ステップS1
07)。以上で、サーバ20は、動作を終了する。
【0078】なお、図7に沿った動作の流れでは、キー
・テンポ調整を行うカラオケ曲をサーバ20から部分デ
ータとしてダウンロードしていたが、音声認識装置30
から音声によって流すようにしてもよい。その場合、サ
ーバ20は、音声認識装置30の電話番号情報のみを携
帯端末10に送信するとともに、携帯端末10からの所
定のカラオケ曲のキー・テンポ調整を要求する旨の情報
を受け付けると、そのカラオケ曲を特定する情報と、携
帯端末10の電話番号情報とを音声認識装置30に送信
する。音声認識装置30は、PHONE−TO機能を用
いた携帯端末10からの発呼を認識すると、携帯端末1
0の電話番号を検出する。音声認識装置30は、サーバ
20から受信したカラオケ曲を特定する情報のうち検出
した電話番号に対応づけられたものが示すカラオケ曲の
所定部分を無線音声網2を介して携帯端末10に送信す
る。あるいは、サーバ20は、音声認識装置30の電話
番号情報のみを携帯端末10に送信するとともに、携帯
端末10の電話番号情報を音声認識装置30に送信す
る。音声認識装置30は、PHONE−TO機能を用い
た携帯端末10からの発呼を認識すると、携帯端末10
の電話番号を検出し、キー・テンポ調整を要求するカラ
オケ曲を選択させるための音声案内を行う。音声認識装
置30は、その音声案内に従って選択されたカラオケ曲
の所定部分を無線音声網2を介して携帯端末10に送信
する。
【0079】図8は、本発明の第1の実施形態における
音声認識装置30によるカラオケ曲のキー・テンポ調整
動作の流れを示すフローチャートである。以下、図1か
ら図4を用い、図8に沿って、本実施形態における音声
認識装置30によるカラオケ曲のキー・テンポ調整動作
について説明する。
【0080】サーバ20は、携帯端末10からカラオケ
曲のキー・テンポ調整要求を受け取ると、サーバ20
は、キー・テンポ調整要求された部分データを携帯端末
10に送信するとともに、上記の部分データと、キー・
テンポ調整要求した携帯端末(携帯端末10)の電話番
号情報と、上記の電話番号を受信した場合に部分データ
に係る差分データを作成する旨を音声認識装置30に依
頼する情報と、を音声認識装置30に送信する。
【0081】送受信部32は、サーバ20から、部分デ
ータと、携帯端末10の電話番号情報と、差分データ作
成依頼を示す情報と、を受信する。データ格納部33
は、受信された部分データ、携帯端末10の電話番号情
報、および差分データ作成依頼を示す情報を格納する
(ステップS201)。
【0082】次に、制御部31は、携帯端末からのアク
セスを送受信部32が受信したか否かを判断する(ステ
ップS202)。送受信部32が携帯端末からのアクセ
スを受信していないと判断された場合(ステップS20
2/No)、ステップS202の処理が繰り返される。
【0083】送受信部32が携帯端末からのアクセスを
受信したと判断された場合(ステップS202/Ye
s)、制御部31は、アクセスした携帯端末の電話番号
を検出し、検出した電話番号がデータ格納部33に格納
されているか否かを判断する(ステップS203)。検
出された電話番号がデータ格納部33に格納されていな
いと判断された場合(ステップS203/No)、音声
認識装置30は、動作を終了する。
【0084】検出された電話番号がデータ格納部33に
格納されていると判断された場合(ステップS203/
Yes)、送受信部32は、アクセスした携帯端末から
のユーザの歌唱による音声情報を受信する。以下、アク
セスした携帯端末は携帯端末10であったとして説明を
進める。音声格納部34は、受信された音声情報を格納
する(ステップS204)。
【0085】データ比較部35は、音声格納部34に格
納されている音声情報を、部分データと同様のデータ形
式である音声データに変換する(ステップS205)。
従って、音声データは、部分データと比較可能となる。
【0086】次に、データ比較部35は、部分データと
音声データとを比較し、部分データによるカラオケ曲と
ユーザの歌唱との間のキー・テンポ差分を示す差分デー
タを算出する(ステップS206)。
【0087】送受信部32は、算出された差分データ
を、その差分データに係る携帯端末(携帯端末10)お
よび部分データを特定するための情報とともに、サーバ
20に送出する(ステップS207)。以上で、音声認
識装置30の動作は終了する。
【0088】図9は、本発明の第1の実施形態における
サーバ20によるカラオケデータ配信動作の流れを示す
フローチャートである。以下、図1から図4を用い、図
9に沿って、本実施形態におけるサーバ20によるカラ
オケデータ配信動作について説明する。
【0089】制御部21は、所定のカラオケ曲の送信要
求を送受信部22が携帯端末10から受信したか否かを
判断する(ステップS301)。送受信部22が、携帯
端末10から所定のカラオケ曲の送信要求を受信しなか
ったと判断された場合(ステップS301/No)、ス
テップS301の処理が繰り返される。
【0090】送受信部22が、携帯端末10から所定の
カラオケ曲の送信要求を受信したと判断された場合(ス
テップS301/Yes)、制御部21は、携帯端末1
0からカラオケ曲送信要求とともに送信された携帯端末
10の電話番号情報を検出する(ステップS302)。
【0091】次に、制御部21は、検出した携帯端末1
0の電話番号情報に基づいて、ユーザ情報格納部24を
検索し、送信要求されたカラオケデータに係る情報を参
照する(ステップS303)。
【0092】図10は、本発明の第1の実施形態におけ
るユーザ情報格納部24に格納されているユーザ情報を
示す図である。以下、図10を用いて、本実施形態にお
けるユーザ情報格納部24に格納されているユーザ情報
について説明する。
【0093】図10に示されているように、ユーザ情報
には、携帯端末のユーザの氏名(ユーザ名)と、携帯端
末の電話番号(電話番号)と、携帯端末によりダウンロ
ードされたカラオケ曲の曲名(ダウンロード曲)と、ダ
ウンロードされた曲の歌手名(歌手名)と、曲ごとのダ
ウンロード回数(ダウンロード回数)と、曲ごとに対応
する差分データにおけるキーの差分情報(キー差分)
と、曲ごとに対応する差分データにおけるテンポの差分
情報(テンポ差分)と、が含まれる。なお、ユーザ情報
格納部24は、図10に示されている以外の他の情報を
ユーザ情報として格納してもよい。
【0094】図10に示されているキー・テンポ差分
は、音声認識装置30により算出された差分データに含
まれている情報である。キー・テンポ差分において
「−」と表示されている欄は、キー・テンポ調整が行わ
れていない旨を示している。また、キー・テンポ差分に
おいて「0」と表示されている欄は、音声データと部分
データとを比較した結果、両者のキー・テンポが一致し
た旨を示している。
【0095】ここで、さらに図10を用い、再度図9に
沿って、サーバ20によるカラオケデータ配信動作につ
いて説明を進める。
【0096】次に、送受信部22は、送信要求されたカ
ラオケデータを、他の情報(曲名、歌手名、歌詞情報、
キー・テンポ情報など)とともに携帯端末10に送信す
る(ステップS304)。送信後、制御部21は、送信
されたカラオケデータに係るダウンロード回数に「1」
を加える。以上で、サーバ20は、動作を終了する。
【0097】例えば、携帯端末10の電話番号を「09
0−111−1111」とし、送信要求されたカラオケ
曲名を「△△△△△」とすると、送受信部22は、カラ
オケデータ調整部26によりキーが「2」だけ高く調整
され、テンポが「2」だけ速く調整されたカラオケデー
タを携帯端末10に送信する。
【0098】また、携帯端末10の電話番号が「090
−111−1111」であり、送信要求されたカラオケ
曲名を「☆☆☆☆☆」である場合、「☆☆☆☆☆」のキ
ー・テンポ調整は実行されていない。従って、送受信部
22は、キー・テンポ未調整のカラオケデータ「☆☆☆
☆☆」を携帯端末10に送信する。
【0099】また、ユーザ情報格納部24は、所定のカ
ラオケ曲のキー・テンポ調整に用いられたキーおよびテ
ンポ差分の情報をユーザごとに格納し、カラオケデータ
調整部26は、その後にユーザからキー・テンポ調整が
要求された他のカラオケ曲に対しても、ユーザごとに格
納されているキー・テンポ差分を適用してキー・テンポ
調整を行うようにしてもよい。その場合、ユーザは、キ
ー・テンポ調整を希望するごとに、新たに部分データに
基づく音声に沿って歌唱する工程を省くことが可能とな
る。
【0100】図11は、本発明の第1の実施形態におけ
る携帯端末10の表示部14による表示画面の遷移を示
す図である。以下、図1から図4、および図11を用い
て、本実施形態における表示部14による表示画面の遷
移について説明する。
【0101】まず、携帯端末10は、カラオケデータの
ダウンロードをサーバ20に要求する前に、ユーザ情報
の登録を行う。携帯端末10がユーザ情報未登録の状態
でサーバ20にアクセスすると、表示部14は、ユーザ
情報登録画面40を表示する。
【0102】図12は、本発明の第1の実施形態におけ
るユーザ情報登録画面40を示す図である。以下、図1
1を用いて、本実施形態におけるユーザ情報登録画面に
ついて説明する。
【0103】図12に示されているように、ユーザ情報
登録画面40には、ユーザ情報登録欄41と、登録キー
42と、が表示されている。ユーザ情報登録欄41は、
携帯端末10のユーザ名(ユーザ名)と、携帯端末10
の電話番号(電話番号)と、携帯端末10のメールアド
レス(メールアドレス)と、ユーザの年齢(年齢)と、
ユーザの性別(性別)と、に係る入力欄を含む。また、
ユーザ情報登録欄41における入力項目は、図12に示
されているものに限らず、他の項目であってもよい。操
作部15などによりユーザ情報が入力された後、操作部
15などにより登録キー42が選択されると、表示部1
4上の表示画面は、カラオケ曲選択画面50に遷移す
る。
【0104】図13は、本発明の第1の実施形態におけ
るカラオケ曲選択画面50を示す図である。以下、図1
3を用いて、本実施形態におけるカラオケ曲選択画面5
0について説明する。
【0105】図13に示されているように、カラオケ曲
選択画面50には、カラオケ曲一覧51と、ダウンロー
ドキー52と、キー・テンポ調整キー53と、が表示さ
れている。カラオケ曲一覧51には、ダウンロード可能
なカラオケ曲名(曲名)と、各カラオケ曲の歌手名(歌
手名)と、曲ごとの現時点までに携帯端末10がダウン
ロードした回数(回数)と、以前にキー・テンポ調整を
行ったか否かを曲ごとに示した情報(調整)と、が示さ
れている。図13に示されている「調整」において、
「あり」はキー・テンポ調整済みの曲、「なし」はキー
・テンポ未調整の曲を示す。
【0106】カラオケ曲一覧51に表示されているカラ
オケ曲から、操作部15などにより所定の曲が選択され
た後、ダウンロードキー52が操作部15などにより選
択されると、送受信部12は、ユーザ情報とともに選択
されたカラオケ曲のダウンロード要求をサーバ20に送
信する。
【0107】また、カラオケ曲一覧51に表示されてい
るカラオケ曲から、操作部15などにより所定の曲が選
択された後、キー・テンポ調整キー53が操作部15な
どにより選択されると、送受信部12は、ユーザ情報と
ともに選択されたカラオケ曲のキー・テンポ調整を要求
する旨の情報をサーバ20に送信する。
【0108】カラオケ曲選択画面50において、キー・
テンポ調整要求がサーバ20に送信されると、サーバ2
0によるユーザ情報認証後、送受信部12は、サーバ2
0から部分データを受信する。データ格納部13は、受
信された部分データを格納する。部分データ格納後、操
作部15などによりデータ再生を実行する旨が入力され
ると、部分データの音声が再生されるとともに、表示部
14は、部分データ再生画面60を表示する。
【0109】図14は、本発明の第1の実施形態におけ
る部分データ再生画面60を示す図である。以下、図1
4を用いて、本実施形態における部分データ再生画面6
0について説明する。
【0110】図14に示されているように、部分データ
再生画面60には、カラオケ文字情報61と、歌詞情報
62と、キー・テンポ調整キー63と、が示されてい
る。
【0111】カラオケ文字情報61には、再生中のカラ
オケ曲に係る文字情報が表示されている。図14におけ
るカラオケ文字情報61には、曲名および歌手名が示さ
れているが、表示項目は、これに限定するものではな
い。
【0112】歌詞情報62は、再生中のカラオケ曲の歌
詞を示す情報であり、再生されている音声に対応した歌
詞が表示される。操作部15などにより、キー・テンポ
調整キー63が選択されると、送受信部12は、音声認
識装置30に発呼し、通信を確立する。
【0113】音声出力部17は、音声認識装置30から
の音声ガイダンスを出力する。ユーザは、音声ガイダン
スに沿って、選択したカラオケ曲を音声認識装置30側
に通知し、部分カラオケデータに沿って歌唱する。音声
入力部16は、ユーザの歌唱による音声情報を入力す
る。送受信部12は、入力された音声情報を音声認識装
置30に送信する。なお、ユーザは、音声認識装置30
側のオペレータに対して曲名を発声することにより、選
択したカラオケ曲名を音声認識装置30側に通知しても
よい。また、音声認識装置30にユーザの声の音声認識
を行う部位を設けて、ユーザが曲名を発声すると、音声
認識装置30は、ユーザの発声を音声認識し、該当する
曲のカラオケデータに係る差分データを算出するように
してもよい。
【0114】カラオケ曲選択画面50において、ダウン
ロード要求がサーバ20に送信されると、サーバ20に
よるユーザ情報認証後、送受信部12は、サーバ20か
らカラオケデータを受信する。データ格納部13は、受
信されたカラオケデータを格納する。カラオケデータ格
納後、操作部15などによりデータ再生を実行する旨が
入力されると、カラオケデータの音声が再生されるとと
もに、表示部14は、カラオケデータ再生画面70を表
示する。
【0115】図15は、本発明の第1の実施形態におけ
るカラオケデータ再生画面70を示す図である。以下、
図15を用いて、本実施形態におけるカラオケデータ再
生画面70について説明する。
【0116】図15に示されているように、カラオケデ
ータ再生画面70には、カラオケ文字情報71と、キー
・テンポ情報72と、歌詞情報73と、が示されてい
る。
【0117】カラオケ文字情報71には、再生中のカラ
オケ曲に係る文字情報が表示されている。図15におけ
るカラオケ文字情報71には、曲名および歌手名が示さ
れているが、表示項目は、これに限定するものではな
い。
【0118】キー・テンポ情報72には、再生中の曲の
キーおよびテンポが表示されている。図15では、「キ
ー:C♯」および「テンポ:120」が表示されてい
る。例えば、テンポは、BPM(Beats Per
Minute)を用いるとしてよい。BPMは、4分音
符を1拍とした場合における1分間に刻む拍数を示す。
テンポとしてBPMを用いた場合、「テンポ:120」
は、1分間に4分音符が120回刻まれることを示す。
【0119】歌詞情報73は、再生中のカラオケ曲の歌
詞を示す情報であり、再生されている音声に対応した歌
詞が表示される。
【0120】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ユーザは、サーバ20から携帯端末10に送信され
たカラオケ曲の一部分に沿って歌唱する。従って、ユー
ザにとって最適なキーおよびテンポに調整されたカラオ
ケデータを携帯端末10に容易にダウンロードすること
が可能となる。
【0121】また、本実施形態によれば、調整されたキ
ー・テンポ情報は、サーバ20に格納される。従って、
以前にキー・テンポ調整したカラオケ曲を携帯端末10
にダウンロードする場合、再度キー・テンポ調整を行う
作業を省くことが可能となる。
【0122】また、本実施形態によれば、携帯端末10
によるキー・テンポ調整要求時に、カラオケデータより
もデータ量が小さな部分データが、サーバ20から携帯
端末10にダウンロードされる。従って、通信経路(無
線パケット網1)におけるデータ伝送量を削減すること
が可能となる。
【0123】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態における構成および動作は、特記しない限り、
第1の実施形態における構成および動作と同様であると
する。
【0124】図16は、本発明の第2の実施形態におけ
る音声認識装置30の構成を示す図である。以下、図1
6を用いて、本実施形態における音声認識装置30の構
成および動作について説明する。
【0125】第1の実施形態では、音声認識装置30に
おけるデータ比較部35は、カラオケ曲とユーザの歌唱
との間におけるキーおよびテンポの差分を示すデータを
算出し、サーバ20に送信していた。本実施形態では、
図16に示されているように、音声認識装置30は、第
1の実施形態における構成に加え、声域データ検出部3
6をさらに有する。
【0126】声域データ検出部36は、ユーザの歌唱に
基づく音声データから、ユーザの歌唱可能な最も高い音
および最も低い音を示す情報(以下、声域データ)を検
出する。送受信部32は、検出された声域データを、差
分データ、および差分データに係る携帯端末と部分デー
タを特定するための情報とともに、サーバ20に送信す
る。
【0127】図17は、本発明の第2の実施形態におけ
るサーバ20の構成を示す図である。以下、図17を用
いて、本実施形態におけるサーバ20の構成および動作
について説明する。
【0128】本実施形態では、図17に示されているよ
うに、サーバ20は、第1の実施形態における構成に加
え、声域データ照合部27をさらに有する。
【0129】ユーザ情報格納部24は、送受信部23に
より受信された声域データを、該当するユーザに対応づ
けて格納する。また、カラオケデータ格納部23には、
第1の実施形態と同様に、カラオケ曲における最も高い
音および最も低い音を示す情報(以下、音域データ)
が、カラオケデータごとに格納されている。
【0130】ここで、サーバ20が、携帯端末10か
ら、ユーザの声域に合ったカラオケ曲の検索要求を受信
したとして、以下、サーバ20による動作について説明
する。
【0131】制御部21が携帯端末10からの検索要求
を認識すると、声域データ照合部27は、ユーザ情報格
納部24から携帯端末10のユーザに係る声域データを
抽出する。次に、声域データ照合部27は、抽出した声
域データと各カラオケ曲の音域データとを比較し、各音
域データにより示されるカラオケ曲を歌唱するために必
要な音域が、声域データにより示されるユーザの声域内
に含まれるか否かを判断する。
【0132】各音域データにより示されるカラオケ曲を
歌唱するために必要な音域が、声域データにより示され
るユーザの声域外に存在すると判断された場合、声域デ
ータ照合部27は、ユーザが当該カラオケ曲を歌唱する
ことが困難であると判断する。
【0133】各音域データにより示されるカラオケ曲を
歌唱するために必要な音域が、声域データにより示され
るユーザの声域内に含まれると判断された場合、声域デ
ータ照合部27は、ユーザが当該カラオケ曲を歌唱可能
であると判断する。送受信部22は、歌唱可能であると
判断されたカラオケ曲に係る情報を携帯端末10に提供
する。
【0134】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、音声認識装置30は、キー・テンポ調整時に、携帯
端末10から出力された音声データに基づいて、ユーザ
の声域を示すデータを算出する。従って、携帯端末10
が、ユーザの声域に合ったカラオケ曲のダウンロードを
サーバ20に要求した場合、携帯端末10は、改めてユ
ーザの声域に係るデータを送信することなく、容易にユ
ーザの声域に沿ったカラオケデータを受け取ることが可
能となる。
【0135】また、携帯端末10は、サーバ20および
音声認識装置30と通信を行う処理と、カラオケデータ
を格納する処理と、カラオケデータを再生する処理と、
データを表示する処理と、音声を入力/出力する処理
と、を行う。
【0136】また、サーバ20は、部分データと音声デ
ータとの間の差分データを受信する処理と、差分データ
に基づいて、調整要求されたカラオケ曲を再生するため
のカラオケデータにおけるキーおよびテンポを調整する
処理と、調整されたカラオケデータを、携帯端末10に
送信する処理と、1つ以上のカラオケデータを格納する
処理と、抽出したカラオケデータに基づく部分データを
作成する処理と、部分データを、携帯端末10および音
声認識装置30に送信する処理と、携帯端末10の電話
番号情報を検出する処理と、検出した携帯端末10の電
話番号情報を部分データに対応づけて音声認識装置30
に送信する処理と、キーおよびテンポ調整されたカラオ
ケデータを、検出した電話番号情報に対応づけて格納す
る処理と、を行う。
【0137】また、音声認識装置30は、部分データを
受信する処理と、カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザ
の歌唱による音声情報を受信する処理と、受信した音声
情報を部分データと同様のデータ形式である音声データ
に変換する処理と、受信した部分データと音声データの
差分を示すデータを算出する処理と、差分データをカラ
オケ配信サーバに送信する処理と、カラオケ配信サーバ
から、所定の電話番号を示す情報を部分データに対応づ
けて受信する処理と、携帯端末10の電話番号を検出す
る処理と、を行う。
【0138】上記の処理は、携帯端末10、サーバ2
0、あるいは音声認識装置30が有するコンピュータプ
ログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光
ディスクあるいは磁気ディスク等の記録媒体に記録さ
れ、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよい
し、所定のネットワークを介して接続されている外部機
器からロードされるようにしてもよい。
【0139】なお、上記の実施形態は本発明の好適な実
施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変形して実施することが可能となる。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザは、カラオケ配信サーバから携帯端末装置に送信
されたカラオケ曲の一部分に沿って歌唱する。従って、
ユーザにとって最適なキーおよびテンポに調整されたカ
ラオケデータを携帯端末装置に容易にダウンロードする
ことが可能となる。
【0141】また、本発明によれば、調整されたキー・
テンポ情報は、カラオケ配信サーバに格納される。従っ
て、以前にキー・テンポ調整したカラオケ曲を携帯端末
装置にダウンロードする場合、再度キー・テンポ調整を
行う作業を省くことが可能となる。
【0142】また、本発明によれば、携帯端末装置によ
るキー・テンポ調整要求時に、カラオケデータよりもデ
ータ量が小さな部分データが、カラオケ配信サーバから
携帯端末装置にダウンロードされる。従って、通信経路
におけるデータ伝送量を削減することが可能となる。
【0143】以上説明したように、本発明によれば、音
声認識装置は、キー・テンポ調整時に、携帯端末装置か
ら出力された音声データに基づいて、ユーザの声域を示
すデータを算出する。従って、携帯端末装置が、ユーザ
の声域に合ったカラオケ曲のダウンロードをカラオケ配
信サーバに要求した場合、携帯端末装置は、改めてユー
ザの声域に係るデータを送信することなく、容易にユー
ザの声域に沿ったカラオケデータを受け取ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるカラオケ配信
システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における携帯端末の構
成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるサーバの構成
を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における音声認識装置
の構成を示す図である。
【図5】(a)は、本発明の第1の実施形態における音
の高さとカラオケデータにおける符号との対応を示す図
であり、(b)は、本発明の第1の実施形態における音
符とカラオケデータにおける符号との対応を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるデータ比較部
による差分データの算出を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるサーバによる
カラオケ曲のキー・テンポ調整動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態における音声認識装置
によるカラオケ曲のキー・テンポ調整動作の流れを示す
フローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるサーバによる
カラオケデータ配信動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第1の実施形態におけるユーザ情報
格納部に格納されているユーザ情報を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態における表示部によ
る表示画面の遷移を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施形態におけるユーザ情報
登録画面を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施形態におけるカラオケ曲
選択画面を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施形態における部分データ
再生画面を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施形態におけるカラオケデ
ータ再生画面を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態における音声認識装
置の構成を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態におけるサーバの構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 無線パケット網 2 無線音声網 3 ネットワーク 10 携帯端末 11、21、31 制御部 12、22、32 送受信部 13、33 データ格納部 14 表示部 15 操作部 16 音声入力部 17 音声出力部 20 サーバ 23 カラオケデータ格納部 24 ユーザ情報格納部 25 カラオケデータ抽出部 26 カラオケデータ調整部 27 声域データ照合部 30 音声認識装置 34 音声格納部 35 データ比較部 36 声域データ検出部 40 ユーザ情報登録画面 41 ユーザ情報登録欄 42 登録キー 50 カラオケ曲選択画面 51 カラオケ曲一覧 52 ダウンロードキー 53、63 キー・テンポ調整キー 60 部分データ再生画面 61、71 カラオケ文字情報 62、73 歌詞情報 70 カラオケデータ再生画面 72 キー・テンポ情報
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 321A 311 331B 321 341B 331 G10L 3/00 551A 341 551G 531N (72)発明者 藤戸 靖久 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5D015 AA06 KK02 5D108 BD03 BD04 BE03 BF06 BG06 5K048 AA05 BA02 BA13 CA02 DA02 DB01 DC01 EB02 HA01 HA02 HA23 5K101 KK11 LL12 MM07 NN02 NN14 NN21 SS07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して携帯端末装置と通
    信可能であり、前記携帯端末装置にカラオケ曲を配信す
    るカラオケ配信サーバと接続された音声認識装置であっ
    て、 前記携帯端末装置から受信した前記カラオケ曲に沿った
    ユーザの歌唱に基づく音声データと、前記カラオケ配信
    サーバから受信した前記カラオケ曲を示すデータと、を
    比較し、前記ユーザの歌唱と前記カラオケ曲との間にお
    けるキーおよびテンポの差分を示すデータを算出するこ
    とを特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して携帯端末装置と通
    信可能であり、前記携帯端末装置にカラオケ曲を配信す
    るカラオケ配信サーバと接続された音声認識装置であっ
    て、 前記カラオケ配信サーバから前記カラオケ曲の所定部分
    を示す部分データを受信する部分データ受信手段と、 前記携帯端末装置から、前記カラオケ曲の所定部分に沿
    ったユーザの歌唱による音声情報を受信する音声情報受
    信手段と、 前記音声情報受信手段により受信された音声情報を、前
    記部分データと同様のデータ形式である音声データに変
    換する音声情報変換手段と、 前記部分データ受信手段により受信された部分データと
    前記音声情報変換手段により変換された音声データとの
    差分を示すデータを算出する差分算出手段と、 前記差分算出手段により算出された差分データを前記カ
    ラオケ配信サーバに送信する差分データ送信手段を有す
    ることを特徴とする音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記差分算出手段は、 前記部分データと前記音声データとを比較し、前記受信
    された部分データに基づくカラオケ曲と前記音声データ
    に基づく前記ユーザの歌唱による音声との間におけるキ
    ーおよびテンポの差分を示すデータを算出することを特
    徴とする請求項2記載の音声認識装置。
  4. 【請求項4】 前記カラオケ配信サーバから、所定の電
    話番号を示す情報を、前記部分データ受信手段により受
    信した部分データに対応づけて受信する電話番号受信手
    段と、 前記音声情報受信手段により、前記携帯端末装置から音
    声情報を受信する際、前記携帯端末装置の電話番号を検
    出する電話番号検出手段と、を有し、 前記差分算出手段は、 前記電話番号検出手段により検出された電話番号と前記
    電話番号受信手段により受信された電話番号とが一致し
    た場合、前記受信された電話番号に対応する部分データ
    と前記音声データとを比較し、前記ユーザの歌唱と前記
    カラオケ曲との間におけるキーおよびテンポの差分を示
    すデータを算出することを特徴とする請求項2または3
    記載の音声認識装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して携帯端末装置と通
    信可能であり、前記携帯端末装置から送信された音声の
    認識を行う音声認識装置と接続されたカラオケ配信サー
    バであって、 前記携帯端末装置から所定のカラオケ曲の配信要求を受
    信した場合、前記携帯端末装置から前記音声認識装置へ
    送信された、前記カラオケ曲に沿ったユーザの歌唱によ
    る音声データに基づいて、前記配信要求されたカラオケ
    曲のキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオケ曲
    を示すデータを前記携帯端末装置に送信することを特徴
    とするカラオケ配信サーバ。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して携帯端末装置と通
    信可能であり、前記携帯端末装置から送信された音声の
    認識を行う音声認識装置と接続されたカラオケ配信サー
    バであって、 前記携帯端末装置から所定のカラオケ曲の配信要求を受
    信した場合、前記カラオケ曲を示すデータと前記カラオ
    ケ曲に沿ったユーザの歌唱による音声データとの差分を
    示すデータを、前記音声認識装置から受信し、該受信し
    た差分データに基づいて、前記配信要求されたカラオケ
    曲のキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオケ曲
    を示すデータを前記携帯端末装置に送信することを特徴
    とするカラオケ配信サーバ。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して携帯端末装置と通
    信可能であり、前記携帯端末装置から送信された音声の
    認識を行う音声認識装置と接続されたカラオケ配信サー
    バであって、 前記携帯端末装置によりキーおよびテンポ調整が要求さ
    れたカラオケ曲の所定部分を再生するための部分データ
    と、該部分データに沿ったユーザの歌唱による前記携帯
    端末装置から出力された音声に基づく音声データと、の
    間の差分データを、前記音声認識装置から受信する差分
    データ受信手段と、 前記差分データ受信手段により受信された差分データに
    基づいて、前記調整要求されたカラオケ曲を再生するた
    めのカラオケデータにおけるキーおよびテンポを調整す
    るキー・テンポ調整手段と、 前記キー・テンポ調整手段により調整されたカラオケデ
    ータを、前記携帯端末装置に送信するカラオケデータ送
    信手段と、 を有することを特徴とするカラオケ配信サーバ。
  8. 【請求項8】 前記差分データ受信手段は、 前記カラオケ曲の所定部分と前記ユーザの歌唱による音
    声との間におけるキーおよびテンポの差分を示す差分デ
    ータを、前記音声認識装置から受信することを特徴とす
    る請求項7記載のカラオケ配信サーバ。
  9. 【請求項9】 1つ以上の前記カラオケデータを格納す
    るカラオケデータ格納手段と、 前記携帯端末装置から、所定のカラオケデータにおける
    キーおよびテンポ調整要求を受信した場合、該調整要求
    されたカラオケデータを、前記カラオケデータ格納部か
    ら抽出し、該抽出したカラオケデータに基づく前記部分
    データを作成する部分データ作成手段と、 前記部分データ作成手段により作成された部分データ
    を、前記携帯端末装置および前記音声認識装置に送信す
    る部分データ送信手段と、 を有することを特徴とする請求項7または8記載のカラ
    オケ配信サーバ。
  10. 【請求項10】 前記携帯端末装置から、前記所定のカ
    ラオケ曲のキーおよびテンポ調整要求を受信した際、前
    記携帯端末装置の電話番号情報を検出する端末番号検出
    手段と、 前記端末番号検出手段により検出された携帯端末装置の
    電話番号情報を、前記部分データ送信手段により送信さ
    れる部分データに対応づけて前記音声認識装置に送信す
    る電話番号情報送信手段と、 を有することを特徴とする請求項9記載のカラオケ配信
    サーバ。
  11. 【請求項11】 前記キー・テンポ調整手段によりキー
    およびテンポ調整されたカラオケデータを、前記端末番
    号検出手段により検出された電話番号情報に対応づけて
    格納する調整データ格納手段を有し、 前記カラオケデータ送信手段は、 前記携帯端末装置から、所定のカラオケデータ送信要求
    を受信すると、前記携帯端末装置の電話番号情報を検出
    し、該検出した電話番号情報に対応づけられた前記送信
    要求されたカラオケデータが、前記調整データ格納手段
    により格納されている場合、前記調整データ格納手段に
    より格納されているキーおよびテンポ調整後のカラオケ
    データを前記携帯端末装置に送信することを特徴とする
    請求項10記載のカラオケ配信サーバ。
  12. 【請求項12】 携帯端末装置と、ネットワークを介し
    て前記携帯端末装置と通信可能であるカラオケ配信サー
    バと、前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可
    能であり、前記カラオケ配信サーバと接続されている音
    声認識装置と、を有するカラオケ配信システムであっ
    て、 前記音声認識装置は、 前記携帯端末装置によりキーおよびテンポ調整を要求さ
    れたカラオケ曲の所定部分を示す部分データを、前記カ
    ラオケ配信サーバから受信し、前記携帯端末装置から前
    記カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による音
    声を受信し、該受信した音声に基づく音声データと前記
    部分データとを比較して前記受信した音声と前記カラオ
    ケ曲の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を示す
    差分データを算出し、 前記カラオケ配信サーバは、 前記音声認識装置により算出された差分データに基づい
    て前記調整要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータ
    におけるキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオ
    ケデータを前記携帯端末装置に送信することを特徴とす
    るカラオケ配信システム。
  13. 【請求項13】 携帯端末装置と、ネットワークを介し
    て前記携帯端末装置と通信可能であるカラオケ配信サー
    バと、前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可
    能であり、前記カラオケ配信サーバと接続されている音
    声認識装置と、を用いたカラオケ配信方法であって、 前記カラオケ配信サーバは、 前記携帯端末装置から所定のカラオケ曲におけるキーお
    よびテンポ調整を要求された場合、前記携帯端末装置か
    ら前記音声認識装置へ送信された、前記カラオケ曲の所
    定部分に沿ったユーザの歌唱による音声に基づいて、前
    記カラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキーおよび
    テンポを調整し、該調整したカラオケデータを前記携帯
    端末装置に送信することを特徴とするカラオケ配信方
    法。
  14. 【請求項14】 携帯端末装置と、ネットワークを介し
    て前記携帯端末装置と通信可能であるカラオケ配信サー
    バと、前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可
    能であり、前記カラオケ配信サーバと接続されている音
    声認識装置と、を用いたカラオケ配信方法であって、 前記音声認識装置は、 前記携帯端末装置によりキーおよびテンポ調整を要求さ
    れたカラオケ曲の所定部分を示す部分データを、前記カ
    ラオケ配信サーバから受信し、前記携帯端末装置から前
    記カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による音
    声を受信し、該受信した音声に基づく音声データと前記
    部分データとの間の差分を示す差分データを算出し、 前記カラオケ配信サーバは、 前記音声認識装置により算出された差分データに基づい
    て前記調整要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータ
    におけるキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオ
    ケデータを前記携帯端末装置に送信することを特徴とす
    るカラオケ配信方法。
  15. 【請求項15】 携帯端末装置と、ネットワークを介し
    て前記携帯端末装置と通信可能であるカラオケ配信サー
    バと、前記携帯端末装置とネットワークを介して通信可
    能であり、前記カラオケ配信サーバと接続されている音
    声認識装置と、を用いたカラオケ配信方法であって、 前記音声認識装置は、 前記携帯端末装置によりキーおよびテンポ調整を要求さ
    れたカラオケ曲の所定部分を示す部分データを、前記カ
    ラオケ配信サーバから受信し、前記携帯端末装置から前
    記カラオケ曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による音
    声を受信し、該受信した音声に基づく音声データと前記
    部分データとを比較して前記受信した音声と前記カラオ
    ケ曲の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を示す
    差分データを算出し、 前記カラオケ配信サーバは、 前記音声認識装置により算出された差分データに基づい
    て前記調整要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータ
    におけるキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオ
    ケデータを前記携帯端末装置に送信することを特徴とす
    るカラオケ配信方法。
  16. 【請求項16】 所定のカラオケ曲におけるキーおよび
    テンポ調整を要求された場合、前記カラオケ曲の所定部
    分に沿ったユーザの歌唱による音声に基づいて、前記カ
    ラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキーおよびテン
    ポを調整し、該調整したカラオケデータを送信する処理
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 キーおよびテンポ調整を要求されたカ
    ラオケ曲の所定部分を示す部分データと、前記カラオケ
    曲の所定部分に沿ったユーザの歌唱による音声に基づく
    音声データと、の間の差分を示す差分データを算出し、
    該算出した差分データに基づいて前記調整要求されたカ
    ラオケ曲を示すカラオケデータにおけるキーおよびテン
    ポを調整し、該調整したカラオケデータを送信する処理
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 【請求項18】 キーおよびテンポ調整を要求されたカ
    ラオケ曲の所定部分を示す部分データと前記カラオケ曲
    の所定部分に沿ったユーザの歌唱による音声とを受信
    し、該受信した音声を前記部分データと同様のデータ形
    式である音声データに変換し、前記部分データと前記音
    声データとを比較して前記受信した音声と前記カラオケ
    曲の所定部分との間のキーおよびテンポの差分を示す差
    分データを算出し、該算出した差分データに基づいて前
    記調整要求されたカラオケ曲を示すカラオケデータにお
    けるキーおよびテンポを調整し、該調整したカラオケデ
    ータを送信する処理をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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